JPS62149603A - 植物生長調節剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は植物生長調節剤組成物に関し、更に詳しくは１
，２−ジヒドロピリダジン−３，６−ジオン（以下Ｍ　
Ｈと称する）の」リン塩と補助剤としてアルキル硫酸コ
リン塩を含有する一Ｖ物効果のＩＣれた植物生長調節剤
組成物に関する。

〈従来技術およびその問題点〉 従来、Ｍ　Ｈの塩類はたばこの腋芽防止剤、たまねぎ、
ばれいしょの貯蔵中の萌芽防止剤、あるいは雑草の生長
抑制剤としで広く使用されている。

しかし、Ｍｌの塩類は植物体内への浸透移行性が充分で
なく、必ずしも充分な効果を得ることができなかった。

従って、従来から、低毒性で取扱いが容易であり、当該
浸透移行性がよく、あらゆる自然条件下でその充分な効
果を奏することのできるＭ　ｌ−１１剤の開発が所望さ
れていた。

そこで、本発明者等はこれについて研究を行った結果、
ＭＨのコリン塩に補助剤としてポリＡキシエブレンオレ
イルエーテル及びアルキル硫酸トリエタノールアミンを
添加配合した製剤（ま、低毒性で、しかも植物体葉面か
らのＭｌ−１の吸収が短時間に行われるため効果が増大
し、その結果使用呈を低減でき、また耐雨性も向上して
いることを見出し、既に提案を行った（特開昭５６−１
４５２０３号）。

しかしながら、上記製剤も対象となる植物の品種によっ
ては必・ｆしも満足のゆく抑制率が１ｑられないことが
判った。例えば、葉たばこに関しては、バージニア−１
１５種に対しては９８％以上の腋芽抑制率が得られるが
、ブライトイエロ一種に対しては７０％程度の腋芽抑制
率しか得られない。

また、ばれいしよ、たまねぎ等に対する貯蔵中の萌芽抑
制効果に関してし８０％程度の萌芽抑制効果は得られる
ものの不十分な点が残っていた。また、本原体の新たな
用途としての果樹類の徒長枝伸長抑制効力に関しても７
０％程度の徒長枝伸長抑制は得られるものの不十分な点
が残っていた。

く問題点を解決するための手段〉 そこで、本発明者等は上記欠点のない植物生長調節剤を
得るべく更に鋭意研究した結果、ＭＨの」リン塩に補助
剤として／ルキル硫酸」リン塩を添加配合することによ
り、あらゆる品種に対しても優れた抑制効果のある製剤
が得られることを見出し本発明を完成した。

本発明の植物生長調節剤組成物の主有効成分であるＭＨ
のコリン塩のコリンは広く動植物体内に存在するもので
毒性が少なく、かつ植物に対する親和性が高く、植物体
内への浸透移行性がよい利点を有し、更に」リンはｆ業
的に容易に１９られるので経済的である。

補助剤として使用されるアルキル硫酸コリン塩はアルキ
ル基の炭素数８〜２２のものが好ましい。

Ｍ　）−１コリン塩とアルキルＴｙＭＭコリン塩どの配
合比率（重予比）は１１０．０１〜１／２．好ましくは
１１０．１〜１／１である。

本発明においては、Ｍ　Ｈコリン塩どアルキル硫酸コリ
ン塩を配合することによって極め゛Ｃ顕著な腋芽抑制効
果、萌芽抑制効果、を長枝伸長抑制効果などが得られる
ものであり、／ルヤル硫酸コリン塩の代りに、アルキル
硫酸ナトリウム塩、アルキル硫酸トリエタノールアミン
塩を用いても、また他の陰イオン性界面活性剤や非イオ
ン性界面活性剤を用いてｂ　Ｍ　）−１の効果を本発明
はど顕著に高めることはできない。

本発明の植物生長調節剤組成物は、Ｍ　Ｈｊリン塩とア
ルキル硫酸コリン塩を上記比率で混合するか、水等に溶
解することによって調製される。この場合、メタノール
、エタノール、イソプロパツール等の低級アルコール、
メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソル
ブ、メチルカルピトール、エチルカルピトール、ブチル
カルピトール等のグリコール類の低級アルキルエーテル
等の親水性溶剤：ウレア、グリセリン、ポリエチレング
リコール（分子ｍ１０００まで）、ポリプロピレングリ
コール（分７−１１０００まで）等の低温時のにごり防
止剤；メチルシリコン、アルキルリン酸、脂肪酸等の浦
泡剤：ポリオキシエチレンオレイルエーテル等を添加す
ることもできる。

本発明の組成物は、例えばＭＨ′］リン塩８１塩度１１
度〜５５重邑％の濃厚溶液どしておき、使用時、例えば
簗たばこの場合には３０〜１５０侶（好ましくは６０〜
１５０倍）、たまねぎ、じゃがいも等の萌芽防止の場合
には６０〜２００倍、果樹類の徒長枝伸長抑制等の場合
には３０〜２００倍に水で希釈して散布づるのが好まし
い。

く作用および発明の効果〉 本発明の植物生長調節剤組成物は、従来のＭＨ含有製剤
で十分に効果が奏されなかった植物に対しても十分な生
長調節作用を有し、かつイの効果が極めて速効性である
。

〈実施例〉 次に実施例を挙げて本発明を説明する。

実施例１ ５Ｔｆｆａのワグネルポットで菓たばこ（ブライトイエ
ロー４号）を我培し、摘芯後下記に示す組成物を１株あ
たり５ｄ散布した。１区５連で実施し１４日後に１株あ
たりの腋芽平均重量を測定し、下記の計算式に従って求
めた。イ・の結果を第１表に示す。なお用いたＭＨコリ
ンｊｌｎ　（ＭＨ−Ｃ）原体は、Ｍ　Ｈのコリン塩が５
Ω、８重量％（以下ｔｌｉに％と記す）の水溶液（Ｍ　
ｌ−１として３０．５％）である。

抑制率（％） １株当りの無処理区の４１均腋芽車ｆｉＨａ）実施例２ グリーンハウス内で土耕により生育さけたたまねぎとば
れいしょに本発明組成物を散布しく１００倍希釈液を１
株あたり２０ｍ）、散布３週間後に鱗茎、塊茎を掘り出
し、２３℃の恒温室（湿度６８％）に４か月間貯蔵し、
無処ｙｒＩ侶に対ザる萌芽抑制率を下記の式にて算出し
た。（１区５株にておこなった。）結果を表２に示寸。

萌芽抑制率（％） 以下余白 実施例３ 土耕により生育したひめむかしよもぎ（草丈３６　ｃｍ
　）に本発明組成物を６０倍に希釈し、１株あたり２０
ｍ散布した。その後２，４，８．２４゜９６時間後に地
上部を切除し、３０日後に再生した草丈を測定し下記の
計算式にもとづいて抑制率をらとめた。結果を表３に示
ず。

抑制率（％） 以下余白 実施例４ 本発明組成物を７５倍に希釈し、圃場で健全に生育して
いる５年生の温州みかん樹に、仝面改布（１樹あたり７
５倍希釈液を３Ｊ２）をおこなった。

（６月８日に散布処理）４０日後に新梢抑制効果と新葉
の薬害を観察した。抑制効果は無処理区に対する抑制百
分率で表わした。結果を表４に示ず。

新梢抑制百分率（％） 以下余白 手続補正書（自発） 昭和６１年　２月　１０日 １、　事件の表示 昭和６０年　特　　許　顎第２９６１２９号２、発明の
名称 植物生長調節剤組成物 ３、　補正をする者 事件との関係　　　出願人 住　　所 名　称　（０９１）花王株式会社 名　称　日本ヒドラゾン工業株式会社 ４、代理人 住　　所　　同　　　　　上　　　　　　　　　　　　
−一−１氏　名　（７７５６）弁理士　高　野　登志雄
　　−：住　所　同　　　　上　　　　　　　　　　　
、−ニー−」氏名　（８６３２）趨士小野信夫、゛ ６、　補正の対象 明ａ書の「発明の詳細な説明」の欄 ７、補正の内容 （１）　　明細書第４頁、第７御８ ｒｌｌｏ．０５〜１／１」と訂正する。

（２）　　同第１０頁、表２中．ｒｘ１ｏｏ時のラウリ
ル硫酸コリン塩の濃度鏝」の欄を下記の通り訂正する。

「

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、１，２−ジヒドロピリダジン−３，６−ジオンのコ
   リン塩と補助剤としてのアルキル硫酸コリン塩を必須成
   分として含有することを特徴とする植物生長調節剤組成
   物。 ２、アルキル硫酸コリン塩のアルキル基の炭素数が８〜
   ２２である特許請求の範囲第１項記載の植物生長調節剤
   組成物。