JPS6365042B2 - - Google Patents

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JPS6365042B2
JPS6365042B2 JP29612985A JP29612985A JPS6365042B2 JP S6365042 B2 JPS6365042 B2 JP S6365042B2 JP 29612985 A JP29612985 A JP 29612985A JP 29612985 A JP29612985 A JP 29612985A JP S6365042 B2 JPS6365042 B2 JP S6365042B2
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JP
Japan
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choline
plant
choline salt
present
salt
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JP29612985A
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JPS62149603A (ja
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野> 本発明は植物生長調節剤組成物に関し、更に詳
しくは1,2−ジヒドロピリタジン−3,6−ジ
オン(以下MHと称する)のコリン塩と補助剤と
してアルキル硫酸コリン塩を含有する生物効果の
優れた植物生長調節剤組成物に関する。 <従来技術およびその問題点> 従来、MHの塩類はたばこの腋芽防止剤、たま
ねぎ、ばれいしよの貯蔵中の萌芽防止剤、あるい
は雑草の生長抑制剤として広く使用されている。
しかし、MHの塩類は植物体内への浸透移行性が
充分でなく、必ずしも充分な効果を得ることがで
きなかつた。 従つて、従来から、低毒性で取扱いが容易であ
り、当該浸透移行性がよく、あらゆる自然条件下
でその充分な効果を奏することのできるMH製剤
の開発が所望されていた。 そこで、本発明者等はこれについて研究を行つ
た結果、MHのコリン塩に補助剤としてポリオキ
シエチレンオレイルエーテル及びアルキル硫酸ト
リエタノールアミンを添加配合した製剤は、低毒
性でしかも植物体葉面からのMHの吸収が短時間
に行われるため効果が増大し、その結果使用量を
低減でき、また耐雨性も向上していることを見出
し、既に提案を行つた(特開昭56−145203号)。 しかしながら、上記製剤も対象となる植物の品
種によつては必ずしも満足のゆく抑制率が得られ
ないことが判つた。例えば、葉たばこに関して
は、バージニアー115種に対しては98%以上の腋
芽抑制率が得られるが、ブライトイエロー種に対
しては70%程度の腋芽抑制率しか得られない。ま
た、ばれいしよ、たまねぎ等に対する貯蔵中の萌
芽抑制効果は得られるものの不十分な点が残つて
いた。また、本原体の新たな用途としての果樹類
の従長枝伸長抑制効力に関しても70%程度の従長
枝伸長抑制は得られるものの不十分な点が残つて
いた。 <問題点を解決するための手段> そこで、本発明者等は上記欠点のない植物生長
調節剤を得るべく更に鋭意研究した結果、MHの
コリン塩に補助剤としてアルキル硫酸コリン塩を
添加配合することにより、あらゆる品種に対して
も優れた抑制効果のある製剤が得られることを見
出し本発明を完成した。 本発明の植物生長調節剤組成物の主有効成分で
あるMHのコリン塩のコリンは広く動植物体内に
存在するもので毒性が少なく、かつ植物に対する
親和性が高く、植物体内への浸透移行性がよい利
点を有し、更にコリンは工業的に容易に得られる
ので経済的である。 補助剤として使用されるアルキル硫酸コリン塩
はアルキル基の炭素数8〜22のものが好ましい。 MHコリン塩とアルキル硫酸コリン塩との配合
比率(重量比)は1/0.01〜1/2、好ましくは
1/0.05〜1/1である。 本発明においては、MHコリン塩とアルキル硫
酸コリン塩を配合することによつて極めて顕著な
腋芽抑制効果、萌芽抑制効果、従長枝伸長抑制効
果などが得られるものであり、アルキル硫酸コリ
ン塩の代りに、アルキル硫酸ナトリウム塩、アル
キル硫酸トリエタノールアミン塩を用いても、ま
た他の陰イオン性界面活性剤や非イオン性界面活
性剤を用いてもMHの効果を本発明ほど顕著に高
めることはできない。 本発明の植物生長調節剤組成物は、MHコリン
塩とアルキル硫酸コリン塩を上記比率で混合する
か、水等に溶解することによつて調製される。こ
の場合、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ール等の低級アルコール、メチルセロソルブ、エ
チルセロソルブ、ブチルセロソルブ、メチルカル
ビトール、エチルカルビトール、ブチルカルビト
ール等のグリコール類の低級アルキルエーテル等
の親水性溶剤;ウレア、グリセリン、ポリエチレ
ングリコール(分子量1000まで)、ポリプロピレ
ングリコール(分子量1000まで)等の低温時のに
ごり防止剤;メチルシリコン、アルキルリン酸、
脂肪酸等の消泡剤;ポリオキシエチレンオレイル
エーテル等を添加することもできる。 本発明の組成物は、例えばMHコリン塩濃度が
30〜55重量%の濃厚溶液としておき、使用時、例
えば葉たばこの場合には30〜150倍(好ましくは
60〜150倍)、たまねぎ、じやがいも等の萌芽防止
の場合には60〜200倍、果樹類の徒長枝伸長抑制
等の場合には30〜200倍に水で希釈して散布する
のが好ましい。 <作用および発明の効果> 本発明の植物生長調節剤組成物は、従来のMH
含有製剤で十分に効果が奏されなかつた植物に対
しても十分な生長調節作用を有し、かつその効果
が極めて速効性である。 <実施例> 次に実施例を挙げて本発明を説明する。 実施例 1 1/500aのワグネルポツトで葉たばこ(ブライ
トイエロー4号)を栽培し、摘芯後下記に示す組
成式物を1株あたり5ml散布した。1区5連で実
施し14日後に1株あたりの腋芽平均重量を測定
し、下記の計算式に従つて求めた。その結果を第
1表に示す。なお用いたMHコリン塩(MH−
C)原体は、MHのコリン塩が58.8重量%(以下
単に%と記す)の水溶液(MHとして30.5%)で
ある。 抑制率(%)=1株当りの無処理区の平均腋芽重量(g)−
1株当りの処理区の平均腋芽重量(g)/1株当りの無処
理区の平均腋芽重量(g)×100
【表】
【表】
【表】 実施例 2 グリーンハウス内で土耕により生育させたたま
ねぎとばれいしよに本発明組成物を散布し(100
倍希釈液を1株あたり20ml)、散布3週間後に鱗
茎、塊茎を掘り出し、23℃の恒温室(湿度68%)
に4か月間貯蔵し、無処理区に対する萌芽抑制率
を下記の式にて算出した。(1区5株にておこな
つた。)結果を表2に示す。 萌芽抑制率(%)=1株当りの無処理区の平均萌芽
数−1株当りの処理区の平均萌芽数/1株当りの無処理
区の平均萌芽数×100
【表】
【表】 実施例 3 土耕により生育したひめむかしよもぎ(草丈36
cm)に本発明組成物を60倍に希釈し、1株あたり
20ml散布した。その後2、4、8、24、96時間後
に地上部を切除し、30日後に再生した草丈を測定
し下記の計算式にもとづいて抑制率をもとめた。
結果を表3に示す。 抑制率(%)=30日後無処理の平均草丈(cm)
−処理再生後の草丈(cm)/30日後無処理の平均草丈(
cm)×100
【表】
【表】 実施例 4 本発明組成物を75倍に希釈し、圃場で健全に生
育している5年生の温州みかん樹に、全面散布
(1樹あたり75倍希釈液を3)をおこなつた。
(6月8日に散布処理)40日後に新梢抑制効果と
新葉の薬害を観察した。抑制効果は無処理区に対
する抑制百分率で表わした。結果を表4に示す。 新梢抑制百分率(%)=無処理区の新梢伸長の長さ(
cm)−処理区の新梢伸長の長さ(cm)/無処理区の新梢
伸長の長さ(cm)×100
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1,2−ジヒドロピリダジン−3,6−ジオ
    ンのコリン塩と補助剤としてのアルキル硫酸コリ
    ン塩を必須成分として含有することを特徴とする
    植物生長調節剤組成物。 2 アルキル硫酸コリン塩のアルキル基の炭素数
    が8〜22である特許請求の範囲第1項記載の植物
    生長調節剤組成物。
JP29612985A 1985-12-25 1985-12-25 植物生長調節剤組成物 Granted JPS62149603A (ja)

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JP29612985A JPS62149603A (ja) 1985-12-25 1985-12-25 植物生長調節剤組成物

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JP29612985A JPS62149603A (ja) 1985-12-25 1985-12-25 植物生長調節剤組成物

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JPS62149603A JPS62149603A (ja) 1987-07-03
JPS6365042B2 true JPS6365042B2 (ja) 1988-12-14

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114747572B (zh) * 2022-04-15 2023-08-01 江苏中烟工业有限责任公司 一种抑芽凝胶、抑芽伏贴及其制备方法和应用

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Publication number Publication date
JPS62149603A (ja) 1987-07-03

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