JPS62148372A - セラミツクス焼結体の製造方法 - Google Patents

セラミツクス焼結体の製造方法

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JPS62148372A
JPS62148372A JP60286164A JP28616485A JPS62148372A JP S62148372 A JPS62148372 A JP S62148372A JP 60286164 A JP60286164 A JP 60286164A JP 28616485 A JP28616485 A JP 28616485A JP S62148372 A JPS62148372 A JP S62148372A
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ceramic sintered
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は窒化珪素を主成分としたセラミックス焼結体の
製造方法の改良に関し、詳しくは、変形の少ない、かつ
、強度の高いセラミックス焼結体を提供するものである
[従来の技術] 焼結助剤として、酸化マグネシウム(以下、マグネシア
という)及び酸化アルミニウム(以下、アルミナという
)を添加し、主原料を窒化珪素としたセラミックス粉末
を成形し、焼結させて得たセラミックス焼結体の表面に
は(白色の)組織的不均質層が形成される事が従来知ら
れている。この不均質層は、多孔質であり、焼結体の強
度を著しく弱める。
このため、前記組成を存するセラミックス粉末を成形焼
結させる方法では、実用に際して、前記白色多孔質層部
分を削り取る等の加工が必要であったり、□肉薄部分を
有する成形体の焼結体を得ようとすると変形が生じやす
いため、特に複雑形状の焼結体を製造する方法としては
不適切であると考えられていた。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、上記事情に鑑みて、案出されたものであり、
前記白色多孔質層部分の厚みを薄くシ、減少させる事に
よって、強度が高(、かつm雑形状物の製造においても
変形の生じないセラミックス焼結体の製造方法を提供す
るものである。
[問題点を解決するための手段〕 本発明に係る製造方法は、窒化珪素(Si 3N4)を
主原料とし、酸化マグネシウム(MgO)及び酸化アル
ミニウム(A1203)を焼結助剤として添加したセラ
ミックス粉末を所定形状に成形したセラミックス成形体
を、酸化イツトリウム(Y2O2)ガスにさらしながら
焼結させる事を特徴とする。
以下、構成要件を説明する。
セラミックス成形体の原料粉末(主原料である窒化珪素
粉末、及びマグネシア及びアルミナからなる粉末)に含
まれる窒化珪素粉末は重石比で、90%以上であり、又
、マグネシア粉末及びアルミニウムは、各々5%以下で
あるように配合、混合する。又、窒化珪素粉末の平均粒
径は、2μm(以下、単にμという)以下とし、マグネ
シア粉末、アルミナ0末は、1μ以下とするとよい。な
お、窒化珪素粉末と焼結助剤粉末は可能な限り均一に混
合されている事が望ましい。このために、例えば窒化珪
素粉末と焼結助剤粉末をボールミルその他の公知の適当
な方法で十分に混合する。
この原料粉末よりセラミックス成形体を製造する工程は
、従来のセラミックス成形体の製造工程をそのまま使用
することができる。例えば複雑な形状のセラミックス成
形体とするためには、セラミックス射出成形法を利用す
ることができる。セラミックス射出成形法は原料粉末に
バインダーである樹脂を混合し、一定の混線物を形成し
た後、通常のプラスチックスの射出成形と同様の方法で
射出成形し、その成形体を加熱して樹脂を除去し、セラ
ミックス成形体とするものである。また、金型に原料粉
末を入れ、プレス等で圧縮して圧密化されたセラミック
ス成形体を製造することもできる。
焼結工程での加熱方法等も従来のセラミックス焼結体の
製造方法の焼結工程を採用することができる。すなわち
、上記のセラミックス成形体を窒素ガス等、非酸化性雰
囲気下で1650〜1850℃で、1〜4時間加熱し、
窒化珪素焼結体とするものである。
本発明の特徴は、セラミックス成形体をイツトリアガス
にさらしながら焼結させる点にある。イツトリアガスに
さらす事によって、セラミックス成形体表面のく白色)
多孔質層の部分の厚みは、薄く、減少して形成される。
[発明の作用及び効果1 本発明においては、窒化珪素を主原料とし、マグネシア
、アルミナを焼結助剤として添加したセラミックス粉末
を成形した後、イツトリアガスにざらしながら焼結させ
るものである。
イツトリアガスは、前記セラミックス成形体を焼結させ
る際に表面に形成される白色多孔質層部分を緻密化させ
、該部分を減少させる。
従って、該白色多孔質層の存在による曲げ強度の減少及
び肉薄部分の変形を防止する事ができ、特に複雑形状物
の製造に際して有効である。
又、本発明によれば、イツトリアガスをセラミックス成
形体表面にさらすため、あらかじめ焼結助剤としてイツ
トリアを含ませる場合に比較し、より簡易に所定の効果
を達成する事ができる。即ち、窒化珪素を主原料とし、
マグネシア及びアルミナを焼結助剤として添加したセラ
ミックス焼結体の変型の防止、曲げ強度を向上させるた
めには、該セラミックス成形体の表面にイツトリアガス
をさらすことにより、十分達成できる。しかも、セラミ
ックス焼成体を焼成する際に、イツトリア粉末を焼成炉
に配置する方法は、イツトリアを焼結助剤としてあらか
じめ含ませる方法に比較し、より簡易である。又、イツ
トリア粉末の通を調整することにより、セラミックス焼
結体の表面層の強度を制御することは容易である。さら
に、イツトリア粉末のmを調Wすることで、セラミック
ス焼結体面から内部にわたって強度勾配を設ける事がで
きる。
[実施例] (第1実施例) (1)変形テスト 窒化珪素粉末として平均粒径1.4μの窒化珪素粉末(
商品名5N9S、電気化学工業株式会社製)96wt%
と、焼結助剤として、平均粒径0゜015μのマグネシ
ア粉末(商品名#100、宇部興産株式会社り1wt%
及び平均粒径0.02μのアルミナ粉末(岩谷化学株式
会社、Bタイプ)3wt%を入手又は調整した。これら
の粉末を試薬特級のエタノールを用いて、96時間ボー
ルミルで混合して原料粉末を得た。前記原料粉末に対し
て18wt%の射出成形用有機バインダーを加えて混練
し、ガスタービンエンジン部品の羽根車(ラジアル形タ
ービンホイール)の形状に射出成形して、予備成形体を
得た。この予備成形体を窒素ガス雰囲気下で昇温速度3
℃/時で室温から500℃まで加熱して、有機バインダ
ーを脱脂してセラミックス成形体を得た。第1図は、こ
のセラミックス成形体を焼成する焼成炉(第1焼成炉)
の概略を示す縦断面図である。該焼成炉は、黒鉛材製の
炉室3と、図示しない加熱装置、及び炉室3内の圧力を
設定するとともに窒素ガスを送る図示しない吸排気系を
有している。又、炉室3の内には、タービンホイールの
成形体1を複数置くことができる棚5と、イツトリア粉
末6が炉室3底部に炉室容積当り、0.29/又配置さ
れている。この焼成炉において、タービンホイール1を
、9.5気圧、窒素ガス雰囲気で、1760℃で4時間
焼成した。
(第2実施例) 第2実施例においては、第1実施例の棚5を取りはずし
、第1実施例と同じタービンホイール成形体1を、窒化
ホウ素(BN)(以下、窒化ボロンという)粉末85w
t%とイツトリア粉末15wt%とからなる混合粉末に
埋設して、第1実施例と同様の条件で焼成した。
(第1比較例) 第1比較例においては、焼成炉の炉室3内にイツトリア
粉末を配置せず、その他は、全て第1実施例と同様にし
て焼成して第1比較例のタービンホイールを(すた。
(評1ife) 第1、第2実施例及び第1比較例によって得た焼結体に
ついて相対嵩密度(理論密度に対する%丁りで示す)を
測定した。又、変形度(焼成前と焼成後のタービンホイ
ールの変形の程度)を次の基準により測定した。第2図
はタービンホイールの変形度を測定する模式図である。
第2図(4)は、焼成前のセラミックス成形体を示し、
第2図(b)は、焼成後のセラミックス焼結体を示す。
第1表 第2図に示すように、焼成前のタービンホイールの翼2
を基準として、基準線から翼2が下垂した角度(0)に
よって変形度を測定した。結果を第1表に示す。表より
明らかなように、実施例に係るタービンホイールには、
測定し得る変形は認められなかった。これは、イツトリ
アガスが有効に作用して、成形体の表面から吸収されて
いる事によると考えられる。
(2)曲げ強度テスト (第3実施例) 第3実施例では、第1実施例と同じ原料粉末を用いて、
圧力200 KG /cm2で予備成形し、最終的に3
 ton /C11l’で静水圧成形して5X4X45
1111の角棒状のセラミックス成形体を成形した。
第3図は、このセラミックス成形体を焼成する焼成炉(
第2焼成炉)の概略を示す縦断面図である。
第1実施例の第1焼成炉と異なる点は、炉内構造のみで
ある。この第2焼成炉内に窒化珪素製容器9を設置し、
前記角棒状のセラミックス成形体7を200本収納し、
蓋10をした。又、蓋10のない容a9に、イツトリア
粉末10gを入れ、第1実施例と同様の条件で焼成した
(第4実施例) 第4図は、第4実施例に係る焼成炉の概略を示す縦断面
図である。即ち、第4実施例においては、第3実施例か
ら窒化珪素製容器9を取り除き、窒化ボロン粉末75w
t%とイツトリア粉末25wt%の混合粉末4の中に第
3実施例と同様の角棒状のセラミックス成形体7を埋設
して、第3実施例と同様の条件で焼成した。
(第5実施例) 第5図は、第5実施例に係る焼成炉の概略を示す縦断面
図である。第5実施例においては、角状成形体7は、イ
ツトリア製容器8内に、イツトリア製蓋をして、収納さ
れている。本実施例においては、角状成形体7は、イツ
トリア製容器8を介して加熱され、又、その表面は該容
器及び蓋が加熱される事によって発生するイツトリアガ
スにさらされる。
(第2比較例) 第2比較例においては、イツトリア粉末を一切用いず、
その他は、第3実施例と同様にして前記角棒状成形体7
を焼成して第2比較例に係る焼結体を得た。
(評価) 第3、第4、第5実施例及び第2比較例によって得た焼
結体について、焼成後の焼結体表面の白色多孔質層の厚
さ、及び焼結体表面を1 III研削した前後の室温に
おける3点曲げ強度(J l5−R−1601rファイ
ンセラミックスの曲げ強さ試験方法」による)を測定し
た。尚、測定値は、試第2表 !liY数各1数個15個値である。結果を第2表に示
す。第2表から明らかなように実施例における焼結体表
面の多孔質層の厚みは薄く、焼結体曲げ強度が特に研削
前においても向上している事がわかる。これは、イツト
リアガスが有効に作用して成形体の表面から吸収されて
いるためと考えられる。
従って、イツトリアガスにセラミックス成形体表面をさ
らすことによって、焼成後の表面研削を省いても、高強
度とすることができる。又、イツトリアガスにセラミッ
クス成形体の表面をさらず方法は、イツトリアをあらか
じめセラミックス成形体の焼結助剤として含ませる方法
に比較し、簡易であり、実用に際し充分な効果を(9ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第1実施例においてセラミックス成形体を焼
成する焼成炉の概略を示す縦断面図を示す。第2図は、
タービンホイールの変形度を測定する模式図である。第
3図は、第3実施例においてセラミックス成形体を焼成
する焼成炉の概略を示す縦断面図を示す。第4図は、第
4実施例においてセラミックス成形体を焼成する焼成炉
の概略を示す縦断面図を示す。第5図は、第5実施例に
おいてセラミックス成形体を焼成する焼成炉の概略を示
す縦断面図を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)窒化珪素(Si_3N_4)を主原料とし、酸化
    マグネシウム(MgO)及び酸化アルミニウム(Al_
    2O_3)を焼結助剤として添加したセラミックス粉末
    を所定形状に成形したセラミックス成形体を、酸化イッ
    トリウム(Y_2O_3)ガスにさらしながら焼結させ
    る事を特徴とするセラミックス焼結体の製造方法。
  2. (2)前記特許請求の範囲第1項において、前記酸化イ
    ットリウムガスは、酸化イットリウム粉末をセラミック
    ス成形体とともに焼結炉内に配置して加熱する事により
    発生させる事を特徴とするセラミックス焼結体の製造方
    法。
  3. (3)前記特許請求の範囲第2項において、前記酸化イ
    ットリウム粉末には、窒化ホウ素(BN)粉末を混合す
    る事を特徴とするセラミックス焼結体の製造方法。
  4. (4)前記特許請求の範囲第2項において、前記セラミ
    ックス成形体を前記酸化イットリウム粉末に埋設する事
    を特徴とするセラミックス焼結体の製造方法。
  5. (5)前記特許請求の範囲1項において、前記セラミッ
    クス焼結体はタービンホイールであるセラミックス焼結
    体の製造方法。
JP60286164A 1985-12-19 1985-12-19 セラミツクス焼結体の製造方法 Granted JPS62148372A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5733498A (en) * 1994-02-28 1998-03-31 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Method for producing silicon nitride reaction-sintered body
US5928601A (en) * 1994-02-28 1999-07-27 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Method for producing silicon nitride reaction sintered body

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US5733498A (en) * 1994-02-28 1998-03-31 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Method for producing silicon nitride reaction-sintered body
US5928601A (en) * 1994-02-28 1999-07-27 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Method for producing silicon nitride reaction sintered body

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