JPS62148263A - 導電性化粧板 - Google Patents

導電性化粧板

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JPS62148263A
JPS62148263A JP60288004A JP28800485A JPS62148263A JP S62148263 A JPS62148263 A JP S62148263A JP 60288004 A JP60288004 A JP 60288004A JP 28800485 A JP28800485 A JP 28800485A JP S62148263 A JPS62148263 A JP S62148263A
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JP
Japan
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paper
decorative board
layer
impregnated
decorative
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JP60288004A
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JPH0478106B2 (ja
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隆夫 近藤
米田 嘉治
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は耐摩耗性及び導電性に優れた熱硬化性樹脂化粧
板に関するものである。
(従来技術〕 熱硬化性樹脂化粧板は、その優れた表面物性と叩冨な色
、柄、表面仕上を生かし、家具分野を中心に広く使用さ
れている。また、最近はコンピューター、産業用ロボッ
ト等の普及に伴い、これら電子機器を収容する部屋の床
表面材としても熱硬化性樹脂化粧板が使われることが多
くなってきた。
このような用途の床表面材としては、特に(1)耐摩耗
性を上げ歩行或いはロボット走行による摩耗に耐えるこ
と、及び(2)導電性を付与し、静電気帯電による電子
機器の誤動作を防ぐことが要求される。
従来、熱硬化性樹脂化粧板の耐摩耗性を向上する方法と
導電性を付与する方法については、それぞれ別個に検討
されてきた。耐摩耗性を向上する方法としては、例えば
特公昭45−33297号公報に「表面樹脂中にシリカ
粉末及び微結晶セルロースを含有する積層体」が、また
特公昭54−1.0985号公報には「上張りシーミル
中にアルミナ粒子を含む積層品」が開示されている。一
方、導電性を付与する方法としては、例えば特開昭5L
−38438号公報の「カーボン繊維を20%以下含む
導電性紙を表面に用いる導電性化粧板」をはじめ、表面
(か1脂中に導電性金属酸化物を混入する方法が、実開
昭59−41535号公報、特開昭60−96452号
公報、特開昭60−116445号公報等に開示されて
いる。
しかし、高度の耐摩耗性及び導電性をともに満足させる
方法については、未だ見出されてあらず、前述のような
電子機器収容室用の床表面材としての要求には対応でき
てないのが瑛状である。
また、従来の導電性付与方法において、カーボン繊維混
抄紙を表面に用いる方法では、カーボン繊維の黒い色が
表面に顕われるため、化粧板としての意匠性を著しく損
なう。さらに導電性金属酸化物を用いる方法では、(1
)粒子状の金属酸化物が相互に接触し、導電回路を形成
するためには、多量の混入が必要となり、コストが非常
に高くなる、(2)金属酸化物を表面樹脂中に均一分散
させるのが難しい、等の理由から現実的方法とはいい難
い。
〔発明の目的〕
本発明者らは、高度の耐摩耗性及び導電性をともに満足
させるべく鋭意研究し、特に化粧板としての意匠性を損
なうことなく導電性を付与する方法について種々検討し
た結果、オーバーレイ層として鉱物粒子を含む紙、布又
は不織布を用い、かつ化粧層の下にカーボン繊維を含有
する紙、布又は不織布を用いる構成を見出し、本発明に
至ったものである。
〔考案の414成) 本発明は、熱硬化性樹脂を塗布又は含浸した紙、布、不
織イ11等を積層して成る化粧板におい”て、(1)鉱
物粒子を含む紙、布又は不織布を使用したオーバーレイ
層を設(プ、(2)繊維長が1〜25μTnのカーボン
繊維を1Td当り10〜100 g含有する紙、イ[の
又は不織布を使用した導電層を化粧層の直下の層を含め
1層以上設けることを特徴とする導電性化粧板である。
本発明の構成を図面により説明する。第1図は本発明に
よる化粧板の構成の1例で、1は鉱物粒子を含む紙、布
又は不織布にメラミン樹脂等の熱硬化性樹脂を塗布又は
含浸して得られるオーバーレイ層、2はメラミン樹脂等
の熱硬化性樹脂を印刷紙又は顔料抄込紙に塗布又は含浸
して得られる化粧層、3はカーボン繊維を主成分とする
紙、布又は不織布にメラミン樹脂、フェノール樹脂等の
熱硬化性樹脂を塗布又は含浸して得られる導電層、4は
フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂をクラフト紙等の基材
に塗イG又は含浸して得られる芯材層を表わす。芯材層
の上に導電層化粧層及びオーバーレイ層を第1図に示す
ように載置し、常法によりステンレス製鋼板の間にはさ
み、加熱、加圧して本発明による導電性化粧板が得られ
る。
なお、導電層は、化粧板の直下の層に少なくとも1層設
(プることか必須であり、必要により2層以上連続して
或いは芯材層中に不連続に設けること−bてきる。
本発明において、オーバーレイ層に含まれる鉱物1′☆
子としては、特に限定しないか、酸化アルミニウムとり
わC−tα−アルミナを主成分とするものが硬度が(Φ
めて高く、また化粧層との色ずれが少なく好適C必る。
化粧仮に高度の耐摩耗性を付与するためには、鉱物粒子
の大きざ及び含有量は重要な特徴であり、平均粒径が5
〜100μ肌、含有量は繊維と鉱物粒子との合計型組に
対して2〜20%が好適である。
本発明において用いられるカーボン繊維としては特に限
定しないが、ポリアクリロニトリル系(PAN系)の炭
素繊維が、繊維長の長いものが得られやすく有利である
。繊維長は1〜25順のものが好適である。1Nnより
短いと繊維と繊維とが接触して導電回路を形成するのが
困難となり、また25#より長いと、繊ホ1Fを均一に
分散させることかむザかしい。
第2図は、導電層に用いるカーボン繊維の含有量と化粧
板の表面抵抗率との関係を示したものである。一般に帯
電防止の目的では、表面抵抗率が10〜109Ωであれ
ばよい、とされており、従ってカーボン繊維の含有量は
単位面積(1平方米)当り10〜1009にすぺぎで必
る。10g/mより少ないと、表面抵抗率は109Ω以
下にはならザ、帯電防止の効果はない。含有量を多くす
るはど化′IJi仮の表面抵抗を小さくすることができ
るが、100g/Td以上含有してもコストが高くなる
だけで、抵抗値はほとんど変わらず実用的でない。カー
ボン繊維は単独で、又はパルプ、ガラス繊維等と混抄さ
れるが、混抄率は50%以上にすることが望ましい。
〔発明の効果) 本発明による化粧板は、(旬オーバーレイ層に鉱物粒子
が含まれているため、床表面材としての耐久性に優れる
。(2)カーボン繊維を含有する導電層が化粧層の印刷
紙又は顔料抄込紙により隠蔽されるため、カーボン繊維
の黒い色が表面に顕われず化粧板としての意匠性を損う
ことがない。
(3)カーボン繊維の含有量により、第2図の如く抵抗
値を所望の値に応じて任意に変えることができる、等の
特長を有するものである。
〔実施例〕
以下実施例により本発明をざらに詳細に説明する。
実施例1 平均粒径が20μ汎のα−アルミナをパルプ繊維との合
計重量に対して12%含有する米坪30g/′rrlの
紙に、常法により得られるメラミン樹脂ワニスを樹脂f
i60%、揮発分7%となるよう含浸、乾燥してオーバ
ーレイ層用含浸紙を得た。また、米坪809/TItの
化粧層用印刷紙にメラミン樹脂ワニスを樹脂組47%、
揮発分6%となるよう含浸、乾燥して化粧層用含浸紙を
得た。ざらに1、繊維長13μTrLのカーボン繊維を
パルプ繊維との合計重量に対し80%混抄してなる米坪
60’j/lriの紙に、常法により得られるフェノー
ル樹脂ワニスを樹脂M50%、揮発分6%となるよう含
浸、乾燥して導電層用含浸紙を得た。別に、米坪190
g/mのクラフト紙にフェノール樹脂ワニスを含浸、乾
燥し、樹脂量30%、揮発分8%とした芯材医用含浸紙
7枚を用意し、この上に導電層用含浸紙、化粧層用含浸
紙、オーバーレイ層用含浸紙の順に載置し、ざらにステ
ンレス鋼製当板を載せて、高圧プレスにて加熱、加圧し
、厚さ1.6mの床表面材用のメラミン樹脂化粧板を得
た。
実施例2 導電層用含浸紙として実施例1と同一のものを2枚用い
るほかは実施例1と同様の構成で加熱、加圧し、厚さ1
.65.のメラミン樹脂化粧板を得た。
比較例1 α−アルミナを含有しない、パルプ繊維のみから成る米
坪30y/mの紙にメラミン樹脂ワニスを含浸、乾燥し
て樹脂量60%、揮発分7%のオーバーレイ層用含浸紙
を得た。その他の含浸紙につしては、実施例1と同一な
ものを用い、実施例1と同様に加熱、加圧して厚ざi、
e、のメラミン樹脂化粧板を得た。
比較例2 導電層用含浸紙を用いないほかは、実施例1と同一の含
浸紙を用い、実施例1と同様に加熱、加圧して厚さ1.
55mのメラミン樹脂化粧板を得た。
比較例3 実施例1と同一の含浸紙を用いるが、導電層用含浸紙を
化粧層含浸紙とオーバーレイ層用含浸紙との間に載置し
、実施例1と同様に加熱、加圧して厚さ1.6酬のメラ
ミン樹脂化粧板を得た。
比較例4 オーバーレイ層用含浸紙を用いないほかは、比較例3と
同様の構成で厚さ1.57.のメラミン樹脂化粧板を得
た。
以上の実施例及び比較例により得られた化粧板の外観及
び特性値は次の通りでおった。
耐摩耗性はJISK6902により、また表面抵抗率は
JISK6911によりそれぞれ試験しlこ 。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の断面図であり、第2図は、導
電層に用いるカーボン繊維の含有量と化粧板の表面抵抗
率との関係を示したものである。 持δ′[出願人   住友ベークライト株式会社第 1
 因 第2図 手続補正、1(−(自′2)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 熱硬化性樹脂を塗布又は含浸した紙、布、不織布等を積
    層して成る化粧板において、 (1)鉱物粒子を含む紙、布又は不織布を使用したオー
    バーレイ層を設け、 (2)繊維長が1〜25μmのカーボン繊維を1m^2
    当り10〜100g含有する紙、布又は不織布を使用し
    た導電層を化粧層の直下の層を含め1層以上設けること
    を特徴とする導電性化粧版。
JP60288004A 1985-12-23 1985-12-23 導電性化粧板 Granted JPS62148263A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60288004A JPS62148263A (ja) 1985-12-23 1985-12-23 導電性化粧板

Applications Claiming Priority (1)

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JP60288004A JPS62148263A (ja) 1985-12-23 1985-12-23 導電性化粧板

Publications (2)

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JPS62148263A true JPS62148263A (ja) 1987-07-02
JPH0478106B2 JPH0478106B2 (ja) 1992-12-10

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ID=17724559

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6480526A (en) * 1987-09-24 1989-03-27 Sumitomo Bakelite Co Thermosetting resin decorative laminate
JP2021020471A (ja) * 2014-10-10 2021-02-18 ザ ディラー コーポレイション 導電材料が埋め込まれた装飾多層表面材、それを用いて作製された固体表面、そのような表面材を作製する方法およびその使用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6480526A (en) * 1987-09-24 1989-03-27 Sumitomo Bakelite Co Thermosetting resin decorative laminate
JP2021020471A (ja) * 2014-10-10 2021-02-18 ザ ディラー コーポレイション 導電材料が埋め込まれた装飾多層表面材、それを用いて作製された固体表面、そのような表面材を作製する方法およびその使用

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JPH0478106B2 (ja) 1992-12-10

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