JPS6214747A - 肉様組織を有する食品の製造法 - Google Patents

肉様組織を有する食品の製造法

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JPS6214747A
JPS6214747A JP15283585A JP15283585A JPS6214747A JP S6214747 A JPS6214747 A JP S6214747A JP 15283585 A JP15283585 A JP 15283585A JP 15283585 A JP15283585 A JP 15283585A JP S6214747 A JPS6214747 A JP S6214747A
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food
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慧 吉橋
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美展 秋山
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山田 雄康
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岩雄 坂内
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はホエー蛋白濃縮物を原料とし、肉様組織を有
する新しい食品の製造法に関するものである。
〔従来の技術〕
牛乳からチーズの製造又はカゼイン製造の際に得られる
ホエーの利用については、従来はそのま\濃縮、又は粉
末化しアイスクリームやキャラメルなどの製菓原料とし
て用いられている。しかし、何らかの形で食品として利
用されているホエーは全体の約60%程度であると云わ
れ、その他のものは廃棄されたり。
飼料とされたりしているのが現状である。なお、近年に
なって膜処理技術やイオン交換技術、ゲルs濾過技術等
の進歩によりホエーを高蛋白質部(ホエー蛋白濃縮物:
 Whey proteinconcentrate 
 以下wpcと称する)として分別し、ペースト状又は
粉末化して製品とし、その特性を生かした新らしい食品
への利用が考えられてきている。すなわち、WPCはホ
エー蛋白質の有する乳化力、起泡力、!a衝力等の特性
を生かし1食品の品質改良あるいは安定化のために利用
されている。しかし、これらは食品加工の中で一添加物
として用いられているのが現状であり、wpcそのもの
を主体とした加工製品と云えるものは、未だその例を見
ていない。
wpcの繊維化についてはJaynes H,O,等の
報告(Jaynes H,0,and T、Asan、
J FoodSci、 41.787(1976) )
がみられる。この方法はWPCにジスルフィド結合開裂
のための化学試薬を添加して溶解し紡糸法によって繊維
状の蛋白質を得る方法が記載されている。しかし、これ
に使用されている試薬は食用不適なものであり、繊維化
も単なる実験室的な報告があるのみである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述したように、ホエーの食品への利用は用途が限られ
未だ量的にも十分ではない。したがって利用されないま
\廃棄されているものもあるのが現状である。
この発明はホエーの蛋白濃縮物(wpc)を用い、風味
上並びに栄養面で優れた肉様組織を有する食品を製造す
る方法を提供することにより、WPCをアイスクリーム
やキャラメルなどの製菓原料として用いる以外に、広く
調理等への利用を図り問題を解決したものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本研究者等は、上記の問題を解決するため種々研究を重
ねた結果、ホエーから得られたホエー蛋白濃縮物をエク
ストルーダーで処理をすることにより、肉様組織を有す
る食品を得ることに成功し、この発明を完成したもので
ある。
すなわち、この発明はホエー蛋白濃縮物(牛乳からチー
ズ製造又はカゼイン製造工程で得られるホエーを膜処理
イオン交換処理。
ゲルS濾過処理などの技術を用いてホエーの蛋白質含量
を高めたもの)に加水し、水分含量を30〜50%、好
ましくは40%前後に調製したものを、エクストルーダ
ーで加熱、加圧し、ダイから押し出すことを特徴とする
肉様組織を有する食品の製造法であって、この発明によ
ればホエー蛋白の有する優れた栄養特性を有し、畜肉あ
るいは魚肉様の食感と組織、外観を備えた肉様組織を有
する食品を得ることができる。
エクストルーダーは1800年代に脱水、搾汁を目的と
して最初に利用され、プラスチックの発明に伴ない成型
加工用として広く用いられ、最近になって食品加工の面
でも使用されるようになってきている。
食品用エクストルーダーは主として粉体原料の加工、特
に膨化、成型を目的として利用されており、例えばスナ
ック食品などの生産に応用されている。
食品用エクストルーダーには一軸型、二軸型などがあり
、この発明ではいずれも使用することができる。
そのうち、二軸型エクストルーダーはその機構上、−軸
型エクストルーダーに比較して高水分系、高粘性系原料
のクツキングに優れた性能を示し、加熱、加圧、混線の
制御も容易に実施できるので、この発明にしたがってホ
エー蛋白濃縮物を処理するのに最も好ましいものである
WPCを粉体フィーダーを用い、エクストルーダーの原
料供給口に定量的に供給し、同時に水分が30〜50%
となるように計算量の水を定量ポンプを用いて送入し、
バレル内において、加熱、加圧、混線のいわゆるエクス
トルージョンクツキングを行ない、ダイを通して、大気
圧下に押し、出させる。この場合、加熱は120〜18
0℃位、滞留時間は80〜160秒位とするのがよい。
なお、ダイとしては、急激な膨化を起さないような構造
のダイを用いるのが好ましい。
ダイから押し出された肉様組織を有するものは適当な長
さに切断し、必要な場合には乾燥して製品とする。ダイ
から押し出されたものは、そのままでも食用に供するこ
とができるが、更に製品の目的に応じて細切りしたり、
成型したりして、加工することができる。
以下実験例を挙げて詳細に説明する。
実験例1 原料のWPCとしては西独から輸入した商蒔名、Mil
act、ea 1−75をmいた。このものは水分5%
以下、脂肪5%、無脂乳固形分90%、蛋白質(ラクト
アルブミン、ラクトグロブリン他)75%以上が成分規
格となっている。
WPCを粉体フィーダーを用いてエクストルーダーの原
料供給口に定量的に供給し、同時にエクストルーダー処
理時の水分が20〜60%となるように計算量の水を定
量ポンプを用いて送入した。エクス1−ルーダ−への供
給量はWPCと加水量を合わせて15Kg/hrと一定
にした。
エクストルーダーの実験機として、クルジ・ロアール社
製Bc−45型の二軸型エクストルーダーを用いたエク
ストルーダーの運転条件は次の第1表の通りである。
第1表 エクストルーダーのダイから押し出されたものを約5c
I11位に切断し、このものシ外観、組織化度0wt維
化変食感、色彩をチェックした。その結果を第2表に示
した。
なお、外観、食感、色彩は官能検査により評価を行ない
1組織化度、繊維化度は次の方法によった。組織化度は
エクストルーダーから押し出された処理物を水戻しした
際に、全く可溶化しないものを@(大変良好)、可溶化
50%以下のものを○(良好)、可溶化50%以上のも
のをΔ(や\不良)、完全に可溶化するものを×(不良
)とした。繊維化度については処理物に何らかの繊維構
造を認められるものをOとし、明らかな繊維構造を示す
ものをO1全く繊維構造を示さないものをXとした。食
感については大変良好なもの◎、良好なもの0、や\不
良のものΔ、不良のもの×で表した。
第2表に示す結果から水分を30〜50%になるように
調製してエクストルージョン処理を行なう時に肉様組織
を有する食品が得られること、そして特に水分を40%
になるように調製した時に極めて魚肉(マグロの缶詰に
みられるような外観、組織)に類似した肉様組織を有す
る食品が得られることが認められる。
そして水分60%を超えるように加水調製してエクスト
ルージョン処理したものはペースト状となって押し出さ
れ、肉様の組織は得られなかった。また、20%未満で
処理を行なったものは、繊維性が失なわれ食感も肉様の
ものとは全く異なっていた。
次にwpcの蛋白質含量が及ぼす組織化への影響を調べ
るため、下記の実験を行なった。
実験例2 原料として実験例1に用いたWPCと同一のものと蛋白
質含量を調整するための北海道農協乳業(株)製造のホ
エーパウダーを用いた。(ホエーパウダーの成分は無脂
乳固形分94.7%、脂肪0.8%、蛋白質12.5%
)エクストルーダーで処理するに先立って上記のWPC
とホエーパウダーを混合し、蛋白質含量30%、40%
、50%、60%の粉体を調製した。
エクストルーダーは実験例1に用いたのと同じクルジ・
ロアール社製BC−45型の二軸型エクストルーダーを
用いた。
蛋白質含量を調製した粉体を、実験例1と同様に粉体フ
ィーダーを用いて原料供給口に定量的に供給し、同時に
処理時の水分含量が40%となるように定量ポンプで加
水を行なった。
エクストルーダーの運転条件は実験例1のN093に準
じて行なった。運転条件は次の第3表の通りである。
第3表 エクストルーダーのダイから押し出されたものを約5c
m位に切断し、実験例1と同様のチックを行なった。
その結果を第4表に示した。
第2表に示す結果から、wpcの蛋白質含量を50%以
上になるように調整して、エクストルージョン処理を行
なう時に、肉様組織を有する食品が得られること、そし
て特に75%(原料wpc単独使用)の時に極めて良好
な魚肉に類似した肉様組織を有する食品が得られること
が認めらる。そして、蛋白質含、!50%未満の原料を
用いてエクストルージョン処理したものは、組織化度、
l1AIl維化度が低くパンくず状を呈し、食感も肉様
のものとはまつたく異なっていた。
〔発明の効果〕
この発明によれば、ホエーの蛋白質濃縮物を原料とし、
風味上、並びに栄養面で優れた人造向として広い用途が
期待される肉様組織を有する食品を連続的に得ることが
できる。
ホエーは栄養面で優れた蛋白質を含みながら、食品への
利用は未だ十分でなく廃棄されているホエーもあり、廃
水処理対策の面でも問題となっている。またwPcも食
品の改良剤、添加剤として使用されているのが現状であ
り、その用途開発が急務とされていた。
この発明は、wPc延いてはホエーの全く新らしい有効
な利用、用途を開発したものである。
〔実施例〕
次にこの発明の実施例を示すが、この発明はこれにより
限定されるものではない。
実施例 市販されているホエー蛋白濃縮物(商品名ラクトアルブ
ミンWPC75、原産国オーストラリア、輸入元三井物
産(株)蛋白質75%以上) 50Kgを用いた。
二軸型エクストルーダーは実験例に用いたのと同じくク
ルジ・ロアール社製BC−45型を用いた。
WPCは粉体フィーダーを用いてエクストルーダーの原
料供給口に定量的(9,5Kg/cm)に供給し、処理
時の水分が40%となるように。
水を5.5Kg/hrの割合で定量ポンプを用いて送入
した。
エクストルーダーの運転条件は前記実験例と同様である
(スクリュー回転数65r、p、m。
バレル温度150°Cダイ寸法3X30mn、ダイ形状
フラット、滞留時間120秒)。
ダイから押し出された肉様組織を有する食品は、5〜7
CI11の長さに切断して、製品約75Kgを得た。こ
の製品は含水率約40%であり、肉様の組織と食感を有
していた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 蛋白質含量50%以上、好ましくは75%以上を含むホ
    エー蛋白濃縮物を、水分含量が30%〜50%好ましく
    は40%前後となるように加水調製し、エクストルーダ
    ーで加熱、加圧し、押し出すことを特徴とした肉様組織
    を有する食品の製造法。
JP15283585A 1985-07-11 1985-07-11 肉様組織を有する食品の製造法 Granted JPS6214747A (ja)

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JP15283585A JPS6214747A (ja) 1985-07-11 1985-07-11 肉様組織を有する食品の製造法

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JPS6214747A true JPS6214747A (ja) 1987-01-23
JPH0529421B2 JPH0529421B2 (ja) 1993-04-30

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63230037A (ja) * 1987-03-19 1988-09-26 Meiji Milk Prod Co Ltd 繊維状肉様組織を有する食品の製造法
JPH03501000A (ja) * 1988-09-02 1991-03-07 イーストマン・コダック・カンパニー 線形プリントヘッド印刷機組立体及びその取付体
JPH0564550A (ja) * 1991-01-25 1993-03-19 Snow Brand Milk Prod Co Ltd ホエー蛋白質含有溶液、それを用いたホエー蛋白質ゲル化物、ホエー蛋白質粉末及び加工食品

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JPH0564550A (ja) * 1991-01-25 1993-03-19 Snow Brand Milk Prod Co Ltd ホエー蛋白質含有溶液、それを用いたホエー蛋白質ゲル化物、ホエー蛋白質粉末及び加工食品

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JPH0529421B2 (ja) 1993-04-30

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