JPS62146032A - 秘話通信装置の雑音抑制回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、有線あるいは無線通信において通話の秘話性
を保持する為のディジタル秘話方式を用いる秘話通信装
置のａ音抑制回路に関する。

（ロ）　従来の技術 有線あるいは無線通信においては、適当な受信装置を使
用すれば、通信の内容が誰にでも傍受され、通話の秘話
性が損われるという問題が本質的にある。この問題を解
決するために音声信号をスクランブル処理して送出し、
第三者に受信されても内容がわからないようにする技術
が従来から用いられている。例えば、電子通信学会誌（
１９８２年８月号）１秘話技術４、電子通信学会誌報（
ＣＳ　８Ｏ−１４９）’秘話方式について」において、
今までに開発、提案された方式が紹介されている。

音声信号をディジタル信号に変換して伝送する通温系に
おいては、符号化した音声信号を非線型フィード・バ・
ツク・シフトレジスタなどを使ってスラクンブルするの
で、秘話強度が高く、秘話をかけた音声は雑音のように
聞こえ、会話が行われているかどうかすられからない、
また秘話コード数（秘話のための組合せ鍵数）を自由に
設定できる。

ディジタルスクランブル方式ではピット単位でスラクン
ブル処理を行なうため、受信側でデ・スラクンブル処理
を行わずに受信した場合や秘話コード（秘話の鍵）が送
信側と異なる場合などは、ＤＡ変換器によって再生した
音声信号レベルは全て不確定で、ＤＡ変換器の最大出力
レベルまでになることもしばしばあり、大音量の雑音に
なる。このため、不必要な電力消費を伴ない、使用者に
不快感や聴覚障害等を与える。

（ハ〉　解決しようとする問題点 ディンタルスクランブル方式による秘話機能を有するデ
ィジタル通信装置において、二者間の通話時などに電力
のみスラクンブル処理を行なったり、或は両者の秘話コ
ードが一致しない場合などに、大音量の雑音が発生して
使用者に不快感を与エタリ、きらには聴覚障害を与える
。本発明はこのような問題を解決＼する手段を提供する
ものである。

（ニ）問題点を解決するための手段 本発明はディジタルスクランブル方式による秘話機能を
有するディジタル通信装置において、スラクンブル処理
された音声信号をデ・スラクンブル処理を施さずに再生
した場合や、送信側と受信側上の秘話コードが異なる状
態で再生された音声信号が、大音量の雑音状態となるの
で、この雑音として再生される信号を検出し、アナログ
音声として再生し、出力される際の音量を抑制するもの
である。尚、正常な音声として再生される信号に対して
は音量を抑制しないようにすることは言うまでもない。

（ホ）作用 ディジタルスクランブル機能を有するディジタル通信装
置において、スラクンブル処理された音声信号を、デ・
スラクンブル処理を施さずに再生した場合や、送信側と
受信側との秘話コードが異なる場合に、再生された音声
の音量を抑制することにより使用者の不快感や聴覚障害
を防ぐことができる。

（へ）　実施例 第１図は本発明のディジタル秘話通信装置の雑音抑制回
路の構成を示すブロック回路図である。

第１図において、（１）は送信側ドライバアンプ、（２
〉は音声信号と制御信号とを合成する多重回路、く３〉
はスラクンブル回路、（４）はＡＤ変換器、（５）は音
声の増幅器、（６）は受信アンプ、（７）は音声信号と
制御信号との分離回路、（８）はデ・スラクンブル回路
、く９）はＤＡ変換器、（１ｏ）は音量抑制回路、（１
１）は受話器等に音声を出力するための増幅器、（１２
）は受信音声信号が正常に再生されない状態を検出する
検出回路、（１３）は制御信号の送受信回路、り１４）
は秘話コード設定用のスイッチ回路、（１５）はディジ
タル通ず３回線、（１６）および（１７）はそれぞれ音
声人力及び音声出力である。

さて、送話器等から入力された音声人力（１６）は、増
幅器（５）で適当なレベルに増幅され、ＡＤ変換器（４
）でディジタル信号に変換される。（４）で符号化され
た音声信号はスラクンブル回路（３）で予めスイッチ回
路（１４）によって設定された秘話コードに基つくスラ
クンブル処理を施された債、多重回路（２）で制御信号
の送受信回路（１３）からの制御信号と多重され、送イ
δアンプ（１）を通してディジタル回線（１５）に送出
される。

一方、受信信号は受信アンプ（６）を通して分離回路（
７）に入力され、音声１８号と制御信号とに分離後、制
御信号は制御信号送受信回路（１３〉に送られる。また
分離された音声信号はデ・スラクンブル回路（８）に入
力され、予めスイッチ回路（１４）で設定された秘話コ
ードに基づいてデ・スラクンブル処理を施された後、Ｄ
Ａ変換器（９）でアナログ信号に変換され、音量抑制回
路（１０）及び増幅器（１１）を通して受話器等に出力
される。デ・スラクンブル回路（８）によってデ・スラ
クンブル処理を施された音声信号（ディジタル信号）は
検出回路（１２）に入力され、ＤＡ直変換後アナログ音
声信号が、秘話コードの違い等によって雑音状になるか
否かを判断され、雑音状の音として再生されると判断さ
れた場合は、音量抑制回路（１０）をコントロールして
音声出力の音量を下げることにより、雑音状の再生音に
よる不快感や聴覚障害を防止する。

第１図の受信音声信号が正常に再生されない状態を検出
する検出回路（１２）の構成は種々前えられうが、その
−例を第２図に示す、第２図の回路は第１図の検出回路
（１２）の具体的回路例であり、デ・スラクンブル後の
音声レベルを蜜視し、所定時間内に成る規定値以上のレ
ベルの音声信号が頻繁に入力された場合フントロール信
号（Ｖｃ）を出力するものである。

第２図において、（１８）はデ・スラクンブル処理後の
ディジタル音声信号（２２）を各７−ド（Ｎビットに量
子化された伝送単位）ごとにそのレベルを検査し、ある
規定値以上（または以Ｔ−’）のレベルの場合にパルス
を出力するレベルコンパレータ、（１９）はコンパレー
タ（１８〉の出力パルスを計数するカウンタ、（２０）
は分周器であり、データクロック等の一定周波数のクロ
ック（２３）を分周して一定周期のパルス（ｆ’　１）
　（ｆ’　２）を発生する。＜２１）はコントロール回
路であり、分周器＜２０）の出力パルスのタイミングで
カウンタ（１９）の計数値を読み込み、該計数値によっ
て音量抑制回路［第１図の（１０）］のコフントロール
信号Ｖｃ）を出力する。

カウンタ（１９）は分周器（２０）の出力パルス（ｆ　
１）で周期的にクリアされ、分周器（２０）で決められ
る所定時間内に、フンパレータ（１８）から出力される
パルスを計数する。すなわち、前記所定時間内に受信さ
れた音声信号のうちある規定値以上のレベルのワード数
（Ｗ）をコントロール回路（２１）に出力する。コント
ロール回路（２１）は分周器（２０）の出力パルス（ｒ
２）によりカウンタ（１９）がクリアされる直前の計数
値（Ｗ）を読み込み、該計数値が一定数以上の場合、音
量の抑制を指示するフントロール信号（Ｖｃ）を出力す
る。

このようにしてデ・スラクンブル後の音声信号のレベル
を監視することにより音声信号が正常に再生できるか否
かを判断し、受話器等への出力の音量を調整する。一般
に音声信号の通信機器においては相当大きな音量の音声
が入力されても伝送途中の増幅器やＡＤ変換器等が飽和
しないように十分なマージンを取っであるため、第２図
の回路が正常な音声入力で誤動作することはほとんどな
い。また誤動作するような音声入力があったとしても、
それは使用者に不快感を与えるはとの大音量の入力であ
るため、本発明により音量を抑制した方が都合がよい。

（ト）　　発明の効果 本発明によれば、ディジタルスクランブル方式による秘
話機能を有するディジタル通ｍ装置において送信側と受
信側との秘話コードの相違等により発生する大音量の雑
音状の音響による使用者の不快感や聴覚障害を防止でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の秘話通話装置の雑音抑制回路の主要部
のブロック回路図、第２図は音声信号の検出回路の具体
的実施例である。 （１）・・・退店ドライバアンプ、（２）・・多重回路
、（３）・・・スラクンブル回路、（４）・・ＡＤ変換
器、（５）・・・音声増幅器、（６）・・受信アンプ、
（７）・・・分離回路、（８〉・・デ・スラクンブル回
路、（９）・・・ＤＡ変換器、（１０）・・音量抑制回
路、（１１）・・・音声増幅器、（１２）・　スクラン
ブル音声検出回路、（１３）・・・制御信号送受信回路
、（１４）・スイッチ、　（１８）・・・レベルコンパ
レーク、（１９）・カウンタ、　（２０）・・・分周回
路、（２１）・　コントロール回路。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）音声信号等をディジタル信号に変換して送受信し
   、ディジタルスクランブルにより複数の秘話コード（秘
   話のための鍵）を設定する秘話機能を有するディジタル
   通信装置において、スラクンブル処理されて送信された
   スラクンブル信号を受信して、該受信信号を所定の秘話
   コードに基づいたデ・スラクンブル処理によって元信号
   に復元するデ・スラクンブル回路と、該デ・スラクンブ
   ル回路によって前記スラクンブル信号が正常に復元して
   いるか否かを判断する信号復元判定手段と、前記デ・ス
   ラクンブル回路の出力側に接続され且つ前記判定手段の
   出力制御信号により制御される音量抑制回路とを備え、
   前記スラクンブル信号が正常に復元していない場合、前
   記音量抑制回路により音声出力を抑制することを特徴と
   する秘話通信装置の雑音抑制回路。
2. （２）復元信号判定手段は受信音声信号のレベルを監視
   し、所定時間内に所定規定値を越えるレベルの信号が受
   信された回数によって前記音量抑制手段を制御する信号
   を出力する特許請求の範囲第１項に記載の秘話通信装置
   の雑音抑制回路。