JPH11187086A - 音声通信機 - Google Patents
音声通信機Info
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- JPH11187086A JPH11187086A JP9352549A JP35254997A JPH11187086A JP H11187086 A JPH11187086 A JP H11187086A JP 9352549 A JP9352549 A JP 9352549A JP 35254997 A JP35254997 A JP 35254997A JP H11187086 A JPH11187086 A JP H11187086A
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- control signal
- input
- noise
- echo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 良好な通話状態を得るために相手側の音声通
信機における操作を会話を中断して依頼しなければなら
ず不便であるという問題を解決し、相手側の音声通信機
における雑音除去器、エコーキャンセラ、マイクアンプ
をリモートから制御することによって、相手に操作を依
頼することなく、通話を円滑に行いながら、良好な再生
音声を得ることができる音声通信機を提供する。 【解決手段】 通話相手側の音声通信機における雑音除
去器1の挿入制御を操作入力し、当該入力に基づく制御
信号を雑音除去制御信号発生器20で発生し、無音状態
の時に多重化器22で時分割多重して送信し、受信側で
当該制御信号に従って制御部6が雑音除去器1の挿入制
御を行う音声通信機である。
信機における操作を会話を中断して依頼しなければなら
ず不便であるという問題を解決し、相手側の音声通信機
における雑音除去器、エコーキャンセラ、マイクアンプ
をリモートから制御することによって、相手に操作を依
頼することなく、通話を円滑に行いながら、良好な再生
音声を得ることができる音声通信機を提供する。 【解決手段】 通話相手側の音声通信機における雑音除
去器1の挿入制御を操作入力し、当該入力に基づく制御
信号を雑音除去制御信号発生器20で発生し、無音状態
の時に多重化器22で時分割多重して送信し、受信側で
当該制御信号に従って制御部6が雑音除去器1の挿入制
御を行う音声通信機である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話等の音声
通信機に係り、特に通話相手の音声通信機における背景
雑音除去及びエコーキャンセル及び送話音量を制御でき
る音声通信機に関する。
通信機に係り、特に通話相手の音声通信機における背景
雑音除去及びエコーキャンセル及び送話音量を制御でき
る音声通信機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的にディジタルの携帯電話機のよう
に、音声符号化器を用いた音声符号化通信では、音声入
力時の背景雑音の重畳によって受信側の復号再生音声が
劣化することがある。特にこれは、背景雑音と音声入力
との間で復号処理の非線形性歪みの発生に起因してい
る。その為、従来の音声通信機では、送信側の音声入力
直後に雑音除去器を設けて、再生音声の劣化を軽減する
方法が有効である。
に、音声符号化器を用いた音声符号化通信では、音声入
力時の背景雑音の重畳によって受信側の復号再生音声が
劣化することがある。特にこれは、背景雑音と音声入力
との間で復号処理の非線形性歪みの発生に起因してい
る。その為、従来の音声通信機では、送信側の音声入力
直後に雑音除去器を設けて、再生音声の劣化を軽減する
方法が有効である。
【0003】ここで、従来の雑音除去器を設けた第1の
音声通信機について、図5を使って説明する。図5は、
従来の雑音除去器を設けた第1の音声通信機の構成ブロ
ック図である。尚、伝送路を介して通話相手となる双方
に図5の構成の音声通信機があって互いに音声の送受信
を行うものとし、送受間の伝送路は有線もしくは無線の
いずれであっても構わない。
音声通信機について、図5を使って説明する。図5は、
従来の雑音除去器を設けた第1の音声通信機の構成ブロ
ック図である。尚、伝送路を介して通話相手となる双方
に図5の構成の音声通信機があって互いに音声の送受信
を行うものとし、送受間の伝送路は有線もしくは無線の
いずれであっても構わない。
【0004】従来の雑音除去器を設けた第1の音声通信
機は、音声信号の雑音を除去する雑音除去器1と、入力
音声を雑音除去器1に通すか否かを切り替えるスイッチ
2と、操作入力に従ってスイッチ2の切り替え制御を行
う制御部6′と、入力音声又は入力音声を雑音除去器1
に通した音声を符号化する音声符号化器3と、符号化さ
れたデータを変調して伝送路に送出し、伝送路から符号
化されたデータを受信して復調する変復調器4と、復調
された符号化データを復号化して再生音声を出力する音
声復号化器5とから構成されている。
機は、音声信号の雑音を除去する雑音除去器1と、入力
音声を雑音除去器1に通すか否かを切り替えるスイッチ
2と、操作入力に従ってスイッチ2の切り替え制御を行
う制御部6′と、入力音声又は入力音声を雑音除去器1
に通した音声を符号化する音声符号化器3と、符号化さ
れたデータを変調して伝送路に送出し、伝送路から符号
化されたデータを受信して復調する変復調器4と、復調
された符号化データを復号化して再生音声を出力する音
声復号化器5とから構成されている。
【0005】ここで、従来の音声通信機のスイッチ2
は、操作部(図示せず)からの操作入力に従って制御部
6′が切り替えるものであり、具体的には、通常スイッ
チ2(実際は2a,2b)はB側に接続されていて、入
力音声は雑音除去器1を通過せずに音声符号化器3に入
力され、利用者が操作部から雑音除去器1の利用(挿
入)を指示すると、制御部6′がスイッチ2をA側に切
り替えて入力音声が雑音除去器1を通過して雑音が除去
されてから音声符号化器3に入力されるようになってい
る。
は、操作部(図示せず)からの操作入力に従って制御部
6′が切り替えるものであり、具体的には、通常スイッ
チ2(実際は2a,2b)はB側に接続されていて、入
力音声は雑音除去器1を通過せずに音声符号化器3に入
力され、利用者が操作部から雑音除去器1の利用(挿
入)を指示すると、制御部6′がスイッチ2をA側に切
り替えて入力音声が雑音除去器1を通過して雑音が除去
されてから音声符号化器3に入力されるようになってい
る。
【0006】また、操作部から雑音除去器1の解除を指
示すると、制御部6′がスイッチ2をB側に切り替えて
戻し、入力音声が雑音除去器1を通過せずに音声符号化
器3に入力されるようになっている。
示すると、制御部6′がスイッチ2をB側に切り替えて
戻し、入力音声が雑音除去器1を通過せずに音声符号化
器3に入力されるようになっている。
【0007】従来の第1の音声通信機の動作は、通常ス
イッチ2がB側に接続されており、雑音除去器1はバイ
パスされて、音声送信側の入力音声が音声符号化器3で
符号化データに符号化され変復調器4で変調されて伝送
路に送出される。そして、受信側の変復調器4で符号化
データが伝送路から受信されて復調され、音声復号化器
5で復号化され、音声出力が得られる。
イッチ2がB側に接続されており、雑音除去器1はバイ
パスされて、音声送信側の入力音声が音声符号化器3で
符号化データに符号化され変復調器4で変調されて伝送
路に送出される。そして、受信側の変復調器4で符号化
データが伝送路から受信されて復調され、音声復号化器
5で復号化され、音声出力が得られる。
【0008】この時、例えば携帯電話機等において、音
声受信側の再生音声に送話側の背景雑音が多く重畳され
て音声品質が悪く聞き取りにくい時、音声受信側の利用
者(Aさん)は、本来の会話を中断して通話相手(Bさ
ん)に雑音除去器を挿入するように依頼し、依頼された
Bさんが自分の携帯電話機の操作部から雑音除去器1の
利用を指示入力すると、制御部6′によってスイッチ2
がA側に切り替えられ、雑音除去器1が挿入されること
になる。
声受信側の再生音声に送話側の背景雑音が多く重畳され
て音声品質が悪く聞き取りにくい時、音声受信側の利用
者(Aさん)は、本来の会話を中断して通話相手(Bさ
ん)に雑音除去器を挿入するように依頼し、依頼された
Bさんが自分の携帯電話機の操作部から雑音除去器1の
利用を指示入力すると、制御部6′によってスイッチ2
がA側に切り替えられ、雑音除去器1が挿入されること
になる。
【0009】その結果、音声送信側(Bさん)の入力音
声が雑音除去器1で雑音除去されてから、音声符号化器
3で符号化され変復調器4で変調されて伝送路に送出さ
れるので、受信側(Aさん)での再生音声の劣化が軽減
される。
声が雑音除去器1で雑音除去されてから、音声符号化器
3で符号化され変復調器4で変調されて伝送路に送出さ
れるので、受信側(Aさん)での再生音声の劣化が軽減
される。
【0010】また、操作部から雑音除去器1の利用解除
の指示が入力されると、制御部6′によってスイッチ2
がB側に切り替えて戻され、雑音除去器1の挿入が解除
されるようになっている。
の指示が入力されると、制御部6′によってスイッチ2
がB側に切り替えて戻され、雑音除去器1の挿入が解除
されるようになっている。
【0011】また、携帯電話機等の音声通信機におけ
る、別の再生音声劣化の要因として、形状的な軽薄短小
化が進んでいるため、スピーカー及びマイクが比較的近
い位置に一体型実装されている場合が多く、それによっ
てスピーカからマイクロフォンへの音響結合が大きく、
エコーが発生する。
る、別の再生音声劣化の要因として、形状的な軽薄短小
化が進んでいるため、スピーカー及びマイクが比較的近
い位置に一体型実装されている場合が多く、それによっ
てスピーカからマイクロフォンへの音響結合が大きく、
エコーが発生する。
【0012】音声符号化通信においては、符号化遅延が
大きく、場合によっては自分の発声した声が相手側携帯
電話機でエコーし、遅延を伴って聞こえるため、長距離
電話でのエコーと同様に会話がスムーズに進まない場合
があり、それに対する対策として、エコーキャンセラが
有効である。
大きく、場合によっては自分の発声した声が相手側携帯
電話機でエコーし、遅延を伴って聞こえるため、長距離
電話でのエコーと同様に会話がスムーズに進まない場合
があり、それに対する対策として、エコーキャンセラが
有効である。
【0013】ここで、従来のエコーキャンセラを設けた
第2の音声通信機について、図6を使って説明する。図
6は、従来のエコーキャンセラを設けた第2の音声通信
機の構成ブロック図である。尚、図5と同様の構成を取
る部分には同一の符号を付して説明する。また、伝送路
を介して通話相手となる双方に図6の構成の音声通信機
があって互いに音声の送受信を行うものとし、送受間の
伝送路は有線もしくは無線のいずれであっても構わな
い。
第2の音声通信機について、図6を使って説明する。図
6は、従来のエコーキャンセラを設けた第2の音声通信
機の構成ブロック図である。尚、図5と同様の構成を取
る部分には同一の符号を付して説明する。また、伝送路
を介して通話相手となる双方に図6の構成の音声通信機
があって互いに音声の送受信を行うものとし、送受間の
伝送路は有線もしくは無線のいずれであっても構わな
い。
【0014】従来のエコーキャンセラを設けた第2の音
声通信機の構成は、図6に示すように、上記説明した第
1の音声通信機における雑音除去器1の代わりにエコー
キャンセラ7を設け、スイッチ2の代わりに入力音声を
エコーキャンセラ7に通すか否かを切り替えるスイッチ
8を設け、制御部6′の代わりに操作入力に従ってスイ
ッチ8の切り替え制御を行う制御部9′を設けた他は、
図5と同様である。
声通信機の構成は、図6に示すように、上記説明した第
1の音声通信機における雑音除去器1の代わりにエコー
キャンセラ7を設け、スイッチ2の代わりに入力音声を
エコーキャンセラ7に通すか否かを切り替えるスイッチ
8を設け、制御部6′の代わりに操作入力に従ってスイ
ッチ8の切り替え制御を行う制御部9′を設けた他は、
図5と同様である。
【0015】そして、第2の音声通信機の動作について
も、第1の音声通信機の雑音除去器1がエコーキャンセ
ラ7に代わっただけでほぼ同様であり、通常スイッチ8
がB側に接続されて、エコーキャンセラ7はバイパスさ
れて、音声送信側の入力音声が音声符号化器3で符号化
データに符号化され変復調器4で変調されて伝送路に送
出され、受信側の変復調器4で符号化データが伝送路か
ら受信されて復調され、音声復号化器5で復号化され、
音声出力が得られる。
も、第1の音声通信機の雑音除去器1がエコーキャンセ
ラ7に代わっただけでほぼ同様であり、通常スイッチ8
がB側に接続されて、エコーキャンセラ7はバイパスさ
れて、音声送信側の入力音声が音声符号化器3で符号化
データに符号化され変復調器4で変調されて伝送路に送
出され、受信側の変復調器4で符号化データが伝送路か
ら受信されて復調され、音声復号化器5で復号化され、
音声出力が得られる。
【0016】この時、例えば携帯電話機等において、音
声受信側で再生音声が送信系に回り込み音声入力に重畳
することでエコーが発生し、その結果通話相手の再生音
声に自分の発声した音声が多く重畳されて音声品質が悪
く聞き取りにくく通話に支障が出るときは、音声受信側
の利用者(Aさん)は、本来の会話を中断して通話相手
(Bさん)にエコーキャンセラを挿入するように依頼
し、依頼されたBさんが自分の携帯電話機の操作部から
エコーキャンセラ7の利用を指示入力すると、制御部
9′がスイッチ8をA側に切り替えエコーキャンセラ7
が挿入されることになる。
声受信側で再生音声が送信系に回り込み音声入力に重畳
することでエコーが発生し、その結果通話相手の再生音
声に自分の発声した音声が多く重畳されて音声品質が悪
く聞き取りにくく通話に支障が出るときは、音声受信側
の利用者(Aさん)は、本来の会話を中断して通話相手
(Bさん)にエコーキャンセラを挿入するように依頼
し、依頼されたBさんが自分の携帯電話機の操作部から
エコーキャンセラ7の利用を指示入力すると、制御部
9′がスイッチ8をA側に切り替えエコーキャンセラ7
が挿入されることになる。
【0017】その結果、音声送信側(Bさん)の入力音
声がエコーキャンセラ7でエコーキャンセルされてか
ら、音声符号化器3で符号化され変復調器4で変調され
て伝送路に送出されるので、受信側(Aさん)での再生
音声の劣化が軽減され、エコーの少ない快適な音声通信
を行うことができる。
声がエコーキャンセラ7でエコーキャンセルされてか
ら、音声符号化器3で符号化され変復調器4で変調され
て伝送路に送出されるので、受信側(Aさん)での再生
音声の劣化が軽減され、エコーの少ない快適な音声通信
を行うことができる。
【0018】また、携帯電話機等の音声通信機では、再
生音声劣化に対する対処法として、スピーカアンプによ
って受話音量を設定するようになっており、受話者が好
みに応じて音量制御できる構成がある。
生音声劣化に対する対処法として、スピーカアンプによ
って受話音量を設定するようになっており、受話者が好
みに応じて音量制御できる構成がある。
【0019】ここで、従来のアンプ制御を用いた第3の
音声通信機について、図7を使って説明する。図7は、
従来のアンプ制御を用いた第3の音声通信機の構成ブロ
ック図である。尚、送受間の伝送路は有線もしくは無線
のいずれであっても構わない。
音声通信機について、図7を使って説明する。図7は、
従来のアンプ制御を用いた第3の音声通信機の構成ブロ
ック図である。尚、送受間の伝送路は有線もしくは無線
のいずれであっても構わない。
【0020】従来のアンプ制御を用いた第3の音声通信
機は、音声を入力するマイク10と、マイク10から出
力される入力音声を増幅するマイクアンプ11と、増幅
された入力音声を符号化する音声符号化器3と、符号化
された音声符号化データを変調して送信する、又は伝送
された音声を受信して復調する変復調器4と、復調され
た音声符号化データを復号化して再生音声を出力する音
声復号化器5と、再生音声を増幅するスピーカアンプ1
2と、増幅された再生音声を出力するスピーカ13と、
操作入力に従ってマイクアンプ11及びスピーカアンプ
12の増幅率(ゲイン)を調整する制御部14′とから
構成されている。
機は、音声を入力するマイク10と、マイク10から出
力される入力音声を増幅するマイクアンプ11と、増幅
された入力音声を符号化する音声符号化器3と、符号化
された音声符号化データを変調して送信する、又は伝送
された音声を受信して復調する変復調器4と、復調され
た音声符号化データを復号化して再生音声を出力する音
声復号化器5と、再生音声を増幅するスピーカアンプ1
2と、増幅された再生音声を出力するスピーカ13と、
操作入力に従ってマイクアンプ11及びスピーカアンプ
12の増幅率(ゲイン)を調整する制御部14′とから
構成されている。
【0021】従来の第3の音声通信機の動作は、マイク
10からの音声入力がマイクアンプ11を経て増幅さ
れ、音声符号化器3で符号化データに符号化され変復調
器4で変調されて伝送路に送出される。そして、受信側
の変復調器4で音声符号化データが伝送路から受信され
て復調され、音声復号化器5で復号され、スピーカアン
プ12を介して増幅され、スピーカ13より出力され
る。
10からの音声入力がマイクアンプ11を経て増幅さ
れ、音声符号化器3で符号化データに符号化され変復調
器4で変調されて伝送路に送出される。そして、受信側
の変復調器4で音声符号化データが伝送路から受信され
て復調され、音声復号化器5で復号され、スピーカアン
プ12を介して増幅され、スピーカ13より出力され
る。
【0022】このとき、音声受信側で通信相手の再生音
声音量が小さく聞き取り難い時、受信側の利用者の手動
操作によって再生音量の調整入力が為されると、制御部
14′より出力される制御信号でスピーカアンプ12の
ゲインが調整される。
声音量が小さく聞き取り難い時、受信側の利用者の手動
操作によって再生音量の調整入力が為されると、制御部
14′より出力される制御信号でスピーカアンプ12の
ゲインが調整される。
【0023】しかし、音声受信側でスピーカアンプ12
のゲインを最大にしても更に受話音量の増加を希望する
場合には、音声受信側の利用者(Aさん)は、本来の会
話を中断して通話相手(Bさん)に発生音量の増加又は
マイクロフォンと口の位置修正あるいは最終的には送話
者(Bさん)側のマイクアンプ11のゲイン増加を依頼
し、依頼されたBさんが自分の携帯電話機の操作部から
入力音量の増加指示を入力すると、制御部14′より出
力される制御信号でマイクアンプ11のゲインが調整さ
れる。
のゲインを最大にしても更に受話音量の増加を希望する
場合には、音声受信側の利用者(Aさん)は、本来の会
話を中断して通話相手(Bさん)に発生音量の増加又は
マイクロフォンと口の位置修正あるいは最終的には送話
者(Bさん)側のマイクアンプ11のゲイン増加を依頼
し、依頼されたBさんが自分の携帯電話機の操作部から
入力音量の増加指示を入力すると、制御部14′より出
力される制御信号でマイクアンプ11のゲインが調整さ
れる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の第1の音声通信機では、音声受信側の利用者が通話
相手に雑音除去器1を挿入するように依頼しなければな
らないので、その時会話を中断しなければならず、また
通話相手によっては気軽に依頼できない場合などがあ
り、通話に支障を来して不便であるという問題点があっ
た。
来の第1の音声通信機では、音声受信側の利用者が通話
相手に雑音除去器1を挿入するように依頼しなければな
らないので、その時会話を中断しなければならず、また
通話相手によっては気軽に依頼できない場合などがあ
り、通話に支障を来して不便であるという問題点があっ
た。
【0025】更に、現在の技術水準では、雑音除去器1
で音声と雑音を分離して雑音のみを完全に除去すること
は難しく、音声信号の一部も除去されることになり、雑
音が大きすぎるときなど、ある場合においては雑音除去
器1を挿入すると受話音声の明瞭度が極めて低くなる。
そのため、本来、雑音除去器1の挿入のON/OFF切替操作
は、音声受信側の受話者が受話音声を確認しながら切り
替えて聞き易い方を選択する方が好ましいわけである
が、上記のようにその都度会話を中断しなければならず
通話に支障を来し、また相手に気兼ねすることになり非
常に不便であるという問題点があった。
で音声と雑音を分離して雑音のみを完全に除去すること
は難しく、音声信号の一部も除去されることになり、雑
音が大きすぎるときなど、ある場合においては雑音除去
器1を挿入すると受話音声の明瞭度が極めて低くなる。
そのため、本来、雑音除去器1の挿入のON/OFF切替操作
は、音声受信側の受話者が受話音声を確認しながら切り
替えて聞き易い方を選択する方が好ましいわけである
が、上記のようにその都度会話を中断しなければならず
通話に支障を来し、また相手に気兼ねすることになり非
常に不便であるという問題点があった。
【0026】また、上記従来の第2の音声通信機におい
ても、音声受信側の利用者が通話相手にエコーキャンセ
ラ7を挿入するように依頼する時会話を中断しなければ
ならず、更に雑音除去器1の場合と同様にエコーキャン
セラ7の挿入のON/OFF切替操作は音声受信側の受話者が
受話音声を確認しながら切り替えて聞き易い方を選択す
る方が好ましいわけであるが、上記のようにその都度会
話を中断しなければならず通話に支障を来し、また相手
に気兼ねすることになり非常に不便であるという問題点
があった。
ても、音声受信側の利用者が通話相手にエコーキャンセ
ラ7を挿入するように依頼する時会話を中断しなければ
ならず、更に雑音除去器1の場合と同様にエコーキャン
セラ7の挿入のON/OFF切替操作は音声受信側の受話者が
受話音声を確認しながら切り替えて聞き易い方を選択す
る方が好ましいわけであるが、上記のようにその都度会
話を中断しなければならず通話に支障を来し、また相手
に気兼ねすることになり非常に不便であるという問題点
があった。
【0027】また、上記従来の第3の音声通信機におい
ても、自己の音声通信機のスピーカアンプの上限を超え
て受話音量を上げたい場合は、音声受信側の利用者が通
話相手にマイクアンプ11のゲインをあげるように依頼
しなければならず、その時会話を中断しなければなら
ず、また通話相手によっては気軽に依頼できない場合な
どがあり、通話に支障を来し、また相手に気兼ねするこ
とになり不便であるという問題点があった。
ても、自己の音声通信機のスピーカアンプの上限を超え
て受話音量を上げたい場合は、音声受信側の利用者が通
話相手にマイクアンプ11のゲインをあげるように依頼
しなければならず、その時会話を中断しなければなら
ず、また通話相手によっては気軽に依頼できない場合な
どがあり、通話に支障を来し、また相手に気兼ねするこ
とになり不便であるという問題点があった。
【0028】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、良好な通話状態を得るために相手側の音声通信機に
おける操作を会話を中断して依頼しなければならず不便
であるという問題を解決し、相手側の音声通信機におけ
る雑音除去器、エコーキャンセラ、マイクアンプをリモ
ートから制御することによって、相手に操作を依頼する
ことなく、通話を円滑に行いながら、良好な再生音声を
得ることができる音声通信機を提供することを目的とす
る。
で、良好な通話状態を得るために相手側の音声通信機に
おける操作を会話を中断して依頼しなければならず不便
であるという問題を解決し、相手側の音声通信機におけ
る雑音除去器、エコーキャンセラ、マイクアンプをリモ
ートから制御することによって、相手に操作を依頼する
ことなく、通話を円滑に行いながら、良好な再生音声を
得ることができる音声通信機を提供することを目的とす
る。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、音声通信機におい
て、入力音声の雑音を除去する雑音除去器と、入力音声
を前記雑音除去器に通すか否かを切り替えるスイッチ
と、入力音声又は入力音声を前記雑音除去器に通した音
声を符号化する音声符号化器と、前記音声符号化器で符
号化されたデータを変調して伝送路に送出し、前記伝送
路から符号化されたデータと入力音声に雑音除去を施す
か否かを制御する雑音除去の制御信号とが多重化された
多重化データを受信して復調する変復調器と、前記変復
調器にて復調された多重化データから前記雑音除去の制
御信号を分離する多重分離器と、前記多重分離器にて分
離された前記雑音除去の制御信号が、入力音声に雑音除
去を施すものである場合に入力音声を前記雑音除去器に
通すよう前記スイッチを制御し、入力音声に雑音除去を
施すものでない場合に入力音声を前記雑音除去器に通さ
ないよう前記スイッチを制御する制御部とを有すること
を特徴としており、受信した雑音除去の制御信号に従っ
て雑音除去器の挿入/解除を切り替えることができる。
決するための請求項1記載の発明は、音声通信機におい
て、入力音声の雑音を除去する雑音除去器と、入力音声
を前記雑音除去器に通すか否かを切り替えるスイッチ
と、入力音声又は入力音声を前記雑音除去器に通した音
声を符号化する音声符号化器と、前記音声符号化器で符
号化されたデータを変調して伝送路に送出し、前記伝送
路から符号化されたデータと入力音声に雑音除去を施す
か否かを制御する雑音除去の制御信号とが多重化された
多重化データを受信して復調する変復調器と、前記変復
調器にて復調された多重化データから前記雑音除去の制
御信号を分離する多重分離器と、前記多重分離器にて分
離された前記雑音除去の制御信号が、入力音声に雑音除
去を施すものである場合に入力音声を前記雑音除去器に
通すよう前記スイッチを制御し、入力音声に雑音除去を
施すものでない場合に入力音声を前記雑音除去器に通さ
ないよう前記スイッチを制御する制御部とを有すること
を特徴としており、受信した雑音除去の制御信号に従っ
て雑音除去器の挿入/解除を切り替えることができる。
【0030】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、請求項1記載の音声通信機におい
て、制御部が、通話相手側において雑音除去を施すか否
かの指示入力を受け取り、前記指示入力の内容に基づい
て雑音除去の制御信号の発生指示信号を出力する制御部
であり、前記発生指示信号に従って通話相手側の入力音
声に雑音除去を施すか否かを制御する雑音除去の制御信
号を発生する雑音除去制御信号発生器と、前記雑音除去
の制御信号と音声符号化器で符号化されたデータとを多
重化する多重化器とを備えることを特徴としており、通
話相手の音声通信機における雑音除去器の挿入/解除を
制御できる。
項2記載の発明は、請求項1記載の音声通信機におい
て、制御部が、通話相手側において雑音除去を施すか否
かの指示入力を受け取り、前記指示入力の内容に基づい
て雑音除去の制御信号の発生指示信号を出力する制御部
であり、前記発生指示信号に従って通話相手側の入力音
声に雑音除去を施すか否かを制御する雑音除去の制御信
号を発生する雑音除去制御信号発生器と、前記雑音除去
の制御信号と音声符号化器で符号化されたデータとを多
重化する多重化器とを備えることを特徴としており、通
話相手の音声通信機における雑音除去器の挿入/解除を
制御できる。
【0031】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、音声通信機において、入力音声のエ
コーをキャンセルするエコーキャンセラと、入力音声を
前記エコーキャンセラに通すか否かを切り替えるスイッ
チと、入力音声又は入力音声を前記エコーキャンセラに
通した音声を符号化する音声符号化器と、前記音声符号
化器で符号化されたデータを変調して伝送路に送出し、
前記伝送路から符号化されたデータと入力音声にエコー
キャンセルを施すか否かを制御するエコーの制御信号と
が多重化された多重化データを受信して復調する変復調
器と、前記変復調器にて復調された多重化データから前
記エコーの制御信号を分離する多重分離器と、前記多重
分離器にて分離された前記エコーの制御信号が、入力音
声にエコーキャンセルを施すものである場合に入力音声
を前記エコーキャンセラに通すよう前記スイッチを制御
し、入力音声にエコーキャンセルを施すものでない場合
に入力音声を前記エコーキャンセラに通さないよう前記
スイッチを制御する制御部とを有することを特徴として
おり、受信したエコーの制御信号に従ってエコーキャン
セラの挿入/解除を切り替えることができる。
項3記載の発明は、音声通信機において、入力音声のエ
コーをキャンセルするエコーキャンセラと、入力音声を
前記エコーキャンセラに通すか否かを切り替えるスイッ
チと、入力音声又は入力音声を前記エコーキャンセラに
通した音声を符号化する音声符号化器と、前記音声符号
化器で符号化されたデータを変調して伝送路に送出し、
前記伝送路から符号化されたデータと入力音声にエコー
キャンセルを施すか否かを制御するエコーの制御信号と
が多重化された多重化データを受信して復調する変復調
器と、前記変復調器にて復調された多重化データから前
記エコーの制御信号を分離する多重分離器と、前記多重
分離器にて分離された前記エコーの制御信号が、入力音
声にエコーキャンセルを施すものである場合に入力音声
を前記エコーキャンセラに通すよう前記スイッチを制御
し、入力音声にエコーキャンセルを施すものでない場合
に入力音声を前記エコーキャンセラに通さないよう前記
スイッチを制御する制御部とを有することを特徴として
おり、受信したエコーの制御信号に従ってエコーキャン
セラの挿入/解除を切り替えることができる。
【0032】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、請求項3記載の音声通信機におい
て、制御部が、通話相手側においてエコーキャンセルを
施すか否かの指示入力を受け取り、前記指示入力の内容
に基づいてエコーの制御信号の発生指示信号を出力する
制御部であり、前記発生指示信号に従って通話相手側の
入力音声にエコーキャンセルを施すか否かを制御するエ
コーの制御信号を発生するエコー制御信号発生器と、前
記エコーの制御信号と音声符号化器で符号化されたデー
タとを多重化する多重化器とを備えることを特徴として
おり、通話相手の音声通信機におけるエコーキャンセラ
の挿入/解除を制御できる。
項4記載の発明は、請求項3記載の音声通信機におい
て、制御部が、通話相手側においてエコーキャンセルを
施すか否かの指示入力を受け取り、前記指示入力の内容
に基づいてエコーの制御信号の発生指示信号を出力する
制御部であり、前記発生指示信号に従って通話相手側の
入力音声にエコーキャンセルを施すか否かを制御するエ
コーの制御信号を発生するエコー制御信号発生器と、前
記エコーの制御信号と音声符号化器で符号化されたデー
タとを多重化する多重化器とを備えることを特徴として
おり、通話相手の音声通信機におけるエコーキャンセラ
の挿入/解除を制御できる。
【0033】上記従来例の問題点を解決するための請求
項5記載の発明は、音声通信機において、入力音声を増
幅するマイクアンプと、前記マイクアンプで増幅された
音声を符号化する音声符号化器と、前記音声符号化器で
符号化されたデータを変調して伝送路に送出し、前記伝
送路から符号化されたデータと入力音声の増幅率を制御
するゲインの制御信号とが多重化された多重化データを
受信して復調する変復調器と、前記変復調器にて復調さ
れた多重化データから前記ゲインの制御信号を分離する
多重分離器と、前記多重分離器にて分離された前記ゲイ
ンの制御信号に基づいて前記マイクアンプの増幅率を制
御する制御部とを有することを特徴としており、受信し
たゲインの制御信号に従ってマイクアンプの増幅率を制
御できる。
項5記載の発明は、音声通信機において、入力音声を増
幅するマイクアンプと、前記マイクアンプで増幅された
音声を符号化する音声符号化器と、前記音声符号化器で
符号化されたデータを変調して伝送路に送出し、前記伝
送路から符号化されたデータと入力音声の増幅率を制御
するゲインの制御信号とが多重化された多重化データを
受信して復調する変復調器と、前記変復調器にて復調さ
れた多重化データから前記ゲインの制御信号を分離する
多重分離器と、前記多重分離器にて分離された前記ゲイ
ンの制御信号に基づいて前記マイクアンプの増幅率を制
御する制御部とを有することを特徴としており、受信し
たゲインの制御信号に従ってマイクアンプの増幅率を制
御できる。
【0034】上記従来例の問題点を解決するための請求
項6記載の発明は、請求項5記載の音声通信機におい
て、制御部が、入力された通話相手側における入力音声
の増幅率を受け取り、前記増幅率に基づいてゲインの制
御信号を出力する制御部であり、前記ゲインの制御信号
と音声符号化器で符号化されたデータとを多重化する多
重化器とを備えることを特徴としており、通話相手の音
声通信機におけるマイクアンプのゲインを制御できる。
項6記載の発明は、請求項5記載の音声通信機におい
て、制御部が、入力された通話相手側における入力音声
の増幅率を受け取り、前記増幅率に基づいてゲインの制
御信号を出力する制御部であり、前記ゲインの制御信号
と音声符号化器で符号化されたデータとを多重化する多
重化器とを備えることを特徴としており、通話相手の音
声通信機におけるマイクアンプのゲインを制御できる。
【0035】上記従来例の問題点を解決するための請求
項7記載の発明は、請求項2又は請求項4又は請求項6
記載の音声通信機において、多重化器が、入力音声の無
音状態において、背景雑音の符号化されたデータを時分
割のスロットで送信すると共に、当該スロットの一部を
制御信号の送信スロットに割り当てる多重化器であるこ
とを特徴としており、音声の送信に支障を来さずに制御
信号を送信できる。
項7記載の発明は、請求項2又は請求項4又は請求項6
記載の音声通信機において、多重化器が、入力音声の無
音状態において、背景雑音の符号化されたデータを時分
割のスロットで送信すると共に、当該スロットの一部を
制御信号の送信スロットに割り当てる多重化器であるこ
とを特徴としており、音声の送信に支障を来さずに制御
信号を送信できる。
【0036】
【発明の実施の形態】請求項に係る発明について、その
実施の形態を図面を参照しながら説明する。まず、本発
明に係る第1の実施の形態について説明する。本発明の
第1の実施の形態に係る音声通信機(第1の音声通信
機)は、通話相手側の音声通信機における雑音除去器の
挿入制御を操作入力し、当該入力に基づく制御信号を無
音状態の時に時分割多重で送信し、受信側で当該制御信
号に従って雑音除去器の挿入制御を行うものなので、相
手側の音声通信機における雑音除去器の挿入/解除をリ
モートから制御でき、通話相手に操作を依頼する必要な
く、会話に支障を来さず、より良い再生音声の品質を選
択して通信できるものである。
実施の形態を図面を参照しながら説明する。まず、本発
明に係る第1の実施の形態について説明する。本発明の
第1の実施の形態に係る音声通信機(第1の音声通信
機)は、通話相手側の音声通信機における雑音除去器の
挿入制御を操作入力し、当該入力に基づく制御信号を無
音状態の時に時分割多重で送信し、受信側で当該制御信
号に従って雑音除去器の挿入制御を行うものなので、相
手側の音声通信機における雑音除去器の挿入/解除をリ
モートから制御でき、通話相手に操作を依頼する必要な
く、会話に支障を来さず、より良い再生音声の品質を選
択して通信できるものである。
【0037】まず、本発明に係る雑音除去器を有する第
1の音声通信機の構成について図1を使って説明する。
図1は、本発明に係る第1の音声通信機の構成ブロック
図である。尚、図5と同様の構成をとる部分については
同一の符号を付して説明する。尚、伝送路を介して通話
相手となる双方に図1の構成の音声通信機があって互い
に音声の送受信を行うものとし、送受間の伝送路は有線
もしくは無線のいずれであっても構わない。
1の音声通信機の構成について図1を使って説明する。
図1は、本発明に係る第1の音声通信機の構成ブロック
図である。尚、図5と同様の構成をとる部分については
同一の符号を付して説明する。尚、伝送路を介して通話
相手となる双方に図1の構成の音声通信機があって互い
に音声の送受信を行うものとし、送受間の伝送路は有線
もしくは無線のいずれであっても構わない。
【0038】本発明の第1の音声通信機は、従来の第1
の音声通信機と同様の部分として、雑音除去器1と、ス
イッチ2と、音声符号化器3と、変復調器4と、音声復
号化器5とから構成され、本発明の特徴部分として従来
の制御部6′の代わりに制御部6が設けられ、新たに雑
音除去制御信号発生器20と、音声検出器21と、多重
化器22と、多重分離器23とが設けられている。
の音声通信機と同様の部分として、雑音除去器1と、ス
イッチ2と、音声符号化器3と、変復調器4と、音声復
号化器5とから構成され、本発明の特徴部分として従来
の制御部6′の代わりに制御部6が設けられ、新たに雑
音除去制御信号発生器20と、音声検出器21と、多重
化器22と、多重分離器23とが設けられている。
【0039】次に、本発明の第1の音声通信機の各部に
ついて説明するが、従来と同様の構成部分は、その働き
も同様であるので説明を省略し、本発明の特徴部分のみ
説明する。
ついて説明するが、従来と同様の構成部分は、その働き
も同様であるので説明を省略し、本発明の特徴部分のみ
説明する。
【0040】雑音除去制御信号発生器20は、後述する
制御部6から雑音除去器1の挿入/解除を示す雑音除去
制御信号発生の指示を受け取ると、通話相手に対して雑
音除去器1の挿入/解除を指示する雑音除去制御信号を
発生して多重化器22に出力するものである。
制御部6から雑音除去器1の挿入/解除を示す雑音除去
制御信号発生の指示を受け取ると、通話相手に対して雑
音除去器1の挿入/解除を指示する雑音除去制御信号を
発生して多重化器22に出力するものである。
【0041】音声検出器21は、音声入力の有音/無音
を検出するものである。多重化器22は、音声の符号化
データと雑音除去制御信号とを多重化するものである。
ここで、特に無音圧縮を用いて多重化するときの音声の
符号化データと雑音除去制御信号との多重化方法につい
て、図2を使って説明する。図2は、本発明における多
重化フォーマットの一例を示すフォーマット図である。
を検出するものである。多重化器22は、音声の符号化
データと雑音除去制御信号とを多重化するものである。
ここで、特に無音圧縮を用いて多重化するときの音声の
符号化データと雑音除去制御信号との多重化方法につい
て、図2を使って説明する。図2は、本発明における多
重化フォーマットの一例を示すフォーマット図である。
【0042】通常、無音圧縮では、音声送信側の音声通
信機において、音声無しの期間は背景雑音の符号化デー
タを例えば1秒に1回符号化して送信して、残り区間は
送信を停止し、音声受信側の音声通信機において、受信
した背景雑音の符号化データを基に疑似雑音を発生し、
音声通信の断続を聞き手に意識させないようにしてい
る。
信機において、音声無しの期間は背景雑音の符号化デー
タを例えば1秒に1回符号化して送信して、残り区間は
送信を停止し、音声受信側の音声通信機において、受信
した背景雑音の符号化データを基に疑似雑音を発生し、
音声通信の断続を聞き手に意識させないようにしてい
る。
【0043】つまり、図2(a)に示すように、音声検
出器21で有音が検出されている間は音声符号化データ
が多重化され、無音が検出されると、背景雑音の符号化
データを送る事を示すユニークなコードであるポストア
ンブル1に続いて背景雑音の符号化データを多重化して
送信を停止する。
出器21で有音が検出されている間は音声符号化データ
が多重化され、無音が検出されると、背景雑音の符号化
データを送る事を示すユニークなコードであるポストア
ンブル1に続いて背景雑音の符号化データを多重化して
送信を停止する。
【0044】そして、無音状態が続くと、従来例えば1
秒に1回背景雑音の符号化データを送信するように時分
割のスロットを割り当てていたのを、実際には、例えば
2秒に1回でも疑似雑音は十分生成可能であるので、1
回おきに背景雑音の符号化データの代わりに雑音除去制
御信号を送信するように送信スロットを割り当てて時分
割多重を行う。
秒に1回背景雑音の符号化データを送信するように時分
割のスロットを割り当てていたのを、実際には、例えば
2秒に1回でも疑似雑音は十分生成可能であるので、1
回おきに背景雑音の符号化データの代わりに雑音除去制
御信号を送信するように送信スロットを割り当てて時分
割多重を行う。
【0045】つまり、図2(b)に示すように、無音状
態が続く場合、ポストアンブル1に続いて背景雑音の符
号化データを多重化して送信を停止し、次には、雑音除
去制御信号を送る事を示すユニークなコードであるポス
トアンブル2に続いて背景雑音の符号化データを多重化
して送信を停止し、これを繰り返す。
態が続く場合、ポストアンブル1に続いて背景雑音の符
号化データを多重化して送信を停止し、次には、雑音除
去制御信号を送る事を示すユニークなコードであるポス
トアンブル2に続いて背景雑音の符号化データを多重化
して送信を停止し、これを繰り返す。
【0046】そして、無音状態から有音状態に変化する
と、図2(c)に示すように、次から音声の符号化デー
タを送ることを示すユニークなコードであるプリアンブ
ルに続いて音声の符号化データを多重化するようになっ
ている。
と、図2(c)に示すように、次から音声の符号化デー
タを送ることを示すユニークなコードであるプリアンブ
ルに続いて音声の符号化データを多重化するようになっ
ている。
【0047】通常、音声検出器21が音声無し(無音)
を示すのは、通話相手の声を聞いているとき、及び、自
分の発声する文節の合間であるため、雑音除去制御信号
を送出する間隔としては十分である。
を示すのは、通話相手の声を聞いているとき、及び、自
分の発声する文節の合間であるため、雑音除去制御信号
を送出する間隔としては十分である。
【0048】尚、上記説明では背景雑音の符号化データ
の送信スロットの2回に1回を雑音除去制御信号の送信
スロットに割り当てているが、これは複数回に1回でも
構わない。また、雑音除去制御信号を受け取ったときだ
け、背景雑音の符号化データの送信の次に雑音除去制御
信号の送信スロットを割り当てるようにしても構わな
い。
の送信スロットの2回に1回を雑音除去制御信号の送信
スロットに割り当てているが、これは複数回に1回でも
構わない。また、雑音除去制御信号を受け取ったときだ
け、背景雑音の符号化データの送信の次に雑音除去制御
信号の送信スロットを割り当てるようにしても構わな
い。
【0049】多重分離器23は、受信した多重化データ
から音声又は背景雑音の符号化データと雑音除去制御信
号とを分離するもので、データ中に含まれるポストアン
ブル2を検出するとそれに続く雑音除去制御信号を後述
する制御部6に出力し、それ以外のデータは音声復号化
器5に出力する。
から音声又は背景雑音の符号化データと雑音除去制御信
号とを分離するもので、データ中に含まれるポストアン
ブル2を検出するとそれに続く雑音除去制御信号を後述
する制御部6に出力し、それ以外のデータは音声復号化
器5に出力する。
【0050】制御部6は、操作部(図示せず)からの入
力を受け付けて、入力に従って処理を行うもので、具体
的に通話相手の音声通信機における雑音除去器1の挿入
/解除を指示する指示入力が為された場合は、雑音除去
制御信号発生器20に対して挿入又は解除の雑音除去制
御信号の発生指示信号を出力する。
力を受け付けて、入力に従って処理を行うもので、具体
的に通話相手の音声通信機における雑音除去器1の挿入
/解除を指示する指示入力が為された場合は、雑音除去
制御信号発生器20に対して挿入又は解除の雑音除去制
御信号の発生指示信号を出力する。
【0051】また、多重分離器23から雑音除去制御信
号を受け取ると、雑音除去制御信号の内容(挿入又は解
除)に従って、スイッチ2をA側又はB側に切り替えて
入力音声を雑音除去器1に等して雑音を除去するか又は
入力音声を雑音除去器1に通さないように(バイパス)
して音声符号化器3に入力されるように制御する。
号を受け取ると、雑音除去制御信号の内容(挿入又は解
除)に従って、スイッチ2をA側又はB側に切り替えて
入力音声を雑音除去器1に等して雑音を除去するか又は
入力音声を雑音除去器1に通さないように(バイパス)
して音声符号化器3に入力されるように制御する。
【0052】本発明の第1の音声通信機における特徴的
な動作は、利用者(Aさん)が通話相手の音声通信機に
おける背景雑音が気になって、操作部から相手音声通信
機における雑音除去器1の挿入を指示する入力が為され
ると、制御部6から雑音除去制御信号の発生指示信号が
雑音除去制御信号発生器20に出力され、雑音除去制御
信号発生器20から雑音除去制御信号が出力され、多重
化器22で無音状態における背景雑音の符号化データ送
信の合間に、雑音除去制御信号が多重化されて変復調器
4で変調されて伝送路に送出される。
な動作は、利用者(Aさん)が通話相手の音声通信機に
おける背景雑音が気になって、操作部から相手音声通信
機における雑音除去器1の挿入を指示する入力が為され
ると、制御部6から雑音除去制御信号の発生指示信号が
雑音除去制御信号発生器20に出力され、雑音除去制御
信号発生器20から雑音除去制御信号が出力され、多重
化器22で無音状態における背景雑音の符号化データ送
信の合間に、雑音除去制御信号が多重化されて変復調器
4で変調されて伝送路に送出される。
【0053】そして、受信側の音声通信機では、変復調
器4で多重化されたデータが伝送路から受信されて復調
され、多重分離器23で雑音除去制御信号と符号化デー
タとが分離され、符号化データは従来と同様に音声復号
化器5で復号化され、音声出力が得られる。
器4で多重化されたデータが伝送路から受信されて復調
され、多重分離器23で雑音除去制御信号と符号化デー
タとが分離され、符号化データは従来と同様に音声復号
化器5で復号化され、音声出力が得られる。
【0054】一方分離された雑音除去制御信号は、制御
部6に出力されて、制御部6によってスイッチ2がA側
に切り替えられ、雑音除去器1が挿入されることにな
る。その結果音声送信側(Bさん)の入力音声が雑音除
去器1で雑音除去されてから、音声符号化器3で符号化
され多重化器22で多重化されて、変復調器4で変調さ
れて伝送路に送出されるので、受信側(Aさん)での再
生音声の劣化が軽減される。
部6に出力されて、制御部6によってスイッチ2がA側
に切り替えられ、雑音除去器1が挿入されることにな
る。その結果音声送信側(Bさん)の入力音声が雑音除
去器1で雑音除去されてから、音声符号化器3で符号化
され多重化器22で多重化されて、変復調器4で変調さ
れて伝送路に送出されるので、受信側(Aさん)での再
生音声の劣化が軽減される。
【0055】尚、雑音除去器1の挿入解除の指示が入力
されると、挿入の指示と同様に雑音除去制御信号として
多重化して送信され、受信側で制御部6によってスイッ
チ2がB側に切り替えられて雑音除去器1の挿入が解除
されるようになっている。
されると、挿入の指示と同様に雑音除去制御信号として
多重化して送信され、受信側で制御部6によってスイッ
チ2がB側に切り替えられて雑音除去器1の挿入が解除
されるようになっている。
【0056】本発明の第1の音声通信機によれば、制御
部6が通話相手の音声通信機における雑音除去器1の挿
入/解除の指示入力を受け取り、雑音除去制御信号発生
器20で指示入力に基づく雑音除去制御信号を発生して
多重化器22で多重化して送信し、雑音除去制御信号を
受信すると、制御部6がスイッチ2を切り替えて入力音
声が雑音除去器1を通過又はバイパスさせるので、送話
者が通話相手からの再生音声出力を聞きながら、随時通
話相手の音声通信機における雑音除去器1の挿入/解除
を制御することによって、送話者に依頼して雑音除去器
1の挿入を切り替えてもらう必要が無く、会話に支障を
来さずに、より良い再生音声の品質を選択して通信でき
る効果がある。
部6が通話相手の音声通信機における雑音除去器1の挿
入/解除の指示入力を受け取り、雑音除去制御信号発生
器20で指示入力に基づく雑音除去制御信号を発生して
多重化器22で多重化して送信し、雑音除去制御信号を
受信すると、制御部6がスイッチ2を切り替えて入力音
声が雑音除去器1を通過又はバイパスさせるので、送話
者が通話相手からの再生音声出力を聞きながら、随時通
話相手の音声通信機における雑音除去器1の挿入/解除
を制御することによって、送話者に依頼して雑音除去器
1の挿入を切り替えてもらう必要が無く、会話に支障を
来さずに、より良い再生音声の品質を選択して通信でき
る効果がある。
【0057】次に、本発明に係る第2の実施の形態につ
いて説明する。本発明の第2の実施の形態に係る音声通
信機(第2の音声通信機)は、通話相手側の音声通信機
におけるエコーキャンセラの挿入制御を操作入力し、当
該入力に基づく制御信号を無音状態の時に時分割多重で
送信し、受信側で当該制御信号に従ってエコーキャンセ
ラの挿入制御を行うものなので、相手側の音声通信機に
おけるエコーキャンセラの挿入/解除をリモートから制
御でき、通話相手に操作を依頼する必要なく、会話に支
障を来さずに、より良好な再生音声を得ることができる
ものである。
いて説明する。本発明の第2の実施の形態に係る音声通
信機(第2の音声通信機)は、通話相手側の音声通信機
におけるエコーキャンセラの挿入制御を操作入力し、当
該入力に基づく制御信号を無音状態の時に時分割多重で
送信し、受信側で当該制御信号に従ってエコーキャンセ
ラの挿入制御を行うものなので、相手側の音声通信機に
おけるエコーキャンセラの挿入/解除をリモートから制
御でき、通話相手に操作を依頼する必要なく、会話に支
障を来さずに、より良好な再生音声を得ることができる
ものである。
【0058】まず、本発明に係るエコーキャンセラを有
する第2の音声通信機の構成について図3を使って説明
する。図3は、本発明に係る第2の音声通信機の構成ブ
ロック図である。尚、図6及び図1と同様の構成をとる
部分については同一の符号を付して説明する。尚、伝送
路を介して通話相手となる双方に図3の構成の音声通信
機があって互いに音声の送受信を行うものとし、送受間
の伝送路は有線もしくは無線のいずれであっても構わな
い。
する第2の音声通信機の構成について図3を使って説明
する。図3は、本発明に係る第2の音声通信機の構成ブ
ロック図である。尚、図6及び図1と同様の構成をとる
部分については同一の符号を付して説明する。尚、伝送
路を介して通話相手となる双方に図3の構成の音声通信
機があって互いに音声の送受信を行うものとし、送受間
の伝送路は有線もしくは無線のいずれであっても構わな
い。
【0059】本発明の第2の音声通信機は、上記説明し
た本発明の第1の音声通信機(図1)とほぼ同様の構成
で、雑音除去器1の代わりにエコーキャンセラ7が設け
られており、それに伴い雑音除去制御信号発生器20の
代わりにエコー制御信号発生器24を設けたものであ
る。
た本発明の第1の音声通信機(図1)とほぼ同様の構成
で、雑音除去器1の代わりにエコーキャンセラ7が設け
られており、それに伴い雑音除去制御信号発生器20の
代わりにエコー制御信号発生器24を設けたものであ
る。
【0060】各部の働きにつても本発明の第1の音声通
信機とほぼ同様で、雑音除去器1の代わりにエコーキャ
ンセラ7が設けられているので、エコー制御信号発生器
24は制御部9から挿入/解除のエコー制御信号発生の
指示を受け取ると、通話相手に対してエコーキャンセラ
7の挿入又は解除を指示するエコー制御信号を発生して
多重化器22に出力するものである。
信機とほぼ同様で、雑音除去器1の代わりにエコーキャ
ンセラ7が設けられているので、エコー制御信号発生器
24は制御部9から挿入/解除のエコー制御信号発生の
指示を受け取ると、通話相手に対してエコーキャンセラ
7の挿入又は解除を指示するエコー制御信号を発生して
多重化器22に出力するものである。
【0061】また、制御部9は、操作部(図示せず)か
ら通話相手の音声通信機におけるエコーキャンセラ7の
挿入/解除を指示する入力が為された場合は、エコー制
御信号発生器24に対して挿入又は解除のエコー制御信
号発生の指示を出力する。
ら通話相手の音声通信機におけるエコーキャンセラ7の
挿入/解除を指示する入力が為された場合は、エコー制
御信号発生器24に対して挿入又は解除のエコー制御信
号発生の指示を出力する。
【0062】また、多重分離器23からエコー制御信号
を受け取ると、その内容(挿入/解除)に従ってスイッ
チ8をA側またはB側に切り替えて入力音声がエコーキ
ャンセラ7を通過してエコーが除去されるか又はバイパ
スして音声符号化器3に入力されるように制御する。
を受け取ると、その内容(挿入/解除)に従ってスイッ
チ8をA側またはB側に切り替えて入力音声がエコーキ
ャンセラ7を通過してエコーが除去されるか又はバイパ
スして音声符号化器3に入力されるように制御する。
【0063】多重化器22及び多重分離器23は、多重
化又は多重分離する制御信号がエコー制御信号になった
点だけが異なり、多重化の方法などは全く同様であるの
でここでは説明を省略する。
化又は多重分離する制御信号がエコー制御信号になった
点だけが異なり、多重化の方法などは全く同様であるの
でここでは説明を省略する。
【0064】本発明の第2の音声通信機における特徴的
な動作は、利用者(Aさん)が通話相手の音声通信機に
おけるエコーが気になって、操作部から相手音声通信機
におけるエコーキャンセラ7の挿入を指示する指示入力
が為されると、制御部9から挿入のエコー制御信号の発
生指示信号がエコー制御信号発生器24に出力され、エ
コー制御信号発生器24から挿入のエコー制御信号が出
力され、多重化器22で無音状態における背景雑音の符
号化データ送信の合間に、エコー制御信号が多重化され
て変復調器4で変調されて伝送路に送出される。
な動作は、利用者(Aさん)が通話相手の音声通信機に
おけるエコーが気になって、操作部から相手音声通信機
におけるエコーキャンセラ7の挿入を指示する指示入力
が為されると、制御部9から挿入のエコー制御信号の発
生指示信号がエコー制御信号発生器24に出力され、エ
コー制御信号発生器24から挿入のエコー制御信号が出
力され、多重化器22で無音状態における背景雑音の符
号化データ送信の合間に、エコー制御信号が多重化され
て変復調器4で変調されて伝送路に送出される。
【0065】そして、受信側の音声通信機では、変復調
器4で多重化されたデータが伝送路から受信されて復調
され、多重分離器23でエコー制御信号と符号化データ
とが分離され、挿入のエコー制御信号は、制御部9に出
力されて、制御部9によってスイッチ8がA側に切り替
えられ、エコーキャンセラ7が挿入されることになる。
その結果音声送信側(Bさん)の入力音声がエコーキャ
ンセラ7でエコーキャンセルされてから、音声符号化器
3で符号化され多重化器22で多重化されて、変復調器
4で変調されて伝送路に送出されるので、受信側(Aさ
ん)での再生音声の劣化が軽減される。
器4で多重化されたデータが伝送路から受信されて復調
され、多重分離器23でエコー制御信号と符号化データ
とが分離され、挿入のエコー制御信号は、制御部9に出
力されて、制御部9によってスイッチ8がA側に切り替
えられ、エコーキャンセラ7が挿入されることになる。
その結果音声送信側(Bさん)の入力音声がエコーキャ
ンセラ7でエコーキャンセルされてから、音声符号化器
3で符号化され多重化器22で多重化されて、変復調器
4で変調されて伝送路に送出されるので、受信側(Aさ
ん)での再生音声の劣化が軽減される。
【0066】尚、エコーキャンセラ7の挿入解除の指示
が入力されると、挿入の指示と同様にエコー制御信号と
して多重化して送信され、受信側で制御部9によってス
イッチ8がB側に切り替えられてエコーキャンセラ7の
挿入が解除されるようになっている。
が入力されると、挿入の指示と同様にエコー制御信号と
して多重化して送信され、受信側で制御部9によってス
イッチ8がB側に切り替えられてエコーキャンセラ7の
挿入が解除されるようになっている。
【0067】本発明の第2の音声通信機によれば、制御
部9が通話相手の音声通信機におけるエコーキャンセラ
7の挿入/解除指示の入力を受け取り、それに従ってエ
コー制御信号発生器24がエコー制御信号を発生し、多
重化器22で多重化して送信し、エコー制御信号を受信
すると、制御部9がスイッチ8を切り替えて入力音声が
エコーキャンセラ7を通過又はバイパスさせるので、送
話者が通話相手からの再生音声出力を聞きながら、随時
通話相手の音声通信機におけるエコーキャンセラ7の挿
入/解除を制御することによって、送話者に依頼してエ
コーキャンセラ7の挿入を切り替えてもらう必要が無
く、会話に支障を来さずに、より良い再生音声の品質を
選択して通信できる効果がある。
部9が通話相手の音声通信機におけるエコーキャンセラ
7の挿入/解除指示の入力を受け取り、それに従ってエ
コー制御信号発生器24がエコー制御信号を発生し、多
重化器22で多重化して送信し、エコー制御信号を受信
すると、制御部9がスイッチ8を切り替えて入力音声が
エコーキャンセラ7を通過又はバイパスさせるので、送
話者が通話相手からの再生音声出力を聞きながら、随時
通話相手の音声通信機におけるエコーキャンセラ7の挿
入/解除を制御することによって、送話者に依頼してエ
コーキャンセラ7の挿入を切り替えてもらう必要が無
く、会話に支障を来さずに、より良い再生音声の品質を
選択して通信できる効果がある。
【0068】次に、本発明に係る第3の実施の形態につ
いて説明する。本発明の第3の実施の形態に係る音声通
信機(第3の音声通信機)は、通話相手側の音声通信機
におけるマイクアンプの増幅率制御を操作入力し、当該
入力に基づく制御信号を無音状態の時に時分割多重で送
信し、受信側で当該制御信号に従ってマイクアンプの増
幅率制御を行うものなので、相手側の音声通信機におけ
るマイクアンプの増幅率をリモートから制御でき、通話
相手に操作を依頼する必要なく、会話に支障を来さず
に、より良好な再生音声を得ることができるものであ
る。
いて説明する。本発明の第3の実施の形態に係る音声通
信機(第3の音声通信機)は、通話相手側の音声通信機
におけるマイクアンプの増幅率制御を操作入力し、当該
入力に基づく制御信号を無音状態の時に時分割多重で送
信し、受信側で当該制御信号に従ってマイクアンプの増
幅率制御を行うものなので、相手側の音声通信機におけ
るマイクアンプの増幅率をリモートから制御でき、通話
相手に操作を依頼する必要なく、会話に支障を来さず
に、より良好な再生音声を得ることができるものであ
る。
【0069】まず、本発明に係るアンプ制御を用いた第
3の音声通信機の構成について図4を使って説明する。
図4は、本発明に係る第3の音声通信機の構成ブロック
図である。尚、図7及び図1と同様の構成をとる部分に
ついては同一の符号を付して説明する。尚、伝送路を介
して通話相手となる双方に図4の構成の音声通信機があ
って互いに音声の送受信を行うものとし、送受間の伝送
路は有線もしくは無線のいずれであっても構わない。
3の音声通信機の構成について図4を使って説明する。
図4は、本発明に係る第3の音声通信機の構成ブロック
図である。尚、図7及び図1と同様の構成をとる部分に
ついては同一の符号を付して説明する。尚、伝送路を介
して通話相手となる双方に図4の構成の音声通信機があ
って互いに音声の送受信を行うものとし、送受間の伝送
路は有線もしくは無線のいずれであっても構わない。
【0070】本発明の第3の音声通信機は、従来の第3
の音声通信機と同様の部分として、マイク10と、マイ
クアンプ11と、音声符号化器3と、変復調器4と、音
声復号化器5と、スピーカアンプ12と、スピーカ13
とから構成され、本発明の特徴部分として従来の制御部
14′の代わりに制御部14が設けられ、新たに音声検
出器21と、多重化器22と、多重分離器23とが設け
られている。
の音声通信機と同様の部分として、マイク10と、マイ
クアンプ11と、音声符号化器3と、変復調器4と、音
声復号化器5と、スピーカアンプ12と、スピーカ13
とから構成され、本発明の特徴部分として従来の制御部
14′の代わりに制御部14が設けられ、新たに音声検
出器21と、多重化器22と、多重分離器23とが設け
られている。
【0071】次に、本発明の第3の音声通信機の各部に
ついて説明するが、従来と同様の構成部分は、その働き
も同様であるので説明を省略し、本発明の特徴部分につ
いて説明する。
ついて説明するが、従来と同様の構成部分は、その働き
も同様であるので説明を省略し、本発明の特徴部分につ
いて説明する。
【0072】制御部14は、従来と同様に操作部(図示
せず)からの入力を受け付けて、入力に従って処理を行
うことに加えて、多重分離器23から入力される制御信
号に従った処理も行うものである。
せず)からの入力を受け付けて、入力に従って処理を行
うことに加えて、多重分離器23から入力される制御信
号に従った処理も行うものである。
【0073】具体的に制御部14は、従来と同様に操作
入力に従って自機のスピーカアンプ12の増幅率(ゲイ
ン)を調整するのに加えて、通話相手の音声通信機にお
けるマイクアンプ11のゲイン制御を指示する入力が操
作部から為された場合は、ゲイン制御信号を多重化器2
2に出力する。
入力に従って自機のスピーカアンプ12の増幅率(ゲイ
ン)を調整するのに加えて、通話相手の音声通信機にお
けるマイクアンプ11のゲイン制御を指示する入力が操
作部から為された場合は、ゲイン制御信号を多重化器2
2に出力する。
【0074】また、多重分離器23からゲイン制御信号
を受け取ると、当該ゲイン制御信号に従ってマイクアン
プ11のゲインを制御するようになっている。
を受け取ると、当該ゲイン制御信号に従ってマイクアン
プ11のゲインを制御するようになっている。
【0075】多重化器22及び多重分離器23は、多重
化又は多重分離する制御信号がゲイン制御信号になった
点だけが異なり、多重化の方法などは全く同様であるの
でここでは説明を省略する。
化又は多重分離する制御信号がゲイン制御信号になった
点だけが異なり、多重化の方法などは全く同様であるの
でここでは説明を省略する。
【0076】本発明の第3の音声通信機における特徴的
な動作は、音声受信側でスピーカアンプ12のゲインを
最大にしても更に受話音量の増加を希望する場合には、
音声受信側の利用者(Aさん)は、通話相手の音声通信
機におけるマイクアンプ11のゲイン制御を指示する入
力を操作部から行い、当該指示入力が為されると、制御
部14によってゲイン制御信号が多重化器22に出力さ
れ、多重化器22で無音状態における背景雑音の符号化
データ送信の合間に、ゲイン制御信号が多重化されて変
復調器4で変調されて伝送路に送出される。
な動作は、音声受信側でスピーカアンプ12のゲインを
最大にしても更に受話音量の増加を希望する場合には、
音声受信側の利用者(Aさん)は、通話相手の音声通信
機におけるマイクアンプ11のゲイン制御を指示する入
力を操作部から行い、当該指示入力が為されると、制御
部14によってゲイン制御信号が多重化器22に出力さ
れ、多重化器22で無音状態における背景雑音の符号化
データ送信の合間に、ゲイン制御信号が多重化されて変
復調器4で変調されて伝送路に送出される。
【0077】そして、受信側の音声通信機では、変復調
器4で多重化されたデータが伝送路から受信されて復調
され、多重分離器23でゲイン制御信号と符号化データ
とが分離され、ゲイン制御信号は、制御部14に出力さ
れて、制御部14によってマイクアンプ11のゲインが
調整されることになる。
器4で多重化されたデータが伝送路から受信されて復調
され、多重分離器23でゲイン制御信号と符号化データ
とが分離され、ゲイン制御信号は、制御部14に出力さ
れて、制御部14によってマイクアンプ11のゲインが
調整されることになる。
【0078】本発明の第3の音声通信機によれば、通話
相手の音声通信機におけるゲイン調整指示を入力してゲ
イン制御信号を送信し、ゲイン制御信号を受信すると、
制御部14がマイクアンプ11のゲイン調整を行うの
で、送話者が通話相手からの再生音声出力を聞きなが
ら、随時通話相手のマイクアンプ11のゲインを制御す
ることによって、送話者に依頼してマイクアンプ11の
ゲイン調整を依頼する必要が無く、会話に支障を来さず
に、送話者が自機のスピーカアンプ12の能力以上に通
話相手からの再生音声音量を制御して快適な通話を行う
ことができる効果がある。
相手の音声通信機におけるゲイン調整指示を入力してゲ
イン制御信号を送信し、ゲイン制御信号を受信すると、
制御部14がマイクアンプ11のゲイン調整を行うの
で、送話者が通話相手からの再生音声出力を聞きなが
ら、随時通話相手のマイクアンプ11のゲインを制御す
ることによって、送話者に依頼してマイクアンプ11の
ゲイン調整を依頼する必要が無く、会話に支障を来さず
に、送話者が自機のスピーカアンプ12の能力以上に通
話相手からの再生音声音量を制御して快適な通話を行う
ことができる効果がある。
【0079】更に、上記説明した本発明の第1又は第2
又は第3の音声通信機によれば、多重化器22で符号化
データと各種制御データを多重化する際は、入力音声の
無音状態において背景雑音の符号化データを送信する時
分割のスロットの一部を各種制御信号の送信スロットに
割り当てるので、会話の音声送信に支障を来すことなく
制御信号を送信できる効果がある。
又は第3の音声通信機によれば、多重化器22で符号化
データと各種制御データを多重化する際は、入力音声の
無音状態において背景雑音の符号化データを送信する時
分割のスロットの一部を各種制御信号の送信スロットに
割り当てるので、会話の音声送信に支障を来すことなく
制御信号を送信できる効果がある。
【0080】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、変復調器
で伝送路から符号化されたデータと入力音声に雑音除去
を施すか否かを制御する雑音除去の制御信号とが多重化
された多重化データを受信して復調し、多重分離器で復
調された多重化データから雑音除去の制御信号を分離
し、制御部で雑音除去の制御信号が入力音声に雑音除去
を施すものである場合に、入力音声を雑音除去器に通す
ようスイッチを制御し、入力音声に雑音除去を施すもの
でない場合に、入力音声を雑音除去器に通さないようス
イッチを制御し、音声符号化器で入力音声又は入力音声
を雑音除去器に通した音声を符号化し、変復調器で変調
して伝送路に送出する音声通信機としているので、受信
した雑音除去の制御信号に従って雑音除去器の挿入/解
除を切り替えることによって、利用者が通話相手からの
依頼により雑音除去器の挿入/解除を操作する必要がな
く、会話に専念できる効果がある。
で伝送路から符号化されたデータと入力音声に雑音除去
を施すか否かを制御する雑音除去の制御信号とが多重化
された多重化データを受信して復調し、多重分離器で復
調された多重化データから雑音除去の制御信号を分離
し、制御部で雑音除去の制御信号が入力音声に雑音除去
を施すものである場合に、入力音声を雑音除去器に通す
ようスイッチを制御し、入力音声に雑音除去を施すもの
でない場合に、入力音声を雑音除去器に通さないようス
イッチを制御し、音声符号化器で入力音声又は入力音声
を雑音除去器に通した音声を符号化し、変復調器で変調
して伝送路に送出する音声通信機としているので、受信
した雑音除去の制御信号に従って雑音除去器の挿入/解
除を切り替えることによって、利用者が通話相手からの
依頼により雑音除去器の挿入/解除を操作する必要がな
く、会話に専念できる効果がある。
【0081】請求項2記載の発明によれば、制御部が通
話相手側において雑音除去を施すか否かの指示入力を受
け取ってその内容に基づいて雑音除去の制御信号の発生
指示信号を出力し、雑音除去制御信号発生器が発生指示
信号に従って雑音除去の制御信号を発生し、多重化器が
雑音除去の制御信号と音声符号化器で符号化されたデー
タとを多重化する請求項1記載の音声通信機としている
ので、通話相手の音声通信機における雑音除去器の挿入
/解除を制御することによって、通話相手に操作を依頼
する必要なく、会話に支障を来さずに、より良い再生音
声の品質を選択して通信できる効果がある。
話相手側において雑音除去を施すか否かの指示入力を受
け取ってその内容に基づいて雑音除去の制御信号の発生
指示信号を出力し、雑音除去制御信号発生器が発生指示
信号に従って雑音除去の制御信号を発生し、多重化器が
雑音除去の制御信号と音声符号化器で符号化されたデー
タとを多重化する請求項1記載の音声通信機としている
ので、通話相手の音声通信機における雑音除去器の挿入
/解除を制御することによって、通話相手に操作を依頼
する必要なく、会話に支障を来さずに、より良い再生音
声の品質を選択して通信できる効果がある。
【0082】請求項3記載の発明によれば、変復調器で
伝送路から符号化されたデータと入力音声にエコーキャ
ンセルを施すか否かを制御するエコーの制御信号とが多
重化された多重化データを受信して復調し、多重分離器
で復調された多重化データからエコーの制御信号を分離
し、制御部でエコーの制御信号が入力音声にエコーキャ
ンセルを施すものである場合に、入力音声をエコーキャ
ンセラに通すようスイッチを制御し、入力音声にエコー
キャンセルを施すものでない場合に、入力音声をエコー
キャンセラに通さないようスイッチを制御し、音声符号
化器で入力音声又は入力音声をエコーキャンセラに通し
た音声を符号化し、変復調器で変調して伝送路に送出す
る音声通信機としているので、受信したエコーの制御信
号に従ってエコーキャンセラの挿入/解除を切り替える
ことによって、利用者が通話相手からの依頼によりエコ
ーキャンセラの挿入/解除を操作する必要がなく、会話
に専念できる効果がある。
伝送路から符号化されたデータと入力音声にエコーキャ
ンセルを施すか否かを制御するエコーの制御信号とが多
重化された多重化データを受信して復調し、多重分離器
で復調された多重化データからエコーの制御信号を分離
し、制御部でエコーの制御信号が入力音声にエコーキャ
ンセルを施すものである場合に、入力音声をエコーキャ
ンセラに通すようスイッチを制御し、入力音声にエコー
キャンセルを施すものでない場合に、入力音声をエコー
キャンセラに通さないようスイッチを制御し、音声符号
化器で入力音声又は入力音声をエコーキャンセラに通し
た音声を符号化し、変復調器で変調して伝送路に送出す
る音声通信機としているので、受信したエコーの制御信
号に従ってエコーキャンセラの挿入/解除を切り替える
ことによって、利用者が通話相手からの依頼によりエコ
ーキャンセラの挿入/解除を操作する必要がなく、会話
に専念できる効果がある。
【0083】請求項4記載の発明によれば、制御部が通
話相手側においてエコーキャンセルを施すか否かの指示
入力を受け取ってその内容に基づいてエコーの制御信号
の発生指示信号を出力し、エコー制御信号発生器が発生
指示信号に従ってエコーの制御信号を発生し、多重化器
がエコーの制御信号と音声符号化器で符号化されたデー
タとを多重化する請求項3記載の音声通信機としている
ので、通話相手の音声通信機におけるエコーキャンセラ
の挿入/解除を制御することによって、通話相手に操作
を依頼する必要なく、会話に支障を来さず、より良い再
生音声の品質を選択して通信できる効果がある。
話相手側においてエコーキャンセルを施すか否かの指示
入力を受け取ってその内容に基づいてエコーの制御信号
の発生指示信号を出力し、エコー制御信号発生器が発生
指示信号に従ってエコーの制御信号を発生し、多重化器
がエコーの制御信号と音声符号化器で符号化されたデー
タとを多重化する請求項3記載の音声通信機としている
ので、通話相手の音声通信機におけるエコーキャンセラ
の挿入/解除を制御することによって、通話相手に操作
を依頼する必要なく、会話に支障を来さず、より良い再
生音声の品質を選択して通信できる効果がある。
【0084】請求項5記載の発明によれば、変復調器で
伝送路から符号化されたデータと入力音声の増幅率を制
御するゲインの制御信号とが多重化された多重化データ
を受信して復調し、多重分離器で復調された多重化デー
タからゲインの制御信号を分離し、制御部でゲインの制
御信号に基づいてマイクアンプの増幅率を制御し、音声
符号化器で入力音声をマイクアンプで増幅した音声を符
号化し、変復調器で変調して伝送路に送出する音声通信
機としているので、受信したゲインの制御信号に従って
マイクアンプの増幅率を制御することよって、利用者が
通話相手からの依頼によりマイクアンプの増幅率を操作
する必要がなく、会話に専念できる効果がある。
伝送路から符号化されたデータと入力音声の増幅率を制
御するゲインの制御信号とが多重化された多重化データ
を受信して復調し、多重分離器で復調された多重化デー
タからゲインの制御信号を分離し、制御部でゲインの制
御信号に基づいてマイクアンプの増幅率を制御し、音声
符号化器で入力音声をマイクアンプで増幅した音声を符
号化し、変復調器で変調して伝送路に送出する音声通信
機としているので、受信したゲインの制御信号に従って
マイクアンプの増幅率を制御することよって、利用者が
通話相手からの依頼によりマイクアンプの増幅率を操作
する必要がなく、会話に専念できる効果がある。
【0085】請求項6記載の発明によれば、制御部が通
話相手側における入力音声の増幅率を受け取ってゲイン
の制御信号を出力し、多重化器がゲインの制御信号と音
声符号化器で符号化されたデータとを多重化する請求項
5記載の音声通信機としているので、通話相手の音声通
信機におけるマイクアンプのゲインを制御することによ
って、通話相手に操作を依頼する必要なく、会話に支障
を来さず、より良い再生音声の品質に調整して通信でき
る効果がある。
話相手側における入力音声の増幅率を受け取ってゲイン
の制御信号を出力し、多重化器がゲインの制御信号と音
声符号化器で符号化されたデータとを多重化する請求項
5記載の音声通信機としているので、通話相手の音声通
信機におけるマイクアンプのゲインを制御することによ
って、通話相手に操作を依頼する必要なく、会話に支障
を来さず、より良い再生音声の品質に調整して通信でき
る効果がある。
【0086】請求項7記載の発明によれば、多重化器
が、入力音声の無音状態において、背景雑音の符号化さ
れたデータを時分割のスロットで送信すると共に、当該
スロットの一部を制御信号の送信スロットに割り当てる
多重化器である請求項2又は請求項4又は請求項6記載
の音声通信機としているので、音声の送信に支障を来さ
ずに制御信号を送信できる効果がある。
が、入力音声の無音状態において、背景雑音の符号化さ
れたデータを時分割のスロットで送信すると共に、当該
スロットの一部を制御信号の送信スロットに割り当てる
多重化器である請求項2又は請求項4又は請求項6記載
の音声通信機としているので、音声の送信に支障を来さ
ずに制御信号を送信できる効果がある。
【図1】本発明に係る第1の音声通信機の構成ブロック
図である。
図である。
【図2】本発明における多重化フォーマットの一例を示
すフォーマット図である。
すフォーマット図である。
【図3】本発明に係る第2の音声通信機の構成ブロック
図である。
図である。
【図4】本発明に係る第3の音声通信機の構成ブロック
図である。
図である。
【図5】従来の雑音除去器を設けた第1の音声通信機の
構成ブロック図である。
構成ブロック図である。
【図6】従来のエコーキャンセラを設けた第2の音声通
信機の構成ブロック図である。
信機の構成ブロック図である。
【図7】従来のアンプ制御を用いた第3の音声通信機の
構成ブロック図である。
構成ブロック図である。
1…雑音除去器、 2…スイッチ、 3…音声符号化
器、 4…変復調器、5…音声復号化器、 6,6′…
制御部、 7…エコーキャンセラ、 8…スイッチ、
9,9′…制御部、 10…マイク、 11…マイクア
ンプ、 12…スピーカアンプ、 13…スピーカ、
14,14′…制御部、 20…雑音除去制御信号発生
器、 21…音声検出器、 22…多重化器、 23…
多重分離器、 24…エコー制御信号発生器
器、 4…変復調器、5…音声復号化器、 6,6′…
制御部、 7…エコーキャンセラ、 8…スイッチ、
9,9′…制御部、 10…マイク、 11…マイクア
ンプ、 12…スピーカアンプ、 13…スピーカ、
14,14′…制御部、 20…雑音除去制御信号発生
器、 21…音声検出器、 22…多重化器、 23…
多重分離器、 24…エコー制御信号発生器
Claims (7)
- 【請求項1】 入力音声の雑音を除去する雑音除去器
と、 入力音声を前記雑音除去器に通すか否かを切り替えるス
イッチと、 入力音声又は入力音声を前記雑音除去器に通した音声を
符号化する音声符号化器と、 前記音声符号化器で符号化されたデータを変調して伝送
路に送出し、前記伝送路から符号化されたデータと入力
音声に雑音除去を施すか否かを制御する雑音除去の制御
信号とが多重化された多重化データを受信して復調する
変復調器と、 前記変復調器にて復調された多重化データから前記雑音
除去の制御信号を分離する多重分離器と、 前記多重分離器にて分離された前記雑音除去の制御信号
が、入力音声に雑音除去を施すものである場合に入力音
声を前記雑音除去器に通すよう前記スイッチを制御し、
入力音声に雑音除去を施すものでない場合に入力音声を
前記雑音除去器に通さないよう前記スイッチを制御する
制御部とを有することを特徴とする音声通信機。 - 【請求項2】 制御部が、通話相手側において雑音除去
を施すか否かの指示入力を受け取り、前記指示入力の内
容に基づいて雑音除去の制御信号の発生指示信号を出力
する制御部であり、 前記発生指示信号に従って通話相手側の入力音声に雑音
除去を施すか否かを制御する雑音除去の制御信号を発生
する雑音除去制御信号発生器と、 前記雑音除去の制御信号と音声符号化器で符号化された
データとを多重化する多重化器とを備えることを特徴と
する請求項1記載の音声通信機。 - 【請求項3】 入力音声のエコーをキャンセルするエコ
ーキャンセラと、 入力音声を前記エコーキャンセラに通すか否かを切り替
えるスイッチと、 入力音声又は入力音声を前記エコーキャンセラに通した
音声を符号化する音声符号化器と、 前記音声符号化器で符号化されたデータを変調して伝送
路に送出し、前記伝送路から符号化されたデータと入力
音声にエコーキャンセルを施すか否かを制御するエコー
の制御信号とが多重化された多重化データを受信して復
調する変復調器と、 前記変復調器にて復調された多重化データから前記エコ
ーの制御信号を分離する多重分離器と、 前記多重分離器にて分離された前記エコーの制御信号
が、入力音声にエコーキャンセルを施すものである場合
に入力音声を前記エコーキャンセラに通すよう前記スイ
ッチを制御し、入力音声にエコーキャンセルを施すもの
でない場合に入力音声を前記エコーキャンセラに通さな
いよう前記スイッチを制御する制御部とを有することを
特徴とする音声通信機。 - 【請求項4】 制御部が、通話相手側においてエコーキ
ャンセルを施すか否かの指示入力を受け取り、前記指示
入力の内容に基づいてエコーの制御信号の発生指示信号
を出力する制御部であり、 前記発生指示信号に従って通話相手側の入力音声にエコ
ーキャンセルを施すか否かを制御するエコーの制御信号
を発生するエコー制御信号発生器と、 前記エコーの制御信号と音声符号化器で符号化されたデ
ータとを多重化する多重化器とを備えることを特徴とす
る請求項3記載の音声通信機。 - 【請求項5】 入力音声を増幅するマイクアンプと、 前記マイクアンプで増幅された音声を符号化する音声符
号化器と、 前記音声符号化器で符号化されたデータを変調して伝送
路に送出し、前記伝送路から符号化されたデータと入力
音声の増幅率を制御するゲインの制御信号とが多重化さ
れた多重化データを受信して復調する変復調器と、 前記変復調器にて復調された多重化データから前記ゲイ
ンの制御信号を分離する多重分離器と、 前記多重分離器にて分離された前記ゲインの制御信号に
基づいて前記マイクアンプの増幅率を制御する制御部と
を有することを特徴とする音声通信機。 - 【請求項6】 制御部が、入力された通話相手側におけ
る入力音声の増幅率を受け取り、前記増幅率に基づいて
ゲインの制御信号を出力する制御部であり、 前記ゲインの制御信号と音声符号化器で符号化されたデ
ータとを多重化する多重化器とを備えることを特徴とす
る請求項5記載の音声通信機。 - 【請求項7】 多重化器が、入力音声の無音状態におい
て、背景雑音の符号化されたデータを時分割のスロット
で送信すると共に、当該スロットの一部を制御信号の送
信スロットに割り当てる多重化器であることを特徴とす
る請求項2又は請求項4又は請求項6記載の音声通信
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9352549A JPH11187086A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | 音声通信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9352549A JPH11187086A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | 音声通信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11187086A true JPH11187086A (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=18424827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9352549A Pending JPH11187086A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | 音声通信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11187086A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7072310B2 (en) | 2000-11-01 | 2006-07-04 | Fujitsu Limited | Echo canceling system |
JP2007306451A (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-22 | Nec Infrontia Corp | ハンズフリー電話装置 |
CN105405446A (zh) * | 2015-11-04 | 2016-03-16 | 中国电子科技集团公司第四十一研究所 | 一种抑制光电话回波噪声的系统及方法 |
-
1997
- 1997-12-22 JP JP9352549A patent/JPH11187086A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7072310B2 (en) | 2000-11-01 | 2006-07-04 | Fujitsu Limited | Echo canceling system |
JP2007306451A (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-22 | Nec Infrontia Corp | ハンズフリー電話装置 |
CN105405446A (zh) * | 2015-11-04 | 2016-03-16 | 中国电子科技集团公司第四十一研究所 | 一种抑制光电话回波噪声的系统及方法 |
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