JPS6214589Y2 - - Google Patents

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JPS6214589Y2
JPS6214589Y2 JP9775281U JP9775281U JPS6214589Y2 JP S6214589 Y2 JPS6214589 Y2 JP S6214589Y2 JP 9775281 U JP9775281 U JP 9775281U JP 9775281 U JP9775281 U JP 9775281U JP S6214589 Y2 JPS6214589 Y2 JP S6214589Y2
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JP
Japan
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plate
movable contact
rotary plate
contact
trip
Prior art date
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JP9775281U
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JPS582948U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はトリツプ後の復帰操作とテスト用機械
的トリツプとを1つの操作レバーで行なえるサー
マルリレーに関するものである。
第6図は従来例を示すものであつて、熱動素子
としてのバイメタル8にはヒータ9を絶縁材21
を介して巻回してあり、また各バイメタル8の先
端には連動板7を係合させてある。連動板7の一
端は、軸22によつて支持された保持板6の支持
部23にて中央部が枢支されている回転板5の下
端と対向している。保持板6の上端は調整ダイア
ル17の偏心カム部18にばね19によつて弾接
している。図中2は可動接点板であつて共通接点
14を具備し、また作動片3が切り起こされてい
て作動片3先端と可動接点板2との間に反転ばね
4が取付けられている。図示の状態は連動板7が
回転板5を押しておらず、共通接点14が常閉側
の固定接点15に接触しているオン状態である。
そして過電流が流れ、ヒータ9によりバイメタル
8が加熱されて湾曲するとこの動きで連動板7が
回転板5の下端を図中左方に押し、回転板5に上
端は作動片3を図中右方に押す。この時に作動片
3と反転ばね4との連結点がある点を越えると、
反転ばね4による可動接点板2の付勢方向が変わ
り、共通接点14を常閉側の固定接点15から常
開側の固定接点16へと移動接触させるトリツプ
動作がなされるわけである。そしてこのトリツプ
状態は手動で復帰させるまで維持される。次にこ
の復帰動作とテストトリツプ動作とを説明する
と、常開側の固定接点16を装着した接点板33
にはばね性がもたされるとともに連動片34が付
設され、またテストカード35がその一部を作動
片3に対向させて長手方向に摺動自在に配設され
ている。復帰とテストトリツプとを行なわせるた
めの操作レバー1は一端を器体20から突出させ
たものであつて、前記連動片34と接触係合する
第1傾斜面31と、テストカード35と接触係合
する第2傾斜面32とを有しており、復帰ばね1
0によつて図中上方に付勢されている。前記のト
リツプ状態からこれを復帰させるには操作レバー
1を一段押し込むことで行なう。この押し込みに
よつて第1傾斜面31が連動片34を押圧して共
通接点14が接触している固定接点16を可動接
点板2とともに図中右方に移動させる。バイメタ
ル8がすでに復帰して連動板7が回転板5を押圧
していなければ、この移動で可動接点板2と反転
ばね4との連結点がある点を越えた時点で可動接
点板2は復帰して固定接点15に共通接点14を
接触させる。そして操作レバー1を更に押し込め
ば、第2傾斜面32がテストカード35を介して
回転板5に代わつて作動片3を押圧し、トリツプ
動作を行なわせる。また操作レバー1の押し込み
をやめれば、テストカード35が復帰した時点で
はまだ連動片34が第1傾斜面31で押されてい
るので可動接点板2が復帰し、その後に連動片3
4及び常開側の固定接点16が復帰するものであ
る。
以上のように操作レバーのみで復帰とテストト
リツプとを行なわせることができるわけである
が、この従来例にあつては復帰には固定接点であ
るべき常開接点を動かすことで行なうために常開
の固定接点を堅固なものとすることができず、ま
たテストトリツプさせるためにテストカードを必
要とし、部品数が多いという問題点を有してい
る。
本考案はこのような点に鑑み為されたものであ
り、その目的とするところは操作レバーの操作の
みで復帰動作とテストトリツプ動作並びにテスト
トリツプ動作後の復帰動作を行なわせることがで
きるのはもちろん、常開側固定接点を堅固にでき
るとともに部品数も少なく、組立が容易となるサ
ーマルリレーを提供するにある。
以下本考案を第1図〜第5図に示した実施例に
基いて詳述する。器体20は中央に隔壁24を有
して区切られた一室に3本の熱動素子であるバイ
メタル8と各バイメタル8に絶縁材21を介して
巻回したヒータ9とを配設してある。他室にはト
リツプ機構及び開閉接点部を納めて隔壁24を通
じて摺動自在な連動板7がバイメタル8とトリツ
プ機構とを連動させる。図中6は保持板であつて
下端が軸22によつて回動自在に支持されてお
り、また器体20内壁との間に配設したばね19
によつて上端を調整ダイアル17の偏心カム部1
8に弾接させている。第2図中の突起25はばね
19のずれ止め用である。更に保持板6はその下
端から上方へ延出させた支持部23を有してお
り、支持部23の上端には保持板6に螺合させた
調整ビス26の先端が当接する。また支持部23
によつて回転板5の中央部を枢支している。1は
操作レバーであり、その下端の突部27と保持板
6の突起28との間に復帰ばね10を介在させて
上方に弾発付勢されて上下摺動自在に配置され、
上端を器体20の外部に突出させている。一方、
可動接点板2はその下端を器体20に固着してお
り、途中から切り起こした作動片3との間に反転
ばね4を懸架していて、器体20に夫々固着され
た常閉の固定接点15及び常開の固定接点16に
交互に接触する共通接点14を具備している。ま
たこの可動接点板2の上端部は操作レバー1に向
けて斜め上方に延出されて操作レバー1を係合す
る突片29とされている。連動板7の動きを作動
片3に伝達する回転板5はその上端を二叉状に分
岐させており、一片を作動片3に、他片を操作レ
バー1に対向させている。
前記従来例と同様に操作レバー1が復帰動作と
テストトリツプ動作を行なわせるわけであるが、
この操作レバー1の下部には前記回転板5の上端
を押圧する傾斜面32を、中央部には可動接点板
2上端の突片29を押圧する上下一対の傾斜面1
1,13を三角状突起30の上下面として設けて
ある。
第3図は通常状態であり、負荷電流がヒータ9
とバイメタル8とに流される。可動接点板2は共
通接点14を常閉側の固定接点15に接触させて
いる。そして過電流が流れてバイメタル8が湾曲
すれば、第4図に示すように連動板7が回転板5
の下端を押して回転板5を図中時計まわり方向に
回転させる。この動きで作動片3が図中右方に押
され、作動片3と反転ばね4との連結点がある位
置を越えれば、反転ばね4のばね力により作動片
3が更に右方に動かされると同時に可動接点板2
が急速に移動し、共通接点14を常開側の固定接
点16に接触させるトリツプ動作がなされるわけ
である。これを復帰させるには全バイメタル8の
復帰の後に操作レバー1を一段押し込めばよい。
傾斜面12が回転板5を押すことはないものの可
動接点板2の上端の突片29が傾斜面11に押さ
れて共通接点14が固定接点16より離れ、ある
時点から反転ばね4によつて可動接点板2が第3
図の状態へと急速に復帰する。
テストトリツプ動作を行なつて接点部の動きを
確認するには前記従来例と同様に操作レバー1を
更に深く押し込めばよい。この操作により回転板
5の上端が傾斜面12で押されて図中右方へ移動
し、作動片3を押すためにトリツプ動作がなされ
て第5図に図示の状態になるものである。この時
可動接点板2の突片29は傾斜面13の上方に位
置する。次に操作レバー1から手を離せば、復帰
ばね10による操作レバー1の上動でまず傾斜面
12による回転板5の押圧が解除され、次いで傾
斜面13によつて突片29が押される。従つて可
動接点板2は前記復帰動作と同様にして復帰する
ものである。
以上のように本考案にあつてはトリツプ動作後
の復帰操作は操作レバーに設けた傾斜面により可
動接点板を押圧することで行なうものであつて固
定接点を動かして行なうものではないので固定接
点を堅固なものとすることができるものであり、
またテストトリツプ動作も操作レバーの押し込み
操作による回転板の直接駆動によつて行なうもの
であるからテストカードのような部材を必要とせ
ず、部品数を少なく、組立を容易なものとするこ
とができるものであり、更に操作レバーにはこの
テストトリツプ動作後の復帰を可動接点板を押圧
して行なわせる傾斜面も設けているために、テス
トトリツプ動作後に操作レバーから手を離せば自
動的に各部の復帰もなされるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図は
同上分解斜視図、第3図、第4図及び第5図は同
上の正面図、第6図は従来例の正面図であつて、
1は操作レバー、2は可動接点板、3は作動片、
4は反転ばね、5は回転板、6は保持板、7は連
動板、8は熱動素子であるバイメタル、9はヒー
タ、10は復帰ばね、11,12,13は傾斜
面、14は共通接点、15,16は固定接点、2
0は器体を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略中央部が枢支された回転板と、回転板の一端
    に熱動素子の動きを伝達して回転板を押圧駆動す
    る連動板と、一端が固定され且つ他端に共通接点
    を有して前記回転板の他端で押圧駆動される作動
    片との間に反転ばねが懸架された可動接点板と、
    可動接点板の反転動作で共通接点に交互に接触す
    る一対の固定接点とを具備し、回転板の回転によ
    る作動片の押圧で可動接点板を反転させて接点切
    り換えのトリツプ動作を行なわせるサーマルリレ
    ーにおいて、一端が器体より突出して復帰方向に
    弾発付勢された操作レバーを設けるとともにこの
    操作レバーにその弾発付勢力に抗した押動ストロ
    ークの初期で可動接点板の自由端をトリツプに対
    する復帰方向に摺動押圧する第1の傾斜面と、押
    動ストロークの後期に回転板をトリツプ方向に摺
    動押圧する第2の傾斜面と、復帰ストロークの中
    期に可動接点板の自由端を復帰方向に摺動押圧す
    る第3の傾斜面とを設けて成ることを特徴とする
    サーマルリレー。
JP9775281U 1981-06-30 1981-06-30 サ−マルリレ− Granted JPS582948U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9775281U JPS582948U (ja) 1981-06-30 1981-06-30 サ−マルリレ−

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JP9775281U JPS582948U (ja) 1981-06-30 1981-06-30 サ−マルリレ−

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Publication Number Publication Date
JPS582948U JPS582948U (ja) 1983-01-10
JPS6214589Y2 true JPS6214589Y2 (ja) 1987-04-14

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ID=29892536

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JP9775281U Granted JPS582948U (ja) 1981-06-30 1981-06-30 サ−マルリレ−

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62119032A (ja) * 1985-11-20 1987-05-30 東海ゴム工業株式会社 高圧パツカ−ゴムチユ−ブ
JPS62147189A (ja) * 1985-12-20 1987-07-01 東海ゴム工業株式会社 生コン圧送用ゴムホ−ス
JP2594626B2 (ja) * 1988-10-18 1997-03-26 株式会社フジタ 弾性膨張体を用いた破砕方法

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Publication number Publication date
JPS582948U (ja) 1983-01-10

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