JPS6214590Y2 - - Google Patents

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JPS6214590Y2
JPS6214590Y2 JP5567880U JP5567880U JPS6214590Y2 JP S6214590 Y2 JPS6214590 Y2 JP S6214590Y2 JP 5567880 U JP5567880 U JP 5567880U JP 5567880 U JP5567880 U JP 5567880U JP S6214590 Y2 JPS6214590 Y2 JP S6214590Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案は自動復帰式熱動形過電流継電器の長時
限復帰形の改良に関する。
従来、冷凍機用の電動機保護としては自動復帰
式の熱動形過電流継電器を採用される場合が多
く、この場合の動作特性としては一般に4〜6倍
の過電流で2〜15秒位で動作するものが要求され
るが,その復帰時間については逆に長く2〜3分
以上を要求されていた。
この場合、動作時間については従来技術で満足
できるが、復帰時間を長くすることについては困
難であつた。
第1図は従来の熱動形過電流継電器の内部正面
図の要部を示すもので、1は図示しないヒーター
部に過電流が流れた場合、図示2点鎖線から実線
方向にわん曲するバイメタル板で、その先端1a
には連動板2が係合されている。この連動板2は
上記バイメタル板1のわん曲により図示左側方向
に押され、その左側先端2aに係合された釈放レ
バー3の下方自由端3aを押す。釈放レバー3は
前記連動板2と係合する自由端3a、ケース4に
支持された調整金具5に軸6により軸支された基
部3bおよびその中間部付近に設けられ後述のト
グル機構を形成する作動板7に当接する当接片3
cを有し、自由端3a部分は通常バイメタル板で
形成されることから第1図では別体のものを溶接
等により固着したものが示されている。
なお、これらは一体的に形成される場合もあ
る。このように一体化された釈放レバー3は軸6
のまわりに回動可能である。前記作動板7は弾性
体より成り、その下方部には可動接点8が固着さ
れる。また、上方部には第2図に示すように取付
孔7aを有し、中央部には舌片7bが設けられ、
ケースに固定(図示せず)されたコ字状の基台9
の上下の支持部9a,9bを取付孔7aの上端部
7cと舌片7bの先端7dとにより挟むようにし
て保持され、しかも舌片7bは弾性板であつて撓
み量をもつて基台9へ当接しているので、作動板
7は基台9に弾力的に支持されている。この作動
板7はその下方自由端7e付近に固着した可動接
点8を常時は固定接点10側へ圧接するように配
置され、上部の取付孔7aの上端部7cと舌片7
bの先端7dとのほぼ中間に設けられた突起7f
が第1図に示すように釈放レバー3の当接片3c
と当接するように形成されている。そして釈放レ
バー3の時計方向への回動により作動板の突起7
fが押されて、作動板7はわん曲しながら基台9
の上下支持部9a,9bを結ぶ線上の下部支持部
9b上を超すことになり、この下部支持部9b上
でコ字形基台の9a,9bを結ぶ線上がトグル機
構の死点となつているので、この死点を境にトグ
ル機構が反転し、可動接点8が固定接点10から
解離し、第1図に示すようにストツパー11側へ
移動する。この場合ストツパー11の位置は接点
の自動復帰を必要とするため釈放レバー3の復帰
方向、すなわち反時計方向への回動に伴い作動板
自身も追随しトグル機構を自動的に再反転し得る
よう選定される。すなわち作動板7の下方端部7
eが基台9の上下支持部9a,9bの延長線A−
A′より固定接点10側方向に位置するよう設定
される。このように作動板7、基台9、可動接点
8、固定接点10ストツパー11によりトグル機
構が形成される。このように構成された従来例の
動作を説明すると、まず負荷側事故により過電流
が流れ、バイメタル板1がわん曲し、連動板2を
介して釈放レバー3を軸6のまわりに時計方向に
回動させこの回動により釈放レバー3の当接片3
cで作動板の突起7fを押すことになり、トグル
機構の死点を境に反転動作し、可動接点8は固定
接点10から離れてストツパー11側へ移動す
る。この場合の可動接点8を固着した部分の作動
板7の停止位置は、基台9の支持部9a,9bを
結ぶ延長線A−A′に対して固定接点10側方向
にある。このような接点の開放動作により図示し
ない開閉器等がしや断開放し、過電流が流れなく
なり、バイメタル板1は冷却され、わん曲変形は
復元する。
このバイメタル板の復元動作に伴い作動板7は
その弾性力により突起7fで釈放レバーの当接片
3cを押し戻しながら復帰方向へ移動し、トグル
機構の死点を境にトグル機構が反転復帰し可動接
点8は固定接点10側に自動的に復帰する。この
ように従来実施例によれば、接点の自動復帰を行
なわせるためには、第1図に示すようにトグル機
構を形成する作動板7が動作反転後の可動接点8
を固着した部分の作動板7の停止位置を基台9の
上下支持部9a,9bの延長線A−A′に対して
固定接点10側方向に位置させる必要があり、そ
のためトグル機構が動作反転した時点から復帰反
転するまでの作動板7の移動距離には限度があ
り、この移動距離と比例的に表現できる釈放レバ
ー先端3aの移動距離である復帰ストロークにも
自ずと限度があつた。第3図はバイメタル板の冷
却時のわん曲特性を示し縦軸の動作時のわん曲点
から復帰ストロークの長さのものでは復帰時間
T1を得るのに対し、復帰ストロークではT1
3倍の復帰時間T2を得ることができる。すなわ
ち、縦軸の動作時のわん曲点に対する復帰ストロ
ークの割合が大きくなれば復帰時間を長くするこ
とができる。しかし従来の自動復帰式の熱動形過
電流継電器は、前記したように復帰ストロークを
ある程度以上は大きくすることはできなかつた。
また、仮に復帰ストロークを大きくできたとして
も動作ストローク(過電流によるバイメタル板の
わん曲により釈放レバー3が時計方向に回動し
て、トグル機構が動作反転するまでの釈放レバー
先端3aの移動距離)に接近し過ぎると、復帰の
正確度が損われ、復帰不良を起す可能性があり、
逆に動作ストロークを復帰ストロークに近づけ
て、動作ストロークに対する復帰ストロークの割
合を大きくして復帰時間を長くすることも考えら
れるが、動作ストロークがあまり小さくなると、
過負荷時の動作電流値の調整範囲(第1図の電流
調整ダイヤルDYによる調整)も狭められて遂に
は調整できなくなり、このようなことから従来の
自動復帰式のものでは復帰時間を2〜3分以上に
長くすることは困難であつた。
したがつて、従来はこの対策として別途復帰用
のタイマー等を設けた回路的にも複雑なものとな
り価格も高くなつていた。(図示省略) 本考案はこれらの欠点を解消し、過負荷時のト
グル機構動作反転後の復帰ストロークを長くし
て、トグル機構を形成する作動板自身での自動復
帰ができないようにし、復帰に際しては、バイメ
タル板の冷却時の復元力を復帰用連動板を介して
作動板に伝達し、トグル機構を反転復帰するよう
にした復帰時間の長い自動復帰式熱動形過電流継
電器を提供することを目的としたものである。
次に本考案の一実施例を図面により説明する。
第4図は、本考案の内部正面図の要部を示すもの
で、図において従来例と同符号のものは同一また
は相当する部分を示し、1はバイメタル板2は連
動板、3は釈放レバー、4はケース、5は調整金
具、6は軸、7は作動板、8は可動接点、9は基
台、10は固定接点、11はストツパーであり、
これらの構成については第1図に示した従来例と
ほぼ同様である。ここで、従来例と相違する部分
としては、トグル機構が過負荷により動作反転
後、可動接点8を停止させるストツパー11の位
置が従来例に対してさらに動作方向側(図示左側
方向)にあつて、釈放レバー3の復帰時に作動板
7自身ではそのトグル機構が反転復帰し得ないよ
うな位置に選定されていることである。すなわ
ち、作動板7の下方自由端部7eが基台9の上下
支持部9a,9bの延長線A−A′よりストツパ
ー11側方向に位置するよう選定される。そのた
め復帰ストロークも第1図の従来例に比べて長く
なつている。したがつて、この作動板7の復帰に
ついては、他力復帰が必要となる。20はバイメ
タル板1が冷却復元する際、それと共動して作動
板7を復帰方向へ引戻す復帰用連動板で、各バイ
メタル板の先端1aの右側面と当接係合する復帰
被押圧部20aおよび作動板の下方自由端7eの
左側面と当接係合し復帰時に押圧する復帰押圧部
20bを有し、第5図の矢視断面図に示すとおり
連動板2と対向配設される。
このように構成された本考案の動作は、図示し
ないヒーターに過電流が流れると、バイメタル板
1が過熱されて図示左方向へわん曲変形する。こ
のわん曲変形によりバイメタル板先端1aで連動
板2を左側方向へ押すことになり、これに伴つて
釈放レバー3をこれに係合された作動板7の弾性
力に打ち勝つて軸6のまわりに時計方向へ回動さ
せる。この釈放レバー3の回動により、釈放レバ
ーの当接片3cで作動板の突起7fを押すことに
なり、トグル機構が動作反転して第4図に示すよ
うに可動接点8がストツパー11側に反転し停止
する。この接点の開放動作により図示しない電源
側の開閉器等が開放し過電流がしや断され、バイ
メタル板1には電流が流れなくなり、自然冷却さ
れて、わん曲変形も常態に復元するようになる。
この場合、本考案によれば復帰ストロークを通常
の自動復帰式よりも大きくし復帰時間を長くする
ことができる。即ち、動作反転後の可動接点8を
固着した部分の作動板7の停止位置を、基台9の
上下支持部9a,9bの延長線A−A′よりスト
ツパー11側方向となるよう形成されているの
で、本来ならばそのトグル機構からして復帰し得
ないにもかかわらず、復帰用連動板20の追加に
よりバイメタル板1の冷却復元力をこの復帰用連
動板20を介して作動板7に伝達しトグル機構の
死点を境に反転復帰し、作動板7の下方自由端7
eに固着した可動接点8を自動復帰させることが
できる。このように作動板7の動作反転時の停止
位置が、基台9の上下支持部9a,9bの延長線
A−A′より左側方向に位置するようストツパー
11の配置を設定し、復帰用連動板20を追加す
るだけの簡単な構造変更により、従来実現できな
かつた復帰時間2〜3分以上のものを得ることが
できるようになつた。
以上のように本考案によれば、過電流動作用バ
イメタル板1、該バイメタル板1によつて作動時
押圧される被押圧部と端部に押圧部2aを有する
連動板2、該連動板押圧部2aに一端を当接押圧
され、他端を固定部に回動可能に支持された釈放
レバー3、該釈放レバー中間部に設けられた当接
片3c、コ字状に形成され、該コ字状外側腕部に
それぞれ支持部9a,9bを有する基台9、該基
台支持部に揺動可能に保持され、遊端部に可動接
点8を有し前記当接片により押圧される弾性作動
板7、該作動板の可動接点にそれぞれ対接する固
定接点10とストツパー11を配置し、前記基台
の2つの支持部9a,9bを結ぶ線上A−
A′を、過電流動作時の前記弾性作動板の反転停
止位置が越えるごとく前記ストツパー11の位置
を定めたので、復帰ストロークを従来に比べて大
きくでき、動作ストロークを不必要に小さくする
こともなく、また、前記連動板2とバイメタル板
1を挟んで対向配置され、前記バイメタル板1に
よつて復帰時押圧される復帰被押圧部20aと端
部に復帰押圧部20bを有する復帰用連動板2
0、該復帰用連動板の復帰押圧部20bが前記弾
性作動板7の端部を復帰方向に押圧するごとく対
接せしめたので、復帰ストロークが大きいにもか
かわらず作動板のトグル機構が完全に反転復帰
し、接点を自動復帰させることができる。したが
つて、従来例のように別途復帰用のタイマー等を
使用する必要もなく、動作電流値の調整可能な復
帰時間の長い、しかも構造簡単で、安価な自動復
帰式熱動形過電流継電器を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来実施例の熱動形過電流継電器の要
部を示す内部正面図、第2図は作動板支持部説明
のための斜視図、第3図はバイメタル板冷却時の
わん曲復元特性曲線を示し、復帰ストロークと復
帰時間の関係を説明するためのもの、第4図は本
考案の要部を示す内部正面図、第5図は第4図の
B−B′矢視断面図である。 1……バイメタル板、2……連動板、3……釈
放レバー、6……軸、7……作動板、8……可動
接点、9……基台、10……固定接点、11……
ストツパー、20……復帰用連動板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 過電流動作用バイメタル板1、該バイメタル板
    1によつて作動時押圧される被押圧部と端部に押
    圧部2aを有する連動板2、該連動板2とバイメ
    タル板1を挟んで対向配置され、前記バイメタル
    板1によつて復帰時押圧される復帰被押圧部20
    aと端部に復帰押圧部20bを有する復帰用連動
    板20,前記連動板押圧部2aに一端を当接押圧
    され、他端を固定部に回動可能に支持された釈放
    レバー3、該釈放レバー中間部に設けられた当接
    片3c、コ字状に形成され、該コ字状外側腕部に
    それぞれ支持部9a,9bを有する基台9、該基
    台支持部に揺動可能に保持され、遊端部に可動接
    点8を有し前記当接片により押圧される弾性作動
    板7、該作動板の可動接点にそれぞれ対接する固
    定接点10とストツパー11を配置し、前記基台
    の2つの支持部9a,9bを結ぶ線上A−
    A′を、過電流動作時の前記弾性作動板の反転停
    止位置が越えるごとくストツパー11の位置を定
    めると共に、前記復帰用連動板の復帰押圧部20
    bが前記弾性作動板7の端部を復帰方向に押圧す
    るごとく対接せしめたことを特徴とする自動復帰
    式熱動形過電流継電器。
JP5567880U 1980-04-21 1980-04-21 Expired JPS6214590Y2 (ja)

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JPS56156247U JPS56156247U (ja) 1981-11-21
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