JPS5934033Y2 - バイメタル式タイムスイッチ - Google Patents

バイメタル式タイムスイッチ

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JPS5934033Y2
JPS5934033Y2 JP2197078U JP2197078U JPS5934033Y2 JP S5934033 Y2 JPS5934033 Y2 JP S5934033Y2 JP 2197078 U JP2197078 U JP 2197078U JP 2197078 U JP2197078 U JP 2197078U JP S5934033 Y2 JPS5934033 Y2 JP S5934033Y2
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JP
Japan
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bimetal
operation button
plate
contact
plate cam
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JP2197078U
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JPS54124973U (ja
Inventor
隆文 浅田
信一 水口
卓司 中村
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松下電器産業株式会社
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  • Thermally Actuated Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はバイメタル式タイムスイッチに関するものであ
る。
従来電子式やゼンマイ式のタイムスイッチに比べて低コ
ストで操作が容易なことからバイメタル式タイムスイッ
チが広く使われているが、従来のバイメタル式タイムス
イッチにおいては、設定時間が経過し、「自動断」した
後直ちに「再セット」して連続使用しようとしても再セ
ットができず加熱されたバイメタルが冷却されるまで待
たねばならなかったり、途中での「手動筒」の操作が容
易でない等の欠点があり、実用上使いづらいものであっ
た。
本考案はバイメタルの加熱変位と冷却変位の1サイクル
により設定時間を制御しかつ途中で「手動筒」が容易に
行なえ、しかも「手動筒」のセット、「手動筒」、「再
セット」の全ての操作が同じ釦のブツシュ操作により容
易に行なえる操作性に優れかつ高精度なバイメタル式タ
イムスイッチを提供するものである。
本考案を自動車用窓ガラス霜取ヒーター用タイムスイッ
チに採用した実施例に従い説明する。
本実施例は自動車の車内と車外の温度差力吠きい時に空
気中の水蒸気が露結した窓ガラスを加熱乾燥して曇りを
除去するための霜取りヒーターを一定時間後に自動断し
て切り忘れを防ぎ、バッテリー電力を節約するためのタ
イムスイッチである第1図および第3図において、上ケ
ース1に出入自在の操作釦2には係止ピン3が1体的に
設けられるとともに釦復帰バネ16により上方向に押圧
されながら取付板4により下ケース2oのガイド部20
aに摺動自在に取りつけられている。
取付板4にはスペーサ5と戻しバネ10とともに支軸1
1により係止ピン3と係脱する位置に板カム6が戻しバ
ネ10により常にスペーサ5に押圧されながら反時計方
向に力を加えられ、回動自在でかつカム面に対し垂直方
向に揺動自在に取り付けられている。
板カム6の切り起し部6bには軸8と戻しバネ9ととも
に一方向レバー7が戻しバネ9により押圧されながら回
動自在に取り付けられている。
操作釦2には接点バネ12に押圧された可動接点13が
ピン14により、摺動自在に取付けられ、可動接点13
は下ケース20に端子17.18とともにかしめ取り付
けられた固定接点15.15’ に接触して第9図に示
す第1の接点S1を構成し35に示す外部に設けられた
霜取ヒーター35を通電加熱する。
第2図において下ケース20の突出部20bにはバイメ
タル加熱ヒーター27に通電されるための固定接点28
と、これに対向する位置に端子18と導通する板バネ状
の可動接点32が固定されて、第9図に示す第2の接点
S2を構成している。
突出部20bに揺動自在に取り付けられ、多少のバネ性
を備えたアクチェーター19と可動接点32の間にはU
バネ22が係止されバイメタルに応動して第2の接点S
2を連続的に開閉するとともに開および閉のいずれの位
置においても安定するよう構成されている。
下ケース20には端子21の延長部21aにネジ31を
介して導通させられたL型板29にバイメタル23がネ
ジ止めされ、バイメタル23には加熱冷却時間を長く設
定するため熱容量の大きい鋼球24と伝熱板25を一体
的に溶接し、伝熱板25には絶縁フィルム26の上から
さらにバイメタル加熱ヒーター27が巻かれ、このバイ
メタル加熱ヒーター27の一端は固定接点28に接続さ
れ、他端は伝熱板25に溶接され、鋼球24、バイメタ
ル23とL字板29を介して端子21に導通している。
バイメタル23の曲げ部23aはバイメタル23がバイ
メタル加熱ヒーター27により加熱され、70℃から1
10℃の間において一方向レバー7と係止する位置に設
けられ、アクチェーター19はバイメタル23が120
℃に達した時に第2の接点S2を閉から開に切替えるよ
う位置決めされている。
第3図において前述の操作釦2には傾斜部2aが一体的
に設けられ、操作釦2が実線の位置から点線に示す2′
の位置に上昇する際にはアクチェーター19の接触部1
9aと接触するよう構成され、全体は上ゲース1により
覆われている。
次に作用動作について説明する。
第1図において操作釦2′を指で軽く押すと係止ピン3
は第8図に示す板カム6の円弧部6dに当接し板カム6
を時計方向に回動させながら下方へ押し進み突出部6e
に接する。
この時指を操作釦2から離すと係止ピン3は板カム6の
係止部6fに係止し、操作釦2は第1図に示す押し込ま
れた状態で保持され可動接片13は固定接点15.15
’ と接し常温においては第4図に示すように可動接
点32は固定接点28と接し第9図に示すように霜取り
ヒーター35がバッテリー34により通電され窓ガラス
の霜取が開始されるとともにバイメタル加熱ヒーター2
7にも通電が始まる。
この状態を「セット」の状態と呼ぶ。
さて、第2図においてバイメタル加熱ヒーター27の通
電により発生したジュール熱は絶縁フィルム26、伝熱
板25、鋼球24を径でバイメタル23に伝熱していく
わけであるが、鋼球24の熱容量が大きいためバイメタ
ル23が設定温度に達するまでには比較的長い時間(約
4分)を要する。
これは後述する冷却時間約4分を加えて、計8分間窓ガ
ラスの霜取をするよう設計したためである。
なお・、鋼球24は体積に比べて表面積が小さく放熱量
が少ないので表面を特に断熱材等で覆う必要がなく量産
時において放熱量のバラツキを少なく押え、高い時間精
度を確保できる。
時間が経過し第5図においてバイメタル23が加熱され
て矢印E方向に撓むと曲げ部23aは一方向レバー7に
接し図中点線で示すように軸8を中心に一方向レバー7
を僅かに回動させるが加熱がさらに進むと一方向レバー
7は離れて戻しバネ9の働らきにより元の状態に戻る。
なお、この時の温度T1を110℃に設定している。
さらに加熱が進みバイメタル23の温度がT2=120
℃に達すると第6図のようにバイメタル23はアクチェ
ーター19に矢印F方向に変位を与えるので可動接点3
2は固定接点28から離れ、Uバネ22の働らきにより
、離れた状態が維持され第10図に示すように第2の接
点S2は開きバイメタル23は冷却を始める。
しかしながら前述のとうり、第2図における鋼球24は
多量の熱量を蓄積しているため、T3=70℃まで冷却
するには約4分を要する。
時間が経過しバイメタル23がT3=70℃まで冷却さ
れると第7図に示すようにバイメタル23は矢印G方向
に戻り曲げ部23aは一方向レバー7とともに板カム6
を矢印BC方向に持ち上げて板カム6と係止していた係
止ピン3を解除させる。
この時板カム6は戻しバネ10の力によりCDからDA
力方向戻され、取付板4の切起部4aに当接して安定す
る。
同時に第1図における係止ピン3は操作釦2と一体とな
って釦復帰バネ16により押し上げられそれぞれ3’、
2’の位置に復帰して止まる。
この復帰により可動接点13は固定接点15.15’
から離れ第11図に示す第1の接点S1は開き窓ガラス
を乾燥させていた霜取ヒーター35への通電は「自動断
」する。
なお、操作釦2が押し上げられる過程において傾斜部2
aは第7図に示す第2の接点S2が開いて傾いた状態の
アクチェーター19の接触部19aを第4図のごとく垂
直状態に押し戻すので、これにより第11図に示す第2
の接点S2は閉じて次回の操作を待機している。
第12図に示すのはチャート図である。
常温Toにおいて操作釦2を操作して「セット」するこ
とにより第1の接点S1を閉じるとバイメタル23は加
熱され約4分後にバイメタル23の温度はT1(110
℃)を経てT2(120℃)に達し、このちの時点で第
2の接点S2が開き、バイメタル23は冷却を始める。
その後さらに4分が経過してt3になるとバイメタル2
3の温度はT3(70℃)になるがこの時前述のとうり
板カム6から係止ピン3が解除され第1の接点S1は開
き、霜取ヒーター回路は「自動断」する。
「再セット」シたい時は再び操作釦2を操作すると (
この時の温度をT4とする。
)バイメタル23は前述と同様に加熱され始めT2を経
てT3に冷却されたt3′の時点で「自動断」する。
以上説明したように第5図、第7図に示す一方向レバー
7の働らきによりバイメタル23の加熱変位と冷却変位
の1サイクルにより設定時間を制御できるので、「自動
断」後、直ちに操作釦2を押した場合にもバイメタル2
3は既に冷却されているため「再セット」が可能であり
、従来のように「再セット」する場合に加熱されたバイ
メタル23が冷却するのを待つ必要がない。
またセット後、窓ガラスの霜取が早く完了した時等に「
手動断」の操作をする時は操作釦2を指で軽く押すと第
6図において係止ピン3は板カム6の傾斜部6aに接触
し、釦復帰バネ16の力により、板カム6を第6図紙面
手前方向に持ち上げ、点線で示す3′の位置に戻る。
この動作はバイメタル23が加熱中でも冷却中でもいず
れの場合にも可能である。
また、バイメタル23が冷却途中の状態においても操作
釦2を押してセットすることができることは言うまでも
ない。
以上は係止ピンを係合する板カム6に一方向レバー7を
設けた実施例に従がい説明したが、第15図に示すよう
に操作釦2″に設けられたハート型カム39を係合する
係止ピン43を有するストッパー40とこのストッパー
40をハート型カム39に向って付勢し、かつストッパ
ー40に反時計方向に回動力を与える第2のバネ41と
、ストッパー40に回動自在に取付けられた一方向レバ
ー7を設けても同じ効果が得られる。
この構成において、「手動断」の動作を行なう場合は操
作釦2″を下方向に押すとハートカムの係止部39Aに
係合していた係止ピン43がバネ41の回動力により係
合が解除されて操作釦2″は第1のバネ16の力により
上方に押し戻され、可動接点13は固定接点15.15
’ から離れるものである。
また、一方向レバー7を板カム6やカムレバー40に設
けずバイメタル側に設けても同じ効果が得られることは
図示するまでもない。
以上説明したように本考案によれば「セット」「手動断
」「再セット」の全ての動作が1つの釦のブツシュ動作
により容易に行なえ、便利でかつ高精度で長時間動作の
可能なバイメタル式タイムスイッチの構成が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のバイメタル式タイムスイッチの一実施
例の正面断面図、第2図は第1図におけるバイメタル式
タイムスイッチのAA’断面図、第3図は第1図におけ
るスイッチ部BB’断面図第4図はバイメタル加熱開始
時の要部分解斜視図、第5図はバイメタル加熱中の要部
分解斜視図、第6図はバイメタル加熱完了時の要部分解
斜視図、第7図は自動断瞬間の要部分解斜視図、第8図
は板カムの詳細図、第9図はバイメタル加熱中の回路図
、第10図はバイメタル冷却中の回路図、第11図は非
作動時の回路図、第12図は同動作チャート、第13図
は他の変形実施例を示す要部斜視図である61・・・・
・・上ケース、2・・・・・・操作釦、3・・・・・・
係止ピン、4・・・・・・取付板、6・・・・・・板カ
ム、7・・・・・・一方向レバー、8・・・・・・軸、
9・・・・・・戻しバネ、10・・・・・・戻しバネ、
11・・・・・・支軸、12・・・・・・接点バネ、1
3・・・・・・可動接点、15,15’・・・・・・固
定接点、16・・・・・・釦復帰バネ、19・・・・・
・アクチェーター、20・・・・・・下ケース、22・
・・・・・Uバネ、23・・・・・・バイメタル、24
・・・・・・鋼球、25・曲・伝熱板、27・・・・・
・バイメタル加熱ヒーター、28・・曲固定接点、29
・・・・・・L字板、32・・・・・・可動接点、34
・・・・・・バッテリー、35・・・・・・霜取ヒータ
ー、39・・間ハート型係止カム、40・・・・・・ス
トッパー、41・・曲コイルバネ。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)釦復帰バネにより常に上方に付勢され、上下に摺
    動可能でかつ凸起部を有する操作釦と、前記操作釦の摺
    動により開閉される第1の接点と、この操作釦に固定さ
    れた係止ピンと、一端を係止され、他端近傍に前記係止
    ピンに係合脱離する係止部を有する揺動自在な板カムと
    、この板カムを前記操作釦に向って付勢し、かつ回動力
    を与える戻しバネと、一端を固定されたバイメタルおよ
    び、前記操作釦の凸起部に係合脱離するアクチェータを
    有し、このアクチェータの変位により開閉し、かつ前記
    バイメタルに設けられたバイメタル加熱ヒータを直列に
    接続された第2の接点と、一端を板カムに当接し、他端
    を前記バイメタルに係合自在で、かつ前記板カムとは略
    直角方向に回動自在で、前記板カムにその略中央を支持
    された一方向レバーと、この一方向レバーに回動力を与
    える戻しバネとを有し前記板カムは前記係止部に隣接し
    て前記操作釦を摺動させたときに前記係止部から解除す
    るための傾斜部と前記操作釦を摺動させたときに、前記
    係止ピンを係止部に案内するガイド部を有するバイメタ
    ル式タイムスイッチ。
  2. (2)一方向レバーは一端をバイメタルに当接し、他端
    を前記板カムに係合自在で、かつ前記板カムとは略直角
    方向に回動自在で前記バイメタルにその略中央を支持さ
    れた、実用新案登録請求の範囲第1項記載のバイメタル
    式タイムスイッチ。
  3. (3)一端を係止され、かつ第2のバネによって操作釦
    に向かつて付勢されると共に回動力を与えられた板状ス
    トッパーを有し、前記係上ピンはこの板状ストッパーに
    固定され、前記一方向レバーはこの板状ストッパーの他
    端近傍またはバイメタルに回動自在に取付けられ、前記
    係止ピンは操作釦に設けられたハート型カムに係合する
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のバイメタル式タイ
    ムスイッチ。
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