JPS6214577A - フアクシミリ装置等の自動白波形補正方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明はファクシミリ、スキャナー装置に関し、特に原
稿を押さえる圧板の白色面をＣＯＤ　（電荷結合素子）
で読み取り、その白波形により、光源の不均一性、ＣＣ
Ｄ感度のビットばらつき、光学系の収差等の影響による
ＣＯＤ出力の不均一性を補正する、いわゆる自動白波形
補正方式に係るものである。

（従来技術） 自動白波形補正は、上述したように、原稿を読み取る前
に読み取り位置にある圧板の白色面を読み取り、その白
波形を一画素毎に多値化し、その得られた生の白波形デ
ータをもとにプログラマブルディン増幅器のゲインをビ
ット毎に変えて、光源の不均一性、ＣＣＤ１度のビット
ばらつき、光学系の収差等の影響によるＣＯＤ出力の不
均一性を補正するものである。即ち、レベルの低いビッ
トはゲインを上げ、レベルの高いビットはゲインを下げ
る。　この補正値は白波形メモリにストアされており、
原稿のイメージ内ではこの値で補正を行う。

しかしながら、もし補正値を決める圧板の白色面部がゴ
ミ等でよごれていると、その部分のレベルが低下してし
まう、その値で補正を行うと、その部分のゲインを最大
としてしまう、そうなれば、多値化（あるいは２値化）
の為のピークホールド値は、その異常値となってスレッ
シュレベルは相対的に上がってしまい、転写画像に黒ス
ジの発生する危険性が発生する。

この様に、圧板の白色面を読んで自動白波形補正を行っ
ているファクシミリ等では、圧板の白色面部が埃や塵等
で汚れると、補正が逆効果となり、読み取り画像に黒ス
ジが発生する。

（目的） 本発明はこの様な背景に基づいてなされたものであり、
圧板の白色面（原稿押し圧面）に埃や塵が付着していて
も異常画像を作ることのない自動白波形補正方式を提供
することを目的とする。

（構成） そのために本発明は、プログラマブルゲイン増幅器で補
正後の白波形で異常なレベルを検出した場合、表示装置
を用いてオペレータに圧板の汚れを警告する様にしたこ
とを特徴とするものである。

以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。

第１図はファクシミリ装置における画像読み取り処理及
び自動白波形補正方式の機能ブロック図である。

図に於いて、■は図示しない原稿読み取り部に載置され
た原稿の反射光を受光して電気信号を変換するＣＯＤで
あり、２はこのＣＯＤ出力を増幅するプログラマブルゲ
イン増幅器（ＡＭＰ）である。

ここで増幅されたＣＯＤ出力はＡ／Ｄ　（アナログ／デ
ジタル）変換部５でＡ／Ｄ変換され、０．１値号として
画像処理部６で処理され、更に２値化部８で２値化され
、受信器側に送信される。

ここで、原稿を読み取る前に、読み取り位置にある圧板
（図示せず）の白色面をＣＣＤ１で読み取り、Ａ／Ｄ変
換部５で多値化し、このデータを白波形メモリ３にスト
アすると共に、このメモリデータに基づいてプログラマ
ブルゲイン増幅器２のゲインをビット毎に変え、Ｃ０Ｄ
Ｉの出力の不均一性を補正することは前述した通りある
。尚、４はＡ／Ｄ変換部５における多値化、２値化のた
めのピークホールド値を決めるピークホールド部である
。

そして、圧板の白色面が汚れていない場合は、第３図（
ａ）に示す様に、第１図ａ部分の出力波形が表され、ま
た第１図す部分の補正波形は同図（ｂ）に示す様に平坦
な切れない波形となる。

しかしながら、圧板の白色面が汚れていると、第４図（
ａ）に示す様に、ＣＣＤの出力、即ち第１図ａ部分の出
力は、汚れに対応した出力低下部Ｐ１を持つことになる
。そして、この様な波形を補正した第１図す部分の波形
は第４図（ｂ）に示す様に、汚れに対応したビット（１
画素）部分のゲインは、Ｐ！の如く突出して仕舞うこと
も前述した通りである。

そこで、本発明では補正値を決める為にビット毎に多値
化する時、そのビットが異常（例えば白が０〜工５迄の
１６値の１５とすれば８以下を異常ビットと判定）であ
るかを判断し、もし１ライン終了時で異常ビットがなけ
れば原稿の読み取りを開始し、１ビツトでも異常があれ
ばオペレーターに警告する。

７は異常ビット検出部であり、Ａ／Ｄ変換部５で多値化
されたデータから異常値、例えば１６僅の内の８以下を
検出し、このデータをマイクロＣＰＵ９に取り込む。

マイクロＣＰＵ９ではこの結果を表示部１０に出力し、
オペレータに警告表示する。

従って、オペレータとしてはこの警告表示に基づき操作
を停止し、圧板の白色面を清掃するようにすれば、黒ス
ジ画像を作成することがない。

警告表示方法としては、ＬＥＤ、ＬＣＤ等による状態表
示あるいはキャラクタ−表示等が考えられる。また警告
内容としては圧板の汚れをオペレータに知らせる様なも
のとする。

第２図はその制御フローチャートである。

このフローチャートから明らかなように、圧板白色面に
特別な汚れ、即ち、画像に黒スジが発生する様な汚れが
発生している場合は、Ａ／Ｄ変換部５で多値化した後、
異常ビットを判定して直ちに表示部１０で警告表示を行
うものである。即ち、この場合はプログラマブルゲイン
増幅器２におけるゲイン補正は行わない。

圧板白色面に特別な汚れがない場合、即ち、全くないか
、あっても画像に黒スジが発生する程の汚れではない場
合は、白波形メモリ３にデータをストアし、これに基づ
いてプログラマブルゲイン増幅器２のゲインを上下し、
このプログラマブルゲイン増幅器２から、第３図（ｂ）
に示す如き補正波形を出力する。

そして、１ライン終了時に原稿読み取りを開示する。

（効果） 本発明は以上述べた通りのものであり、本発明に係るフ
ァクシミリ装置等の自動白波形補正方式によれば、圧板
の汚れを１画素毎に異常ビット検出部で検出し、これを
表示部でオペレータに警告表示するようにしたから、異
常画像・黒スジ画像の作成を未然に防止することが出来
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る自動白波形補正方式の
機能ブロック図、第２図は同、制御フローチャート、第
３図は正常時の波形図であり、（ａ）は第１図ａ部に於
ける波形図、（ｂ）は第１図す部に於ける波形図、第４
図は異常時の波形図であり、（ａ）は第１図ａ部に於け
る波形図、（ｂ）は第１図す部に於ける波形図である。 １・・・ＣＣＤ、２・・・プログラマブルゲイン増幅器
、５・・・Ａ／Ｄ変換部、７・・・異常ビット検出部、
１０・・・表示部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 原稿を読み取る前に読み取り位置にある圧板の白色面を
   読み取り、その白波形を一画素毎に多値化し、得られた
   データをもとにプログラマブルゲイン増幅器のゲインを
   ビット毎に変え、電荷結合素子出力の不均一性を補正す
   るファクシミリ装置等に於いて、ビット毎の多値化、も
   しくは２値化データが所定値以下の場合、これを検出し
   、警告表示するようにしたことを特徴とするファクシミ
   リ装置等の自動白波形補正方式。