JPS62144470A - 非定形用紙の給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一産業上の利用分野− この発明は、プリンタ、イメージ読み取り装置等への媒
体用紙の給紙装置に関するもので、特に、円形、楕円形
、菱形、五角形等の非定形の媒体用紙の給紙装置に関す
るものである。

−発明の概要− この発明は、給紙台と印刷領域やイメージ読み取り領域
等の処理領域との間にイメージスキャナと用紙旋回装置
とを備えたターニングステーションを設け、挿入された
媒体用紙のプレ印刷パターンをイメージスキャナで読み
取って予め記憶させたパターンと合致するまで用紙旋回
装置を駆動させることにより、非定形用紙の姿勢、特に
その傾斜を矯正して処理領域に送り込むことができるよ
うにしたものである。

一従来の技術− 媒体用紙にプリンタで印刷処理を行う場合やイメージ入
力装置で読み取り処理を行う際には、用紙を所定の位置
に傾きなく正確に位置決めする必要がある。従来のプリ
ンタやイメージ入力装置に用いられている給紙装置では
、用紙の側辺や前辺を基準として用紙の位置決めを行っ
ている。

−発明が解決しようとする問題点− 洋装品に糸等で吊り下げられたり包装袋に同封される商
品ラベルには、円形、楕円形、菱形、五角形等の非定形
のものも多く使用されている。ところがこのような非定
形用紙は、従来の給紙装置では傾きな（プリンタ等に自
動給紙することが不可能であった。

一般に商品ラベルは、予めプレ印刷によって製造元老等
を印刷しておき、個々の商品に添付する際に所定の記載
欄に商品名や品番、定価等を記載するようにしているが
、個々の商品に対応する記載事項を電子計算機のプリン
タで印刷させようとすると、非定形用紙の方向を自動的
に設定できる給紙装置がなかったので、オペレータが用
紙を一枚宛その方向を決めてプリンタに挿通する必要が
あり、きわめて非能率的であった。

また商品に添付されたラベルを回収して売上簿の統計処
理を電子計算機で行う際にも、非定形のラベルをキャラ
クタリーダの読み取り位置に正確に設定できる給紙装置
がなかったので、一枚宛人手により入力処理を行わねば
ならず、非能率的である。

この発明は、以上の問題に鑑み、非定形の媒体用紙を正
確に印刷領域や読み取り領域に位置決めできる給紙装置
を得ることを目的としている。

−問題点を解決するための手段− この発明の給紙装置は、媒体用紙の外形を基準とするの
ではなく、媒体用紙に予め印刷されたパターン、即ちプ
レ印刷パターンを基準として媒体用紙の方向を設定する
もので、図示実施例の符号を用いて説明すると、給紙台
６と処理領域Ａとの間にイメージスキャナ２２と用紙旋
回装置３２とを備えたターニングステーション１２が設
けられ、用紙旋回装置３２は、イメージスキャナ２２で
読み取ったイメージ情報を記憶しているイメージ情報と
合致させるように駆動されることを特徴とするものであ
る。

一作用一 上記構成の給紙装置では、給紙台６から挿入された用紙
７は一旦ターニングステーション１２で停止させられ、
このターニングステーション１２への進入途中（第２実
施例）またはターニングステーション１２上（第１実施
例）でイメージスキャナ２２により用紙上のプレ印刷パ
ターンが読み取られる。ターニングステーション１２に
備えられた用紙旋回装置ｉ＆３２は、読み取ったイメー
ジ情報と予め設定して記憶させたイメージ情報とが一致
するように駆動されてターニングステーション上の用紙
を旋回させる。このようにして給紙台から挿入された用
紙の方向を該用紙にプレ印刷されたパターンを基準とし
て矯正するので、直線辺を有しない用紙でも正確に位置
決めして印刷領域Ａ等の処理領域に送り込むことができ
る。

上記構成において、図示実施例に示すように、用紙の給
送方向と直角に用紙中心線Ｐを挟んで配置された２つの
相互に等遠道方向回転と等速同方向回転とに切り換え駆
動されるローラ１５．１６５１．５２を有する用紙旋回
装置３２を用いれば、該ローラ１５．１６．５１．５２
の相互逆方向回転により用紙７を旋回させることができ
、またローラ１５．１６．５１．５２の相互同方向回転
により用紙を給送することができるから、きわめて好都
合である。

一実施例− 以下、この発明をプリンタの給紙装置に用いた実施例を
示す図面について説明する。図示実施例では、非定形用
紙として円形用紙を用いた例が示されている。

第１図ないし第３図はこの発明の第１実施例を示すもの
で、第１図中、１はプラテン、２は印刷ヘッド、３．４
はプラテン１の前後に゛配置された紙送りローラであり
、プラテン１と印刷へラド２との間に印刷領域Ａが形成
される。５は自動給紙装置であり、自動給紙装置５は、
昇降する給紙台６、給紙台６に積載された用紙７の上面
前端に当接する給紙ローラ８、給紙ローラ８から送り出
された用紙を１枚宛分離する分離ローラ９、用紙７の側
辺ガイド１０．１０及び用紙７の前縁ガイド板１１を有
している。

１２はターニングステーションであり、１３はターニン
グステーション１２の用紙進入側に配置された紙送りロ
ーラ、１４は紙送りローラ１３と紙送りローラ３との間
で用紙をガイドするガイド板である。紙送りローラ１３
は、紙送りローラ３及び４と共にプラテン１と駆動連結
されて等しい周速で回転する。

ターニングステーション１２は、そのガイド板１４に設
けた切り欠き孔から上部を突出させて十文字に配置した
４個のローラ１５ないし１８を有し、ローラ１５と１６
との軸は、用紙７の給送方向と直交している。用紙７は
、側辺ガイド１０により、用紙７の中心をローラ１５な
いし１８の中心に一致させて給紙台６上に装填されてい
る。

またターニングステーション１２は、反射ミラー１９、
結像レンズ２０及びイメージセンサ２１を有するイメー
ジスキャナ２２を有しており、該イメージスキャナ２２
は、ターニングステーション１２の上方に横架したガイ
ドレール２３．２４に沿って走行するキャリア２５に搭
載されている。

第２図は、ローラ１５ないし１８の駆動機構を示すスケ
ルトン図で、２６は横駆動軸、２７は第１縦駆動軸、２
８は第２縦駆動軸、２９はプラテン１の軸に固着された
プーリ、３０は横駆動軸２６にクラッチａを介して軸着
されたプーリ、３１はプーリ２９．３０間に巻架された
タイミングベルト、３２は第１１駆動軸２７に連結され
たパルスモータである。横駆動軸２６には、クラッチｂ
を介してベベルギヤ３３が、クラッチＣを介してスパー
ギヤ３４が、クラッチｄを介してプーリ３５が軸着され
ている。第１縦駆動軸２７にはスパーギヤ３６とベベル
ギヤ３７とが固着され、第２縦駆動軸２８にはスパーギ
ヤ３８とベベルギヤ３９とが固着されている。そしてロ
ーラ１５の軸にはブーＩＪ４０が固着されてタイミング
ベルト４１によりプーリ４２に連結され、ローラ１６の
軸にはスパーギヤ４３とブーＩＪ４４とが固着されてス
パーギヤ４３はスパーギヤ３４と噛合し、プーリ４４は
タイミングベルト４５によりプーリ３５に連結されてい
る。ローラ１７と１８の軸には各々スパーギヤ４６と４
７が固着され、これらが各々スパーギヤ３６と３８に噛
合している。また、ベベルギヤ３３と３７と３９とは相
互に噛合している。これらのプーリ３５．４０．４２及
び４４、スパーギヤ３４．３６．３８．４３．４６及び
４７並びにベベルギヤ３３．３７及び３９は、各々同一
径である。

次に、第１ないし３図を参照して第１．２図の装置にお
ける給紙動作を説明する。

給紙ローラ８及び分離ローラ９により給紙台６上の用紙
７が１枚供給されると、該用紙は紙送りローラ１３で挟
持されて給送され、ターニングステーション１２に送り
込まれる。このとき、クラッチａ、ｄが人、クラッチｂ
、ｃが切の状態となっており、ローラ１５と１６とはプ
ラテン１から駆動力を受けて紙送りローラ１３と等しい
周速で給紙方向に回転しており、紙送りローラ１３から
ターニングステーション１２に送り出された用紙は、ロ
ーラ１５．１６により更に給紙方向に送られる。

用紙がターニングステーション１２の中心に達すると、
装置の紙送り駆動系、即ちプラテン１の回転が停止し、
キャリア２５が走行してイメージスキャナ２２により当
該用紙上のプレ印刷パターンを読み取り、読み取り情報
をＶＲＡＭ　（第２図）に記憶する。次いでパルスモー
タ３２を制御するカウンタ（第２図）の内容をクリアし
、ＶＲＡＭ内の記憶パターンが予め登録されたＶＲＡＭ
０（第２図）内の記憶パターンと一致するかどうかが判
断される。−敗しなければ、ＶＲＡＭ内の記憶パターン
をパルスモータ３２の１パルス当たりの回転角に対応す
る１単位だけ回転させてカウンタに１を加え、再度一致
を調べる。この動作を繰り返して、一致すればクラッチ
ａ、ｄを切、ｂ、Ｃを人にしてパルスモータ３２にカウ
ンタの内容数だけ駆動パルスを与える。すると、ローラ
１５ないしＩ８は、第１図に矢印で示す方向に回転し、
該ローラ１５ないし１８の上の用紙を回転させる。

該回転により、ターニングステーション上の用紙は予め
設定された方向に向けられるから、クラッチａ、ｄを人
、ｂ、ｃを切としてプラテン１を回転させれば、該用紙
はローラ１５．１６により紙送りローラ３へと送られ、
紙送りローラ３に挟持されて印刷領域Ａへと送り込まれ
る。

印刷領域Ａに送り込まれる用紙の方向は、そのプレ印刷
パターンの方向がＶＲＡＭＧに登録されたパターンと一
致する方向であり、給紙台６上に用紙が個々にどのよう
な方向で積載されても、印刷領域Ａに送り込まれる用紙
の方向は一定となる。

第４図は第２実施例を示したもので、第１図と同一の部
材には同一の符号を付しである。以下、第４図の実施例
につき第１実施例と異なる点についてのみ説明する。

イメージスキャナ２２は、固定位置に装着されており、
紙送りローラ１３からターニングステーション１２へと
送り出されるときに用紙のプレ印刷パターンを読み取る
。即ち、読み取り時の走査は、用紙の送り移動によって
与えられる。ターニングステーション１りには、用紙の
給送方向と直交する軸を有する２つのローラ５１．５２
のみが設けられ、該ローラ５１．５２にはこれに圧接さ
れる従動ローラ５３．５４が設けられてターニングステ
ーション１２に送り込まれた用紙をローラ５１．５３お
よび５２．５４との間で挟持する。

ローラ５１．５２の駆動機構は、第２図に示したものと
同様のもので良い。勿論、ローラ１７．１８を有しない
のであるから、第２縦駆動軸２８は不用であり、第１縦
駆動軸２７のスパーギヤ３６も不用である。装置の制御
も第３図に示したと同じ手順で行うことができる。

この第２実施例のものは、ターニングステーション１２
で用紙が回転する際に用紙がローラ５１．５２と従動ロ
ーラ５３．５４で挟持された状態で回転する点が第１実
施例のものと異なる。一般に非定形用紙は、ラベルに代
表されるように厚紙であるから、第１実施例のように用
紙をローラ１５ないし１８上に載置した状態で回転させ
ることが可能であるが、用紙が薄い場合には、第２実施
例のように用紙を挟持した状態で回転させた方が用紙と
ローラとの間のスリップを避けることができるから、用
紙の方向設定はより正確になる。

−発明の効果− 以上説明したこの発明の給紙装置によれば、円形、楕円
形、菱形、五角形等の非定形用紙の方向をそのプレ印刷
パターンの方向を常に一定の方向にして印刷領域その他
の処理領域に供給することができるから、非定形用紙を
給紙する際の煩雑さが解消され、電子計算機等を用いた
非定形用紙への処理を自動的にかつ能率良く行うことが
できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の給紙装置をプリンタに用いた実施例を示
す図で、第１図は第１実施例の斜視図、第２図は第１実
施例におけるターニングステーションのローラの駆動機
構をスケルトンで示す斜視図、第３図は動作手順を示す
流れ図、第４図は第２実施例の斜視図である。 図中、 ６；給紙台　　　　　　７：用紙 １２：ターニングステーション ２２：イメージスキャナ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）給紙台と処理領域との間にイメージスキャナと用
   紙旋回装置とを備えたターニングステーションが設けら
   れ、用紙旋回装置は、イメージスキャナで読み取ったイ
   メージ情報を記憶しているイメージ情報と合致させるよ
   うに駆動される、非定形用紙の給紙装置。
2. （２）用紙旋回装置が用紙の給送方向と直角に用紙中心
   線を挟んで配置された２つの相互に等速逆方向回転と等
   速同方向回転とに切り換え駆動されるローラを含んでな
   る、特許請求の範囲第１項記載の非定形用紙の給紙装置
   。