JPS6214270Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6214270Y2
JPS6214270Y2 JP10806181U JP10806181U JPS6214270Y2 JP S6214270 Y2 JPS6214270 Y2 JP S6214270Y2 JP 10806181 U JP10806181 U JP 10806181U JP 10806181 U JP10806181 U JP 10806181U JP S6214270 Y2 JPS6214270 Y2 JP S6214270Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw shaft
screw
leg
washer
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10806181U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5813343U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10806181U priority Critical patent/JPS5813343U/ja
Publication of JPS5813343U publication Critical patent/JPS5813343U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6214270Y2 publication Critical patent/JPS6214270Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、建設現場において、鉄骨構造体に仮
設作業足場や安全ネツト、その他の部材を吊り下
げる場合等に便利に用い得る仮設工事用クランプ
装置を提供するものである。
この種のクランプ装置は、コの字形本体の一方
の脚部に他方の脚部との間で被取付部材を挟持す
るねじ式クランプを取り付けた従来周知の所謂コ
形クランプ装置の適当適所、例えば前記他方の脚
部の外側に吊り下げ用取り付け具又は他部材取り
付け用ねじ軸(以下、ねじ軸等と略称する)を取
り付ければ良いが、このねじ軸等を単に溶接等で
固着したのでは、使用状態での荷重の作用方向が
前記ねじ軸等の軸心方向に対し斜めになる場合、
当該ねじ軸等に曲げ力が作用して変形したり溶接
部に曲げ応力が集中して破断する恐れがあるの
で、前記ねじ軸等は360度任意の方向に一定範囲
内で揺動可能に装着する必要がある。
このように従来周知の所謂コ形クランプ装置に
前記ねじ軸等を揺動可能に取り付けたものは、例
えば実公昭53−34700号公報に於いて知られてい
るが、この公知例に於けるクランプ装置では、前
記ねじ軸等に相当する吊り鐶を360度任意の方向
に揺動可能にするための手段として、互いに直交
する2つの支点軸を持つ所謂自在継手が使用され
ているので、部品点数が多くて構造が複雑にな
り、コスト高になる。勿論、この公知例には、前
記吊り鐶を360度任意の方向に揺動可能にするた
めの手段とは別に球継手が使用されており、この
球継手を前記ねじ等等の取り付け手段として利用
することも考えられるが、何れにしても前記ねじ
軸等は自転可能な状態となるため、他の部材を連
結するときに当該ねじ軸等が共回りしないように
固定する必要があり、他の部材の連結作業が行い
難い。特に前記公知例の構造では、引張方向に揺
動して斜めになる球継手の内端と前記ねじ式クラ
ンプとの間で被取付部材を挟持することになるの
で、被取付部材に対し安定良く且つ強固に取り付
ける必要のある仮設工事用クランプ装置としては
不適当である。
本考案は上記のような従来の問題点を解決し得
る仮設工事用クランプ装置を提案するものであ
る。
以下例示図に基づいて本考案の一実施例を説明
すると、第1図及び第2図において、1はコの字
形本体であり、帯状体をコの字形に折曲すると共
に、その両側辺から内側に、コの字形に連続する
側壁部2を一体に連設して、コの字形に連続した
凹部3を内側に形成したものであつて、プレス加
工により製造される。
尚、この実施例では、凹部3の両端部も側壁部
2に連続する側壁部2a,2bで閉塞したが、こ
の両端部は開放のままでも良い。又、側壁部2か
らは、さらに横外方に張り出す張り出し部4を、
コの字形に連続させて連設している。
5はねじ式クランプであつて、コの字形本体1
の相対向する一対の脚部6,7の内、一方の脚部
6の底板部8に内向きに一体成形した雌ねじ溝付
き短筒部9に螺合貫通させたねじ軸10と、この
ねじ軸10の内端に相対回転自在に装着した皿ば
ねから成る押圧盤11と、ねじ軸10の外端に連
設した回転操作部12とから構成されている。
13は取り付け用ねじ軸であつて、その内端に
は抜け止め用上広がり形座金14が一体成形、又
は溶接、若くはねじ結合により、連設されてい
る。この座金14は、第1図乃至第3図に示すよ
うに、側面形状が略半円形で平面形状が略楕円形
乃至長円形を呈し、円弧形周面14aをさらに横
断面方向において突曲面に構成したもので、側面
形状(第1図)においても、正面形状(第2図)
においても、上広がり形に構成されている。前記
コの字形本体1の他方の脚部7の底板部15に
は、前記座金14が遊嵌する受座16が外方に突
出するように形成され、この受座16の中央に設
けられた、前記取り付け用ねじ軸13よりも大径
のバカ孔17に、前記取り付け用ねじ軸13が内
側より貫通せしめられている。
前記受座16は、この受座16内での座金14
の揺動運動を伴う取り付け用ねじ軸13の360度
任意の方向への揺動運動を許すが、該取り付け用
ねじ軸13の軸心を中心とする座金14の回転は
阻止し得るように、上広がり凹曲面を備えた楕円
形乃至は長円形の凹部としている。
18は前記取り付け用ねじ軸13に螺嵌された
吊り下げ用取り付け具である。この取り付け具1
8は、吊り下げる物品或いは吊り下げに使用する
資材(チエーンやワイヤーロープ等)に適合する
ように構成すれば良く、第1図に示すようなリン
グ状部材や第4図に示すU字状部材に限定されな
い。又、このように取り付け具18を取り付けて
おくときは、取り付け用ねじ軸13に対して、か
しめる等して固着しても良いし、ねじ軸13を使
用せず、座金14から突設の軸に取り付け具18
を溶接しても良い。勿論、第4図に示すように取
り付け具18からねじ軸19を突設し、これを座
金14に設けた雌ねじ孔20に螺入固定する事も
できる。
取り付け具18を連設しておかないで、取り付
け用ねじ軸13のみを突設しておいても良い。こ
の場合は、使用者が適当な部材を取り付け用ねじ
軸13に螺嵌固定して使用するのであるが、第1
図及び第2図に示す構造では、取り付け用ねじ軸
13がコの字形本体1の内側へ抜け落ちる。そこ
で第5図に示すように、取り付け用ねじ軸13に
抜け止め用ストツパー21を取り付ける事ができ
る。又、取り付け用ねじ軸13に他の部材を取り
付けるときに、この他の部材が嵌合する角軸部を
取り付け用ねじ軸13に有せしめ、取り付けた他
の部材がねじ軸13に対して自転するのを防止す
る事も可能である。
尚、取り付け用ねじ軸13又は取り付け具18
をコの字形本体1に取り付けた状態において、座
金14は、コの字形本体1の凹部3内から突出し
ない大きさに構成されている。
以上のように構成される本考案の仮設工事用ク
ランプ装置は、建設現場における鉄骨構造体の適
所、好ましくは水平横方向に張り出したH型鋼フ
ランジ部にコの字形本体1を嵌合させ、ねじ式ク
ランプ5をねじ込んで、押圧盤11と脚部7との
間で当該H型鋼フランジ部を挾み込む事により、
コの字形本体1をH型鋼に固定し、仮設作業足場
や安全ネツト、その他の部材を、チエーン等を利
用して取り付け具18に吊り下げる事ができ、或
いは、取り付け用ねじ軸13にナツトを併用する
等して直接吊り下げる事ができる。しかも座金1
4の存在により、取り付け具18又は取り付け用
ねじ軸13(以下、ねじ軸13等と略称する)
は、360度任意の方向に揺動可能であるから、前
記ねじ軸13等を利用して吊り下げられた部材の
引張作用方向へ当該ねじ軸13等が傾動すること
が出来、前記ねじ軸13等が固着されている場合
と比較して当該ねじ軸13等に曲げ力が作用して
変形したり取り付け箇所が破損する等の恐れがな
くなり、安全性が向上する。
尚、本考案クランプ装置は、前記ねじ軸13等
が上向きとなるように被取付部材に取り付けて使
用することも出来る。
本考案は以上のように実施し且つ使用し得るも
のであるが、その特徴は、コの字形本体の相対向
する一対の脚部の内、一方の脚部には他方の脚部
に対して遠近方向移動可能に螺合貫通するねじ式
クランプを取り付け、他方の脚部には、前記ねじ
式クランプのある側が開放するように当該他方の
脚部に形成された凹部の底板部に於いて、平面形
状が横長で突出する凹入受座を形成し、この凹入
受座の中央バカ孔に軸部を貫通させた吊り下げ用
取り付け具又は他部材取り付け用ねじ軸(以下、
ねじ軸等と略称する)の内端には、前記凹部内か
らねじ式クランプのある側へは突出しないで前記
凹入受座に対し回転不能で且つ揺動可能に嵌合す
る、平面形状が横長の抜け止め用座金を設けて、
前記ねじ軸等の自転は阻止するが前記座金を支点
とする360度任意の方向への揺動は許容するよう
に構成した点にある。
このような本考案のクランプ装置によれば、実
施例で説明したように前記ねじ軸等に連結された
部材の引張作用方向に応じて当該ねじ軸等が360
度任意の方向に揺動し得るので、当該ねじ軸等の
変形や破損の恐れがなくなり、安全に使用するこ
とが出来る。しかも前記ねじ軸等の自転は、ねじ
軸内端の横長座金とコの字形本体側の横長凹入受
座との嵌合により阻止し得るので、当該ねじ軸等
に他の部材を連結する際に当該ねじ軸等が共回り
することがなく、その連結作業を容易に行える。
更に本考案の構成によれば、コの字形本体の凹
部内から前記ねじ軸等の内端の横長座金が突出し
ないので、被取付部材は一方の脚部のねじ式クラ
ンプと他方の脚部との間で強固に且つ安定良く挟
持固定することが出来、安全に使用することが出
来る。しかもコの字形本体側にはその底板部に凹
入受座を形成するだけで特別な部品を装着する必
要が全くなく、ねじ軸等の内端の座金と前記凹入
受座とで自在継手を構成するものであるから、部
品点数が極めて少なく、構造が非常にシンプルで
安価に実施することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は縦断側面図、第2図は縦断正面図、第
3図は横断平面図、第4図及び第5図は夫々変形
例を示す要部の縦断側面図である。 1……コの字形本体、2,2a,2b……側壁
部、3……凹部、5……ねじ式クランプ、6,7
……脚部、8,15……底板部、13……取り付
け用ねじ軸、14……座金、16……受座、18
……取り付け具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コの字形本体の相対向する一対の脚部の内、一
    方の脚部には他方の脚部に対して遠近方向移動可
    能に螺合貫通するねじ式クランプを取り付け、他
    方の脚部には、前記ねじ式クランプのある側が開
    放するように当該他方の脚部に形成された凹部の
    底板部に於いて、平面形状が横長で外側に突出す
    る凹入受座を形成し、この凹入受座の中央バカ孔
    に軸部を貫通させた吊り下げ用取り付け具又は他
    部材取り付け用ねじ軸の内端には、前記凹部内か
    らねじ式クランプのある側へは突出しないで前記
    凹入受座に対し回転不能で且つ揺動可能に嵌合す
    る、平面形状が横長の抜け止め用座金を設けて、
    前記取り付け具又は取り付け用ねじ軸の自転は阻
    止するが前記座金を支点とする360度任意の方向
    への揺動は許容するように構成して成る仮設工事
    用クランプ装置。
JP10806181U 1981-07-20 1981-07-20 仮設工事用クランプ装置 Granted JPS5813343U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10806181U JPS5813343U (ja) 1981-07-20 1981-07-20 仮設工事用クランプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10806181U JPS5813343U (ja) 1981-07-20 1981-07-20 仮設工事用クランプ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5813343U JPS5813343U (ja) 1983-01-27
JPS6214270Y2 true JPS6214270Y2 (ja) 1987-04-11

Family

ID=29902483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10806181U Granted JPS5813343U (ja) 1981-07-20 1981-07-20 仮設工事用クランプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5813343U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5813343U (ja) 1983-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10935164B2 (en) Device for supporting horizontal pipe in four directions
JPH07217630A (ja) アイボルト
WO2009094302A2 (en) Universal structural attachment for seismic brace
JPS6214270Y2 (ja)
JPS6214271Y2 (ja)
CN206220259U (zh) 一种万向球铰支座机构
JP4851490B2 (ja) 配設体の支持具
CN106368329B (zh) 一种万向球铰支座机构
JP5916182B1 (ja) 控え金具
JPS6133281Y2 (ja)
JPH0450357Y2 (ja)
JP2535358Y2 (ja) パイプ連結金具
JP3007002U (ja) 安全確認ミラー取付具
JPH061827U (ja) 割ナット式締結具
JPH09112751A (ja) 管状体の保持装置
JPH0217083Y2 (ja)
JP2002052296A (ja) 竿掛け用フック
JP6335650B2 (ja) 筋交いの取付装置
JPS644273Y2 (ja)
JP2003314511A (ja) 建築用クランプ
JPH0135991Y2 (ja)
KR0134920Y1 (ko) 천정 패널 고정 장치
JP3046987U (ja) ドーム式安全フック
JPH11139754A (ja) コンクリート製品の吊下げ用金具
JP2552732Y2 (ja) ベランダ型枠用アンカー