JPS62142173A - 1,5−ベンゾオキサチエピン誘導体 - Google Patents

1,5−ベンゾオキサチエピン誘導体

Info

Publication number
JPS62142173A
JPS62142173A JP61280113A JP28011386A JPS62142173A JP S62142173 A JPS62142173 A JP S62142173A JP 61280113 A JP61280113 A JP 61280113A JP 28011386 A JP28011386 A JP 28011386A JP S62142173 A JPS62142173 A JP S62142173A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
formula
reaction
dihydro
hydroxy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61280113A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirosada Sugihara
杉原 弘貞
Minoru Hirata
稔 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US06/806,809 external-priority patent/US4672064A/en
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Publication of JPS62142173A publication Critical patent/JPS62142173A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D327/00Heterocyclic compounds containing rings having oxygen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D327/02Heterocyclic compounds containing rings having oxygen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms one oxygen atom and one sulfur atom
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は医薬として有用な1.5−ペンゾオキザヂエピ
ン誘導体に関する。
従来の技術および発明が解決しようとする問題点本発明
者らは既に、セロトニンS2受容体遮断作用、カルンウ
ム拮抗作用、脳血管孝縮緩解作用。
腎循環改善作用、利尿作用および抗血栓作用を有し、た
とえば狭心症や心筋梗塞等の虚血性心疾患。
血栓や高血圧、脳血管孝縮や一過性虚血発作などの脳循
環障害の予防または治療剤として有用な1゜5−ペンゾ
オキサヂエピン誘導体の製造に成功している(たとえば
ヨーロッパ特許出願公開0145494号)。
該公開明細書中には、好ましい態様として式[式中、R
8はIないし3個のハロゲン+ CI−4アルキル、C
l−4アルコキシ、メチレンジオキン。アミノ。
ニトロまたはヒドロキシで置換されていてらよいフェニ
ルを、R2°はC、−、アルコキンを、XはC1−4ア
ルコキシカルボニルを示す]で表わされる化合物が開示
されているが、式(ビ)中、R6がヒドロキシで置換さ
れたフェニルである化合物については物理化学的性状が
何ら記載されていない。
本発明者らはさらに鋭世研究を進め、式(1′)中、R
6がヒドロキシで置換されたフェニルである化合物かさ
らに高いセロトニンS2受容体遮断作用を示すことを見
出し、本発明を完成した。
問題点をl決するための手段 本発明は式 [式中、Rは水酸基または低級アルコキシ基を示し、X
は低級アルコキシカルボニル基を示すコで表わされる化
合物およびその塩を提供するものである。
上記式(1)中、Rで示される低級アルコキシ基として
はたとえばメトキシ、エトキシ、プロポキシ。
イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、 5ec−
ブトキシ、tert−ブトキシなどの炭素数1〜4のア
ルコキシ基があげられる。Rとして特に好ましくはメト
キシ基である。
Xで示される低級アルコキシカルボニル基としてはたと
えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポ
キシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシ
カルボニル、イソブトキシカルボニル、5ec−ブトキ
ソカルボニル、tert−ブトキシカルボニルなどのC
+−aアルコキシカルボニル基があげられる。Xとして
特に好ましくはメトキシカルボニル基である。
ヒドロキシフェニルピペラジニル基のヒドロキシ基(水
酸基)はフェニル基のいかなる位置(オルト、メタ、パ
ラ)に結合していてもよいが、好ましくはフェニル基の
パラ位である。
上記化合物(I)の中で、式(1)中、基が4−(4−
ヒドロキシフェニル)ピペラジン−1−イルであり、R
が低級アルコキシである化合物が好ましい。とりわけ、
メチル シス−3−ヒドロキシ−4−(3−[4−(4
−ヒドロキシフェニル)ピペラジン−1−イルコプロピ
ル)−7−メドキシー3.4−ジヒドロ−2H−1,5
−ベンゾオキサチェピン−4−カルボキシレートおよび
その酸付加塩が好ましい。
化合物(1)の塩としてはたとえば塩酸塩、臭化水素酸
塩、硫酸塩、硝酸塩、燐酸塩などの無機酸との塩、たと
えば酢酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、フマール酸塩、マ
レイン酸塩、トルエンスルホン酸塩。
メタンスルホン酸塩などの有機酸との塩などの薬理学的
に許容されうる塩があげられる。
本発明化合物(1)はたとえば式 F式中、Wはハロゲン(例、臭素、塩素)または式R”
−8Q、−0−(式中、Rooは低級(C、−、)アル
キル、フェニルまたはp−トリルを示す)で表わされる
基を示し、Roは低級(C,−、)アルコキシ基または
保護されていてもよい水酸基を示し、Xは前記と同意義
]で表わされる化合物と式で表わされるアミン類とを反
応させ、Roが保護された水酸基の場合はさらに、式(
()中、Rが保護された水酸基である化合物を脱保護反
応に付すことにより製造することかできる。
化合物(II)とアミン類(III)との反応は適当な
何機溶媒(例、メタノール、エタノール、ジオキサン。
アセトニトリル、テトラヒドロフラン、N、N−ジメヂ
ルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド、メチ
レンクロリド、ジメチルスルホキシドおよびこれらの任
意の混合溶媒)中で行うことができる。反応温度はθ℃
〜+150℃程度が好ましく、反応速度を高めるために
たとえば、トリエチルアミン、ピリジン、N、N−ジメ
チルアニリンなどの有機塩基、たとえば炭酸カリウム、
炭酸ナトリウム。
炭酸水素ナトリウムなどの無機塩基を触媒として用いて
もよい。
保護された水酸基(例、ベンジルオキシ、メトキシメチ
ルオキシ)から保護基を除去することにより、式(1)
中、Rが水酸基である化合物を得る脱保護反応としては
、たとえば白金、パラジウム、ロジウムなどの金属やそ
れと任意の担体との混合物を触媒とする接触還元反応(
保護された水酸基がペンジルオキンの場合)、たとえば
塩酸、硫酸、燐酸などの無機酸または、たとえばギ酸、
酢酸などの有機酸を触媒とする加水分解反応(保護され
た水酸基がメトキンメチルオキシの場合)があげられる
上記接触還元反応は通常水または有機溶媒(例、メタノ
ール、エタノール、エチルエーテル、ジオキサン)の存
在下に行われ、反応温度は還元手段によって異なるが、
一般には一20°C〜+1000C程度が好ましい。本
反応は常圧で充分目的を達成することができるが、都合
によって加圧あるいは減圧下に反応を行ってもよい。
上記加水分解反応は通常水または有機溶媒(例、メタノ
ール、エタノール、ジオキサン、ジクロロメタン)の存
在下で行われ、通常−20℃〜+100°Cの温度範囲
で行われる。
また、本発明化合物(1)はたとえば式[式中、各記号
は重犯と同意義]で表わされる化合物を還元反応に付し
、Roが保護された水酸基の場合はさらに、式(1)中
、Rが保護された水酸基である化合物を脱保護反応に付
すことにより製造することらできる。
該還元条件としては、たとえば水素化リチウムアルミニ
ウム、水素化ホウ素リチウム、ンアノ水素化ホウ素リチ
ウム、水素化ホウ素ナトリウム、シアノ水素化ホウ素ナ
トリウム、水素化トリtert−ブトキシリチウムアル
ミニウムなどの金属水素化合物による還元、金属ナトリ
ウム、金属マグネシウムなどとアルコール類による還元
、白金、パラジウム、ロジウムなどの金属やそれと任意
の担体との混合物を触媒とする接触還元、鉄、亜鉛など
の金属と塩酸、酢酸などの酸による還元、電解還元、還
元酵素による還元、ジボランなどの水素化ホウ素化合物
またはボラン−トリメチルアミンなどの水素化ホウ素化
合物とアミン類との複合体による還元などがあげられる
。上記反応は通常水または有機溶媒(例、メタノール、
エタノール、エチルエーテル、ジオキサン、メチレンク
ロリド、クロロホルム、ベンゼン、トルエン、酢酸、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド)の存在下
で行われ、反応温度は還元手段によって異なるが一般に
は一20°C〜+100℃程度が好ましい。
化合物(I)の塩は化合物(1)を製造する反応自体で
得られることもあるが、必要により無機酸または有機酸
を加えることにより製造することもできろ。
かくして得られる本発明の目的化合物(I)は反応混合
物から通常の分離精製手段、たとえば抽出。
濃縮、中和、ろ過、再結晶、カラムクロマトクラフィー
、薄層クロマトグラフィーなどの手段を用いることによ
って単離することができる。
化合物(1)に関しては少なくとも4種の立体異性体が
存在しうろ。これら個々の異性体およびこれらの混合物
のいずれら当然本発明の範囲に包含されるしのであり、
所望によりこれらの異性体を個別に製造することらでき
る。たとえば原料化合物(II)の単一の異性体を用い
て上記の反応を行うことにより、化合物(1)の単一の
異性体を得ろことができるし、また生成物が2種類以上
の異性体混合物の場合にはこれを通常の分離方法、たと
えば光学活性酸(例、カンファースルホン酸、酒石酸。
ジベンゾイル酒石酸、りんご酸など)との塩を生成させ
る方法や、各種のクロマトグラフィー、分別再結晶など
によって、それぞれの異性体に分離することができる。
原料化合物(II)および(IV)はたとえば以下の反
応式で示される方法により製造することができろ。
各中間体は上記の方法またはヨーロッパ特許出願公開0
145494号に記載の方法と同様にして得ることがで
きる。
化合物(II) 化合物(■): Ha(2:  ハロゲン(例、臭素、塩素)上記の化合
物(1)およびその中間体の製造法において、反応に用
いる化合物は反応に支障のない限り、たとえば塩酸塩、
臭化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、燐酸塩などの無機酸塩
、たとえば酢酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、フマール酸
塩、マレイン酸塩。
トルエンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩などの有機
酸塩、たとえばナトリウム塩、カリウム塩。
カルシウム塩、アルミニウム塩などの金属塩、たとえば
トリエヂルアミン塩、グアニジン塩、アンモニウム塩、
ヒドラジン塩1キニーネ塩、シンコニン塩などの塩基と
の塩などの塩の形で用いられてもよい。
作コ1 本発明化合物すなわち式(1)で示される1、5一ペン
ゾオキサチエビン誘導体は、動物とりわけ哺乳動物(例
、ヒト、ブタ、イヌ、ネコ、ウサギ、モルモット、ラッ
ト)に対して特異的なセロトニンS。
受容体遮断作用、カルシウム拮抗作用、脳血管学縮緩解
作用、腎循環改善作用、利尿作用および抗血栓作用を示
し、たとえば狭心症や心筋梗塞等の虚血性心疾患、血栓
や高血圧症、脳血管重縮や一過性脳虚血発作などの脳循
環障害の予防または治療剤として有用である。本発明化
合物は低毒性で経口投与でも吸収がよく、安定性にもす
ぐれているので、上記の医薬として用いる場合、それ自
体あるいは適宜の薬理学的に許容される担体、賦形剤、
希釈剤と混合し、粉末、顆粒、錠剤、カプセル剤、注射
剤などの医薬組成物として経口的または非経口的に安全
に投与することができる。投与量は対象疾患の状態、投
与ルートによっても異なるが、たとえば化合物(+)を
虚血性心疾患あるいは高血圧症の治療の目的で成人患者
に投与する場合、経口投与では通常1同量約0.1〜1
0mg/Kgとりわけ0.3〜3mg/Kg程度が好ま
しく、静注投与では1同量約0. 003〜0. 1m
g/Kg、とりわけO,Q l〜O,1mg/Kg程度
が好ましく、これらの服用量を症状に応じてi口約l〜
3日程度投与するのが望ましい。
また、化合物(+)を脳循環障害の治療の[]的で成人
患者に投与する場合、経口投与では通常 1目量約0.
1〜50mg/Kgとりわけ0.3〜30mg/Kg程
度が好ましく、静注投与では1同量約0゜003〜10
mg/Kgとりわけ0.01〜1mg/Kg程度が好ま
しく、これらの服用量を症状に応じて1日約1〜3回程
度投与するのが望ましい。
実施例 以下に参考例、実施例および調剤例を示して本発明をさ
らに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。
なお、シスおよびトランスはt、5−ペンゾオキザチェ
ピン骨格の3位水酸基と4位アルコキシカルボニル基と
の相対的立体配置を示す。
参考例1 5−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシチオフェノール4
2gをアセトン500滅に溶解し、炭酸カリウム60g
を加え、室温でかきまぜながら、メチル ブロモアセテ
ート65.4gを30分間で滴下する。滴下後2時間室
温でかきまぜた後、4時間加熱還流する。無機物をろ去
し、ろ液を減圧留去する。残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出液:ヘキサンー酢酸エチル−1
:1)で精製し、メチル 4−ベンジルオキシ−2−メ
トキシカルボニルメチルチオフェノキシアセテートの結
晶42gを得る。メタノールで再結晶し無色プリズム品
を得る。
融点:52−53°C 元素分析値:C11lH2001+Sとして計算値: 
 C,60,63,H,5,36実測値:  C,60
,75,H,5,39参考例2 メチル 4−ベンジルオキシ−2−メトキシカルボニル
メチルチオフェノキシアセテート42gをN、N−ジメ
チルホルムアミド150dに溶解し、水冷下でかきまぜ
ながら、28%−ナトリウムメトキシド(メタノール溶
液)23.7gのN、N−ジメチルホルムアミド50d
溶液を30分間で滴下する。滴下終了後、室温で1時間
かきまぜた後、反応液を酢酸8gを含む氷水中に投入し
、酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を水洗1乾燥後
、減圧下に溶媒を留去する。残留物をイソプロピルエー
テルで結晶化し、メチル 7−ベンジルオキシ−3−才
キソー3.4−ジヒドロ−2H−1,5−ベンゾオキサ
チェピン−4−カルボキシレート33.2gを得る。
融点:1O1−102℃ 元素分析値:Cl8I’(11105Sとして計算(直
・  C,82,78,H,4,68実測値:  C,
62,71;  I−1,4,38参考例3 メチル 7−ベンジルオキシ−3−オキソ−3゜4−ジ
ヒドロ−2H−1,5−ベンゾオキサチエピン−4−カ
ルボキシレート33.2g、1−ブロモ−3−クロロプ
ロパン40g、炭酸カリウム30g、ヨウ化カリウム8
g、及びアセトニトリル40〇−の混合物を、かきまぜ
ながら6時間加熱還流する。反応液をろ過し、ろ液を減
圧下に留去する。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液
:ヘキサン:酢酸エチル=2:I)で精製し、メチル 
7−ベンジルオキシ−4−(3−クロロプロピル)−3
−オキソ−3,4−ジヒドロ−28−1,5−ベンゾオ
キサチェピン−4−カルボキシレートの無色油状物30
gを得る。
neat  −1゜ I rLスヘ’) トルv    am  、 175
5.1725ax NMRスペクトル(CD C1,)δ:  3,72(
311,singlet)、 4.60(21[、do
uble doublet)参考例4 メチル 7−ベンジルオキシ−4−(3−クロロプロピ
ル)−3−才キソー3,4−ジヒド【1−21(−1’
、5−ベンゾオキサチェピン−4−カルボキシレート3
0gをテトラヒドロフラン30旙及びメタノール+50
Tn1.に溶解し、水冷下でかきまぜながら、水素化ホ
ウ素ナトリウム2.0gを加える。反応液を減圧濃縮し
、残渣に水を加えて酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル
層を水洗、乾燥後、減圧下に留去する。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキザン:酢
酸エチル=3:1)で精製し、最初に溶出される両分よ
りメチル トランス−7−ベンジルオキシ−4−(3−
クロロプロビル)−3−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ
−21−(−1,5−ペンゾオキザチェビンー4−カル
ボキシレートの結晶9.1gを得る。酢酸エチル−ヘキ
サンから再結晶すると無色プリズム品となる。
融点、97−99℃ 元素分析値:C2,H2,CC05Sとして計算値: 
 C,5’1.64.  I−1,5,48実測値: 
 C,59,80,I−I、5.51つづいて溶出され
る両分からメチル シス−7−ベンジルオキシ−4−(
3−クロロプロピル)−3−ヒドロキシ−3,4−ジヒ
ドロ−28−1,5−ベンゾオキサチェピン−4−カル
ボキシレートの無色油状物15.2gを得る。
Inスペクトルv””tcm−’: 3550(Off
)、 1740ax (エステル) 元素分析値:C2,1−(23C&05Sとして計算値
:  C,59,64,1−1,5,48実測値:  
C,59,7?、  H,5,39参考例5 メチル シス−7−ベンジルオキシ−4−(3−クロロ
プロピル)−3−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−2H
−1,5−ペンゾオキサヂエビン=4−カルポキシレー
)3.J、N−4−ヒドロキシフェニルピペラジン1.
9gおよびN、N−ジメチルアセトアミド51.flの
混合物を90℃で6時間かき混ぜる。反応液を水に投入
し、酢酸エチルで抽出する。有機層を合わせ水洗、乾燥
後、減圧下に溶媒を留去し残留物をシリカゲルのカラム
クロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル:
メタノール=70:150:6)で精製し、メチルシス
−7−ペンジルオキシ−3−ヒドロキシ−4−(3−[
4−(4−ヒドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル
]プロピル)−3,4−ジヒド【l−2H−1,5−ベ
ンゾオキサチェピン−4−カルボキシレートの淡黄色油
状物2.3gを得る。塩酸塩として粉末となる。
元素分析値:Cs+HsaN*0aS−HCl2として
計算値:  C,61,93,H,6,20,N、4.
66実測値:  C,61,91,H,6,OL、 N
、4.65実施例1 メチル シス−4−(3−クロロプロピル)−3−ヒド
ロキシ−7−メドキシー3.4−ジヒドロ−2H−1,
5−ベンゾオキサチェピン−4−カルボキシレート1.
0g、N−4−ヒドロキシフェニルピペラジン0.67
gおよびN、N−ジメチルアセトアミド2−の混合物を
90℃で3時間かき混ぜる。反応液を水に投入し、酢酸
エチルで抽出ずろ。有機層を合イっせ水洗、乾燥後減圧
下に溶媒を留去し、得られる残留物をシリカゲルのカラ
ムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン:酢酸エチル
:メタノール=20:20:I)で精製しメチルシス−
3−ヒドロキシ−4i3−[4−(4−ヒドロキシフェ
ニル)ピペラジン−1−イル]プロピル)−7−メドキ
シー3.4−ジヒドロ−2H−1゜5−ペンゾオキサヂ
エピンー4−カルボキシレートの淡黄色油状物0.7g
を得る。2塩酸塩として白色粉末となる。
融点:240−245℃(分解点) 元素分析値:CtsHstNtOsS 62HC12と
して計算値:  C,53,47,H,6,10,N、
4.99実測値:  C,53,20,H,5,97;
  N、5.21実施例2 メチル シス−4−(3−クロロプロピル)−3−ヒド
ロキシ−7−メドキシー3,4−ジヒドロ−2H−1,
5〜ベンゾオキサチェピン−4−カルボキシレートr、
og、N−21ヒドロキシフェニルピペラジン1.2g
、炭酸カリウム0.97gおよびN、N−ジメチルアセ
トアミド6滅の混合物を85℃で5時間かき混ぜる。反
応液を水中に投入し酢酸エチルで抽出する。有機層を合
わせ、水洗乾燥後減圧下に溶媒を留去し得られる残留物
をシリカゲルのカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘ
キサン:酢酸エチル:メタノール=20:20:1)で
精製し、メチル シス−3−ヒドロキシ−4−(3−[
4−(2−ヒドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル
]プロピル)−7−メドキシー3.4−ジヒドロ−28
−1,5−ベンゾオキサチェピン−4−カルボキシレー
トの淡黄色油状物0.7gを得る。2塩酸塩として白色
粉末となる。
融点:175−190°C(分解点) 元素分析値:CtsH3tN tOas ・2HCl−
1/2HtOとして 計算値:  C,52,63,H,6,18;  N、
L91実測値:  C,52,91;  H,5,94
;  N、4.95実施例3 参考例5で得たメチル シス−7−ベンジルオキシ−3
−ヒドロキシ−4−(3−[4−(4−ヒドロキシフェ
ニル)ピペラジン−1−イルコプロピル)−3,4−ジ
ヒドロ−2H−1,5−ベンゾオキサチェピン−4−カ
ルボキシレート1.16gをメタノール600旙に溶解
し、10%パラジウム炭素1.0gおよび濃塩酸0.1
dを加え、常温常圧下水素気流中でかき混ぜる。触媒を
ろ犬掻、溶媒を減圧下に留去し得られる残留物をシリカ
ゲルのカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン:
酢酸エチル:メタノール=12・12:l)で精製する
。得られる粗生成物を酢酸エチルから再結晶し、メチル
 シス−3,7−シヒドロキシー4−(3−[4−(4
−ヒドロキシフェニル)ピペラジン−1−イルコプロピ
ル)−3,4−ジヒドロ−20−1゜5−ベンゾオキサ
チェピン−4−カルボキシレートの白色結晶0.62g
を得る。
融点:226−229℃ 元素分析値;C241’I+oNtOeSとして計算値
:  C,60,74,H,6,37,N、5.90実
測値:  C,60,47,H,6,39,N、5.7
1調剤例 本発明化合物(I)をたとえば虚血性心疾患の治療剤と
して使用する場合、たとえば次のような処方によって用
いることができる。
10錠剤 (1)メチル シス−3−ヒドロキシ−4−(3−[4
−(4−ヒドロキシフェニル)ピペラジン−1−イルコ
プロピル)−7−メドキシー3.4−ジヒドロ−2)I
−1、5−ベンゾオキサチェピン−4−カルボキシレー
ト・2塩酸塩0g (2)乳 糖              90g(3
)トウモロコシ澱粉         29g(4)ス
テアリン酸マグネシウム □ tg1000錠130g 成分(1)、(2)および17gの(3)を混和し、7
gの成分(3)から作ったペーストとともに顆粒化し、
この顆粒に5gの成分(3)と成分(4)を加え、混合
物を圧縮錠剤機で圧縮して錠剤1錠当り成分(1)lo
mgを含有する直径7mmの錠剤1000個を製造する
2、カプセル剤 (1)メチル シス−3−ヒドロキシ−4−(3−[4
−(4−ヒドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル〕
プロピル)−7−メドキシー3,4−ジヒドロ−2H−
1,5−ベンゾオキサチェピン−4−カルボキシレート
・2塩酸塩0g (2)乳 糖              135g(
3)セルロース微粉末         70g(4)
ステアリン酸マグネシウム      51000力プ
セル220g 全成分を混和し、ゼラチンカプセル3号(第10改正日
本薬局方)iooo個に充填し、カプセル1個当り成分
(1)IOmgを含有するカプセル剤を製造する。
3、注射剤 (1)メチル シス−3−ヒドロキシ−4−(3−[4
−(4−ヒドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル]
プロピル)−7−メドキシー3,4−ジヒドロ−2H−
1,5−ベンゾオキサチェピン−4−カルボキシレート
・2塩酸塩0g (2)塩化ナトリウム           9g(3
)クロロブタノール          5g全成分を
蒸留水10100(1に溶解し、褐色アンプル1000
個に1mlずつ分注し、窒素ガスで置換して封入する。
全工程は無菌状態で行われる。
発明の効果 本発明化合物(I)の作用効果を以下に実験例を示して
説明する。
実験例1 本発明化合物のセロトニンS2−セレブター遮断作用(
in vitro ) [実験方法コ Bevan  & 0sherの方法(Agents 
Actions 、 2巻、257頁、 1972年)
を改変した方法で実験を行った。
すなわち、屠殺場において屠殺後、直ちに得られたブタ
心臓を水冷下に保存し、3時間以内に左冠動脈回旋技を
分離し採取した。冠動脈を約3mm巾に輪切りにしたリ
ング状血管標本を得、20m1のK rebs −1−
1enseleit液の入った2重壁臓器浴中に、一対
の懸垂針を用いて懸垂した。懸垂針の一方は、臓器浴の
底面に固定し、他方はひずみトランスデユーサに接続し
、ブタ冠動脈リング標本の収縮を等尺性に測定し、ポリ
グラフレコーダに記録した。
臓器浴は37℃に保ち、またK rebs −Hens
eleit液は97%0.+3%CO3混合ガスで充分
に飽和させた。K rebs −Henseleit液
の組成はNaC1118,3゜KCI 4.7.KH2
P0.1.2.CaC1,−21−LO2,5g、Mg
5O,・71(,01,15゜N aHCO325,ブ
ドウ糖11.1mMである。
標本作製後1〜2時間経って血管標本の緊張度が安定し
たのち、2gの緊張度を与え、セロトニン10−8M(
最終濃度)を約1時間毎に臓器浴中に添加し収縮をみた
。2〜3回のセロトニン添加に対する血管反応が安定し
た時、次セロトニン添加に先立って10分市に被検化合
物を種々の濃度に添加した。被検化合物添加前後のセロ
トニンによる収縮の大きさからセロトニン作用の遮断効
果を算出した。
[実験結果] 本化合物に関する実験結果は表1に示す通りである。
表! ブタ冠動脈標本におけるセロトニンSt−レセプ10−
’        100 t     to−@to。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rは水酸基または低級アルコキシ基を示し、X
    は低級アルコキシカルボニル基を示す]で表わされる化
    合物またはその塩。
JP61280113A 1985-12-10 1986-11-25 1,5−ベンゾオキサチエピン誘導体 Pending JPS62142173A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/806,809 US4672064A (en) 1983-12-14 1985-12-10 1,5-benzoxathiepin derivatives, their production and use
US806809 1997-02-26

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62142173A true JPS62142173A (ja) 1987-06-25

Family

ID=25194893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61280113A Pending JPS62142173A (ja) 1985-12-10 1986-11-25 1,5−ベンゾオキサチエピン誘導体

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0229467A1 (ja)
JP (1) JPS62142173A (ja)
CA (1) CA1271754A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5538974A (en) * 1994-01-27 1996-07-23 Senju Pharamceutical Co., Ltd. Ophthalmic composition for lowering intraocular pressure

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60142979A (ja) * 1983-12-14 1985-07-29 Takeda Chem Ind Ltd 1,5‐ベンゾオキサチエピン誘導体

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK166779B1 (da) * 1983-12-14 1993-07-12 Takeda Chemical Industries Ltd 1,5-benzoxatiepinderivater eller farmaceutisk acceptable salte deraf, samt farmaceutisk praeparat indeholdende en saadan forbindelse

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60142979A (ja) * 1983-12-14 1985-07-29 Takeda Chem Ind Ltd 1,5‐ベンゾオキサチエピン誘導体

Also Published As

Publication number Publication date
CA1271754A (en) 1990-07-17
EP0229467A1 (en) 1987-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6364428B2 (ja)
JPH11508283A (ja) ベンゾフリル誘導体類及びそれらの用途
JPS61246184A (ja) ジアンヒドロヘキシツト誘導体、その製造方法およびその医薬としての用途
JPS6131104B2 (ja)
Chapleo et al. Heteroaromatic analogs of the. alpha. 2-adrenoreceptor partial agonist clonidine
EP0446141A1 (fr) Nouveaux dérivés d'imidazo [1,2-C] quinazoline leur procédé de préparation et les compositions pharmaceutiques les renfermant
JPH0747585B2 (ja) イソオキサゾール誘導体
US4977175A (en) 4,5,6,7-tetrahydrobenzimidazole derivatives as 5HT3 -antagonists
JPS63290868A (ja) ジケトピペラジン誘導体およびその塩類
FR2758329A1 (fr) Derives d'imidazole-4-butane boronique, leur preparation et leur utilisation en therapeutique
JPS60218377A (ja) 4−フエニルフタラジン誘導体及びそれを有効成分とする循環改善剤
JPS63165362A (ja) 置換アミノチメル−5,6,7,8−テトラヒドロナフチルオキシ酢酸類、中間体類、それらの製造法および薬物におけるそれらの使用
JPS5950671B2 (ja) フェニルエタノ−ルアミン誘導体およびその製造法
US5869502A (en) 2, 3-dihydro-1H-isoindole derivatives and their use as serotonin reuptake inhibitors
TW204347B (ja)
JPS62142173A (ja) 1,5−ベンゾオキサチエピン誘導体
JPH04500506A (ja) Acat酵素をブロックするのに有効な二価リガンド類
JPH02191272A (ja) 1,5―ベンゾオキサチエピン誘導体
US4868315A (en) Novel aryloxycycloalkanolaminoalkylene aryl ketones
JPH0211592A (ja) 光学活性なジヒドロピリジンホスホン酸エステル
RO116088B1 (ro) Derivati de 2, 3, 4, 5-tetrahidro-1h-3-benzazepina, procedeu de obtinere a acestora si compozitie farmaceutica
JP3269658B2 (ja) フェノール誘導体
JP2851332B2 (ja) 活性酸素除去剤
JPS63211267A (ja) イソキノリンスルホンアミド誘導体
JP2928307B2 (ja) ピロリジン誘導体