JPS62140988A - エレベ−タの群管理制御装置 - Google Patents

エレベ−タの群管理制御装置

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JPS62140988A
JPS62140988A JP60284010A JP28401085A JPS62140988A JP S62140988 A JPS62140988 A JP S62140988A JP 60284010 A JP60284010 A JP 60284010A JP 28401085 A JP28401085 A JP 28401085A JP S62140988 A JPS62140988 A JP S62140988A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野1 本発明は、複数の階床に対して複数のエレベータを就役
させるエレベータの群管理制御に係り、特に伝送制御系
により群管理制御機能の一部の処理の分散化を図ったエ
レベータの群管理制御装置に関するものである。
[発明の技術的背景とその問題点] 近年、複数台のエレベータを並設した場合に、エレベー
タの運転効率向上及びエレベータ利用者へのサービス向
上を図る為に、各階床のホール呼びに対して応答するエ
レベータをマイクロコンピュータなどの小型コンピュー
タを用いて合理的且つすみやかに割当てるようにするこ
とが行なわれている。すなわち、ホール呼びが発生する
と、そのホール呼びに対してサービスする最適なエレベ
ータを選定して割当てるとともに、他のエレベータはそ
のホール呼びに応答させないようにしている。
このような方式の群管理制御において、最近では、学習
機能を有したものがあられれ、リアルタイムで各ホール
呼びに応答した場合のかご呼び登録データの測定、乗降
荷重のデータ測定など学習データによる階間交通量の把
握が各ホールでの平均到着間隔時間の把握などから行な
われるようになった。
そして、前記測定データをもとに各時間帯ごとに測定デ
ータを処理し、各ビル固有の需要を把握しホール呼び発
生時の最適号機の決定、出動時。
昼食時、退勤時間帯等の設定、閑散時の分散待機ゾーン
の設定、省エネルギのための休止台数の設定等の群管理
制御に直接的に応用している。
群管理制御装置は、上記機能を通常、複数のマイクロコ
ンピュータなどの小型コンピュータにより分散処理して
おり、また群管理制御装置とマスター、スレーブの関係
で接続されている単体エレベータ制御用単体制御装置も
マイクロコンピュータ等の小型コンピュータにより構成
されていてデジタル化されており、群管理制御装置と単
体制御装置とのコンピュータ間直列伝送などの伝送ライ
ンにより高速の情報の伝達を行なっている。
このように、群管理制御を行なうエレベータシステムは
、マイクロコンピュータによる制御のソフトウェア比率
の増加、コンピュータ間の高速情報伝送等システム全体
が複雑化、デジタル化されてくる傾向にある。
このような状況下において、従来は、群管理制御装置は
集中制御系であり、各単体制御装置との間で基本データ
の伝送を行ない、その基本データをベースにして、群管
理制御装置にて号機単位のデータ処理を行なっていた。
従って、群管理エレベータシステムの大きさ、すなわち
階床や台数が増加すると、群管理制御装置内のコンピュ
ータの負荷が増大してしまい、ホール呼びの需要が多く
なると処理能力上影響を受けることになる。例えば、予
約表示のあるシステムなどにおいては、ホール呼び発生
から最適号機の予報灯点灯までの処理時r1が階床1台
数で変わってきてしまい、群管理制御装置のコンピュー
タの負荷が大きく、全体のシステムにおいてコンピュー
タの負荷バランスを悪化させることになる。
また、システムダウンが生じた場合に、群管理機能が一
度に低下してしまい、全体のシステムに対する効率が悪
かった。
上記のようなニーズにより、制御計算機の負荷バランス
の平均化を目的としてマルチステーションを有するエレ
ベータシステムの制御機能の分散制御化が促進されつつ
ある。このような場合、各単体エレベータの単位処理を
行なう群管理補助制御系と全体システム単位の群管理制
御系の処理を、各単体制御計算機にて行なうことができ
る。このシステムでは、単体制御計算機の一つが全体シ
ステム単位の群管理制御を担うようにした、群管理制御
系専用計算機を持たない。このシステムにおいては、全
体システムの制御計算機系のうち、1ステーシヨンが全
体システム単位の群管理制御系の負荷を受けるため、上
記ステーションにおいては負荷が増大してしまい、ホー
ル呼びが多発した場合に全体システムの負荷バランスが
著しく悪化してしまうことがあった。
[発明の目的] 本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものでありその
目的とするところは、各単体エレベータを制御する単体
制御装置間を論理的通信路により多重化された高速伝送
系で結び、かつ、群管理制御補助機能及び分担化された
群管理側am能を単体制御装置にて行ない群管理機能の
分散処理化を行なうことによりコンピュータの負荷分担
の均一化、全体システムの効率向上を実現させる群管理
制御装置を提供することにある。
[発明の概要] すなわち、上記目的を達成するため、本発明は複数の階
床に対して複数台のエレベータを就役させ、発生したホ
ール呼びに対して各エレベータの状態情報に基づいてエ
レベータの運行を決定する評価式を演算し、これにより
各エレベータ毎の評価値を求め、評価値が最も良好なエ
レベータを最適なエレベータとしてホール呼びの発生し
たホールに割付けるようにしたエレベータの群管理制御
装置において、各エレベータ毎に設けられる制御装置に
群管理制御に必要な各制wJIa能を細分化した群管理
機能と単体エレベータの制wJI11能を付加し、また
、各制W装置は互の情報交換のための伝送系で結合し、
且つそれぞれ複数の論理的通信路を設けて多重化した伝
送制御手段を設けるとともに、各制御装置は上記細分化
した群管理制御に必要な各制m+機能のうちの一部ずつ
互いに重複しないように分担を指定して実行させる機能
を持たせたことを特徴とする。
このように各エレベータ毎に設けられる制御装置に群管
理制御に必要な各制御機能を細分化した群管理機能と単
体エレベータの制御機能を付加し、また、各制御装置は
互いの情報交換のための伝送系で結合し、且つそれぞれ
複数の論理的通信路を設けて多重化した伝送制御手段を
設けて、互いの情報交換を行えるようにし、また、各制
御装置は、上記細分化した群管理制御に必要な各制御機
能のうちの一部ずつを互いに重複しないように分担を指
定して実行させることが出来るようにしたことで、作業
の分担を可能にし、負荷の平均化を図るようにし、また
、各制御装置は互いの情報交換のための伝送系で結合し
、且つそれぞれ複数の論理的通信路を設けて多重化した
ことで、それぞれ分担した群管理制御の作業を互いに並
列的に実行できるようにする。
これにより、群管理のための専用の制御装置を持たない
群管理システムにおいて、各エレベータ毎に設けた制御
装置のうち、特定のものに集中して負荷がかかることを
排除出来て、群管理のための作業の分担による負荷の軽
減を図ることが出来、ホール呼びに対して、迅速に且つ
高精度に最適号機の割付けと予報表示することが出来る
ようになる。
[発明の実施例] 以下、図面を用いて本発明の一実施例について説明する
。第1図は、本発明が適用される群管理制御システムの
構成を示すブロック図である。
第1図において、単体制御部2−1.〜2−Nは、単数
あるいは複数のマイクロンピユータなどの小型計算機に
より構成されており、ソフトウェアの管理下により動作
している。
高速伝送系6は、単体制御部2−1.〜2−Nの間、す
なわち、主に機械室の制御計算機間の伝送を行なう伝送
制御系であり、高速で高インテリジェントなネットワー
クで接続されている。そして、群管理制御に必要な制御
情報を各単体制御部2−1.〜2−Nの間で高速に授受
している。低速伝送系7は、各ホールのホール呼び釦3
、監視室の監視盤5など、主に昇降路を介して送られる
情報の伝送を行なう伝送制御系であり、高速伝送系6に
比較して低速であり、長距離のため光ケーブルなどによ
り構成されており、単体制御部2と接続され、データの
授受を行なっている。
群管理制御機能部はホール呼び釦3を低速伝送系7を介
して制御し、ホール呼び釦3が押されるとホール呼びゲ
ートを閉じて登録ランプをセットするとともに、高速伝
送系6を介して送られてくる単体制御部2の情報をベー
スに最適号機を決定し、その単体に対して制御指令を行
なう。そして、制御指令を受けた単体制御部は、その制
御指令をホール呼び情報として単体制御を行なう。
第2図は、本発明による単体制御部のソフトウェアシス
テムの一実施例を示すソフトウェアシステム構成である
。ソフトウェアの構成は、オペレーティングシステムで
あるリアルタイム088により単体制御1機能タスク、
群管理制御メイン機能タスク、群管理制御サブ機能タス
ク、伝送制御タスクの各タスク9〜12が管理されてお
り、リアルタイムO8内のスケジューラにより各タスク
9〜12は起動されたり、ホールドされたりしている。
これら各夕゛スク9〜12の内の単体制御機能タスク9
は、単体制御部2−1.〜2−Nにおいて核となる機能
であり、各単体制御部2−1.〜2−Nを動作するため
のタスクであって、優先順位が高く設定されている。
単体制御部2−1.〜2−Nにはこの他、群管理制御サ
ブ機能タスク11.伝送制御タスク12の各タスクが付
加されている。群管理制罪サブ機能タスク11は、例え
ば、発生ホール呼びに対する自エレベータの応答に要す
る時間に対応した評価値の計算を所定の評価計算式に基
づいて行なう機能など自号機単位の制m機能処理である
群管理制御メイン機能タスク10は、群管理制御11機
能の中心になる機能であり、ホール呼びが発生すると各
単体制御部2−1.〜2−Nに順に起動指令を送り、各
単体制御部2−1.〜2−Nに分散した群管理制御サブ
機能タスク11を起動させるとともに各単体制御部2−
1.〜2−Nに分散した群管理制御サブ機能タスク11
の求めた各号機毎の前記評価値の情報データを収集し、
比較演算することにより、前記ホール呼び発生階床に最
も速く応答出来る最適号機を決定し、該当号機に対して
制御指令を行ない、またホール呼び釦3の制御を行なう
群管理制御サブ機能タスク11は、群管理制御機能の各
号機単位の情報の処理を行なう機能であり、群管理制御
メイン機能タスク10の制御のもとに情報の処理を行な
う。
すなわち、群管理制御メイン機能を有する計算機により
、高速伝送系6を介してタスクの起動。
終結の管理を行なう構成となっており、マスクである群
管理制御メイン機能局から各号機ステーションごとに自
局/相手局ボート(PORT)番号を指定し、各々の自
局ボート番号を介する送信要求指令により号機単位に分
散処理を行ない、メイン機能局に対して、上記処理完了
時点でデータを伝送する構成となる。伝送制御タスク1
2は、上記、高速伝送系6のデータの授受および群管理
制御サブ機能タスク11の起動、終結の制御を行ない、
多重化された複数の論理的通信路を管理し、各PORT
ごとに送/受信キューの制御を行なう構成となっている
第3図は、第1図の高速伝送系6のシステム構成例を示
すブロック図である。伝送制御はマイクロプロセッサ1
3を用いて行なう構成であるが、例えばl5O(国際標
準化機構)が提唱するLANネットワークモデル階層の
データリンク階層を制御する部分としては、ハードウェ
アで構成されたデータリンクコントローラ14及びメデ
ィア・アクセス・コントローラ15を用いており、デー
タ伝送を高インテリジェントにて行なえる構成となって
いる。そして、高速伝送制御に対してマイクロプロセッ
サ13が管理する伝送制御ソフトウェアの比率を軽減さ
せる構成がとられている。例えば上記高インテリジェン
ト伝送制御を実現するコントローラとしてデータリンク
コントローラ14としては、インテル(IN置)社のL
SIであるi 82586が、また、メディア・アクセ
ス・コントローラとして同じくインテル社のt 825
01などが実用化されており、これを用いることで、1
0Mビット/秒というような高速伝送機能をマイクロプ
ロセッサのサポート比率を軽減した形で比較的容易に行
なえる。尚、16はシステムバス。
17は制御ライン、18はシリアル伝送系である。
つぎに、第4図〜第9図をもとに各制御装置間のタスク
間交信の役割を果す伝送制御システムの制御動作を説明
する。
第4図は、第1図中の高速伝送系6の論理的通信路のシ
ステム構成を示すブロック図の一実施例あり、第5図は
、第4図中のボートPORT間伝送の論理的接続を示す
系統図の一実施例である。
また、第6図は、前記第4図、第5図の伝送制御システ
ムの制御動作を示す図であり、第7図(a)、(b)、
第8図(a)、(b)はそれぞれ各ユーザータスクのタ
スク間交信における1次局機能、2次局機能動作の具体
的動作の一例を示すフローチャートである。
また、第9図は、伝送制御ソフトウェアが管理するテー
ブルの一例であり、論理的通信路であるボート(各ボー
トは予め各々に番号を付して区別しである)別に管理が
分離されたテーブル構成となっている。
第4図のシステム構成ブロックにて示すように、単一の
物理的伝送路上にN個の論理的通信路を設定し、各ステ
ーションにおけるタスクは、それぞれの論理的通信路に
対してボートを開設し、そのボートPORTを介して他
のタスクとの交信を行なう。従って、各ステーションは
ボートの数分、すなわち、ボートがN個ならばN個のタ
スクの並列動作が行なえる。また、このとき、各タスク
の送/受信キューの動作は各々別々に独立して伝送制御
タスクより、第9図に示す伝送制御管理テーブルにて管
理される。
各々のタスクからの送信、受信の動作を示すものが第6
図であり、各タスクの1次局機能であるローカル処理機
能より送信要求された送信キューは、各々ボート番号ご
とに伝送制御管理テーブルにて送信キューを形成する。
二次層機能であるリモート処理機能においても、同様に
、受信要求された受信キューは各々伝送制御管理テーブ
ルにて制御され、受信キューを形成する。そして、物理
伝送路に対して送信出力または物理伝送路への受信入力
は、それぞれ出力キュー、入力キューの形で伝送パケッ
トの一時的バッファリングがなされる。このバッフ7リ
ングは、伝送制御コントローラによって管理され、共通
物理伝送路への送信/受信の制御をCPUの介在なしで
行なっている。
ここで第7図(a)、(b)、第8図(a)。
(b)をもとにタスク間交信の動作の一例を具体的に説
明する。
まずはじめに送信要求を行なう一次局機能タスクにおい
て、伝送制御タスクに対して送信要求を行なうボートP
ORTの開設を行なう。次に自局ステーションにおける
ボート番号5PORT及び相手局ステーションに対する
入力ボートであるDPORTを指定する。ここで、第5
図におけるステーション19aの一次局処理が第7図(
a)。
(b )に示す動作に対応し、また、自局ステーション
ボート番号は送信ボート20aに対応し、相手局ステー
ションボート番号は受信ボート21bに対応する。
すなわち、−次局機能タスクが実行されると、はじめに
前記自局ボート番号5PORT、相手局ボート番号DP
ORTを指定した後(Sl)、自局送信ボート20aに
対して伝送制御タスクに送信要求を行なう(S2)。そ
して、送信要求を行なうと、伝送制御タスクにおいては
、第9図におけるテーブル上の該当する自局ボート番号
の伝送制御管理テーブルの管理下におかれ、第6図上に
おける該当する自局ボート番号の送信キューにキューイ
ングされる。そして送信キューにより、送信出力処理を
経て、送信パケットを形成し出力キューに対してキュー
イングされ、伝送制御コントローラの管理下におかれる
。これにより一次局処理タスクは、伝送制御タスクから
の完了ステータス待ち状態となり(S3)、本タスクは
一時的に中断されて、OSスケジューラに制御が返され
、他に送信要求を行ないたい別のタスクがあればCPU
の専有槽がそのタスクに移される。
上記キューイングによって管理を移された伝送制御コン
トローラにより共通物理伝送路上に上記送信パケットが
送信され、その後に伝送制御タスクにより完了ステータ
スがセットされると再び本タスクは再起動を受け、ステ
ータスチェックの後(S4)、相手局ステーションから
の返送データ受信待ち状態に入る(S5)。また、前記
送信パケットが共通物理伝送路上に出力されると相手局
ステーションにおいては、受信動作が実行される(S6
) 。
第8図(a)、(b)は、第7図(a)、(b)の−次
局処理に対応する二次屑処理を示したものであり、第5
図におけるステーション19bの二次屑処理に対応する
。まずはじめに相手局ステーションボート番号指定値D
PORTに対応する受信ボートである受信ボート21b
にて論理通信路の接続が行なわれる。送信パケットの動
作は、第6図に示され、共通物理伝送路を介して送信パ
ケットは受信されると、入力キューにキューイングされ
る。そして伝送制御タスクによる受信入力処理を介して
時局/相手局ボート番号が読込まれ、該当するボート番
号であるDPORTの値の受信キューにキューイングさ
れ、二次屑処理と接続される。
すなわち、二次屑処理においては、伝送制御タスクより
のメツセージ待ち状態となり(STI)、メツセージを
受けるとメツセージ受信による起動及び自局ボート、相
手局ボートの番号を読込み(ST2)、次にメツセージ
データの解読を行ない、応用処理がなされた後に(Sr
3)、データ入力時の相手局ボート番号であるDPOR
Tを自局ボート番号とし、また、データ入力時の自局ボ
ート番号を相手局ボート番号に指定しく5T4)、次に
伝送制御タスクに対してパケットを送り返送送信要求を
行なう(Sr1)。この送信の流れは、第5図中の受信
ボートPORT21bから送信ボー1−PORT20a
への返送送信に対応し、二次層にて受けたボート番号か
ら一次局から送ったボート番号に対して返信送信を行な
うことを表わしている。
そして、伝送制御タスクの完了ステータスが送られてく
るのを持ち(Sr1)、返送送信のステータスが伝送制
御タスクから返ってきたところでタスクが再起動され、
ステータスチェックを行ない(Sr7)、二次層処理が
完結する。
これに対して一次局処理においては、二次層処理にて、
二次層ステーション19bの出力キューにより返送送信
パケットが出力され、−次局ステーション19aにて受
信され、入力キューにキューイングされると、前述のよ
うに二次層ステーションにて返送送信時に相手局ボート
番号としては、−次局ステーション19aの送信ボート
20aを指定し、返送送信を行なっているために、送信
ボート20aに対応するボートに入力され、−次局タス
クが待ち状態にある自局PORTと一致するため、自局
ボート20aに対して相手局ステーションからの返送デ
ータ受信持ち状態にある一次局処理タスクは再起動が行
なわれ、受信データの入力および受信データ処理が行な
われて後、−次局動作は完結する。
以上のように、各制御装置間は、論理的通信路であるボ
ートを送信側からのデータ送信時において、自局/相手
局ボート番号を指定することにより、各制御装置間の一
次局処理と二次層処理が関係づけられることになり、こ
れによって論理的通信路の接続が行なわれ、論理通信路
によるタスク間交信の制御が実現され、かつ論理通信路
を複数設定することにより、第7図(a)、(b)、第
8図(a>、(b)に示したようなタスクが複数存在し
、動作したとしても、他のボートのタスクには無関係に
タスク間交信を複数並列に実行することが可能となる。
そして、これによってN個のボート間接続が行なわれて
いる場合には、N個のタスクの実行が見かけ上向時に進
行し、タスク間交信を並列に実行させることが可能とな
り、一般的に高速である共通物理伝送路効率、伝送制御
コントローラの効率を更に向上させることができる。
従って、例えば群管理制御装置間と各単体制御装置間の
基本データ伝送のような比較的容易な伝送制御と群管理
制御装置のメイン機能タスクから各単体制(Il装置の
サブ機能タスクへの分散制御処理等の高インテリジェン
トな伝送制御を、各々別別の論理的通信路であるボート
を介して実質的に並列動作により伝送制御することが可
能となり、しかもこれは物理的共通伝送路を利用しての
伝送制御であることから、システムのパフォーマンスの
向上をはかることができる。
つぎに前述の伝送制御系による各ステーション間の分散
制′a#lJ作を具体例をもとに説明を行なう。
本具体例においては、ホール呼びの割当て制御における
各制御装置の動作を中心にし、全体システム単位の群管
理制御機能の分担とし階床パラメータ単位の分担化につ
いて述べる。
第10図および第11図は、それぞれ本発明による群管
理制御メイン機能分担作成動作1南床パラメータ分担に
よる全体システム単位の群管理制御機能動作の一実施例
である。
各単体制御部においては、一定時間間隔にて群管理制御
メイン機能分担の決定を1行なう。本ルーチンにおいて
は、常に他局ステーション状態のモニタリングを行ない
、他局ステーションの状態により、常に群管理制御メイ
ン機能が各ステーション局にて平均化されるようにデー
タの出力を行なう。
例えば全体システム単位の群管理制御メイン機能を10
0とした場合に、全体の群管理システムの台数が5台で
あれば、各ステーションは2oずつを各ステーションの
号磯番号をもとにラップしないように機能分担を行なう
とともに、常に他局ステーションのモニタリングを行な
い、システム中1台が故障又は点検その他により切離さ
れた場合は、自動的に残り4台にて25ずつの分担に切
替え制御を実行する。
群管理制御メイン機能の分担の具体例としては、階床パ
ラメータ毎の分担の場合は、例えば群台数5台(A−E
号II)、サービス階床20階床の場合に、A@機単体
制御装置は1〜4F<階)、B号機単体制御装置は5〜
8F、・・・・・・、E号機単体制御装置は17〜20
Fとなるように各ステーションにおいてメイン機能分担
のデータを発生する。
各単体制御装置の群管理制御メイン機能においては、前
述の分担作成動作により実行され、作成された機能分担
に従って動作の実行がなされる。
第11図のようにホール呼び割当制御機能においては、
各ホール呼び単位にて制御処理が実行可能になるように
処理体系を整え、各階床パラメータごとに自局の分担分
か否かの判定を行ない、自局分担分のものだけホール呼
び割当て制御処理を行なう。
第12図及び第13図は、上記ホール呼び割当て制御処
理における群管理制御メイン機能層の詳細な分散制御動
作及び上記分散処理を実現するための各制御装置間のタ
スク間交信における動作の遷移を示す図である。
第11図中のホール呼び割当て制御処理の具体的な分散
制御動作をホール呼び発生時の各制御部及び世過制御系
を例にとり具体的に説明する。
ホール呼び釦が押されたホール呼びが発生すると、伝送
制御部4より低速伝送系7を介して群管理メイン機能タ
スクを分担する群管理制wJ曙能部にホール呼び発生の
情報が入力される。すると群管理制御メイン機能部ステ
ーションの群管理制御メイン機能タスク10においては
、第12図の5T11が実行されて各単体制御部2−1
.〜2−Nへ発生ホール呼びの情報及び群管理制御サブ
機能タスク11の起動情報を論理的通信路である各論理
ボートを介して送信し、各単体制御ステーションに対し
てタスク起動要求を行なう。
第12図に示すようにタスク起動要求送信を行なった群
管理制御メイン機能部の群管理制御メイン様態タスク1
0は、各単体制御部2−1.〜2−Nからの群管理サブ
機能タスク処理のデータ送信待ち状態に入り(ST12
)、一旦、リアルタイム088のスケジューラに対して
、タスクの専有権の開放を行ない、他の処理にCPU 
(プロセッサ)の専有権を与える。これは、第13図に
示すように単体制御部へのタスク起動要求データ送信a
から、要求した単体制御部のステーションからの要求デ
ータの受信fまでの一連の処理が終了するまでに時間が
かかるからであり、各号機単位に送信要求を行なった論
理ボートPORTに対してサブ機能タスクからの返送を
モニタし、群管理制御メイン機能タスク10は全号機の
各単体制御部2−1.〜2−Nからのデータの返送によ
り、待償していた処理に対して再起動をかける。
aにおいて群管理制御メイン機能部の群管理制御メイン
機能タスク10により各単体制御部2−1゜〜2−Nに
対して各号機単位に独立して設定されている論理的通信
路PORT1〜PORTNを介して順に群管理割部サブ
機能タスク起動要求が指令され、送信される。すると、
単体制御部2−1゜〜2−Nにおいては、それぞれこれ
を論理ボートを介して受信する。すなわち、第13図の
bに示すようにこれを受信し、データの解読を行なう。
そして、この解読の結果、自局ステーションのタスク起
動と認識すると、その認識したステーション(自局と認
識した単体制御部)Cに入り、該当するタスクの起動を
行なう。その際に、タスク番号に該当するタスクに対し
て、メツセージデータの引渡しを行なう。本例において
は、該当するタスク番号は、ホール呼び発生時の評価値
(すなわち、単体エレベータのかご呼登録、かご位置、
運転状態等の情報を用いて該ホール呼び応答に対して待
ち時間に関する評価を数値的に示したもの。
評価に用いる予め定めた項目による所定の演算式に基づ
いて計算する)の計算処理タスクであり、ホール呼び発
生階のデータをメツセージデータとして引渡す。すなわ
ち、上記認知したステーションにおいては起動コマンド
よりCPUの専有権を群管理制御サブ機能タスク11が
受けると、上記メツセージデータを入力し、その情報を
ベースに評価計算を行ない、次に第13図のd及びeを
経て群管理制御メイン機能部の群管理メイン機能タスク
10に対して論理ボートを介してデータの返送を行なう
。この送信データは各単体制御部2−1゜〜2−Nから
群管理制御メイン機能部へとこれら各ステーション間を
送信されるデータであり、第13図のfにて群管理制御
メイン機能部は、各号機ごとに送信要求を行なった論理
ポートごとにこの返送データ受信の管理を行なう。伝送
制御部4は要求指令を行なった全単体制御部ステーショ
ンからのデータの返送受信をモニタし、すべてのステー
ションからデータ返送されたことを検知すると、第12
図の5T13に入り、中断して待機状態にあった群管理
制御メイン機能部の群管理メイン機能タスク10に対し
て再起動をかける。そして、次に5T14に入り、各単
体制御部2−1゜〜2−Nから受信したメツセージデー
タをベースに比較処理を行なう。
本例のホール呼び発生においては、各単位制御部2−1
.〜2−Nから送られてくる受信データにおけるメツセ
ージデータは、各単体制御部2−1゜〜2−Nのホール
呼び発生階に対する評価値であり、群管理制御メイン機
能部はその値によりST5にて発生ホール呼び階の最適
号機を決定し、この最適号機の単位制御部に対し、割付
指令を高速伝送系6を介して送出し、ホール呼び発生処
理を完了する。
以上、ホール呼び発生時の処理について本発明を具体的
に述べたが、要約すると基本的には、群管理制御メイン
機能を担うステーションは、タスク起動により処理を行
なう場合に、各単体制御部2−1.〜2−Nのステーシ
ョン各々に対して、該当する群管理制御サブ機能タスク
に対して、それぞれ一義的に定まっている論理的通信路
を介して相手ステーションの該当サブ機能タスクの起動
を行ない各制御装置間に論理的タスク間交信の論理接続
を行ない、ついでCPUの専有を避けるために、ここで
一旦、このタスクを中断して抜け、各単体制御部からの
返送待ち状態に入る。そして各単体制御部2−1.〜2
−Nでは送信メツセージデータを基に該当するタスク番
号のタスクを起動させ、かつ必要とするメツセージデー
タを入力情報として評価値を求めるべ(評価計算処理さ
せる。そして、その評価計算処理が完了した時点で群管
理制御メイン機能部のメイン機能ステーションに対して
この処理に基づくメツセージデータ(上記評価値のデー
タ等)を該単体制御部から返送する。そして、群管理制
御メイン機能部では全要求ステーション(評価値データ
の演算を要求した全単体制御部)からのメツセージ返送
完了によりタスクの再起動をかけ、それらのデータをベ
ースに最適号機の決定と割付けの処理を行なう。このよ
うに多重化された論理的通信路を有する伝送制御系を介
して、各ステーションのタスク間交信を行ない分散処理
を可能とした。
以上、詳述したように1つのホール呼び割当て制御処理
を中心とする1事象の制御処理における群管理制御メイ
ン機能部と群管理制御サブ機能部の動作について記載し
たが、例えば本具体例は階床パラメータ単位に処理を分
担するのであるから、全階床のホール呼びが発生した場
合に、全単体制御装置にて、自局分担の群管理制御メイ
ン機能タスク及び全階床ホール呼びに対する自号機処理
群管理制御サブ機能タスクが並動動作を行ない、全ステ
ーションが群管理の全体システム単位及び各単体単位機
能となり同時に実行が行なわれる。
群管理制御メイン機能を各制御機能単位ごとに分担を行
なう場合は、本発明による群管理制卸メイン機能タスク
の詳細制m+i能処理のソフトウェア構成の一例である
第14図の如く、ホール呼び割当制御処理、長持ち呼び
再割当制御処理、交通需要検知制御処理、ピーク時需要
対応制御処理、閑散時待機制御処理、ホール呼び登録制
御処理などに第12図の群管理制御メイン機能タスク1
0を様態分解した本構成図の各要素を制御111Ig!
能単位として各単体制御部2に機能の分担を行なう。
分担作成は、上述した第10図の動作フローチャートに
従い実行され、階床パラメータ単位による分担と同様に
各制御機能単位に各単体制御部2に機能が分担され、各
単体制御部2においては、第11図のホール呼び割当て
制t[lta能処理同様、実行がなされ全ステーション
が群管理の全体システム単位及び各単体単位機能となる
このように本発明は各単体を制御する制御装置にそれぞ
れメイン制御機能とサブ制御機能を持たせ、且つ、これ
ら各制御装置を高速伝送系で接続し、また、メイン制御
機能とサブ制御機能の各タスク間には論理的通信を開設
するとともに、各制御装置にはメイン制御機能を、例え
ばホール呼び割当の階床別分担、先発指定制御、ホール
呼び登録の階床別分担等に分けて各々持たせ、これによ
り負荷の細分化を行ない、且つ、各制御装置に対して重
なることのないようにして上記細分化した制御機能の分
担実行をさせるようにし、また各制御装置は、他制御装
置の状態のモニタを行なうとともに、自局分担弁のメイ
ン制御機能と自局号機サブ制御機能を実行し、群管理制
御機能のより詳細な分散制御を行なわせるようにしたも
のである。
そのため、従来、群管理制御装置が集中制御系であって
、制御CPUの負荷平均化、マルチ化等を目的に群管理
制御機能の分散化が進められていたが、このような制御
系を実現するためには、各号機単位処理は各サブ機能層
が行ない、システム中の1局がマスク機能層となりメイ
ン機能を行なっているものの、マスタ専用処理CPUを
有せず、各サブ機能層の1つがマスク機能層となるシス
テムにおいては、上記マスク機能層の負荷が増大してし
まい、ホール呼びが多発した場合にシステムバランスが
悪化してしまう場合があったが、このような問題を解消
することができる。しかも各制御装置はメイン制御機能
の負荷が均−Cされホール呼びに対する割当てや応答を
迅速かつIHJj良く行なうことができるようになる。
[発明の効果コ 以上詳述したように本発明によれば、群管理のための専
用の制御装置を持たない群管理システムにおいて、群管
理制御機能と単体エレベータの運行側m+*能を持たせ
て各エレベータ毎に設けられる制御装置のうち、特定の
ものに集中して制御のための負荷がかかることを排除出
来て、群管理のための作業の分担による負荷の軽減を図
ることが出来、ホール呼びに対して、迅速に且つ高精度
に最適号機の割付けと予報表示を示すことが出来るよう
になる等の特徴を有するエレベータの群管理制御装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるエレベータシステムの構成を示
すブロック図、第2図は本発明によるエレベータの伝送
制御方式における単体制御部のソフトウェアシステム構
成の一例を示す図、第3図は本発明による高速伝送系の
ハードシステム構成を示すブロック図、第4図は本発明
による伝送系の論理的通信路のシステム構成を示すブロ
ック図、第5図は本発明による論理的通信路間接続を示
す系統図、第6図は本発明による伝送制御システムの制
御動作を説明するブロック図、第7図、第8図はそれぞ
れ本発明による各タスク間交信における一次局、二次局
機能処理の具体的動作を示すフローチャート、第9図は
本発明による伝送制御ソフトウェアが管理する管理テー
ブルの一実施例を示す図、第10図は本発明による全体
システム単位群管理制御機能の分担決定処理動作を示す
フローチャート、第11図は本発明によるホール呼び割
当て制御機能処理の動作を示すフローチャート、第12
図は本発明によるホール呼び発生時の群管理制御メイン
機能タスク動作を示すフローチャート、第13図は本発
明による群管理制御部と各単体制御部間の分散処理の動
作遷移図、第14図は、本発明による群管理制御メイン
機能タスクのソフトウェアシステム構成を示す図である
。 2−1.〜2−N・・・単体制御部、3・・・ホール呼
び釦、4・・・ホール呼び伝送制御部、5・・・監視盤
、6・・・高速伝送系、7・・・低速伝送系、8・・・
リアルタイムO8,9・・・単体制mum能タスク、1
0・・・群管理制御メイン機能タスク、11・・・群管
理制御サブ機能タスク、12・・・伝送制御タスク、1
3・・・マイクロプロセッサ、14・・・データリンク
コントローラ、15・・・メディアアクセスコントロー
ラ、16・・・システムバス、17・・・制御ライン、
18・・・シリアル伝送系、19a・・・ステーション
a、19b・・・ステーションb120a・・・送信ボ
ートa、2Qb・・・送信ボートb、21a・・・受信
ボートa121b・・・受信ボートb0 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第12図 第13図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数の階床に対して複数台のエレベータを就役させ、発
    生したホール呼びに対して各エレベータの状態情報に基
    づいてエレベータの運行を決定する評価式を演算し、こ
    れにより各エレベータ毎の評価値を求め、評価値が最も
    良好なエレベータを最適なエレベータとしてホール呼び
    の発生したホールに割付けるようにしたエレベータの群
    管理制御装置おいて、各エレベータ毎に設けられる制御
    装置に群管理制御に必要な各制御機能を細分化した群管
    理機能と単体エレベータの制御機能を付加し、また、各
    制御装置は互いの情報交換のための伝送系で結合し、且
    つそれぞれ複数の論理的通信路を設けて多重化した伝送
    制御手段を設けるとともに、各制御装置は上記細分化し
    た群管理制御に必要な各制御機能のうちの一部ずつを互
    いに重複しないように分担を指定して実行させる機能を
    持たせたことを特徴とするエレベータの群管理制御装置
JP60284010A 1985-12-17 1985-12-17 エレベ−タの群管理制御装置 Granted JPS62140988A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62140987A (ja) * 1985-12-13 1987-06-24 株式会社東芝 エレベ−タの群管理制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62140987A (ja) * 1985-12-13 1987-06-24 株式会社東芝 エレベ−タの群管理制御装置

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