JPS62140409A - 巻鉄心の製造方法 - Google Patents
巻鉄心の製造方法Info
- Publication number
- JPS62140409A JPS62140409A JP28102085A JP28102085A JPS62140409A JP S62140409 A JPS62140409 A JP S62140409A JP 28102085 A JP28102085 A JP 28102085A JP 28102085 A JP28102085 A JP 28102085A JP S62140409 A JPS62140409 A JP S62140409A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- wound core
- tension
- ribbon
- amorphous magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は非晶質磁性材料の薄帯を巻回してなる誘導電気
機器用巻鉄心の製造方法に関するものである。
機器用巻鉄心の製造方法に関するものである。
［従来の技術］
近年、省エネルギー形誘導電気機器開発の要望に呼応し
て省エネルギー形の電気鉄板いわゆる非晶質磁性材料の
開発が進み、変圧器、リアクトル等の誘導電気機器用材
料として実用化が進められている。変圧器などに使用さ
れる鉄系非晶質磁性材料例えばアライド社のＭＥＴＧＬ
ＡＳ２６０５Ｓ２などは磁気ひずみが大きくまた正の磁
気ひずみを有しており、この状態で巻鉄心を製造しても
優れた磁気特性が得られない。そこで例えば特開昭５８
−５２８１７号公報に示されているように非晶質磁性材
料の巻回時に一定の張力を付加して巻鉄心を製造する方
法が提案されている。この方法は第４図に示すように非
晶質磁性合金材料ロール１から引出した薄帯２を巻回し
て巻鉄心３を製造する際に、張力付加ロール４を介して
薄帯２の巻回方向に２ Ｋｇ ／ ｃｉ以上、８Ｋｇ／
ｃｒｉ以下の張力を加えるようにすることを特徴とし
ている。ここで５は張力付加おもり、６は巻取機、駆動
モータ、７はスピードコントローラである。
て省エネルギー形の電気鉄板いわゆる非晶質磁性材料の
開発が進み、変圧器、リアクトル等の誘導電気機器用材
料として実用化が進められている。変圧器などに使用さ
れる鉄系非晶質磁性材料例えばアライド社のＭＥＴＧＬ
ＡＳ２６０５Ｓ２などは磁気ひずみが大きくまた正の磁
気ひずみを有しており、この状態で巻鉄心を製造しても
優れた磁気特性が得られない。そこで例えば特開昭５８
−５２８１７号公報に示されているように非晶質磁性材
料の巻回時に一定の張力を付加して巻鉄心を製造する方
法が提案されている。この方法は第４図に示すように非
晶質磁性合金材料ロール１から引出した薄帯２を巻回し
て巻鉄心３を製造する際に、張力付加ロール４を介して
薄帯２の巻回方向に２ Ｋｇ ／ ｃｉ以上、８Ｋｇ／
ｃｒｉ以下の張力を加えるようにすることを特徴とし
ている。ここで５は張力付加おもり、６は巻取機、駆動
モータ、７はスピードコントローラである。
し発明が解決しようとする問題点］
しかしながら、非晶質磁性合金材料の薄帯２は周知のよ
うに超急冷、超高速にて製造されるため、製造上の制限
から現状では板厚が数１０μｍ程度の厚さのものしか製
造できない、このため巻鉄心製造時には薄帯２の巻回数
が多くなるので、薄帯２の巻取り速度を速くして製造時
間の短縮を図る必要があるが、高速巻取りを行うと張力
の調整がむずかしいことや、薄帯２が切断するなどの問
題を生じることがある。また巻鉄心の巻始めから巻終り
まで同一張力に調整すると薄帯２の巻回時における薄帯
２の周速度の差や薄帯２のすべり現象によって巻鉄心に
巻締まりが生じ、外周方向につれてきつく巻回されるこ
とになり巻鉄心を巻型より取り外した際に内周部にたる
みが生じる結果となる。特にワンターンカットコアなど
の巻鉄心製造方法では巻鉄心を巻回後切断したものを接
合部を階段状にずらせて再組立する場合、薄帯寸法の差
から巻鉄心全体の接合部が均一にならないなどの問題が
生じ、この結果磁気特性が悪くなるなどの問題を有して
いた。
うに超急冷、超高速にて製造されるため、製造上の制限
から現状では板厚が数１０μｍ程度の厚さのものしか製
造できない、このため巻鉄心製造時には薄帯２の巻回数
が多くなるので、薄帯２の巻取り速度を速くして製造時
間の短縮を図る必要があるが、高速巻取りを行うと張力
の調整がむずかしいことや、薄帯２が切断するなどの問
題を生じることがある。また巻鉄心の巻始めから巻終り
まで同一張力に調整すると薄帯２の巻回時における薄帯
２の周速度の差や薄帯２のすべり現象によって巻鉄心に
巻締まりが生じ、外周方向につれてきつく巻回されるこ
とになり巻鉄心を巻型より取り外した際に内周部にたる
みが生じる結果となる。特にワンターンカットコアなど
の巻鉄心製造方法では巻鉄心を巻回後切断したものを接
合部を階段状にずらせて再組立する場合、薄帯寸法の差
から巻鉄心全体の接合部が均一にならないなどの問題が
生じ、この結果磁気特性が悪くなるなどの問題を有して
いた。
本発明は上記の欠点を除去するためになされたものであ
り、非晶質磁性材料の薄帯を巻回する巻鉄心の製造方法
に於いて、薄帯を損傷づることなくまた薄帯を形成する
非晶質磁性材料本来の低損失特性を十分発揮できる実用
的な巻鉄心の製造方法を提供することを目的としている
。
り、非晶質磁性材料の薄帯を巻回する巻鉄心の製造方法
に於いて、薄帯を損傷づることなくまた薄帯を形成する
非晶質磁性材料本来の低損失特性を十分発揮できる実用
的な巻鉄心の製造方法を提供することを目的としている
。
［問題点を解決するための手段］
本発明の巻鉄心の製造方法は非晶質磁性材料の薄帯を５
０〜２５０ｋｇ／ｃｍ２の一定の張力を付加した状態で
しかも薄帯の巻取り速度を一定に調整して巻回すること
を特徴としている。
０〜２５０ｋｇ／ｃｍ２の一定の張力を付加した状態で
しかも薄帯の巻取り速度を一定に調整して巻回すること
を特徴としている。
［作用］
すなわち、従来のように巻取機を駆動する電動機の回転
数が一定であると、巻回される薄帯の巻取り速度は巻鉄
心外径が大きくなるにつれて増大することになるが、本
発明ではこの巻取り速度を一定に制御するため薄帯のす
べり現象による巻鉄心の巻締まりを防止することができ
、これによって薄帯層間の部分的接触によろうず電流損
を低減する。また薄帯巻回時に付加する張力を５０〜２
５０ Ｋｇ／ ｃ＃ｌとすることにより、張がが小さい
場合に生じる鉄心積占率の悪化及び張力が大きい場合に
巻締まりにより層間の部分的接触が生じることによろう
ず電流損の発生を低減する。
数が一定であると、巻回される薄帯の巻取り速度は巻鉄
心外径が大きくなるにつれて増大することになるが、本
発明ではこの巻取り速度を一定に制御するため薄帯のす
べり現象による巻鉄心の巻締まりを防止することができ
、これによって薄帯層間の部分的接触によろうず電流損
を低減する。また薄帯巻回時に付加する張力を５０〜２
５０ Ｋｇ／ ｃ＃ｌとすることにより、張がが小さい
場合に生じる鉄心積占率の悪化及び張力が大きい場合に
巻締まりにより層間の部分的接触が生じることによろう
ず電流損の発生を低減する。
［実施例］
以下本発明の実施例について説明する。第１図は本発明
の非晶質磁性材料の薄帯を巻回して巻鉄心を製造する方
法を示した斜視図である。まず巻取機８に巻型９を固定
し、次に非晶質磁性材料の薄帯２を張力付加ロール４を
介して５０〜２５０に９ ／ ｃ＃ｉの張力を加え、し
かも巻回時の巻取り速度を一定に調整しながら巻回して
巻鉄心１３を成形する、非晶質磁性材料の薄帯２の巻取
り速度の調整は巻鉄心１３の外径寸法を光センサ１０に
よって計測し、巻取ｌ１８の巻軸を駆動する電動器６の
回転数をインバータ装研で一定値になるようにしている
。なお非晶質磁性材料の薄帯２に付加する張力は張力付
加おもり５によって５０〜２５０ Ｋｇ／ ｃＡの範囲
内に調整し、薄帯巻回時にはこの張力範囲内で一定にす
る。このように薄帯２の巻回時の巻取り速度を一定にし
ているため、薄帯２のすべり現象もなくなり、巻鉄心１
３は巻締まりを生ずることがない。すなわち、従来のよ
うに巻取機８を駆動する電動ｌｌｌ６の回転数が一定で
あれば巻回される薄帯２の巻取り速度は巻鉄心外径が大
きくなるにつれて増大することになるが、本発明ではこ
の巻取り速度を一定にコントロールしているため、薄帯
２層間でのすべり現象が生じない、第２図はこのように
して巻型９に巻回された非晶質磁性材料の薄帯２からな
る巻鉄心１３の外観を示したものである。
・−′第３図は第２図に示した巻鉄心１
３から巻型９を取り外した巻鉄心１３を示したものであ
り、巻型３を取り外した後も薄帯２層間に空間部を生ず
ることなく均一な円形状態を保っている。
の非晶質磁性材料の薄帯を巻回して巻鉄心を製造する方
法を示した斜視図である。まず巻取機８に巻型９を固定
し、次に非晶質磁性材料の薄帯２を張力付加ロール４を
介して５０〜２５０に９ ／ ｃ＃ｉの張力を加え、し
かも巻回時の巻取り速度を一定に調整しながら巻回して
巻鉄心１３を成形する、非晶質磁性材料の薄帯２の巻取
り速度の調整は巻鉄心１３の外径寸法を光センサ１０に
よって計測し、巻取ｌ１８の巻軸を駆動する電動器６の
回転数をインバータ装研で一定値になるようにしている
。なお非晶質磁性材料の薄帯２に付加する張力は張力付
加おもり５によって５０〜２５０ Ｋｇ／ ｃＡの範囲
内に調整し、薄帯巻回時にはこの張力範囲内で一定にす
る。このように薄帯２の巻回時の巻取り速度を一定にし
ているため、薄帯２のすべり現象もなくなり、巻鉄心１
３は巻締まりを生ずることがない。すなわち、従来のよ
うに巻取機８を駆動する電動ｌｌｌ６の回転数が一定で
あれば巻回される薄帯２の巻取り速度は巻鉄心外径が大
きくなるにつれて増大することになるが、本発明ではこ
の巻取り速度を一定にコントロールしているため、薄帯
２層間でのすべり現象が生じない、第２図はこのように
して巻型９に巻回された非晶質磁性材料の薄帯２からな
る巻鉄心１３の外観を示したものである。
・−′第３図は第２図に示した巻鉄心１
３から巻型９を取り外した巻鉄心１３を示したものであ
り、巻型３を取り外した後も薄帯２層間に空間部を生ず
ることなく均一な円形状態を保っている。
一方、表１は２５ｍｍ巾の非晶質磁性材料の薄帯を用い
て巻鉄心を製造する場合にお−ける巻取り時の張力と巻
鉄心の占績率及び焼純後の磁気特性についての実験結果
を示したものである。
て巻鉄心を製造する場合にお−ける巻取り時の張力と巻
鉄心の占績率及び焼純後の磁気特性についての実験結果
を示したものである。
表１ 張力と占積率及び磁気特性
表１より明らかなように薄帯に付加する張力が３Ｑ Ｋ
ｇ／ ｃＡ以下の場合は鉄心占積率が７５％以下となり
、巻鉄心巻締まりも悪い。また鉄損も張力が５０〜２５
０Ｋｇ／ｄの場合より大きくなることが認められる。こ
れは鉄心占積率が低いために、薄帯層間に含まれる、空
気ｆｆ１（酸素）が多く、巻鉄心の焼純時に生ずる薄帯
表面の酸化が進むためと考えられる。このことは薄帯表
面の酸化層をエツチングで除去することにより鉄損が減
少することから推察できる。
ｇ／ ｃＡ以下の場合は鉄心占積率が７５％以下となり
、巻鉄心巻締まりも悪い。また鉄損も張力が５０〜２５
０Ｋｇ／ｄの場合より大きくなることが認められる。こ
れは鉄心占積率が低いために、薄帯層間に含まれる、空
気ｆｆ１（酸素）が多く、巻鉄心の焼純時に生ずる薄帯
表面の酸化が進むためと考えられる。このことは薄帯表
面の酸化層をエツチングで除去することにより鉄損が減
少することから推察できる。
更に張力が３５０Ｋｇ／ｃＩ！では鉄心占積率が８５％
となり、巻鉄心は非常に硬く巻回された状態であり、焼
純時に巻鉄心端面が粘着したり層間間が密着してうず電
流損が増大するために全鉄損が増大することになる。す
なわち巻回時に非晶質磁性材料の薄帯に加える張力とし
ては５０〜２５０ Ｋｇ／ｒｉ程度が良いことが認めら
れる。
となり、巻鉄心は非常に硬く巻回された状態であり、焼
純時に巻鉄心端面が粘着したり層間間が密着してうず電
流損が増大するために全鉄損が増大することになる。す
なわち巻回時に非晶質磁性材料の薄帯に加える張力とし
ては５０〜２５０ Ｋｇ／ｒｉ程度が良いことが認めら
れる。
［発明の効果１
以上説明したように本発明の巻鉄心の製造方法では、非
晶質磁性材料の薄帯を一定の張力（５０〜２５（１ｇ／
ＣＩりを付加した状態で、しかも薄帯巻取り速度を巻回
時の巻鉄心外径に関係なく一定に調整しながら巻回して
いるため、薄帯間のすべり現象による巻鉄心の巻締まり
が防止できて均一な巻鉄心を製造することができ、しか
も鉄損などの磁気特性が向上し、非晶質磁性材料本来の
低損失特性を得ることができるとともに巻回時における
薄帯の切断などの問題も少なくできる。
晶質磁性材料の薄帯を一定の張力（５０〜２５（１ｇ／
ＣＩりを付加した状態で、しかも薄帯巻取り速度を巻回
時の巻鉄心外径に関係なく一定に調整しながら巻回して
いるため、薄帯間のすべり現象による巻鉄心の巻締まり
が防止できて均一な巻鉄心を製造することができ、しか
も鉄損などの磁気特性が向上し、非晶質磁性材料本来の
低損失特性を得ることができるとともに巻回時における
薄帯の切断などの問題も少なくできる。
第１図は本発明による巻鉄心の製造方法を示す概略斜視
図、第２図は第１図の製造方法で得られた巻鉄心の斜視
図、第３図は第２図に示す巻鉄心から巻型を取り外した
状態を示す斜視図、第４図は従来の巻鉄心の製造方法を
示す概略斜視図である。 ２・・・非晶質磁性材料の薄帯、 ４・・・張力付加ロール、 ６・・・電動機、 ８・・・巻取磯、 ９・・・巻型、 １０・・・光センサ、 １１・・・インバータ、 １３・・・巻鉄心。 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同 三 俣 弘 文部１図 第２図
図、第２図は第１図の製造方法で得られた巻鉄心の斜視
図、第３図は第２図に示す巻鉄心から巻型を取り外した
状態を示す斜視図、第４図は従来の巻鉄心の製造方法を
示す概略斜視図である。 ２・・・非晶質磁性材料の薄帯、 ４・・・張力付加ロール、 ６・・・電動機、 ８・・・巻取磯、 ９・・・巻型、 １０・・・光センサ、 １１・・・インバータ、 １３・・・巻鉄心。 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同 三 俣 弘 文部１図 第２図
Claims (2)
- （１）非晶質磁性材料の薄帯を巻回してなる巻鉄心の製
造方法において、非晶質磁性材料の薄帯を５０〜２５０
ｋｇ／ｃｍ＾２の張力を付加しかつ一定の巻取り速度で
巻回することを特徴とする巻鉄心の製造方法。 - （２）薄帯巻回時の巻鉄心の外径寸法を光センサーで計
測してインバータ装置に入力し、このインバータ装置で
巻取機の巻軸を駆動する電動器の回転数を調整して非晶
質磁性材料の薄帯の巻取り速度を一定に制御することを
特徴とする特許請求の範囲第１項記載の巻鉄心の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28102085A JPS62140409A (ja) | 1985-12-16 | 1985-12-16 | 巻鉄心の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28102085A JPS62140409A (ja) | 1985-12-16 | 1985-12-16 | 巻鉄心の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62140409A true JPS62140409A (ja) | 1987-06-24 |
Family
ID=17633166
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28102085A Pending JPS62140409A (ja) | 1985-12-16 | 1985-12-16 | 巻鉄心の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62140409A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01278002A (ja) * | 1988-04-28 | 1989-11-08 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 高周波用磁心及びその製造方法 |
-
1985
- 1985-12-16 JP JP28102085A patent/JPS62140409A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01278002A (ja) * | 1988-04-28 | 1989-11-08 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 高周波用磁心及びその製造方法 |
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