JPS62138559A - 染料 - Google Patents

染料

Info

Publication number
JPS62138559A
JPS62138559A JP27668185A JP27668185A JPS62138559A JP S62138559 A JPS62138559 A JP S62138559A JP 27668185 A JP27668185 A JP 27668185A JP 27668185 A JP27668185 A JP 27668185A JP S62138559 A JPS62138559 A JP S62138559A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dye
thermal transfer
dyes
group
molecular weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27668185A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Kutsukake
沓掛 正樹
Junpei Sugafuji
菅藤 純平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP27668185A priority Critical patent/JPS62138559A/ja
Publication of JPS62138559A publication Critical patent/JPS62138559A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アントラキノン系染ネ1に関し、更に詳しく
云えば、合成繊維の染色および熱転写用染料として有用
な特定の構造のアントラキノン系染料に関する。
(従来の技術) 従来、セルロースアセテート、ポリエステルあるいはポ
リプロピレン等の合成繊維の染料として種々の分散染料
が知られている。これらの分散染料に要求される性質は
、合成繊維に対する染着速度が大であること、耐アイロ
ン性等の耐昇壱性が良好であることが第−人的であり、
その他耐光性、耐洗濯性等の種々の堅牢度が要求される
しかしながら、上記の如き2種の第一・人的要求は本来
相反するものであり、染着速度を向ヒさせるためには染
料の分子州を小さくすることが必要であり、一方、耐昇
崩性等の堅牢度を向ヒさせるためには染料の分子h;−
を大きくすることが必要であると一般的に考えられてい
る。
また、」上記の如き従来の分散染料は、染料を熱によっ
て被転写材に転写して画像を形成する熱転写力性にも使
用されているが、このような熱転写方法における加熱が
、サーマルヘッド等による場合は加熱時間が極めて短時
間であるため、一層迅速な染71速度すなわち、熱移行
速度が要求され、このような用途には比較的分子量の小
さい分散染料が選択されて使用されている。
(発明が解決し゛ようとしている問題点)1−述の通り
、従来の分散染料あるいは熱転写用染料lとしては多数
のものが公知であるが、いずれの染料においても迅速な
染着速度または熱移行速度と染7.物あるいは画像の高
い堅牢度を同時に達成することができないという問題が
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者は、上述の如き従来技術の問題点が解決すべく
鋭意研究の結果、分散染料または熱転写用染料における
染着速度あるいは熱移行速度は、染料の構造によっては
、必ずしも使用する染料の分子−1によって全て左右さ
れるのではなく、分子jiシが比較的大であっても、染
料の融点が低いものあるいは無機性741機性の値(■
10値という)が低いものについては、優れた染着速度
あるいは熱移行速度を示すことを知見して本発明を完成
した。
すなわち1本発明は、下記一般式で表わされるアントラ
キノン系染料である。
但し、]−記式中のRは、染料全体の分子量が350を
越えることになるアルキル基である。
次に本発明を更に詳細に説明すると、本発明者は、」−
記の一般式の如き基本的構造を有するアントラキノン系
染料においては、一般式中のRを染料全体の分子量が3
50を越える、好ましくは400以上になるように選択
すると、従来の分散染料あるいは熱転写用染料の分子量
による選択基準から外れるものであるが、Hの炭素数の
増加に従って、染料の融点またはI10値が低下する傾
向を示し、分散染料あるいは熱転写用染料とじて使用す
ると、染着速度あるいは熱移行速度がむしろに昇し、し
かも染着あるいは転写後は優れた堅牢度の染着物あるい
は画像が得られることを知見したものである。
前記一般式で表されるアントラキノン系染料は、■−ア
ミノー2−ハロゲノー4−アントラキノンを原料として
、これにアル午ルフェノールを反応させて脱ハロゲン化
水素する等の従来公知の製造方法によって得られるもの
である。
+iii記の一般式のアントラキノン系染料において、
Rの残基を生じるフェノール化合物は、1個または2個
の直鎖状あるいは分枝鎖状のアルキル基を有するもので
あり、これらのアルキル基としては、例えば、メチル基
、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキ
シル基、ヘプチル基、オクチル基、デシル基、ウンデシ
ル基、ラウリル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペ
ンタデシル基、セチル基、ヘプタデシル基等のアルキル
基;エタノール基、プロパノールノS、ブタンール基、
ペンタノール基、ヘプタツール基、オクタツール基等の
フルカノール基;メトキシメチル基、メトキシエチル基
、メトキシプロピル基、メトキシブチル基、メトキシペ
ンチル基、メトキシヘキシル基、メトキシヘプチル基、
メトキシオクチル基、これらのメトキシ基に代えて、エ
トキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシ等の他のフ
ルコキシ基を有するアルコキシアルキル基;N−メチル
アミノ、N−エチルアミノ、N−7’ロピJレアミノ、
N−ブチルアミノ、N−ペンチルアミノ、N−へキシル
アミノ等のアルキルアミノ基克有するエチル、プロピル
、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル基等のN−フ
ルキルアミノアルキルノ、(等が挙げられる。
1111記一般式で表わされる本発明のアントラキノン
系染料においては、式中のRを決定するにあたり、染料
全体の分子量が350を越える、好ましくは400以上
になるようにRを選択することが必要であり、またI1
0値が1.2以下、好ましくは1.0以下になるように
するのも好ましい。
尚、本発明において言う「I10値」とは、甲田善生著
「有機概念図−基礎と応用−」三共出版従うものである
すなわち、本発明者の詳細な研究によれば、前記一般式
の染料において、置換基Rとして炭素数の多いアルキル
基を選択することによって、染料の分子量は増大し、分
子量が350を越え、あるいは400を越えるようにな
るが、前記一般式の染料においては従来の一般的な考え
方とは異なり、これらの染料の融点が低下する傾向を示
し、几つ合成m雄に対する染着速度はそれに従って上’
yl L、優れた堅牢度の染着物を与えることを知見し
た。また、このような染料を熱転写用の染料として利用
する場合には、サーマルヘッド等による極短時間の加熱
によっても熱転写シートから被転写材への染料の熱移行
速度が上昇し、しかも優れた堅牢度の画像を与えること
を知見した。
また、Rとして、炭素数の多いアルキル基を使用するに
従い、I10値が低下し、またアルキル基として水醜基
やエーテル結合、アミド結合等の極性基を有するものを
使用することによって融点は上シLするが、本発明の染
料において、Rの選択により染料のI10値が1.2以
下、好ましくは1.0〜0.5の範囲になるように調整
するときは、このようなI10値の本発明の染料は合に
&繊維に対する優れた染着速度と染着物の優れた諸堅牢
度が両ケすることを見い出した。
また、このような適当なI10値の染料は、熱転写用染
料として非常に有用であることを見い出した。すなわち
、熱転写用の染料の場合には、すでに述べた通り、極め
て短時間で被転写材へ熱移行することが要求されるが、
本発明の染料は、熱転写シートの調製時に使用するメチ
ルエチルケトン、トルエン、エタノール、イ・ソプロピ
ルアルコール、シクロヘキサノン、酢酸エチル等アルい
はそれらの混合溶剤等の汎用有機溶剤に対する溶解性が
著しく向上し、熱転写シート上に形成する染料担持層に
おいて、染料が結晶状態の無いあるいは低い状態に存在
することができ、従来の染料の場合の如く、結晶性の高
い存在状態に比して著しく少ない付与熱漬で染料が被転
写材へ容易に熱移行し得るものであった。
(作用・効果) 以上の如く、本発明の染料は合成m維に対しては、従来
の低分子量、例えば、300あるいは350以下の分子
量の染料と同様に優れた染着速度を有し、また熱転写用
染料としても、従来の比較的低分子量の染料と同様な優
れた被転写材への熱移行性を有するものであり、このよ
うな染料による染着物あるいは画像の諸堅牢度、特に耐
昇華性は分子量が大であることにより、著しく優れたも
のである。
以上の如き本発明のアントラキノン系染料は、従来の分
散染料あるいは熱転写用染料と比較して、改良された染
着速度および熱移行速度を示し、且つ優れた堅牢度等を
有する染着物あるいは画像を与えるものであるため1合
成繊維の染色あるいは熱転写用の染料として有用であり
、また合成樹脂や有機溶剤に対して高い溶解度を有する
ため、合成樹脂や各種有機液体用の油溶性染料として非
常に有用である。
次に本発明のアントラキノン系染料の用途を、熱転写用
を代表例として詳しく説明する。
従来、熱転写方法は種々公知であるが、本発明のアント
ラキノン系染料は、それらの中でいわゆる51華性染料
を記録剤とし、これを紙、プラスチンクシート等の基材
シートにバインダーにより担持させて熱転写シートとし
、これらの染料によって染着可俺な被転写材、例えばポ
リエステルシート等に重ね、熱転写シートの裏面からパ
ターン状に熱エネルギーを与えて、染料を被転写材に熱
移行させる熱転写方法に特に有用なものである。
このような熱転写シートは以−ヒの如き本発明の特定の
染料を使用することを特徴とし、それ以外の構成は従来
公知の熱転写シートの構成と同様でよい。
本発明の染料を含む熱転写シートの構成に使用するノ^
材シートとしては、従来公知のある程°度の#熱性と強
度を有するものであればいずれのものでもよく、例えば
0.5〜50pm、好ましくは3〜10壓m程度の厚さ
の紙、各種加工紙、ポリエステルフィルム、ポリスチレ
ンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリスルホンフ
ィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアルコ
ールフィルム、セロファン等であり、特に好ましいもの
はポリエステルフィルムである。
上記の如き基材シートの表面に設ける染料担持層は、前
記一般式の染料を任意のバインダー樹脂で相持させた層
である。
本発明の染料を担持するためのバインダー樹脂としては
、従来公知のものがいずれも使用でき。
好ましいものを例示すれば、エチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロース、
ヒドロキシプロプルセルロース、メチルセルロース、酢
酸セルロース、酢醋酸セルロース等のセルロース系樹脂
、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニル
ブチラール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミ
ド等のビニル系樹脂、ポリエステル等が、耐熱性、染料
の移行性等の点から好ましいものである。
本発明の染料を使用する熱転写シートの染料担持層は、
基本的には上記の材料から形成されるが、その他必要に
応じて従来公知と同様な各種の添加剤をも包含し得るも
のである。
このような染料担持層は、好ましくは適当な溶剤中に本
発明の染料、バインター樹脂その他の任意成分を加えて
各成分を溶解または分散させて相持層形成用塗液または
インキを調製し、これを上記の基材シート];に塗布お
よび乾煙させて形成する。
特に、本発明の染料は、メチルエチルケトン、トルエン
、エタノール、イソプロピルアルコール、シクロヘキサ
ノンあるいはこれらの混合溶剤に対し、従来の染料より
も高い溶解度1例えば3%好ましいものは5%以上とい
う高い溶解度を有している点で、染料担持層形成用イン
キ等の調製が容易であり、また染料担持層を形成した後
の相持層内で染料が溶解状態あるいはそれに近い状態で
存在するため、少賃の熱エネルギーで優れた熱移行速度
を示すという有利性を示すものである。
このようにして形成する担持層は0.2〜5.0pm、
好ましくは0.4〜2.0pm程度の厚さであり、また
担持層中の本発明の染料は、担持層の1贋の5〜70重
量%、好ましくは10〜60重量%の量で存在するのが
好適である。
上記の如き熱転写シートは、そのままで熱転写用として
十分に有用であるが、更にその染料相持層表面に粘着防
止層、すなわち離型層を設けてもよく、このような層を
設けることにより、熱転写時における熱転写シートと被
転写材の粘着を防止し、更に゛高い熱転写温度を使用し
、一層優れた濃度の画像を形成することができる。
この離型層としては、単に粘着防止性の無機粉末を付着
させたのみでも相当の効果を示し、更に、例えばシリコ
ーンポリマー、アクリルポリマー、フッ素化ポリマーの
如き離型性に優れた樹脂から0.01〜51Lm、好ま
しくは0.05〜2gmの離型層を設けることによって
形成することができる。
尚、上記の如き無機粉体あるいは離型性ポリマーは染料
担持層中に包含させても十分な効果を奏するものである
更に、このような熱転写シートの裏面に、サーマルヘッ
ドの熱による悪影響を防止するために耐熱層を設けても
よい。
以にの如き熱転写シートを用いて、画像を形成するため
に使用する被転写材は、その記録面が前記の染料に対し
て染料受容性を有するものであればいかなるものでもよ
く、また染料受容性を有しない紙、金属、ガラス、合成
樹脂等である場合には、その少なくとも一方の表面に染
料受容層を形成すればよい。
染料受容層を形成しなくてもよい被転写材としては、例
えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハ
ロゲン化ポリマー、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビ
ニル、ポリアクリルエステル等のビニルポリマー、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリア
ミド系樹脂、エチレンやプロピレン等のすレフインと他
のビニル七ツマ−との共重合体系樹脂、アイオノマー、
セルロースジアセテート、セルローストリアセテート カーボネート、ポリスルホン、ポリイミド等からなる繊
維、織布、フィルム、シート、成形物等が挙げられる。
特に好ましいものはポリエステルからなるシートまたは
フィルムあるいはポリエステル層を設けた加工紙である
。また、紙、全屈、ガラスその他の非染着性の被転写材
であっても、その記録面にL記の如き染着性の樹脂の溶
液または分散液を塗111および乾燥させるか、あるい
はそれらの樹脂フィルムをラミネートすることにより、
被転写材とすることができる。
更に,上記の染着性のある被転写材であっても、その表
面に更に染着性の良い樹脂から、−上記の紙の場合の如
くして染料受容層を形成してもよI/)。
このようにして形成する染料受容層は、単独の材料から
でも、また複数の材料から形成してもよく、更に所期の
「1的を妨げない範囲で各種の添加剤を包含してもよい
のは当然である。
このような染料受容層は任意の厚さでよいが、一般的に
は5〜50pLmの厚さである。また、このような染料
受容層は連続被范であるのが好ましいが、樹脂エマルジ
ョンや樹脂分散液を使用したり、あるいは塗工方法を選
択することにより、不i!l!続の被覆として形成して
もよい。
このような被転写材は基本的には」二足の如くで,その
ままでも十分に使用できるものであるが、上記被転写材
またはその染料受容層中に、粘ノ1防止用の無機粉末を
包含させることができ、このようにすれば熱転写時の温
度をより高めても熱転写シートと被転写材との粘着を防
11−シて、更にすぐれた熱転写を行うことができる。
特に好ましいのは、微粉末のシリカである。
また、上記のシリカの如き無機粉末に代えて、または併
用して、離型性の良好な前述の如き樹脂を添加してもよ
い。特に好ましい離型性ポリマーは、シリコーン化合物
の硬化物、例えばエポキシ変性シリコーンオイルとアミ
ン変性シリコーンオイルからなる硬化物が挙げられる.
このような離型剤は、染料受容層の重量の約0.5〜3
0重賃%を占める割合が良い。
また使用する被転写材は、その染料受容層の表面に、上
記の如き無機粉体を付着させて粘着防止効果を高めても
よいし、また、前述の如き離型性に優れた離型剤からな
る層を設けてもよい。
このような離型層は約0.01〜5gmの厚さで十分な
効果を発揮して、熱転写シートの染料受容層との粘着を
防ILしつつ、一層染料受容性を向−1ニさせることが
できる。
L記の如き熱転写シートおよび上記の如き被記録材を使
用して熱転写を行う際に使用する熱エネルギーの付与手
段は、従来公知の付与手段がいずれも使用でき,例えば
サーマルプリンター(例えば、東芝株製、サーマルプリ
ンターT N − 5400)等の記録装置によって,
記録時間をコントロールすることにより、5 〜100
mJ/mrn’程度の熱エネルギーを付与することによ
って、所期の目的を十分に達成することができる。
以−1−、本発明のアントラキノン系染料の使用例を、
熱転写記録方法に使用する例を挙げて具体的に説明した
が、本発明の染料は、従来の一般的な分散染料と同様に
合成繊維の染料あるいは合成樹脂着色用の染料としても
有用であり、優れた染着速麿とともに高い堅牢性を示す
ものである。
次に実施例、使用例および比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、文中,部または%とあるのは特
に断りの無い限り料量基準である。
実施例1 50部の1−アミノ−2−クロロ−4−ヒドロキシアン
トラキノンを75部のナトリウムp−tert−オクチ
ルフェノールを含む250部のフェノール中に溶解し、
沸騰するまで加熱し、出発物質が検知されなくなるまで
加熱を続ける。反応が終了したら、150部の30%水
酸化ナトリウムと750部の木を加え、濾過し、熱水で
洗浄する。得られた結晶をクロロベンゼンでIA結晶し
、本発明の紅赤色の染料(R=tert−オクチル、分
子量;427.I10値0.79)を得た。
実施例2 501の1−7ミノー2−ブロモ−4−ヒドロキシ7ン
トラキノンを75部のナトリウムp−n−ノニルフェノ
ールを含む250部のフェノール中に溶解し、190℃
で5時間加熱し、試料を少ニー、分取し、生成物がハロ
ゲンを含まないのを確認後、150部の30%水酸化ナ
トリウムと750部の水を加え、生成物を析出させ、濾
過し、熱水で洗冷する。得られた結晶をクロロベンゼン
で再結晶し、本発明の紅赤色染料(R=n−ノニル、分
子量:457、I10値0.76)を得た。
実施例3〜18 実施例1および2で使用したアルキル基(R)に代えて
下記第1表のアルキル基(R)を使用して本発明のアン
トラキノン系染料を得た。
r  1  :F 又ム舅」 R; ドデシルノ、( 染ネ1の色相:紅赤色 分子州;499I10値、0.
69 1m誇」 R;エトキシエチル基( 染料の色相;紅赤色 分子量; 4 t 7I10 イ
A;  0  、 92 X為撫] R;エトキシエチル基 染料の色相;紅赤色 分子量;403 I10fli’i、0.96 裏庭舊」 R,N−メチルアミノプロピル基 染料の色相:紅赤色 分子量; 402I10植:1.
06 火厘舊1 Ran−ヘキシルノ、( 染料の色相;紅赤色 分子5. ; 4 t 5I10
値、0.85 X五層」 R;ラウリル基 染料の色相;紅赤色 分子量;499 I10値、0.69 実施例9 Ran−ペンチル基 染料の色相:紅赤色 分子量;401 110値;O,aa 1凰廻ユ」 R;プロポキシブチル基 染料の色相;紅赤色 分子%;445 I10 イ直;0.85 尖ム負」」 R;デシル基 染料の色相:紅赤色 分子量;471 I10値、0.73 Xム舊」」 R;セチル基 染料の色相;紅赤色 分子%、555 I10値、0.61 実施例13 R;ペンタノールノS 染料の色相;紅赤色 分子量;417 I10値;t、Oa 火五斑ユ」 R;オクタツール基 染料の色相;紅赤色 分子量;459 I10値;0.96 及五亘」」 R;エトキシヘキシル基 染料の色相;紅赤色 分子量;459 I10値;0.82 火凰廻1」 R;メトキシオクチル基 染料の色相:紅赤色 分子量、 473I10値、0.
79 笈施■ユ1 R;シクロヘキシル基 染料の色相;紅赤色 分子に;413 I10値、0.87 火廉勇」」 R,N−メチルアミノヘキシル基 染料の色相:紅赤色 分子量;444 I10値、0.94 応用例 下記組成の染料担持層形成用インキ組成物を調製し、背
面に耐熱処理を施した9uLm厚のポリエチレンテレフ
タレートフィルムに、乾燥! 47 Dが1.0g/m
’になるように塗布および乾燥して本発明の染料を用い
た熱転写シートを得た。
前記実施例の染料           3811ポリ
ブチラール樹脂        4.5部メチルエチル
ケトン      46.25部トルエン      
     46.25部次に、基材シートとして合成紙
(玉子油化製、ユボFPG#150)を用い、この一方
の面に下記の組成の塗工液を乾燥時4.5g/rn’に
なる割合で塗布し、100℃で分間乾燥して被転写材を
得た。
ポリエステル樹脂 (Vylon103、東洋紡製、Tg=47℃) 0.
8部EVA系高分子可・ψ剤 (エルバロイ741P、三−井ポリケミカル製、 Tg
==37℃)              0.2部ア
ミン変性シリコーン (KF−857,信越化学工業:l)  0.04部エ
ポキシ変性シリ−コーン (KF−103,信越化学工業製)  0.04部メチ
ルエチルケトン/トルエン/シクロヘキサ/ 7 (’
TC!(j−比4:4:2 )        9 、
 Oi’1前記の本発明の染料を含む熱転写シートと」
−記の被転写材とを、それぞれの染料担持層と染料受容
面とを対向させて重ね合せ、熱転写シートの裏面からヘ
ッド印加電圧lOv、印字時間4.0m5ec 、の条
件でサーマルヘッドで記録を行い、下記第2表の結果を
得た。
2・J 2−− l    I   II   III   IV   
V危ム孟皿  1.21 1.25 1.10 1.1
5−里旦    @000@ ムーーー調    紅   紅   紅   紅   
好尚、I−Vは、実施例1〜5の染料を示す、また実施
例6〜18の染料を上記と同様に使用した結果、上記と
同様に優れた結果が得られた。
比較例 応用例における染料として下記第3表の染料を使用し、
他は応用例と同様にして下記第3表の結果を得た。
第 3− 染   料       1  ′II  ′仝lΩ)
度     1.21     0.70堅牢度   
×   × 仏−一一調       紅       好尚、上記
染料は前記一般式のRが次のものである。
染料I′;R=水素原子(■10値=1.10、分子量
331 ) 。
染料rI′、R=メトキシ(I10値= 1.10.分
子量361)。
尚、前記における発色C度は米国マクベス社製のテンシ
ートメーターHD−918で測定した値である。
堅牢度は、記録画像を50℃の雰囲気中に長時間放置し
た後、画像のシャープさが変化せず、また表面を白紙で
摩擦しても白紙が着色しないものを■とし、僅かシャー
プさが失なわれ且つ僅かに白紙が着色したものをOとし
、シャープさが失なわれ、白紙が着色したものをΔとし
、画像が不鮮明となり、白紙が著しく着色したものを×
で表示した。
特許出願人  大日本印刷株式会社 代理人  弁理士 青 1)勝 広  。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式で表わされるアントラキノン系染料。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔但し、上記式中のRは、染料全体の分子量が350を
    越えることになるアルキル基である。〕
  2. (2)Rが、染料全体の分子量が、400以上になる様
    に選択される特許請求の範囲第(1)項に記載のアント
    ラキノン系染料。
  3. (3)Rが、染料の無機性/有機性の値が1.2以下に
    なるように選択される特許請求の範囲第(1)項に記載
    のアントラキノン系染料。
  4. (4)熱転写記録方法に使用する特許請求の範囲第(1
    )項に記載のアントラキノン系染料。
JP27668185A 1985-12-11 1985-12-11 染料 Pending JPS62138559A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27668185A JPS62138559A (ja) 1985-12-11 1985-12-11 染料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27668185A JPS62138559A (ja) 1985-12-11 1985-12-11 染料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62138559A true JPS62138559A (ja) 1987-06-22

Family

ID=17572835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27668185A Pending JPS62138559A (ja) 1985-12-11 1985-12-11 染料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62138559A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5168093A (en) * 1987-12-29 1992-12-01 Mitsui Toatsu Chemicals Inc. Sublimation thermaltransfer printing sheet comprising novel magenta dyestuffs
US5300475A (en) * 1987-12-29 1994-04-05 Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated Sublimation thermal transfer printing sheet comprising novel magenta dyestuffs

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5168093A (en) * 1987-12-29 1992-12-01 Mitsui Toatsu Chemicals Inc. Sublimation thermaltransfer printing sheet comprising novel magenta dyestuffs
US5300475A (en) * 1987-12-29 1994-04-05 Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated Sublimation thermal transfer printing sheet comprising novel magenta dyestuffs

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4990484A (en) Heat transfer sheets
US5252530A (en) Heat transfer sheets
JPH0365393A (ja) 熱転写シート
JPS62138559A (ja) 染料
JPH0717107B2 (ja) 熱転写シ−ト
JPS6391289A (ja) 熱転写シ−ト
JPS62124152A (ja) 染料
JPS62225564A (ja) 染料および該染料を用いた熱転写シ−ト
JP2880159B2 (ja) 熱転写シート
JP2844353B2 (ja) 熱転写シート
JPH0798426B2 (ja) 熱転写シ−ト
JPH03162990A (ja) 熱転写シート
JPH0596869A (ja) 熱転写シート
JPS62156372A (ja) 熱転写シ−ト
JPS6315853A (ja) 熱転写シ−ト用染料
US5021394A (en) Heat transfer sheet
JPS62124151A (ja) 染料
JP2844708B2 (ja) 熱転写用染料及び熱転写シート
JP2938872B2 (ja) 熱転写シート
WO1990002047A1 (en) Thermal transfer sheet
JPS62292858A (ja) 熱転写シ−ト用染料
JPH0262288A (ja) 熱転写シート
JPS63290793A (ja) 熱転写シ−ト
JPS6391287A (ja) 熱転写シ−ト
JPS63144089A (ja) 熱転写シ−ト用染料