JPS62135543A - アルミナ−シリカ系樹脂配合剤及びの製法 - Google Patents

アルミナ−シリカ系樹脂配合剤及びの製法

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JPS62135543A
JPS62135543A JP27500785A JP27500785A JPS62135543A JP S62135543 A JPS62135543 A JP S62135543A JP 27500785 A JP27500785 A JP 27500785A JP 27500785 A JP27500785 A JP 27500785A JP S62135543 A JPS62135543 A JP S62135543A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (利用分野〕 本発明は、アルミナ−シリカ系樹脂配合剤及びその製法
に関するもので、より詳細には、敬細な粒径と明確な粒
子形状とを有し、樹脂成形品中に配合して、クリップ性
、アンチブロッキング性等を付与するための配合剤及び
その製法に関する。
(従来の技術) フィルム、シート等の俯脂成形品は、これらを積み重ね
た状態におくと互いにプロ、キングする頌向かあり、こ
れを防止し、更にスリ、f性を付与するために、樹脂中
に種々の無機配合剤を配合することが古くから行われて
いる。
ゼオライトがこのような特性に優れていることも既に知
られており、例えは特公昭52−16134号公報には
、ポリプロピレンに対し平均粒子径20ミクロン以下の
ゼオライト粉末を0.Ol乃至5重用チ添加することに
より、二@延伸ポリグロビレンフィルムの1耐プロ、キ
ング性を向上させることか示でれている。また、特開昭
54−34356号公休には、イオン変換性を有するゼ
第2イトa晶のアルミノケイ酸塩全塩素含有重合体に0
.01乃至1ONにチの汝で配合することによって熱安
定性全改善すること、及びこの際付加的利点として外部
滑性か者しく改譜嘔れることが開示されている。
上述したbo<、ゼオライト粒子は樹脂成形品にスリ、
プ性(外部滑性ンやアンチブロッキング性を付与すると
いう作用には優れたものであるが、ゼオライト中には、
アルミノケイ酸塩の形で、ナトリウム分、カリウム分、
カルシウム分、マグネシウム分等の塩基性成分がかなり
含有されており、これらの塩基性成分の存在によって、
ゼオライト粒子全配合した樹脂成形品が経時的に着色す
るという問題がある。また、ゼオライトは吸着性、特に
水分吸着性を有し、樹脂中に配合したとき発泡するとい
う問題もある。
一方、特開昭58−213031号公報にはAjO:8
102のモル比が1目、8乃至1:5の範囲にある組成
を有する一辺の長さが5ミクロン以下の立方体一次粒子
から成り、該粒子はX−線回折学的に実質上非晶質で且
つ100yx”/ji 以下のBET比表面積を有する
ことを特徴とするアルミナ−7リ力系樹脂配合剤が記載
され、このアルミナ−7リ力系立方体粒子は、立方体の
粒子形状を有する結晶性ゼオライトを、その結晶性が実
質上消失するが、粒子形状が損われない条件下に酸処理
することにより得られること、及び10μ以下の粒度の
ものが98雉シチ以上で且つ1乃至5μの粒度のものが
全体の70重量%以上となる2次粒度分布を有するもの
が好適であることも記載されている。
(発明が解決しようとする問題点ン 上述した讐オライドの酸処理による非晶質アルミナーシ
1す系粒子は、ゼオライト粒子を樹脂に配合する場合に
生じるαにの問題点か解消されているが、薄iが要求さ
れる例えは家庭用ラップ、磁気テープ−フィルム基体の
用途には粒度特性が粗丁き゛るという問題かあり、より
粒度特性が微細で、しかも(す4指中への分散性に優れ
たスリップ性、7ンチプロシキング性付与のための配合
剤が要求される。  □ しかしながら、酸処理に賦するべきゼオライト粒子を像
側化すると、6ケ処理中にゼオライト粒子か有する一次
粒子の規目(1正しい立方体形状か破壊されて不定形状
となり、しかもこのような不定形状の一次粒子が凝集粗
大化するという欠点を生じる。
従って、−辺5明の目的は、上述した従来の非晶質シリ
カ−乎ルミナ糸配合剤の欠点が有効に解消これた非晶質
シリカ−アルミナ系配合剤及びその製法を提供するにあ
る。
本発明の他の目的は、明確な一次粒子形状が保持されて
いると共に1一次粒子及び二次粒子が共に微細な粒度範
囲に抑制されており、しかも、樹脂への分散性、非発泡
性、スリップ性乃至アンチプロ、キング性の優れた組合
せを有する非晶質シリカ−アルミナ系樹脂配合剤を提供
するにある。
本発明の更に他の目的は上記特性を有する非晶質シリカ
−アルミナ系樹脂配合剤を確実に且つ容易に製造し得る
方法を提供するにある。
本発明の更に他の目的は家庭用う、f磁気テープ等の薄
いフィルム基体に配合するのに適した非晶質アルミナ−
シリカ系樹脂配合剤を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、一次粒径か0.6μmよりも小さい合成
ゼオライトラ選択し、この合成ゼオライトを、局部的な
一1低下が抑制される緩衝条件下に且つ最終pHが5よ
りも低くならない条件下に酸処理し、次いでこれを熱処
理するときには、以下に詳述する新規な粒度特性と吸着
特性とを備えた非晶質アルミナ−シリカ系樹脂配合剤が
得られ、しかもこの配合剤は上記目的に適うものである
こと全見出した。
即ち、本発明によれば、Aノ203:5102のモル比
が1:1.8乃至1:5.0の藉口にある非晶質粒子か
ら成るアルミナ−シリカ系樹脂配合剤において、該アル
ミナ−シリカ系粒子は、明確に立方体乃至球体の一次粒
子形状を有しに子池微優法で測定して0.6μよりも小
さい平均一次粒子径と、」(量沈降法で測定して1μよ
りも小ちいもののべ度が503(idチ以上となるよう
な二次粒度分布とを有し、該粒子は50 m279以下
のBET比六面積を有し、550℃で3時間加熱した後
、相対湿度75%、25℃の温度の界囲気に24時−1
放置した時の水分吸烏伍か10重U俤以下であることを
特徴とするアルミナ−シリカ系樹脂配合剤が提供される
本発明によればまた、んt、、0. : SiO2のモ
ル比が1:1,8乃至1:5.Oの範囲にあり且つ電子
顕微境で測定して0.6μよりも小さめ平均一次粒子径
を有する微、!IB立方体粒子の合成ゼオライトの水性
スラリーを調製し、この水性スラリーと酸とを局部的な
一低下が礎けられる緩衝条件下に且つ最終pi−1が5
よりも低くならない条件下に接触させて、合成ゼオライ
斗の酸処理を行い、得られる酸処理ゼオライ)i300
℃以上の温度で焼成することを特徴とするアルミナ−シ
リカ系配合剤の調法が提供される。
本発明方法において、酸処理を、酸と酸当り少なくとも
1.昨砿のアルカリ金属塩とを含む水性媒体中で行うこ
とが望ましい。
(作 用〕 本発明は、一次粒径が0.6μmよりも小さい合成ゼオ
ライトを選択し、この合成ゼオライトラ、局部的なpH
低下が抑制されるUN条件下に且つ最終pHが5よりも
低くならない条件下に酸処理することに顕著な特徴を有
するものである。
即ち、本発明者等の研究によると、合成ゼオライトの酸
処理においては、元のゼオライト粒子の粒径により非晶
質粒子の粒子形状や二次粒度が著しい影響を与えること
が見出された。例えば、一次粒子径が0.8μ以上のゼ
オライト粒子’a−1処理する場合には、酸処理条件の
如何にかかわらず、ゼオライト粒子の立方体形状を実質
上そのまま有する非晶質アルミナ−シリカ系粒子が生成
する。
しかしながら、一次粒子径か0.6μよりも小さいゼオ
ライトラ酸処理する場合には、ルt々ゼオライト粒子の
立方体形状が失われ、不定形状の非晶質アルミノ−シリ
カ系粒子を生ずるのでるる。
着た、一般に無機化合物の粉体、特に非晶質物質の粉体
では、一次粒子径が微細になればなる程、二次凝集傾向
が大となって、二次粒径が増大する傾向が飴められる。
本発明は、平均一次粒子径か0.6μよりも小さい微細
合成ゼオライト粒子であっても、咳ゼオライト粒子を、
前述した条件下で酸処理すると、生成非晶質粒子中に、
ゼオライト粒子に特有の一次粒子形状がぞっくジ保持さ
れ、しかも微細な一次粒子径と二次粒度分布とが得られ
るという新規知見に基づくものである。本発明において
、緩衝条件下とは、酸処理系中での局部的な一低下が抑
制されるようなものであり、これは例えば緩衝剤を酸処
理系に含有させておくことにより可能となる。
また、本発明では、最終pHが5以上でゼオライトの酸
処理による非晶質化が可能となることも顕著な特徴であ
り、このような温和な酸処理条件下で非晶質化が可能と
なるのは、用いる原料ゼオライトの一次粒子径が微細で
あることにも関連している0通常の酸処理条件、部ち局
部的な一低下が生じるような条件下或いは最終pHが5
よりも低くなるような酸処理条件下では、明確な一次粒
子形状が失われて、粒子の不定形化が生ずると共に、二
次凝集が著しく、分散粒径が粗大化する。
添付図面第1図は、本発明によるアルミナ−シリカ系配
合剤の粒子平渚造を示す電子顕微便写真であり、第2図
は、本発明範囲外のアルミナ−シリカ系粒子(農法は後
述する比較例1−(2)参照〕の粒子構造を示す宣子顕
微溌写真である。これらの写真から、本発明によるアル
ミナ−シリカ系粒子は、電子顕微9法で0.6μよりも
小さい平均一次粒子径特に0.2乃至0.5μmの一次
粒子径を有しながら、明確に立方体乃至球体の一次粒子
形状を有しており、しかも二次凝集の程度も著しく小さ
いという苅くべき特徴を有することがわかる。
また、第3図は、第1図のアルミナ−シリカ系粒子のX
 −41回折図であり、第4図はその原料として用いた
合成ゼオライ)AのX−線回折図である。これらの結果
から、本発明のアルミナ−シリカ粒子は完全に非晶質で
あシ、非晶子であシながら、前述した粒子構造及び粒度
特性を有することがわかる。
更に、第5図は第1図に示した本発明のシリカ−アルミ
ナ粒子の粒度分布血縁であり、第6図は第2図VC示し
た本発明範囲外のシリカ−アルミナ粒子の粒度分布血縁
でめる。これらの結果から、本発明の配合剤では二次粒
度が著しく微細な範囲、uI]ち1μmよりも小さいも
のの粒度が50重量%以上、特に70Mm%以上となる
ような範囲に制御されているという重大な特徴が明らか
となる。
これらの新規な粒子構造及び粒度特性を有することから
、本発明のアルミナ−シリカ系粒子を、薄肉フィルム用
の樹脂中に配合すると、樹、脂中への機軸化分散が容易
に行われると共に、フィルムの透明性や、連続性を損う
ことなしに、アンチプロ、キング性やスリップ性を顕著
に改善することができる。
本発明によるアルミナ−シリカ系配合剤は、上述した微
細粒度を有しながら非晶質状態に安定化されていること
から、ゼオライトに比して水分吸着性が著しく少ないレ
ベルに抑制てれているという%徴を有し、−1だ非晶質
のアルミナ−シリカとしては例外的なほど低いBET比
我面積’kWする。
このため、本発明の配合剤は、樹脂を配合した際、吸着
水分や吸着ガスによる発泡の問題も完全に解消されてい
る。
(発明の好適実施態様の説明) 配合剤の化学組成及び他の特性 本発明に用いるアルミナ−シリカ系樹脂配合剤は、Aj
O:5IO2のモル比が1:1.8乃至l:5、特にl
:2乃至1:4の軽口にある組成を有する。
Aノ、O,: S10□のモル比が上記範囲外では、こ
のアルミナ−シリカを明確でしかも粒度の一定の立方体
乃至球状粒子とすることが困難であシ、更にスリ、プ性
等の特性も本発明範囲内のものに比して劣ったものとな
る。
本発明に用いるアルミナ−7リ力系配合剤は、アルミナ
分及びシリカ分の必須成分以外K、若干の塩基性成分、
%にアルカリ金属成分を含有することが許容される。只
、このアルカリ金属分の含有量は、Aj20. : 8
10□のモル比が同じ範囲内にあるゼオライトのアルカ
リ金属分含有量の50%以下、特に30チ以下であり、
ゼオライトに比して塩基性成分の含有量が著しく少ない
点に注目されるべきである。
このアルミナ−シリカ系配合剤は、前述した測定法で測
定して10重象俤以下、特に6重量係以下の水分吸着分
(モイヌチーア、リグイン〕を有する。しかしながら、
この配合剤は上記水分吸着量よりも多い水分を含有して
いてもよいが、一般には上記水分吸M!以下の水分含有
量であることが望ましい。
本発明の目的に特に望ましいアルミナ−シリカ系配合剤
の組成重量基準の数例を以下に示す。
第1型 Aノ203       27〜45%SiO232〜
55% N1□0    0.1〜20% H2O0〜25% 第■型 AU2IJ、      38〜54チSiO232〜
64% Na 20     0−1〜20% 1(200〜30% 第m型 Aj20.     47〜64チ 5IO238〜78俤 Na 20    0.1〜20 % H2O0〜30チ 上記組成を有し非晶質であることに加えて、このアルミ
ナ−シリカ系粒子は、ゼオライトに認められない化学的
性/jie示す。例えば、1%固形分の水性懸濁液とし
たとき、ゼオライトは一役シて10.5以上のp)Iを
示すのに対して本発明の非晶質アルミナ−シリカ系粒子
はlO以下の−を示す。
また、ゼオライト、例えばA型ゼオライトは、示差熱分
析において、780乃至920℃の温度に吸熱ピークを
有し、上記温度でカーネギ石に転化するのに対して、本
発明の非晶質アルミナ−シリカ立方体粒子はより高い9
00乃至1000℃の温度範囲に吸熱ピークを示し、こ
の温度でAノ、5to5に転化する。
更に公知の非晶質アルミナ−シリカは100m”/Pよ
りもかなり大きい比氏面fJk有するのに対して、本発
明のアルミナ−シリカ立方体粒子は、比衣面積が著しく
小であフ、50 m” /P以下、特に30m5今以下
のBET比衣面積を有する。
また、この非晶質アルミナ−シリカ粒子のJISK−5
101による吸油量は、一般に120乃至20mJ/1
0(1、特に60乃至30ゴ/100JFの範囲内にあ
る。
製造方法 原料の結晶性ゼオライトとしては、合成及び入手の容易
さ、並びに処理の容易さの点から、重要な順に、ゼオラ
イトA1ゼオライトX1ゼオライトY等が使用される。
原料ゼオライトの一次粒径は、0.6μmよりも小、特
に0.2乃至0.5μ岳の範囲にあるべきである。この
ように、一次粒子径が微細でしかも粒度が均斉な原料ゼ
オライトは本発明者等による、特公昭58−51992
等に記載されている通り、活性固体ケイ酸、特に酸性白
土等のスメクタイト族粘±釘物を酸処理して得られる層
状の活性ケイ酸又は層状の活性アルミノケイ酸を原料と
して得られる合成ゼオライトである。このタイプの合成
ゼオライトは、酸処理による非晶質化が、温和な条件、
例えばより旨い−でも、或いは短かい時間でも可能とな
るという特徴を有する。
このゼオライトを水性スラリーとし、酸処理を行う。用
いる酸は、無機酸でも有機酸でも格別の制限なしに使用
されるが、経済的には、塩酸、硫酸、硝酸、リン戯、炭
酸吟の酸が使用される。これらの酸は、稀釈水溶液の形
で結晶性ゼオライトとの中和反応に用いる。
結晶ゼオライトの水性スラリーに酸を添加すると、酸の
添加につれて−は当然酸性側に移行するが、本発明では
前述した二条性を満足するように酸処理を行う。先ず、
急激且つ局部的な一低下を抑制するためには、酸処理媒
体として−レ衝性を有するものを使用する。このために
、媒体中における酸に対し、1.0モルチ以上、特に3
.0モルチ以上のアルカリ金属塩が共存するようにして
酸処理を行うのがよい。アルカリ金属塩としては、硫酸
を使用する場合には硫酸ナトリクムが、また塩酸を使用
する場合塩化す) IJウムが適している。
かくして、ゼオライトを酸処理する工程で副生ずるアル
カリ金属塩を含む母液に、追加晃の酸を添加し、得られ
る酸−アルカリ塩の溶液を次のゼオライトの処理に用い
るという方法がゼオライトの酸処理に有利に適用される
また、酸処理の際の媒体の−は、最終段階でも5よりも
低くならないように注意が必要である。
得られる非晶質アルミナ−シリカは水洗後必要に応じて
300℃以上の温度で乾燥乃至焼成し、製品とする。
この場合、該粒子表面を、それ自体公知の手段に従って
、金属石鹸、樹脂酸金属石鹸或いは他の分散剤等で予じ
め被覆しておくことも勿論可能である。この場合、分散
剤はアルミナ−シリカ粒子当り0.1乃至8%の量で用
いるのがよい。
用途 本発明のアルミナ−シリカ系樹脂配合剤は、種種の樹脂
、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレ7、結晶性プロ
ピレン−エチレン共重合体、イオン架橋オレフィン共重
合体等のオレフィン系樹脂;ポリエチレンテレフタレー
ト、ホリプチレンテレフタレート等の熱可塑性ポリエス
テル;6−ナイロン、6.6−ナイロン、6,8−ナイ
ロン等の?リアミド;塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン
樹脂等の塩素含有樹脂類;ポリカーボネート;ポリスル
ホン類;ポリアセタール等の熱可塑性樹脂に配合して、
形成される樹脂成形品に、スリップ性乃至はアンチブロ
ッキング性を与えるために使用できる。また、被覆形成
用の混練組成物乃至は液状組成物に配合して、被覆にア
ンチブロッキング性を付与することができる。
このような用途に対して、本発明の非晶質アルミナ−シ
リカ立方体粒子は、樹脂100重量部当90.001乃
至10重量部、特に0.01乃至3重量部の量で用いら
れる。
本発明の非晶質アルミナ−シリカ立方体粒子は、アルカ
リ分が少なく樹脂の着色や劣化がなく、また樹脂との縫
込みも良好なことから、樹脂用の充填剤としても使用で
き、特に含水アルミナ−シリカから成るものは、難燃性
の充填剤として前記樹脂や、各種の熱硬化性樹脂に配合
して釉々の用途に供することもできる。
本発明を次の例で説明する。
実Mi例1 本実施例で使用するゼオライトは以下の方法で合成した
4人型ゼオライトでちる。
ケイ酸分としては、スメクタイト族粘土鉱物である新潟
県中条理酸性白土を酸処理して得た微粒子のケイ酸質グ
ルを選んだ。
新潟県中多産酸性白土は天然の状態で水分を45重量%
含有しており、その主成分は乾燥物基準重量・に−セン
ト(110℃乾燥)で510272、1 、 At20
314.2 、 Ft□0.3.87 、 MgO3,
25、Ca01.06、灼熱法f13.15であった。
この原料酸性白土を直径51×長さ5〜20簡の円柱状
に成型し、乾燥物換算で765 gK相当する量を51
のコニカルビーカーにそれぞれ採取し、50重量%濃度
の硫酸溶液を21加え、90℃に加温、処理時間として
7時間を選ひ、粒状で酸処理したのち、デカンテーシ雪
ン法にて薄い硫酸溶液ならびに水を用いて硫酸と反応し
た塩基性成分の硫酸塩を洗浄除去し、引き続き硫酸根が
なくなる壕で水洗して、酸性白土の粒状酸処理物を得た
次いで、ゼオライトを製造するために、まず上記で製造
した粒状酸処理物を、合成原料として好適状態の粒度に
分布せしめるために、家庭用ミキサー(日立製作所日立
ミキサー、’/A−853型)に、固形分#!度が20
11%になるように水を加え、20分間攪拌して解砕し
、次いで、200メツシユ金網を用いて分級後71のゴ
ールミルで3時間粉砕し粒度調整された酸処理粘土のス
ラIJ−を得た。
その粒度分布く@をそれぞれ測定し、その結果を下記第
1表に表示する。
表1 また、ここに得られた酸処理粘度スラリーの化学組成分
析(110℃乾燥物基準による重量チ)を行い、その結
果を下記に示す。
灼熱減量3.93 、810,294.19 、At2
031.05 。
Fe 20s 0.15− Ca00.491Mg00
−10ゼオライトの製造条件としては、まず組成モル割
合として、酸化物基準で下記のモル割合を選んだ。
N為20/5IO2鑓1.2 810□/AA20. = 2.0 H20/Na20=35 上記の必要な組成モル割合にするため洗い粘土の酸処理
物のスラリーに対して、不足するところのアルミナ分と
反応に必要なアルカリ分と反応に必要な水分とを、市販
試薬のアルミン酸アルカリ溶液(組成NA2021.O
S 、 At20.18.8%)と市販試薬の苛性ソー
ダ(NaOH)と水とを用いて、上記目的配合割合にな
るように混合し、この混合液を濾過して精製した混合液
を選び、酸処理物のスラリーと精製混合液をlOlのス
テンレス製容器に採シ、それぞれこの反応系の液量とし
て、約71になるようにして、20℃で攪拌によって原
料を混合すると、この混合系は、一時グル状態を経過し
て、均質なスラリーとして得られる。次いで、95℃に
加温して、3時間攪拌反応をして行くと、アルミノケイ
酸アルカリ(ゼオライト)の結晶粒子が生成する。結晶
生成後前記偏度で2時間熟成した後テ過方式により、ま
ず、結晶を含む反応生成物と反応母液を戸別し、濾過ケ
ーキを回収し、次いで、ここに得た反応生成物の濾過ケ
ーキを乾燥物基準で1重量部に対して、イオン交換水4
重量部になる債割合で添加混合し、攪拌し、均質スラリ
ーとなしたのち、再度、濾過方式によυこの母液をテ別
した。この時のF液の−は12.5であった。このもの
の走査型電顕による1次粒子径は約0.5μであった。
この4AWゼオライトの濾過ケーキ1000g(無水物
で515.9)をPH2に調製した希硫酸51VC’=
’−散さぜた後、高速攪拌機付2001容器に上記希硫
醪と同時に性別した。使用した希硫酸り・は1721で
性別終了時点のpl(は5.8であった。
次いで50℃に加温して1時間保持した後濾過水洗乾燥
した。さらに350℃で2時間焼成してからアトマイザ
−粉砕して無定形アルミノシリケートを得た。このもの
の物性値を表2に示す。
本実施例における試し法は以下に依った。
(1)充填密度 JIS−に6220に依った。
(2)比表面積 あらかじめ150℃で恒量になる迄乾燥したものを0.
5〜0.6g秤量びんにとυ、150℃の恒温乾燥器中
で1時間乾燥し直ちに重量を精秤する。
この試料を吸着試料管(2〜5 rrl )にいれ20
0℃に加熱し吸着試料管内の真空度が10−’諺Hgに
到達する迄脱気し、放冷後約−196℃の液体窒素中に
吸着試料管をいれ pN2/P0= 0.05〜0.30 (PN2:窒素ガス圧力、Po:測定時の大気圧)の間
で4〜5点N2ガスの吸着量を測定する。そして死容積
を差し引いたN2ガスの吸着量を0℃1気圧の吸着量に
変換し、BET式に代入して、Vm(iVg)(試料表
面に単分子層を形成するに必要なzl素ガス吸着量を示
す)を求める。
比表面積Sは次式によυ求める。
S=4,35XVm(m 7g) (3)吸油管 JIS−に−5101に依った。
(4)白色度 JIS−P−8101によった。
L51  TM子顕微鏡による粒径 試料微粉末の適量を金属試料板上にとり、十分分散させ
メタルコーティング装置(日立gg−1ot形イオンス
パイオンスパッターートし撮影試料とする。次いで常法
により走査形)イ子顕微鏡(日立製S−570)で視野
を変えて4枚の一次粒子測定に適した10000倍の電
顕写真像を得る。視野中の立方体粒子像の中がら代表的
な粒子6個を選んで、スケールを用い各立方体状粒子像
の一辺の長さを測定し、水門IY、!Tl 9実力(1
例の一次粒子径として表示した。
(6)X線回折による結が(化度 試料は予め2. OOrneshのii、1−4h篩を
通過させ、標準サンプル(UCC社製N5−A型ゼオラ
イト標準サングル)と共に、105℃X 3 hrs電
気恒温乾燥器で乾燥後、デシケータ−中で放冷して、X
5!回折の測定を行ない、下式に従って結晶化度を算出
する。
(装置り   理学電機(株)製 X−線回折装置がニ
オメーターPMG−82 レートメーターECP−02 (測定条件) クーr、ト       Cu フィルター       Ni 電圧    35 kV 電 流          zQynAカワントフルス
ケール 4x1oC/S時定数       1 se
c チャート速度     1α/ m i nスキャニン
グ速度   1°/min 回折角       10 スリット巾        0.15■測定範IEA2
θ−20°〜32″ Na−Aゼオライト結晶化度・100 (7)粒度分布 セイシン企業ミクロンフォートサイザー5KN−100
0型を用いて測定を行った。分散媒体として02チピロ
リン酸ソーダ水溶液を用いる。測定のはじめに分散媒体
のみで記録計の零点y整及び振り巾訓整を行なう、ブラ
ンクの光透過量は記録厭のLog 1.95にあわせる
試料分散液の調製は次のようにして行なった。
200 mlビーカーに分散媒体1007Llをとり、
試料約15■を加え、SK Disperser(7f
4音波分1孜器)で約2分間分散させる。この際、攪拌
機で待時攪拌する。分散終了後、液温か所定の温度にな
るまで冷却あるいは加温する。この分散液を均一な分散
状態を保ったままfラスセルの標itで入れる。セルを
セルホルダーにセットして光源ランプを点灯させた時、
記録計のペンがLog 1.3〜Log1.4の間にく
るようであれば分散液濃度は適当である。Logl、3
以下であれは濃過ぎ、Logl、4以上であれば薄過ぎ
るので再調製を行なう。
測定は最大粒径30μとなる条件で行なう。
実施例2 実施例1と同一の4A型ゼオライ)濾過ケーキ200g
(無水物で1031’ePl−12に調製した希硫ri
21に分散させた後、プフナーロートで真空濾過した。
濾過途中でケーキが露出する前に、−3の希硫酸21を
加え、同様に次いで工業用水(pH5,8)51を加え
て濾過を終了した。終了間際のP液の声は6.6であっ
た。その後は実施例1と同様に仕上げた。このものの物
性値を表2に示す。
実施例3 実施例1と同一の4A型ゼオライト濾過ケ一キ100g
(無水物で51.59)を予め調製した緩衝液(IM酢
酸ナトリクム250d、IN塩酸75m1、水1000
tnl、 pH4,9)f押下に投入し50℃に加温し
て3時間保持した。その時点での−は5.6であった。
その後は実施例1と同様に仕上げた。但し焼成は500
℃で行なった。このものの物性値を表2に示す。
比較例 一次粒径の異なるゼオライト3種を用いて酸処理した場
合を述べる。すなわちゼオライトとして(1)実施例1
と同一のゼオライト(一次粒径約05μ) 、(2)洗
剤用ゼオライト(水性化学工業(梢)製ジルトンB、一
次粒径約0.8μ) 、 (31洗剤用ゼオライ)(D
社製一次籾径約2.0μ)を用い3%ゼオライトスラリ
ー5001/、に室温攪拌下05Nの塩酸をビユレット
で約30分でP114となるように滴下した。又その後
1時間毎に0.5Nの塩酸で−1−整しながら安定時−
1を約4となるようにし、最終時に約10時間で終了し
た。その後p過、水洗、乾燥して無定形アルミノシリケ
ートを得た。
このものの物性値を$−2に示す。
以上の結果から実施例】〜3に比奴し1μよりも小さい
粒子が極めて少ないので、本目的に使用することはでき
ないことが理解できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるアルミナ−シリカ系配合剤の粒子
構造を示す電子顕微鏡写真であシ、第2図は本発明−[
1,回外のアルミナ−シリカ系粒子の粒子構造を示す電
子顕微鏡写真であシ、試3図Fi第1図のアルミナ−シ
リカ系粒子のX線回折図であシ、 第4図は第3図のものの原料として用いた合成ゼオライ
トAのX−i回折図であ如、 刺b5図は第1図のアルミナ−シリカ系粒子の粒度分布
曲線であり、 第6図は第2図のアルミナ−シリカ系粒子の粒度分布曲
線である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Al_2O_3:SiO_2のモル比が1:1.
    8乃至1:5.0の範囲にある非晶質粒子から成るアル
    ミナ−シリカ系樹脂配合剤において、該アルミナ−シリ
    カ系粒子は、明確に立方体乃至球体の一次粒子形状を有
    し電子顕微鏡法で測定して0.6μよりも小さい平均一
    次粒子径と、重量沈降法で測定して1μよりも小さいも
    のの粒度が50重量%以上となるような二次粒度分布と
    を有し、 該粒子は50m^2/g以下のBET比表面積を有し、
    550℃で3時間加熱した後、相対湿度75%、25℃
    の温度の雰囲気に24時間放置した時の水分吸着量が1
    0重量%以下であることを特徴とするアルミナ−シリカ
    系樹脂配合剤。
  2. (2)Al_2O_3:SiO_2のモル比が1:1.
    8乃至1:5.0の範囲にあり且つ電子顕微鏡で測定し
    て0.6μよりも小さい平均一次粒子径を有する微細立
    方体粒子の合成ゼオライトの水性スラリーを調製し、こ
    の水性スラリーと酸とを局部的なpH低下が避けられる
    緩衝条件下に且つ最終pHが5よりも低くならない条件
    下に接触させて、合成ゼオライトの酸処理を行い、得ら
    れる酸処理ゼオライトを必要に応じて300℃以上の温
    度で焼成することを特徴とするアルミナ−シリカ系配合
    剤の製法。
  3. (3)ゼオライトの酸処理を、酸と酸当り少なくとも1
    .0モル%のアルカリ金属塩とを含む水性媒体中で行う
    特許請求の範囲第2項記載の製法。
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DE3650541T DE3650541T2 (de) 1985-12-09 1986-12-08 Tonerde-Kieselerde-Kunststoffadditiv
US07/246,018 US5298234A (en) 1985-12-09 1988-09-14 Alumina-silica resin additive

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01170643A (ja) * 1987-12-25 1989-07-05 Toray Ind Inc ポリエステル組成物
KR970042708A (ko) * 1995-12-30 1997-07-24 이웅열 폴리에스테르 필름

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58213031A (ja) * 1982-06-07 1983-12-10 Mizusawa Ind Chem Ltd アルミナ−シリカ系樹脂配合剤

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