JPS6213465A - 耐湿性に富んだカ−ボンブラツク及びその製法 - Google Patents

耐湿性に富んだカ−ボンブラツク及びその製法

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JPS6213465A
JPS6213465A JP15276585A JP15276585A JPS6213465A JP S6213465 A JPS6213465 A JP S6213465A JP 15276585 A JP15276585 A JP 15276585A JP 15276585 A JP15276585 A JP 15276585A JP S6213465 A JPS6213465 A JP S6213465A
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JP
Japan
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carbon black
amount
moisture resistance
black
resistance
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JP15276585A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Tsuruta
鶴田 和義
Yuji Miyazaki
宮崎 祐治
Akio Nishijima
西島 昭夫
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Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高抵抗領域例えば106〜109Ω・口にお
いて安定した導電性を示し、耐湿性に富んだカーボンブ
ラックとその製法に関する。
〔従来の技術〕
従来から、合成樹脂及び/又はゴム状物質に導電性を付
与するためのカーボンブラックとしては、表−1に示す
ように、アセチレンブラック、特殊導電性7アーネスブ
ラツクおよび合成ガス製造時の副生カーボンブラック等
が知られている。
以  1’   、’−,:’i これらのカーボンブラックは、比表面積、沃素吸着量が
高く、合成樹脂及び/又はゴム状物質に添加すると導電
性の良好な組成物が得られる。
しかし、これらのカーボンブラックでは、106〜10
9Ω・σ程度の高抵抗領域のものを得るのに使用量を少
なくすると、導電性が安定しなくなるか、または、流動
性が悪くなり、かつ、吸湿性が犬であるのでコンパウン
ドの劣化が生じるという欠点があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、これらの事情に鑑み、耐湿性を持ち高
抵抗領域の導電性能を付与するのに適したカーボンブラ
ックとその製法を提供するものである。
〔問題を解決するための手段〕
本発明の第1の発明は、比表面積20〜80m2/y%
JIS K1469による塩酸吸液j15〜14td1
511.pJ−17以上、かつ、沃素吸着量30〜11
0W/11であることを特徴とする耐湿性に富んだ高抵
抗なカーざンブラックであり、第20発明は、第1の発
明のカーボンブラックを製造する際に、原料カーボンブ
ラックとポリマー及び/又は瀝青物との混合物を、不活
性ガス雰囲気下、400〜800℃で熱処理することを
特徴とするものである。
第1の発明の説明 比表面積が20 m2711未満、JIS K 146
9による塩酸吸液量が5111115g未満、沃素吸着
量30my/g未満では、樹脂及び/又はゴムに配合し
て高抵抗組成物を製造しても導電性付与能力が十分でな
くなる。また、比表面積が80 m2/ 、9を越え、
JISK1469による塩酸吸液量が14m15&を越
え、−が7未満、沃素吸着量が110〜/yを越えると
、樹脂及び/又はゴムに配合して高抵抗組成物を製造す
る際、その流動性が悪くなり、また吸湿量が増え耐湿性
も悪化する。
第2の発明の説明 原料カーボンブラックとしては、いずれのカーがンブラ
ックでも使用できるが、そのままでもある程度の導電性
付与能力を有するカーボンブラックが好ましく、例えば
アセチレンブラック等を使用することかできる。また、
カーボンブラックを粉砕して鎖状構造を少なくしたもの
を原料カーボンブラックとすることもできる。これによ
って、より高抵抗なカーボンブラックを製造することが
できる。粉砕機としては、ボールミル、チューブミル、
振動ボールミル、ハイスイングボールミル等が用いられ
る。粉砕時間については、粉砕機の種類によって異なる
が0.5〜24時間程度が好ましい。
次に、以上の未粉砕あるいは粉砕した原料カーボンブラ
ックとポリマー及び/又は瀝青物とを混合する。
ポリマー及び/又は瀝青物(以下、炭素源物質という)
とは、400℃以上の温度で炭素となるものであって、
具体例を示せば次の通りである。
すなわち、塩化ビニル樹脂、アクリロニトリル樹脂、ス
チレン樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル
共重合樹脂、スチレン−ブタジェン系共1合ラテックス
、天然ゴム、タール、ピッチ、アスファルト等である。
原料カーボンブラックと炭素源物質との割合は、炭素源
物質の種類によって炭素の含有量が異なるので熱処理す
ることにより生成するカーボンブラック(以下、熱分解
炭素という)の量が異なるため特定できないが、本発明
においては、原料カーボンブラック100重量部に対し
熱分解炭素1〜10!m部程度となる割合が望ましいが
、特にこ媒体として水又は溶剤を用いる。しかし、ター
ル、アスファルト等のように液体のもの又は加熱して浴
融し流動状態となるものは必すしも媒体は必要でない。
さらに媒体について説明すると、微細な粉末、エマルジ
ョン、ビーズ、クラム状のものは水を媒体として使用す
ることが好ましく、水に不溶でかつ顆粒、ブロック、ベ
ール状のものは予め粉砕又は細断し、これらに可溶な浴
剤を使用することが好ましい。媒体の使用量は造粒可能
な量であれはよい。造粒にあたっては、高速攪拌機を設
けた造粒機例えばヘンシェルミキサー、スーパーミキサ
ー等があげられこれらを単独又は併用することができる
。またその粒度は0.5n以上、好ましくは肌5〜20
龍さらに好ましくは1〜10朋である。その理由は造粒
品が均一となりやすい仏焼成が容易であるからである。
次に、こり造粒品を乾燥した後、温度400〜800°
Cの不活性ガス雰囲気下で熱処理する。不活性ガス雰囲
気で熱処理する理由は、酸化性雰囲気下では燃焼による
製品の収率が低下するためである。不活性ガス雰囲気と
しては、N2.He。
Ar、Nθ等のガスがあげられる。熱処理温度は、40
0°C未満では熱分解反応が十分でなく、また、800
℃を越えると高導電性のカーボンブラックが生成し好ま
しくない。本発明では、非晶質性の熱分解炭素全生成さ
せるため、熱処理温度は400〜800℃か最適である
本発明において使用する熱処理炉の形式としては、横型
、縦型いずれでもよく、また、円筒量、角型等の炉も使
用でき、高温に耐え得る耐熱材料から構成されている炉
であればよい。炉材としては、例えば、窒化珪素、黒鉛
、アルミナ1石英ガラス等である。炉の構造としては、
供給された粒状物が均一に熱を受けるようなものであれ
ばよく、また、原料投入量や不活性ガスの供給量等の操
業条件にもよるが、連続操業ができるものが好都合であ
る。
以上のように熱処理して得られたカーポンプラックバ、
比表面積20〜80mに7g、JIS K1469によ
る塩酸吸液量5〜14d15g、pH7以上、及び沃素
吸着量30〜110119/11の耐湿性に富んだ高抵
抗カーボンブラックとなる。
本発明のカーボンブラックは、樹脂やビム等に配合する
と、高性能な高抵抗領域の導電性組成物を得ることがで
き、この成形物は表面状態がきれいであるので、高抵抗
ペースト、ノ・イブリッド配線等に利用できる。
以下、実施例をあげてさらに具体的に説明する。
〔実施例〕
実施例1 原料カーボンブラックに、アセチレンブラック(を気化
学工業(株)製;商品名「デンカブラック50%プレス
品」)を用い、ボールミル粉砕装置で4時間粉砕したも
の1ooxt部と重合度1040のポリ塩化ビニル(電
気化学工業(株)製;商品名「デンカビニール5s−1
10sJ )C以下pvcと略記)60重量部を容量1
0tのヘンシェルミキサー内に投入し、回転速度140
0r、p、m、で混合し1分後に造粒用媒体180重量
部を添加し粒径0.5ms+の造粒物とした。
次に、この造粒物を温度110℃で20時間空気乾燥し
、600°CのN2ガス雰囲気下で1時間焼成した。焼
成品の詫物性の測定結果を表−2にす。
次に、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(日本ユニカニ
(株)製:商品名rNuc−3145J)(以下、EV
A樹脂と略記)100重量部に、前記焼成品を601量
部配合(以下、組成物Aと略記)又は15[it部配合
(以下、組成物Bと略記)して試片を作製し、それらの
体積固有抵抗とメルトフローインデックスを測定した。
その結果を表−2に示す。
実施例2 未粉砕のアセチレンブラック100M量部とPVC20
重量部を用いは以外は実施例1と同一の方法で行った。
実施例3 pvc 30 飯量部のかわりにアルキルフェノール樹
脂(日立化成(株)!R;商品名「ヒタノール1140
J)(以下AFと略記)10重量部を用いた以外は実施
例1と同一の方法で行った。
比較例 未粉砕のアセチレンブラックを単独゛で用いた以外を1
.実施例1と同一の方法で行った。
以上の結果をまとめて、表−2に示す。
なお、PVC−?AFのかわりにアスファルトを用いた
ところ、PVCやAFの場合と同程度の好結果が得られ
た。
表−2に示した通り、本発明のカーボングラツクは耐湿
性にすぐれ(平衡水分が小さい)、かつ、高い体積固有
抵抗の範囲で安定した組成物を得ることができる。
なお、表−1及び表−2の物性測定法等は次の方法によ
った。
(1)比表面積−−−−−BET法(カンタソープ法)
(2)塩酸吸液量−−−−JISK1469による(3
]  p)l   −−−−−JISK1469による
(4)沃素吸液量−−−−、rrs K 6221によ
る(5)水 分  −−−−JIS K 1469によ
る(6ン平衡水分−−−−−20’0.100%湿度下
でのカーボンブラックの吸水量を継続 して測定し、平衡に達した際の吸水 量から次式により求めた。
(7)組成物A5及びBによる試片の作製法カーボング
ラツクとEVA樹脂とを内容積601の混練試験機(東
洋精機製作所(株)製:商品名[ラボプラストグラフR
−60j)でブレード回転数60 r、p、m、、温度
120℃で10分間混練し作製した。
(8)体積固有抵抗−一一一一 試料を180°Cの加熱下100に9/am”の圧力で
プレス成形して得た2X20X70龍のプレートの電気
抵抗をデジタルマルチメーター(タケダ理研(株)製;
商品名rTn−6856J)により測定した。
(9)メルトフローインデックス値−−−−−JISK
−7210に準じ、温度200’C,荷重5kgの条件
にて測定した。
〔発明の効果〕
本発明品のカーボンブラックは、従来品よりも耐湿性に
富み、鎖状構造が少ないので、ポリマーまたはビムに配
合して高抵抗組成物を得る際においては、そのポリマー
又はゴム本来の性質を損なうのを著しく低減することが
でき、表面状態のぎれいな組成物及び成形品を製造する
ことが出きる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)比表面積20〜80m^2/g、JISK146
    9による塩酸吸液量5〜14m/5g、pH7以上、か
    つ、沃素吸着量30〜110mg/gであることを特徴
    とする耐湿性に富んだカーボンブラック。
  2. (2)比表面積20〜80m^2/g、JIS K14
    69による塩酸吸液量5〜14ml/5g、pH7以上
    、かつ、沃素吸着量30〜110mg/gであるカーボ
    ンブラックを製造する際に、原料カーボンブラックとポ
    リマー及び/又は瀝青物との混合物を、不活性ガス雰囲
    気下、400〜800℃で熱処理することを特徴とする
    耐湿性に富んだカーボンブラックの製法。
JP15276585A 1985-07-11 1985-07-11 耐湿性に富んだカ−ボンブラツク及びその製法 Pending JPS6213465A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04293961A (ja) * 1991-03-25 1992-10-19 Toshiba Silicone Co Ltd 導電性シリコーンゴム組成物
JP2009035598A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Denki Kagaku Kogyo Kk アセチレンブラック、その製造方法及び用途

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JP2580399B2 (ja) * 1991-03-25 1997-02-12 東芝シリコーン株式会社 導電性シリコ―ンゴム組成物
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