JPS62133125A - 炭素繊維の製造方法 - Google Patents

炭素繊維の製造方法

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JPS62133125A
JPS62133125A JP27251485A JP27251485A JPS62133125A JP S62133125 A JPS62133125 A JP S62133125A JP 27251485 A JP27251485 A JP 27251485A JP 27251485 A JP27251485 A JP 27251485A JP S62133125 A JPS62133125 A JP S62133125A
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JP
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flame
fiber
treatment
density
filament
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JP27251485A
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Toa Kobayashi
東亜 小林
Nobuyuki Yamamoto
伸之 山本
Soji Nakatani
中谷 宗嗣
Yoshitaka Imai
今井 義隆
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は全繊維繊度が1.5万デニール以上の炭素繊維
束よりなり、高強度、高弾性でかつ各単繊維間の均質性
に優れている炭素繊維束の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
炭素繊維の製造は、アクリロニトリル系重合体繊維を酸
化性雰囲気下で熱処理する耐炎化工程と、耐炎化繊維を
不活性雰囲気中で熱処理する炭素化工程とに大別される
。アクリロニトリル系重合体繊維の耐炎化工程は、酸化
性雰囲気下200〜600℃で通常2〜4時間かけて行
われており、この耐炎化工程は炭素繊維製造工程の全所
要時間の9割以上をしめており、炭素繊維の製造費の低
減は、この耐炎化反応に要する時間の短縮及び焼成に供
するプレカーサの全繊維繊度の巨大化にあるといわれて
いる。
耐炎化工程を短縮する方法としては、耐炎化処理温度を
高める方法が知られている(W公明47−35938号
公報参照)。しかし耐炎化反応は発熱反応であるため、
この方法を用いると暴走反応をひき起こし、アクリロニ
トリル系重合体繊維に着火を誘発するおそれがある(テ
キスタイル・リサーチ拳ジャーナル第30巻882〜8
96頁1960年参照)。また原料のアクリロニ) I
Jル系重合体束の全繊維繊度が1゜5万デニールより大
きくなると、繊維束の内層部と外層部の繊維間の耐炎化
程度の差が大きくなるため、炭素化工程で毛羽立ち、糸
切れなどの不都合な現象が発生し、効率的な炭素化処理
を行うことが困難であり、高性能炭素繊維束を得ること
ができない。
このような難点がなく、かつアクリル系重合体繊維の耐
炎化処理時間を5〜60分に短縮する方法としては、ア
クリロニトリル系重合体繊維を、その平衡水分率が4%
に達するまでの加熱時間が5〜20分となるような条件
で耐炎化処理したのち、1000℃以上の温度で炭素化
する方法が知られている(特公昭51−25487号公
報参照)。しかし平衡水分率4%の耐炎化処理繊維は耐
炎化構造として充分でなく、このような耐炎化繊維は後
の炭素化工程で初期温度領域における著しい分解反応に
より、繊維内部構造の緩和及びランダム化が生じ、引張
強度が400 kg/龍2以上の高強度炭素繊維を得る
ことは困難である。
前記のような耐炎化工程での暴走反応及びアクリル系重
合体繊維束を構成する単繊維間の不均一耐炎化反応は、
繊維束を構成する単繊維の数が増加する、はど増大する
。このような単繊維構成本数の多いアクリロニトリル系
重合体繊維束を効率よ(耐炎化する方法としては、単繊
維繊度0,5〜1.5デニール、全繊維繊度1000〜
30000デニールの繊維束を用い、繊維間の融着を防
止するため、200〜260℃で不完全耐炎化処理して
繊維束の酸素含有量を3〜7%とし、次いで完全耐炎化
処理して酸素含有量9.5%以上の完全耐炎化糸とした
のち、炭素化する方法が知られている(特開昭58−1
66729号公報参照)。しかしこの方法は不完全耐炎
化糸から完全耐炎化糸への処理条件が過酷なため、耐炎
化糸の構造むらが発生し易く、また完全耐炎化糸中の酸
素含有量が高く、酸素による架橋構造が高度に発達して
いるため、炭素化工程で、炭素繊維の性能を高めるのに
有効な伸長処理を行うことができず、得られる炭素繊維
の引張強度は350 kf7 / lllm2以下であ
り、この傾向はプレカーサの全繊維繊度の巨大化に伴つ
て顕著になる。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
前記のように単繊維繊度が0.3〜1.5デニール、全
繊維繊度が1.5万デニール以上のアクリロニトリル系
重合体繊維束、特にこのような繊維束をシート状に並列
に並べたプレカーサを、処理時間60分以内の高速耐炎
化処理及び炭素化工程において、炭素繊維の性能を高め
るだめの伸長処理を行うことのできる方法はまだ知られ
ていない。これはアクリロニトリル系繊維束間への酸素
拡散を均一にするとともに、得られた耐炎化糸を最高温
度1000℃以上で異常な熱分解反応を起こすことなく
炭素化処理するには、耐炎化処理を低温で長時間行い、
かつ耐炎化繊維密度を1.40 f/ / m1以上に
高めることを必要とするためである。
〔前記問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、前記の問題点を解決するため研究を進め
た結果、アクリル系重合体繊維の耐炎化完結時の密度を
特定するとともに、繊維密度と耐炎化処理時間が特定の
関係になるように耐炎化条件を選定することにより、耐
炎化処理時間を短縮することができ、しかも高性能の炭
素繊維が得られることを見出した。
本発明は、単繊維繊度0.3〜1.5デニール、全繊維
繊度1.5万デニール以上のアクリロニトリル系重合体
繊維束を、繊維束の幅Wを次式2式%() 〔式中りは繊維束の全繊維繊度、Wは繊維束の幅(+n
m)を示す〕で規定される値に保って、酸化性雰囲気に
保たれ、かつ〆酸化処理温度の異なる6以上の段よりな
る耐炎化処理炉に供給し、次式 〔式中ρ。はn段目処理後の繊維密度C9/ml>、ρ
。は原料合成繊維密度C9/ml>、ρ□は耐炎化処理
完結時の繊維密度C9/ml’)、tnはn段目の耐炎
化処理時間(分)、kは耐炎化処理炉の段数を示す〕で
規定される繊維密度となる条件下で、耐炎化処理終了後
の繊維密度が1.64〜1.409 /meとなるよう
に耐炎化処理し、次いで不活性雰囲気下に1100〜2
000℃の温度で熱処理することを特徴とする炭素繊維
の製造法である。
本発明に用いられるアクリロニトリル系重合体繊維は、
アクリロニトリル90重量%以上と他の共重合可能なビ
ニルモノマー10重量%以下から得られる(共)重合体
を紡糸することにより製造できる。
他の共重合可能なビニル系モノマーは、アクリロニトリ
ル系重合体繊維の耐炎化反応を促進し、耐炎化処理時間
の短縮化に寄与する成分であり、例えばヒドロキシエチ
ルアクリロニトリル、メチルビニルケトン、メチルアク
リレート、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、t
〜ブチルメタクリレートなどが用いられる。アクリロニ
) IJルの重合単位は90重量%以上好ましくは95
重量%以上である。アクリロニトリル単位が90重量%
未満の重合体から得られる繊維は、耐炎化反応性が低い
ため、耐炎化開始温度を高める必要があり、また耐炎化
反応時に暴走反応を起こし易い。この重合体の還元粘度
は1、0〜10.0の範囲が好ましい。紡糸方法として
は湿式紡糸法又は乾式紡糸法が用いられる。
アクリロニトリル系重合体繊維としては、単繊維繊度0
.3〜1.5デニール、全繊維繊度1.5万デニール以
上の繊維束が用いられる。単繊維繊度が0.3デニール
未満の繊維では充分な強度が得られない。また1、5デ
ニールを越えると耐炎化処理に要する時間が異常に長く
なる。
本発明を実施するに際しては、前記のアクリロニトリル
系重合体繊維束を、繊維束の幅Wを次式 %式%() (式中り及びWは前記の意味を有する)で規定される値
に保って、酸化性雰囲気に保たれ、酸化処理温度の異な
る6以上の段よりなる耐炎化処理炉に供給する。
繊維束の幅Wが2.22 X 10−’Dより狭いと、
耐炎化炉へ供給する繊維束の厚さが増加するため、繊維
束内への酸素拡散速度が急激に低下し、繊維間の耐炎死
斑が大きくなる。また幅Wを6゜0×10″″4Dより
広(すると、耐炎化処理中に繊維束が徐々に収束し、そ
の幅を保つことが困難であり、また幅Wをこれより広く
しても格別の効果も得られない。
アクリロニトリル系合成繊維束として、全繊維繊度が1
.5万デニール以下のものは、従来の耐炎化処理方法に
より、60分以内の短時間処理を行っても、繊維密度の
バラツキが少ない耐炎化繊維束とすることができるが、
全繊維繊度が1.5万デニールより大きい繊維束を処理
する際には、繊維内部への酸素の拡散速度が急激に低下
する。これに対し繊維束の幅Wを式Iの範囲に拡げるこ
とにより、繊維束間への酸素拡散を均一にすることがで
きる。
耐炎化処理炉の段数は6以上、好ましくは3〜6段であ
る。段数が2以下では暴走反応が起こり易く、短時間処
理が困難となる。また段数を7以上にしても格別の効果
が得られず、設備費が増大し、作業性が低下する。
こうして供給された繊維束を、次式 (式中ρ。、ρ。、ρ7、tn及びkは前記の意味を有
する)で規定する繊維密度となるような条件下で、耐炎
化処理終了後の繊維密度が1.34〜1.40 g/m
lとなるように耐炎化処理する。
耐炎化処理に供する原料のアクリロニトリル系重合体繊
維の密度ρ。は通常1.18 g/lnl程度であるが
、耐炎化処理終了後の繊維密度ρ□は1゜34〜1.4
0 ji/ml好ましくは1.35〜1.38、!97
mlとする。ρ、値が1.64未満の場合は、続いて行
う1200°C以上の炭素化処理工程で急激な熱分解反
応を起こし、毛羽が発生し易くなるため、良好な性能を
備えた炭素繊維とすることができない。またρ1値が1
.4097meより大きくなると、引張強度400 k
g/rtan2以上の高性能炭素繊維を得ることが困難
である。
ρ値が1.64〜1.40の範囲の耐炎化完結に 繊維とし、そのn段目の炉を通過する耐炎化繊維の密度
ρが式(n)を満足する条件で処理することにより、耐
炎化反応時間tnを90分以内、特に20〜60分に短
縮することができる。しかも得られた耐炎化繊維は炭素
化工程で異常な熱分解反応を起こすことがなく、3〜2
5%もの延伸を施すことができ、優れた性能を有する炭
素繊維とすることができる。
耐炎化繊維密度と処理時間の関係を図面により説明する
。従来はアクリロニトリル系繊維を高速で耐炎化処理す
るためには、図中の曲線aのように高温処理が必要であ
ると考えられていた。しかし高温処理では、暴走反応に
よる着火及び繊維の融着が起こり易い。また曲線すのよ
うに耐炎化工程の前半を比較的低温で行い、暴走反応の
起こりにくい後半で高温処理する方法も用いられている
。しかしこの方法では、実質的に反応を進めるのは、耐
炎化工程の後半であり、後半に短時間の高温処理を行う
ため、反応むらを生じ易く、また耐炎化糸の構造が不均
質になる。このような耐炎化糸は炭素化処理工程での伸
長時に毛羽が発生し易い。これに対し本発明方法では、
耐炎化反応は図中の直線Cで示すように、繊維密度と処
理時間の関係はほぼ直線状どすることができ、アクリロ
ニトリル系繊維プレカーサの全耐炎化処理時間を60分
以内としても、得られる耐炎化繊維束の各繊維間の耐炎
化密度のバラツキを極めて小さくすることができるため
、1.5万デニール以上の繊維束の炭素化処理を効率よ
く行うことができる。またこうして得られた耐炎化繊維
束は繊維間融着、膠着などが少ない。
こうして得られた耐炎化繊維束は、常法により、不活性
雰囲気下で最高温度1100〜2000℃の温度で熱処
理すればよい。その際炭素化処理を2段に分割し、あら
かじめ最高温度600〜800℃の温度で、5〜20%
の伸長下で熱処理し、次いで最高温度1100〜200
0℃の温度で、4〜6%の収縮下で炭素化処理すると、
さらに優れた性能を有する毛羽のない炭素繊維を得るこ
とができる。
本発明方法によると、1.5万デニール以上ときわめて
大きい全繊維繊度数を有するプレカーサを用いても、繊
維束を構成する繊維間の耐炎死斑の小さな耐炎化繊維と
することができる。
また繊維断面内における均一耐炎化も充分になし得るた
め、炭素化処理を毛羽の発生、糸切れなどの不都合をき
たすことなく円滑に行うことができ、優れた性能を有す
る炭素繊維を得ることができる。
実施例1 密度1.1B4/ml、単繊維繊度1.3 d 、フィ
ラメント数1,5万本及び全繊維繊度19.5万のアク
リロニトリル重合体繊維束を、温度ゾーンが5段で、各
段の処理長が1段目から4段目までは各8m、5段目が
5.3mからなる熱風循環式多段耐炎化炉を用い、処理
時間30分で、かつ耐炎化終了時の密度が1.3697
mlとなるように耐炎化処理する場合の各膜処理後の密
度範囲を1式■を用いて求めた。その結果を第1表に示
す。あらかじめ求めておいた種々の温度における一定温
度条件下での耐炎化処理時間に対する密度変化の曲線か
ら前記の計算密度範囲にするための処理温度を読み取っ
た。第1表に求めた温度条件を示す。この温度条件下で
アクリロニトリル重合体繊維束50本を繊維束の幅が約
5.2 mmになるように配列し、供給速度67.8m
/時間、引取速度74.6m1時間にて、実質的に10
%の伸長を付与し、かつ処理時間が30分の耐炎化処理
を行った。耐炎化炉内送行中の繊維束は実質的にすき間
がなくシート状であった。この耐炎化処理を24時間連
続で実施したが、反応暴走による着火もなく、また得ら
れた耐炎化繊維束は融着も毛羽もない満足すべきもので
あった。24時間運転後、各膜処理後の繊維をサンプリ
ングし、密度勾配管により密度を測定した。その結果、
第1表に示すように。
全ての段における密度も計算密度の範囲内にあった。
得られた耐炎化繊維束は引き続き窒素雰囲気下、最高温
度600℃の炭素化炉及び最高温度1400℃の炭素化
炉を連続的に通過させ炭素化処理を行った。この際60
0℃の炭素化炉における伸長率を毛羽が発生するまで変
化させたところ、12%までは全く毛羽はなく、14%
ではわずかに毛羽が観察された。また最高温度600°
C1伸長率8%及び最高温度1400℃、収縮率4.5
%で炭素化処理を行ったところ、得られた炭素繊維は非
常に毛羽が少なり、シかも引張強度480 kg/va
i” 、弾性率24 Ton / 1111’で高性能
のものであった。
第  1  表 比較例1 実施例1において、温度条件を第2表に示す温度に変更
して耐炎化処理を行った。耐炎化処理は毛羽及び融着が
なく安定であった。次いで実施例1と同様に炭素化処理
を行ったところ。
最高温度600℃の炭素化炉において毛羽が多発し、全
く伸長を付与することができなかった。
また伸長率を零にして炭素化炉を通したが炭素化炉で毛
羽が多発し、得られた炭素繊維は評価に耐えないもので
あった。耐炎化各段処理後の繊維密度を実施例1と同様
の方法で測定した結果、第2表に示すように、第1段か
ら第3段目の繊維密度は第1表に記した計算密度範囲外
の値であった。
第  2  表 比較例2 実施例1において耐炎化炉の第1段目と第2段目のみを
使用し、60分処理でがつ耐炎化終了密度が1.569
 / rnlの場合について1式(It)を満足する処
理温度を実施例1と同様の方法で求めたところ、第1段
目は245℃、第2段目は265℃であった。この温度
で引取速度74.6m/時間で30分耐炎化処理を行っ
たが、反応暴走のため第2段目で繊維束が切断し、処理
不能であった。
実施例2 リロニトリル系重合体繊維束を、実施例1と同じ〃耐炎
化炉を用い、繊維束の幅を600龍として耐炎化炉に連
続的に供給し、実施例1と同じ処理温度及び処理速度で
耐炎化処理を行った。
耐炎化処理では毛羽の発生もなく、また暴走反応による
着火現象も起こらなかった。また得られた耐炎化繊維束
は繊維間の融着、膠着等も認められなかった。耐炎化炉
各段終了時の密度も第1表に記載した値とほぼ同じ値が
得られ式(Illを満足するものであった。耐炎化炉走
行中の繊維束の幅も変動は少なく、290〜310mm
以内であり1式(1)を満足する状態で耐炎化処理を行
うことができた。
を 次いで耐炎化繊維ち窒素雰囲気下最高温度600℃、伸
長率6%及び最高温度1400”C1収縮率4.5%で
炭素化処理を行った。炭素化処理においても毛羽や糸切
れもなく、引張強度420に9/mx’、弾性率25.
8 Ton /zII+2の炭素繊維が得られた。
比較例6 実施例2と同様に操作し、ただし繊維束の幅を180龍
にして耐炎化処理を行ったところ、耐炎化炉第1段目で
着火し、耐炎化処理が不可能であった。そこで60分処
理に変更するため引取速度を37.3 m 7時間とし
、各処理段の温度を式(Il)を満足するように求める
と、第1段208℃、第2段220℃、第3段228°
C1第4段253℃及び第5段263℃であり、この温
度条件で耐炎化処理を行うと、着火現象は起こらず耐炎
化繊維束な得ることができたが、やや融着ぎみであった
。しかも最高温度600°Cでの炭素化処理において毛
羽が多発し全く伸長を付与することができなかった。
【図面の簡単な説明】
図面は耐炎化繊維密度と処理時間の関係を示すグラフで
あって、曲線aは従来法による高温処理の場合1曲線す
は低温処理後に高温処理した場合、曲線Cは本発明方法
により処理した場合を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、単繊維繊度0.3〜1.5デニール、全繊維繊度1
    .5万デニール以上のアクリロニトリル系重合本繊維束
    を、繊維束の幅Wを次式 2.22×10^−^4D≦W≦6.0×10^−^4
    D( I )〔式中Dは繊維束の全繊維繊度、Wは繊維束
    の幅(mm)を示す〕で規定される値に保つて、酸化性
    雰囲気に保たれ、かつ酸化処理温度の異なる3以上の段
    よりなる耐炎化処理炉に供給し、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中ρ_nはn段目処理後の繊維密度(g/ml)、
    ρ_oは原料合成繊維密度(g/ml)、ρ_kは耐炎
    化処理完結時の繊維密度(g/ml)、t_nはn段目
    の耐炎化処理時間(分)、kは耐炎化処理炉の段数を示
    す〕で規定される繊維密度となる条件下で、耐炎化処理
    終了後の繊維密度が1.34〜1.4g/mlとなるよ
    うに耐炎化処理し、次いで不活性雰囲気下に1100〜
    2000℃の温度で熱処理することを特徴とする炭素繊
    維の製造法。 2、耐炎化処理時間が20〜90分である特許請求の範
    囲第1項に記載の方法。
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