JPS62133087A - 貴金属固着物剥離剤 - Google Patents

貴金属固着物剥離剤

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JPS62133087A
JPS62133087A JP27482885A JP27482885A JPS62133087A JP S62133087 A JPS62133087 A JP S62133087A JP 27482885 A JP27482885 A JP 27482885A JP 27482885 A JP27482885 A JP 27482885A JP S62133087 A JPS62133087 A JP S62133087A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、めっき等の手段によって金ff+ 4S体の
表面に固定された貴金属固着物を選択的に!L11離し
、しかも基体をいためることなく再使用することのでき
る貴金属固着物剥離剤に関するものである。
〔従来技術〕
従来、貴金属めっきを施しためっき製品等から貴金属を
回収する方法としては、硝酸或いは王水等を用いて金属
基体も含めて全部溶解する方法、シアンラジカルと有機
酸化剤又はチオ尿素等により錯塩を形成させる錯化法、
あるいは電解方法が用いられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
然しなからこれらの方法の中、酸を用いて全部を溶解す
る方法は金属基体の再使用は当然不可能であり、その後
の貴金属の回収精製を複雑にし、排液の後処理、溶解時
の排ガス処理も含めて回収精製費を高価なものとしてい
た。また11′1化法では貴金属の完全溶解は極めて困
難であり、たとえ完全溶解ができたとしても金属基体を
も再使用に耐えない程度に浸食してしまう例が多く、し
かも剥離可能な成分は金、銀に限定されるものが多かっ
た。例えば、特開昭60−92487号公報には、二!
・口安息香酸誘導体、シアンラジカル供給源化合物、タ
リウム化合物及び場合により使用される鉛化合物からな
る水溶性組成物を用いて、金、パラジウム及びパラジウ
ム/ニッケルの固着物を金属凸体から溶解除去する方法
が記載されているが、この方法では金属基体の溶解が激
しく、基体の再利用は不可能であった。
本発明の目的は、前述した問題点を解決し、基体を損傷
することなく、金属基体表面に固着した貴金属固着物を
効果的に溶解、剥離する組成物であって、貴金属の回収
が容易である貴金属固着物剥離剤を提供することにある
〔問題点を解決する手段〕
本発明は、前記問題点を解決するために、金属基体表面
に固着した貴金属付着物剥離剤であって、(A)ニトロ
ベンゼン化合物、ニトロベンゼン化合物アルカリ金属塩
及びこれらの誘導体から選ばれた少くとも1種1〜10
0重雇部と、(B)チオシアン酸塩及び含窒素メルカプ
タン系化合物から選ばれた少くとも1種0.5〜50重
量部と、 (C)  シアンラジカル供給源化合物10〜100重
量部と、場合によってはさらに、 (D)  リチウム、ベリリウム、ランタン、セリウム
、タリウム及びビスマスの化合物から選ばれた少くとも
1種0.0 O5〜0.08重里部とを含有することを
特徴とする貴金属固着物別^1を剤を提供するものであ
る。
本発明の剥離剤は、水溶液の状態で使用されるが、水溶
液の形態に限らず、各成分の粉末混合物の形態としても
提供することができる。
本発明の組成物を貴金属付着物剥離液(水溶液)として
使用する際には、該組成物は、好ましくは、(A)ニト
ロベンゼン化合物、ニトロベンゼン化合物アルカリ金属
塩及びこれらの誘導体から選ばれた少くとも1種1〜1
00g/ff、(B)チオシアン酸塩及び含窒素メルカ
プタン系化合物から選ばれた少くとも1種0.5〜50
g/(C)  シアンラジカル供給源化合物10〜10
0g/l!、および場合によってはさらに、(D)  
リチウム、ヘリリウム、ランタン、セリウlいタリウム
及びビスマスの化合物から選ばれた少くとも1種0.0
05〜0.08g//!を含有し、pHが7.5以上の
水溶液状の組成物である。
本発明の剥離液の(A)成分であるニトロヘンゼン化合
物、ニトロベンゼン化合物アルカリ金属塩及びこれらの
誘導体は、有機酸化剤として貴金属固着物を速やかに溶
解する作用を有するものである。この種の化合物として
特に好ましいものは、o−、m−及びp−ニトロ安息香
酸、及びこれらのアルカリ金属塩、o−、m−及びp−
ニトロベンゼンスルフォニルクロライド、m−及びp−
二トロフェニルエステル等である。通常これらの化合物
のうち1種又は2種以上を1〜100 g/β、好まし
くは7〜50 g / eの濃度で含有させる。
Ig/β未満では前記の作用効果が弱くて実用的でなく
、100g/ffを超えると完全な溶解が困難あるいは
不可能となる。
(B)成分であるチオシアン酸塩及び含窒素メルカプタ
ン化合物は、露出した金属基体の表面に安定な不活性層
を形成し、(A)成分の溶解作用から金属基体を保護し
、浸食を防止する作用を有する。この(B)成分には、
(A)成分の貴金属固着物への溶解作用を妨害せず、し
かも生成する不活性層が水洗等の簡単な後処理によって
除去できることが望まれる。このような(B)成分の好
ましいものとしては、チオシアン酸として、例えば、チ
オシアン酸カリウム、チオシアン酸アンモニウム等があ
げられ、含窒素メルカプタン系化合物として、例えば、
2−メルカプトイミダプリン、2−メルカプトイミダゾ
ール、ビスムチオール、2−アミノ5−メルカプト1,
3.4−チアゾール、6−メルカプトプリン、メチマゾ
ール等があげられ、通常これらのうち1種又は2種以上
を0.1〜50g/6、好ましくは0.5〜20g/f
fの濃度で含有させる。0.1g/1未満では金属基体
の保護効果が不充分で基体の浸食がおこり、50g/ρ
を超えると、(A)成分による貴金属固着物の?容解速
度が著しく遅くなって実用的でない。
(C)成分であるシアンラジカル供給源化合物は、シア
ンラジカルを生成して溶解された貴金属を錯化すること
によりその溶解を促進する作用を有する。このシアンラ
ジカル供給源化合物としては、例えば、ナトリウム、カ
リウム等のアルカリ金属のシアン化物があげられる。こ
の(C)成分のン農度は10〜100g/ffが適当で
あり、10g/l以下では貴金属の溶解速度が減少して
実用的ではない。またloog/ffを超えると金属基
体の損傷や変色がおこることがあり、金属基体の再利用
が困難となるおそれがある。
(D)成分であるリチウム、ヘリリウム、ランタン、セ
リウム、タリウム及びビスマスの化合物は、必要に応じ
て組成物に配合されるものである。本発明の貴金属固着
物剥離剤は、場合により貴金属固着物を溶解、剥離する
速度が若干遅い場合があるが、このような場合にこの(
D)成分を添加すると、剥離速度を促進することができ
る。この促進作用が起る理由は明らかでないが何等かの
触媒的作用によるものと推定され、対象物によっては、
無添加の場合に比して剥離速度を5倍も高められること
もある。これらの金属の化合物としては、使用量が少な
いのでアルカリ溶液に若干溶解度のあるものであれば何
でも使用可能であるが、一般的にはこれらの金属の硝酸
塩、硫酸塩、塩酸塩等が用いられる。この(D)成分は
、0.0 O5〜0.08g/nの濃度で含有される。
この濃度が0.005g/β未満であると、剥離速度を
促進する作用が弱い。
上記の剥離液は、pHが7.5以上であることが必要で
、好ましくは、9.5〜11.5の範囲である。
pHが7.5未満であると、調製した剥離液中に一部未
溶解物質が存在することがあり、また調製後に沈澱物が
生成することもある。このような未溶解物又は沈澱物が
剥離液中に存在すると、貴金匡の溶解速度の減少又は金
属基体の損傷や変色が生じ易くなり好ましくない。
本発明の組成物を水溶液として所要の濃度に調製したと
きにpHが7.5未満である場合には、pHが7.5以
上となるように、例えば、アルカリ金属の水酸化物、ア
ンモニア水等の塩基化合物の添加により調節する。
本発明の剥離液の使用条件として、温度は特に制限はな
いが高い方が剥離速度は大で)m常30〜70°C程度
で使用するのが好ましい。また液は攪拌しなくても剥離
は進行するが、剥離を促進する上で攪拌することが好ま
しいことは当然である。
本発明の剥離剤が適用される貴金属としては、金、1艮
およびルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム
、イリジウム、白金等の白金族に属する金属及びこれら
を基とする合金があげられる。
これら貴金属の固着物の形態としては、例えば、電気め
っき、無電解めっき、蒸着法、CVD法、PVD法、ペ
ーストの焼付は等により金属基体表面の全体あるいは一
部に形成された貴金属層があげられるが、これに限定さ
れず、あらゆる形態の貴金属固着物の除去に使用するこ
とができる。
貴金属固着物が固定されている金属基体の金j、凪の種
類は特に限定されないが、本発明のjyll 離削は基
体が銅、亜鉛、ニッケル、鉄、クロム、チタン。
ニオブ、モリブデン又はこれら金属を基とする合金の場
合、特に、銅、亜鉛、ニッケル、鉄又はこれら金属を基
とする合金の場合に有効であり、基体を損傷することな
(貴金属固着物を剥離することができる。
また金属基体の形状、形態はまったく制限されず、金属
、セラミックス、プラスチック、ゴム等の上に形成され
た金属被覆層のごときものも包含される。
本発明の剥離を貴金属固着物に施す方法は特に限定され
ないが、通常、基体ごと剥離液中に浸漬する方法が一般
的である。適当時間剥離液に浸漬し、目的の貴金属が十
分溶解したならば基体を液から引揚げて水洗して剥離液
を洗いおとすと、この際基体表面に形成されていた不活
性層は水に)容けて容易に除去でき、かつその表面は直
ちに再び貴金属被覆を施すことが可能な程度に平滑な面
を保っている。
使用した剥離液はこれらの剥離を繰返し、液中の有効成
分がある程度以下になったら貴金属はを(幾還元剤を力
■えて金属として析出させ、分離する等の通常の方法に
従って回収することができる。
(作 用〕 本発明の剥離液に、表面に貴金属固着物を有する金属基
体を浸漬すると、先ず剥離液中に含有する二1−ロヘン
ゼン系の有機酸化剤により貴金属は酸化されて、共存す
るシアン化合物により貴金属固着物が溶解してくる。こ
の際、金属基体が逐次露出してくるが、その表面及び貴
金属が固着していない基体金属の表面は、チオシアン酸
塩又は含窒素メルカプタン系化合物の作用により表面に
不活性層を形成してニトロベンゼン系有機酸化剤による
酸化作用を妨害するので基体の溶解あるいは浸食は防止
されるようになる。溶解した貴金属はシアンラジカルと
反応してイソシアニド化合物を形成するが直ちに連結異
性体である可溶性のシアノ化合物に異性化し、溶液中に
貴金属塩として〆容存する。こうして、貴金属固着物が
効果的に溶解、剥離される一方、金属基体の損傷は防止
される。
〔実施例〕
実施例1 p−ニトロ安息香酸0.2gとジニトロ安息香酸3gと
を80mAの水に溶解し、水酸化すトリウム水溶液を加
えてρ1111とした後、チオシアン酸カリウムIgと
シアン化カリウム4gを溶解し、全液量を100m6と
して剥離液を調製した。この液を40°Cに加温し、こ
の中に20m+a角、厚さQ、 5 mmの鉄板に鉄を
ストライクめっきした上に厚さ5μmの1艮スポツトめ
っきを施したものをテスI・ピースとして浸漬し、剥離
液はマグネチソクスクーラーにて弱い攪拌を行った。恨
めっきが完全に剥離した後テストピースを引揚げ、基体
浸食率を測定した。基体浸食率は、括体を乾燥後15体
の厚さを測定し、浸潤前後の17さの差から計算して求
めた。
実施例2 m−ニトロ安息香酸エチル5gと2−メルカプトへン・
ゾイミダソ゛−ル5gとを80mβの水にン’FJ解し
、水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHllとした後、
シアン化カリウム2.5gを溶解し全液量を100m1
として剥離液を調製した。この液を50°Cに加温した
中に、20I111角、厚さ0.5m−のj同)反にニ
ッケルストライクめっきをしさらにその上に厚さ5μm
の恨めっきを施したものをテストピースとして浸漬し、
以下実施例1と同様に処理した。
実施例3 p−ニトロヘンゼンスルフオン酸1.5gと2−メルカ
プトベンゾチアゾール0.5gとを80mj?の水に溶
解し、水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHllとした
後、シアン化カリウム3gを溶解し、全液量を100m
ffとして剥離液を調製した。この液を50°Cに加/
詰した中に、20龍角、厚さQ、 5 ti+の1同板
にtロストライクめっきをしさらにその上に厚さ5μr
nの銀めっきを施したものをテストピースとして浸漬し
、以下実施例1と同様に処理した。
以上の実施例1〜3の結果を第1表に示す。この実施例
1〜3においてはいずれも銀は痕跡もなく完全に溶解す
ることができた。一方基体表面は処理前と全く同様な金
属光沢を残し、表面の顕微鏡による観察でも平滑である
ことが確認された。
比較例1 m−ニトロヘンゼンスルフオン酸ナトリウム5gとシア
ン化カリウム4gとを80m1の水に溶解し、水酸化ナ
トリウム水溶液を加えてpHIIとし、さらに全液量を
100mj!として剥離液を調製した。この液を55℃
に加温した中に、20龍角、厚さ0,5龍のSn0.5
%入り銅板に厚さ5μmの銀めっきを施したテストピー
スを浸漬し、以下実施例1と同様に処理した。結果を第
1表に併記したが、この例では本発明剥離液のメルカプ
タン系化合物を含まないため銀は完全に剥離はされたも
のの基体表面も浸食されて黒変し、そのままでの再使用
は一見して不可能であると判断される程度にボロボロに
腐・食されていた。
実施例4 0−ニトロ安息香酸2.2gと2−メルカブトペンゾギ
サゾール0.8gとを80m1の水に溶解し、水酸化ナ
トリウム水溶液を加えてpHllとした後、シアン化カ
リウム2.2gを溶解し全液量を100m1とした。こ
の液を55℃に加温した中に、30龍XIQmm、厚さ
0.2 msのi同板にニッケルをストライクめっきし
さらにその上に厚さ2μmの金めつきを施したテストピ
ースを浸漬し、以下実施例1と同様に処理した。
実施例5 m−ニトロヘンゼンスルフオン酸ナトリウム1.5gと
2−メルカプトベンゾチアゾール0.5gとを80m1
l!の水に溶解し、水酸化ナトリウム水)容ン夜を力■
えてpHllとした後、シアン化カリウム4.5gを溶
解し全液量を100mj2として剥離液を調製した。こ
の液を60°Cに加温した中に実施例4と同しテストピ
ースを浸漬して同様に試験を行った。
実施例6 p−ニトロヘンゼンスルフオンM1.5gと2−アミノ
−5−メルカプト−1,3,4−チアゾール0、05 
gとを80m6の水に溶解し、水酸化ナトリウム水溶液
を加えてpHllとした後、シアン化カリウム4.5g
を溶解し全液量を100mjl!とじて剥離液を調製し
た。この液を65°Cに加温した中に20璽蔵角、厚さ
0.2龍の銅板にニッケルをストライクメッキしさらに
その上に厚さ5μmのハラジウムめっきを施したテスト
ピースを浸ン貴し、実施例1と同様に処理した。
前記実施例4〜6の結果を第1表に併記する。
第1表 第1表の結果から、実施例1〜3では、同し恨めっきの
剥離に要する時間は比較例1に比して同等乃至それ以上
であるが基体の浸食率は比較例に比してずっと少なかっ
た。この浸食率は一般に4%程度以下であれば実用上問
題ないとされている。
また実施例4〜6においても剥離の所要時間には大差は
ないが基体の浸食率に於ては本発明の実施例1〜3と略
々間等であった。
実施例7 実施例4〜6の剥離液に白金、ロジウム、ルテニウムめ
っきを施したテストピースを浸漬したがいずれも剥離可
能で、基体表面は再使用可能であることが観察された。
実施例8 p−ニトロベンゼンスルフォンMl 5 g/E。
2−メルカプトヘンジチアゾール5 g / l 、シ
アン化カリウム30 g / 1からなるpHllの剥
離液に硝酸ビスマスを0.3g/e添加した液と、添加
しない液の2種類を調製し、液温を65℃とし、無酸素
銅上厚さ2μmに銀又はパラジウムをめっきしたテスト
ピースを浸漬、撹拌し、めっき層が完全にff1lJ離
されるまでに要する時間を測定した。
硝酸ビスマスを添加した方の剥離液中では恨又はパラジ
ウムは3分後に完全に剥離されていたが、叫添加の剥離
液中では、40分間要した。
実施例9 p−ニトロベンゼンスルフォン!15g/7!、2−メ
ルカプトヘンジチアゾール5g/β、シアン化カリウム
20 g / /lからなるpHllの剥離液を65°
Cに加温した中に、アルミナ基板にメタライジングした
上に、下地としてニッケルめっきをしさらに厚さ1μm
の金めつきをしたセラミックス基板を浸漬した。5分後
にセラミックス基板を引揚げたところ、金は完全に溶解
し、下地ニッケル表面は顕微鏡観察により腐食が殆ど認
められなかった。この剥離処理したセラミックス基板に
再度金めっきを1μm厚さに施こしたところ、剥離処理
前の金めつき表面外観と特別な差異は認められなかった
〔発明の効果〕 以上詳細に説明したように、本発明の剥離剤を使用すれ
ば、従来の剥離剤では困難であった貴金属めっき等の剥
離が完全に達成され、しかもその際に金属基体は侑傷さ
れず、再使用が可能である。
さらに、剥離された貴金属の回収は容易に行うことがで
きる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属基体表面に固着した貴金属固着物剥離剤であ
    って、 (A)ニトロベンゼン化合物、ニトロベンゼン化合物ア
    ルカリ金属塩及びこれらの誘導体から選ばれた少くとも
    1種1〜100重量部と、 (B)チオシアン酸塩及び含窒素メルカプタン系化合物
    から選ばれた少くとも1種0.5〜50重量部と、 (C)シアンラジカル供給源化合物10〜100重量部 とを含有することを特徴とする貴金属固着物剥離剤。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載の剥離剤であって、 (A)ニトロベンゼン化合物、ニトロベンゼン化合物ア
    ルカリ金属塩及びこれらの誘導体から選ばれた少くとも
    1種1〜100g/lと、 (B)チオシアン酸塩及び含窒素メルカプタン系化合物
    から選ばれた少くとも1種0.5〜50g/lと、 (C)シアンラジカル供給源化合物10〜100g/l とを含有し、pH7.5以上の水溶状態である貴金属固
    着物剥離剤。
  3. (3)金属基体表面に固着した貴金属固着物剥離剤であ
    って、 (A)ニトロベンゼン化合物、ニトロベンゼン化合物ア
    ルカリ金属塩及びこれらの誘導体から選ばれた少くとも
    1種1〜100重量部と、 (B)チオシアン酸塩及び含窒素メルカプタン系化合物
    から選ばれた少くとも1種0.5〜50重量部と、 (C)シアンラジカル供給源化合物10〜100重量部
    と、 (D)リチウム、ベリリウム、ランタン、セリウム、タ
    リウム及びビスマスの化合物から選ばれた少くとも1種
    0.005〜0.08重量部 とを含有することを特徴とする貴金属固着物剥離剤。
  4. (4)特許請求の範囲第3項記載の剥離材であって、 (A)ニトロベンゼン化合物、ニトロベンゼン化合物ア
    ルカリ金属塩及びこれらの誘導体から選ばれた少くとも
    1種1〜100重量部と、 (B)チオシアン酸塩及び含窒素メルカプタン系化合物
    から選ばれた少くとも1種0.5〜50重量部と、 (C)シアンラジカル供給源化合物10〜100重量部
    と、 (D)リチウム、ベリリウム、ランタン、セリウム、タ
    リウム及びビスマスの化合物から選ばれた少くとも1種
    0.005〜0.08重量部 とを含有し、pH7.5以上の水溶液状態である貴金属
    固着物剥離剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001234373A (ja) * 2000-02-23 2001-08-31 Nec Corp ルテニウム系金属の除去液及びその使用方法

Cited By (2)

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JP4510979B2 (ja) * 2000-02-23 2010-07-28 ルネサスエレクトロニクス株式会社 ルテニウム又は酸化ルテニウム除去液の使用方法、及びルテニウム又は酸化ルテニウムの除去方法

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