JPS62132206A - 磁気消去ヘツド - Google Patents

磁気消去ヘツド

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JPS62132206A
JPS62132206A JP27220885A JP27220885A JPS62132206A JP S62132206 A JPS62132206 A JP S62132206A JP 27220885 A JP27220885 A JP 27220885A JP 27220885 A JP27220885 A JP 27220885A JP S62132206 A JPS62132206 A JP S62132206A
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JP
Japan
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recording medium
ferromagnetic
thin film
gap
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JP27220885A
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English (en)
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Teruyoshi Komuro
輝芳 小室
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A、産業上の利用分野 B9発明の概要 C1従来の技術 り1発明が解決しようとする問題点 E0問題点を解決するための手段 F0作用 G、実施例 G−■ 本発明の磁気消去ヘッドの構成G−■ 磁気記
録媒体進入側の磁気コア半対の説明 G−■ 磁気記録媒体逃げ側の磁気コア半対の説明 G−■ 消去特性の説明 G−■ 本発明の磁気消去ヘッドの製造方法の説明 G−■ 本発明の詳細な説明 H0発明の効果 A、産業上の利用分野 本発明は、磁気記録媒体に磁気記録された信号を交流消
去する磁気消去ヘッドに関するものである。
B9発明の概要 本発明は、磁気記録媒体進入側の磁気コア半対と磁気記
録媒体逃げ側の磁気コア半対とを接合してなる磁気消去
ヘッドにおいて、 磁気記録媒体進入側の磁気コア半対を強磁性酸化物とこ
の強磁性酸化物に磁気記録媒体対接面で斜めに被着され
る強磁性金属IINとから構成するとともに、上記強磁
性金属薄膜を磁気記録媒体逃げ側の磁気コア半対と突き
合わせることにより磁気ギャップを形成することにより
、 トラック幅の制御が容易で、且つ生産性や消去効率等に
優れた磁気消去ヘッドを提供しようとするものである。
C0従来の技術 例えばビデオテープレコーダ(VTR)等の磁気記録再
生装置の信号消去方式としては、ヘッドより交流の飽和
磁界を与え、その磁界を徐々に小さくしていくことによ
り磁気テープの残留磁化を零に収斂させる、いわゆる交
流消去が広く用いられている。
そして、この交流消去に用いられる磁気消去ヘッドとし
ては、フェライト等の強磁性酸化物よりなる磁気コア半
対を、Sin、等の非磁性材料からなるギャップスペー
サを介して接合し、交流電流を供給することにより上記
接合部(磁気ギヤ。
))に飽和磁界を発生させるためのコイルを巻回したも
のが一般的である。
あるいは、磁気記録の分野における記録信号の高密度化
に伴って、残留磁束密度Brの高い磁気テープ、例えば
磁性粉として強磁性金属や合金の粉末を使用したメタル
テープ等が使用されるようになっているが、これら残留
磁束密度Brの高い磁気テープに記録された信号を充分
に消去するために、磁気コア半対の磁気ギャップ形成面
に、強磁性酸化物よりも高い飽和磁束密度を有する強磁
性金属薄膜、例えばFe−Ajl−3t系合金薄膜を被
着した磁気消去ヘッド等も知られている。
ところで、近年の磁気記録の高品質化に伴い、例えばつ
なぎ逼り等を行った場合にもノイズの無い画像を記録す
るために、フライングイレーズヘッドと称される回転型
磁気消去ヘッドを用い、磁気記録媒体である磁気テープ
に磁気記録された信号を記録トラック毎に交流消去する
方法が提案されている。
このようなフライングイレーズヘッドを用いて消去を行
う場合には、ヘッドの磁気ギャップのトラック幅を正確
にコントロールする必要がある。
例えば、フライングイレーズヘッドの磁気ギヤングのト
ラック幅が記録トラック幅よりも大きいと、隣接トラッ
クの一部を消去してしまう虞れがあり、この部分で所定
の出力が得られなくなる虞れがある。逆に、磁気ギャッ
プのトラック幅が記録トランク幅よりも小さいと、消去
した部分であっても元の記録信号が残存し、ノイズ等の
原因となる。
D0発明が解決しようとする問題点 このように、フライングイレーズヘッドの如き磁気消去
ヘッドにおいては、例えば高抗磁力を有する磁気記録媒
体に対して消去を行うには、充分な飽和磁束密度を有す
る材料で磁気回路を構成する必要がある。しかも、特に
記録信号のインサート等を考慮した場合には、磁気ギャ
ップのトラック幅を正確に制御する必要がある。
しかしながら、従来知られている磁気消去ヘッドではこ
れらの要求に対処することは難しく、特に磁気ギヤツブ
のトラック幅の正確なコントロールは難しかった。
そこで本発明は、上述の従来の実情に鑑みて提案された
ものであって、磁気ギャップのトランク幅制御が容易で
、且つ充分な消去磁界を発生し得る磁気消去ヘッドを提
供することを目的とする。
E9問題点を解決するための手段 上述の目的を達成するために、本発明の磁気消去ヘッド
は、強磁性酸化物と前記強磁性酸化物より高い飽和磁束
密度を有する強磁性金属薄膜により構成される磁気記録
媒体進入側の磁気コア半対と、強磁性酸化物よりなる磁
気記録媒体逃げ側の磁気コア半対とが接合されてなる磁
気消去へ、ドであって、上記磁気記録媒体進入側の磁気
コア半対の強磁性金属薄膜と上記磁気記録媒体逃げ側の
磁気コア半対の強磁性酸化物とを突き合わせることによ
、り磁気ギャップが形成され、上記磁気記録媒体進入側
の磁気コア半対の強磁性金属薄膜が磁気ギャップ形成面
に対して磁気記録媒体対接面で所定の角度で傾斜してい
ることを特徴としている。
F1作用 このように構成される磁気消去ヘッドにおいては、高飽
和磁束密度を有する強磁性金属Tit nflにより充
分な消去磁界が発生するとともに、磁気記録媒体逃げ側
の強磁性酸化物の磁気飽和により、磁気記録媒体移動方
向での磁界強度分布が非対称なものとなり、特に磁気記
録媒体逃げ側での強度分布が穏やかな曲線を描くような
分布となる。このため、例えば磁気テープに加わる磁界
が、テープの相対移動に伴って徐々に小さくなっていき
、磁気テープ上の残留磁化が零に収斂されていく。
また、上記磁気消去ヘッドの磁気ギャップのトラック幅
は、一方の磁気コア半対に形成される強磁性金属薄膜の
膜厚により容易に制御される。すなわち、磁気ギャップ
のトランク幅を7w1強磁性金属薄膜の膜厚をt1強磁
性金属薄膜の磁気ギャップ形成面に対する傾斜角度をθ
とすると、t=Twsinθ    ・・・(1)式な
る(1)式より容易にトラック幅Twを求めることがで
きる。
G、実施例 以下、本発明の具体的な実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
第1図は本発明を適用した磁気消去ヘッドの一例を示す
外観斜視図であり、第2図はその磁気記録媒体対接面を
示す平面図である。
G−■ 本発明の磁気消去ヘッドの構成(第1図参照) 本発明の磁気消去ヘッドは、Mn−Znフェライト等の
強磁性酸化物よりなる磁気コア部(1)とこの磁気コア
部(1)に被着される強磁性金属薄膜(2)により構成
される磁気コア半対(+)と、強磁性酸化物よりなる磁
気コア部(3)のみにより構成される磁気コア半対(n
)とを、例えば5i02等のギャップ材を介して突き合
わせ、上記強磁性金属薄膜(2)と磁気コア部(3)の
接合面がトラック幅Twなる磁気ギャップgを形成する
ように一体化されるものである。
そして、これら一対の磁気コア半対(1)、 (U)の
うち、磁気記録媒体逃げ側に配置される磁気コア半対(
II)に巻線孔(4)を設け、この巻線孔(4)に消去
用の電流が供給される図示しないコイルを巻回すること
により、磁気テープの如き磁気記録媒体に磁気記録され
る信号を記録トラック毎に交流消去するようになってい
る。ここで、上記巻線孔(4)を磁気コア半対(n)側
に設けたのは、この磁気コア半対(n)の磁気ギヤツブ
g近傍部で磁気飽和が起こり易くするためである。
G−■ 磁気記録媒体進入側の磁気コア半対の説明(第
2図参照) 上記磁気コア半対(1)、 (II)の構成について説
明すると、先ず、上記磁気コア半対(1)においては、
磁気コア部(1)が強磁性酸化物、たとえばMn−Zn
系フェライトで形成され、この磁気コア部(1)の接合
面を斜めに切り欠いた強磁性薄膜形成面(1a)には、
フロントギャップ形成面からバックギャップ形成面に至
るまで連続して高ilt率合金、たとえばFe−A1−
3i系合金膜である強磁性金属薄膜(2)が真空薄膜形
成技術により被着形成されている。そして、上記磁気コ
ア半休(+)に被着形成される強磁性金属薄膜(2)は
、磁気コア半休(I)、 (U)の突き合わせ面である
接合面、すなわち磁気ギャップ形成面(5)に対してθ
なる角度で傾斜している。
ここで、上記強磁性fX1膜形成面(1a)と磁気ギャ
フプ形成面(5)とがなす角θは、20’〜80’の範
囲内に設定することが好ましい。この角度θが20°以
下の角度であると擬似ギャップやクロストーク等の影響
が大きくなり、望ましくは30゜以上の角度を持たせる
のがよい。また、上記傾斜角度を90°にした場合は、
耐摩耗性が劣ることから、80°程度以下とするのがよ
い。また、傾斜角度を90°にすると、真空薄膜形成技
術を用いて薄膜を形成するにあたって、多くの時間を要
してしまうことや、膜構造が不均一化してしまう点で好
ましくない。
また、上記強磁性金属薄膜(2)の材質としては、強磁
性非晶質金属合金、いわゆるアモルファス合金(例えば
Fe、Ni、  coの1つ以上の元素とP、C,B、
Siの1つ以上の元素とからなる合金、またはこれを主
成分としA1.Ge、Be。
Sn、I n、Mo、W、Ti、Mn、C,r、Zr。
Hr、Nb等を含んだ合金等のメタル−メタロイド系ア
モルファス合金、あるいはCo、Hf、Zr等の遷移元
素や希土類元素を主成分とするメタル−メタル系アモル
ファス合金) 、Fe−Aj!−3i系合金であるセン
ダスト合金、Fe−AA系合金、Fe−3i系合金、F
e−3i−Co系合金、パーマロイ等が使用可能であり
、その膜付は方法としても、フラッシュ蒸着、真空蒸着
、イオンブレーティング、スパッタリング、クラスター
・イオンビーム法等に代表される真空薄膜形成技術が採
用される。
さらに、上記強磁性金属薄膜(2)は、この例では真空
薄膜形成技術により単層として形成しているが、例えば
S i Oz+ T a gos、 A l zoz、
 Z rOx、S 1sNa等の高耐摩耗性絶縁膜を介
して複数層積層形成してもよい。この場合、強磁性金属
薄膜の積層数は任意に設定することができる。
上記磁気コア半対(1)の磁気記録媒体対接面における
磁気ギャップgの近傍部では、上記強磁性酸化物よりな
る磁気コア部(1)がトランク幅規制溝(1b)により
削り取られ、強磁性金属薄膜(2)のみにより磁気ギャ
ップgが形成されるようになっている。そして、上記ト
ラック幅規制溝(1b)内および強磁性金属薄膜(2)
を斜めに形成するために設けられた溝内には、それぞれ
非磁性材(6)あるいは非磁性材(7)を充填して(通
常は低融点ガラス1高融点ガラス等が使用される。)、
磁気消去ヘッドの磁気記録媒体対接面での当りを確保し
、強磁性金属1)II(2)等の摩耗を防止するように
なっている。また、上記強磁性金属薄膜(2)と強磁性
酸化物である磁気コア部(1)との界面、あるいは強磁
性金属薄膜(2)と非磁性材(7)との界面に、5iO
zやCr等の非磁性の保5Illiを設け、上記非磁性
材(7)の充填時等に強磁性金属薄膜(2)が浸食され
るのを防止するようにしてもよい。
G−■ 磁気記録媒体逃げ側の磁気コア半対の説明(第
2図参照) 一方、上記磁気コア半対(n)は、先の磁気コア部(1
)と同様に強磁性酸化物により形成される磁気コア部(
3)の磁気ギヤツブg近傍部にトランク幅規制溝(3a
) 、 (3b)を設け、所定のトラック幅Twとする
ことにより形成されるものである。この磁気コア半対(
n)においても、磁気記録媒体対接面での当りを確保す
るために、上記トラック幅規制溝(3a) 、 (3b
)内には、それぞれガラス等の非磁性材(8) 、 (
9)が充填される。
G−■ 消去特性の説明 以上のように構成される磁気消去ヘッドを、例えばVT
Rの回転型消去ヘッドとして使用する場合には、第1図
中矢印X方向に磁気記録媒体9例えば磁気テープが相対
移動するように装着する。
すなわち、磁気コア半対(+)が磁気記録媒体進入側に
、磁気コア半対(II)が磁気記録媒体逃げ側に、それ
ぞれ配置するようにする。
このように本発明の磁気消去ヘッドを配置することによ
り、磁気テープ相対移動方向距離についての磁界強度分
布が非対称となる。すなわち、磁気記録媒体進入側の磁
気コア半対(1)に設けられた強磁性金属薄膜(2)の
高飽和磁束密度によって信号を消去するのに充分な消去
磁界が生ずるとともに、磁気記録媒体逃げ側の磁気コア
半対(1)で磁気飽和が起こり、したがって、磁気テー
プ相対移動方向の逃げ側での磁界強度分布がなだらかな
傾斜を描くようになる。この結果、磁気テープに加えら
れる消去磁界が、テープの相対移動に伴って飽和磁界よ
りも徐々に小さくなり、磁気テープ上の残留磁化が徐々
に零に収斂される。このとき、消去周波数の信号が磁気
テープに記録されるようなこともない。
G−■ 本発明の磁気消去ヘッドの製造方法の説明(第
3図〜第10図参照) 次に、上記実施例の磁気消去ヘッドの構成をより明確な
ものとするために、その製造方法について説明する。
上述の磁気消去ヘッドを製造するには、磁気コア半対(
1)及び磁気コア半対(II)に対応する磁気コアブロ
ックをそれぞれ作製する必要がある。
そして、先ず磁気コア半対(II)に対応する磁気コア
ブロックを作製するには、第3図に示すように、第1の
強磁性酸化物基板(11)を用意し、この強磁性酸化物
基板(11)の磁気ギャップ形成面に対応する上面(l
la)に断面略コ字状の切溝(12)を全幅に亘って複
数形成し、さらにこれら切溝(12)と隣接してトラッ
ク幅規制1(13)を切削形成する。
このとき、上記切溝(12)とトラック幅規制溝(13
)の間に残存する突起部(14)の幅が、トラック幅T
Wよりも若干小さくなるように設定して、切溝(12)
及びトラック幅規制溝(13)を形成する。
次いで、第4図に示すように、上記切溝(12)及びト
ランク幅規制111(13)内に高融点酸化物ガラス等
の非磁性材(15) 、 (16)を充填し、磁気ギャ
ップ形成面に対応する強磁性酸化物基板(11)の上面
(11a)を平面研磨し、上記突起部(14)の幅が所
定のトラック幅Twとなるようにする。
さらに、第5図に示すように、上述の各溝(12)。
(13)と直交する方向に巻線孔に対応する巻線溝(1
7)を切削加工し、第1の磁気コアブロック(10)と
する。
一方、磁気コア半対(1)と対応する磁気コアブロック
は、次のような工程を経て作製する。
すなわち、先ず、第6図に示すように、例えばMn−Z
n系フェライト等の強磁性酸化物基板(20)の上面(
20a) 、すなわちこの強磁性酸化物基板(20)に
おける磁気コア半休突き合わせ時の接合面に、回転砥石
等により断面路7学状の第1の切溝(21)を全幅に亘
って複数平行に形成し、強磁性薄膜形成面(21a)を
形成する。なお、上記強磁性薄膜形成面(21a)は、
上記強磁性酸化物基板(20)の磁気ギャップ形成面に
対応する上面(20a) と所定角度θで傾斜するよう
に斜面として形成され、その角度θは、ここではおよそ
45゛に設定されている。
次に、第7図に示すように、上記強磁性薄膜形成面(2
1a)を含む基板(20)の上面(20a)全面に亘っ
てFe−Al−3i系合金や非晶質合金等をスパッタリ
ング、イオンブレーティング、蒸着等の真空薄膜形成技
術を用いて被着し、強磁性金属薄膜(22)を形成する
次いで、第8図に示すように、強磁性金属薄膜(22)
が被着形成された第1の切溝(21)内に、非磁性材(
23)を充填した後、上記基板(20)の上面(20a
)を平面研削し、平滑度良く面出しを行い、上記基板(
20)の上面(20a)に上記強磁性薄膜形成面(21
a)上に被着される強磁性金属薄膜(22)の端面(2
2a)を露出させる。なお、ここで上記強磁性金属薄膜
(22)の表面にあらかじめSiO□やCr等の非磁性
材をスパッタして保護膜を設け、上記非磁性材(23)
の溶融充填時の浸食等を防止するようにしてもよい。
次に、第9図に示すように、上記強磁性金属薄膜(22
)が被着形成された強磁性薄膜形成面(21a)に隣接
して、上記第1の切溝(21)と平行に第2の切溝(2
4)を切削加工し、上記基板(20)の上面(20a)
に対して鏡面加工を施して、第2の磁気コアブロック(
30)とする、ここで、上記第2の切溝(24)の切削
位置は、上記強磁性金属薄膜(22)の−側縁(22b
)と完全に一致させるのが理想的であるが、若干のずれ
があってもよい。
続いて、上記磁気コアブロック(10)か上記磁気コア
ブロック(30)の少なくともいずれか一方にギャノプ
スペーサを被着し、第10図に示すように、これら磁気
コアブロック(10) 、 (30)を上記突起部(1
4)と上記強磁性金属薄膜(22)とが突き合わされる
ように接合配置する。
そして、これら磁気コアブロック(10)及び(30)
をガラスにより融着すると同時に、上記第2の切′a(
24)内に上記非磁性材(25)を充填する。なお、上
記ギャップスペーサとしては、SiO,、ZrO,。
T a 2 OS+ Cr等が使用される。また、この
製造工程において、上記第2の切溝(24)への非磁性
材(25)の充填は、磁気コアブロック(10) 、 
(30)の融着と同時でなく、例えば第9図に示す工程
であらかしめ第2の切溝(24)内に非磁性材(25)
を充填し、第1O図に示す工程ではガラス融着のみとし
てもよい。
そして、第10図中A−A線及びA’−A′線の位置で
スライシング加工し、複数個のヘッドチップを切り出し
た後、磁気テープ摺接面を円筒研磨して第1図に示す磁
気ヘッドを完成する。
ここで、この磁気消去ヘッドの一方の磁気コア半対(1
)の磁気コア部(1)は強磁性酸化物基板(20)を母
材としており、他方の磁気コア半対(n)の磁気コア部
(3)は強磁性酸化物基板(11)を母材としている。
また、強磁性金属薄膜(2)は強磁性金属薄膜(22)
に対応している。
G−■ 本発明の詳細な説明(第11図ないし第15図
参照) 以上、本発明の具体的な実施例について説明したが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない0例えば
、第11図に示すようにトランク幅規制a(Ib)を磁
気ギャップ形成面(5)から後退させ、磁気ギヤツブg
近傍が強磁性金属薄膜(2)のみにより構成されるよう
にしてもよいし、あるいは第12図に示すように磁気コ
ア半対(n)の磁気コア部(3)の接合面の幅をトラッ
ク幅よりも若干大きくし、磁気コア半対(1) と磁気
コア半対(II)との突き合わせの精度を緩和するよう
にしてもよい。さらには、第13図に示すように、磁気
ギャップgにアジマス角度を持たせるようにしてもよい
また、先の実施例では強磁性金属薄膜(2)を磁気コア
半対(1)のフロントギャップからバックギャップにか
けて連続して形成しているが、第14図に示すように、
フロントギャップ近傍のみに強磁性金属!11W(2)
を形成したものであってもよく、また、磁気コア半対(
n)についても、第15図に示すように、トラック幅規
制溝(3a) 、 (3b)をフロントギャップ近傍の
みに設け、バンクギャップ側では大面積の強磁性酸化物
同士を接合し、磁気抵抗を少なくするようにしてもよい
なお、これら各側を示す第11図ないし第15図におい
て、先の実施例と同一の部材には同一の符号を付し、そ
の詳細については説明を省略した。
H1発明の効果 以上の説明からも明らかなように、本発明の磁気消去ヘ
ッドにおいては、磁気記録媒体進入側の磁気コア半対を
強磁性酸化物と斜めに被着される強磁性金属薄膜とから
構成し、磁気記録媒体逃げ側の磁気コア半対を強磁性金
属薄膜より構成しているので、高飽和磁束密度を有する
強磁性金属薄膜により充分な消去磁界が発生するととも
に、磁気記録媒体逃げ側の強磁性酸化物の磁気飽和によ
り、磁気記録媒体移動方向での磁界強度分布が非対称な
ものとなり、特に磁気記録媒体逃げ側での磁界強度分布
がゆるやかな曲線を描くような分布となる。このため、
例えば磁気テープに加わる磁界が、テープの相対移動に
伴って徐々に小さくなっていき、磁気テープ上の残留磁
化が零に収斂され確実な消去が図られる。また、本発明
の磁気消去ヘッドでは、磁気記録媒体進入側の磁気コア
半対の強磁性金属薄膜によって高い消去磁界が生ずるの
で、高抗磁力を有する磁気記録媒体にも充分に対応可能
である。
また、上記磁気消去ヘッドの磁気ギャップのトラック幅
は、磁気記録媒体進入側の磁気コア半対に形成される強
磁性金属薄膜の膜厚により容易に制御することができ、
正確なトラ、り幅出しが可能である。したがって、トラ
ンク幅精度が高く、信頬性の高い磁気消去ヘッドの提供
が可能である。
さらに、本発明の磁気消去ヘッドでは、斜めに被着され
る強磁性金属薄膜を利用しているので、小さな膜厚で所
定のトラック幅を確保することができ、生産性の点でも
有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した磁気消去ヘッドの一実施例を
示す外観斜視図であり、第2図はその磁気記録媒体対接
面を示す要部拡大平面図である。 第3図ないし第10図は第1図の磁気消去ヘッドを作製
するための製造工程を示す概略的な斜視図であり、第3
図は第1の磁気コアブロック作製のためのトラック幅規
制溝加工工程、第4図は非磁性材充填工程、第5図は巻
線溝加工工程を示す。 また、第6図は第2の磁気コアブロック作製のための第
1の切溝加工工程、第7図は強磁性金属薄膜形成工程、
第8図はガラス充填及び平面研磨工程、第9図は第2の
切溝加工工程、第9図は巻線溝加工工程をそれぞれ示し
、第10図は第1の磁気コアブロックと第2の磁気コア
ブロックのガラス融着工程を示す。 第11図ないし第13図は本発明の磁気消去ヘッドの他
の例の磁気記録媒体対接面を示すもの要部拡大平面図で
あって、第11図は磁気記録媒体進入側の磁気コア半対
の強磁性酸化物を磁気ギャップ形成面から後退させた例
を、第12図は磁気記録媒体逃げ側の磁気コア部の幅を
トラック幅よりも大きくした例を、第13図は磁気ギャ
ップにアジマス角を持たせた例をそれぞれ示す。 第14図及び第15図は本発明の磁気消去ヘッドのさら
に他の例を示すものであって、第14図は強磁性金属薄
膜をフロントギャップ側にのみ形成した例を示す外観斜
視図、第15図は磁気記録媒体逃げ側のトランク幅規制
溝をフロントギャップ側のみに形成しバックギャップ側
での磁気抵抗を少なくした例を示す外観斜視図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 強磁性酸化物と前記強磁性酸化物より高い飽和磁束密度
    を有する強磁性金属薄膜により構成される磁気記録媒体
    進入側の磁気コア半対と、強磁性酸化物よりなる磁気記
    録媒体逃げ側の磁気コア半対とが接合されてなる磁気消
    去ヘッドであって、上記磁気記録媒体進入側の磁気コア
    半対の強磁性金属薄膜と上記磁気記録媒体逃げ側の磁気
    コア半対の強磁性酸化物とを突き合わせることにより磁
    気ギャップが形成され、 上記磁気記録媒体進入側の磁気コア半対の強磁性金属薄
    膜が磁気ギャップ形成面に対して磁気記録媒体対接面で
    所定の角度で傾斜していることを特徴とする磁気消去ヘ
    ッド。
JP27220885A 1985-12-03 1985-12-03 磁気消去ヘツド Pending JPS62132206A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH052711A (ja) * 1991-06-27 1993-01-08 Nec Corp 消去ヘツド

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