JPS62131064A - 導電性樹脂組成物 - Google Patents
導電性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS62131064A JPS62131064A JP27069285A JP27069285A JPS62131064A JP S62131064 A JPS62131064 A JP S62131064A JP 27069285 A JP27069285 A JP 27069285A JP 27069285 A JP27069285 A JP 27069285A JP S62131064 A JPS62131064 A JP S62131064A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductive filler
- coupling agent
- resin
- titanium coupling
- conductive
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、導電性樹脂に関する。さらに詳しくは樹脂に
混合される導電フィラーが少量でも良好な導電性を有す
る導電性樹脂組成物に関する。
混合される導電フィラーが少量でも良好な導電性を有す
る導電性樹脂組成物に関する。
ＩＣ，ＬＳＩの保管容器として、ＩｔｉＩ脂が用いられ
ているが、静電気の放電によるＩＣ，ＬＳＩの破壊を防
ぐため帯電防止した樹脂が求められている。またクリー
ンルームの壁材、床材、また衣服等の素材として帯電に
よる塵埃の付着が少ない樹脂への需要も大きい、そこで
樹脂に導電性を付与することが広く行ねれている。樹脂
に導電性を与えるには、導電性を有する無機材料（導電
フィラー）を含有させることが一般的である。この導電
フィラーとしては、金属、カーボン等の繊維あるいは、
粉末、導電性を有する各種の酸化物が知られている。
ているが、静電気の放電によるＩＣ，ＬＳＩの破壊を防
ぐため帯電防止した樹脂が求められている。またクリー
ンルームの壁材、床材、また衣服等の素材として帯電に
よる塵埃の付着が少ない樹脂への需要も大きい、そこで
樹脂に導電性を付与することが広く行ねれている。樹脂
に導電性を与えるには、導電性を有する無機材料（導電
フィラー）を含有させることが一般的である。この導電
フィラーとしては、金属、カーボン等の繊維あるいは、
粉末、導電性を有する各種の酸化物が知られている。
導電フィラーを含有する樹脂が導電性を発揮するには導
電フィラーどうしの接融が必要である。
電フィラーどうしの接融が必要である。
このためには、導電フィラーをかなりの量含有させるこ
とが必要である。例えば酸化亜鉛系及び酸化チタン系の
導電フィラーは、帯電防止に必要な導電性（表面抵抗１
０１０Ω／口以下）を発揮させるためには５０重量％以
上の含有量が必要である。このため樹脂が脆くなり、強
度が低下し、また比重が大きくなる等の問題点がある。
とが必要である。例えば酸化亜鉛系及び酸化チタン系の
導電フィラーは、帯電防止に必要な導電性（表面抵抗１
０１０Ω／口以下）を発揮させるためには５０重量％以
上の含有量が必要である。このため樹脂が脆くなり、強
度が低下し、また比重が大きくなる等の問題点がある。
さらに導電フィラーを含有する樹脂を加工し、例えば繊
維にする場合などは、ノズルの目詰まりを生ずる原因に
なる等の問題もある。この問題を解決するため導電フィ
ラーと共に他の添加剤を併用することが検討されている
が十分な効果を発揮するものは、従来知られていない。
維にする場合などは、ノズルの目詰まりを生ずる原因に
なる等の問題もある。この問題を解決するため導電フィ
ラーと共に他の添加剤を併用することが検討されている
が十分な効果を発揮するものは、従来知られていない。
本発明者等は、導電フィラーとチタンカップリング剤と
を組み合わせて、樹脂に添加すれば、導電フィラーの添
加量を大幅に低下しても所定の導電性を樹脂に付与でき
る知見を得た。本発明は、上記知見に基づくものであり
、樹脂中の無機添加物（導電フィラー）量を減少するこ
とにより樹脂の強度低下、比重の増加、加工性の低下な
ど従来の問題を解決したものである。
を組み合わせて、樹脂に添加すれば、導電フィラーの添
加量を大幅に低下しても所定の導電性を樹脂に付与でき
る知見を得た。本発明は、上記知見に基づくものであり
、樹脂中の無機添加物（導電フィラー）量を減少するこ
とにより樹脂の強度低下、比重の増加、加工性の低下な
ど従来の問題を解決したものである。
本発明によれば、酸化物導電フィラーとチタンカップリ
ング剤とを、含有し、かつ、チタンカップリング剤を酸
化物導電フィラーに対し、０．１０〜ｌＯ重量％含有す
ることを特徴とする導電性樹脂が提供される。
ング剤とを、含有し、かつ、チタンカップリング剤を酸
化物導電フィラーに対し、０．１０〜ｌＯ重量％含有す
ることを特徴とする導電性樹脂が提供される。
本発明の樹脂組成物は、酸化物導電フィラーと共にチタ
ンカップリング剤を含有する。本発明のチタンカップリ
ング剤はたとえば次式に示される。
ンカップリング剤を含有する。本発明のチタンカップリ
ング剤はたとえば次式に示される。
Ｒ−０−Ｔｉ −（０−Ｒ１−ＮＨＪａＲ−０−Ｔｉ−
［０−Ｒ’−ＮＨ−Ｒ２−ＮＨ２）３Ｒ−０−Ｔｉ−［
０−Ｒ’−ＮＨ−Ｒ）３ここでＲは低級アルキル、 Ｒ１，Ｒ２は低級アルキレンである。
［０−Ｒ’−ＮＨ−Ｒ２−ＮＨ２）３Ｒ−０−Ｔｉ−［
０−Ｒ’−ＮＨ−Ｒ）３ここでＲは低級アルキル、 Ｒ１，Ｒ２は低級アルキレンである。
従前、チタンカップリング剤は無機フィラーの分散剤と
して多く用いられているが導電性を検討したものは殆ど
ない。
して多く用いられているが導電性を検討したものは殆ど
ない。
本発明は上記チタンカップリング剤を用いて樹脂の導電
性を改善する。
性を改善する。
本発明のチタンカップリング剤それ自体は、導電性は認
められず、酸化物導電フィラーと併用することで効果が
ある。これは酸化物導電フィラーの周りにチタンカップ
リング剤が配位し、導電フィラーに電気が流れると、該
導電フィラーに近接するアミノ基を有するチタンカップ
リング剤中の電子の移動が誘発され、導電フィラー→チ
タンカップリング剤→導電フィラーと容易に電子が流れ
ることによると考えられる。従って、導電フィラー及び
チタンカップリング剤の添加量はこれらが相互に接触す
る程多景である必要はなく、導電フィラーの添加量を大
幅に減少出来る。チタンカップリング剤の添加量は得よ
うとする導電性の程度によっても異なるが酸化物導電フ
ィラーに対して０．１〜１０重量％であればよい。０．
１重量％以下では、導電フィラーに接近するチタンカッ
プリング剤の量が少なくなり導電性が不充分になる。他
方チタンカップリング剤を１０重量％以上添加しても効
果はそれほど変わらない。
められず、酸化物導電フィラーと併用することで効果が
ある。これは酸化物導電フィラーの周りにチタンカップ
リング剤が配位し、導電フィラーに電気が流れると、該
導電フィラーに近接するアミノ基を有するチタンカップ
リング剤中の電子の移動が誘発され、導電フィラー→チ
タンカップリング剤→導電フィラーと容易に電子が流れ
ることによると考えられる。従って、導電フィラー及び
チタンカップリング剤の添加量はこれらが相互に接触す
る程多景である必要はなく、導電フィラーの添加量を大
幅に減少出来る。チタンカップリング剤の添加量は得よ
うとする導電性の程度によっても異なるが酸化物導電フ
ィラーに対して０．１〜１０重量％であればよい。０．
１重量％以下では、導電フィラーに接近するチタンカッ
プリング剤の量が少なくなり導電性が不充分になる。他
方チタンカップリング剤を１０重量％以上添加しても効
果はそれほど変わらない。
次に、導電フィラーとしては、酸化物の導電フィラーが
用いられる。特にｌをドープした酸化亜鉛又はｓｂをド
ープしたＳｎＯ□被覆を有する酸化チタン等は白色であ
り、樹脂に添加した場合、他の顔料、染料を加えること
で色調の調整ができる。上記のもの以外でも、酸化物導
電フィラーには効果が認められる６例えば、黒色酸化チ
タン粉末、導電性チタン酸カリウム繊維等が用いられる
。
用いられる。特にｌをドープした酸化亜鉛又はｓｂをド
ープしたＳｎＯ□被覆を有する酸化チタン等は白色であ
り、樹脂に添加した場合、他の顔料、染料を加えること
で色調の調整ができる。上記のもの以外でも、酸化物導
電フィラーには効果が認められる６例えば、黒色酸化チ
タン粉末、導電性チタン酸カリウム繊維等が用いられる
。
上記チタンカップリング剤及び酸化物導電フィラーを含
有する樹脂の種類は限定されず、例えばアクリル樹脂、
ポリプロピレン樹脂、塩化ビニル、ポリエステル、ナイ
ロン等幅広く用いることが出来る。
有する樹脂の種類は限定されず、例えばアクリル樹脂、
ポリプロピレン樹脂、塩化ビニル、ポリエステル、ナイ
ロン等幅広く用いることが出来る。
樹脂に酸化物導電フィラーを含有させるには、二本ロー
ル、三本ロールを用い、又は、射出成型機等により、加
熱状態又は、常温で樹脂中に導電フィラーを練り込むこ
とで達成できる。チタンカップリング剤は樹脂の混練時
に同時に添加しても良くまた、あらかじめ酸化物導電フ
ィラーに芋りンカップリング剤を付着しておき、これを
上記のように練り込む方法でもよい。この方法によれば
更に均一性が上がり効果的である。
ル、三本ロールを用い、又は、射出成型機等により、加
熱状態又は、常温で樹脂中に導電フィラーを練り込むこ
とで達成できる。チタンカップリング剤は樹脂の混練時
に同時に添加しても良くまた、あらかじめ酸化物導電フ
ィラーに芋りンカップリング剤を付着しておき、これを
上記のように練り込む方法でもよい。この方法によれば
更に均一性が上がり効果的である。
また、導電フィラーを有機塗料中にホモミキサー、ディ
パー、ボールミル、サンドミル等を用いて混合し、この
塗料を基材表面上に塗布することで導電性を有する塗膜
が得られる。この時導電フィラーの混合と同時にチタン
カップリング剤を加えて混合すれば本発明の導電性樹脂
が得られ、導電フィラーの含有量を減少することが可能
となる。
パー、ボールミル、サンドミル等を用いて混合し、この
塗料を基材表面上に塗布することで導電性を有する塗膜
が得られる。この時導電フィラーの混合と同時にチタン
カップリング剤を加えて混合すれば本発明の導電性樹脂
が得られ、導電フィラーの含有量を減少することが可能
となる。
本発明の導電性樹脂は従来の樹脂に比べて含有する導電
フィラｉの量を大幅に減少出来る。例えば下記の表−１
のＮα１２に示されるようにチタンカップリング剤を添
加しない場合、樹脂の表面抵抗を１０”０７口以下にす
るには、５０重量％の導電フィラーが必要であるが１本
発明のようにチタンカップリング剤を添加すれば２０重
量％の導電フィラーを混合するだけで２Ｘ１０’の表面
抵抗を有するようになり（Ｎα２）、導電フィラーの混
合量を半分以下に減少出来る。しかも、チタンカップリ
ング剤の添加量は微量で良い。このように本発明の導電
性樹脂は、樹脂に混合される無機物（導電フィラーおよ
びチタンカップリング剤）の量が少ないので加工性を損
なうことが無い。例えば樹脂を繊維にする場合でもノズ
ルの目詰まりを生ぜずに紡糸できる。
フィラｉの量を大幅に減少出来る。例えば下記の表−１
のＮα１２に示されるようにチタンカップリング剤を添
加しない場合、樹脂の表面抵抗を１０”０７口以下にす
るには、５０重量％の導電フィラーが必要であるが１本
発明のようにチタンカップリング剤を添加すれば２０重
量％の導電フィラーを混合するだけで２Ｘ１０’の表面
抵抗を有するようになり（Ｎα２）、導電フィラーの混
合量を半分以下に減少出来る。しかも、チタンカップリ
ング剤の添加量は微量で良い。このように本発明の導電
性樹脂は、樹脂に混合される無機物（導電フィラーおよ
びチタンカップリング剤）の量が少ないので加工性を損
なうことが無い。例えば樹脂を繊維にする場合でもノズ
ルの目詰まりを生ぜずに紡糸できる。
また本発明は、導電フィラーとして酸化物を用いる。特
にＡＱドープ酸化亜鉛あるいは、ｓｂドープＳｎＯ２被
覆を有する酸化チタンを用いるものはこれらが白色であ
り、樹脂に添加した場合、他の顔料、染料を加えること
で色調の調整ができるにのため本発明に係る樹脂は白色
を必要とする導電性被覆１例えば静電複写紙の導電層と
して好適である。
にＡＱドープ酸化亜鉛あるいは、ｓｂドープＳｎＯ２被
覆を有する酸化チタンを用いるものはこれらが白色であ
り、樹脂に添加した場合、他の顔料、染料を加えること
で色調の調整ができるにのため本発明に係る樹脂は白色
を必要とする導電性被覆１例えば静電複写紙の導電層と
して好適である。
勿論その他の用途に幅広く用いることが出来る。
実施例１
アクリル塗料（関西ペイント製、アクリツク）とトルエ
ンを用いて、アクリル樹脂固形分３０％に調整し、この
塗料中に白色導電粉末（ＳｂドープＳｎＯ□被ｉ’ｆＴ
ｉＯ□、比抵抗ｌＯΩｃａｍ）と、加え、ボールミルで
２時間混合した後、これをポリエステルフィルム上に約
１００μｍ（乾燥後）の厚さで塗布し、その表面抵抗を
測定した。結果を表−１に示す。
ンを用いて、アクリル樹脂固形分３０％に調整し、この
塗料中に白色導電粉末（ＳｂドープＳｎＯ□被ｉ’ｆＴ
ｉＯ□、比抵抗ｌＯΩｃａｍ）と、加え、ボールミルで
２時間混合した後、これをポリエステルフィルム上に約
１００μｍ（乾燥後）の厚さで塗布し、その表面抵抗を
測定した。結果を表−１に示す。
実施例２
導電フィラーとして、酸化Ｚｎ導電粉末（ＡｌドープＺ
ｎＯ１比抵抗１００Ωｃｍ）を用いチタンカップリング
剤としてＣ）１．−〇−Ｔｉ−［０−Ｃ２Ｈ４−Ｎ１１
． ］ ３を用いた以外は、実施例１と同様の条件下で
本発明を実施した。
ｎＯ１比抵抗１００Ωｃｍ）を用いチタンカップリング
剤としてＣ）１．−〇−Ｔｉ−［０−Ｃ２Ｈ４−Ｎ１１
． ］ ３を用いた以外は、実施例１と同様の条件下で
本発明を実施した。
結果を表−２に示した。
Claims (1)
- １、酸化物導電フィラーとチタンカップリング剤とを含
有し、かつチタンカップリング剤を酸化物導電フィラー
に対し、０．１０〜１０重量％含有することを特徴とす
る導電性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27069285A JPS62131064A (ja) | 1985-12-03 | 1985-12-03 | 導電性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27069285A JPS62131064A (ja) | 1985-12-03 | 1985-12-03 | 導電性樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62131064A true JPS62131064A (ja) | 1987-06-13 |
| JPH0568512B2 JPH0568512B2 (ja) | 1993-09-29 |
Family
ID=17489624
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27069285A Granted JPS62131064A (ja) | 1985-12-03 | 1985-12-03 | 導電性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62131064A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1853674A2 (en) * | 2005-02-22 | 2007-11-14 | BASF Coatings Japan Ltd. | White colored electrically conductive primer paint compositions, a method of painting in which they are used and the painted objects which have been painted with said method of painting |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57115457A (en) * | 1980-12-29 | 1982-07-17 | Hitachi Cable Ltd | Semi-electrical conductive composition |
| JPS58104930A (ja) * | 1981-12-18 | 1983-06-22 | Takiron Co Ltd | 帯電防止性プラスチツクシ−ト又はフイルム |
-
1985
- 1985-12-03 JP JP27069285A patent/JPS62131064A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57115457A (en) * | 1980-12-29 | 1982-07-17 | Hitachi Cable Ltd | Semi-electrical conductive composition |
| JPS58104930A (ja) * | 1981-12-18 | 1983-06-22 | Takiron Co Ltd | 帯電防止性プラスチツクシ−ト又はフイルム |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1853674A2 (en) * | 2005-02-22 | 2007-11-14 | BASF Coatings Japan Ltd. | White colored electrically conductive primer paint compositions, a method of painting in which they are used and the painted objects which have been painted with said method of painting |
| EP1853674A4 (en) * | 2005-02-22 | 2009-07-29 | Basf Coatings Japan Ltd | WHITE ELECTRICALLY CONDUCTIVE PRIMER COLOR COMPOSITIONS, METHODS AND METHODS THEREOF, AND OBJECTS DELETED WITH THIS METHOD |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0568512B2 (ja) | 1993-09-29 |
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