JPS62129460A - 防音建材およびその製法 - Google Patents
防音建材およびその製法Info
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- JPS62129460A JPS62129460A JP26888885A JP26888885A JPS62129460A JP S62129460 A JPS62129460 A JP S62129460A JP 26888885 A JP26888885 A JP 26888885A JP 26888885 A JP26888885 A JP 26888885A JP S62129460 A JPS62129460 A JP S62129460A
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- Japan
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- soundproof building
- material according
- soundproof
- sound
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- Floor Finish (AREA)
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
この発明は、防音効果を有する建材およびその製法に関
する。
する。
鉄骨、鉄筋等の建築物の床は、コンクIJ −ト等から
なる床下地の上に、木製タイル、合成樹脂製タイル、ゴ
ム製タイル等の床仕上材料を敷いてつくられることが多
い。木製タイルを床仕上材料として用いるようにすると
、部屋等が落ち若いたちのとなる、建物に高級感を与え
ることができるといったような利点があるが、木製タイ
ルは吸音性が乏しいので、足音が響(といったような不
利益な点がある。他方、合成樹脂製タイルやゴム製タイ
ルは木製タイルに比べて吸音性が高いので、これらを床
仕上材料として用いるようにすると、足音があまり響か
ないといったような利点があるが、建物に高級感を与え
るのが困難であるという不利益な点がある。
なる床下地の上に、木製タイル、合成樹脂製タイル、ゴ
ム製タイル等の床仕上材料を敷いてつくられることが多
い。木製タイルを床仕上材料として用いるようにすると
、部屋等が落ち若いたちのとなる、建物に高級感を与え
ることができるといったような利点があるが、木製タイ
ルは吸音性が乏しいので、足音が響(といったような不
利益な点がある。他方、合成樹脂製タイルやゴム製タイ
ルは木製タイルに比べて吸音性が高いので、これらを床
仕上材料として用いるようにすると、足音があまり響か
ないといったような利点があるが、建物に高級感を与え
るのが困難であるという不利益な点がある。
そこで、第5図および第6図に示されているような防音
床材が開発された。この防音床材1は木質ピース1bが
小市松模様等に隙間なく敷きつめられるようにして、吸
音材からなるシート1a表面に接着されている。木質ピ
ース1bとしては厚み3.0〜8.0 +n程度のもの
が用いられ、シート1aは厚み2.01程度のものが用
いられている。
床材が開発された。この防音床材1は木質ピース1bが
小市松模様等に隙間なく敷きつめられるようにして、吸
音材からなるシート1a表面に接着されている。木質ピ
ース1bとしては厚み3.0〜8.0 +n程度のもの
が用いられ、シート1aは厚み2.01程度のものが用
いられている。
このような防音床材を製造する方法としては、第7図(
al、 (b)にあられされる方法がある。図にみるよ
うに、アルミニウム、または、硬質樹脂などからなる箱
状型枠2の枠内に、シリコーンゴム等からなる軟質型枠
3を備える。この軟質型枠3の上方に設置されたノズル
4から、ウレタンゴム等の液状吸音材5を射出させ、軟
質型枠3内に流し込む。その後、基部を前記液状吸音材
5上に載置するようにして所定数の木質ピース1b・・
・を、液状吸音材5上に敷きつめ、吸音材5を硬化させ
るようにする。このような方法で、前記防音床材が製造
されるのである。
al、 (b)にあられされる方法がある。図にみるよ
うに、アルミニウム、または、硬質樹脂などからなる箱
状型枠2の枠内に、シリコーンゴム等からなる軟質型枠
3を備える。この軟質型枠3の上方に設置されたノズル
4から、ウレタンゴム等の液状吸音材5を射出させ、軟
質型枠3内に流し込む。その後、基部を前記液状吸音材
5上に載置するようにして所定数の木質ピース1b・・
・を、液状吸音材5上に敷きつめ、吸音材5を硬化させ
るようにする。このような方法で、前記防音床材が製造
されるのである。
上記のように構成された防音床材1を、床下地の上に第
5図のように敷きつめて固定するようにすると、木質ピ
ース1b上面が床面を構成するので、部屋等が落ち着い
たものとなり、建物に高級感を与えることもできる。し
かも、木質ピース1bの裏側には吸音材からなるシート
1aが設けられているので、防音効果を得ることもでき
る。
5図のように敷きつめて固定するようにすると、木質ピ
ース1b上面が床面を構成するので、部屋等が落ち着い
たものとなり、建物に高級感を与えることもできる。し
かも、木質ピース1bの裏側には吸音材からなるシート
1aが設けられているので、防音効果を得ることもでき
る。
しかしながら、このような防音床材には、■遮音効果が
少ない、■歩行感に不満が残る、■平坦でない面に取り
付けにくい、■吸音材等の材料費が高いなどの問題があ
った。
少ない、■歩行感に不満が残る、■平坦でない面に取り
付けにくい、■吸音材等の材料費が高いなどの問題があ
った。
この発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであって
、シートおよび木質ピースからなるが、遮音効果が大き
く、歩行感も良く、平坦でない面に取り付けが容易とな
り、しかも、吸音材等の材料費が低くなり、床だけでな
く壁面、天井面等にも取り付けられる防音建材およびそ
の製法を提供することを目的としている。
、シートおよび木質ピースからなるが、遮音効果が大き
く、歩行感も良く、平坦でない面に取り付けが容易とな
り、しかも、吸音材等の材料費が低くなり、床だけでな
く壁面、天井面等にも取り付けられる防音建材およびそ
の製法を提供することを目的としている。
前記のような目的を達成するため、第1の発明は、吸音
材からなるシートに、表側部分を突出させるようにして
、所定数の木質ピースが敷きつめられ、接合一体化され
ている防音建材であって、前記シートの裏面に凹部が設
けられていることを特徴とする防音建材をその要旨とし
、第2の発明は、吸音材からなるシートに、表側部分を
突出させるようにして所定数の木質ピースが敷きつめら
れ、接合一体化されている防音建材を製造する方法であ
って、周縁に枠を有し、枠内底面に凸部が形成されてい
る型枠内に液状吸音材を流し込み、前記木質ピースを、
その表側部分を突出させた状態で敷きつめたのち、この
吸音材を硬化させることを特徴とする防音建材の製法を
その要旨とするまず、第1の発明を、その実施例をあら
れす図面を参照しながら詳しく説明する。
材からなるシートに、表側部分を突出させるようにして
、所定数の木質ピースが敷きつめられ、接合一体化され
ている防音建材であって、前記シートの裏面に凹部が設
けられていることを特徴とする防音建材をその要旨とし
、第2の発明は、吸音材からなるシートに、表側部分を
突出させるようにして所定数の木質ピースが敷きつめら
れ、接合一体化されている防音建材を製造する方法であ
って、周縁に枠を有し、枠内底面に凸部が形成されてい
る型枠内に液状吸音材を流し込み、前記木質ピースを、
その表側部分を突出させた状態で敷きつめたのち、この
吸音材を硬化させることを特徴とする防音建材の製法を
その要旨とするまず、第1の発明を、その実施例をあら
れす図面を参照しながら詳しく説明する。
第1図および第2図は、この発明にかかる防音建材をあ
られす。図にみるように、この防音建材11は、吸音材
からなるシート12の表面に、互いに間隔をあけ、表側
部分を突出させるようにして、所定数の木質ピース13
が敷きつめられ、接合一体化されている。前記シート1
2の裏面には、多数の凹部14・・・が設けられている
。この凹部14は、第4図ta>にみられるようにスリ
ット状凹部14a、または、第4図(b)のような円形
状凹部14bが多数設けられていてもよく、第4図(C
1,(d)にみられるように先端部のない四角錐形凹部
14c、14dであってもよい。また、第4図(Q)に
あられされる花形凹部14eが多数設けられていてもか
まわない。この凹部の形状は上記に限定されるものでは
ない。吸音材としては、たとえば、ウレタンゴム、シリ
コーンゴム等の軟質ゴム、軟質プラスチックスその他が
用いられる。軟質ゴムや軟質プラスチックスを用いる場
合は、硬度(ショア硬さ)10〜70”のものを用いる
のが好ましい。ショア硬さ10”を下まわると、前記軟
質ゴム、軟質プラスチックスの強度が弱くなり、押圧等
によって変形する可能性があり、ショア硬さ70’を上
まわると、吸音効果が得られないという問題がある。木
質ピースとしては、ピース全体力月枚ものであってもよ
いが、合板2合板からなる基板に人工化粧単板や天然化
粧単板を接合したもの等が用いられる。上述したように
、この実施例にかかる防音建材11は、シート12の裏
面に凹部14・・・が多数設けられているので、凹凸の
多い、平坦でない床面、壁面(「不陸」という)等にお
いても、前記凹部14・・・が前記床面、壁面等の凸部
を吸収、緩和する作用を果たすことができ、比較的容易
に取り付けることができる。この防音建材11が床面、
または、壁面等に装着された際に、前記凹部14・・・
は、床面、壁面等の下地とシート12の間に設けられた
空隙部となる。この防音建材の表面で発生する足音、打
撃音等、または、防音建材が面している空間内の音等は
、まず吸音材により吸音されて弱められ、その後、前記
凹部14・・・によって形成される空隙部によって遮音
され、または、微小な音にされる。この発明にかかる防
音建材は、凹部が形成されていないシートによって構成
されている従来の防音建材に比べ、JIS A 1
418に準拠して、測定される床衝撃音レベルを2〜5
dB低くする遮音効果がある。したがって、前記防音建
材が装着されている室の隣り合う空間(隣室、階下環)
に、前記音が響くというような問題が解消される。軟質
ゴム、または、軟質プラスチックスで覆われる前記空隙
部は、空気が充満されたゴムボールのようになり、衝撃
を緩和するクッションとして利用できる。このため、前
記防音建材を床材として使用すれば、歩行の際の足に伝
わる衝撃が吸収、緩和されて、非常に歩行感の良いもの
となる。
られす。図にみるように、この防音建材11は、吸音材
からなるシート12の表面に、互いに間隔をあけ、表側
部分を突出させるようにして、所定数の木質ピース13
が敷きつめられ、接合一体化されている。前記シート1
2の裏面には、多数の凹部14・・・が設けられている
。この凹部14は、第4図ta>にみられるようにスリ
ット状凹部14a、または、第4図(b)のような円形
状凹部14bが多数設けられていてもよく、第4図(C
1,(d)にみられるように先端部のない四角錐形凹部
14c、14dであってもよい。また、第4図(Q)に
あられされる花形凹部14eが多数設けられていてもか
まわない。この凹部の形状は上記に限定されるものでは
ない。吸音材としては、たとえば、ウレタンゴム、シリ
コーンゴム等の軟質ゴム、軟質プラスチックスその他が
用いられる。軟質ゴムや軟質プラスチックスを用いる場
合は、硬度(ショア硬さ)10〜70”のものを用いる
のが好ましい。ショア硬さ10”を下まわると、前記軟
質ゴム、軟質プラスチックスの強度が弱くなり、押圧等
によって変形する可能性があり、ショア硬さ70’を上
まわると、吸音効果が得られないという問題がある。木
質ピースとしては、ピース全体力月枚ものであってもよ
いが、合板2合板からなる基板に人工化粧単板や天然化
粧単板を接合したもの等が用いられる。上述したように
、この実施例にかかる防音建材11は、シート12の裏
面に凹部14・・・が多数設けられているので、凹凸の
多い、平坦でない床面、壁面(「不陸」という)等にお
いても、前記凹部14・・・が前記床面、壁面等の凸部
を吸収、緩和する作用を果たすことができ、比較的容易
に取り付けることができる。この防音建材11が床面、
または、壁面等に装着された際に、前記凹部14・・・
は、床面、壁面等の下地とシート12の間に設けられた
空隙部となる。この防音建材の表面で発生する足音、打
撃音等、または、防音建材が面している空間内の音等は
、まず吸音材により吸音されて弱められ、その後、前記
凹部14・・・によって形成される空隙部によって遮音
され、または、微小な音にされる。この発明にかかる防
音建材は、凹部が形成されていないシートによって構成
されている従来の防音建材に比べ、JIS A 1
418に準拠して、測定される床衝撃音レベルを2〜5
dB低くする遮音効果がある。したがって、前記防音建
材が装着されている室の隣り合う空間(隣室、階下環)
に、前記音が響くというような問題が解消される。軟質
ゴム、または、軟質プラスチックスで覆われる前記空隙
部は、空気が充満されたゴムボールのようになり、衝撃
を緩和するクッションとして利用できる。このため、前
記防音建材を床材として使用すれば、歩行の際の足に伝
わる衝撃が吸収、緩和されて、非常に歩行感の良いもの
となる。
この実施例にかかる防音建材は、釘打ち施工を必要とせ
ず、接着剤等で床下地等に固定することができる。この
ため、施工が非常に簡単である。
ず、接着剤等で床下地等に固定することができる。この
ため、施工が非常に簡単である。
しかしながら、シート裏面に設けられた凹部の総面積が
シートの全面積に対し40%を上まわると、施工時の接
着固定が弱まり、剥がれやすくなる。また10%を下ま
わると遮音効果が弱まる。したがって、凹部の総面積は
、シートの全面積に対し10〜40%であることが好ま
しい。
シートの全面積に対し40%を上まわると、施工時の接
着固定が弱まり、剥がれやすくなる。また10%を下ま
わると遮音効果が弱まる。したがって、凹部の総面積は
、シートの全面積に対し10〜40%であることが好ま
しい。
木質ピースとしては、モノマー類を含浸させたのち、こ
れを放射線照射や触媒を使って化学的に重合させる等し
て、樹脂により強化するようにした強化木材(WPC)
を用いるようにするのが好ましい。木質ピースの強度2
寸法安定性、耐候性、耐腐食性といったような性質が向
上するからである。シートの厚みは、吸音効果2歩行感
あるいは、床下地における多少の凹凸を吸収可能にする
こと等を考慮すると3.0〜20. Otlとするのが
好ましく、木質ピースの厚みは1.0〜20.0 *x
とするのが好ましい。また、木質ピースの寸法変化によ
る木質ピース同志の突き上げが発生することを防止する
ため、木質ピースの間隔は0.5 ms以上離すように
することが好ましい。このようにすると、木質ピースの
寸法が変化しても、その寸法変化を前記間隔が吸収する
ため、床面の美感が損なわれない。また、一つの木質ピ
ース内を通った歩行前等の音は、木質ピースを囲む吸音
材にはばまれ隣りの木質ピースに伝わりにくくなり、吸
音効果も高くなる。シートや木質ピースの大きさ、シー
トに接合する木質ピースの数は設置場所等に応じて適宜
法める。
れを放射線照射や触媒を使って化学的に重合させる等し
て、樹脂により強化するようにした強化木材(WPC)
を用いるようにするのが好ましい。木質ピースの強度2
寸法安定性、耐候性、耐腐食性といったような性質が向
上するからである。シートの厚みは、吸音効果2歩行感
あるいは、床下地における多少の凹凸を吸収可能にする
こと等を考慮すると3.0〜20. Otlとするのが
好ましく、木質ピースの厚みは1.0〜20.0 *x
とするのが好ましい。また、木質ピースの寸法変化によ
る木質ピース同志の突き上げが発生することを防止する
ため、木質ピースの間隔は0.5 ms以上離すように
することが好ましい。このようにすると、木質ピースの
寸法が変化しても、その寸法変化を前記間隔が吸収する
ため、床面の美感が損なわれない。また、一つの木質ピ
ース内を通った歩行前等の音は、木質ピースを囲む吸音
材にはばまれ隣りの木質ピースに伝わりにくくなり、吸
音効果も高くなる。シートや木質ピースの大きさ、シー
トに接合する木質ピースの数は設置場所等に応じて適宜
法める。
つぎに、第2の発明についてその実施例をあられす図面
を参照しながら詳しく説明する。
を参照しながら詳しく説明する。
第1の発明にかかる防音建材は、つぎのようにすると容
易に製造できる。
易に製造できる。
第3図(alにみるように、アルミニウム、または、硬
質樹脂等からなる箱状型枠21の枠内に、シリコーンゴ
ム等の軟質材料からなる軟質型枠22を備える。この軟
質型枠22の枠内底部には、多数の凸部23・・・が設
けられており、この枠内底部を上に向けて、前記箱状型
枠21の枠内に載置するのである。この軟質型枠22の
上方に、ウレタンゴム等の液状吸音材24を射出するノ
ズル25を用意する。第3図(b)にみるように、この
ノズル25から射出された液状吸音材24を、軟質型枠
22の枠内に溜める。この液状吸音材24を流し込む容
量により、第1の発明にかかる防音建材のシートの厚さ
が調整される。ここで、軟質型枠22の枠は、箱状型枠
21の枠に支えられるようになっており、軟質型枠22
内に溜められた液状吸音材24が零れ出ることがない。
質樹脂等からなる箱状型枠21の枠内に、シリコーンゴ
ム等の軟質材料からなる軟質型枠22を備える。この軟
質型枠22の枠内底部には、多数の凸部23・・・が設
けられており、この枠内底部を上に向けて、前記箱状型
枠21の枠内に載置するのである。この軟質型枠22の
上方に、ウレタンゴム等の液状吸音材24を射出するノ
ズル25を用意する。第3図(b)にみるように、この
ノズル25から射出された液状吸音材24を、軟質型枠
22の枠内に溜める。この液状吸音材24を流し込む容
量により、第1の発明にかかる防音建材のシートの厚さ
が調整される。ここで、軟質型枠22の枠は、箱状型枠
21の枠に支えられるようになっており、軟質型枠22
内に溜められた液状吸音材24が零れ出ることがない。
つぎに、基部を前記液状吸音材24上に載置するように
して、所定数の木質ピース26・・・を敷きつめ、その
のち、この液状吸音材24を硬化させるようにする。軟
質型枠22の枠内底部に多数設けられている凸部23・
・・が、硬化するシート状吸音材の裏面に凹部を多数形
成させるのである。また、液状吸音材24を硬化させる
ことにより、木質ピース26・・・の基部が硬化させら
れた吸音材に接合一体化される。このように、第2の発
明にかかる防音建材の製法によって、第1の発明にがが
る防音建材が非常に容易に製造される。同じ木質ピース
が同数膜けられ、同じ厚さのシート状吸音材を有する従
来の防音建材に比べて、この第1の発明にかかる防音建
材は、前記凹部の容量分の吸音材を省くことができ、し
たがって、より低いコストで製造できる。上記のように
、シートの全面積に対する凹部の総面積を10〜40%
にした場合、前記防音材の材料費は、10〜40%低減
可能である。
して、所定数の木質ピース26・・・を敷きつめ、その
のち、この液状吸音材24を硬化させるようにする。軟
質型枠22の枠内底部に多数設けられている凸部23・
・・が、硬化するシート状吸音材の裏面に凹部を多数形
成させるのである。また、液状吸音材24を硬化させる
ことにより、木質ピース26・・・の基部が硬化させら
れた吸音材に接合一体化される。このように、第2の発
明にかかる防音建材の製法によって、第1の発明にがが
る防音建材が非常に容易に製造される。同じ木質ピース
が同数膜けられ、同じ厚さのシート状吸音材を有する従
来の防音建材に比べて、この第1の発明にかかる防音建
材は、前記凹部の容量分の吸音材を省くことができ、し
たがって、より低いコストで製造できる。上記のように
、シートの全面積に対する凹部の総面積を10〜40%
にした場合、前記防音材の材料費は、10〜40%低減
可能である。
なお、合板等からなる基板と、樹脂により強化された木
口模様を有する化粧単板とが接合一体化されてなる木質
ピースをこの考案にかかる防音建材に用いるようにする
と、床面に木口模様を配することができるようになる。
口模様を有する化粧単板とが接合一体化されてなる木質
ピースをこの考案にかかる防音建材に用いるようにする
と、床面に木口模様を配することができるようになる。
木材を輪切りにして木口模様を有する木質ピースをつく
った場合、木の繊維が短く切断されるため、乾燥させる
と、割れ、欠け2反り等が非常に発生しやすくなる。1
.0〜10.0 mm程度の厚みとすると、薄いのでい
っそう割れ等が発生しやすくなる。したがって、この発
明にかかる防音建材にそのような木質ピースを用いるこ
とは困難である。しかし、前述のように、木口模様を有
する化粧単板を樹脂により強化すると、割れ、欠け2反
り、くるい等ができにくく、耐水性も良好になるので、
防音床材に用いても全くさしつかえなくなる木質ピース
は、たとえば、つぎのようにしてっ(ることができる。
った場合、木の繊維が短く切断されるため、乾燥させる
と、割れ、欠け2反り等が非常に発生しやすくなる。1
.0〜10.0 mm程度の厚みとすると、薄いのでい
っそう割れ等が発生しやすくなる。したがって、この発
明にかかる防音建材にそのような木質ピースを用いるこ
とは困難である。しかし、前述のように、木口模様を有
する化粧単板を樹脂により強化すると、割れ、欠け2反
り、くるい等ができにくく、耐水性も良好になるので、
防音床材に用いても全くさしつかえなくなる木質ピース
は、たとえば、つぎのようにしてっ(ることができる。
まず、なら、かし、せん、ラワン等の広葉樹(濶葉樹)
や、まっ、すぎ、もみ、ひのき等の針葉樹、その他の原
木、角材等を輪切りにして単板をつくる。厚みは1.0
〜10.Onとするのが好ましい。つぎに、ポリエステ
ル樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化型樹
脂を真空加圧含浸により単板に含浸させる。含浸量は1
(10〜120%とするのが好ましい。このあと、合板
等の基板に単板を接着し、含浸させた樹脂を硬化させる
。基板に単板を接着したあと、吸音材と一体成型し、含
浸させた樹脂を硬化させるようにしてもよい。基板は、
合板を用いるのがよい。普通、合板は導管が粗になって
いることが多いので、木質ピースの吸音材に対する接合
(接着)性が良(なるからである。
や、まっ、すぎ、もみ、ひのき等の針葉樹、その他の原
木、角材等を輪切りにして単板をつくる。厚みは1.0
〜10.Onとするのが好ましい。つぎに、ポリエステ
ル樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化型樹
脂を真空加圧含浸により単板に含浸させる。含浸量は1
(10〜120%とするのが好ましい。このあと、合板
等の基板に単板を接着し、含浸させた樹脂を硬化させる
。基板に単板を接着したあと、吸音材と一体成型し、含
浸させた樹脂を硬化させるようにしてもよい。基板は、
合板を用いるのがよい。普通、合板は導管が粗になって
いることが多いので、木質ピースの吸音材に対する接合
(接着)性が良(なるからである。
実施例では、正方形の木質ピースをシートに対して平行
に配置するようにしているが必ずしもこのようにする必
要はない。長方形の木質ピースをシートに配置するよう
にしてもよいし、細かなチップ状の木質ピースを一部露
出するようにしてシートに埋め込んで接合一体化させる
ようであってもよいのである。
に配置するようにしているが必ずしもこのようにする必
要はない。長方形の木質ピースをシートに配置するよう
にしてもよいし、細かなチップ状の木質ピースを一部露
出するようにしてシートに埋め込んで接合一体化させる
ようであってもよいのである。
木質ピースとして基部が表側よりも広がったものを用い
、吸音材と一体成形する際に、木質ピースの基部に離型
材を塗る等して木質ピースの基部が吸音材に接着されな
いようにすれば、装着時ははがれにくいが、必要に応じ
てシートから取り除くことのできる木質ピースを備えた
防音建材を得ることができるようになる。木質ピースと
して裏面に蟻溝を備えたものを用いるようにすれば、木
質ピースがシートに強固に結合した防音建材を得ること
ができるようになる。
、吸音材と一体成形する際に、木質ピースの基部に離型
材を塗る等して木質ピースの基部が吸音材に接着されな
いようにすれば、装着時ははがれにくいが、必要に応じ
てシートから取り除くことのできる木質ピースを備えた
防音建材を得ることができるようになる。木質ピースと
して裏面に蟻溝を備えたものを用いるようにすれば、木
質ピースがシートに強固に結合した防音建材を得ること
ができるようになる。
以上にみてきたように、第1の発明にががる防音建材は
、吸音材からなるシートに、表側部分を突出させるよう
にして、所定数の木質ピースが敷きつめられ、接合一体
化されている防音建材であって、前記シートの裏面に凹
部が設けられているので、凹凸が多く、平坦でない床面
、壁面、および天井面(「不陸」という)等に接着固定
する際にも、施工が非常に簡単であり、また、前記凹部
が空隙部となるため、遮音効果が大きい。しがち、この
防音建材を床材として使用すると歩行感が非常に良くな
る。
、吸音材からなるシートに、表側部分を突出させるよう
にして、所定数の木質ピースが敷きつめられ、接合一体
化されている防音建材であって、前記シートの裏面に凹
部が設けられているので、凹凸が多く、平坦でない床面
、壁面、および天井面(「不陸」という)等に接着固定
する際にも、施工が非常に簡単であり、また、前記凹部
が空隙部となるため、遮音効果が大きい。しがち、この
防音建材を床材として使用すると歩行感が非常に良くな
る。
この防音建材を製造するための第2の発明にがかる防音
建材の製法は、吸音材からなるシートに、表側部分を突
出させるようにして所定数の木質ピースが敷きつめられ
、接合一体化されている防音建材を製造する方法であっ
て、周縁に枠を有し、枠内底面に凸部が形成されている
型枠内に液状吸音材を流し込み、前記木質ピースを敷き
つめたのち、この吸音材を硬化させるようにしているの
で、吸音材が容易に凹部を存するシートに形成される。
建材の製法は、吸音材からなるシートに、表側部分を突
出させるようにして所定数の木質ピースが敷きつめられ
、接合一体化されている防音建材を製造する方法であっ
て、周縁に枠を有し、枠内底面に凸部が形成されている
型枠内に液状吸音材を流し込み、前記木質ピースを敷き
つめたのち、この吸音材を硬化させるようにしているの
で、吸音材が容易に凹部を存するシートに形成される。
そのため、第1の発明にかかる防音建材の製造コストを
下げることができるなどの効果を奏する。
下げることができるなどの効果を奏する。
第1図はこの発明にかかる防音建材の1実施例の斜視図
、第2図は前記防音建材の1部を拡大した断面図、第3
図(al、 (blは第2の発明にかかる防音建材の製
法の1実施例をあられす説明図、第4図(at、 (b
l、 (cl、 (di、 telは第1図にあられさ
れる防音建材を構成するシート状吸音材の裏面に形成さ
れる凹部の形状をあられす平面図、第5図は従来の防音
建材を敷き詰めた様子の斜視図、第6図は第5図にあら
れされた従来の防音建材の1部を拡大した断面図、第7
図(a)、 (b)は第5図にあられされた従来の防音
建材の製法をあられす説明図である。 l・・・防音床材 1a、12・・・シー)IC,13
,26・・・木質ピース 2,21・・・箱状型枠 3
.22・・・軟質型枠 4.25・・・ノズル 5.2
4・・・液状吸音材 11・・・防音建材 14・・・
凹部代理人 弁理士 松 木 武 彦 第1図 1] 第2図 第3図 (a) (b) 第4図 4d 4e 第5図 第6図 第7図 (a) (b)
、第2図は前記防音建材の1部を拡大した断面図、第3
図(al、 (blは第2の発明にかかる防音建材の製
法の1実施例をあられす説明図、第4図(at、 (b
l、 (cl、 (di、 telは第1図にあられさ
れる防音建材を構成するシート状吸音材の裏面に形成さ
れる凹部の形状をあられす平面図、第5図は従来の防音
建材を敷き詰めた様子の斜視図、第6図は第5図にあら
れされた従来の防音建材の1部を拡大した断面図、第7
図(a)、 (b)は第5図にあられされた従来の防音
建材の製法をあられす説明図である。 l・・・防音床材 1a、12・・・シー)IC,13
,26・・・木質ピース 2,21・・・箱状型枠 3
.22・・・軟質型枠 4.25・・・ノズル 5.2
4・・・液状吸音材 11・・・防音建材 14・・・
凹部代理人 弁理士 松 木 武 彦 第1図 1] 第2図 第3図 (a) (b) 第4図 4d 4e 第5図 第6図 第7図 (a) (b)
Claims (20)
- (1)吸音材からなるシートに、表側部分を突出させる
ようにして、所定数の木質ピースが敷きつめられ、接合
一体化されている防音建材であって、前記シートの裏面
に凹部が設けられていることを特徴とする防音建材。 - (2)木質ピースが、合板からなる基板の表面に化粧単
板が接合一体化されたものである特許請求の範囲第1項
記載の防音建材。 - (3)化粧単板が木口模様を有するものである特許請求
の範囲第2項記載の防音建材。 - (4)木質ピースが強化木材からなる特許請求の範囲第
1項ないし第3項のいずれかに記載の防音建材。 - (5)木質ピースの厚みが、1.0〜20.0mmであ
る特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載
の防音建材。 - (6)木質ピース同志の間隔が0.5mm以上である特
許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれかに記載の防
音建材。 - (7)吸音材が軟質ゴムおよび軟質プラスチックスのい
ずれか一方である特許請求の範囲第1項ないし第6項の
いずれかに記載の防音建材。 - (8)シートの厚みが、3.0〜20.0mmである特
許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれかに記載の防
音建材。 - (9)複数の凹部が設けられている特許請求の範囲第1
項ないし第8項のいずれかに記載の防音建材。 - (10)吸音材からなるシートに、表側部分を突出させ
るようにして所定数の木質ピースが敷きつめられ、接合
一体化されている防音建材を製造する方法であって、周
縁に枠を有し、枠内底面に凸部が形成されている型枠内
に液状吸音材を流し込み、前記木質ピースを、その表側
部分を突出させた状態で敷きつめたのち、この吸音材を
硬化させることを特徴とする防音建材の製法。 - (11)木質ピースが、合板からなる基板の表面に化粧
単板が接合一体化されたものである特許請求の範囲第1
0項記載の防音建材の製法。 - (12)化粧単板が木口模様を有するものである特許請
求の範囲第11項記載の防音建材の製法。 - (13)木質ピースが強化木材からなる特許請求の範囲
第10項ないし第12項のいずれかに記載の防音建材の
製法。 - (14)木質ピースの厚みが、1.0〜20.0mmで
ある特許請求の範囲第10項ないし第13項のいずれか
に記載の防音建材の製法。 - (15)木質ピース同志の間隔が0.5mm以上である
特許請求の範囲第10項ないし第14項のいずれかに記
載の防音建材の製法。 - (16)吸音材が軟質ゴムおよび軟質プラスチックスの
いずれか一方である特許請求の範囲第10項ないし第1
5項のいずれかに記載の防音建材の製法。 - (17)シートの厚みが、3.0〜20.0mmである
特許請求の範囲第10項ないし第16項のいずれかに記
載の防音建材の製法。 - (18)型の表面に設けられた凸部が複数である特許請
求の範囲第10項ないし第17項のいずれかに記載の防
音建材の製法。 - (19)型枠が軟質である特許請求の範囲第10項ない
し第18項のいずれかに記載の防音建材の製法。 - (20)型枠がシリコーンゴムからなる特許請求の範囲
第10項ないし第19項のいずれかに記載の防音建材の
製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26888885A JPS62129460A (ja) | 1985-11-28 | 1985-11-28 | 防音建材およびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26888885A JPS62129460A (ja) | 1985-11-28 | 1985-11-28 | 防音建材およびその製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62129460A true JPS62129460A (ja) | 1987-06-11 |
Family
ID=17464657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26888885A Pending JPS62129460A (ja) | 1985-11-28 | 1985-11-28 | 防音建材およびその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62129460A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6433846U (ja) * | 1987-08-25 | 1989-03-02 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5116415B1 (ja) * | 1967-02-02 | 1976-05-24 | ||
JPS605937A (ja) * | 1983-06-25 | 1985-01-12 | 株式会社トガワインダストリ− | 防振遮音材 |
JPS6192258A (ja) * | 1984-10-11 | 1986-05-10 | 松下電工株式会社 | 防音床材 |
-
1985
- 1985-11-28 JP JP26888885A patent/JPS62129460A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5116415B1 (ja) * | 1967-02-02 | 1976-05-24 | ||
JPS605937A (ja) * | 1983-06-25 | 1985-01-12 | 株式会社トガワインダストリ− | 防振遮音材 |
JPS6192258A (ja) * | 1984-10-11 | 1986-05-10 | 松下電工株式会社 | 防音床材 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6433846U (ja) * | 1987-08-25 | 1989-03-02 |
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