JPS6212649Y2 - - Google Patents

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JPS6212649Y2
JPS6212649Y2 JP1982084062U JP8406282U JPS6212649Y2 JP S6212649 Y2 JPS6212649 Y2 JP S6212649Y2 JP 1982084062 U JP1982084062 U JP 1982084062U JP 8406282 U JP8406282 U JP 8406282U JP S6212649 Y2 JPS6212649 Y2 JP S6212649Y2
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JP
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duct
vent
air
door
heater
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JP1982084062U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、サイドウインドガラスの曇り止め及
び霜取り効果を十分にした自動車用ヒータユニツ
トに関する。
一般に、自動車用空気調和装置は、第1図に示
すように、吸込みフアン4を内蔵するインテーク
ユニツト1とエバポレータ5を内蔵するクーラユ
ニツト2及びヒータコア6を内蔵するヒータユニ
ツト3とから構成されており、インテークユニツ
ト1においてインテークドア11の切換えにより
選択的に導入された外気あるいは内気若しくはこ
れらの混合気をクーラユニツト2で冷却した後に
ヒータユニツト3内で必要に応じて再度加熱して
適温の風として車室内に吹き出させるものであ
る。つまり、ヒータユニツト3内では、導入空気
の一部若しくは全部をヒータコア6に通して加熱
することにより得られた温風をヒータコア6を迂
回した空気と混合させてあるいは混合させずにそ
のまま適宜選択された吹出口から車室内へ吹き出
させるものである。尚、ヒータコア6をミツクス
ドア7で塞いで外気又は冷風をそのまま全ての風
を車室内へ吹き出すこともある。
上述の如く自動車用空気調和装置の一部として
あるいはクーラユニツトを有さずインテークユニ
ツトと組合せて自動車用ヒータとして使用される
ヒータユニツト3には、フロントガラスの曇りを
除去しあるいは防止するため、デフモード時に風
をフロントガラスの内面に沿つて吹き出させるデ
フダクト8とヒートモード時に前席の足元に向つ
て温風を吹き出させるフロアダクト9とベントモ
ード時にインストルメントパネルから車室内に向
けて冷風を吹き出させるためのベントダクト10
が設けられると共に、デフダクト及びフロアダク
トを制御するフートドア20及びベントダクトを
制御するベントドア21が取付けられている。ま
た、前記ベントダクト10は、インストルメント
パネルの中央部から空気を吹き出させるセンター
ベント吹出口と車室の両側の乗降ドア近くの両側
部から空気を吹出させるサイドベント吹出口とに
分岐している(実開昭57−17810号)。
かかる自動車用空気調和装置においては、一般
にフロアダクトを開放して足元に温風を送るよう
にするヒートモード時あるいはデフダクトを開放
してフロントガラスに風を送るデフモード時には
ベントダクト10は閉じられているのでフロア吹
出口又はデフ吹出口からのみ風が吹き出される
(この型式を以下Aタイプという)。デフモード時
においてこの風は、フロントガラスに沿つて流動
するがサイドウインドに沿つて流れないのでサイ
ドウインドの曇りや霜を直接的に取除くことがで
きないものである。ところが、極く低温時あるい
は湿度の高い場合にはフロントガラスのみならず
サイドウインドも曇り易くなることからこれを防
止することが必要である。殊に上記状態が著しい
地域では自動車に必要不可欠な性能の一つである
ため、ヒータユニツトの改良が望まれる。例え
ば、第2図及び第3図に示すように、各種ドアの
開閉調整によりデフモードあるいはヒータモード
時においてもベントドア12を半開にし、風の一
部をベントダクト10へ送つてサイドベントダク
トから吹き出させることによりサイドウインドの
曇りを防止していた(このように、ヒータモード
及びデフモード時にベントダクトから温風を吹出
すものを以下Bタイプという)。
ところが、ベントドア12を半開にしてベント
ダクト10を常時開くこの従来のヒータユニツト
では、デフモード及びヒータモード時にベントダ
クトを閉じるAタイプ向け仕様として使用する場
合には異なるリンク機構を採用しなければならな
いことから同一車種のヒータユニツトにも係わら
ず共通化が計れないのでコスト高となる問題があ
る。また、ベントダクト10には左右吹出口から
均等に風を吹き出させるために分岐ダクトが採用
されているが、その慣性によつて片寄るためデフ
モードあるいはヒータモード時にベントドア12
を半開とする場合、温風の吹出し量が左右で異な
つてしまうという問題を有している。
本考案は、デフモード及びヒータモード時には
ベントダクトを塞ぐリンク機構を備えるヒータユ
ニツトを、デフモード及びヒータモードにおいて
サイドベント吹出口からも風も吹き出させる構造
に簡単に改良することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、本考案は、センタ
ベントの吹出口とサイドベント吹出口とを設けた
ベントダクトにダクト開口面積より小さなダクト
閉塞面積のベントドアを備え付けて常にベントダ
クトを開放状態に保ちデフモードあるいはヒータ
モード時にサイドベント吹出口からも風を吹き出
すように設けることにより、風をサイドウインド
にも吹き付けて曇りや霜を取り除きあるいは防止
するようにしたものである。また、本考案は、ダ
クト口より小さなベントドアや窓をもつベントド
アを採用し、ヒータモード及びデフモード時にベ
ントダクトをベントドアで閉じてもベントダクト
を完全に塞がずにサイドベント吹出口からも風を
吹出し得るようにしたので、ダクト口全面を塞ぐ
ベントドアに交換するだけでヒータモード及びデ
フモード時にはベントダクト吹出口から温風を吹
き出ないAタイプの自動車用ヒータユニツトに容
易に変更できる。つまり、このヒータユニツトは
ベントドアを交換するだけで、ヒータモード及び
デフモード時においてもベントダクト吹出口から
風が吹き出されるBタイプを風の吹き出しがない
Aタイプに切換えることができるので、仕向け先
に応じて異なるリンク機構から成る複数のヒータ
ユニツトを用意する必要がなく、ヒータユニツト
の構成部品及び構造の大部分の共用化によりコス
トダウンが可能となる。更に、ベントドアとし
て、通常ベントドアより小さなデフドアを利用す
れば、本考案のヒータユニツトはドアの共通化に
よるコストダウンも可能となる。また、本考案の
ヒータユニツトにおいて、分岐ダクトの右側と左
側の開口面積が等しくなるようにベツトドアを小
さくしてヒータモード及びデフモード時にもダク
トを開放すれば、温風が均等に左右のサイドベン
ト吹出口から吹き出されるため快適な空気調和が
可能となる。
以下本考案の構成を図面・第4〜6図に示す実
施例に基づいて詳細に説明する。
第4図に本考案の自動車用ヒータユニツトを概
略で示す。この自動車用ヒータユニツト3は、従
来のものと同様に、インストルメントパネル正面
の吹出口(図示省略)に連通するベントダクト1
0と前席乗員の足元に向かつた吹出口(図示省
略)に連通するフロアダクト9及びフロントウイ
ンドに向かつた吹出口(図示省略)に連通するデ
フダクト8を設けると共に熱源としてエンジン冷
却水を循環させるヒータコア6を内蔵しており、
ヒータコア6内を通過する温水でヒータコア6を
通過する空気を加熱することにより得られた温風
をそのままあるいはヒータコア6を迂回する未加
熱の風と混合して若しくは混合させないで所望温
度の風に調製した後これをいずれかのダクト8,
9,10を通して車室内に吹出すようにしたもの
である。前記ヒータコア6の直前にはミツクスド
ア7が設けられている。このミツクスドア7は、
吹き出される風の温度を所望温度に調製するため
ヒータコア6を通過する風と迂回する風の配分を
行なうもので、コントローラ(図示省略)に備付
けられたテンプレバーによつて操作される。
前記デフダクト8は、フロントウインドに沿つ
て風を吹き出すもので、一般に温風を吹き出して
フロントウインドの曇りや霜とりを行なうデフモ
ード時に開通される。このデフダクト8にはデフ
ドア14が備え付けられており、コントローラの
モード切換レバーの操作によつてダクトの開閉及
び通過風量の制御が行なわれる。
前記フロアダクト9は、乗員の足元に向けて風
を吹き出すもので、乗員の足元から車室内の暖房
を図るヒータモード時及び頭部に加熱されない空
気を吹出し足元に温風を吹出すバイレベル時に開
通される。このフロアダクト9にはフロアドア1
3が備え付けられており、コントローラのモード
切換レバーの操作によつてダクトの開閉及び通過
風量の制御が行なわれる。
前記ベントダクト10は、インストルメントパ
ネル正面の吹出口から乗員の上半身に向けて風を
吹き出すもので、一般には冷風を吹き出して車室
内の冷房を図るクーラモード時及び足元から暖房
しているときに頭部のみを暖めないように冷やす
バイレベルモード時に開通されるものであるが、
本実施例の場合はヒータモード及びデフモード時
においても一部開通するように設けられている。
このベントダクト10は、二つに分岐されインス
トルメントパネルの左右からも車室内に風を吹き
出させるように設けられている。更に、図示しな
いが二つに分岐されたベントダクト10からは前
記ドアの近くに開口するサイドベントダクト吹出
口に連通するサイドベントダクトが分岐してお
り、ベントダクト10へ送り込まれる風が左右に
振り分けられた後更にセンタベントダクト吹出口
とサイドベントダクト吹出口に分けられて吹き出
される。前記センタベントダクト吹出口は、乗員
の操作によつて任意に開閉し得るようにドア15
が設けられている。その他に吹出口にグリルを備
え該グリルによつて吹出口の開閉を図つてもよ
い。他方、サイドベントダクト吹出口は、ベント
ダクト10が開通している間は原則として開口状
態にされるので吹出口の開閉を図るドアを備える
必要はないが、風の吹出し方向を変えるためにグ
リルが取付けられることはある。尚、風を左右に
振り分けるベントダクト10の分岐点Cは、第2
図及び第5図に示すように、図上右寄り即ち風の
流れ方向の下流側に設定されている。これは、ベ
ントモードのフルクール時には、インテークユニ
ツト1からクーラユニツト2を経てあるいはクー
ラユニツトを経ずに直接送風されてくる風がそれ
自体の慣性の影響を受けているため側方のベント
ダクト10へ流れ込む際には均等な密度とならず
に下流側程密となつて偏るからである。即ち、第
2図のダクト口の場合、風の分布はC−C線より
右寄りになる程密となるのである。またユニツト
の形状によつては、左右が逆になることは言うま
でもない。
前記ベントダクト10の開閉及び通過風量の制
御を図るベントドア12は、本考案の場合、ベン
トダクト10のダクト口より小さなものが採用さ
れている。したがつて、該ベントダクト10は、
ベントドア12を閉じても完全には塞がれず風が
常時流れることとなる。勿論、ベントドア12を
完全に開いている状態よりは通気抵抗が増すので
通過風量が減少することは言うまでもない。上述
のダクト口より小さなベントドア口とは、ダクト
口の開口面積よりもこれを塞ぐドア面積即ちダク
ト閉塞面積が少ないことをいう。したがつて、ダ
クト口より小さなベントドア12には、外形寸法
がダクトの内形寸法より小さな場合は勿論、外形
寸法はダクト口より大きくとも内方に穴を穿いて
実質ドア面積を小さくしている場合も含まれる。
しかし、ダクト口を通過した直後に風を分配する
ようにベントダクト10が分岐されている場合に
はベントドア12の形状を左右の吹出し風量が均
等になるように配慮しなけばならない。つまり、
ベントダクト10の分岐点Cは、一方に偏つて風
がベントダクト10に流れ込むベントモードのフ
ルクール時に左右吹出し量が均しくなるように第
2図上右寄りの地点に設定されているのであるか
ら、ヒータコア6を通過することにより慣性の影
響をなくして均等にダクト口全域から風が流れ込
むヒータモード及びデフモード時には左右の開口
面積を等しくしておかねば左右吹出し量が異なつ
てくるからである。そこで、例えば、第5図に示
すように、ベントダクト10の分岐点C−Cを境
として図上右側の開口部分Aと左側の開口部分B
とが同一面積を成すようなベントドア12を採用
する。また図示しないが、ベントドアの分岐点の
右側と左側に同一面積の穴を穿孔しても同様の効
果が得られる。
以上の如く構成された本考案の自動車用ヒータ
ユニツトによれば、デフモードあるいはヒータモ
ード時にはベントドア12がベントダクト10を
閉じる位置に移動するもののベントドア12がダ
クト口より小さいためベントダクト10に温風の
一部が流れ込み図示しないベントダクト吹出口か
ら吹き出される(第6図参照)。そこで、乗員自
身がグリルあるいはグリル手前のドアを操作する
ことによりセンタベント吹出口を閉じれば、サイ
ドベントダクト吹出口からのみ温風が吹き出され
ることとなる。この温風は前ドアのサイドウイン
ドガラスに沿つて流れるためサイドウインド部分
の曇りや霜を取除くことができる。
しかも、本考案の自動車用ヒータユニツトの場
合、ベントドアをダクト口全面を塞ぐものに代え
ればデフモード及びヒータモード時にはベントダ
クトを完全に塞ぎ得るので、デフモード及びヒー
タモード時にはサイドベントダクト吹出口から温
風を吹き出さないAタイプに変更することができ
る。つまり、異なるベントドアを用意するだけ
で、1つの自動車用ヒータユニツトをBタイプと
Aタイプとに切換えることができるのである。依
つて、仕向け先毎に異なる構造の自動車用ヒータ
ユニツトを用意する必要がなく、部品の共用化に
因るコストダウンが可能となる。
また、ベントドアを小さくしてベントダクトを
常に開いた状態にする場合、左右分岐するベント
ダクトの分岐点を境にその右側の開口面積と左側
の開口面積とを同一にできるので、温風を左右の
サイドベントダクト吹出口から均等に吹き出し得
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車用空気調和装置の構成を示す概
略図、第2図及び第3図はBタイプの自動車用ヒ
ータユニツトの中央縦断面図及び中央横断面図、
第4図は本考案に係るBタイプの自動車用ヒータ
ユニツトの中央横断面図、第5図は同ヒータユニ
ツトのベントダクトとベントドアとの関係を示す
説明図、第6図は同ヒータユニツトの配風パター
ン図である。 8……デフダクト、9……フロアダクト、10
……ベントダクト、12……ベントドア、13…
…フロアドア、14……デフドア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導入した空気の一部又は全部をヒータコアで加
    熱して温風とし、この温風とヒータコアを迂回し
    た空気とを混合させあるいは混合させずにベント
    ダクト、フロアダクト及びデフダクトから選択的
    に吹き出させる自動車用ヒータユニツトにおい
    て、前記ベントダクトにセンタベント吹出口とサ
    イドベント吹出口とを設ける一方、前記ベントダ
    クトにダクト開口面積より小さなダクト閉塞面積
    のベントドアを設け、前記ベントダクトをデフモ
    ードあるいはヒータモード時においても完全に閉
    塞しないことを特徴とする自動車用ヒータユニツ
    ト。
JP8406282U 1982-06-08 1982-06-08 自動車用ヒ−タユニツト Granted JPS58186909U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8406282U JPS58186909U (ja) 1982-06-08 1982-06-08 自動車用ヒ−タユニツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8406282U JPS58186909U (ja) 1982-06-08 1982-06-08 自動車用ヒ−タユニツト

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Publication Number Publication Date
JPS58186909U JPS58186909U (ja) 1983-12-12
JPS6212649Y2 true JPS6212649Y2 (ja) 1987-04-02

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ID=30093029

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8406282U Granted JPS58186909U (ja) 1982-06-08 1982-06-08 自動車用ヒ−タユニツト

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JP (1) JPS58186909U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS551934U (ja) * 1978-06-20 1980-01-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS551934U (ja) * 1978-06-20 1980-01-08

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JPS58186909U (ja) 1983-12-12

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