JPS6212618B2 - - Google Patents
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- JPS6212618B2 JPS6212618B2 JP11310479A JP11310479A JPS6212618B2 JP S6212618 B2 JPS6212618 B2 JP S6212618B2 JP 11310479 A JP11310479 A JP 11310479A JP 11310479 A JP11310479 A JP 11310479A JP S6212618 B2 JPS6212618 B2 JP S6212618B2
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- Breakers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は2極型回路しや断器用表示ユニツト
に関するものである。
に関するものである。
この発明を適用できる配線用しや断器を第1図
ないし第9図に示している。すなわち、この配線
用しや断器は、樹脂材料を成形して形成した器台
1と、これを被覆するケース2とで本体を構成
し、その相互は両端部中央で第4図のように器台
裏面からねじ3,4で連結されるとともに、ねじ
3,4の外側に孔5,6を形成してボルト7,8
により器台表面から取付けるようにしている。な
おねじ3,4に対応してケース2に端面に開口す
る凹部9,10を形成している。
ないし第9図に示している。すなわち、この配線
用しや断器は、樹脂材料を成形して形成した器台
1と、これを被覆するケース2とで本体を構成
し、その相互は両端部中央で第4図のように器台
裏面からねじ3,4で連結されるとともに、ねじ
3,4の外側に孔5,6を形成してボルト7,8
により器台表面から取付けるようにしている。な
おねじ3,4に対応してケース2に端面に開口す
る凹部9,10を形成している。
器台1には第2図および第5図に示すようにそ
の両側部に平行な溝11,12がその両端部にか
けて形成され、溝11,12の両端部にそれぞれ
電源側端子装置13と負荷側端子装置14とが設
置される。電源側端子装置13は横方向に開口し
た金属製角筒形の電線締付用端子箱15の上片に
ねじ孔16を形成し、端子箱15の一端開口から
固定接触子17の一端部を挿入し、端子箱15を
溝11,12の内側面に形成したガイドリブ18
a,18bにより位置決め装着する。器台1の端
面側には電源線導入用切欠19を形成して電源線
(図示省略)を端子箱15内に挿入し、端子ねじ
20をねじ孔16にねじ込んで電源線を固定接触
子17の一端部上に圧接する。また、端子ねじ2
0を通すためケース2に孔21を形成している。
固定接触子17は固定接点22を固着するととも
に他端部にアーク走行板23を一体形成し、タツ
ピンねじ24で器台1に固着している。
の両側部に平行な溝11,12がその両端部にか
けて形成され、溝11,12の両端部にそれぞれ
電源側端子装置13と負荷側端子装置14とが設
置される。電源側端子装置13は横方向に開口し
た金属製角筒形の電線締付用端子箱15の上片に
ねじ孔16を形成し、端子箱15の一端開口から
固定接触子17の一端部を挿入し、端子箱15を
溝11,12の内側面に形成したガイドリブ18
a,18bにより位置決め装着する。器台1の端
面側には電源線導入用切欠19を形成して電源線
(図示省略)を端子箱15内に挿入し、端子ねじ
20をねじ孔16にねじ込んで電源線を固定接触
子17の一端部上に圧接する。また、端子ねじ2
0を通すためケース2に孔21を形成している。
固定接触子17は固定接点22を固着するととも
に他端部にアーク走行板23を一体形成し、タツ
ピンねじ24で器台1に固着している。
負荷側端子装置14は第3図および第5図のよ
うに、いわゆるねじなし端子構造で、端子板25
に取付孔26を形成するとともに側縁から支柱板
27を折曲延出し、支柱板27の上端部に、端子
板25に対向する押え板28を水平に折曲延設す
る。そして端子板25と押え板28との間に、一
端部に鎖錠片29を形成し他端部に接触片30を
形成するように板ばねをしやがみ形状に曲成した
鎖錠ばね31を挿入している。この端子装置14
を器台1の溝11,12の端部に装着し、鎖錠ば
ね31の中腹部に形成したねじ孔32に器台1の
裏面に孔32aを形成してねじ33をねじ込み固
定する。一方、ケース2に抜外し釦挿通孔34を
形成して抜外し釦35の脚35a,35bを押え
板28の両側縁にガイドさせてその下端面を鎖錠
ばね31の鎖錠片29上に載置する。されにケー
ス2の端面に孔36を形成して、負荷線(図示省
略)を挿入し押え板28の後端部を折曲形成した
ストツパ37の先端を当接するようにする。これ
により、負荷線は押え板28と接触片30との間
に圧接され、鎖錠片29と押え板28との間の挟
着により負荷線に鎖錠片29の先端がくい込んで
抜止め係止する。負荷線を外す場合は前記釦35
を押し込んで鎖錠片29をたわませ負荷線に対す
る食い込みを解除する。
うに、いわゆるねじなし端子構造で、端子板25
に取付孔26を形成するとともに側縁から支柱板
27を折曲延出し、支柱板27の上端部に、端子
板25に対向する押え板28を水平に折曲延設す
る。そして端子板25と押え板28との間に、一
端部に鎖錠片29を形成し他端部に接触片30を
形成するように板ばねをしやがみ形状に曲成した
鎖錠ばね31を挿入している。この端子装置14
を器台1の溝11,12の端部に装着し、鎖錠ば
ね31の中腹部に形成したねじ孔32に器台1の
裏面に孔32aを形成してねじ33をねじ込み固
定する。一方、ケース2に抜外し釦挿通孔34を
形成して抜外し釦35の脚35a,35bを押え
板28の両側縁にガイドさせてその下端面を鎖錠
ばね31の鎖錠片29上に載置する。されにケー
ス2の端面に孔36を形成して、負荷線(図示省
略)を挿入し押え板28の後端部を折曲形成した
ストツパ37の先端を当接するようにする。これ
により、負荷線は押え板28と接触片30との間
に圧接され、鎖錠片29と押え板28との間の挟
着により負荷線に鎖錠片29の先端がくい込んで
抜止め係止する。負荷線を外す場合は前記釦35
を押し込んで鎖錠片29をたわませ負荷線に対す
る食い込みを解除する。
つぎに端子板25の内端部は主として第3図お
よび第5図に示すように溝11,12に沿い、そ
の内端部にねじ孔38が形成され、ねじ孔38に
器台1の裏面に孔39を形成してバイメタル調整
ねじ40がねじ込まれ、この端子板25上にバイ
メタル41が位置する。バイメタル41はL字形
でその両片の端部に孔42,43が形成され、一
片41aは前記端子板25と板ばね31の間に介
挿し孔42に前記ねじ33を通して挟着固定す
る。このときバイメタル調整ねじ40の先端が一
片41aの底面に当接し前記ねじ33の位置を支
点としてバイメタル41の他方41bの先端を位
置決めする。バイメタル41の他片41bの孔4
3はねじ孔でコア44のねじ棒44aがねじ込ま
れる。このコア44にコイル45が巻回され、そ
の一端はバイメタル41に溶接されている。ま
た、バイメタル41の屈曲部41cに板ばねを用
いた押えばね46の下端部が溶接され、その上端
部はその揺動方向をバイメタル41の他方41b
の先端部に対向する。押えばね46の上端部に、
コ字形ヨーク47を下向きにしてその一片が溶接
され、コ字形ヨーク47の内側にコア44および
コイル45を位置してヨーク47の両片がコイル
45の軸横方向すなわちコア44の一端部とコア
44が取付いたバイメタル41の先端部に対峙す
るようになつている。
よび第5図に示すように溝11,12に沿い、そ
の内端部にねじ孔38が形成され、ねじ孔38に
器台1の裏面に孔39を形成してバイメタル調整
ねじ40がねじ込まれ、この端子板25上にバイ
メタル41が位置する。バイメタル41はL字形
でその両片の端部に孔42,43が形成され、一
片41aは前記端子板25と板ばね31の間に介
挿し孔42に前記ねじ33を通して挟着固定す
る。このときバイメタル調整ねじ40の先端が一
片41aの底面に当接し前記ねじ33の位置を支
点としてバイメタル41の他方41bの先端を位
置決めする。バイメタル41の他片41bの孔4
3はねじ孔でコア44のねじ棒44aがねじ込ま
れる。このコア44にコイル45が巻回され、そ
の一端はバイメタル41に溶接されている。ま
た、バイメタル41の屈曲部41cに板ばねを用
いた押えばね46の下端部が溶接され、その上端
部はその揺動方向をバイメタル41の他方41b
の先端部に対向する。押えばね46の上端部に、
コ字形ヨーク47を下向きにしてその一片が溶接
され、コ字形ヨーク47の内側にコア44および
コイル45を位置してヨーク47の両片がコイル
45の軸横方向すなわちコア44の一端部とコア
44が取付いたバイメタル41の先端部に対峙す
るようになつている。
主として第3図および第5図のように器台1の
溝11,12のほぼ中央部に位置する前記アーク
走行板23上にグリツドブロツク48を設置す
る。このグリツドブロツク48は絶縁板を用いた
縦長箱状でその細幅の一側面と底面とに開口48
a,48bを有し、広幅の両側板48c,48d
にそれぞれ掛孔49を形成して、4枚のグリツド
プレート50を上下方向に配し、グリツドプレー
ト50の長手方向を開口48aから対向側板48
eにかけて放射状に拡開するように酸している。
グリツドプレート50は一端縁から中央部にかけ
てアーク誘導溝51が形成されている。また、グ
リツドブロツク48の開口48aに対する対向側
板48eの底部にアークガス排気孔48fを形成
している。さらに側板48eに対して器台1にし
や蔽板52を一体形成している。
溝11,12のほぼ中央部に位置する前記アーク
走行板23上にグリツドブロツク48を設置す
る。このグリツドブロツク48は絶縁板を用いた
縦長箱状でその細幅の一側面と底面とに開口48
a,48bを有し、広幅の両側板48c,48d
にそれぞれ掛孔49を形成して、4枚のグリツド
プレート50を上下方向に配し、グリツドプレー
ト50の長手方向を開口48aから対向側板48
eにかけて放射状に拡開するように酸している。
グリツドプレート50は一端縁から中央部にかけ
てアーク誘導溝51が形成されている。また、グ
リツドブロツク48の開口48aに対する対向側
板48eの底部にアークガス排気孔48fを形成
している。さらに側板48eに対して器台1にし
や蔽板52を一体形成している。
器台1の中央部には第5図のように容部53が
形成されている。この容部53にメカブロツク5
4が装着され、第4図のように器台1の裏面より
ねじ55で固定される。メカブロツク54は第6
図のように全体がコ字状に折曲形成され両端片が
立上がるように設置されるもので、メカブロツク
54の底部の一端側に支持片54aを延設し、支
持片54a上に開閉用コイルばね56が立設状態
に載置される。コイルばね56の上端部には樹脂
製可動ブロツク57が掛載され、メカブロツク5
4の上端部より延出した腕58,58′により可
動ブロツク57を押える(第3図〜第5図)。さ
らに、可動ブロツク57の前面が器台1に一体形
成したガイド壁57′によりスライド可能に支持
されている。可動ブロツク57は両端部に釣ばり
形に折曲した可動接触子59,59′を同時形成
し、可動接触子59,59′の底面に可動接点6
0を固着した可動ブロツク57をコイルばね56
の反力に抗して押し下げたとき固定接点22に接
触し、また可動接触子59,59′の下部先端部
61はアーク走行を兼ね接点開離状態(可動ブロ
ツク57の最上昇位置)では最上位の前記グリツ
ドプレート49の前端部に近接する。
形成されている。この容部53にメカブロツク5
4が装着され、第4図のように器台1の裏面より
ねじ55で固定される。メカブロツク54は第6
図のように全体がコ字状に折曲形成され両端片が
立上がるように設置されるもので、メカブロツク
54の底部の一端側に支持片54aを延設し、支
持片54a上に開閉用コイルばね56が立設状態
に載置される。コイルばね56の上端部には樹脂
製可動ブロツク57が掛載され、メカブロツク5
4の上端部より延出した腕58,58′により可
動ブロツク57を押える(第3図〜第5図)。さ
らに、可動ブロツク57の前面が器台1に一体形
成したガイド壁57′によりスライド可能に支持
されている。可動ブロツク57は両端部に釣ばり
形に折曲した可動接触子59,59′を同時形成
し、可動接触子59,59′の底面に可動接点6
0を固着した可動ブロツク57をコイルばね56
の反力に抗して押し下げたとき固定接点22に接
触し、また可動接触子59,59′の下部先端部
61はアーク走行を兼ね接点開離状態(可動ブロ
ツク57の最上昇位置)では最上位の前記グリツ
ドプレート49の前端部に近接する。
第3図ないし第6図のように、可動接触子5
9,59′の上端縁には凹部59a,59a′が形
成され、銅より線S,S′の中間部が嵌着溶接(か
しめでもよい)される。この銅より線S,S′の一
端部は前記コイル45の他端部に溶接され他端部
は最上位のグリツドプレート49の前端部に溶接
している。電路はこうして、電源側端子装置1
3、固定接触子17、固定接点22、可動接点6
0、可動接触子59、銅より線S、コイル45、
バイメタル41および負荷側端子装置14で構成
される。
9,59′の上端縁には凹部59a,59a′が形
成され、銅より線S,S′の中間部が嵌着溶接(か
しめでもよい)される。この銅より線S,S′の一
端部は前記コイル45の他端部に溶接され他端部
は最上位のグリツドプレート49の前端部に溶接
している。電路はこうして、電源側端子装置1
3、固定接触子17、固定接点22、可動接点6
0、可動接触子59、銅より線S、コイル45、
バイメタル41および負荷側端子装置14で構成
される。
主として第6図に示すように、メカブロツク5
4の底部の他端側にも支持片62を延設し、その
端部両側縁に突起63が一体形成されている。ま
た、メカブロツク54の両片の中間位置より支持
片62の延出方向に腕64を出し、腕64の先端
部に下向き開口の軸承溝65を切欠形成し、この
軸承溝65に引外しレバー66の下端部両側に突
成した軸67を挿入する。引外しレバー66は中
間部背面に下向き掛溝68を形成し、その前面に
テーパ69aを形成して掛座69を形成し、さら
に上端部は両側方に延設されて前記ヨーク47に
対設する検出板70を形成し、検出板70に突起
71を突成している。このような構成の引外しレ
バー66は線ばねをU字状に曲成しさらにそれを
くの字状に曲成したレバー支持ばね72のU字状
曲部73で引外しレバー66の中間部を抱持して
掛溝68内に挿入し、ばね72の線端部74を弧
曲して前記突起63に掛止めし、これによつて屈
曲状態にあるレバー支持ばね72は伸長方向にば
ね作用をして引外しレバー66の軸67を軸承溝
65に保持させ、かつ引外しレバー66を垂直姿
勢に維持して押えばね46の上端部でばねの揺動
方向に検出板70を対峙している。
4の底部の他端側にも支持片62を延設し、その
端部両側縁に突起63が一体形成されている。ま
た、メカブロツク54の両片の中間位置より支持
片62の延出方向に腕64を出し、腕64の先端
部に下向き開口の軸承溝65を切欠形成し、この
軸承溝65に引外しレバー66の下端部両側に突
成した軸67を挿入する。引外しレバー66は中
間部背面に下向き掛溝68を形成し、その前面に
テーパ69aを形成して掛座69を形成し、さら
に上端部は両側方に延設されて前記ヨーク47に
対設する検出板70を形成し、検出板70に突起
71を突成している。このような構成の引外しレ
バー66は線ばねをU字状に曲成しさらにそれを
くの字状に曲成したレバー支持ばね72のU字状
曲部73で引外しレバー66の中間部を抱持して
掛溝68内に挿入し、ばね72の線端部74を弧
曲して前記突起63に掛止めし、これによつて屈
曲状態にあるレバー支持ばね72は伸長方向にば
ね作用をして引外しレバー66の軸67を軸承溝
65に保持させ、かつ引外しレバー66を垂直姿
勢に維持して押えばね46の上端部でばねの揺動
方向に検出板70を対峙している。
主として第6図に示すように、メカブロツク5
4の両立上り片54b,54cの上端部には軸孔
75が形成され、これにピン76を挿通し、ピン
76にハンドル77の軸孔77aを回転自在に挿
通する。また立上り片54cの上端部側部に引掛
凹部78を形成し、ハンドル77に掛部79を形
成して、ハンドル復帰用ねじりコイルばね80の
軸孔をピン76に通しその両端折曲部を引掛凹部
78と掛部76に掛けてハンドル77を第4図で
右方向に付勢し、ピン76の端部にEリング76
aを掛けて抜止めする。ハンドル77には軸77
aと一定距離をおいて動作用孔81が形成され、
孔81にコ字形リンク82の上軸を挿通し、Eリ
ング82′で抜止めしている。また下軸に作動レ
バー83の中間部に形成した軸孔84を通して作
動レバー83を支持し、作動レバー83をメカブ
ロツク54の両立上がり片54b,54c間に配
するとともに立上がり片54b,54cに形成さ
れた縦溝85にリンク82の下軸が摺動自在に支
持される。作動レバー83の一端部は可動ブロツ
ク57の上面に位置し、他端部は引外しレバー6
6の掛座69の上面に臨んでいる。そしてメカブ
ロツク54の両立上り片54b,54cの上縁に
凹部86を形成して、ハンドル77の軸孔77a
とリンク82の下軸とを含む平面に対して、ハン
ドル77をオン操作(第4図で左回転)したとき
ハンドル77の動作用孔81がその平面を越えて
リンク82の上軸を位置決めし、ハンドル77を
回転規制している。一方、ケース2の中央にハン
ドル孔87を形成するとともに、ケース2の内面
に前記作動レバー83の一端部の揺動範囲を規制
する規制片88が一体形成されている。
4の両立上り片54b,54cの上端部には軸孔
75が形成され、これにピン76を挿通し、ピン
76にハンドル77の軸孔77aを回転自在に挿
通する。また立上り片54cの上端部側部に引掛
凹部78を形成し、ハンドル77に掛部79を形
成して、ハンドル復帰用ねじりコイルばね80の
軸孔をピン76に通しその両端折曲部を引掛凹部
78と掛部76に掛けてハンドル77を第4図で
右方向に付勢し、ピン76の端部にEリング76
aを掛けて抜止めする。ハンドル77には軸77
aと一定距離をおいて動作用孔81が形成され、
孔81にコ字形リンク82の上軸を挿通し、Eリ
ング82′で抜止めしている。また下軸に作動レ
バー83の中間部に形成した軸孔84を通して作
動レバー83を支持し、作動レバー83をメカブ
ロツク54の両立上がり片54b,54c間に配
するとともに立上がり片54b,54cに形成さ
れた縦溝85にリンク82の下軸が摺動自在に支
持される。作動レバー83の一端部は可動ブロツ
ク57の上面に位置し、他端部は引外しレバー6
6の掛座69の上面に臨んでいる。そしてメカブ
ロツク54の両立上り片54b,54cの上縁に
凹部86を形成して、ハンドル77の軸孔77a
とリンク82の下軸とを含む平面に対して、ハン
ドル77をオン操作(第4図で左回転)したとき
ハンドル77の動作用孔81がその平面を越えて
リンク82の上軸を位置決めし、ハンドル77を
回転規制している。一方、ケース2の中央にハン
ドル孔87を形成するとともに、ケース2の内面
に前記作動レバー83の一端部の揺動範囲を規制
する規制片88が一体形成されている。
この回路しや断器の動作を第10図に示してい
る。
る。
オン状態:第10図aのほか第7図が相当す
る。これは第3図および第4図のオフ状態からハ
ンドル77を復帰ばね80に抗して左倒すること
により、ハンドル77の動作用孔81を回動し、
リンク82の下軸を縦溝85に沿つて下方に押下
げる。これによりリンク82に枢架された作動レ
バー83が下方に移動してその両端部が可動ブロ
ツク57と掛座69に載置し、さらに作動レバー
83の掛座側端部を支点として可動ブロツク57
を支持する開閉用コイルばね56の反力に抗して
可動ブロツク57を押し下げる。リンク82の上
軸がその下軸とピン76を結ぶ平面を越えると開
閉用コイルばね56によりリンク82の一辺に反
転作用が加わつてその一辺は凹部86に係止す
る。同時に下動動作した可動ブロツク57により
可動接触子59の可動接点60と固定接点22と
が接触して前記電路が閉ざされ、回路投入され
る。
る。これは第3図および第4図のオフ状態からハ
ンドル77を復帰ばね80に抗して左倒すること
により、ハンドル77の動作用孔81を回動し、
リンク82の下軸を縦溝85に沿つて下方に押下
げる。これによりリンク82に枢架された作動レ
バー83が下方に移動してその両端部が可動ブロ
ツク57と掛座69に載置し、さらに作動レバー
83の掛座側端部を支点として可動ブロツク57
を支持する開閉用コイルばね56の反力に抗して
可動ブロツク57を押し下げる。リンク82の上
軸がその下軸とピン76を結ぶ平面を越えると開
閉用コイルばね56によりリンク82の一辺に反
転作用が加わつてその一辺は凹部86に係止す
る。同時に下動動作した可動ブロツク57により
可動接触子59の可動接点60と固定接点22と
が接触して前記電路が閉ざされ、回路投入され
る。
トリツプ状態:電源線および負荷線を端子装置
13,14に接続すると、電路に電流が流れる。
そのとき短絡電流が流れると第10図bのような
トリツプ動作をする。すなわち、電路に短絡電流
が流れるとコイル45が励磁され、コイル45を
包囲し、押えばね46に支持されているヨーク4
7が吸引されて右方向に移動し、ヨーク47によ
つて引外しレバー66の検出板70の突起71を
押す。また、過電流が流れた場合同図cの動作を
する。すなわちバイメタル41を流れる電流によ
り自己加熱してその他片40がわん曲動作し、ヨ
ーク47を押し、押えばね46を傾けて引外しレ
バー66の突起71に当接してこれを押す。前記
過電流または短絡電流のいずれによつても引外し
レバー66が押されてその軸67のまわりを回動
して傾く。これにより、掛座69に掛つていた作
動レバー83の基端が外れる。この結果、開閉用
コイルばね56の反力により可動ブロツク57が
上動して作動レバー83は軸孔84の回りを回動
すると同時に可動接点60と固定接点22とが開
離して電路をしや断する。同時にリンク82の下
軸にばね56の力が加わらなくなり、リンク82
の上軸の反転作用がなくなつて、ハンドル77に
設けられた復帰用ねじりコイルばね80によりハ
ンドル77は右回動してリンク82の上軸が縦溝
85を上動し、これに伴い作動レバー83の他端
部がケース2の規制片88に係当して停止する。
このとき、ハンドル77は垂直姿勢にある(第8
図および第9図)。さらに接点開離にともなつて
発弧するアークはアーク走行板23と可動接触子
59の先端部61との間を伸長移動し、グリツド
ブロツク48へ誘導されてグリツドプレート50
により分断消弧され、排気孔48eよりアークガ
スが排気される。また、接点開離により電路がし
や断されるので、バイメタル41は空冷されて復
帰動作し、コイル45は消磁して押えばね46に
より復帰動作する。また、引外しレバー66はば
ね72により垂直姿勢に復帰する。
13,14に接続すると、電路に電流が流れる。
そのとき短絡電流が流れると第10図bのような
トリツプ動作をする。すなわち、電路に短絡電流
が流れるとコイル45が励磁され、コイル45を
包囲し、押えばね46に支持されているヨーク4
7が吸引されて右方向に移動し、ヨーク47によ
つて引外しレバー66の検出板70の突起71を
押す。また、過電流が流れた場合同図cの動作を
する。すなわちバイメタル41を流れる電流によ
り自己加熱してその他片40がわん曲動作し、ヨ
ーク47を押し、押えばね46を傾けて引外しレ
バー66の突起71に当接してこれを押す。前記
過電流または短絡電流のいずれによつても引外し
レバー66が押されてその軸67のまわりを回動
して傾く。これにより、掛座69に掛つていた作
動レバー83の基端が外れる。この結果、開閉用
コイルばね56の反力により可動ブロツク57が
上動して作動レバー83は軸孔84の回りを回動
すると同時に可動接点60と固定接点22とが開
離して電路をしや断する。同時にリンク82の下
軸にばね56の力が加わらなくなり、リンク82
の上軸の反転作用がなくなつて、ハンドル77に
設けられた復帰用ねじりコイルばね80によりハ
ンドル77は右回動してリンク82の上軸が縦溝
85を上動し、これに伴い作動レバー83の他端
部がケース2の規制片88に係当して停止する。
このとき、ハンドル77は垂直姿勢にある(第8
図および第9図)。さらに接点開離にともなつて
発弧するアークはアーク走行板23と可動接触子
59の先端部61との間を伸長移動し、グリツド
ブロツク48へ誘導されてグリツドプレート50
により分断消弧され、排気孔48eよりアークガ
スが排気される。また、接点開離により電路がし
や断されるので、バイメタル41は空冷されて復
帰動作し、コイル45は消磁して押えばね46に
より復帰動作する。また、引外しレバー66はば
ね72により垂直姿勢に復帰する。
オフ状態:第10図dのほか第3図が相当す
る。すなわち、垂直姿勢にあるハンドル77をさ
らに右倒操作(リセツト操作)することにより、
リンク82が上動し、これに伴つて作動レバー8
3は規制片88に係当している他端部を支点とし
てその一端部側が持ち上げられる。このとき引外
しレバー66の掛座69の下面のテーパ69aに
よりスライドして上がり、作動レバー83の両端
部が可動ブロツク57と掛座69の上面に位置し
てオン動作(回路投入)前の状態となる。
る。すなわち、垂直姿勢にあるハンドル77をさ
らに右倒操作(リセツト操作)することにより、
リンク82が上動し、これに伴つて作動レバー8
3は規制片88に係当している他端部を支点とし
てその一端部側が持ち上げられる。このとき引外
しレバー66の掛座69の下面のテーパ69aに
よりスライドして上がり、作動レバー83の両端
部が可動ブロツク57と掛座69の上面に位置し
てオン動作(回路投入)前の状態となる。
以上のような回路しや断器において変流器を用
いた通電表示ユニツトを電路に組込む場合、表示
ランプの所要電圧を得にくく点灯限界が狭いとい
う問題があつた。
いた通電表示ユニツトを電路に組込む場合、表示
ランプの所要電圧を得にくく点灯限界が狭いとい
う問題があつた。
したがつて、この発明の目的は、表示ランプの
所要電圧が得易い2極型回路しや断器用表示ユニ
ツトを提供することである。
所要電圧が得易い2極型回路しや断器用表示ユニ
ツトを提供することである。
この発明の一実施例を第11図および第12図
に示す。すなわち、この2極型回路しや断器用表
示ユニツトは、各極にコ字形端子金具90,9
0′を設け、その一端片91,91′にねじ孔92
を形成してねじ93により器台1にねじ止めし、
端子金具90,90′の他端片94,94′に日に
字形に形成したコア95の各貫通部96,96′
を挿通し、他端片94,94′の先端部に、端子
箱97,97′および端子ねじ98,98′よりな
る端子装置99,99′を装着する。コア95の
各貫通部96,96′により形成される磁路には
2次コイル100,100′を互いに逆巻し、さ
らにこれらを直列接続してランプ101を接続し
ている。
に示す。すなわち、この2極型回路しや断器用表
示ユニツトは、各極にコ字形端子金具90,9
0′を設け、その一端片91,91′にねじ孔92
を形成してねじ93により器台1にねじ止めし、
端子金具90,90′の他端片94,94′に日に
字形に形成したコア95の各貫通部96,96′
を挿通し、他端片94,94′の先端部に、端子
箱97,97′および端子ねじ98,98′よりな
る端子装置99,99′を装着する。コア95の
各貫通部96,96′により形成される磁路には
2次コイル100,100′を互いに逆巻し、さ
らにこれらを直列接続してランプ101を接続し
ている。
一方、端子金具90,90′の中間片102,
102′には突起103,103′が形成され、突
起103,103′に押えばね46,46′および
板状バイメタル104,104′がかしめ付けさ
れている。105,105′は押えばね46,4
6′に横向きで取付けられた可動ヨークである。
102′には突起103,103′が形成され、突
起103,103′に押えばね46,46′および
板状バイメタル104,104′がかしめ付けさ
れている。105,105′は押えばね46,4
6′に横向きで取付けられた可動ヨークである。
その他は第1図ないし第9図の構成と同様であ
る。
る。
この回路しや断器の通電表示ユニツトの動作
は、ハンドル77がオン操作され回路投入されて
電路に電流が流れることにより端子金具90,9
0′の他端片94,94′の電流を通じて2次コイ
ル100,100′に電圧が誘起される。この電
圧は各極の電路に流れる電流の方向が逆向きであ
ることとコイル100,100′の巻方向が逆で
あることとにより、加算された電圧がランプ10
1に印加されることとなる。
は、ハンドル77がオン操作され回路投入されて
電路に電流が流れることにより端子金具90,9
0′の他端片94,94′の電流を通じて2次コイ
ル100,100′に電圧が誘起される。この電
圧は各極の電路に流れる電流の方向が逆向きであ
ることとコイル100,100′の巻方向が逆で
あることとにより、加算された電圧がランプ10
1に印加されることとなる。
このように構成したため、ランプ点灯のための
所要電圧を得るのが容易になるとともに、端子金
具をコ字形にしてその一片にコアを挿入するよう
にしたので、表示ユニツトの組立が容易になる。
所要電圧を得るのが容易になるとともに、端子金
具をコ字形にしてその一片にコアを挿入するよう
にしたので、表示ユニツトの組立が容易になる。
以上のように、この発明の2極型回路しや断器
用表示ユニツトは、一対の電源側端子装置および
一対の負荷側端子装置を接続する電路にそれぞれ
接点部を設け、ハンドルで接点部を開閉するとと
もに異常電流検出部で接点部を開極する開閉・ト
リツプ機構を設けたしや断器本体と、前記電路の
おのおのに貫通させる一対の貫通部をもつた日の
字形通電表示用コアと、このコアの貫通部により
形成されるそれぞれの磁路に設けられて誘起電圧
が同方向となるように直列に接続された一対の2
次コイルと、これらの2次コイルに直列に接続さ
れた通電表示ランプとを備えたため、ランプ所要
電圧を得るのが容易であるという効果を有する。
用表示ユニツトは、一対の電源側端子装置および
一対の負荷側端子装置を接続する電路にそれぞれ
接点部を設け、ハンドルで接点部を開閉するとと
もに異常電流検出部で接点部を開極する開閉・ト
リツプ機構を設けたしや断器本体と、前記電路の
おのおのに貫通させる一対の貫通部をもつた日の
字形通電表示用コアと、このコアの貫通部により
形成されるそれぞれの磁路に設けられて誘起電圧
が同方向となるように直列に接続された一対の2
次コイルと、これらの2次コイルに直列に接続さ
れた通電表示ランプとを備えたため、ランプ所要
電圧を得るのが容易であるという効果を有する。
第1図はこの発明を適用できる回路しや断器の
平面図、第2図はそのケースを取除いた状態の平
面図、第3図は第1図―線断面図、第4図は
第1図―線断面図、第5図は分解斜視図、第
6図はメカブロツクの分解斜視図、第7図は第3
図でオン状態にした断面図、第8図はそのトリツ
プ状態の断面図、第9図はそのしや断動作状態の
機構図、第10図は動作説明図、第11図はこの
発明の一実施例を適用した回路しや断器の要部分
解斜視図、第12図はその組立状態の略図であ
る。 91,91′…コ字形端子金具の他端片(電
路)、95…コア、96,96′…貫通部、10
0,100′…2次コイル、101…ランプ。
平面図、第2図はそのケースを取除いた状態の平
面図、第3図は第1図―線断面図、第4図は
第1図―線断面図、第5図は分解斜視図、第
6図はメカブロツクの分解斜視図、第7図は第3
図でオン状態にした断面図、第8図はそのトリツ
プ状態の断面図、第9図はそのしや断動作状態の
機構図、第10図は動作説明図、第11図はこの
発明の一実施例を適用した回路しや断器の要部分
解斜視図、第12図はその組立状態の略図であ
る。 91,91′…コ字形端子金具の他端片(電
路)、95…コア、96,96′…貫通部、10
0,100′…2次コイル、101…ランプ。
Claims (1)
- 1 一対の電源側端子装置および一対の負荷側端
子装置を接続する電路にそれぞれ接点部を設け、
ハンドルで接点部を開閉するとともに異常電流検
出部で接点部を開極する開閉・トリツプ機構を設
けたしや断器本体と、前記電路のおのおのに貫通
させる一対の貫通部をもつた日の字形通電表示用
コアと、このコアの貫通部により形成されるそれ
ぞれの磁路に設けられて誘起電圧が同方向となる
ように直列に接続された一対の2次コイルと、こ
れらの2次コイルに直列に接続された通電表示ラ
ンプとを備えた2極型回路しや断器用表示ユニツ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11310479A JPS5636836A (en) | 1979-08-31 | 1979-08-31 | Display unit for bipolar circuit breaker |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11310479A JPS5636836A (en) | 1979-08-31 | 1979-08-31 | Display unit for bipolar circuit breaker |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5636836A JPS5636836A (en) | 1981-04-10 |
JPS6212618B2 true JPS6212618B2 (ja) | 1987-03-19 |
Family
ID=14603578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11310479A Granted JPS5636836A (en) | 1979-08-31 | 1979-08-31 | Display unit for bipolar circuit breaker |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5636836A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02129647U (ja) * | 1990-03-30 | 1990-10-25 | ||
JPH0519485U (ja) * | 1991-08-27 | 1993-03-12 | ミサワホーム株式会社 | サツシユ枠のレールカバー |
-
1979
- 1979-08-31 JP JP11310479A patent/JPS5636836A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5636836A (en) | 1981-04-10 |
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