JPS62125145A - 採光外囲体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、室内に均一に採光でき、その採光箇所におい
ては、照明装置的な効果が出せる採光外囲体に関する。

〔従来の技術及びその問題点〕

従来より住宅２工場１体育館等の構造物の内部に太陽の
光を採り入れる採光外囲体は、種々のものが存在してい
るが、これらの採光外囲体は、第１３図に示すように、
正方形又は円形の採光窓が屋根等の適宜な箇所に設けら
れたものである。このような採光外囲体は室内の一定箇
所に光が集中し、その箇所のみの温度が上昇し、その他
の光の当たらない箇所との温度差が著しくなっている。

特に夏の暑い季節において、室内の光の当たる箇所は極
めて高温となり、居住者にとって快適な環境を得ること
ができない重大な問題があった。

〔問題点を解決するための手段〕

そこで発明者は、前記問題点等を解決すべく鋭意、研究
を重ねた結果、本発明を、断面ハツト形の主板の山形状
部頂面に採光孔を複数穿設し、その主板の両側に立上り
部を形成し、この両立上り部の上端より内方に被連結部
を設け、主板上に適宜の高さを有して主板と略同等幅の
採光板を水密的に架設して採光建築用板とし、主板の両
側に立上り部を形成し、この両立上り部の上端より内方
に被連結部を形成した建築用板を構造材上に適宜の間隔
を有して併設し、その建築用板の間に前記採光建築用板
を挿入固着し、隣接する両立上り部を当接し、この上か
らキャップ材を被覆し、隣接する被連結部を連結固着し
た採光外囲体としたことにより、室内において最適量の
光を均一に採ることができ、さらに採光箇所においては
、照明装置的効果を出すことができ、上記問題点を解決
したものである。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を第１図乃至第１２図に基づいて
説明する。

Ａは採光建築用板であって、断面ハツト形の主板１０両
側に立上り部２．２が屈曲形成され、この両立上り部２
．２の上端に被連結部３．３が形成された金属板と、前
記主板１上には適宜の間隔を有して採光板４が水密的に
架設されたものから構成されている。

その主板１の幅方向中間には、略台形山形状の山形状部
１ａが形成されている（第２図参照）。

この山形状部１ａには、採光孔１ｂが複数穿設されてい
る。この採光孔１ｂは円形状に形成されたものやく第４
図参照）、長孔に形成されたものがある（第５図参照）
。

前記主板１の側部と、立上り部２の下方と、山形状部１
ａの側部傾斜部とで、溝状に屈曲形成されており、これ
を樋状部１ｃ、ｌｃと称する（第２図参照）。

その被連結部３．３の実施例としては、複数存在し、第
１実施例の被連結部３，３は、第２図５第４図等に示す
ように、立上り部２，２の上端より内方に略水平状の頂
部３ａ、３ａが形成され、この頂部３ａ、３ａの内側端
より下方に側部３ｂ。

３ｂが屈曲形成され、この両側部３ｂ、３ｂの下端より
前記頂部３ａ、３ａ側に弧状に屈曲された折返し縁３ｃ
、３ｃが一体形成されたものである。

また、被連結部３．３の第２実施例としては、第１２図
に示すように、立上り部２．２の上端より内方に頂部３
ａ、３ａのみが形成されたものもある。

何れにしても、被連結部３は、後述のキャップ材Ｃの端
部に連結可能であれば、実施例に限定されない。

このような採光建築用板Ａの構成部材である、主板１両
立上り部２，２被連結部３，３は、長尺の金属板が多段
の上下部成形ロールにて一体的に成形されている。

採光板４は、ガラス、合成樹脂等で透明状をなしている
。この採光板４は、主板１と略同等幅に形成されており
、主板１と適宜の間隔を有するように主板１上に水密的
に架設されている（第２図。

第４図参照）。

この架設の実施例としては、両立上り部２，２の中間付
近が内方に、ヘヤビン状に屈曲形成された支持突条５，
５　（第２図、第４図参照）上に、クッション材８，８
を介して、採光板４が載置されている。さらに、この採
光板４の幅方向両側と被連結部３．３の頂部３ａ、３ａ
間にガスケント９．９が密着するように挿入されており
、その架設箇所が水密的に構成されている（第２図参照
）。

上記実施例の支持突条５，５に替えて、立上り部２．２
の中間付近を内方に屈曲形成した、段部６ａ、６ａが設
けられることもあるしく第６図参照）、或いは、立上り
部２，２の内側で略中間付近に断面逆り字状の支持突片
６ｂ、６ｂが固着されることもある（第７図参照）。前
記段部６ａや、支持突片６ｂの上には、クッション材８
を介して採光板４が載置されているゆ さらに、前記クッション材８を比較的筒さの高いものと
して、第８図に示すように、ブロック状で縦長に形成し
た架設用クッション材７．７が、主板１の両側にｆ２置
されることもある。この場合には、架設用クッション材
７．７上に、直接、採光板４が載置されている。

Ｂは金属製の建築用板であって、主板１ｏの両側に立上
り部１１．１１が屈曲形成され、この両立上り部ＩＩ、
ＩＩの上端には被連結部１２．工２が形成されている。

この被連結部１２．１２の実施例も複数存在し、この第
１実施例の被連結部１２．１２は、第３図に示すように
、採光建築用板Ａの第１実施例（第２図参照）と同様に
、立上り部１１．１１の上端より内方に略水平状の頂部
１２ａ、１２ａが形成され、この頂部１２ａ、１２ａの
内側端より下方に側部１２ｂ、１２ｂが屈曲形成され、
この両側部１２ｂ、１２ｂの下端より前記頂部１２ａ、
１２ａ側に弧状に屈曲された折返し縁１２ｃ、１２Ｃが
一体形成されたものである。

また、その被連結部１２．１２の第２実施例としては、
第１２図に示すように、採光建築用板Ａの第２実施例（
第１２図参照）と同様に、立上り部１１．１１の上端よ
り内方に頂部１２ａ、１２ａのみが形成されたものもあ
る。

その建築用板Ｂの主板１０は、単に平板状に形成され（
第３図参照）、この場合には、長手方向に直交する高さ
の低いリブを連続して波形に形成する場合も含まれるし
、その長手方向を向く適宜の補強リブが形成される場合
もある。

Ｃは金属製の長尺のキャップ材で、この実施例も複数存
在し、この第１実施例のキャップ材Ｃは、第２図、第１
０図等に示すように、前記第１実施例の採光建築用板Ａ
及び第１実施例の建築用板Ｂに使用するもので、門形状
の冠状部１３の両側端より内方に嵌合折返し縁１４．，
１４が屈曲形成されている。具体的には、門形状の冠状
部１３の両側の下端より、半円状部を介して内方上側に
傾斜形成されて嵌合折返し縁１４．１４が設けられてい
る。この嵌合折返し縁１４が前記採光建築用板Ａの折返
し縁３Ｃ及び建築用板Ｂの折返し縁１２Ｃに嵌合するよ
うに構成されている。

また、第２実施例のキャップ材Ｃは、第１２図に示すよ
うに、前記第２実施例の採光建築用板Ａ及び第２実施例
の建築用板Ｂに使用するもので、単に断面門形状をなし
ている。即ち、第２実施例のキャップ材Ｃは、隣接する
被連結部３，１２の頂部３ａ、１２ａ、又は被連結部１
２．１２の頂部１２ａ、１２ａを被覆するように′Ｒ置
し、キャンプ材Ｃの幅方向両側を頂部３ａ又は１２ａの
下面に馳折りして連結加工するものである。

１５は横梁又は母屋等の構造材、１６は木毛板。

発泡合成樹脂等の断熱材である。

Ｄは吊子であって、その実施例は種々存在するがその一
般的なものは、第１１図に示すように、固定取付部１７
の取付底部１７ａの一側の膨出部１７ｂに設けた長孔１
７ｃに、可動舌片１８の下端折返しが挿入され、可動舌
片１８が長孔１　’／　Ｃに対して摺動可能に設けられ
ている。

その可動舌片１８の上方が真中に切り込みが入れられ、
この切り込みした一方の舌片１８ａが略門形状に屈曲形
成されている。この場合には、施工取付時にはその一方
の門形状の舌片１８ａの下端をさらに内方上側に屈曲形
成するし、他方の舌片１８ａも同様に屈曲加工する。

前記構造材１５上に断熱材１６が敷設されており、適宜
の箇所に、縦長開口部１９が設けられている（第２図参
照）。この縦長開口部Ｉ９の幅は採光建築用板への幅よ
り僅かに狭くなっている（第２図参照）。

その断熱材１６上には、吊子りが、採光建築用板Ａ及び
建築用板Ｂの葺成ピッチ間隔に、ボルト等の止着具にて
取り付けられている。建築用板Ｂが隣接する吊子り、Ｄ
間に挿入固着され、また、採光建築用板Ａは、縦長開口
部Ｉ９上に配置されつつ、隣接する吊子り、　Ｄ間に挿
入固着されている（第９図参照）。

その採光建築用板Ａと建築用板Ｂとは交互に葺成される
ことが好ましいく第１図参照）。

吊子りの舌片１８ａが被連結部３．１２又は被連結部１
２．１２に係合され、クッション材２゜を介してキャッ
プ材Ｃが被覆されて被連結部３゜１２又は被連結部１２
．１２が連結されている（第１０図参照）。

本発明の採光外囲体は、以上のように断熱材１６上に載
置固着するのみならず、直接、構造材１　　　　５上に
＠置固着することもある。

第１３図は従来の採光屋根の略示図を示すものである。

２１は採光窓である。

〔発明の効果〕

本発明においては、断面ハツト形の主板１の山形状部１
ａ頂面に採光孔１ｂを複数穿設し、その主板１の両側に
立上り部２．２を形成し、この両立上り部２．２の上端
より内方に被連結部３，３を設け、主板１上に適宜の高
さを有して主板１と略同等幅の採光板４を水密的に架設
して採光建築用板Ａとし、主板１０の両側に立上り部１
１．１１を形成し、この両立上り部１１．１１の上端よ
り内方に被連結部１２．１２を形成した建築用板Ｂを構
造材１５上に適宜の間隔を有して併設し、その建築用板
Ｂ、Ｂの間に前記採光建築用板Ａを挿入固着し、隣接す
る立上り部２．１１を当接し、この上からギャップ材Ｃ
を被覆し、隣接する被連結部３．１２を連結固着した採
光外囲体としたことにより、まず第１に適度の光を室内
に均一に採り入れることができるし、第２に照明装置的
な雰囲気を出すことができるし、第３に種々の変化に冨
む採光外囲体を葺成することができるし、第４に雨仕舞
を良好にできるし、第５に結露落下防止ができるし、第
６に断熱効果を良好にできる等のこれらの効果について
詳述すると、採光孔１ｂ。

１ｂ、・・・を複数穿設した採光建築用板Ａを、構造材
１５上に適宜の間隔を有して併設した、建築用１ｉＢ、
Ｂの間に挿入固着して採光外囲体を形成したことにより
、まず採光建築用板Ａの長牟方向全長に亘り採光でき、
しかもその採光量は採光孔１ｂ、ｌｂ、　・・・により
適度のものとすることができる。特に、そのような採光
建築用板Ａが適宜の間隔を有して建築用板Ｂ、Ｂ間に配
置されているので、採光外囲体の採光箇所が、複数の採
光孔１ｂ。

ｌｂ、・・・が集合され、これを外囲体全体としてみる
と、頂度スリット状のように形成され室内に均一な光を
入れることができる大きな効果がある。

従って、従来の採光外囲体は屋根の箇所に正方形状や円
形状採光窓を設けたものであり（第１３図参照）、この
ような採光外囲体では室内の一定箇所に集中的に光が当
たることとなり、しかもその箇所のみの温度が上昇する
。このため、室内の採光状態が不均一であり、室内温度
も採光窓によって光が当たる箇所とそれ以外の箇所とで
は、温度が著しく異なり、特に夏等の季節では、その室
内の光の当たる箇所は極めて高温となるため、工場、会
社、事務所等においては、居住者は不快感を催うし、仕
事の効率を下げ、また倉庫等においては、高温に不敵な
プラスチック、ビニール等の樹脂製の製品を保管するこ
とができないという不都合があったが、本発明の採光外
囲体は上記の不都合を全て解決できるものである。即ち
、本発明の採光外囲体により、室内に均一に採光でき、
その採光量も適度にでき室内の温度も均一にできるため
、室内において最適の環境を作り出すことができる。

また、採光建築用板Ａの採光孔１ｂ、Ｉｂ、・・・を円
形状にしたものを複数設けた場合は、電球による照明の
雰囲気が出せるし、長孔状にしたものを複数設けた場合
は、螢光灯による照明の雰囲気が出せるものである。

さらに、採光孔１ｂの大きさ、形状を適宜に変化させた
種々の採光建築用板Ａを揃えることにより、構造物が設
置される地域や構造物への使用箇所、目的に応じて変化
に冨む採光外囲体を葺成することができる。

次に、採光建築用板Ａは、採光板４が水密的に主板１上
に架設されているので、雨仕舞を良好にできるし、例え
、その採光板４を支持している箇所に雨水等が浸水して
も、主板１は断面パット形をなしているため、この主板
１の両側は、山形状部１ａの側部と、主板１の側部と、
立上り部１とで橋部（樋状部ＩＣという）が形成され、
この帰部によって浸水した水が外部へ流されるようにな
っており、完璧に浸水を食い止めることができ、本発明
の採光外囲体の雨仕ｎ（水密性）を極めて良好にできる
。

また、橋部（樋状部ＩＣ）にて、採光板４の下面に生じ
た結露を受は止めることができ、結露の落下を確実に防
止できる利点もある。

次に、採光建築用板Ａは、主板１上に採光板４が適宜の
間隔を存して水密的に架設されたものであり、従って、
二層の、主板１と採光板４とで外気と遮断された空気層
が形成している。この空気層が断熱的な役割をなし、断
熱効果の勝れた採光外囲体を提供できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであって、第１図は本
発明の一部略示平面図、第２図は第１図ｎ−ｎ矢視断面
図、第３図は第１図Ｉ［Ｉ−ＩＩＩ矢視断面図、第４図
は採光建築用板の斜視図、第５図は裸光孔箇所の要部斜
視図、第６図乃至第８図は採光建築用板の採光板架設の
実施例を示す断面図、第９図、第１Ｏ図は本発明の施工
を示す略示図、第１１図は本発明に使用される吊子の斜
視図、第１２図は被連結部とキャップ材の別の実施例を
示す断面図、第１３図は従来公知の採光屋根の一部略示
平面図である。 Ａ・・・・・・採光建築用板、　Ｂ・・・・・・建築用
板、Ｃ・・・・・・キャンプ材、　　　１，１０・・・
・・・主板、１ａ・・・・・・山形状部、　　１ｂ・・
・・・・採光孔、２．１１・・・・・・立上り部、３．
１２・・・・・・被連結部、４・・・・・・採光板、　
　　　　１５・・・・・・構造材。 第５図 第７図 第６図 第８図 ュ　第９図 第１１図 第１３図 ７旦 Ｎ１頁の続き ■発明者堀崎　喜資項 と京都中央区京橋２丁目９番２号　三晃金属工業株式会
社］

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）断面ハット形の主板の山形状部頂面に採光孔を複
   数穿設し、その主板の両側に立上り部を形成し、この両
   立上り部の上端より内方に被連結部を設け、主板上に適
   宜の高さを有して主板と略同等幅の採光板を水密的に架
   設して採光建築用板とし、主板の両側に立上り部を形成
   し、この両立上り部の上端より内方に被連結部を形成し
   た建築用板を構造材上に適宜の間隔を有して併設し、そ
   の建築用板の間に前記採光建築用板を挿入固着し、隣接
   する両立上り部を当接し、この上からキャップ材を被覆
   し、隣接する被連結部を連結固着したことを特徴とする
   採光外囲体。