JPS6212495B2 - - Google Patents

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JPS6212495B2
JPS6212495B2 JP51022306A JP2230676A JPS6212495B2 JP S6212495 B2 JPS6212495 B2 JP S6212495B2 JP 51022306 A JP51022306 A JP 51022306A JP 2230676 A JP2230676 A JP 2230676A JP S6212495 B2 JPS6212495 B2 JP S6212495B2
Authority
JP
Japan
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module
cassette
fuselage
film
structural member
Prior art date
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Expired
Application number
JP51022306A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS51112328A (en
Inventor
Haabaato Hendorii Donarudo
Suteiiun Aiuesutaa Andoryuu
Kiin Jonson Buruusu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Polaroid Corp
Original Assignee
Polaroid Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Polaroid Corp filed Critical Polaroid Corp
Publication of JPS51112328A publication Critical patent/JPS51112328A/ja
Publication of JPS6212495B2 publication Critical patent/JPS6212495B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/48Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor adapted for combination with other photographic or optical apparatus
    • G03B17/50Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor adapted for combination with other photographic or optical apparatus with both developing and finishing apparatus
    • G03B17/52Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor adapted for combination with other photographic or optical apparatus with both developing and finishing apparatus of the Land type

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は撮影術、特にモジユール式撮影システ
ムに関する。
初期のカメラは真鍮で補強した硬木と皮革蛇腹
で造られた比較的大型でしかも全く単純な装置で
あつた。大型の写真板と小型の孔が一般に行われ
たため、カメラに要求される許容精度は職人の手
作業組立技能で容易に満足せしめられた。しか
し、この状態は高感度ロールフイルムおよび大型
開口レンズの開発とともに急速に変化した。ここ
において急速にカメラ寸法の小型化が可能となつ
た。このカメラ寸法の小型化が新規の潜在市場−
素人写真家を生むことになつた。カメラ設計にお
ける素人の影響は極めて即坐であつて;もはやカ
メラは使い易く、信頼性に富みかつ安価でなけれ
ばならなかつた。優れた光学上および技術上の品
質をもつ写真に対する絶えざる要望と相俟つて、
これらの新しい要求は大まかな箱型カメラを極め
て精細な公差で製造されなければならない小型の
高度に複雑化した機械に変形せしめた。手による
組立はやがて手が出ない程高価につくようになつ
た。価格を適正な程度に保つためには、カメラ製
造者は彼等の関心を高速度組立機械を用いる多量
生産能力の向上に向けることによつて対応した。
しかしこのような高速度組立機械を使用すること
は比較的高価であつてたとえその価格を多量生産
に振分けてもカメラ価格に付加される。そのう
え、斯る機械自身は本質的に複雑で究極的にカメ
ラ設計と同等程度であることを必要とする可成り
の設計および開発上の努力を必要とする。斯る機
械に附随する他の問題点はその保守修理および交
換に関することである。該製造機械に関してはま
た鋭敏な労働上の非能率性を含む。該機械は部品
類を取付けおよびそれらを組立てるのに手で組立
てられる場合に比し多大の時間を要する。製造機
械への諸部品の着脱に費される準備時間は瞭らか
に多大である。不適正な組立に起因する廃物損失
もまた最終価格に大きい影響を与える。
これらの問題はカメラの複雑性が増すにつれて
強まつた。このことは大部分の当代のカメラにつ
いて特に真実である。当代のカメラは極めて複雑
化し、かつ、事実カメラが逐行すべく要求される
すべての作業のための撮影装置に特徴をもつ。設
計者は、もし現代の市場において勝利を得る成功
品を造ろうとすれば多大な創造力と技能を表示し
なければならない。ゆえに今日のカメラ設計は技
術上の要求に止まらず前述したような関連製造上
の問題を配慮し処理しなければならない。
本発明は極めて直接な方法で現代撮影システム
の製造に関連する問題を取扱う。事実、組立機械
および普通の締具の必要さは殆んど無くされたが
現代撮影システムが求める高度の公差要求事項に
当面している。従前技術のものとは異り、事実最
終完成状態に組立てるのに何等工具を用いずにで
きる。
本発明の実施例に引用したものはモジユール式
撮影システムであつて、これは複数の自動処理フ
イルムユニツトの連続露出に附随する一連のシス
テム作用機能を実施するものである。
構造についてのモジユール式構想が製造、試験
および修理を簡易化するためにシステムの設計に
採用された。この方式を採用するに当つて特に意
を用いたところは、システムの製造価格を最小に
しかつその性能が最終組立を待たずに実証できる
系統を提供するために、システムの種々の構成要
素の構造上の配置およびそれらの要素を組合せ取
付ける方法である。上記強調事項は種々のシステ
ム作用機能を個別の作用モジユールまたは構造に
それらの性能を託することによつて分割する設計
体系を採ることによつて達成された。これらの機
能はモジユールを互に面対させる構造を支持する
ようにモジユールを組立てることによつて本シス
テムの主目的を達成すべく集約される。モジユー
ルと構造はスナツプ型締具を用いて相互に結合さ
れる。システム機能の分割およびこれらをスナツ
プ型組立締具と組合わせる設計技法を用いること
によつて、高価な組立機械、普通型締具および該
締具を操作するのに伴なう労務費の必要さが実際
上無くされた。
特に、本実施例は一つの保護囲いを形成するよ
うに相互に組合う胴体と前蓋部材を有しこれは胴
体と前蓋部材とによつて形成された囲い構造とは
別のシステム作用機能を提供するシステム装置を
包囲する。胴体および前蓋部材はシステム装置が
胴体内に挿入されてからスナツプ型締具によつて
合体される。これに関し、胴体はシステム装置を
滑動可能に受入れかつこれを両者間の構造上の界
面が囲い構造内にカセツト受入れ室を形成するよ
うに支持するようになつている内室を含む。前蓋
部材はひとたび胴体に結合されると、システム装
置を胴体室内に保持しかつ囲い構造を完成するか
ら、胴体の外側構造または表面および前蓋部材は
システム装置を保護しかつシステムの装飾外観を
特徴づける。
システム装置は各モジユールを界面関係で支持
し同時にシステム露出室を形成する主構造部材に
一群の機能付与モジユールを取付けることによつ
て構成される。
したがつて本発明の目的は普通型締具および複
雑な組立機械を用いずに組立てられるモジユール
式撮影システムを提供するにある。
本発明の他の目的はその製造段階において試験
が容易にできる撮影システムを提供することにあ
る。
本発明の他の目的は特殊工具を用いるだけで修
理のために比較的容易に分解できる撮影システム
を提供するにある。
本発明の特徴と考えられる新規な特色は特許請
求の範囲に述べるとおりである。しかし、本発明
自身は、その機構および作用方法の両面から上記
以外の目的ならびに利点と共に、同一部品には同
様の番号を付した附録の諸図を参照しつつ以下の
説明を読めば十分な理解が得られるであろう。
製品が消費者向きである諸会社によつて若干の
共存を伴いながら技術上の変化が受入れられた。
一方において、技術革新がこれら会社の発展と生
存に必要な新製品の基礎を提供するという理由か
ら歓迎され、また他方において、彼等の現製品に
取つて替りあるいは先取りしこれによつて利益と
市場における地位を損ずるというおそれから敵意
を持たれた。たとえ或る特定の会社が技術革新に
先鞭をつけたとしてもそれが有効な営業上の基準
を満足する新製品に折込まれ得なければならない
からこれによつて市場を支配するという保証は何
もない。これを要約すれば、新製品は競争者が一
層有利な市場地位を設定する機会をもつ前に市場
に適合した高品質および低廉価格のものでなけれ
ばならないことである。これを達成するのは容易
な業ではない。新製品を設計および開発するのに
要する多大の時間と経費は製品の技術的な素養と
慣用材料および組立技法がこれを製造するのに用
い得る度合に直接比例するから、その会社は一つ
の革新事項その生産ラインに乗せ得る技術的な能
力ばかりでなく製造機械およびこれを建造する諸
施設に対する資本投下を全面的に引受ける財政上
の能力をもたなければならないことが明瞭であ
る。
アマチユアカメラ製品を製造、販売している会
社は瞭らかに上述の要件から免れることはできな
い。撮影技術の進歩は単純な箱形から現代の一層
複雑微妙な撮影システムにカメラの発展に剌戟を
提供した。カメラの発展の各段階において、諸変
化に応動できた撮影分野に適合した会社が生い残
つた。これとは反対に、然さらざる会社はもはや
生存し得ない。しかし生存する者と消滅するもの
との差は必ずしも単に技術的変化に同化する会社
の能力のみに因るのではなく多くの場合その財政
上の順応性にある。或る会社は、新製品設計の完
全な能力を持つていながらその製品を消費者の手
に渡すに必要な資本投下をなし得ない。本発明は
新撮影システムの導入が上記最後の問題、すなわ
ち投下資本の不足、によつて支障を来たした程度
に通常慣習的に設計された撮影装置と組合わされ
た比較的高価な組立装置を必要としない製造に適
したカメラ構造の技術を提供することによつて直
接の解決手段を示すものである。事実、組立装置
の役目はシステムを構成する種々の部品で組織す
ることによつて本設計においては無くされた。後
述から判明するように、このことは全システム作
業をまづ特定の機能に分解することによつて解析
して達成された。つぎに、構成要素は区別された
種種の作用機能を満足するように機能箱またはモ
ジユールに選択かつ分類された。これらのモジユ
ールはつぎに全作業を達成して完成写真を自動的
につくるためにモジユールを協働する全体に一体
化する可塑性で一体に成形された部材の形で構造
の中核を提供される。全システムは、各構成要素
はその一体部分としてスナツプ型締具を含むから
手で組立が可能である。モジユール組立概念は、
よく知られている組立と同様に、組立の漸次段階
中に一層効率のよい試験を実施し得ることによつ
て修理迅速化しかつ廃品屑を減少させる。
本発明は、その実施例において、第1図で10
で示す完全に自動的剛固な撮影システムとして画
かれている。第2図において本図ではシステム1
0はその最終組立以前であつて、システム10は
4つの主要部、すなわち胴体12、中央システム
装置14、前蓋16、および扉ハウジング18を
含む。システム10の第1図に示すその状態への
組立は単に扉ハウジング18をシステム装置14
に取付けてからこの組合せ体を胴体12に着坐す
るまで滑入するだけで達成できる。つぎに前蓋1
6を胴体12にスナツプ付して胴体12の外側部
分、前蓋16、および扉ハウジング18によつて
形成された保護囲い内に装置14を完全に囲繞す
る。この作業は何等特殊工具を用いずに手で完全
に逐行できる。この組立方法を可能にさせる主要
部に対するこれらのそれぞれの1つの協働の性格
および様態の正確な詳細は瞭らかに本発明を理解
するための中心項目である。
システム10は連続露出に附随する一連のシス
テム作用機能およびカセツト内に収納された処理
可能な複数の自動処理フイルムユニツトを処理を
行なうように設計されているから、システム10
の説明を始める論理的発動点はまづ使用されるカ
セツトの型式を述べるのが順序である。このよう
にするには数個のもつともな理由がある。第1
に、カセツトの幾何学形状およびその種々の構成
要素の空間配置は仕上り写真を作るためにフイル
ムに施さなければならない種々の作用を示すであ
ろう。第2に、カセツトの幾何学形状に馴れるこ
とはシステム10を構成する種々の構成要素の特
別な空間配置を理解するのに有用であろう。第3
に、カセツトをシステム10がその種々の作用を
行なう対象となる加工物として見ることは有用で
ある。最後に、かつ恐らく最も重要なことは、カ
セツトの種種の部品が種々の構成部品が指向され
る主要な空間的な基準であると考えることができ
る。したがつて、第3図を参照するが、本図はシ
ステム10に使用される一般型のフイルムカセツ
ト20を示すものである。
該フイルムカセツト20は、例えば1972年3月
28日公布の米国特許第3651746号、および1972年
12月12日公布の米国特許第3705542号に可成り詳
細に記述されているような一般型のものである。
これら特許のそれぞれは基本的に撮影フイルム装
置を記述したもので該フイルム装置はハウジン
グ、不透明遮光材または黒色スライド、および積
重ね関係に配置されかつ露出されたのち自動的に
ハウジングから引出され連続操作で処理されるよ
うになつている自動処理型であることが好適な複
数のフイルムユニツトからなる。また、カセツト
が用いられる系統の作用する種々の構成要素に電
気エネルギを供給する電池がカセツト内に収容さ
れている。第3図に注目して、カセツト20がこ
れら要素を含むことが見られる。さらに詳しく云
えば、カセツト20は箱状の可塑材射出成形ハウ
ジング22をもちこの中に積重ね関係で、取去ら
れるまで一時的な遮光目的を提供する保護用黒色
スライド24、複数の感光自動処理型フイルムユ
ニツト26、フイルムユニツト26を露出位置に
押すばね様のプラテン(図示されていない)、お
よび平坦で薄い電池28からなる。ハウジング2
2の前壁30には細長い出口溝孔32が配置され
これを通つて上述のシート状の部材、すなわち黒
色スライド24およびフイルムユニツト26が進
行せしめられる。出口溝孔32を通るこれらのシ
ート状部材の進行は、その詳細が米国特許第
3753392号「フイルム進行装置」に示された型式
のフイルム進行機構によつて達成される。簡単に
述べれば、フイルム把み部材が計画信号によつて
ハウジング22の後壁38に設けられた差込用溝
孔36を通り最前方シート部材の後縁34と選択
的に係合してこのように係合されたシート部材を
出口溝孔32に向いかつこれを通して移動させる
押力を提供する。出口溝孔32を通過してから、
シート部材はつぎに通常はさらに前進され、なお
フイルムユニツトの場合は、シート部材を受入れ
るために一般に配置されている一対の回転型並置
ローラによつて処理される。
ハウジング22の上壁部39には露出孔40が
設けられその縁は立止りフランジ42で囲われ該
フランジ42は露出区域の限界を形成しかつカセ
ツト20を露出平面内に配置するのに好適な構造
装置を提供し、前記露出平面は目には触れないが
装置14内に収容されている。底壁44は一対の
離隔された近接孔(図示されていない)を有し、
該孔はシステム装置14の一部である、第4図に
おいて110で示された一対の電池接点を受入れ
る。
カセツト20の幾何学形状およびその種々の構
成要素の物理的配置は使用される任意の装置にあ
きらかに或る空間的設計上の圧迫力を与える。カ
セツト20と幾何的に類似性をもつことに加え
て、使用される特別な装置は、またこの形状の如
何を問わず、仕上り写真を自動的につくる究極の
作業を満足する或る作用機能を提供しなければな
らない。この点に関し、これらの作用機能を2つ
の広い一般化された範疇内で考察することは有用
である。第1のものはすべての撮影システムに共
通な機能をすべて包含する慣例的な範疇と呼ばれ
るものである。この機能範疇を示す一つの方法は
カメラの慣習的な定義を思い起すことである。こ
の定義によれば、カメラとは光線がレンズを通過
し平坦な表面、すなわちフイルム面に投下すると
き形成される対象物の像の記録である。カメラの
必須部品の中には露出室がありシヤツタが開かれ
たときレンズを通してのみ光線が導入されフイル
ムユニツト26の一つのような感光材料に像を形
成する。機能の他の範疇は完全に自動化された撮
影システムと通常組合わされるすべての機能を含
む。これに含まれるものは使用者が通常普通の撮
影方式で実施するが完全には自動システムを伴わ
ないものをすべて含むものとする。例を挙げれば
これらは自動露出制御、フイルム送り、およびフ
イルム処理機能を含む。よつて完全自動式システ
ムでは、使用者はカセツト20のようなフイルム
カセツトを装填しカメラの焦点を合わせ彼の関心
対象の枠取りをしてから系統発動ボタンを押すだ
けでよい。あとはこのシステムが実施する。これ
らの自動化システムがその性格を複雑化しかつ到
底経済的に製造することが困難なことが理解でき
るであろう。本発明においてはこれらの機能はす
べて、両範疇ともシステム装置14によつて満足
される。これら機能のすべての構造上の表示を規
定するためにまづ第4図を参照する。
第4図に示すものは中央システム装置14の分
解説明斜視図で、一群の機能付与モジユールおよ
び構成要素が図の中央を占有する構造部材46を
取囲んでいる。構造部材46はそれが提供する
種々の機能および機能を付与する方法のゆえに可
成り重要なものである。これら機能としては: (1)フイルム面を構成する;(2)システム露出室を
形成する;(3)フイルム面とシステム光学素子との
間の寸法的な関係を設定する;(4)すべてのシステ
ム機能付与モジユールをフイルム面に対しかつ相
互間で支持しなお空間的に位置づける;および(5)
カセツトをフイルム面およびそれに作用するモジ
ユールに対して位置づける。要するに、構造部材
46はシステム10の構造上の中核または主要建
物の役割を果す。ここで普通と相違することはす
べての機能を単一体の中で提供するという事実で
ある。通常、これらの機能は位置決め治具および
取付具を用いて普通の締具によつて二つ以上、あ
るいは数個の個別の構造を合体結合することによ
る従来のカメラ設計方式で供給される。これらす
べてを構造部材46に集約することの利点は明白
である。個々の単一部品の公差の変動に起因する
組立誤差はほとんど排除される。また個々の部品
の変動に撮響される性能に関係する問題は生じな
い。所要部品数が少く従つて価格を低減できる。
構造部材に取付ける種々のモジユールは自動的に
位置決めされるから位置決め治具の必要はほとん
どない。
構造部材46は単一の部分でこれら機能のすべ
てと協働するから、その詳細についてはさらに検
討する必要がある。第1に考えるべきことは一般
構造である。
構造部材46は射出成形技法によつて製造され
た一体成形の薄壁、不透明可塑材製品を好適とす
る。該部材は前壁部48、左、右側壁部50,5
2および後壁部54をもつ。これら壁部の内側部
分は第5図に示すように露出室56を形成する。
外側部分は、一般的に云えば、種々のモジユール
の予め選択された一つと特殊に係合および嵌合さ
れる部分を含む。これら結合部の特有の詳細につ
いては後述する。しかし、本文においては、フイ
ルム面が本システムの主要基準としての作用を果
すからフイルム面の形成方法について述べること
に重点を指向する。
ここで注目すべきことの一つは、構造部材46
の幾何学形状が内部に露出室56をもつ中空ピラ
ミツド形に似ていることである。ピラミツドの底
に対応する位置に構造部材46の壁部48,5
0,52および54の底縁によつて形成される平
面58(第5図)がある。前記壁部の展縁はカセ
ツト20が露出用の位置に支持される表面を形成
する。そのうえ、これらはカセツト20を他のシ
ステム構成要素と適正関係に配置するためにカセ
ツト20の垂直に延びるフランジ42を出入可能
に受入れるように寸法づけられた矩形孔を形成す
る。いま、カセツト20がそのフランジ42を構
造部材46の底部に形成されたこれと対応する形
状の孔と合致させかつその上壁部39を表面58
と接触させて配置されたものとする。カセツト2
0がこの理想的な位置に確実に保持されるため
に、構造部材46はさらに別の位置決め構造をも
つ。第5図において、後壁54の延長部として垂
直下方に延びる懸垂部60が見られる。該懸垂部
60はカセツト20が後壁38と当たる停止具と
して役立ちこれによつてカセツト20を前から後
向きの姿勢を採らせて配置させる。第4図におい
て構造部材46の右側壁52から延びる別の懸垂
部62がある。該懸垂部62はカセツト20の横
方向の位置決め用の停止具として役立つ。左側壁
46から延びる同様な懸垂部(図示されていな
い)がありこれはカセツト20を連続的に右側懸
垂部62に押付ける適当な装置を具えている。こ
のような配賃状態で、カセツト20の差込み用溝
孔36が既述型式の切欠凹みを受入可能な三つの
寸法位置に適正に配置されるように規定されてい
る。これに関し、このような凹みをフイルムユニ
ツト26の一つと係合させるように設計された切
欠き受部分64がある。
第4図において、中央装置14はさらにシヤツ
タモジユール70、歯車列モジユール80、フア
インダモジユール90、取付ブラケツト100、
一対の電池接点110、フラツシソケツト覆い1
12および既述の扉ハウジング18を有する。ま
づ前置きとして、一般に、モジユール90は除外
できるかも知れないがこれらモジユールの各自は
それぞれが平面58および相互間で3次元の空間
内に正確に位置づけられるようにスナツプ型結合
具を用いて構造部材46および/または相互に取
付くと述べることができる。スナツプ結合部はほ
とんど同一の一般構造を有するから、その典型的
な一つを採つて述べれば一般作用原理を理解する
に足る。たとえば、シヤツタモジユール70は歯
車列80の側板82に設けられた部分81と係合
する横方向に延びる片持部材71をもつ。第6図
に側板82および片持部材71の説明平面図を示
すがこの場合上記両部材は係合前の状態にある。
片持部材71は進み角θおよび戻り角θをも
つ突起部72を具えている。部材71が側板82
の縁部と接触状態になると、進み角θのために
撓んで応力を受けた状態を経過しこの間にエネル
ギが貯えられる。該エネルギが放出されると、部
材71は底応力状態に戻り接合部が結合される。
角θおよびθは片持部材71が過度に応力を
受けないために変形量が制限されるように選択で
きる。該特殊型スナツプ締具は、もし過度に応力
が加えられていなければ破壊せずに分解できると
いう利点をもつ。本構造は、スナツプ結合具が分
解に際して過度に応力を受けないことを保証する
ために特殊工具が供給されるから本発明における
スナツプ型締具の大部分のものに対して一般に選
択されるものである。このことはシステム10が
組立は容易にできるが適当な工具を用いなければ
分解は比較的困難であることを意味する。モジユ
ール構想と組合わされたこの機構によつて修理は
一層容易になつた。類似の片持型結合具が用いら
れるがいずれも一般に同様な方法で作用すると考
えて良い。
種々のモジユールおよび構成要素の、構造部材
46との、また相互間の界面状態に関する特性に
ついては第4図および他の図を参照しつつ以下に
述べる。シヤツタモジユール70は構造部材46
の前壁48にはめ込まれかつ三点位置決め装置に
よつてその位置に置かれる。この場合、前壁48
には三点がありこれらの点がシヤツタモジユール
70の後壁部73(第7図参照)上の対応する三
点と接触する。該三点方式はシヤツタモジユール
70の部分を形成する対物レンズ装置74の適切
な整合を保証するために平面58に対してシヤツ
タモジユール70を方向づける一つの平面を形成
する。前壁上の三点は二つの垂直に延びる耳部6
6および68の前方表面と前壁48を前方に延び
る水平棚部51に結合する同様に垂直に延びる中
央垂直補強リブ69の前方表面67によつて設け
られる。シヤツタモジユール70の後壁73上の
三点は(第7図参照)後方に延びる円筒形ボス7
5、後方に延びる耳部76、および切込み耳部7
7の背部表面である。耳部77に設けられた切込
みもまた中央補強リブ69の上を滑動してシヤツ
タモジユール70が対物レンズ装置74の光学軸
線のまわりに回転するのを防ぐのに役立つ。前壁
48内にはまた露出室56への化学線輻射を許す
ための孔55が形成されている。孔55はその周
囲を前方に延びる矩形のフランジ57が取巻き該
フランジ57はシヤツタモジユール70の後壁7
3(第7図参照)に配設された後方に延びる対応
して形態づけられた矩形部78を出入可能に受入
れる。フランジ57と矩形部78とが合して露出
室56内に不要の周囲光が入らないための遮光部
を提供する。シヤツタモジユール70はスナツプ
締具を介して前壁48に結合される。後方に延び
る片持突起型部材79が前壁48(第5図参照)
に設けられた補合的に形態づけられた溝孔53に
挿入してスナツプ装置を完成する。
第5図から、構造部材46の後壁54は平面5
8に対して鋭角を形成することが瞭らかである。
これに関し、後壁54はフイルム平面ヘレンズか
ら光線を指向するために任意適当な鏡を具えるこ
ともできる。これは対物レンズ装置74によつて
形成された像がフイルムユニツト26に対して正
しい向きを採るために必要である。
フアインダモジユール90は、平面58に対し
て前から後への向きでシヤツタモジユール70上
に弛く結合されるが、さもなければ胴体12と前
蓋16との界面配列によつて位置づけられるまで
縦および横方向に浮動せしめられる。後者の配置
については後述する。しかしここではこの特定の
配置はフアインダ90と対物レンズ装置74との
光学軸線が適正に整合することを保証することを
述べるべきである。シヤツタモジユール70への
フアインダモジユール90の結合については第4
図、第7図および第8図を参照されたい。フアイ
ンダモジユール90は前方矩形部91をもち該部
91から三つの指部92,93,94が横方向に
延びるのが判る。シヤツタモジユール70(第7
図参照)は前壁83および後壁73の部分から形
成された水平棚部97および同様に形成された垂
直棚部98によつて形成された凹み区域を有す
る。該凹み区域はフアインダ90の前方矩形部9
1を受入れるように寸法づけられている。三つの
指部92,93,94が垂直棚部98のほぼ半分
の高さに亘つて前壁83の上を滑るから、前壁8
3は前方指部92の後面と二つの後方指部93,
94の前面との間に挾み支えられる。よつて二つ
の後方指部93,94は前壁83の内側面とシヤ
ツタモジユール70の後壁73とを分離する間隔
の間に配置される。指部92と指部93,94と
を分離する間隔は前壁83の壁厚と相当である。
指部93および94の外縁間の間隔はそれらが後
壁73の内側表面に配置された一対の垂直に離隔
したリブ99間に或る間隔をもつて嵌るように寸
法づけられる。よつて、フアインダ90は横また
は垂直方向には幾分移動できるが前後方向には不
動である。
取付ブラケツト100もスナツプ結合装置によ
つて棚部51上に締付けられるがこの場合は既述
の方法とは相違する。第4図、第8図および第9
図に示すように、取付ブラケツト100は水平棚
部103によつて結合された一対の垂直に離隔し
た脚部101および102を有す。横方向に延び
る耳部104,105,106,107が垂直脚
部それぞれの一部を形成する。また、各脚部10
1,102はそれぞれハブ108,109をも
つ。4個のアングル型耳部114,115,11
6,117が棚部103から延びる。また位置決
め孔118および細長い溝孔119が棚部103
に形成される。棚部51はアングル型耳部11
4,115,116,117を対応して受入れる
ように補合的に形態づけられかつ離隔した4個の
凹部を含む。これらの凹部は補強リブ69の一方
の側に配置された第1組120,121およびリ
ブ69の他方の側に配置された類似の組からな
る。棚部51はまた、一対の離隔し、下向きに延
びる可撓性指部123および124を備えてい
る。取付ブラケツト100を棚部51に取付ける
ために耳部114,115,116,117が対
応する凹部120および121に挿入される。挿
入し続けるに従つて、指部123および124は
孔118および溝孔119にそれぞれ進入し取付
ブラケツト100を棚部51に配置させかつ取付
中に可撓指部123および124を撓わませるこ
とによつて生ずる力を用いて該位置に保持する。
ひとたび取付ブラケツト100が棚部51上に
取付けられると、一対の並置された伸張ローラ1
30,131をもつ扉ハウジング18は一対の離
隔した取付ブラケツト132および133を回転
軸108および109の上にスナツプ嵌めしてブ
ラケツト100に取付く。これに関し、取付ブラ
ケツト133,134はそれぞれブラケツト13
2に設けられた134で示されるような孔を有し
これらの孔は各回転軸108および109を受入
れる。このように配置することによつて扉ハウジ
ング18を第1図および第5図に示すような掛金
位置からフイルムカセツト20を系統10に挿入
させる解除位置(図示されていない)に回転可能
に運動させる。この掛金装置の詳細は1974年8月
30日出願の「撮影装置用フイルムカセツト装填扉
掛金および固定スイツチ」と題するAndrew S.
Ivester.他による米国特許出願第502161号に詳細
に述べられている。しかし簡単に云えば、掛金部
材136はハウジング18が第4図で時計方向に
回転すると耳部106に係合する。掛金解除ボタ
ン138が胴体12(第2図)の細長い溝孔13
7に設けられこれを前方に移動すると掛金部材1
36と係合してハウジング18の回転を許す。
ローラ130および131はフイルムの前進と
処理機能を提供する。上記機能を行なうには、ロ
ーラ130,131はモーター84から歯車列を
介してエネルギを伝送する歯車列モジユール80
によつて駆動され、これによつて駆動歯車85は
ローラ130と駆動結合された歯車135と係合
するに到る。よつて、歯車列モジユール80およ
び扉ハウジング18は上記作用が逐行できるよう
に適切に整合されることが重要である。この状態
が確実に生ずるために歯車列モジユール80およ
び扉ハウジング18は共通の取付点を有する。該
点は取付ブラケツト100上の部分106によつ
て決定される。さらに、歯車列モジユール80は
シヤツタモジユール70およびフイルムカセツト
20と界面をなす歯車列モジユール80は多重機
能性である、すなわちローラー130を駆動し、
フイルムを前進させなおシヤツタモジユール70
に配置されたスイツチ(図示されていない)と界
面する部材88をもつから、その主体的な向きが
極めて重要である。ゆえに、歯車列モジユール8
0の取付について詳細に検討する。
第4図において歯車列モジユール80はその後
端に配置された又状部87、その前端にある溝孔
89および側板82の上方部分に配置された前述
の部分81をもつ。これら三つの部分は前後、左
右および上下に歯車列モジユールを位置づける三
点取付装置に対応する。又状部87はその湾曲部
内に構造部材46(第4図参照)の右後方下隅に
設けられた壇部140を把捉する。モジユール8
0はつぎに耳部106が溝孔89に進入するまで
反時計方向(第4図で見下すように見て)に回転
される。耳部106が溝孔89に挿入されたのち
に別の力がモジユールに加えられてスナツプ結合
具86(片持型)が棚51に設けられた凹部12
3内にスナツプ嵌めされる。前述のようにシヤツ
タモジユール70のスナツプ結合具72は側板8
2の区域81に結合する。
電池接点110は後壁54に形成された一対の
離隔した垂直部142(第5図では一方のみを示
す)にスナツプ付される。フラツシユ、ソケツト
覆い112はシヤツタモジユール70の垂直に延
びる矩形部143上に滑り落入する。図から判る
ようにこの機能は遮光性を提供しかつシステム1
0に付けて用いるための線状のフラツシユ棒用の
構造支持部として機能する。
要約すれば、中央システム装置14は一群の機
能提供モジユールを主構造構成体に結合すること
によつて構成され、構造部材46はそれ自身の機
能に加えて、種々のモジユールを平面58に対し
およびモジユール相互間で配置することによるシ
ステム装置14用の合体枠組としての役割を果
す。組立が完了すると、装置14は、写真撮影可
能な単独の機能ユニツトとなり、すなわちもしフ
イルムカセツト20が平面58に向けて保持され
かつなお漏光問題が存在しないと仮定すればシス
テム任務が完成する。それ自体では、装置14の
性能はさらに別の製造が始まる前に適切な試験技
法によつて立証される。この段階でもし故障が起
れば、欠陥モジユールを交換することは比較的に
容易である。さらに一般的設計として、カメラシ
ステム全体は通常その性能が点検される前に組立
てる必要がある。したがつて本発明は従来からの
カメラ製造作業において通常存在する廃品損失お
よび労務費の減少手段を提供する。
つぎに装置14が胴体12に装着する方法につ
いて述べる。前述のように、装置14および胴体
12は装置14を単に胴体12の内方諸部分によ
つて形成された腔内に滑入させるだけで合体され
る。この組立作業は装置14と胴体12との間の
構造上の界面配置によつて便宜になつており、こ
れは:(1)装置14を胴体12内にこれら両者を滑
動可能に合体させながら案内する装置;(2)装置1
4を胴体12内に立体的に配置させる装置;(3)装
置14を胴体12内に支持し両者の協働でフイル
ムカセツト受入室を形成せしめる装置からなる。
それにも拘らず構造的界面配置は全く率直なもの
である。事実、胴体12の腔内に形成された三つ
の予め定めた接触点が滑動して装置14の三つの
対応する形態を備えた点と係合せしめられるとき
は結局三点接触支持システムが形成されたことに
なる。三つの対応形態づけられた点が接触せしめ
られると、装置14は片持様態で胴体12内に効
果的に支持される。胴体12の三点は胴体12の
内方部分に一体成形され、第2図、第5図および
第8図に示されている。第1点は胴体12の上壁
154から垂直方向下方へ延びる耳部152の前
方表面150によつて形成される(第2図および
第5図参照)。他の二つの点は二組の横方向に離
隔した細長い溝孔によつて形成される。一組は胴
体12の底壁156内に形成され第8図において
158および159として示されている。残りの
組は胴体12の側壁160および162内に形成
されて164および166で示されている(第8
図参照)。装置14上の三点は構造部材46(第
2図および第5図参照)の垂直耳部66の後方表
面168、および取付ブラケツト100の脚部1
01,102の底面および取付ブラケツト100
の二つの横方向に延びる耳部104および105
によつて形成される。これに関し、耳部104お
よび105は溝孔164および166とそれぞれ
組合いかつ脚部101および102の底面は溝孔
158および159とそれぞれ組合う(第8図参
照)。耳部66の後方表面168は耳部152
(第5図参照)の前方表面150と接触して構造
部材46の上部の停止および支持具として作用す
る。第5図において、この三点支持装置は構造部
材46の平面58を胴体12の底壁156の上方
に配置せしめてフイルムカセツト受入室170を
形成する。カセツト20が室170に挿入される
と、構造部材46の懸垂部60および62によつ
て前後、左右への位置決めが自動的に行なわれ
る。カセツト20を平面58内に垂直方向へ連続
的に押すために、胴体12の底壁156は一対の
離隔した細長い斜路174,176(第2図およ
び第5図参照)をもち、該斜路は底壁156とフ
イルムカセツト20の可塑性ハウジング22との
間に軽い干渉を発生する。可塑材ハウジング22
は可撓性を有するから、圧縮を受けると、フイル
ムカセツト20を平面58に向けて連続的に押す
力を生ずる。またこれに関し電池接点110はフ
イルムカセツト20に対し付加偏倚力を呈してカ
セツト20を平面58に押付け続けるのを支援す
る。構造部材46は完全な堅さを有しているか
ら、上述のような偏倚力を受けている間、装置1
4の三点片持支持を用いても垂直変位は極めて僅
少である。室172からカセツト20を取出すの
を助けるために、構造部材46の前壁48の底部
に配置された一連の横方向に離隔した斜路178
(第5図ではその一つのみが示されている)が、
カセツト20が前方に引かれたときカム作用を働
かせてカセツト20を平面58から離反させる。
胴体12もまた底壁に配置された一対の横方向に
隔つた細長い溝孔180および182(第2図お
よび第5図参照)を有し該溝孔は装置14が胴体
12内に溝入されるとき電池接点110を案内し
かつ位置づける作用をなす。
フアインダモジユール90は該モジユール90
がシヤツタモジユール70に対して垂直方向およ
び横方向に浮動できるが前後方向には移動できな
いような装置によつてシヤツタモジユール70に
取付けられることを既述した。該装置は胴体1
2、前蓋16およびフアインダモジユール90間
の界面配置によつてフアインダモジユール90の
光学軸線と対物レンズ装置74の光学軸線との垂
直および横方向を整合させる。該配置は胴体との
界面によるフアインダモジユール90の後端の整
合を提供し一方前端は前蓋16との界面によつて
整合される。これに関し、胴体12は後方に延び
るチユーブ184を備えるが、該チユーブはフア
インダモジユール90の一対の可撓性指部95,
96を滑動可能に受入れかつ圧縮するように形態
づけられているから、その後端はチユーブ184
の壁によつて挾み受けられる。また、チユーブ1
84は後方に延びる細長い溝孔186を有し該溝
孔は可撓性指部96の一つの底部に配置された耳
部188を滑動可能に受入れてフアインダモジユ
ール90の後端を案内しかつ配置する。フアイン
ダモジユール90の前端は、その前方部91が前
蓋16に配置された覆い窓192を取囲む対応し
て形態づけられたフランジ190によつて受入れ
られるとき適切に配置されることになる(第10
図参照)。前方部91とフランジ90との組合い
は瞭らかに、前蓋16が胴体12にスナツプ付さ
れたときに生ずる。
前蓋16は胴体12に組付ける前に胴体の残余
の部品について説明する。
チユーブ184は使用者が光景を見ている間そ
の目を傷めるのを防止する可撓性の接眼レンズ1
94を受入れるものである。また一対の離隔した
垂直リブ198およびこれに隣接する溝孔199
(第2図および第5図では一つのみが示されてい
る)が後壁196に配置され(第2図参照)該溝
孔は携帯紐を取付けるものである。上壁154に
は凹部198が設けられ該部は装置14が胴体1
2内に滑入されたときフラツシユソケツト覆い1
12を受入れるように形態づけられている。薄い
壁をもつた凹んだフランジ部200が胴体12の
孔の周囲を囲い該部は、扉ハウジング18、第2
図の部分202、および前蓋16、第2図および
第10図の部分204の対応して形態づけられた
部と組合いこれによつてこれら構成要素によつて
形成された囲いに外光が進入するのを防ぐラビリ
ング型遮光部を形成する。これに関し、フラツシ
ユソケツト覆いは中央の穿削部206をもちこの
中に凹部198および204を形成する壁が嵌
る。この装置は遮光部を提供しかつ直線状のフラ
ツシユ棒がフラツシユソケツト覆い112の頂部
に配置された細長い溝208に挿入されるときに
このフラツシユ棒を発火するためシヤツタモジユ
ール70の予め定めた部分と電気的に係合させ
る。
さらに、胴体12は側壁160および162そ
れぞれに配置された一対の横方向に離隔した凹部
210,212をもち、該凹部は一対の対応して
形態づけられた離隔した可撓性の片持型指部21
4,216(第10図参照)を受入れ、該指部は
前蓋16から後方に延びかつ前記凹部と組合つて
胴体12と前蓋16との間をスナツプ結合させ
る。
前蓋16は胴体12と装置14とが合体スナツ
プ結合されたとき、装置14を胴体12内に保持
するのを支援するというさらに別の構造上の特色
をもつ。第10図において、前蓋16の頂部の近
くに配置された後方に延びる突起218が見られ
る。突起218の機能は、前蓋16が胴体12に
スナツプ結合されたときシヤツタモジユール70
の前方に配置された対応して形態づけられた溝孔
220(第2図参照)に収まる。この装置によつ
て前蓋16から胴体12に配置された表面150
(第5図参照)への力伝達経路を提供する。この
ようにして、胴体12と前蓋16との間のスナツ
プ結合によつて発生した力は少くともその一部は
耳部66の前方表面に伝達され、これによつて構
造部材46を胴体12と前蓋16との間に挾み受
ける。この力の大きさを増大するために、構造部
材46の棚部51から前方に突出する一対の横方
向に離隔した可撓性アーム222,224(第2
図および第5図参照)がフランジ204の底部と
係合しかつ前蓋16が胴体12にスナツプ結合さ
れるとき前記底部によつて圧縮される。これらの
圧縮された可撓性アーム222,224が抵抗す
る力は、この力が前蓋をスナツプ結合部を回転点
として反時計方向に(第5図)回転させようとす
るから前述の力伝達経路を通つて伝達される。
さらに、前蓋16は一連の孔を有し、これらの
孔をシヤツタモジユール70の予め選択された構
成要素が、胴体12および前蓋16によつて装置
14が囲われたのちに貫通する。これらの孔は光
度計孔226、対物レンズ装置孔228、および
システム作動ボタン孔230(第10図参照)を
含む。シヤツタモジユール70内の対応する構成
要素はシステム作動ボタン232、対物レンズ装
置74および図示されていない光度計である。
撮影技術分野に堪能な者は本発明のもつ新規か
つ著しい利点が容易に納得できるであろう。最も
重要なことは、最小価格の完全自動化カメラであ
りながら全くわずかの組立機械の提供を必要とす
るだけで製造できることである。
本発明はその主旨または本質から逸脱すること
なくさらに他の方法で実施できる。したがつて、
本文に用いた実施例は単に説明用のものであつて
必ずしもこれに限定するものではなく、特許請求
の範囲に記載の本発明の範囲およびクレームの主
旨内のすべての変形を含むものとする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるシステム実施例の斜視説
明図;第2図は第1図のシステムの部分分解説明
図で一群のシステムモジユールを含むシステムの
作用システム装置を示し;第3図は第1図のシス
テムに用いられるフイルムカセツトの部分切除斜
視説明図;第4図は単独作用システム装置の分解
斜視説明図で複数のシステム機能提供モジユール
およびそれらの支持構造を示し;第5図は第1図
のシステムの部分切除側面図で第1図のシステム
の胴体および前蓋部材によつて形成された囲い内
に配置された作用システム装置を示し;第6図は
第1図のシステムに用いられる典型的スナツプ型
締具の説明用平面図;第7図は第4図の作用シス
テム装置の部分を形成するシヤツタモジユールの
部分除去後面斜視図;第8図は第1図のシステム
の部分除去前面斜視図;第9図は取付ブラケツト
を第4図の支持構造に取付ける詳細を示す切断側
面図;第10図は第1図のシステムの前蓋部材の
後面斜視説明図である。 10……モジユール式撮影システム、12……
胴体、14……中央システム装置、16……前
蓋、18……扉ハウジング、20……フイルムカ
セツト、22……ハウジング、24……スライ
ド、26……フイルムユニツト、28……電池、
30……前壁、32……出口溝孔、34……後
縁、36……差入れ溝孔、38……後壁、39…
…上壁部、40……露出孔、42……フランジ、
44……底壁、46……構造部材、48……前壁
部、50,52……側壁部、54……後壁部、5
6……露出室、58……平面、60,62……懸
垂部、64……切込み受部分、69……補強リ
ブ、70……シヤツタモジユール、71……部
材、72……突起部、73……後壁部、74……
対物レンズ装置、75……ボス、76……耳部、
77……切込み耳部、78……矩形部、79……
片持突起型部材、80……歯車列モジユール、8
1……側板の部分、82……側板、83……前
壁、89……溝孔、90……フアインダモジユー
ル、91……前方矩形部、92,93,94……
指部、99……リブ、100……取付ブラケツ
ト、101,102……脚部、103……棚部、
104〜107……耳部、110……電池接点、
112……フラツシユソケツト覆い、114〜1
17……耳部、118……孔、119……溝孔、
120,121……凹部、123,124……指
部、130,131……伸張ローラ、132,1
33……取付ブラケツト、134……孔、136
……掛金部材、137……溝孔、138……解除
ボタン、140……壇部、150……前方表面、
152……耳部、154……上壁、156……底
壁、158,159……支持点、160,162
……側壁、164,166……支持点、168…
…後方表面、170……カセツト受入室、172
……室、174,176……斜路、178……斜
路、180,182……溝孔、184……チユー
ブ、186……溝孔、188……耳部、190…
…フランジ、192……覆い窓、194……接眼
レンズ、196……後壁、198……凹部、19
9……溝孔、200……凹みフランジ部、20
2,204……部分、206……穿削部、208
……溝孔、210,212……凹部、214,2
16……指部、218……突起部、220……溝
孔、222,224……アーム、226……光度
計孔、228……接眼レンズ装置孔、230……
システム作動ボタン孔、232……システム作動
ボタン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 自己現像式の写真カメラであつて、該写真カ
    メラ10がフアインダのモジユール90、露出制
    御用のモジユール70、モータ駆動される一対の
    現像用ローラ130,131を保持するモジユー
    ル18、該現像用ローラ130,131をモータ
    84に連結するための歯車列のモジユール80、
    ならびにこれらモジユール90,70,18,8
    0を保持するための構造部材46からなる複数の
    モジユールを、ハウジング12内に備える前記自
    己現像式の写真カメラにおいて、 前記の各モジユール90,70,18,80
    は、前記構造部材46に配設される結合手段に結
    合するためのスナツプ式の結合手段が設けられ、
    該構造部材46は前記ハウジング12内部の整列
    手段と合致するための整列手段66,68,10
    4,105が配設され、前記ハウジング12は、
    該ハウジング内部の結合手段と合致するためのス
    ナツプ式の結合手段214,218によつて保持
    される蓋体16を備えていることを特徴とする自
    己現像式の写真カメラ。
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