JPS62124949A - 印刷塗布液ハネ防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、グラビア印刷、塗料、接着剤等の塗イ［工程
において、インキあるいは塗料に浸漬する印刷版胴、塗
布ロールの回転立ち上り側の軸方向両側に発生するイン
キ、塗料の飛散を防止する装置に関する。

（従来の技術） グラビア印刷においては、第３図印刷インキ液槽（４）
内に凹版胴（Ａ＞を部分的に浸漬させて、回転させなが
らインキを版面に供給し、余分なインキをドクター（５
）によって掻き取りながら、版胴（Ａ＞とインプレッシ
ョンロール（１）との間に印刷用紙を通過させて印刷を
行なう。その場合、版胴の両側面とインキ液面との界面
及びドクター（５）と版胴両側周面との１習接する箇所
におけるドクター（５）側の摩滅による僅かな空隙から
版胴接線方向及び回転遠心力方向へとインキ液界面のイ
ンキ及び版胴に付着したインキが飛散して、印刷インキ
槽（４）上方におるインプレッションロール（１）ある
いは上方を通過する印刷用紙を汚損し易い。そこで従来
は第３図のように印刷胴（Ａ＞など塗布ロールの両側周
面を全面的に被覆するカバ一体（３）を取り付けて、イ
ンキ等の飛散を防止していたが、カバーが大型になり、
取り付は及び取り外し、洗浄に手数がかかつていた。ま
た、従来法の場合、印刷中にシリンダー側面にインキが
堆積しやすく、印刷終了後の版洗浄に手間取っていた。

（発明の目的） 本発明は、グラビア印刷機、あるいは塗布装置に取り付
けて、上記インキの飛散を防止するための装置であって
、ドクターホルダーなど支持体に簡便に設置できて、印
刷版胴、あるいは塗布ロールに近接する最少限度にカバ
ーを必要とする薬液の飛散する箇所に飛散防止板を取り
付け、防止板そのものを軽量化し、洗浄を容易にするこ
とを目的とするものでおる。

（発明の構成） 本発明は、印１ｌｉｉＩＩ塗布液に浸漬する印刷版等回
転胴の軸方向両側面おるいは該両側面と両側周面の回転
立ち上り側に、バネを介して両側面方向に付勢する塗布
液バネ防止板を被覆したことを特徴とする印刷塗布液バ
ネ防止装置である。

本発明装置を第１図−実施例に従って詳細に説明すれば
、（Ａ＞はグラビア印刷あるいは接着剤に浸漬する版胴
等塗布用の回転胴、（２）は、印刷機本体軸受に取り付
けられる版胴軸、（２０）は版胴の周面に摺接する印刷
インキ液掻き取りブレードを備えるドクターである。該
ドクター（２０）は通常印刷機本体に固定される第３図
左右揺動ステー（１６）に支持アーム（１７）を介して
取り付けた支持板（１８）の先端にネジ（１９）により
取り付けられるものである。ドクター（２０）上の内方
にブラケット（１３）を取り付け、該ドクター長手方向
に平行なシャフト（１２）を該ブラケット（１３）に嵌
挿し、ドクター上面において、該ドクター両側方向の前
記シャフト（１２）の一端に塗布液バネ防止板（１１）
を取り付け、該シャフト（１２）他端に前記ブラケット
（１３）対する扱は止め用及びバネ固定用の係止板（１
５）を取り付け、且つブラケット（１３）と係止板（１
５）との間のシャフト（１２）にバネ（１４）を装着す
る。上記バネ防止板（１１）、シャフト（１２＞、ブラ
ケット（１３）などは、ドクターに対して左右両側に対
称的に設ける。ドクターは、版胴（Ａ）の軸方向に揺動
ステー（１６）により版胴両側面（１０）側に常に押し
付けられて接したまま、ドクターを揺動させることがで
きる。バネ防止板（１１）は、版胴（Ａ＞側面（１０）
と両側周面（１０ａ）を被覆する。

防止板（１１）の内側は、第１国事面図に示すように、
版胴（Ａ）の側面（１０）に接触し、側部周面（１０ａ
）に沿って非接触状態になるような切欠部（１１ａ＞を
備えている。該防止板（１１）は、第２図本発明の部分
斜視図に示すように、回転する版胴（Ａ＞の立ち上り回
転側の真側周面より上方に設置することが望はしいが、
版胴に付着するインキ量（粘度による）及び回転速度゛
に応じて高さを調整することが望ましい。また、防止板
（１１）の版胴軸（２）方向の幅は適宜設定できるが、
幅が狭すぎてもインキ等塗布液の飛散液滴を防ぎきれな
いので、版胴の回転数に応じて設定する必要がある。ま
た、場合によっては、防止板（１１）の下方に版胴側面
（１０）に沿って補助板を取り付けてもよい。防止板を
版胴側面側に付勢する機構は、バネ（１４）以外に、エ
アシリンダー、油圧装置を取り付けてもよい。

防止板（１１）の材質としては、版胴を損傷しない比較
的軟らかいものが適しているが、例えば、アルミニュウ
ム・板、ゴム板、スポンジ、プラスチック板などが適し
ている。

（発明の作用） 本発明装置は、版胴（Ａ＞あるいは塗イ１０−ルなどの
両側面（１０）と両側周面（１０ａ＞を一部分被覆する
防止板く１１）をドクター（２０）のホルダー側などに
支持させて、バネにより常に両側面に接するように取り
付けてあり、ドクターの左右方向への揺動動作に対して
も、防止板（１１）は版胴両側面に対して密接状態で動
作する。

また、洗浄作業においても、ネジ（１９）を弛めてドク
ター（２０）と−緒に簡単に取り外すことができ、洗浄
面積も従来のカバーよりも極めて少なく、手数がかから
ず、取り付ける場合も、防止板（１１）は、バネ（１４
）により内方に付勢されているので簡単に側面（１０）
に密着させて取り付けることができる。また、本発明装
置は、印刷版両側面（１０）に防止板（１１）が摺接す
るため、該両側面（１０）にインキの堆積が発生しない
。

（発明の効果） 本発明によれば、グラビア印刷機あるいは塗料、接着剤
などの塗布装置において、インキ、接着剤など印刷塗布
液に浸漬して回転する印刷版胴又は、塗布ロールの液界
面で発生する液滴飛散を簡便に且つ確実に防止すること
ができ、インキなど印刷塗布液槽回りの清浄作業が容易
になり、印刷物に対するインキバネによる汚損のトラブ
ルが防止できるとともに、版シリンダー側面へのインキ
の堆積を防止できるなどの効果を秦するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は１、本発明装置の平面図、第２図は、本発明装
置の部分斜視図、第３図は、従来のインキバネ防止方法
の説明図である。 １・・・インプレッションロール ２・・・軸　　　　　　　３・・・カバー４・・・イン
キ槽　　　　５・・・ドクター６・・・ボールブツシュ ７・・・取り付はネジ　　８・・・止めネジ９・・・止
めネジ　　　１０・・・側面１１・・・防止板　　　１
２・・・シャツ１−１３・・・ブラケット　１４・・・
バネ１６・・・揺動ステー　２０・・・ドクターＡ・・
・版胴

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 印刷塗布液に浸漬する印刷版等回転胴の軸方向両側面あ
   るいは該両側面と両側周面の回転立ち上り側に、バネを
   介して前記両側面方向に付勢する塗布液バネ防止板を被
   覆したことを特徴とする印刷塗布液バネ防止装置。