JPS62124883A - ロ−タリ−ハンマ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、コンクリートや石材を穿孔するのに使用する
ロータリーハンマ、すなわちハンマ本体の先端部におい
て挿入保持されたドリルビット等の工具に対して回転と
ともに打撃振動を付与するようになした衝撃工具として
知られるロータリーハンマに関するものである。

［従来の技術］ ハンマドリル等のロータリーハンマは、ドリルビット等
の工具に対して回転とともに軸心方向の打撃振動を与え
て穿孔作業等を行なうものであり、例えば、米国特許第
４２８０３５９号明細書に見られるように、ハンマ本体
内部に有する振動機構の案内用シリンダ内に往復運動す
る振動体としてのピストンを備え、該ピストンは回転運
動を軸方向の往復運動に変換する運動変換伝動装置を介
して電動機により駆動されるように設けられ、このピス
トンの往復運動によりシリンダ内において軸心方向に運
動可能に装備せる打撃体を介して、ハンマ本体の先端部
において保持されたドリルビット等の工具に対して軸心
方向の打撃振動を与え、これと同時に、工具を同伴回転
可能に保持する工具保持部材に電動機の回転を減速して
伝達し、工具に対して打撃振動と回転とを与えるように
構成している。

上記のような従来のロータリーハンマにあっては、ピス
トンおよび打撃体を備えたシリンダと、前記ピストンの
駆動部となる運動変換伝動装置並びに電動機等が外装体
を兼ねるフレーム内部に収容され、そしてハンマ本体の
先端部において工具保持部材を回転可能に支承するブラ
ケット部と電動機の回転子軸の一端を受支する軸受を保
持するブラケット部とが一体に形成されて前記フレーム
に固着されている。

［発明が解決しようとする問題点］ そのため、このロータリハンマの組立て製作の際は、工
具保持部材および電動機を先にこれらを支持するブラケ
ットに組込んだ後、該ブラケットをフレームに固着しな
ければならず、しかもこうして電動機および工具保持部
材等を組込んでから、ピストン等を備えたシリンダおよ
び運動変換伝動装置等を保持するブラケットをフレーム
に固着して組立てており、内部構造がかなり複雑なこと
もあって、組立て作業がきわめて煩雑で面倒なものとな
っている。また故障等の際の分解作業も、前記組立てと
は逆の手順で行なわねばならず、決して容易ではない。

衝撃工具として信頼性のある耐衝撃性を持ち長期間の使
用に耐えられるようにハンマ本体の外装部分を頑丈な構
成にすればするほど、組立て分解が困難になる。

特にこの種のロータリーハンマにあっては、組立て製作
の際に電動機等の運転性能試験を必要とするが、ハンマ
本体の構造が上記したように一体的に組立てられる構造
になっていると、例えば電動機の運転性能試験は、電り
機のみでなく、ビット等の工具保持部材をも外装体胴部
のフレームに組込んだ状態で行なわねばならず、きわめ
て面倒なものである。

また、この種口−タリーハンマは、その使用中に内部機
構が故障したり、あるいはピストンのシールリング等の
部品の消耗によって動作しなくなることがよくあるが、
上記のようにハンマ本体の構造が分解し難い構造である
と、現地での故障個所の補修や部品交換等が容易に行な
えず、特に分解が容易でないためにいちいち工場に持ち
込むことも多く、その量刑のロータリーハンマを使用し
なければならないことにもなる。

そのため、従来、上記例のばかに、各部の保持フレーム
を兼ねる外装体を左右に展開可能なるようにシリンダの
軸心方向に２分割した構成にすることも試みられたが、
組立て作業は容易であっても、分解時には、全部の部品
が露出して不要な部分まで分解される結果となる。その
上、両サイドの分割形の外装体を相互にネジで締付は固
定しなければならないためにネジを多数型する上、激し
い衝撃によって緩まないような構造にしなければならず
、それが分解を困難にする結果となる。しかも前記の分
ｖ１８４成によって、衝撃によって部品相互が緩み易く
、組立て後の精度も低くなり、耐衝撃性について充分な
信頼性が得られず、実施上好ましいものではない。

従って、分解、組立てを容易にしてしかも高品質で信頼
性の高いロータリーハンマを構成するのは、案外容易で
なく、修理や部品交換などの補修に手間がかかるのも止
むを得ないとして構成されているのが実情である。

本発明は、上記事情に鑑みて、上記従来の問題点を解決
すべく複雑な構成を外装部分を含めて合理的に構成して
、部品の組立て製作および性能試験、さらには現地での
部品の交換や修理に容易に対応することができ、しかも
衝撃工具としての精度、耐久性も充分に得られるロータ
リーハンマを提供しようとするものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、ドリルビット等の工具の保持部分と、工具に
対し回転とともに打撃振動を与える部分と、駆動用の電
動機とがハンマ本体の外装体を兼ねるフレーム内に収容
されているロータリーハンマの構成において、工具の保
持部分と、工具に対し回転とともに打Ｉｓ動を与える部
分と、電動機の部分とを、外装部分を含めてそれぞれの
構成ユニット毎に個別に構成、製作して、これを組立て
る構造とし、かかる問題を解決せんとしたものである。

すなわち本発明は、上記のごとくハンマ本体内部に有す
る電動機により駆動される振動機構により、ハンマ本体
の先端部において保持されるドリルビット等の工具に対
して軸心方向の打撃振動が与えられるとともに、電動機
からの回転伝達により前記工具に回転が与えられるよう
になされたロータリーハンマにおいて、ハンマ本体は、
振動機構の軸心方向に開口する略筒形をなしかつ外装体
胴部を兼ねるフレームの内部に、振動機構および運動変
換伝動装置等の伝動機構の収容部を有するとともに、該
収容部に隣接して振動機構の軸心と平行な軸心で駆動用
の電動機を装備した電動機部分と、シリンダにピストン
および打撃体を内儀してなる振ｉ！ｌＪ機構および運動
変換伝動装置を含む伝動機構を、前記電ｉ！ｌＩ機部分
のフレームの一方の開口部に対し脱着可能に結合される
ブラケットに保持してなる振動および伝動機構部分と、
工具を同伴回転可能に保持する工具保持部材を、前記電
動機部分のフレームの他方の開口部に脱着可能に結合さ
れるブラケットに回転可能に支承してなる工具保持部分
とを、各々の構成ユニット毎に組立て、分解可能に構成
してなることを特徴とするものである。

［作　用コ 上記のように構成された本発明によれば、その組立て製
作の際は、先ずハンマ本体の外装体胴部を兼ねるフレー
ム内に駆動用電動機を装備した電動機部分、およびドリ
ルビット等の工具を保持する工具保持部分、並びに振動
および伝動門構部分を、各々の構成ユニット毎に個別に
組立て構成し、しかる後に外装体胴部を兼ねる電ｖＪ機
部分の略筒形のフレームに対してその両側開口部より前
記工具保持部分と振動および伝動機構部分とを組込んで
、それぞれのブラケットを前記フレームに対して結合固
着することにより容易に組立て構成できる。またこの組
立ての際の性能試験も各構成ユニット毎に対応でき、例
えば駆動用電動機の性能試験は、外装体胴部を兼ねるフ
レーム内に電動機を組込んだ状態つまり電動機部分のみ
を組立て構成した状態で、必ずしも工具保持部分をフレ
ームに組込まないでも行なうことができる。

また本発明のロータリーハンマは、前記各構成ユニット
毎の機能別に分解できるので、例えば工具保持部分ある
いは振動および伝動機構部分の故障や消耗する部品の取
り換えの際には、この工具保持部分あるいは振動および
伝動機構部分のみを各々他部分をそのままにして電８機
部分のフレームから取り外して分解することにより、不
必要な部分まで分解することなく対処できる。

しかも上記の各構成ユニット毎に各別能部分が構成され
ることに加えて、外装部分が振動機構の軸心方向に対し
て直交する方向に分割されて略筒形をなすことから、各
構成ユニット部分を結合するためのネジ止め等の締結部
分が少なくてかつ充分な組立て強度が得られ、左右に分
割形に形成した場合に比し撮動、衝撃による緩みが少な
くて耐′ｆＥ！ｌ性に優れ、組立て精度を出し易くなる
。

［実施例］ 上記のような本発明のロータリーハンマを図面に示され
た実施例に基づいて説明する。

ロータリーハンマの組立て状態を示す第１図において、
（１）はハンマ本体、（２）は把持部であり、把持部（
２）にはその内部のスイッチ（４）を入切してハンマ本
体（１）内に装備した駆動用電動機を作動させる引金式
の操作片（３）が設けられている。そして図示する実施
例のハンマ本体（１）は概略下記のような構成を有して
いる。

（１０）はハンマ本体（１）の外装体の胴部を兼ねるフ
レームであって、後述する振動し１構および伝動機構等
の収容部（１０ａ）と駆動用型動態（１１）の収容部（
１０ｂ）とを隣接して有しかつ前記Ｓ動機構の軸心方向
に開口した略筒形に形成されている。電動機（１１）は
前記フレーム（１０）の前記収容部（１０ｂｌ内におい
て回転子軸（１２）の両端部が軸受（１３）＜１４）に
より回転自在に支承されて装備されており、前記回転子
軸（１２）には羽根車（１５）が固設されている。回転
子軸（１２）の出力側の前記軸受（１３）はフレーム（
１０）一部に保持され、また他方の軸受（１４）はフレ
ーム（１０）にネジ等の締結手段（図示省略）により固
着されたブラケット（１６）に保持されている。そして
これらの構成部分が後述する電動機部分（＾）の構成ユ
ニットとなる。

また上記回転子軸（１２）の出力側の端部にはピニオン
（１７）が設けられて、これに噛合する伝動歯車（１８
）を介して中間軸（１９）上の歯車（２０）と連結され
、電動機（１１）の回転が減速されて中間軸（１９）に
伝達されるようになっている（第２図および第３図）。

前記の伝動歯車（１８）および中間軸（１９）は上記の
フレーム（１０）に対して結合されるブラケット（２１
）にそれぞれ一方の軸端が軸受（２２Ｎ２３）により、
また他方の軸端が後述する保持ブラケット（２５）によ
り支承され保持されている。また工具に対し打撃振動を
与えるための振動機構として、撮動の案内用シリンダ（
２４）がその軸心を前記中間軸（１９）と平行方向にし
て保持ブラケット（２５）により保持されて前記ブラケ
ット（２１）に取付けられるとともに、このシリンダ（
２４）の内部にはその軸心方向に往復運動する振動体と
してピストン（２６）がシールリング（２６ａ）により
密接状態で摺動可能に嵌装されている。

このピストン（２６）は回転運動を軸心方向の往復運動
に変換する運動変換伝動装置（２７）を含む伝動機構を
介して前記電動機（１１）と連結され、電動Ｒ（１１）
の回転が変換伝動されて駆動され往復運動を行なうよう
に設けられている。

また上記のシリンダ（２４）にはピストン（２６）との
間に若干の空隙を存して軸方向に運動可能に打撃体（２
８）が装備され、前記ピストン（２６）の往復運動によ
り空気によるクッション部分を介して打撃体（２８）が
軸方向に追従運動するように設けられており、該打撃体
（２８）によりハンマ本体（１）の先端部において後述
する工具保持部材により保持せるドリルビット等の工具
（２９）に対して打撃撮動エネルギを与え得るように構
成されている。そしてこれらの構成部分が後述する振動
および伝動機構部分（Ｂ）の構成ユニットとなる。

上記の運動変換伝動装置（２７）として、図示する実施
例においては、シリンダ（２４）の軸心と平行に延在せ
る前記の中間軸（１９）上にクラッチ機構を介して同伴
回転可能なカムドラム（３０）が設けられ、該カムドラ
ム（３０）の外周に前記中間軸（１９）の軸心に対して
偏心傾斜した軸心を有する環状溝（３１）が設けられ、
該環状溝（３１）にボール（３２）を介してリング（３
３）が案内嵌合され、該リング（３３）より直径方向に
出力部を構成するプランジャ（３４）が延設され、該プ
ランジャ（３４）の端部が前記振動機構の振動体である
ピストン（２６）に有するピンソケット（３５）に貫通
係合されて、中間軸（１９）の回転に伴いカムドラム（
３０）が回転すると前記偏心した環状溝（３１）により
揺動するプランジャ（３４）を介してピストン（２６）
が軸心方向に往復運動するように構成されている。前記
カムドラム（３０）のクラッチ機構として、カムドラム
（３０）が中間軸（１９）に対し遊嵌されるとともに、
前記中間軸（１９）には軸方向に摺動可能かつ同伴回転
可能なりラッチ部材（３６）を備え、この両者の相対向
面に有するクラッチ用の突片（３０ａ）（３６ａ）が噛
合状態にあるとき中間軸（１９）からカムドラムに回転
伝達され、また前記突片（３０ａ）（３６ａ）が噛合を
離脱すると非回転伝達状態に、つまり振動機構が動作し
ない状態に保持されるようになっている。前記クラッチ
部材摺動操作用の操作つまみ（図示省略）はフレーム（
１０）より側部に突出せしめられる。

また工具保持部材（３７）は、上記シリンダ（２４）と
同一軸心上に配される輪状の中間部材（３８）と、該中
間部材（３８）に連結部材（３９）を介して連接された
保持筒（４０）とからなり、該保持筒（４０）に挿入さ
れるビット等の工具（２９）のシャンク端部を、トルク
伝達するボール等のロック手段（４１）により同伴回転
可能に保持し得るように設けられている。（４２）は前
記ロック手段（４１）を工具（２９）のシャンク端部に
有する凹部に嵌合すべく内周にカムが設けられた操作リ
ングで、外周に保護スリーブ（４３）が嵌合せしめられ
ている。そして前記中間部材（３８）に有するスプライ
ン軸部（３８ａ）が回転伝達機構の一部となる内側スリ
ーブ（４４）に対し軸心方向に移動可能なるようスプラ
イン嵌合され、上記打撃体（２８）による打撃作用によ
り軸心方向に変位し得るようになっている。前記の内側
スリーブ（４４）とともに回転伝達機構を構成する外側
スリーブ（４５）は一端側が内側スリーブ（４４）に対
し遊嵌され、かつ他端側か上記シリンダ（２４）に軸受
（４６）を介して嵌合されると共に、該外側スリーブ（
４５）に有する歯車（４１）と上記中間軸（１９）の端
部に形成されたビニオン（４８）とが噛合して、電動機
（１１）による回転が外側スリーブ（４５）に減速伝達
されるように設けられており、さらに前記外側スリーブ
（４５）と内側スリーブ（４４）との遊嵌部分において
、外側スリーブ（４５）に有する透孔に嵌入して保持さ
れたボール（４９）がスプリング（５０）によりボール
ガイド（５１）を介して内向きに弾圧されて内側スリー
ブ（４４）外周に有する皿状凹部（５２）に嵌合せしめ
られ、外側スリーブ（４５）の回転が内側スリーブ（４
４）に伝達されて、工具保持部材（３１）が回転するよ
うに構成されている。工具（２９）がロック状態になっ
たときには、前記のボール（４９）がスプリング（５０
）の弾圧力に抗して内側スリーブ（４４）の凹部（５２
）から抜脱して空転するようになっており、これが回転
スリップ装置となる。

上記の工具保持部材（３７）は中間部材（３８）の個所
と回転伝達機構の内側スリーブ（４４）の個所において
外装体の一部となる略筒形のブラケット（５３）の内側
に有する保持ブラケット（５６）に軸受（５４０５５）
を介して回転可能に支承されている。

ブラケット（５３）と保持ブラケット（５６）とが上記
フレーム（１０）の伝動機構等の収容部（１０ａ）側の
開口部に対しネジ等の締結手段により結合されて組込ま
れ、これにより上記回転伝達機構の外側スリーブ（４５
）がシリンダ（２４）に嵌合していることと相俟って、
シリンダ（２４）と同一軸心に確実に保持される。（５
１）は工具保持部材（３１）の先端部に装着されたゴム
カバーである。（６３）は打撃振動による衝撃を緩和す
るための緩衝ゴムである。そしてこれらの構成部分が後
述する工具保持部分（Ｃ）の構成ユニットとなる。

しかして、本発明においては、上記の構成を有するハン
マ本体（１）を、電動機部分（Ａ）　、ｆｆｉ動および
伝動機構部分（Ｂ）、並びに工具保持部分（Ｃ）の各構
成部分をそれぞれユニットとして構成し、これを組立て
および分解可能に組合せている。

すなわち、上記外装体胴部を兼ねる略筒形のフレーム（
１０）の内部に、振ｖＪ機構および運動変換伝ｖＪ装置
（２７）を含む伝動機構等の収容部に隣接して、前記収
容部に装備される振動機構の軸心と平行な軸心をなすよ
うに電動機（１１）を装備した電ｅ　８部分（＾）と、
シリンダ（２４）にピストン（２６）および打撃体（２
８）を装備してなる振動機構および運動変換伝動装置（
２７）や中間軸（１９）等を含む伝動機構がブラケット
（２１）に一体向に保持された振動および伝動機構部分
（Ｂ）と、ドリルビット等の工具（２９）を同伴回転可
能に保持する工具保持部材（３７）がブラケット（５３
）により支承された工具保持部分（Ｃ）とを、第４図〜
第６図に示すように各々の構成ユニット毎に別個に組立
て構成し、これを相互に結合して組合せることによりハ
ンマ本体（１）を構成しており、前記ユニット毎に分解
、組立て可能となしている。

そのため、前記振動および伝動機構部分（Ｂ）のブラケ
ット（２１）と電動機部分（Ａ）のフレーム（１０）と
の結合手段として、図示のようにブラケット（２１）の
周縁部とフレーム（１０）の開口端部とをバッキング（
５８）を介してシール状態に嵌合するともに、この両者
を第９図に示されるようにネジ等の締結手段（５９）に
より周縁部の所要個所において結合する構成にしており
、この締結手段（５９）の締付は緩解操作により脱着可
能になっている。

さらに工具保持部分（Ｃ）のブラケット（５３）および
保持ブラケット（５６）と電動機部分（＾）のフレーム
（１０）との結合手段として、電動機（１１）を支承す
るブラケット（１６）とは別体に形成された保持ブラケ
ット（５６）の結合側端部が前記フレーム（１０）の収
容部（１０ａ）側の開口端部に対し嵌合するとともに、
第８図に示されるようにブラケット（５３）の周縁部と
保持ブラケット（５６）の周縁部を貫通しかつフレーム
（１０）のネジ孔部分に螺合するネジ等の締結手段（６
０）により周縁部の所要個所において結合する構成にし
ており、前記締結手段（６０）の締付は緩解操作により
脱着可能になっている。前記両ブラケットを一体に形成
した場合も同様である。

従って、上記のロータリーハンマの組立て製作に際して
は、先ず上記の電動機部分（Ａ）　、ＪＩＧ動および伝
動機構部分（Ｂ）、工具保持部分（Ｃ）の各々の構成ユ
ニット毎に別個に組立て構成し、そして電動機部分（Ａ
ｌのフレーム（１０）に対しその両側開口部より振動お
よび伝動機構部分（Ｂ）と工具保持部分ＦＣ）とをそれ
ぞれ組込み、振動および伝動機構部分（Ｂ）に有するシ
リンダ（２４）と、工具保持部分（Ｃ）に有する回転伝
達機構の外側スリーブ（４５）とをフレーム（１０）内
の収容部（１０ａ）において軸受を介して嵌合づるとと
もに、電動１（１１）の回転子＠（１２）のピニオン（
１７）と伝動歯巾（１８）、および中間軸（１９）のピ
ニオン（４８）と外側スリーブの歯車（４７）とをそれ
ぞれ噛合せしめ、さらに各々のブラケット（２１１（５
３）（５６）をフレーム（１０）の開口端部に対して締
結手段（５９）（６０）により結合すればよく、組立て
製作が容易であり、また例えば電動機の運転性能試験は
前記の振動および伝動機構部分（Ｂ）と工具保持部分（
Ｃ）とを組込むまでに電動機部分（Ａ）のみをもって行
なうことができる。

ざらに、工具保持部分（Ｃ）や振動および伝動機構部分
（Ｂ）の内部に故障が生じたとき、あるいはピストン（
２６）のシールリング等の消耗部品を交換する必要が生
じた際には、その個所を含む工具保持部分（Ｃ）あるい
は振動および伝仙刷欝部分（Ｂ）の構成ユニットのみを
締結手段（５９）または（６０）を緩解してフレーム（
１０）から離脱し分解すればよく、他の部分まで分解す
ることなく補修や部品交換に対応でき、またその後の組
立ても上記と同様に容易に行なえる。

なお、把持部（２）はハンマ本体（１）に対し合成樹脂
等の素材により両サイドの分割形に形成されて、ハンマ
本体（１）のブラケット（２１）に突設された突起（６
１）を緩衝ゴムを介して両側より決着するようにしてボ
ルト、ナツト等の締結具（６２）により締着される。

さらに本発明は、ハンマ本体（１）の構造は上記した実
施例のものに限定されるものではなく、例えば運動変換
伝動装置として傘歯車とクランクを利用して回転運動を
往復運動に変換できるようにする等、特許請求の範囲を
逸脱しない範回内で梗々変更して実施することができる
。

［発明の効果］ 上記のように本発明は、電動機部分と、工具保持部分と
振動および伝動機構部分とを、各々の構成ユニット毎に
組立て、分解できるものであるから、組立て製作が容易
であるばかりか、製作時の性能試験にも各ユニット毎の
機能別に容易に対応できるとともに、各ユニット毎に異
もに、各ユニット毎に異なる機種に利用することも可能
である。また内部機構の補注や部品交換の際は、いちい
ち工場に持ち込まなくとも使用現地において必要な構成
ユニット毎に分解、組立てし得て容易に対処でき、さら
に組立て強度も充分で耐衝撃性に優れ、精度も出し易い
ので、衝撃工具として充分な耐久性を持ちかつ信頼性を
有するロータリーハンマを提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示したロータリーハンマ
の一部縦断側面図、第２図は前図■−■線における拡大
断面図、第３図は前回ｍ−■線における振動および伝動
機構部分の断面図、第４図は電動機部分の一部欠截側面
図、第５図は振動および伝ｆ７１機構部分の一部欠截側
面図、第６図は工具保持部分を示す一部欠截側面図、第
７図は前回■−■線の断面図、第８図は前回■−■線の
断面図、第９図は第２図ｒＸ−ＴＸ線の断面図である。 （１）・・・ハンマ本体、（２）・・・把持部、（１０
）・・・フレーム、（１１）・・・電動機、（１つ）・
・・中間軸、（２１）・・・ブラケット、（２４）・・
・案内用シリンダ、（２６）・・・ピストン、（２７）
・・・運動変換伝動装置、（２８）・・・打撃体、（２
９）・・・工具、（３７）・・・工具保持部材、（５３
）・・・ブラケット、（５６）・・・保持ブラケット、
（５９）（６０）・・・締結手段、（Ａ）・・・電８Ｒ
部分、（Ｂ）・・・振動および伝動機構部分、（Ｃ）・
・・工具保持部分。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ハンマ本体内部に振動機構を備え、振動機構の案内
   用シリンダ内には回転運動を軸心方向の往復運動に変換
   する運動変換伝動装置を介して電動機により駆動され往
   復運動するピストンを装備し、このピストンの往復運動
   によりシリンダ内を軸方向に運動可能に装備せる打撃体
   を介してハンマ本体の先端部において保持されるドリル
   ビット等の工具に対して軸心方向の打撃振動が与えられ
   るとともに、前記工具を同伴回転可能に保持する工具保
   持部材が電動機からの回転伝達により回転可能に設けら
   れ、工具に回転が与えられるようになされたロータリー
   ハンマにおいて、ハンマ本体は、 振動機構の軸心方向に開口する略筒形をなしかつ外装体
   胴部を兼ねるフレームの内部に、振動機構および運動変
   換伝動装置等の伝動機構の収容部を有するとともに、該
   収容部に隣接して振動機構の軸心と平行な軸心で駆動用
   の電動機を装備してなる電動機部分と、 シリンダにピストンおよび打撃体を装備してなる振動機
   構および運動変換伝動装置を含む伝動機構を、前記電動
   機部分のフレームの一方の開口部に対し脱着可能に結合
   されるブラケットに保持してなる振動および伝動機構部
   分と、工具を同伴回転可能に保持する工具保持部材を、
   前記電動機部分のフレームの他方の開口部に脱着可能に
   結合されるブラケットに回転可能に支承してなる工具保
   持部分と を、各々の構成ユニット毎に組立て、分解可能に構成し
   てなることを特徴とするロータリーハンマ。