JP2570633Y2 - 打撃工具 - Google Patents
打撃工具Info
- Publication number
- JP2570633Y2 JP2570633Y2 JP4240592U JP4240592U JP2570633Y2 JP 2570633 Y2 JP2570633 Y2 JP 2570633Y2 JP 4240592 U JP4240592 U JP 4240592U JP 4240592 U JP4240592 U JP 4240592U JP 2570633 Y2 JP2570633 Y2 JP 2570633Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- sleeve
- tooth row
- striking
- connecting member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電気ハンマドリルのよ
うな、運動変換機構部と打撃機構部と回転伝達機構部と
を有する打撃工具に関するものである。
うな、運動変換機構部と打撃機構部と回転伝達機構部と
を有する打撃工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の装置は特公昭61−19395号
公報及び公表特許公報平4−500043号に記載のよ
うに、以下のようになっていた。工具ホルダに連結され
たシリンダと駆動ホイールとの間に回転運動を伝達させ
るための連結部材を設け、この連結部材をシリンダに連
結し、整定部材により連結部材が、駆動ホイールに連結
する連結位置、空転位置、および打撃工具をケーシング
に対してロックするロック位置とに、打撃軸線方向に移
動する構造で、この連結部材の両側に、突部または、凹
部を設け、これに補完する形状を駆動ホイールの端部と
ケーシングにそれぞれ設けた構造のものであった。
公報及び公表特許公報平4−500043号に記載のよ
うに、以下のようになっていた。工具ホルダに連結され
たシリンダと駆動ホイールとの間に回転運動を伝達させ
るための連結部材を設け、この連結部材をシリンダに連
結し、整定部材により連結部材が、駆動ホイールに連結
する連結位置、空転位置、および打撃工具をケーシング
に対してロックするロック位置とに、打撃軸線方向に移
動する構造で、この連結部材の両側に、突部または、凹
部を設け、これに補完する形状を駆動ホイールの端部と
ケーシングにそれぞれ設けた構造のものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の装置は、連結部
材の駆動ホイールとの結合部とケーシングの突部また
は、凹部との結合部とでは、荷重のかかり方や荷重の大
きさが異なるために、1個の部品で最適設計することが
困難であった。また、2ケ所の連結部を有するため、片
方の連結部材が破損しても、この両方の連結を兼ねた連
結部材を交換する必要があり、部品単価が高価となる問
題があった。
材の駆動ホイールとの結合部とケーシングの突部また
は、凹部との結合部とでは、荷重のかかり方や荷重の大
きさが異なるために、1個の部品で最適設計することが
困難であった。また、2ケ所の連結部を有するため、片
方の連結部材が破損しても、この両方の連結を兼ねた連
結部材を交換する必要があり、部品単価が高価となる問
題があった。
【0004】本考案の目的は、上記した従来技術の問題
点をなくし、上記連結部材に関する最適な設計を可能に
し、個々の部品の長寿命化を図るとともに、部品の修理
交換時の部品単価を安価にすることである。
点をなくし、上記連結部材に関する最適な設計を可能に
し、個々の部品の長寿命化を図るとともに、部品の修理
交換時の部品単価を安価にすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、駆動ホイー
ルに係合する連結部材とは別に、シリンダ外周に歯列を
設け、ケーシング内周に打撃軸方向にのびた突部また
は、凹部を設け、この突部または、凹部を補完形状をな
す外周部を有するスリーブをケーシングの突部または凹
部と打撃軸方向に移動可能に係合させ、スリーブ端部
に、シリンダの歯列と補完形状をなす歯列を設け、整定
部材によって、シリンダの歯列とスリーブの歯列とを連
結または、離脱可能にするスリーブをケーシングとシリ
ンダとの間に係合する様設置することにより、達成され
る。
ルに係合する連結部材とは別に、シリンダ外周に歯列を
設け、ケーシング内周に打撃軸方向にのびた突部また
は、凹部を設け、この突部または、凹部を補完形状をな
す外周部を有するスリーブをケーシングの突部または凹
部と打撃軸方向に移動可能に係合させ、スリーブ端部
に、シリンダの歯列と補完形状をなす歯列を設け、整定
部材によって、シリンダの歯列とスリーブの歯列とを連
結または、離脱可能にするスリーブをケーシングとシリ
ンダとの間に係合する様設置することにより、達成され
る。
【0006】
【作用】上記のように構成された打撃工具は、整定部材
により、結合していた駆動ホイールと連結部材を離脱さ
せ、駆動ホイールからシリンダへの回転伝達を遮断し工
具ホルダに連結されたシリンダを空転可能にする。さら
に、工具ホルダに装着される先端工具の位置決めを行な
う為に、整定部材により、連結部材と別部品のスリーブ
を移動させスリーブの歯列とシリンダの歯列とを噛み合
わせ、シリンダをロックするように動作する。
により、結合していた駆動ホイールと連結部材を離脱さ
せ、駆動ホイールからシリンダへの回転伝達を遮断し工
具ホルダに連結されたシリンダを空転可能にする。さら
に、工具ホルダに装着される先端工具の位置決めを行な
う為に、整定部材により、連結部材と別部品のスリーブ
を移動させスリーブの歯列とシリンダの歯列とを噛み合
わせ、シリンダをロックするように動作する。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面により説明す
る。図1は本考案によるハンマドリルの一実施例を示す
縦断面図、図2、図3、図4は、図1のA部拡大図であ
る。本体枠を形成するハウジング1内にモータ(回転子
2、固定子3)があり、ハウジング1に固定されたクラ
ンクケース4内にクランクシャフト5が回転自在に軸支
されている。クランクシャフト5には、ファーストギヤ
6及びセカンドピニオン7がキー結合されており、回転
子2のピニオンはファーストギヤ6と噛み合っている。
クランクシャフト5にはコンロッド8を介してピストン
9が装着されている。又、クランクケース4に固定され
たケーシング10内には、回転自在に軸支されたシリン
ダ11があり、シリンダ11内には、ピストン9、打撃
子12、中間打撃子13が摺動可能に係合されている。
また打撃軸と直角方向にサードピニオン14軸がありサ
ードピニオン14は、クランクケース4及びギヤカバ1
5内に回転自在に軸支されている。サードピニオン14
外周には、セカンドギヤ16が係合されており、セカン
ドピニオン7と噛み合っている。シリンダ11外周に
は、駆動ホイール18が回転自在に係合され、連結部材
19はシリンダ11とキー結合されており、打撃軸方向
に移動可能となっている。
る。図1は本考案によるハンマドリルの一実施例を示す
縦断面図、図2、図3、図4は、図1のA部拡大図であ
る。本体枠を形成するハウジング1内にモータ(回転子
2、固定子3)があり、ハウジング1に固定されたクラ
ンクケース4内にクランクシャフト5が回転自在に軸支
されている。クランクシャフト5には、ファーストギヤ
6及びセカンドピニオン7がキー結合されており、回転
子2のピニオンはファーストギヤ6と噛み合っている。
クランクシャフト5にはコンロッド8を介してピストン
9が装着されている。又、クランクケース4に固定され
たケーシング10内には、回転自在に軸支されたシリン
ダ11があり、シリンダ11内には、ピストン9、打撃
子12、中間打撃子13が摺動可能に係合されている。
また打撃軸と直角方向にサードピニオン14軸がありサ
ードピニオン14は、クランクケース4及びギヤカバ1
5内に回転自在に軸支されている。サードピニオン14
外周には、セカンドギヤ16が係合されており、セカン
ドピニオン7と噛み合っている。シリンダ11外周に
は、駆動ホイール18が回転自在に係合され、連結部材
19はシリンダ11とキー結合されており、打撃軸方向
に移動可能となっている。
【0008】回転子2の回転運動は、ファーストギヤ
6、クランクシャフト5、コンロッド8、ピストン9に
より、往復運動に変換される。それに伴い、空気室20
が圧縮変動し、打撃子12も往復運動をして中間打撃子
13を打撃し、先端工具21へ打撃を伝達する。また、
回転は、回転子2、ファーストギヤ6、セカンドピニオ
ン17、セカンドギヤ16、サードピニオン17、駆動
ホイール18の順で伝達される。整定部材23を図2の
位置にセットするとスプリングA22によって、連結部
材19と駆動ホイール18が噛み合い駆動ホィール18
の回転をシリンダ11に伝達する。整定部材23を図3
の位置にセットすると、偏心ピン29が回転移動し、連
結部材19が駆動ホイール18から離脱し、シリンダ1
1への回転、伝達を遮断すると共にシリンダ11が空転
する。シリンダ11に連結された工具ホルダに装着され
た先端工具21の回転方向の位置決めが可能となる。
6、クランクシャフト5、コンロッド8、ピストン9に
より、往復運動に変換される。それに伴い、空気室20
が圧縮変動し、打撃子12も往復運動をして中間打撃子
13を打撃し、先端工具21へ打撃を伝達する。また、
回転は、回転子2、ファーストギヤ6、セカンドピニオ
ン17、セカンドギヤ16、サードピニオン17、駆動
ホイール18の順で伝達される。整定部材23を図2の
位置にセットするとスプリングA22によって、連結部
材19と駆動ホイール18が噛み合い駆動ホィール18
の回転をシリンダ11に伝達する。整定部材23を図3
の位置にセットすると、偏心ピン29が回転移動し、連
結部材19が駆動ホイール18から離脱し、シリンダ1
1への回転、伝達を遮断すると共にシリンダ11が空転
する。シリンダ11に連結された工具ホルダに装着され
た先端工具21の回転方向の位置決めが可能となる。
【0009】整定部材23を図4の位置にセットする
と、さらに偏心ピン29が回転し、スリーブ25がスプ
リングB30によって、前方へ移動しシリンダ11の歯
列26とスリーブ25の歯列27が噛み合い、シリンダ
11をロックするため、シリンダ11に連結された工具
ホルダに装着された先端工具21の位置が固定される構
造である。
と、さらに偏心ピン29が回転し、スリーブ25がスプ
リングB30によって、前方へ移動しシリンダ11の歯
列26とスリーブ25の歯列27が噛み合い、シリンダ
11をロックするため、シリンダ11に連結された工具
ホルダに装着された先端工具21の位置が固定される構
造である。
【0010】
【考案の効果】本考案によれば、駆動ホイールからシリ
ンダへ回転を伝達、遮断する連結部材とシリンダをロッ
クするスリーブとを別々に設けたため、クラッチとスリ
ーブに加わる異なった荷重に対し、各々最適設計を可能
にすることができる。すなわち、各々の機構部の寿命向
上を図ることが可能となる。
ンダへ回転を伝達、遮断する連結部材とシリンダをロッ
クするスリーブとを別々に設けたため、クラッチとスリ
ーブに加わる異なった荷重に対し、各々最適設計を可能
にすることができる。すなわち、各々の機構部の寿命向
上を図ることが可能となる。
【0011】また、連結部材とスリーブは共に1つの結
合部を有するものであり、どちらか一方の結合部が破損
した場合、その部品の交換ですむことから、修理交換の
費用、部品単価が安くなり、経済的なものである。
合部を有するものであり、どちらか一方の結合部が破損
した場合、その部品の交換ですむことから、修理交換の
費用、部品単価が安くなり、経済的なものである。
【図1】 本考案によるハンマドリルの一実施例を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】 図1のA部拡大図である。
【図3】 〃
【図4】 〃
10はケーシング、11はシリンダ、18は駆動ホイー
ル、19は連結部材、21は先端工具、23は整定部
材、24は突部または凹部、25はスリーブ、26はシ
リンダの歯列、27はスリーブの歯列である。
ル、19は連結部材、21は先端工具、23は整定部
材、24は突部または凹部、25はスリーブ、26はシ
リンダの歯列、27はスリーブの歯列である。
Claims (1)
- 【請求項1】 回転駆動源とこの回転駆動源に連結され
た該駆動源の回転運動を往復運動に変換する変換機溝部
と、この変換機構部に連結された打撃機構部と、先端工
具に回転を伝達する回転伝達機構部を有し、前記打撃機
構部のシリンダ外周には、駆動ホイールと前記シリンダ
と結合し打撃軸方向に移動可能な連結部材を有し、外部
から操作可能な整定部材によって、前記連結部材と前記
駆動ホイールを連結または、離脱可能な打撃工具におい
て、前記シリンダ外周に歯列を設けケーシング内周に打
撃軸方向に延びた突部または凹部を設け、この突部また
は凹部と補完形状をなす外周部を有するスリーブが、前
記ケーシングの突部または凹部と打撃軸方向に移動可能
に係合されており、前記スリーブ端部に前記シリンダの
歯列と補完形状をなす歯列を設け前記整定部材によっ
て、前記シリンダの歯列と前記スリーブの歯列とを連結
または、離脱可能にしたことを特徴とする打撃工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4240592U JP2570633Y2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 打撃工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4240592U JP2570633Y2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 打撃工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH063574U JPH063574U (ja) | 1994-01-18 |
JP2570633Y2 true JP2570633Y2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=12635164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4240592U Expired - Lifetime JP2570633Y2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 打撃工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570633Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004047470A1 (de) * | 2004-09-30 | 2006-04-06 | Robert Bosch Gmbh | Handwerkzeugmaschine, insbesondere Bohr- und/oder Schlaghammer |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP4240592U patent/JP2570633Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH063574U (ja) | 1994-01-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980113 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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