JP4405378B2 - 電動工具 - Google Patents

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    • B25D2211/00Details of portable percussive tools with electromotor or other motor drive
    • B25D2211/003Crossed drill and motor spindles

Description

本発明は、駆動モータの回転出力を工具ビットに伝達する動力伝達機構を有し、当該動力伝達機構が動力を断続するクラッチ機構を備えている電動工具に関する。
クラッチ機構付き動力伝達機構を有する電動工具としては、例えば工具ビットの動作モードを、当該工具ビットに打撃動作のみを行わせるハンマモードと、打撃動作と回転動作との複合状の動作を行わせるハンマドリルモードとの間で切換えることができるハンマドリルがある。ハンマドリルにおけるクラッチは、工具ビットに回転力を伝達する動力伝達系に組み込まれている。クラッチは、駆動側クラッチ部材と被動側クラッチ部材を主体に構成され、それらは1つの回転軸上に軸方向への相対移動可能に対向して配置されるとともに、常時には駆動側クラッチ部材のクラッチ歯と従動側クラッチ部材のクラッチ歯が互いに噛み合い係合するように、一方のクラッチ部材をクラッチバネとしての圧縮コイルバネによって軸方向に付勢する構成とされる。圧縮コイルバネは、回転軸に軸方向に移動可能とされたクラッチ部材と、回転軸に軸方向への移動が規制された状態で取付けられるバネ受板との間に介在される。
従来、回転軸に対するバネ受板の組付けは、圧縮コイルバネを圧縮しつつバネ受板を回転軸に軸方向から嵌め込んだ後、当該バネ受板をサークリップ、OリングあるいはCリング等の止輪を用いて回転軸に対し抜け止めするといったやり方が一般的である。しかしながら、このような組付け構造によると、バネ受板を抜け止めするための止輪が必要になり、部品点数が増えること、回転軸に止輪を取付けるための周方向の溝を設定する関係で、当該回転軸の軸長が長くなること、回転軸にバネ受板を嵌め込んだ後、さらに回転軸に止輪を嵌め込まなければならず、手間が掛かかること、等の様々な問題がある。(なおモード切換用のクラッチを有するハンマドリルにおいて、上記のバネ受板の組付けに関する技術が記載されている先行文献は、現在のところ見つかっていない)。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、動力断続用クラッチ機構を有する電動工具において、クラッチバネを受けるバネ受部材の組付け作業性を向上する上で有効な技術を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、各請求項記載の発明が構成される。
請求項1に記載の発明によれば、本体部と、本体部に収容されたモータと、モータにより駆動されて所定の加工作業を行なう先端工具と、モータと先端工具との間で動力を断続するクラッチ機構と、を有する電動工具が構成される。本発明における「クラッチ機構」は、典型的には、ハンマドリルのように、先端工具に周方向の回転動作と軸方向の打撃動作とを行わせるべく複数の作動機構を有する電動工具に適用されるが、これに限らず、先端工具に過負荷が作用したときに当該先端工具への動力を遮断するべく作動するトルクリミッター付きクラッチ機構として適用する形態等、広く適用することが可能である。また本発明における「電動工具」としては、ハンマドリルのほか、ドリル、ドライバ、丸鋸、グラインダー等のように先端工具の回転動作を利用して加工作業を行う回転式電動工具を広く包含する。
クラッチ機構は、モータによって回転される回転軸と、回転軸に当該回転軸の軸方向への移動が規制された状態で取付けられた固定クラッチ部材と、回転軸に当該回転軸の軸方向に移動可能に取付けられた可動クラッチ部材と、可動クラッチ部材を固定クラッチ部材に噛み合い係合させるべく付勢するクラッチバネと、可動クラッチ部材との間にクラッチバネを付勢力が付加された状態で配置するべく回転軸に対して当該回転軸の軸方向への移動が規制された状態で取付けられるバネ受部材と、を有する構成とされる。
本発明におけるクラッチ機構のバネ受部材は、回転軸との間において、当該回転軸の軸回りに回動させることによって当該回転軸の軸方向への相対移動が規制される係合位置と、軸方向への相対移動が許容される解除位置との間で変位可能とされている。そしてバネ受部材は、解除位置においてクラッチバネを圧縮しつつ回転軸に対し軸方向から嵌合した後、軸回りに回動することで解除位置から係合位置へと周方向の位置を変更し、これによってクラッチバネを可動クラッチ部材との間で付勢力が付加された状態で固定する構成とされる。
本発明によれば、バネ受部材を回転軸に軸方向から嵌め込んだ後、軸回りに回動することでクラッチバネを可動クラッチ部材との間で付勢力が付加された状態で固定する構成としている。このため、例えば回転軸にバネ受部材を嵌めた後、更に当該回転軸に止輪を取付けることによって回転部材に対するバネ受部材の抜け止めを行う構成に比べて、回転軸に対するバネ受部材の組付けのための手間が減少されることになり、組付け作業の能率を向上できる。また止輪のような抜け止め部材が不要となり、部品点数を削減できる。更には、回転軸に止輪を取付けるための周方向の取付溝を設定する必要がなくなり、その分回転軸の軸長を短縮できる。
(請求項2に記載の発明)
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の電動工具における回転軸は、バネ受部材の周方向への回動を許容する断面円形の円形軸部と、当該円形軸部の外周面よりも外径方向に突出する突出部が設けられた異形軸部とを有し、バネ受部材は、異形軸部の外形に対応した形状の貫通孔を有する。そしてバネ受部材は、貫通孔を回転軸の異形軸部に軸方向から嵌合した後、円形軸部において周方向へ回動させることで貫通孔周縁部が異形軸部の軸方向端面と係合し、これによって回転軸に対し抜け止めされる構成とされる。このように、請求項2に記載の発明によれば、回転軸に異形軸部を設定する一方、バネ受部材の貫通孔の形状を当該異形軸部に対応した形状に形成することによって、回転軸とバネ受部材との間での係合位置と解除位置との設定を容易に行うことができる。
(請求項3に記載の発明)
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の電動工具における異形軸部は、軸受が取付けられる軸受取付軸部であり、円形軸部は、軸受取付軸部を研磨する際に設定される研磨逃し用の逃し溝によって構成されている。一般に、軸受が取付けられる軸受取付軸部は、寸法精度を出すために研磨による加工を行うが、その際、軸受取付軸部に連なる当該軸受取付軸部よりも大径部との間に研磨作業を合理的に遂行するべく逃し溝が設定される。本発明では、この研磨逃し溝をバネ受部材の周方向への回動を許容する円形軸部として利用する構成としている。このため、加工工数が増えることにならず、コスト低減に有効である。
本発明によれば、動力断続用クラッチ機構を有する電動工具において、クラッチバネを受けるバネ受部材の組付け作業性を向上する上で有効な技術が提供されることとなった。
以下、本発明の実施の形態につき、図1〜図5を参照しつつ説明する。本実施の形態では、電動工具の一例として電動ハンマドリルを用いて説明する。図1には本実施の形態に係る電動ハンマドリル101(以下、単にハンマドリルという)の全体構成が示され、図2にはハンマビットを駆動する作動機構の構成が示されている。図3および図4には切換クラッチの構成が拡大図として示されている。図5は図3のV−V線断面図であり、図中の円内を部分拡大図として示している。図1に示すように、本実施の形態に係るハンマドリル101は、概括的に見て、ハンマドリル101の外郭を構成する本体部103、当該本体部103の先端領域(前端)に接続される工具保持部材としてのツールホルダ113、当該ツールホルダ113に着脱自在に取り付けられたハンマビット115、本体部103におけるハンマビット115の反対側の後端部側に配置されるハンドグリップ109を主体として構成される。ハンマビット115はツールホルダ113に対し、その長軸方向への相対的な摺動が可能に、かつその周方向への相対的な回動が規制された状態で保持される。本体部103は、本発明における「本体部」に対応し、ハンマビット115は、本発明における「先端工具」に対応する。なお以下の説明では、説明の便宜上、ドリルビット119側を前側、ハンドグリップ109側を後側という。
本体部103は、駆動モータ111を収容したモータハウジング105と、運動変換機構131、打撃要素117および動力伝達機構141を収容したギアハウジング107とによって構成されている。駆動モータ111は、本発明における「モータ」に対応する。駆動モータ111は、モータ軸111aが本体部103の長軸方向(すなわち、ハンマビット115の長軸方向)と概ね直交する縦方向(図1において上下方向)となるように配置される。駆動モータ111の回転出力は、運動変換機構131によって直線運動に変換された上で打撃要素117に伝達され、当該打撃要素117を介してハンマビット115の長軸方向(図1における左右方向)への衝撃力を発生する。すなわち、運動変換機構131および打撃要素117によってハンマビット115に打撃動作を行わせる第1の作動機構が構成されている。
運動変換機構131は、図2に示すように、モータ軸111aのピニオン132、当該ピニオン132と噛み合う被動ギア134を介して駆動されるクランク機構によって構成されている。クランク機構は、クランク軸133、当該クランク軸133に設けられたクランクピン135、ピストン137、当該ピストン137とクランクピン135とをつなぐ連接ロッド139等で構成される。ピストン137は、打撃要素117を駆動するものであり、シリンダ121内をハンマビット115の長軸方向と同方向に摺動可能とされる。なお、駆動モータ111とシリンダ121は、相互の軸線が概ね直交するように配置されている。
打撃要素117は、ピストン137とともにシリンダ121のボア内壁に摺動自在に配置された打撃子としてのストライカ118と、ツールホルダ113に摺動自在に配置されるとともに、ストライカ118の運動エネルギーをハンマビット115に伝達する中間子としてのインパクトボルト119を主体として構成される。シリンダ121には、ストライカ118とピストン137によって区画される空気室116が形成されており、ストライカ118は、ピストン137がシリンダ121内を往復直線運動することに伴う空気室116内の圧力変動、すなわち空気バネを介して直線状に駆動される。ストライカ118は、インパクトボルト119に衝突することで、その運動エネルギーをドリルビット115に伝達する。
一方、ツールホルダ113は、シリンダ121と同軸上において回転可能に設けられており、駆動モータ111からギア列によって構成される動力伝達機構141を介して回転され、これにより当該ツールホルダ113に取付けられたドライバビット115が回転される。すなわち、動力伝達機構141は、ドライバビット115に回転動作を行わせる第2の作動機構を構成している。動力伝達機構141には、クラッチ機構151が介装されており、当該クラッチ機構151を介して駆動モータ111の回転をツールホルダ113に対して伝達あるいは遮断可能としている。クラッチ機構151は、本発明における「クラッチ機構」に対応する。
動力伝達機構141は、図2に示すように、駆動モータ111によって駆動される中間ギア143の回転がクラッチ機構151を介して中間軸145へと伝達される構成とされ、この中間軸145の回転が第1ベベルギア147から第2ベベルギア149を経てツールホルダ113に伝達される構成とされる。第1ベベルギア147は、中間軸145の軸方向の端部に一体的に設けられている。第1ベベルギア147と噛み合う第2ベベルギア149は、シリンダ121と同軸上に配置されるとともに、ツールホルダ113と一体に回転する構成とされる。中間軸145は、モータ軸111aに対しては平行に配置され、シリンダ121の軸線に対しては直交している。
図3および図4にはクラッチ機構151の構成が詳細に示される。クラッチ機構151は、噛み合い式のクラッチであって、中間軸145に軸方向の移動が規制された状態で相対回転可能に取り付けられた駆動側クラッチ部材153と、中間軸145に対し軸方向には摺動可能に、かつ周方向には一体回転するようにスプライン嵌合によって取り付けられた被動側クラッチ部材155とを主体として構成される。中間軸145は、本発明における「回転軸」に対応し、駆動側クラッチ部材153は、本発明における「固定クラッチ部材」に対応し、被動側クラッチ部材155は、本発明における「可動クラッチ部材」に対応する。駆動側クラッチ部材153は、当該駆動側クラッチ部材153の筒部外周に遊嵌状に嵌合された中間ギア143とトルクリミッター154を介して連接されている。なおトルクリミッター154は、中間ギア143と駆動側クラッチ部材153との間における最大伝達トルクの臨界値を設定するものであり、その構成については公知の事項ゆえ説明を省略する。
駆動側クラッチ部材153と被動側クラッチ部材155は、軸方向において互いに対向するように配置されるとともに、対向する軸方向端面にクラッチ歯153a、155aを有する。被動側クラッチ部材155は、駆動側クラッチ部材153に近接する方向に移動してクラッチ歯155aが駆動側クラッチ部材153のクラッチ歯153aに噛み合い係合することで中間軸145に回転力を伝達し、駆動側クラッチ部材153から離間する方向に移動してクラッチ歯155a,153a相互の噛み合い係合を解除することで中間軸145への回転力の伝達を遮断する。
駆動側クラッチ部材153は、中間軸145に遊嵌状に嵌合されている。そして中間軸145を回転自在に支持するべく当該中間軸145の一端側(上端側)外周に圧入された軸受161と、中間軸145の軸方向ほぼ中央位置に取付けられた止輪163によって軸方向の移動が規制されている。中間軸145における軸方向のほほ中央部にはスプライン軸145aが設けられ、このスプライン軸145aに被動側クラッチ部材155がスプライン嵌合され、軸方向の移動が許容されている。被動側クラッチ部材155は、付勢手段としての圧縮コイルバネ157の付勢力により常時に駆動側クラッチ部材153に接近する方向へと付勢される。圧縮コイルバネ157は、本発明における「クラッチバネ」に対応する。圧縮コイルバネ157は、被動側クラッチ部材155と中間軸145に軸方向の移動が規制された状態で取付けられた円盤状のバネ受板159との間に圧縮された状態で介在されるとともに、被動側クラッチ部材155の中央筒部155bと、バネ受板159の外周縁に形成されたフランジ部159aの内周面部とによって保持され、径方向への移動が規制されている。バネ受板159は、本発明における「バネ受部材」に対応する。
中間軸145の他端(下端側)には、当該中間軸145を回転自在に支持する軸受165が圧入される軸受取付軸部145bが所定長さで形成され、この軸受取付軸部145bには軸受取付軸部145bの軸方向に延びる互いに平行な2つの平面145cが設けられている。この2つの平面145cを有する軸受取付軸部145bは、本発明における「異形軸部」に対応する。また軸受取付軸部145bとスプライン軸部145aとの間には、当該軸受取付軸部145bの外径よりも小径(2つの平面145c間の距離、すなわち二面幅に対応する直径)の円形軸部145dが設定されている。したがって、軸受取付軸部145bは、その円弧領域が円形軸部145bの外周面よりも径方向に突出しており、この円弧領域が、本発明における「突出部」に対応する。なお円形軸部145dは、軸受取付軸部145bに研磨を行うに際し、当該軸受取付軸部145bとスプライン軸145aとの間に設定される研磨逃し用の逃し溝によって構成されている。一方、バネ受板159の貫通孔159bは、2つの平面145cを有する軸受取付軸部145bの外形形状に対応した形状、つまり2つの平面145cに対応する互いに平行な2つの平面部159cを有する形状に形成されている。
したがって、図4の分解図に示すように、バネ受板159は、貫通孔159bの平面部159cが軸受取付軸部145bの2つの平面145cに一致するように周方向について位置決めを行ってから、圧縮コイルバネ157を圧縮しつつ当該軸受取付軸部145bに嵌め込み、その後、円形軸部145dにおいて軸回りに所定角度(例えば90度)回動すると、平面部159cの周縁部が軸受取付軸部145bにおける円弧領域の軸方向端面145eに当接して抜け止めされる(図3参照)。かくして、圧縮コイルバネ157は、被動側クラッチ部材155とバネ受板159との間に付勢力が作用した状態で配置されることになる。上記において、貫通孔159bの平面部159cと軸受取付軸部145bの平面145cが互いに一致する位置が、本発明における「解除位置」に対応し、外れる位置、すなわち平面部159cの周縁部が軸受取付軸部145bの軸方向端面145eに当接する位置が、本発明における「係合位置」に対応する。
なおバネ受板159の外周部には、図5に示すように、貫通孔159bの平面部159cの位置を標示する目印としての切欠159dが設けられている。これにより、バネ受板159を中間軸145に組付ける際の平面部159cの位置の確認が容易とされる。また上記のようにして、バネ受板159を中間軸145に組付けた後、中間軸145の軸受取付軸部145bには、軸受165が圧入される。これにより、バネ受板159が組付け後において軸回りに回動しても中間軸145から抜脱しない。
また電動ハンマドリル101は、図2に示すように、ハンマビット115の動作モードを切換えるモード切換機構171を有する。モード切換機構171は、使用者によって切換操作されるモード切換操作部材(図示省略)および当該モード切換操作部材の切換操作に基づきクラッチ機構151の噛み合いを制御するクラッチ切換用カム部材175を主体として構成され、ハンマビット115に打撃動作を行わせるハンマモードと、ハンマビット115に打撃動作と回転動作との複合状の動作を行わせるハンマドリルモードとの間で切換可能とされる。なおモード切換操作部材は、例えば本体部103における外側上面部等、操作上の好適な位置に回動操作可能に配置され、図示省略の連結機構を介してカム部材175に切換動作を伝達する構成とされる。
カム部材175は、モード切換操作部材の回動操作に基づき中間軸145の長軸方向と交差する方向(ハンマビット115の長軸方向)に移動可能とされ、クラッチ機構151の噛み合いを制御する楔状の斜面部175aを有する。カム部材175は、モード切換操作部材がハンマドリルモードに切換えられた状態では、クラッチ切換作動部材177から離間している。この状態では圧縮コイルバネ157の付勢力によって被動側クラッチ部材155が駆動側クラッチ部材153に接近され、被動側クラッチ部材155のクラッチ歯155aが駆動側クラッチ部材153のクラッチ歯153aに噛み合い係合している。モード切換操作部材がハンマモードに切換操作されたときは、カム部材175が後方(図示右側)へ移動し、斜面部175aによってクラッチ切換作動部材177を加圧し、当該クラッチ切換作動部材177を介して被動側クラッチ部材155を圧縮コイルバネ157に抗して駆動側クラッチ部材153から引き離し、クラッチ歯153a,155aの噛み合いを解除する構成とされる。
本実施の形態に係る電動ハンマドリル101は上記のように構成される。次に電動ハンマドリル101の作用および使用方法について説明する。
使用者がモード切換操作部材をハンマドリルモード位置に回動操作したときは、上述したように、カム部材175がクラッチ切換作動部材177から離間しており、圧縮コイルバネ157の付勢力によって被動側クラッチ部材155のクラッチ歯155aと駆動側クラッチ部材153のクラッチ歯153aが噛み合い係合する。かかる状態において、駆動モータ111を通電駆動すると、駆動モータ111の回転運動は、運動変換機構131によって直線運動に変換され、当該運動変換機構131のピストン137がシリンダ121のボア内で往復直線運動を行う。そしてピストン137の直線運動に伴い空気バネを介して打撃要素117を構成するストライカ118が移動され、さらにインパクトボルト119を介してハンマビット115に直線運動が伝達される。一方、駆動モータ111の回転運動は、動力伝達機構141を介してツールホルダ113および当該ツールホルダ113に保持されるハンマビット115に回転運動として伝達される。すなわち、ハンマドリルモードでは、ハンマビット115が打撃動作(ハンマ動作)と回転動作(ドリル動作)とを複合した動作で駆動され、これにより被加工材に対し所定のハンマドリル作業を遂行することができる。
次に、モード切換操作部材をハンマドリルモード位置からハンマモード位置へ回動操作したときは、カム部材175が後方へと移動され、当該カム部材175の斜面部175aが移動方向と直交する方向の移動成分によってクラッチ切換作動部材177を図2において下向きに加圧する。これにより、クラッチ切換作動部材177が中間軸145の軸線方向に移動し、圧縮コイルバネ157に抗して被動側クラッチ部材155を駆動側クラッチ部材153から引き離し、クラッチ歯155a,153aの噛み合い係合を解除する。このため、ハンマモードではハンマビット115は回転されない。かかる状態において、駆動モータ111を通電駆動すれば、ハンマビット115が打撃動作のみを行うことになる。すなわち、ハンマモードでは、ハンマビット115の打撃動作(ハンマ動作)のみによる所定のハンマ作業を遂行することができる。
さて、本実施の形態によれば、クラッチ機構151において、バネ受板159を中間軸145に組付ける際、圧縮コイルバネ157をバネ受板159にて圧縮しつつ当該バネ受板159を中間軸145の軸受取付軸部145bに嵌め込んだ後、軸回りに回動することで当該中間軸145から抜け止めし、これによって圧縮コイルバネ157を被動側クラッチ部材153とバネ受板159との間に圧縮した状態で固定する構成としている。すなわち、中間軸145とバネ受板159とが軸方向において相互に係合することにより、バネ受板159の抜き方向への移動を規制する構成のため、中間軸145にバネ受板159を組付ける際の手間が減少し、組付け作業の能率を向上できる。また従来において必要としていたバネ受板159の抜け止用の止輪が不要となり、部品点数を削減できる。更には中間軸145に止輪を取付けるための周方向の取付溝を設定する必要がなくなり、その分中間軸145の軸長を短縮できる。
また本実施の形態では、軸受取付軸部145bに2つの平面145cを形成し、かつ軸受取付軸部145bよりも小径の円形軸部145dを設けることで、簡単にバネ受板159の抜け止め構造を実現できるとともに、その後において軸受取付軸部145bに圧入される軸受165によってバネ受板159を組付け位置に確保できる。しかも軸受取付軸部145bとスプライン軸145aとの間に形成される研磨逃し用の逃し溝を、バネ受板部159が回動する円形軸部145dとして利用する構成のため、加工工数が増えることにならず、加工コストの低減を図る上で有効とされる。
次に、本発明に係るバネ受板159の抜け止め構造に関する変更例につき図6〜図8を参照して説明する。
図6に示す変更例では、前述した中間軸145における軸受取付軸部145bを外周面に軸方向に延びる複数の溝を有する、いわゆるスプライン軸とすることで、本発明における「異形軸部」を構成するとともに、バネ受板159にはスプライン軸に対応した形状の貫通孔159bを形成している。したがって、圧縮コイルバネ(図示省略)を圧縮しつつバネ受板159の貫通孔159bをスプライン軸に合せて嵌め込んだ後、当該スプライン軸よりも小径(溝底の半径に等しい半径)の円形軸部(図示省略)において軸回りに回動させ、バネ受板159の貫通孔159bの山部159eをスプライン軸の山部145fの軸方向端面に当接することによって、バネ受板159を中間軸145に対し抜け止めする。スプライン軸の山部145fが本発明における「突出部」に対応する。このように、変更例によれば、前述した実施の形態と同様に、中間軸145にバネ受板159を組付ける際の手間を減少して組付け作業の能率を向上できるとともに、バネ受板159の抜け止用の止輪が不要となって部品点数を削減でき、また中間軸145に止輪を取付けるための周方向の取付溝を設定する必要がなくなり、その分中間軸145の軸長を短縮できる。
図7および図8に示す変更例では、前述した軸受取付軸部145bに形成される2つの平面145cを被動側クラッチ部材155の取付部位にまで延長して設定する構成である。すなわち、平面145cは、軸受取付軸部145bから被動側クラッチ部材155の取付部位へと延長して設けられることで、当該取付部位においては実質的に軸方向に延びる係止溝145gを形成している。そしてこの係止溝145gに被動側クラッチ部材155の貫通孔に設けた軸方向に延びる突条155cが嵌合することで軸トルクが伝達される構成とされる。かかる構成の変更例によれば、中間軸145における軸受取付軸部145bに平面145cを形成する加工と、被動側クラッチ部材155の取付部位に係止溝145gを形成する加工とを、同時に行うことが可能となり、加工工数を減らしてコストを低減できる。
また図6に示した変更例において、中間軸145につき、被動側クラッチ部材155が取付けられるスプライン軸と、軸受165が取付けられるスプライン軸を、一様の断面形状に形成するとともに、被動側クラッチ部材155の取付部位と軸受163の取付部位との境界部位にそれより小径(溝底の半径に等しい半径)の円形軸部を設定し、当該円形軸部においてバネ受板を軸回りに回動することで、抜け止めする構成とすることも可能である。かかる構成によれば、中間軸145につき、被動側クラッチ部材155が取付けられるスプライン軸とバネ受板159を取付けるために設定されるスプライン軸とを同時に形成することが可能となり、加工工数の削減を図る上で有効となる。
なお、本実施の形態は、シリンダ121の軸線に対して駆動モータ111の軸線が直交する配置構成の場合で説明したが、例えばシリンダ121の軸線に対し駆動モータ111の軸線が並行する配置構成の電動ハンマドリル、すなわち駆動モータ111の回転出力を直線運動に変換する運動変換機構として、スワッシュプレート機構を用いた電動ハンマドリルに適用してもよい。また本実施の形態では、ハンマビット115の動作モード切換用として備えられたクラッチ機構151を対象としたが、これに限られるものではなく、例えば加工作業を行う先端工具に過負荷が作用したとき、当該先端工具あるいは先端工具の駆動機構を過負荷から保護するべく備えられるトルクリミッターに適用することが可能である。また本実施の形態は、電動工具の一例としてハンマドリルの場合で説明したが、クラッチ機構を有する電動工具であれば、広く適用することが可能である。
上記発明の趣旨に鑑み、以下の態様を構成することが可能とされる。
(態様1)
「請求項2に記載の電動工具であって、
前記異形軸部は、当該異形軸部の軸方向に延びる少なくとも1つの平面が設けられた平面付軸部によって構成され、前記平面は、前記回転軸における前記可動クラッチ部材の取付部位に延長されて当該可動クラッチ部材と回転軸との間での回転力の伝達に用いられる構成とされることを特徴とする電動工具。」
態様1に記載の発明によれば、回転軸に対し当該回転軸の軸方向に延びる平面を設けることで、異形軸部と回転力伝達部を同時に形成することが可能となり、加工工数の削減を図る上で有効となる。
(態様2)
「請求項2に記載の電動工具であって、
前記異形軸部は、当該異形軸部の軸方向に延びる複数の溝が周方向に所定間隔で配置されたスプライン軸によって構成され、当該スプライン軸は前記可動クラッチ部材の取付部位に延長されて当該可動クラッチ部材と回転軸との間での回転力の伝達に用いられる構成いることを特徴とする電動工具。」
態様2に記載の発明によれば、態様1と同様、異形軸部と回転力伝達部を同時に形成することが可能となり、加工工数の削減を図る上で有効となる。
(態様3)
「請求項1〜4、態様1または2のいずれか1つに記載の電動工具であって、
前記バネ受部材は、前記解除位置を標示する目印を有することを特徴とする電動工具。」
態様3に記載の発明によれば、回転軸とバネ受部材との組付けに際し、相互の組付け位置を容易に確認することが可能となり、組付け作業能率をより一層向上できる。
本実施の形態に係る電動ハンマドリルの全体構成を示す一部切断側面図である。 ハンマビットを駆動する作動機構部を示す一部切断側面図である。 クラッチ機構を示す断面図であり、組付け状態を示す。 クラッチ機構を示す断面図であり、分解状態を示す。 図3のV−V線断面図である。 変更例を示す断面図である。 変更例を示す断面図である。 図7のIIX−IIX線断面図である。
符号の説明
101 電動ハンマドリル(ハンマドリル)
103 本体部
105 モータハウジング
107 ギアハウジング
109 ハンドグリップ
111 駆動モータ(モータ)
111a 回転軸
113 ツールホルダ
115 ハンマビット(先端工具)
116 空気室
117 打撃要素
118 ストライカ
119 インパクトボルト
121 シリンダ
131 運動変換機構
132 ピニオン
133 クランク軸
134 被動ギア
135 クランクピン
137 ピストン
139 連接ロッド
141 動力伝達機構
143 中間ギア
145 中間軸
145a スプライン軸
145b 軸受取付軸部
145c 平面
145d 円形軸部
145e 軸方向端面
147 第1ベベルギア
149 第2ベベルギア
151 クラッチ機構
153 駆動側クラッチ部材(固定クラッチ部材)
153a クラッチ歯
154 トルクリミッター
155 被動側クラッチ部材(可動クラッチ部材)
155a クラッチ歯
155b 中央筒部
157 圧縮コイルバネ(クラッチバネ)
159 バネ受板(バネ受部材)
159a フランジ部
159b 貫通孔
159c 平面部
159d 切欠
161 軸受
163 止輪
165 軸受
171 モード切換機構
175 カム部材
175a 斜面部
177 モード切換作動部材

Claims (3)

  1. 本体部と、
    前記本体部に収容されたモータと、
    前記モータにより駆動されて所定の加工作業を行う先端工具と、
    前記モータと前記先端工具との間で動力を断続するクラッチ機構と、を有し、
    前記クラッチ機構は、
    前記モータによって回転される回転軸と、
    前記回転軸に当該回転軸の軸方向への移動が規制された状態で取付けられた固定クラッチ部材と、
    前記回転軸に当該回転軸の軸方向に移動可能に取付けられた可動クラッチ部材と、
    前記可動クラッチ部材を前記固定クラッチ部材に噛み合い係合させるべく付勢するクラッチバネと、
    前記可動クラッチ部材との間に前記クラッチバネを付勢力が付加された状態で配置するべく前記回転軸に対して当該回転軸の軸方向への移動が規制された状態で取付けられるバネ受部材と、を有する電動工具であって、
    前記バネ受部材は、前記回転軸との間において、当該回転軸の軸回りに回動させることによって当該回転軸の軸方向への相対移動が規制される係合位置と、軸方向への相対移動が許容される解除位置との間で変位可能とされており、前記解除位置において前記クラッチバネを圧縮しつつ前記回転軸に対し軸方向から嵌合した後、軸回りに回動することで前記解除位置から前記係合位置へと周方向の位置を変更し、これによって前記クラッチバネを前記可動クラッチ部材との間で付勢力が付加された状態で固定する構成としたことを特徴とする電動工具。
  2. 請求項1に記載の電動工具であって、
    前記回転軸は、前記バネ受部材の周方向への回動を許容する断面円形の円形軸部と、当該円形軸部の外周面よりも外径方向に突出する突出部が設けられた異形軸部とを有し、前記バネ受部材は、前記異形軸部の外形に対応した形状の貫通孔を有しており、当該貫通孔を前記回転軸の異形軸部に軸方向から嵌合した後、前記円形軸部において周方向へ回動させることで貫通孔周縁部が前記異形軸部の軸方向端面と係合し、これによって前記回転軸に対し抜け止めされる構成としたことを特徴とする電動工具。
  3. 請求項2に記載の電動工具であって、
    前記異形軸部は、軸受が取付けられる軸受取付軸部であり、前記円形軸部は、軸受取付軸部を研磨する際に設定される研磨逃し用の逃し溝によって構成されていることを特徴とする電動工具。
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