JPH063574U - 打撃工具 - Google Patents
打撃工具Info
- Publication number
- JPH063574U JPH063574U JP4240592U JP4240592U JPH063574U JP H063574 U JPH063574 U JP H063574U JP 4240592 U JP4240592 U JP 4240592U JP 4240592 U JP4240592 U JP 4240592U JP H063574 U JPH063574 U JP H063574U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- tooth row
- sleeve
- striking
- drive wheel
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 駆動ホイールからシリンダへ回転を伝達、遮
断する部分と、シリンダをケーシングにロックする部分
とに分け、最適な設計を可能にし、部品の長寿命化を図
る。 【構成】 シリンダ11外周に駆動ホイール18とシリ
ンダ11とキー結合し、打撃軸方向に移動可能な連結部
材19を有し、シリンダ11外周に歯列26を有し、ケ
ーシリング10内周に打撃軸方向にのびた突部又は凹部
24を有し、これを補完形状をなす外周部を有するスリ
ーブ25がケーシリング10の突部又は凹部24と打撃
軸方向に移動可能に係合され、スリーブ25端部に、シ
リンダ11の歯列26と補完形状をなす歯列27を有
し、整定部材23によって、シリンダ11の歯列26と
スリーブ25の歯列27が連結または、離脱される。整
定部材23と連動する偏心ピン29の位置によって、駆
動ホイール18と連結部材19との結合、シリンダ11
の空転、シリンダ11の回転ロックを行なう。
断する部分と、シリンダをケーシングにロックする部分
とに分け、最適な設計を可能にし、部品の長寿命化を図
る。 【構成】 シリンダ11外周に駆動ホイール18とシリ
ンダ11とキー結合し、打撃軸方向に移動可能な連結部
材19を有し、シリンダ11外周に歯列26を有し、ケ
ーシリング10内周に打撃軸方向にのびた突部又は凹部
24を有し、これを補完形状をなす外周部を有するスリ
ーブ25がケーシリング10の突部又は凹部24と打撃
軸方向に移動可能に係合され、スリーブ25端部に、シ
リンダ11の歯列26と補完形状をなす歯列27を有
し、整定部材23によって、シリンダ11の歯列26と
スリーブ25の歯列27が連結または、離脱される。整
定部材23と連動する偏心ピン29の位置によって、駆
動ホイール18と連結部材19との結合、シリンダ11
の空転、シリンダ11の回転ロックを行なう。
Description
【0001】
本考案は、電気ハンマドリルのような、運動変換機構部と打撃機構部と回転伝 達機構部とを有する打撃工具に関するものである。
【0002】
従来の装置は特公昭61−19395号公報及び公表特許公報平4−5000 43号に記載のように、以下のようになっていた。工具ホルダに連結されたシリ ンダと駆動ホイールとの間に回転運動を伝達させるための連結部材を設け、この 連結部材をシリンダに連結し、整定部材により連結部材が、駆動ホイールに連結 する連結位置、空転位置、および打撃工具をケーシングに対してロックするロッ ク位置とに、打撃軸線方向に移動する構造で、この連結部材の両側に、突部また は、凹部を設け、これに補完する形状を駆動ホイールの端部とケーシングにそれ ぞれ設けた構造のものであった。
【0003】
従来の装置は、連結部材の駆動ホイールとの結合部とケーシングの突部または 、凹部との結合部とでは、荷重のかかり方や荷重の大きさが異なるために、1個 の部品で最適設計することが困難であった。また、2ケ所の連結部を有するため 、片方の連結部材が破損しても、この両方の連結を兼ねた連結部材を交換する必 要があり、部品単価が高価となる問題があった。
【0004】 本考案の目的は、上記した従来技術の問題点をなくし、上記連結部材に関する 最適な設計を可能にし、個々の部品の長寿命化を図るとともに、部品の修理交換 時の部品単価を安価にすることである。
【0005】
上記目的は、駆動ホイールに係合する連結部材とは別に、シリンダ外周に歯列 を設け、ケーシング内周に打撃軸方向にのびた突部または、凹部を設け、この突 部または、凹部を補完形状をなす外周部を有するスリーブをケーシングの突部ま たは凹部と打撃軸方向に移動可能に係合させ、スリーブ端部に、シリンダの歯列 と補完形状をなす歯列を設け、整定部材によって、シリンダの歯列とスリーブの 歯列とを連結または、離脱可能にするスリーブをケーシングとシリンダとの間に 係合する様設置することにより、達成される。
【0006】
上記のように構成された打撃工具は、整定部材により、結合していた駆動ホイ ールと連結部材を離脱させ、駆動ホイールからシリンダへの回転伝達を遮断し工 具ホルダに連結されたシリンダを空転可能にする。さらに、工具ホルダに装着さ れる先端工具の位置決めを行なう為に、整定部材により、連結部材と別部品のス リーブを移動させスリーブの歯列とシリンダの歯列とを噛み合わせ、シリンダを ロックするように動作する。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面により説明する。図1は本考案によるハンマドリ ルの一実施例を示す縦断面図、図2、図3、図4は、図1のA部拡大図である。 本体枠を形成するハウジング1内にモータ(回転子2、固定子3)があり、ハウ ジング1に固定されたクランクケース4内にクランクシャフト5が回転自在に軸 支されている。クランクシャフト5には、ファーストギヤ6及びセカンドピニオ ン7がキー結合されており、回転子2のピニオンはファーストギヤ6と噛み合っ ている。クランクシャフト5にはコンロッド8を介してピストン9が装着されて いる。又、クランクケース4に固定されたケーシング10内には、回転自在に軸 支されたシリンダ11があり、シリンダ11内には、ピストン9、打撃子12、 中間打撃子13が摺動可能に係合されている。また打撃軸と直角方向にサードピ ニオン14軸がありサードピニオン14は、クランクケース4及びギヤカバ15 内に回転自在に軸支されている。サードピニオン14外周には、セカンドギヤ1 6が係合されており、セカンドピニオン7と噛み合っている。シリンダ11外周 には、駆動ホイール18が回転自在に係合され、連結部材19はシリンダ11と キー結合されており、打撃軸方向に移動可能となっている。
【0008】 回転子2の回転運動は、ファーストギヤ6、クランクシャフト5、コンロッド 8、ピストン9により、往復運動に変換される。それに伴い、空気室20が圧縮 変動し、打撃子12も往復運動をして中間打撃子13を打撃し、先端工具21へ 打撃を伝達する。また、回転は、回転子2、ファーストギヤ6、セカンドピニオ ン17、セカンドギヤ16、サードピニオン17、駆動ホイール18の順で伝達 される。整定部材23を図2の位置にセットするとスプリングA22によって、 連結部材19と駆動ホイール18が噛み合い駆動ホィール18の回転をシリンダ 11に伝達する。整定部材23を図3の位置にセットすると、偏心ピン29が回 転移動し、連結部材19が駆動ホイール18から離脱し、シリンダ11への回転 、伝達を遮断すると共にシリンダ11が空転する。シリンダ11に連結された工 具ホルダに装着された先端工具21の回転方向の位置決めが可能となる。
【0009】 整定部材23を図4の位置にセットすると、さらに偏心ピン29が回転し、ス リーブ25がスプリングB30によって、前方へ移動しシリンダ11の歯列26 とスリーブ25の歯列27が噛み合い、シリンダ11をロックするため、シリン ダ11に連結された工具ホルダに装着された先端工具21の位置が固定される構 造である。
【0010】
本考案によれば、駆動ホイールからシリンダへ回転を伝達、遮断する連結部材 とシリンダをロックするスリーブとを別々に設けたため、クラッチとスリーブに 加わる異なった荷重に対し、各々最適設計を可能にすることができる。すなわち 、各々の機構部の寿命向上を図ることが可能となる。
【0011】 また、連結部材とスリーブは共に1つの結合部を有するものであり、どちらか 一方の結合部が破損した場合、その部品の交換ですむことから、修理交換の費用 、部品単価が安くなり、経済的なものである。
【図1】 本考案によるハンマドリルの一実施例を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】 図1のA部拡大図である。
【図3】 〃
【図4】 〃
10はケーシング、11はシリンダ、18は駆動ホイー
ル、19は連結部材、21は先端工具、23は整定部
材、24は突部または凹部、25はスリーブ、26はシ
リンダの歯列、27はスリーブの歯列である。
ル、19は連結部材、21は先端工具、23は整定部
材、24は突部または凹部、25はスリーブ、26はシ
リンダの歯列、27はスリーブの歯列である。
Claims (1)
- 【請求項1】 回転駆動源とこの回転駆動源に連結され
た該駆動源の回転運動を往復運動に変換する変換機溝部
と、この変換機構部に連結された打撃機構部と、先端工
具に回転を伝達する回転伝達機構部を有し、前記打撃機
構部のシリンダ外周には、駆動ホイールと前記シリンダ
と結合し打撃軸方向に移動可能な連結部材を有し、外部
から操作可能な整定部材によって、前記連結部材と前記
駆動ホイールを連結または、離脱可能な打撃工具におい
て、前記シリンダ外周に歯列を設けケーシング内周に打
撃軸方向に延びた突部または凹部を設け、この突部また
は凹部と補完形状をなす外周部を有するスリーブが、前
記ケーシングの突部または凹部と打撃軸方向に移動可能
に係合されており、前記スリーブ端部に前記シリンダの
歯列と補完形状をなす歯列を設け前記整定部材によっ
て、前記シリンダの歯列と前記スリーブの歯列とを連結
または、離脱可能にしたことを特徴とする打撃工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4240592U JP2570633Y2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 打撃工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4240592U JP2570633Y2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 打撃工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH063574U true JPH063574U (ja) | 1994-01-18 |
JP2570633Y2 JP2570633Y2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=12635164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4240592U Expired - Lifetime JP2570633Y2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 打撃工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570633Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008514440A (ja) * | 2004-09-30 | 2008-05-08 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 手持ち式工作機械、特にドリル及び/又は打撃ハンマ |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP4240592U patent/JP2570633Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008514440A (ja) * | 2004-09-30 | 2008-05-08 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 手持ち式工作機械、特にドリル及び/又は打撃ハンマ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2570633Y2 (ja) | 1998-05-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980113 |
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