JPS6212420A - 全方向移動車の駆動機構 - Google Patents

全方向移動車の駆動機構

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JPS6212420A
JPS6212420A JP17044486A JP17044486A JPS6212420A JP S6212420 A JPS6212420 A JP S6212420A JP 17044486 A JP17044486 A JP 17044486A JP 17044486 A JP17044486 A JP 17044486A JP S6212420 A JPS6212420 A JP S6212420A
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steering
wheel
vehicle
vehicle body
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Eiji Nakano
中野 栄二
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Agency of Industrial Science and Technology
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、コンピュータ等による制御で自動走行させる
のに適した全方向移動車の駆動機構に関するものである
[従来の技術] 第1図に示すように、移動車に全方向移動機構を設ける
と、車体の向きを変えることなく移動車を任意の方向に
移動させることができる。第1図は全方向移動車の基本
的構成を示すもので、重体1の4隅にステアリング軸2
を回転可能に取付け、このステアリング軸2の下端から
側方に突出する車輪軸3に、上記ステアリング軸から側
方に偏寄した位置において接地する車輪4を取付けてい
る。また、ステアリング軸2の上端には鎖車5を取付け
、各鎖車間にモータ6によって駆動されるチェーン7を
巻掛けている。
このような構成を有する全方向移動車は、モータロの駆
動により全車輪を同時に一定方向に向けることができ、
従って車体の向きを変えることなく、移動車を前後左右
及び任意の斜め方向に移動させることができる。
しかしながら、この全方向移動車は斜めに曲った通路を
走行する場合にも車体の向きを進行方向に変えることが
できず、従って移動車に自由な動きを行わせるためには
車体の向きを自由に変える機能をもたせることが必要と
なる。
このような機能を持たせた全方向移動車は1例えば特公
昭43−30337号公報等により既に知られている。
これは、複数の走行動作形態、即ち、車体の向きを変え
ることなく、全車輪を同一方向に向けて、任意の方向へ
走行できるようにした動作形態(以下、全方向モードと
いう、)、通常の自動車と同様に後輪を直進方向に向け
て固定し、前輪を同一方向に向けて任意に操舵できるよ
うにした動作形態(以下、自動車モードという、)、及
び各車輪軸を車体の中心に向けて固定し、車輪をその中
心のまわりに回転させるようにした動作形態(以下1回
転モードという、)の3モードに切換可能に構成したも
のである。
しかるに、このようなモードの切換えを可能にした全方
向移動車において、通常の自動車と同様に、前2輪また
は後2輪を走行駆動装置に接続して、それらを動輪とし
た場合には1前後及び左右方向の走行に際して動輪の配
置が不平等となり。
従って通常は一方向へのみ前進する進行形態をとらざる
と得す、全方向移動機構の特性を十分に生かすことがで
きない。
また、各方向への走行に対する動輪配置を平等にするた
め、全4輪を走行駆動装置に接続して動輪とすると、車
体重量の増加、それに伴う積載スペースの減少、機構や
部品の増加に伴う信頼性の低下、駆動装置及びその駆動
制御機器の増加に伴うコスト高、センサの増加に伴う信
頼性の低下、内外輪差を解消するための制御の複雑化等
の問題が生じることになる。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、前述したモードの切換えを可能にした
全方向移動車において、数少ない動輪が前後及び左右方
向への走行に際して同等に機能するように配Hし、それ
らを移動体の進行方向にかかわらず同等の制御手法で進
行させることができるようにした駆動機構を提供するこ
とにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明の駆動機構は、車体の
4隅にステアリング軸を回転可能に取付け、このステア
リング軸の下端から側方に突出する車輪軸に、上記ステ
アリング軸から側方に偏寄した位置において接地する車
輪を取付け、これによって、上記全方向モード、自動車
モード及び回転モードの切換えを可能にした全方向移動
車において、対角側に位置する一対の車輪を駆動用モー
タに接続して、それらを動輪とし、他の対角側に位置す
る一対の車輪を駆動用モータに接続しない径幅とするこ
とにより構成している。
[作用及び効果] 動輪の数を比較的数の少ない2個としているため5全方
向移動車の構成が中線化されると同時に、動輪の配置が
いずれのモードにおいてもrNi後及び左右方向への走
行に対して可及的に平等化され、従ってそれらの動輪を
移動体の進行方向にかかわらず同等の制御手法で制御し
て進行させることが可能となり、制御アルゴリズムが非
常に簡単化される。このような駆動機構は、全方向移動
機構の特性に極めてよくマツチしたものである。
[実施例] 第2図は本発明の第1実施例の全体的構成を示す概要図
で、車体10の4隅のステアリング軸の上端にステアリ
ング用ウオームホイールlla〜lldを固定し、また
一対の対角側に位置するステアリング軸の中心を貫通し
た車輪の駆動軸(後述)の上端に車輪、駆動用のウオー
ムホイール12α、12dを固定し、前2輪のステアリ
ング用ウオームホイール11α、116に、モータ14
の回転軸15上に設けたステアリング用ウオーム16α
、166を噛合させると共に、後2輪のステアリング用
ウオームホイール11 C、11dに、モータ17の回
転軸18上に設けたステアリング用ウオーム19C21
9d、を噛合させている。これらは、前2輪及び後2輪
(二ついて、左右輪を同じ向きに保ってそれらのステア
リング軸を同時に操舵回転させるものであシ、その、操
舵回転手段としてはチェーン等を利用した他の適宜手段
を採用することができる。
なお、この全方向移動車では、全方向モードにおいて任
意の方向に進行することになるが、ここでは移動車の基
本的な進行方向(第2図における上方)に設けた車輪を
前輪(前2輪)と呼び、反対側の車輪を後輪(後2輪)
と呼んで説明する。
12d、には、それぞれモータ20 、21によって回
転する車輪駆動用ウオーム22α、22dを噛合させて
いる。上記一対の対角側に位置する車輪をモータ20゜
21によシ駆動する動輪とすることは、特に全方向モー
ドにおいて移動車を前後左右またはその他の方向に走行
させる場合に、数少ない駆動用モータで移動車が進行す
る方向の左右両側の駆動力のバランスを保つため(二有
効である。
第6図は、上記第2図の全方向移動車における動輪の構
成を示すもので、車体10に回転自在に支持された筒軸
25内に、スプラインまたはキーによって軸方向の摺動
のみを許容されたステアリング軸26を挿嵌し、こめス
テアリング軸26の下端に車輪軸27を支持させて、ス
テアリング軸26から側方(二偏寄した位置において接
地する車輪28を固定し、上記筒軸25とステアリング
軸26との間に独立懸架用のばね29を介装している。
上記車輪28は、ステアリング軸26内を貫通する駆動
軸30から傘歯車31 、32を介して車輪軸27を駆
動することによシ回転駆動されるものであるが、傘歯車
31 、32の歯数比7L1/ル2を、駆動軸の中心か
ら車輪の中心までの距離roと車輪28の半径rとの比
γ0/γに等しくすることが必要であシ、これにより、
駆動軸30と固定してもステアリング軸26の回転で車
輪28を自由(二転動させることが可能となる。そして
、上記駆動軸30の上端は、車体10に回転自在に支持
させた車輪駆動用ウオームホイール12にスプラインま
たはキーを介して挿嵌し、上記ウオームホイール12は
モータによって回転駆動される車輪駆動用ウオーム22
に噛合させている。
また、上記筒軸25にはその周囲に平歯車33を設け、
車体10に取付けた軸34に上記平歯車33と噛合する
平歯車35を回転及び摺動可能に挿嵌し、この平歯車3
5に、上記軸34に対して回転自在に挿嵌しする突起3
6を設けると共に、平歯車35をンレノイドで駆動され
る駆動腕37によシスプリング38に抗して軸方向に摺
動させるようにして、クラッチ手段39を構成し、上記
ウオームホイール11をステアリング用のウオーム16
に噛合させている。
上記クラッチ手段39は、ウオームホイール11の溝に
対して平歯車35の突起36を係合させるようにしてい
るが、この突起は、左右輪が同じ向きに保たれている場
合、及び左右輪の車輪軸が車体の中心に向くような相対
位置にある場合に、ウオームホイール11の溝に係合し
、その他の位置では係合しないように構成したものであ
る。而して、後者の場合(二は、回転モードにおいて車
輪軸を車体の中心に向けてロックするロック機構を構成
し、従って他のロック手段、例えば上記クラッチを切る
と同時にステアリング軸26をロックするような機構を
採用することもできる。
ヨメータ、41はステアリング角度計測用ボテンシ1メ
ータ、42はクラッチ動作確認用マイクロスイッチであ
る。
上記構成を有する動輪に対し、従輪においては、車輪、
駆動用ウオーム22からウオームホイール12、駆動軸
30、傘歯車31.32+二至る駆動系を具備せず、ま
た、ステアリング軸26とステアリング用ウオームホイ
ール11 (11b 、 11 c )との間にクラッ
チ手段39を設ける必要がなく、両者を直接的に連結し
ておけばよいが、動輪のクラッチ手段を省略してそれを
従輪に設けることもできる。
このような構成を有する全方向移動車(二おいては、以
下に説明するように、全方向モード、自動車モード及び
回転モードにおいて駆動することができる。
即ち、全方向モードでは、モータ14 、17の駆動C
二よって前2輪及び後2輪がそれぞれ同一方向C二向い
たままで方向を変えるため、両モータ14 、17輪2
8を第4図Aに示す直進方向に向け、あるいは同図Bに
示すように全車輪を同一方向に向ければよく、これ(=
よって車体10の向きを変えることなく移動車を任意の
方向へ走行させることができる。
まだ、後2輪を直進方向に向けた状態でモータ17を停
止させ、前2輪のみの方向をモータ14によって変えれ
ば、第4図Cに示すような自動車モードで走行させるこ
とができる。
回転モード(:よって移動体の車体を一定位置で回転さ
せる場合には、まず、モータ14 、17の回転(=よ
って動輪の車輪軸27を車体10の中心に向け、この状
態でステアリング軸26とステアリング用ウオームホイ
ール11α、 11 dとの間のクラッチを切か、その
後再びモータ14 、17を回転させることによって従
輪の車輪軸を車体の中心に向けるが、モータが回転しは
じめたときにクラッチを復帰させておけば、従輪の車輪
軸が所定の回転位置(−達したときにクラッチが係合し
、この状態でモータ14゜17を停止することにより各
ステアリング軸がロックされる(第4図D)。
なお、上記実施例では二つの動輪を別個のモータ20 
、21によって駆動しているが、これは、自動車モード
において移動車が曲がるときに内外輪に回転速度差を与
える場合や、回転モードにおいて両モータの回転方向を
逆にする場合などに有利にするものである。
第5図は本発明の第2実施例の構成を示す概略図で、車
体50の4隅のステアリング軸の上端にステアリング用
鎖車51α〜51 dを固定し、また一対の対角側(二
位置するステアリング軸の中心を貫通した車輪の駆動軸
の上端に車輪駆動用の傘歯車52α、52dを固定し、
上記各鎖車51α〜51 d及び駆動用鎖車53にチェ
ーン54を巻掛けて、駆動用鎖車53にモータ55で駆
動されるウオーム56から回転を53、及びチェーン5
4等は、全車輪を同じ向きに保ってそれらのステアリン
グ軸を同時に回転させるための操舵回転手段の一例でア
シ、他の適宜手段を採用することもできる。また、上記
車輪駆動用の傘歯車52 a 、 52 dには、車輪
駆動用モータ57によシデ7アレンシャルギャ58を介
して駆動される伝動軸59 、60上の傘歯車61 、
62によって回転が伝達されるように構成している。
第6図は、上記第5図の全方向移動車に装設している動
輪の構成例を示すもので、車体50に回転自在に支持さ
れたステアリング軸65の下端に車輪軸66を支持させ
、前記実施例の場合と同様にして車輪67を取付けると
共(=、ステアリング軸65を貫通する駆動軸68によ
シその車輪67を駆動するように構成し、また駆動軸6
8の上端は前記伝動軸から傘歯車62 、52 c?を
介して回転が伝達されるように構成している。
ング用鎖車51 (51d )は、流体圧や電磁力の作
用によるクラッチ手段70でステアリング軸65と一体
的に結合されるものでアシ、ステアリング軸65には鎖
車51の所要位置に設けた溝71に係合する保合子72
を出没自在に配設している。また、ステアリング軸65
自体は車体50(二設けた流体圧作動または電磁力作動
のロック手段73によシ車体50にロックされるもので
、上記ロック手段73としてはステアリング軸65の所
要位置に設けた溝74に係合する保合子75を配設して
いる。なお、上記クラッチ手段70を図示したようにシ
リンダ76への流体圧の供給によるピストン77の駆動
によシ動作させる場合、あるいは電磁力で動作させる場
合において、そのクラッチ手段に対する流体または電気
の供給は、ステアリング軸65の回転範囲が直進方向に
対して±90°の比較的小さい範囲内であるため、可撓
パイプまたは電気的導線によって車体側と直接的に連結
して行うことができる。
方(ここではステアリング用鎖車51 dを備えた動輪
)の構成を示すもので、他方の動輪(二ついては、上記
クラッチ手段70を設けることなくステアリング軸65
に鎖車51αを直接的に固定し、またロック手段73も
設ける必要がない。勿論、移動車の従輪においては駆動
軸68等からなる駆動系を具備しない。
従って、上記クラッチ手段70は移動車の三つの車輪に
ついて設けることになるが、それらのクラッチ手段70
における前、記係合子72と溝71は、全車輪が同じ方
向に向いた状態C二おいて係脱するように配設される。
また、上記ロック手段73は、同様に三つの車輪につい
て設けるが、それらの三つの車輪の車輪軸66が車体5
0の中心に向く位置、及び後2輪が車体を直進させる方
向に向く位置でステアリング軸65を車体にロックでき
るよう(−1前記溝71が配設される。
このような構成を有する全方向移動車においては、次の
ような操作により、全方向モード、自動車モード、及び
回転モードにおいて駆動することができる。
第7図A−Eは、これらの各モードに設定する方法をク
ラッチ手段70及びロック手段73との関連において示
すもので、溝71と保合子72をもったクラッチ手段7
0及び溝74と係合子75をもったロック手段73を模
式的(=示すと共に、車輪67の向きを両方向矢印によ
って示している。
第7図Aの直進状態においては、各クラッチ手段70に
よりステアリング用鎖車516〜51 dをそれぞれの
ステアリイブ軸65と連結し、この状態でモータ55の
駆動によシステアリング用鎖車51α〜51dを回転さ
せて各車輪67を直進方向に向け、後2輪のステアリン
グ軸をロック手段73f:よシロツクしている。
直進状態からロック手段73の係合を解除すればよく、
これによって同図Bに示すように各車輪を同一方向に向
けたままで任意の方向に変向することが可能となシ、車
体50の向きを変えることなく移動車を任意の方向へ走
行させることができる。即ち、クラッチ手段70によっ
てステアリング用鎖車51 A〜51dがステアリング
軸65と連結しているので、モータ55の駆動によりウ
オーム56、鎖車53、チェーン54を介して各ステア
リング用鎖車51α〜51 dを同時に回転させること
ができる。
また、自動車モードでは、第7図Aの直進状態から後2
輪のクラッチ手段のみについてそれらの保合を解除すれ
ばよく、これによって第7図Cのように前2輪のみ゛を
ステアリング用モータ55で任意の方向に向けて自動車
と同様な前輪操舵による走行を行わせることができる。
回転モードによって移動体の車体を一定位置でに各ロッ
ク手段73を解除すると共に各クラッチ手段70を接続
状態としてステアリング用モータ55を駆動し、ステア
リング用鎖車51 b 、 51 cで変向される車輪
67の車輪軸66を車体5oの中心に向ける。
次いで、ステアリング用鎖車51 b 、 51 Cと
それらのステアリング軸65の間のクラッチ手段7oを
切ると共に、それらのステアリング軸をロック手段73
によってロックし、この状態でステアリング用モータ5
5を駆動して、第7図Eに示すようにステアリング用鎖
車51α、 51 dのみを回転させ、それらの車輪の
車輪軸66を車体50の中心に向けた後、ステアリング
用鎖車51 dを取付けたステアリング軸をロック手段
73によシロツクする。
第8図に示す本発明の第3実施例は、上記第2実施例の
場合と同様に、車体80の4隅の第1ステアリング用鎖
車81α〜81 d及び第1駆動用鎖車82にチェーン
83を巻掛けて、その駆動用鎖車82に第1ステアリン
グ用モータ84で駆動されるウオームるステアリング軸
の中心を貫通した車輪の駆動軸の上端に車輪駆動用の傘
歯車86α、86dを固定し、これを図示しない車輪駆
動用モータによシ適宜デファレンシャルギヤを介して駆
動するように構成している。上記ステアリング用モータ
84によって第1ステアリング用鎖車81α〜81 d
を回転させる機構は、全車輪を同じ向きに保ってそれら
のステアリング軸を同時に回転させる第1の操舵回転手
段の一例であシ、他の手段を採用することもできる。さ
らに、この第6実施例においては、一対の対角側に位置
する第1ステアリング用鎖車81b。
81 Cと一体的に設けた第2ステアリング用鎖車87
b 、 87 c及び第2駆動用鎖車88にチェーン8
9を巻掛け、その駆動用鎖車88に第2ステアリング用
モータ90で駆動されるウオーム91から回転を伝達す
るように構成した第2の操舵回転手段を備えている。
第9図は、上記第8図の全方向移動車に装設している従
輪(ステアリング用鎖車81 A 、 81 Cを備え
た従輪)の構成を示すもので、車体80に回転自在に支
持されたステアリング軸95の下端に車輪軸96を支持
させ、その車輪軸96に、ステアリング軸95から側方
に偏寄した位置において接地する車輪97を取付けてい
る。上記ステアリング軸95の上部に嵌設した第1及び
第2ステアリング用鎖車81(81bまたは81C)、
87 (87hまたは87C)は、流体圧や電磁力の作
用によるクラッチ手段98 、99でステアリング軸9
5と一体的に結合されるものであシ、この実施例ではス
テアリング軸95上に鎖車81 、87の所要位軍に設
けた溝100 、101に対して係合する保合子102
 、103を設け、これらの保合子なシリンダ104 
、105への流体圧の供給によるピストン106 、1
07の駆動によシ溝100 、101に突出係合させる
ように構成している。なお、図中、前述したように、上
記第9図の従輪は、第8図におけるステアリング用鎖車
81 b 、 81 Cを備えた従輪の構成を示すもの
であるが、第8図の動輪については、上記従輪のステア
リング軸95の中心を貫通する軸110を車輪97の駆
動軸として、第6図の場合と同様な駆動系を設ける必要
があり、一方、第2ステアリング用鎖車87は設けない
。さらに、ステアリング用鎖車81αを備えた動輪にお
いては、クラッチ手段98を設けることなくステアリン
グ軸95を第1ステアリング用鎖車81 (Lと一体的
に連結して構成し、ステアリング用鎖車81 dを備え
た動輪においては第6図のロック手段73と同様のロッ
ク手段111(第10図参照)を車体80とステアリン
グ軸95との間に配設する。
従って、上記移動車においては三つの車輪におけるステ
アリング軸95にクラッチ手段98で連結される第1ス
テアリング用鎖車81を設けることになと溝100ば、
全車輪が同じ方向に向いた状態において係脱するように
配設され、また一対の対角側に設けた二つの従輪におけ
るステアリング軸95と第2ステアリング用鎖車87の
間の第2のクラッチ手段99も、同様に両従輪が同じ方
向に向いた状態において係、脱するように配設される。
さらに、上記第2のクラッチ手段99を備えない後輪の
ステアリング軸95を車体80にロックするロック手段
111は、車輪97が直進方向に向いた状、態において
保合子が溝に係合するように配設される。
このような構成を有する全方向移動車においては、第1
0図A−Dに模式的に示すような操作によって、全方向
モード、自動車モード、及び回転モードの切換えを行う
ことができる。
即ち、第10図Aの直進状態(−おいては、第1ステア
リング用鎖車81 h〜81 (7をクラッチ手段98
によってステアリング軸95と連結しているが、この状
態で第1ステアリングモータを回転させれば、ままで任
意の方向−に変向することができ、即ち全方向モードで
車体80の向きを変えることなく任意の方向へ移動車を
走行させることができる。
また、自動車モードでは、第10図Aの直進状態から後
2輪の第1ステアリング用鎖車81 c 、 81 d
をクラッチ手段98の解除(二よってステアリング軸9
5と非連結状態にすると同時に、後2輪について第2ス
テアリング用鎖車87 Aをクラッチ手段99によシス
テアリング軸95に連結し、さらに他方の後輪のステア
リング軸95をロック手段111によシ車体80にロッ
クする。これによ)、第10図01:示すように、第1
ステアリング用モータの駆動で前2輪のみの向きを自由
に変えることが可能となる。
さらに、回転モードで移動体の車体80を一定位置にお
いて回転させるには、第10図Aの状態から第1ステア
リング用モータを駆動して、第1ステアリング用鎖車8
1α、81dによシ変向される車輪97の車輪軸a8を
車体80の中心に向け、この状態で第1ステアリング川
鎖→j81b、81cのクラッチ手段98を切ると段1
1IJfに、第2ステアリング用鎖市87b。
87cをクラッチ手段99でステアリング軸95と連結
し、第2ステアリング用モータの駆動によって、第10
図りに示すようにそれらの車輪の車輪軸θ6を車体80
の中心に向ける。
【図面の簡単な説明】
第1図は全方向移動車の基本的構成を示す斜視図、第2
図は本発明の第1実施例の概要を示す平面図、第3図は
その動輪の構成を示す断面図、第4図A〜Dはヒ記:r
Sl実施例の車輪を各種モードに設定する方法について
の模式的説明図、第5図は本発明の第2実施例の概要を
示す平面図、第6図はその動輪の構成を示す断面図、第
7図A−Eは上記第2実施例の車輪を各種モードに設定
する方法についての模式的説明図、第8図は本発明の第
3実施例の概要を示す平面図、第9図はその従輪の構成
を示す断面図、第10図A−Dは上記第3実施例の車輪
を各種モードに設定する方法についての模式的説明図で
ある。 10.50,80・Φ車体、 20.135.95−−ステアリング軸、27.138
.9111−・車輪軸、28.87.97・・車輪、2
0.21,57・φモータ。 第9図 第10図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、車体の4隅にステアリング軸を回転可能に取付け、
    このステアリング軸の下端から側方に突出する車輪軸に
    、上記ステアリング軸から側方に偏寄した位置において
    接地する車輪を取付け、これによって、車体の向きを変
    えることなく全車輪を同一方向へ向けて任意の方向に走
    行可能な全方向モードと、後輪を直進方向に固定して前
    輪を同一方向に任意に操舵できる自動車モードと、車輪
    軸を車体の中心に向けて固定した回転モードとに切換可
    能に構成した全方向移動車において、対角側に位置する
    一対の車輪を駆動用モータに接続して、それらを動輪と
    し、他の対角側に位置する一対の車輪を駆動用モータに
    接続しない従輪としたことを特徴とする全方向移動車の
    駆動機構。
JP17044486A 1986-07-19 1986-07-19 全方向移動車の駆動機構 Granted JPS6212420A (ja)

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JP17044486A JPS6212420A (ja) 1986-07-19 1986-07-19 全方向移動車の駆動機構

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