JPS62121924A - 垂直磁気記録媒体 - Google Patents
垂直磁気記録媒体Info
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- JPS62121924A JPS62121924A JP25985785A JP25985785A JPS62121924A JP S62121924 A JPS62121924 A JP S62121924A JP 25985785 A JP25985785 A JP 25985785A JP 25985785 A JP25985785 A JP 25985785A JP S62121924 A JPS62121924 A JP S62121924A
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- magnetic layer
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[技術分野1
本発明は高密度磁気記録ができるC0Cr/パーマロイ
積層膜の如く垂直記録層と軟磁性層とを有する二層膜構
造の垂直磁気記録媒体に関する。
積層膜の如く垂直記録層と軟磁性層とを有する二層膜構
造の垂直磁気記録媒体に関する。
[従来技術]
近年、高密度記録特性の優れた磁気記録方式として、垂
直磁気記録方式が提案されている。この方式は、特公昭
58−91号公報、特公昭58−10764号公報等で
公知の如く、磁化容易軸が膜面に対して垂直な方向を有
する記録媒体を用い、残留磁化が膜面に対して垂直に向
くように記録するもので、信号が高密度になるほど媒体
内反磁界は減少し、優れた記録及び再生を行なうことが
できる。この方式に適する記録媒体としてCo系合金薄
膜(特にCo Cr合金薄膜)が公知である。特に、特
公昭58−91号公報に提案されているCo系合金薄膜
の下地にパーマロイ合金のような軟磁性層を設けた垂直
磁気記録媒体は、記録効率が向上ぐきるとともに、大き
な再生出力が得られる点から注目されている。
直磁気記録方式が提案されている。この方式は、特公昭
58−91号公報、特公昭58−10764号公報等で
公知の如く、磁化容易軸が膜面に対して垂直な方向を有
する記録媒体を用い、残留磁化が膜面に対して垂直に向
くように記録するもので、信号が高密度になるほど媒体
内反磁界は減少し、優れた記録及び再生を行なうことが
できる。この方式に適する記録媒体としてCo系合金薄
膜(特にCo Cr合金薄膜)が公知である。特に、特
公昭58−91号公報に提案されているCo系合金薄膜
の下地にパーマロイ合金のような軟磁性層を設けた垂直
磁気記録媒体は、記録効率が向上ぐきるとともに、大き
な再生出力が得られる点から注目されている。
しかしながら軟磁性層を設けたことにより新たに発生し
た問題点もいくつか報告されている。例えば特開昭60
−38718号公報には軟磁性層の磁気特性に由来し、
一つの媒体において磁気ヘッドの走行方向で再生出力が
異なるという現象が述べられており、その解決法として
軟磁性層の面内磁気異方性を小さくすべきことが開示さ
れている。また、電子通信学会技術研究報告M R84
−6(vol、 84゜No、 61.1984>には
、信号の再生時に発生するパ、ルス状ノイズが軟磁性層
に起因していることが述べられ、その解決法として軟磁
性層のHCを5エルステッド(013)より大きくすれ
ばよいことが述べられている。
た問題点もいくつか報告されている。例えば特開昭60
−38718号公報には軟磁性層の磁気特性に由来し、
一つの媒体において磁気ヘッドの走行方向で再生出力が
異なるという現象が述べられており、その解決法として
軟磁性層の面内磁気異方性を小さくすべきことが開示さ
れている。また、電子通信学会技術研究報告M R84
−6(vol、 84゜No、 61.1984>には
、信号の再生時に発生するパ、ルス状ノイズが軟磁性層
に起因していることが述べられ、その解決法として軟磁
性層のHCを5エルステッド(013)より大きくすれ
ばよいことが述べられている。
以上の如く、軟磁性層と記録層との二層膜構造の垂直磁
気記録媒体(以下、二層膜媒体と称す)は再生出力が大
きいというすぐれた特徴を有し、実用化が一番期待され
ているものであるが、軟磁性層の不安定さに由来する種
々の課題を有しており、これら課題の解決が待望されて
いる。
気記録媒体(以下、二層膜媒体と称す)は再生出力が大
きいというすぐれた特徴を有し、実用化が一番期待され
ているものであるが、軟磁性層の不安定さに由来する種
々の課題を有しており、これら課題の解決が待望されて
いる。
[本発明の目的]
本発明は記録層と軟磁性層とを有する二層膜構造の垂直
磁気記録媒体において、すぐれた再生出力の安定性、す
なわち出力エンベロープの滑らかさを有する垂直磁気記
録媒体を提案するものである。
磁気記録媒体において、すぐれた再生出力の安定性、す
なわち出力エンベロープの滑らかさを有する垂直磁気記
録媒体を提案するものである。
[本発明の構成および作用効果]
本発明者らは50μm程度の厚さを有する有機高分子フ
ィルムを支持体とする二層膜媒体を研究する過程で、あ
る種の軟磁性層を有する二層膜媒体において再生出力に
波打ちが生じる、又は/及び再生出力エンベロープに突
起状の凸部が発生することを見い出した。その例を第5
図、第6図に示した。本発明者らはかかる不都合な現采
は軟磁性層の磁歪に関与し、記録、再生時にヘッドが摺
動することにより部分的に軟磁性層の磁気特性が変化す
ることに起因するのであろうと考え、研究を重ねること
により本発明に至った。
ィルムを支持体とする二層膜媒体を研究する過程で、あ
る種の軟磁性層を有する二層膜媒体において再生出力に
波打ちが生じる、又は/及び再生出力エンベロープに突
起状の凸部が発生することを見い出した。その例を第5
図、第6図に示した。本発明者らはかかる不都合な現采
は軟磁性層の磁歪に関与し、記録、再生時にヘッドが摺
動することにより部分的に軟磁性層の磁気特性が変化す
ることに起因するのであろうと考え、研究を重ねること
により本発明に至った。
すなわち、本発明は記録層と軟磁性層を有する垂直磁気
記録媒体において、軟磁性層が膜面内で測定される磁歪
定数(λ)が−1×10−6より太きくlX106以下
であり、かつ保磁力(Ha )が30エルステッド(O
e )以下の軟磁性層であることを特徴とする垂直磁気
記録媒体である。
記録媒体において、軟磁性層が膜面内で測定される磁歪
定数(λ)が−1×10−6より太きくlX106以下
であり、かつ保磁力(Ha )が30エルステッド(O
e )以下の軟磁性層であることを特徴とする垂直磁気
記録媒体である。
以下、本発明の詳細な説明する。
第1図に本発明の好ましい垂直磁気記録媒体の構成を示
した。図においてFは支持材であり、非磁性の金属、非
金属のシートが通常は使用される。
した。図においてFは支持材であり、非磁性の金属、非
金属のシートが通常は使用される。
磁気テープ、フロッピーディスク、スチル電子カメラ、
画像ファイル等の用途には、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレ
ート、ポリイミド等の4μm〜120μm程度の厚さの
有機高分子フィルムが好ましく用いられる。特に磁気ヘ
ッドとの摺動により発生する歪の大きい、軟質の有機へ
分子フィルムを支持体とする場合に本発明の効果は大き
い。
画像ファイル等の用途には、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレ
ート、ポリイミド等の4μm〜120μm程度の厚さの
有機高分子フィルムが好ましく用いられる。特に磁気ヘ
ッドとの摺動により発生する歪の大きい、軟質の有機へ
分子フィルムを支持体とする場合に本発明の効果は大き
い。
図のSは本発明の特徴をなす軟磁性層であり、詳細は後
述する。500 e程度以下のHCを有する厚さ0.1
μm−0,7μm程度のものが通常は用いられる。材質
は種々のものが適用可能であり、Co Zr系のアモル
ファス合金膜やNiFe系合金(パーマロイ)薄膜等を
例示できる。特に原材料コストが安く、材料入手が容易
で、かつ適当な磁気特性を有することよりパーマロイが
好ましい。
述する。500 e程度以下のHCを有する厚さ0.1
μm−0,7μm程度のものが通常は用いられる。材質
は種々のものが適用可能であり、Co Zr系のアモル
ファス合金膜やNiFe系合金(パーマロイ)薄膜等を
例示できる。特に原材料コストが安く、材料入手が容易
で、かつ適当な磁気特性を有することよりパーマロイが
好ましい。
パーマロイにはNi Fe合金のみでなくMoパーマロ
イ、Cu Moパーマロイ、耐食性パーマロイ。
イ、Cu Moパーマロイ、耐食性パーマロイ。
高硬度パーマロイ等の種々のものがあり、いずれも適用
可能である。作製法は真空蒸着、スパッタリング、イオ
ンブレーティング、メッキ等が例示できるが、軟磁気特
性と膜強度、膜付着強度が良好であり、合金の組成のコ
ントロールが容易なスパッタリング法が最も好ましく本
発明に適用される。
可能である。作製法は真空蒸着、スパッタリング、イオ
ンブレーティング、メッキ等が例示できるが、軟磁気特
性と膜強度、膜付着強度が良好であり、合金の組成のコ
ントロールが容易なスパッタリング法が最も好ましく本
発明に適用される。
図のRは記録層であり、飽和磁化(Ms )が200〜
90Oelu/ (IC程度のCoとCrの合金薄膜が
好ましく使用される。他にCoとCrにさらに数wt%
のRe 、W、Mo 、Ta等の第3元素を添加したも
のや、CoV合金薄膜、Fe Cr合金7i9膜や、ざ
らにはCo −Co O蒸着膜であってもよい。
90Oelu/ (IC程度のCoとCrの合金薄膜が
好ましく使用される。他にCoとCrにさらに数wt%
のRe 、W、Mo 、Ta等の第3元素を添加したも
のや、CoV合金薄膜、Fe Cr合金7i9膜や、ざ
らにはCo −Co O蒸着膜であってもよい。
要は適度のMSと数百OeのHCと垂直磁気異方性を有
する厚さ0.1μm〜0.5μm程度の薄膜が使用され
る。
する厚さ0.1μm〜0.5μm程度の薄膜が使用され
る。
図のPは必要に応じて設けられる耐久性等を目的とした
保護層である。例えば耐久性を保証するためにSi 0
2 、硬質カーボン、Si N等の厚さ0.01μm〜
0.03μm程度の薄膜が設けられる。
保護層である。例えば耐久性を保証するためにSi 0
2 、硬質カーボン、Si N等の厚さ0.01μm〜
0.03μm程度の薄膜が設けられる。
さらに、各層F、S、R,P間に他の中間層。
下地層、接着層等を有してもよい。またフロッピーディ
スク等のディスク状媒体では支持体Fの両面に同じ構成
の各層が形成されるのが普通である。
スク等のディスク状媒体では支持体Fの両面に同じ構成
の各層が形成されるのが普通である。
以下に本発明の特徴である軟磁性層を説明する。
本発明においては、再生出力を安定ならしめるために、
膜面内で測定されるλを一1xio′4以上で1×10
+以下の範囲とする。すなわち、絶対値lfi 1 x
10’より小さいλの軟磁性膜を用いる。ただし該軟
磁性膜のHcが300 eより大なる時は軟磁気特性(
例えばHaや透磁率)の外乱に対して安定でありλを規
定する意味はない。
膜面内で測定されるλを一1xio′4以上で1×10
+以下の範囲とする。すなわち、絶対値lfi 1 x
10’より小さいλの軟磁性膜を用いる。ただし該軟
磁性膜のHcが300 eより大なる時は軟磁気特性(
例えばHaや透磁率)の外乱に対して安定でありλを規
定する意味はない。
膜のλの絶対値が1×10′4より大きい時は、膜の軟
磁気特性は不安定であり、磁気ヘッドが媒体を1習動す
る時に軟磁気特性が変化し、再生出力エンベロープに波
打ちや凸部や突起が発生することが判明した。
磁気特性は不安定であり、磁気ヘッドが媒体を1習動す
る時に軟磁気特性が変化し、再生出力エンベロープに波
打ちや凸部や突起が発生することが判明した。
記録、再生感度をより一層向上せしめるには軟磁性層の
HCは15Qe程度以下が必要であり、さらに前述の様
にノイズを小さくするために、又はディスク状媒体にお
けるモジュレーション(J13 0 6291参照)を
小さくするためには軟磁性層の面内磁気異方性を小さく
する必要があるが、かかる目的のためには1−(cは3
0c程度以上が必要である。このようなトICを有する
軟磁性膜ではそのλは一7X10−7以上で7X10−
7以下の範囲、すなわちHCが小さいことは軟磁気特性
が不安定であることを意味し、かかる場合は、より絶対
値が小さいλが要求されることが判明した。
HCは15Qe程度以下が必要であり、さらに前述の様
にノイズを小さくするために、又はディスク状媒体にお
けるモジュレーション(J13 0 6291参照)を
小さくするためには軟磁性層の面内磁気異方性を小さく
する必要があるが、かかる目的のためには1−(cは3
0c程度以上が必要である。このようなトICを有する
軟磁性膜ではそのλは一7X10−7以上で7X10−
7以下の範囲、すなわちHCが小さいことは軟磁気特性
が不安定であることを意味し、かかる場合は、より絶対
値が小さいλが要求されることが判明した。
第2図〜第6図に種々のHCとλを有する軟磁性膜持つ
Co Cr /パーマロイからなる二層膜媒体の一定長
の間の再生出力エンベロープを示した。
Co Cr /パーマロイからなる二層膜媒体の一定長
の間の再生出力エンベロープを示した。
図で縦軸は出力、横軸は時間換言すればサンプル位置で
ある。媒体の作製条件と電磁変換特性の測定方法は後述
の実施例に述べる。
ある。媒体の作製条件と電磁変換特性の測定方法は後述
の実施例に述べる。
第7図は後述の実施例、比較例と同様にして磁歪定数(
λ)と保磁力(1」0)とが異なる種々のパーマロイ膜
を軟磁性層とし、その上にCo Cr合金膜からなる記
録層を設けた二層媒体の再生出力を評価した結果を示し
たもので、)lcとλの絶対値に対して再生出力エンベ
ロープの良否を◎印〜×印の4段階評価で示した。第2
図の様なノイズがなく平坦な良好なエンベロープ波形を
示した時を◎印で示し、これに近いものは○印、第3図
と第4図の様な明確に小さな突起や凸部が観察される時
をΔ印、第5図と第6図の様な凸部や突起も大きく長周
期の波も観察される時をx印で示した。Δ印の場合は記
録再生システムやヘッド搭載方法によっては良好な形状
のエンベロープを得る可能性があるものである。第7図
より安定した均一な再生出力を得るためには1λ1≦1
X 10′4゜好ましくはIλ1≦7X10−7が必要
なことが理解される。
λ)と保磁力(1」0)とが異なる種々のパーマロイ膜
を軟磁性層とし、その上にCo Cr合金膜からなる記
録層を設けた二層媒体の再生出力を評価した結果を示し
たもので、)lcとλの絶対値に対して再生出力エンベ
ロープの良否を◎印〜×印の4段階評価で示した。第2
図の様なノイズがなく平坦な良好なエンベロープ波形を
示した時を◎印で示し、これに近いものは○印、第3図
と第4図の様な明確に小さな突起や凸部が観察される時
をΔ印、第5図と第6図の様な凸部や突起も大きく長周
期の波も観察される時をx印で示した。Δ印の場合は記
録再生システムやヘッド搭載方法によっては良好な形状
のエンベロープを得る可能性があるものである。第7図
より安定した均一な再生出力を得るためには1λ1≦1
X 10′4゜好ましくはIλ1≦7X10−7が必要
なことが理解される。
次に磁歪定数(λ)の測定方法を支持体フィルムFの片
面にλが正の一つの軟磁性層(S)を右する場合を例と
して、第8図〜第12図を用いて説明する。本発明に言
う膜面内で測定される磁歪定数(λ)とは、下記の手法
で求められる値である。
面にλが正の一つの軟磁性層(S)を右する場合を例と
して、第8図〜第12図を用いて説明する。本発明に言
う膜面内で測定される磁歪定数(λ)とは、下記の手法
で求められる値である。
(1) 軟磁性膜(S)が磁化容易(easy)軸と
磁化困難(hard)軸を有するとぎは、第8図のよう
にeasy軸を長さ方向とし雇の幅に試料を切り出す。
磁化困難(hard)軸を有するとぎは、第8図のよう
にeasy軸を長さ方向とし雇の幅に試料を切り出す。
モしで、図示の如<mXmの正方形に軟磁性膜(S)を
残し、他の部分を除去する。mは磁化特性の測定機の感
度により適当に選べばよいが、本発明ではTrL−7m
とした。このような形状にするのは後述のように張力「
を膜(S)に加えながら飽和磁化特性〈M〜F1曲線)
を測定するのに都合がよいからである。
残し、他の部分を除去する。mは磁化特性の測定機の感
度により適当に選べばよいが、本発明ではTrL−7m
とした。このような形状にするのは後述のように張力「
を膜(S)に加えながら飽和磁化特性〈M〜F1曲線)
を測定するのに都合がよいからである。
(2)第9図のようにフィルムFに張力fを加えながら
M−8曲線を測定する。第9図は公知の交流M −1−
1トレーサーの概略構成図であり、張力を加えながら測
定できる様に試料ホルダーは工夫しである。
M−8曲線を測定する。第9図は公知の交流M −1−
1トレーサーの概略構成図であり、張力を加えながら測
定できる様に試料ホルダーは工夫しである。
図の1はへルムホルッコイル、2は検出コイル、3はフ
リーロール、Sは軟磁性膜である。
リーロール、Sは軟磁性膜である。
チャック4によりフィルムFの一端を固定し、他端に張
力fを加えるようになっている。本図は張力rを加えた
方向のM−8曲線を測定するようになっているが、λ〉
0の場合は張力を加えた方向に直角な方向(試料の巾方
向)のM−ト1曲線を測定するのが好ましい。
力fを加えるようになっている。本図は張力rを加えた
方向のM−8曲線を測定するようになっているが、λ〉
0の場合は張力を加えた方向に直角な方向(試料の巾方
向)のM−ト1曲線を測定するのが好ましい。
(3)第10図は張力r = 0.41#rを加えなが
ら測定したha rd軸方向のM−8曲線である。原点
より増磁曲線に接線を引ぎ、飽和磁化(Ms )のライ
ンとの交点を求め、交点の示す磁場をHkとする。
ら測定したha rd軸方向のM−8曲線である。原点
より増磁曲線に接線を引ぎ、飽和磁化(Ms )のライ
ンとの交点を求め、交点の示す磁場をHkとする。
第11図は張力f=1Kyfを加えた時のhard軸方
向のM−8曲線である。張力を大きくした時に、張力を
加えた方向に直角な方向をhard軸とする磁気賃方性
(Hk ”)が増大する場合がλ〉Oである。
向のM−8曲線である。張力を大きくした時に、張力を
加えた方向に直角な方向をhard軸とする磁気賃方性
(Hk ”)が増大する場合がλ〉Oである。
(4)第12図は、上記第10図と第11図に示した手
法により測定したHkの値を張力「に対してプロットし
たものである。
法により測定したHkの値を張力「に対してプロットし
たものである。
第12図よりHkと「との関係の勾配(b/a)が求ま
り、単位張力当りの)−1にの変化小を求めることがで
きる。ト1にの変1ヒ巾(△)−1にと以下に記す)は
λの大小に関与し、後述の第(6)項に示すλの1算式
に用いる。
り、単位張力当りの)−1にの変化小を求めることがで
きる。ト1にの変1ヒ巾(△)−1にと以下に記す)は
λの大小に関与し、後述の第(6)項に示すλの1算式
に用いる。
上記第(1)項ではeasy軸方向を長さ方向としてサ
ンプリングするとしたが、λく0の場合はhard軸方
向よりサンプリングし、第9図の構成でhard@b方
向を測定するのがよい。また無張力下で異方性(Hk
)が非常に大きい場合は張力を加えることによるHkの
減少分を求めてもよい。また、面内で等方向な磁気特性
を有する時は任意の方向で測定してもよい。
ンプリングするとしたが、λく0の場合はhard軸方
向よりサンプリングし、第9図の構成でhard@b方
向を測定するのがよい。また無張力下で異方性(Hk
)が非常に大きい場合は張力を加えることによるHkの
減少分を求めてもよい。また、面内で等方向な磁気特性
を有する時は任意の方向で測定してもよい。
以下にλの&1算式を示す。
(5)第8図において、フィルムFの厚さをDf。
ヤング率をEfとし、軟磁性膜(S)の厚さをDS、ヤ
ング率をESとする。rの張力が加わることによる膜(
S)に働く応力(σ)は下記式となる。
ング率をESとする。rの張力が加わることによる膜(
S)に働く応力(σ)は下記式となる。
応力(cr) = (f −Es )/ (Es −
Df・m+Ef ・Of−m> 以上は膜(S)に働く応力(σ)を求める一例を示した
ものであり、歪ゲージ等を用いて応力(σ〉を求めても
よい。
Df・m+Ef ・Of−m> 以上は膜(S)に働く応力(σ)を求める一例を示した
ものであり、歪ゲージ等を用いて応力(σ〉を求めても
よい。
(6) 下記式により磁歪定数(λ)を求めるものと
する。
する。
磁歪定数(λ)=
(Is/3)x(ΔHk/σ′ )
ただし、lsは飽和磁化[wb/Td]、σ′は単位張
力当りの膜(S)に加わる応力[(N/Td)/l(g
f]、ΔHkは上述の単位張力当りのト1にの変化分[
(A/u) /kgf ]である。
力当りの膜(S)に加わる応力[(N/Td)/l(g
f]、ΔHkは上述の単位張力当りのト1にの変化分[
(A/u) /kgf ]である。
以上述べた手法は軟質の支持材、すなわち有機高分子フ
ィルムに好適である。硬質の支持材では上記の手法に開
示されている原理に従ってλを求めることができる。ま
た、記録層が積層された状態のものでも上記(5)項に
示されている原理に従い、記録層のヤング率がわかれば
求めることができる。
ィルムに好適である。硬質の支持材では上記の手法に開
示されている原理に従ってλを求めることができる。ま
た、記録層が積層された状態のものでも上記(5)項に
示されている原理に従い、記録層のヤング率がわかれば
求めることができる。
軟磁性層(S)と記録層(R)のヤング率は、λに与え
る誤差は小さいのでおおよその値が判ればよい。
る誤差は小さいのでおおよその値が判ればよい。
磁歪定数(λ)が絶対値で1×10−6より小ざい軟磁
性層を得るには、まず軟磁性層の構成元素の組成を選べ
ばよい。しかし、公知のようにλは結晶軸の方向により
異るのが普通であり、軟磁性膜の結晶格子構造と、該膜
の結晶配向性の影響等も受ける。
性層を得るには、まず軟磁性層の構成元素の組成を選べ
ばよい。しかし、公知のようにλは結晶軸の方向により
異るのが普通であり、軟磁性膜の結晶格子構造と、該膜
の結晶配向性の影響等も受ける。
よって、軟磁性膜の作製方法と作製条件に由来する膜の
微細構造を考慮しつつ組成を選択する必要がある。第1
3図にMOを5wt%含有するNiFOMO(MOパー
マロイ)におけるNi含有債と磁歪定数(λ)との関係
を示した。第13図は、スパッタリング法で作製した面
心立方結晶構造を有しく 111>軸が弱く垂直配向し
た約0.25μm〜0.50μmのMOパーマロイ薄膜
の一例であり。
微細構造を考慮しつつ組成を選択する必要がある。第1
3図にMOを5wt%含有するNiFOMO(MOパー
マロイ)におけるNi含有債と磁歪定数(λ)との関係
を示した。第13図は、スパッタリング法で作製した面
心立方結晶構造を有しく 111>軸が弱く垂直配向し
た約0.25μm〜0.50μmのMOパーマロイ薄膜
の一例であり。
本特許を何ら制限するものではない。
以下に実施例を示す。
[実施例]
50μm厚さの二軸配向ポリエチレンテレフタレートの
フィルムを支持体Fとし、該支持体上に、直流二極マグ
ネトロンスパッタ装置を用い下記の条件下でパーvoイ
IIFJsとCo Cr合金薄膜Rを順次積層した。
フィルムを支持体Fとし、該支持体上に、直流二極マグ
ネトロンスパッタ装置を用い下記の条件下でパーvoイ
IIFJsとCo Cr合金薄膜Rを順次積層した。
(1)装置
日型アネルバ■製、型式5PF−430Hを用いた。4
インチのターゲット3個を有し、真空中で3つの層の!
1!1層が可能である。
インチのターゲット3個を有し、真空中で3つの層の!
1!1層が可能である。
また、強力な永久磁石を配し、4ag厚さの強磁性体タ
ーゲットのスパッタが可能な様に改造した。
ーゲットのスパッタが可能な様に改造した。
ざらに、基板取付部は、下記の条件が可能な様に改造し
た。
た。
(2)基板
上記フィルムを16CIR直径の円型金枠に展張し取り
付け、膜堆積中は18rpiで回転させた。また外部よ
り直流“市位(Vb :バイアス電圧)を印加できるよ
うになっている(バイアススパッタ法は、例えば、特開
昭57−34324号の第4図参照)。
付け、膜堆積中は18rpiで回転させた。また外部よ
り直流“市位(Vb :バイアス電圧)を印加できるよ
うになっている(バイアススパッタ法は、例えば、特開
昭57−34324号の第4図参照)。
(3) スパッタ条件
(3−1)パーマロイ薄膜S:
M os、owt%、 Mno、02wt%、 l”
e16,1wt%、残部N + < 99.9%純度
)の組成を有するパーマロイターゲラ1−を使用し、基
板とターゲットとの間隔55.5111111.アルゴ
ンガス圧0,8Pa 、投入電力300Wattで10
分37秒間、基板に一100voltのvb雷電圧印加
しながらスパッタした。
e16,1wt%、残部N + < 99.9%純度
)の組成を有するパーマロイターゲラ1−を使用し、基
板とターゲットとの間隔55.5111111.アルゴ
ンガス圧0,8Pa 、投入電力300Wattで10
分37秒間、基板に一100voltのvb雷電圧印加
しながらスパッタした。
なお、このスパッタ条件で得られるパーマロイ1111
(7) λハ5.2X 1O−7F アッタ。
(7) λハ5.2X 1O−7F アッタ。
(3−2)CoCr合金薄膜R:
Cr20wt%、残部G o (99,9%純度)よ
り成るCo Cr合金ターゲットを使用し、基板とター
ゲットとの間隔55.54111.アルゴンガス圧0.
4Pa 。
り成るCo Cr合金ターゲットを使用し、基板とター
ゲットとの間隔55.54111.アルゴンガス圧0.
4Pa 。
投入電力soowattで2分17秒間のスパッタを行
った。スパッタ時に一70vo I tの電圧(Vb
)を印加した。
った。スパッタ時に一70vo I tの電圧(Vb
)を印加した。
(4)評価結果
得られたCo Cr /パーマロイ薄膜媒体の中心より
半径45s+の所の静特性は下記であった。
半径45s+の所の静特性は下記であった。
Co Cr膜:
膜厚・・・0.20μm
垂直方向保磁力(HCV)・・・680Q e実効的異
方性磁界(Hk ) ・(4,3±0.1)koeパー
マロイIII: 膜厚・・・0.53μm 保磁力・(9+1 ) Oe (Co Cr i!と
パーマロイ膜の積層状態で、M−Ht−レーサーを用い
評価した。) 半径45Mの所を中心とし、半径方向と円周方向の2方
向より0.5インチ巾、 60am長の長方形の試料を
サンプリングし、市販の0.5インチ巾のVTRテープ
につなぎ込み下記表−1の条件で電磁変換特性を測定し
た。測定結果を表−2に示した。
方性磁界(Hk ) ・(4,3±0.1)koeパー
マロイIII: 膜厚・・・0.53μm 保磁力・(9+1 ) Oe (Co Cr i!と
パーマロイ膜の積層状態で、M−Ht−レーサーを用い
評価した。) 半径45Mの所を中心とし、半径方向と円周方向の2方
向より0.5インチ巾、 60am長の長方形の試料を
サンプリングし、市販の0.5インチ巾のVTRテープ
につなぎ込み下記表−1の条件で電磁変換特性を測定し
た。測定結果を表−2に示した。
表−1=電磁変換特性の測定条件
構成を示した断面図であり、Fは支持体、Sは軟磁性層
、Rは記録層、Pは保護層である。
、Rは記録層、Pは保護層である。
第2図〜第6図は再生出力エンベロープの代表的な形を
示したもので、第2図が良好な場合、第5図と第6図が
不良なものであり、第3図と第4図が両者の中間的なも
のである。
示したもので、第2図が良好な場合、第5図と第6図が
不良なものであり、第3図と第4図が両者の中間的なも
のである。
第7図は種々の軟磁性層の保磁力HCと磁歪定数の絶対
値;λ1に対して、該軟磁性層を有する二層膜媒体の再
生出力エンベロープの良否を示したものである。
値;λ1に対して、該軟磁性層を有する二層膜媒体の再
生出力エンベロープの良否を示したものである。
第8図〜第11図は磁歪定数λを求める方法の説明図で
あり、第8図は測定サンプルの形状、第9図はM−Hト
レー9−にサンプルをセットした状態、第10図と第1
1図は張力を加えながら測定された磁化困難軸方向のM
−1−1ループと14に値の求め方を示したものである
。第12図は張力「によるH kの変化をプロットした
ものである。
あり、第8図は測定サンプルの形状、第9図はM−Hト
レー9−にサンプルをセットした状態、第10図と第1
1図は張力を加えながら測定された磁化困難軸方向のM
−1−1ループと14に値の求め方を示したものである
。第12図は張力「によるH kの変化をプロットした
ものである。
第13図はMoパーマロイにおいて、Ni含有量に対し
磁歪定数λを示したものである。
磁歪定数λを示したものである。
′l7rT1■
710図
Hk=61cE
才JI IJp
Claims (3)
- (1)支持体上に軟磁性層と記録層とを有する二層膜構
造の垂直磁気記録媒体において、前記軟磁性層を膜面内
で測定される磁歪定数(λ)が−1×10^−^6以上
1×10^−^6以下であり、かつ保磁力(Hc)が3
0エルステッド(Oe)以下の軟磁性層としたことを特
徴とする垂直磁気記録媒体。 - (2)前記軟磁性層の保磁力(Hc)が15Oe以下で
あり、かつ磁歪定数(λ)が−7×10^−^7以上7
×10^−^7以下である特許請求の範囲第(1)項記
載の垂直磁気記録媒体。 - (3)前記軟磁性層がパーマロイである特許請求の範囲
第(1)項、若しくは第(2)項記載の垂直磁気記録媒
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60259857A JPH0754574B2 (ja) | 1985-11-21 | 1985-11-21 | 垂直磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60259857A JPH0754574B2 (ja) | 1985-11-21 | 1985-11-21 | 垂直磁気記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62121924A true JPS62121924A (ja) | 1987-06-03 |
JPH0754574B2 JPH0754574B2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=17339935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60259857A Expired - Lifetime JPH0754574B2 (ja) | 1985-11-21 | 1985-11-21 | 垂直磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0754574B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6667117B2 (en) | 2000-04-06 | 2003-12-23 | Fuji Electric Co., Ltd. | Perpendicular magnetic recording medium and a manufacturing method for the same |
JP2005327430A (ja) * | 2004-04-16 | 2005-11-24 | Fuji Electric Device Technology Co Ltd | 垂直磁気記録媒体用ディスク基板及びそれを用いた垂直磁気記録媒体 |
JP2012203924A (ja) * | 2011-03-23 | 2012-10-22 | Showa Denko Kk | 磁気記録媒体及び磁気記録再生装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5868226A (ja) * | 1981-10-16 | 1983-04-23 | Hitachi Ltd | 磁気記録媒体 |
-
1985
- 1985-11-21 JP JP60259857A patent/JPH0754574B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5868226A (ja) * | 1981-10-16 | 1983-04-23 | Hitachi Ltd | 磁気記録媒体 |
Cited By (6)
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US6667117B2 (en) | 2000-04-06 | 2003-12-23 | Fuji Electric Co., Ltd. | Perpendicular magnetic recording medium and a manufacturing method for the same |
US6764721B2 (en) | 2000-04-06 | 2004-07-20 | Fuji Electric Co., Ltd. | Manufacturing method for a perpendicular magnetic recording medium |
JP2005327430A (ja) * | 2004-04-16 | 2005-11-24 | Fuji Electric Device Technology Co Ltd | 垂直磁気記録媒体用ディスク基板及びそれを用いた垂直磁気記録媒体 |
US7622205B2 (en) | 2004-04-16 | 2009-11-24 | Fuji Electric Device Technology Co. Ltd. | Disk substrate for a perpendicular magnetic recording medium and a perpendicular magnetic recording medium using the substrate |
JP4539282B2 (ja) * | 2004-04-16 | 2010-09-08 | 富士電機デバイステクノロジー株式会社 | 垂直磁気記録媒体用ディスク基板及びそれを用いた垂直磁気記録媒体 |
JP2012203924A (ja) * | 2011-03-23 | 2012-10-22 | Showa Denko Kk | 磁気記録媒体及び磁気記録再生装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0754574B2 (ja) | 1995-06-07 |
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