JPS62120923A - ナツトの受け渡し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ナツトの受け渡し装置、特に自動車のタイ
ヤを自動装着するにあたり、所定のマガジンに整列され
たホイールナツトなナツト締付装置であるナツトランナ
ーのナツトソケットに受け渡す装置に関する。

従来の技術 この種のナツトの受け渡し装置として例えば特開昭５９
−２２７５０６号公報（特願昭５８−１０２１０５号）
に示されるものが知られている。

ホイールナツトは自動車の仕様に応じて数種のものｌ使
い分ける必要があることから、同公報においてはそれぞ
れに異種のホイールナラ）Ｖ整列収容する複数のマガジ
ンな横一連に設け、マガジンからナツトランナーへのナ
ツトの受け渡しの役目’ｋｆるユニットが所定のマガジ
ン位ｉ１まで移動する構成となっている。そして、マガ
ジンから受け渡しユニット、および受け渡しユニットか
らナツトランナーへのホイールナツトの受け渡し時の姿
勢と合わせるために、マガジン内でのホイールナツトの
整列姿勢は水平姿勢（ホイールナツトの軸心が水平であ
る状態）となっている。

発明が解決しようとする問題点 従来の装置では、ナツト受け渡し装ＷＩｔが走行式であ
り、しかもマガジンか−らのナツト取り出し時の姿勢が
不安定であるため、最終的にホイールナツトが受け渡し
ユニットに挿入までに多くの位置決めを必要とし、ホイ
ールナツトの移動過穆でナツトが詰まったり反転すると
いったトラブルが多く発生する。これは、ホイールナツ
トの特殊性として、直径と長さとの差が比較的少ない多
面体形状となっていることに基づくものである。また、
上記のように位置決め位置が多いためにシリンダ等のア
クチュエータの数が多くなり、装置が複雑になるととも
にメンテナンスと面倒になる。

問題点を解決するための手段 本発明は、比較的構造が簡単で信頼性の高いナツトの受
け渡し装置を提供しようとするもので、マガジン内での
整列姿勢はもちろん、マガジンから落下してナツト受け
渡しユニットの支持体に支持されるまでのナツトの姿勢
を全て直立姿勢としたものである。

具体的には実施例に示すように、直立姿勢のナツトを受
け取って該ナツトを水平姿勢に姿勢変更したのちに水平
姿勢で待機するナツトソケットに受け渡す装置であって
、直立姿勢のナツトを多段にわたって整列収容するマガ
ジンと、マガジンの下方に位置し、かつナツト落下孔が
形成された水平なテーブルプレートと、ナツト収容孔が
形成されるとともに、前記マガジンの下端開口部とテー
ブルプレートとの間に位置し、マガジンの下端開口部か
らナツト収容孔に落下したナラトナ前記ナツト落下孔ま
で移送するシフトリンクと、ナツト落下孔まで移送され
たナツトをテーブルプレートの下方に押し出すアツパー
プツシヤーと、前記テーブルプレートの下方に位置し、
ナツト受け取り位置である直立位置とナツト受け渡し位
置である水平位置との間で回転するナツト受け渡しユニ
ットト、ナツト受け渡しユニットに回転可能に支持され
るとともに、前記ナツト落下孔からナツトを受け取る複
数のナツトホルダーを備え、該ナットホルダータナット
落下孔に順次対応させるべく割り出し回転するインデッ
クスプレートと、ナツトホルダーに受け取ったナツトｌ
押し出してナツトソケットに受け渡丁ロアプッシャーと
から構成したものである。

作用 ナツト受け渡しユニットが直立姿勢にある状態で、いず
れか１つのナツトホルダーにナツトが挿入される。ナツ
トホルダーの数な４つとすると、ナツトホルダーな支持
しているインデックスプレートが９０度づつ割り出し回
転し、残る３つのナツトホルダーに順次ナツトが挿入さ
れる。全てのナツトホルダーにナツトが挿入されると、
ナツト受け渡しユニット全体が直立位置から水平位置ま
で回転する。この時にナツトホルダーと、予め水平姿勢
で待機しているナツトランナーのナツトソケットとが対
峙するかたちとなり、ナツトホルダーに支持されている
ナツトはロアプッシャーによりナツトソケットに挿入さ
れる。

実施例 第４図および第５図は本発明の一実施例１示す全体図で
あり、また第１図〜第３図は第４図および第５図の各部
の詳細について示している。

第４図および第５図において、ベース１の上面には水平
なテーブルプレート２が固定されており、さらにテーブ
ルプレート２の上面には所定間隙を隔ててトッププレー
ト３が固定されている。トッププレート３の上面には一
対のマガジン４．５が立設されており、これらのマガジ
ン４，５には図示外のナツトシュータからそれぞれ異種
のホイールナツ）Ｎ（ｙｃ１図参照）が供給され、直立
状態（ナツトの軸心が鉛直である状態）で多段にわたっ
て整列収容されている。トッププレート３には、ホイー
ルナラ）Ｎの通過を許容する透孔６が形成されており、
この透孔６はマガジン４．５のＴ１の開口部と一致、し
ている。

テーブルプレート２の中央部には２つの六角形のナツト
落下孔７．８が形成されており、これらの落下孔７，８
と一致するようにしてトッププレート３の上面には一対
のアッパープッシャー９゜１０が立設されている。この
アッパープッシャー９゜１０はシリンダ１１のピストン
ロッド先端に、トッププレート３を貫通するブツシュロ
ッド１２を連結したもので、後述するようにナツト落下
？’ｕ７．８に位置したホイールナツトＮをテーブルプ
レート２の下方に押し出す機能なもっている。なおＷｃ
１図においては、アッパープッシャー９．ＩＯは省略し
た。

テーブルプレート２とトッププレート３との間には第２
図に示すように２つのシフトリンク１３゜１４が配設さ
れており、各シフトリンク１３　、１４の一端部にはホ
イールナツトＮな受容し得る六角形のナツト収容孔１５
が形成されている。シフトリンク１３　、１４はビン１
６によりテーブルプレート２およびトッププレート３に
軸支されるとと庵に、テーブルプレート２に取り付けた
シリンダ１７　、１８に連結されており、シリンダ１７
　、１８のはたらきによりビン１６を中心として回転す
る。丁なわち、シフトリンク１３　、１４は、そのナツ
ト収容孔１５が透孔６に一致した位置と、ナツト収容孔
１５がナツト落下孔７または８に一致した位置との間で
回転する。したがって、シフトリンク１３　、１４のナ
ツト収容孔１５が透孔６と一致する位置にあれば、各マ
ガジン４゜５の最下段のホイールナラ）Ｎは透孔６な通
ってナツト収容孔１５１で自重落下Ｔる。そして、シフ
トリンク１３　、１４が回転してナツト収容孔１５とナ
ツト落下孔７ｔたは８とが一致Ｔれば、ホイールナツト
Ｎは直立姿勢のままナツト落下孔７または８まで移送さ
れることになる。

尚、各マガジン４．５には異種のホイールナツトＮが整
列されているものであるから、双方のシフトリンク１３
　、１４か同時に作動するものではなく、自動車の仕様
に応じて選択的に作動するものである。

テーブルプレート２の下方にはナツト受け渡しユニット
１９が配設されている。このナツト受け渡しユニット１
９は、９０度づつの割り出し回転出力をもつロータリー
アクチュエータ２０をフレーム２１：：固定し、ベース
１側のブラケット２２に対してフレーム２１ごと回転可
能に軸支させたものである。

そして、フレーム２１と一体の軸２３にリンク２４を一
本に連結し、このリンク２４ナシリンダ２５のピストン
ロッド２６に連結しである。したがってナツト受け渡し
ユニット１９は、シリンダ邪のはたらきによりナツト受
け取り位置である直立位置Ｑ１と、水平際勢のナツトラ
ンナーのナツトソケット２７が待機する水平位ｌｔ（ナ
ツト受け渡し位置）　Ｑ２どの間で回転することができ
る。

ナツト受け渡しユニット１９にはインデックスプＬ／　
−ト２８があり、このインデックスプレート２８ハ第３
図にも示すように中間軸２９を介してロータリーアクチ
ュエータ２０の出力軸３０に連結されている。

インデックスプレート２８には六角形のナラ１収容５ａ
ｉａｖｔつ４つのナツトホルダー３１が固定されており
、各ナツトホルダー３１にはナツトの保持ｌ確実にする
ためのスプリング式のボールプランジャ３２を付設しで
ある。したがって、インデックスプレート２８上の４つ
のナツトホルダー３１は、ロータリーアクチュエータ２
０が割り出し回転Ｔることで順次ナツト落下孔７または
８に対応することになる。

またロータリーアクチュエータ２０の外周には各ナツト
ホルダー３１に対応する４つのロアプッシャー３３があ
り、各ロアプッシャー３３はシリンダ３４と、シリンダ
別のピストンロッド先端に連結されたブツシュロッド３
５とで構成されている。

次に、上記のように構成されたナツト受け渡し装置の作
用について説明する。

今仮りに一方のマガジン４にへ車種用のホイールナツト
が、他方のマガジン５にＢ車糧用ノホイ−ルナットがそ
れぞれ整列され、かつ双方のシフトリンク１３　、１４
が＠２図の実線で示す位置で待機しているものとすると
、第１図にも示すように各マガジン４．５内の最下段の
ホイールナラ）Ｎはシフトリンク１３　、１４のナツト
収容孔１５内にそれぞれ位置している。そして、車種信
号に応じていずれカ一方のシフトリンク１３または１４
が回転運動することになる。

例えば一方のシリンダ１７に宿号が与えられて伸長動作
すると、シフトリンク１３がビン１６す中心として回転
し、シフトリンク１３はそのナツト収容孔１５がナツト
落下孔７に一致した位置で停止する。

これにより、ナツト収容孔１５内のホイールナツトＮは
テーブルプレート２上をナツト落下孔７″！ｌで移動す
る。この時、ナツト受け渡しユニット１９は第１図に示
すように直立位置Ｑ１にあり、いずれかのナツトホルダ
ー３１がナツト落下孔７に対応している。

シフトリンク１３が停止すると、ナツト落下孔７の真上
で待機していたアッパープッシャー９（第３図）が伸長
動作し、ナツト収容孔１５もしくはナツト落下孔７に位
置しているホイールナツトＮ９テーブルプレート２の下
方に押し出す。テーブルプレート２の下方では前述した
ようにナツトホルタ−３１が待機しているため、アツノ
（−プッシャー９により押し出されたホイールナツトＮ
はナツトホルダー３１に挿入される。

続イーｃ　７ツバープツシヤー９が復帰するのｌ待って
、シフトリンク１３が初期位置に戻り、同時にロータリ
ーアクチュエータ加のはたらきによりインデックスプレ
ート２８が９０度だけ割り出し回転する。その結果、ナ
ツト落下孔７の下方では今だホイールナツトＮが挿入さ
れていない他のナツトホルダー３１が待機することにな
る。

シフ）　ＩＪンク１３が初期位置に一旦戻ると、再びマ
ガジン４内の最下段のホイールナツトＮがシフトリンク
１３のナツト収容孔１５に自重落下する。したがって、
上記のようなシフトリンク１３の往復回転とアッパープ
ッシャー９の伸長動作に併せてインデックスプレート詔
が９０度づつ割り出し回転することで、インデックスプ
レート２８上の４つのナツトホルダー３１にはそれぞれ
にホイールナツトＮが挿入されることになる。

４つのナツトホルダー３１全てにホイールナツトＮが挿
入されると、シフトリンク１３の動きは一時停止し、第
１図に示すシリンダ３のはたらとによりナツト受け渡し
ユニット１９が水平位置Ｑ２まで回転する。この時、各
ナツトホルダ、−３１内のホイールナツトＮはスプリン
グ式のボールプランジャ３２（第３図）で拘束されてい
るためにナツトホルダ番 −３１からいわゆる飛び出しは防止される。

ナツト受け渡しユニット１９が水平位ｆｌｔＱｚｉで回
転すると、この水平位置では既にナツトランナーのナツ
トソケットηが水平姿勢で待機しており、ナツト受け渡
しユニット１９側の４つのナツトホルダー３１と、これ
と同数のナツトソケットηとが互いに対向するかたちと
なる。そして、ロアプッシャー３３が一斎に伸長動作す
ることにより、各ナツトホルダー３１内のホイールナツ
トＮがボールプランジャ３２の押力に打ち勝ってナツト
ホルダー３１から押し出され、相手側のナツトソケット
ｎにそれぞれ挿入される。

また、Ｂ車種用のホイールナツトの受け渡し１行なう場
合には、他方のシフトリンク１４とナツト落下孔８およ
びアッパープッシャー１０とを使って行なわれることに
なる。

さらに、第２図に示すようにナツト落下孔７゜８のほか
にもう２つのナツト落下孔４０　、４１を形成するとと
毛に、各ナツト落下孔４０　、４１にシフトリンク等な
付加下れば、ナツト受け渡しユニツ）　１９を共用化し
た上で４種類のホイールナツトの受け渡しに対応するこ
とができる。

発明の効果 本発明によれば、マガジン内での整列姿勢はもちろん、
マガジンから落下してナツト受け渡しユニットに支持さ
れるまでのナツトの姿勢ｌ直立姿勢に統一したため、ナ
ツトの移送過程での位置決めが容易となるとともにその
位置決め位置も少なくなり、ナツトの詰まりゃ反転とい
ったトラブルの発生がない。またアクチュエータの数が
少なくなるために、構造的に簡単なものとほか、メンテ
ナンスも容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す図で１！５図の要部拡
大図、第２図はｌ！４図の平面図、第３図は！２図のＩ
−１線に沿う断面図、ｗＩＪ４図は本発明の一実施例含
水す正面図、第５図はｌ！４図の右側面図である。 ２・・・テーブルプレート、４，５・・・呼ガジン、７
゜８・・・ナツト落下孔、９．ｔｏ・・・アッパープッ
シャー、１３　、１４・・・シフトリンク、１５・・・
ナツト収容孔、１９・・・ナツト受け渡しユニット、加
・・・ロータリーアクチュエータ、詔・・・インデック
スプレート、３１・・・ナツトホルダー、３３・・・ロ
アプッシャー。 外２名 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）直立姿勢のナツトを受け取つて該ナツトを水平姿
   勢に姿勢変更したのちに水平姿勢で待機するナツトソケ
   ツトに受け渡す装置であつて、直立姿勢のナツトを多段
   にわたつて整列収容するマガジンと、マガジンの下方に
   位置し、かつナツト落下孔が形成された水平なテーブル
   プレートと、ナツト収容孔が形成されるとともに、前記
   マガジンの下端開口部とテーブルプレートとの間に位置
   し、マガジンの下端開口部からナツト収容孔に落下した
   ナツトを前記ナツト落下孔まで移送するシフトリンクと
   、ナツト落下孔まで移送されたナツトをテーブルプレー
   トの下方に押し出すアツパープツシヤーと、前記テーブ
   ルプレートの下方に位置し、ナツト受け取り位置である
   直立位置とナツト受け渡し位置である水平位置との間で
   回転するナツト受け渡しユニツトと、ナツト受け渡しユ
   ニツトに回転可能に支持されるとともに、前記ナツト落
   下孔からナツトを受け取る複数のナツトホルダーを備え
   、該ナツトホルダーをナツト落下孔に順次対応させるべ
   く割り出し回転するインデツクスプレートと、ナツトホ
   ルダーに受け取つたナツトを押し出してナツトソケツト
   に受け渡すロアプツシヤーとから構成したことを特徴と
   するナツトの受け渡し装置。