JPS62120650A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、同一テープ上に複数のトラックとして記録又
は記録されたトラックを再生すると共に、特に頭出し機
能を備えた磁気記録再生装置に関するものである。

従来の技術 複数のプログラムを１本のトラックに、しかもそのトラ
ックが複数ある場合、頭出しく以下Ｃｕｅと記す）は非
常に困難である。従来からテープの一部にＣｕｅ　トラ
ックを設け、本来の信号を記録再生するヘッドとは別に
Ｃｕｅ　トラック専用のヘッドを設け、このトラックに
Ｃｕｅ信号を記録、再生する方法が知られていたが、こ
の方法では高速でサーチする場合、一本のＣｕｅ　）ラ
ンクのみでは、複数の信号トラックにおよぶ数多くのプ
ログラムの境目を読みだすことは実質的にできない。つ
まり各トラックについてそれぞれのＣｕｅ信号を記録再
生するトランクをベアで構成しなければならないという
不都合があった。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成では同一テープ上で複
数のトラックにわたり記録再生が行なわれる場合に容易
に頭出しをすることはできないという欠点があった。す
なわち、複数のトラックのそれぞれに対してＣｕｅ　）
ラックを構成するものでは、その複数のＣｕｅ　）ラッ
ク上の信号を読み取るためにＣｕｅ　トラック用へ、ノ
ドとその判別回路が複数個必要であり、コスト的にも高
くついてしまう０また、テープフォーマットとしても複
数のＣｕｅ　）ラックを設けることは信号自体の記録部
分が減少するため長時間記録に適さないことになる。

本発明は上記問題点に鑑み、本来信号を記録再生するヘ
ッドを用いてそれぞれのトラック上にＣｕａ信号を記録
再生する構成とした磁気記録再生装置を提供することを
目的とするものである。

問題点を解決するだめの手段 上記問題点を解決するために本発明の磁気記録再生装置
は、同一テープ上に複数のトラックを記録再生する構成
であって、各トラックにおけるプログラムとプログラム
の境目の区間に映像や音声の記録信号に代って、上記記
録信号トラック上にＣｕｅ信号を記録し、Ｃｕｅ信号の
読み出し時には各トラックごとに再生信号を抜き出すこ
とによって高速モードにおいてもＣｕｅ信号を読み取る
ことができるという構成を備えたものである。

作用 本発明は、上記した構成によってまずプログラムとプロ
グラムの境目の一定時間を利用してＣｕθ信号を記録し
再生することにより、本来の信号を記録再生するヘッド
でＣｕｅ信号の記録再生も可能となり、また、プログラ
ムの頭出しのだめの検索時には、検索したいトラックの
再生信号のみを抜き出して、ひとつの再生信号とするこ
とにより高速モードにおいてもＣｕｅ信号の読み取りが
できることとなる。

実施例 以下、本発明の一実施例の記録再生装置について、図面
を参照にしながら説明する。

まず第２図は、ヘッドとテープの関係を示す図であり、
ヘッド１，２は回転するシリンダ３に付いており、テー
プ４が図のように走行されている。

第３図は、ヘッド１，２に対する信号構成図を示したも
のであり、この場合トラックの１〜６というのは８ｍ／
ｍビデオテープレコーダー（以下Ｅ３　ｍ／ｍ　ｖ　Ｔ
　Ｒと略す）規格のＰＣＭオーディオトラックのそれぞ
れである。従来、８ｍ／ｍｖＴＲにおいて音声信号は映
像信号の前の部分に映像信号の１フイ一ルド分の期間に
相当する音声信号をディジタル信号として時間圧縮され
、記録再生されている。その時間圧縮された音声ディジ
タル信号の時間帯は、シリンダ３の回転角的３６°に相
当するものである。したがって映像信号トラック上を約
３Ｊずつに分割すると６トラツクをとることができ、従
来のＰＣＭオーディオトランクと合わせて同一テープ上
に６トラノクのそれぞれ独立した音声信号トラックを構
成することができる。これが６トラソクのＰＯＭオーデ
ィオ記録再生トラックのフォーマットである。（第４図
参照）回路構成の説明の前に本発明に使用されるＣｕｅ
信号について説明する。このＣｕｅ信号は低周波信号で
あって、約２００　ＫＨｚ付近を選定している。

この理由としてＶＴＲのクロマ信号の低域変換周波数に
対して充分差がつくことや、ヘッド１，２によるアジマ
ス効果が低周波では少なくなり、逆アジマスでも信号を
検出できる点があげられる。

まだ逆アジマスでもできるだけ大きく信号を取り出すに
は更に低周波にしたほうが有利であるが、ＶＴＲの通常
ヘッドの再生出力が１００ＫＨ２では急激に小さくなる
ため、本実施例では２００　ＫＨｚ付近に選定している
。

第１図に本実施例の記録回路のブロック図を示す。映像
音声信号処理回路６は従来のＶＴＲに使われている回路
であり、そこから出力される記録信号とＣｕｅ信号とは
スイッチ回路６でスイッチングされる。ブツシュＳＷ１
３はＣｕｅ信号を記録せよという記録指示信号を発する
もので、その出力を受けたＣｕｅ信号０Ｎ１０ＦＦ回路
１１でＣｕｅ信号の記録する時間の制御が行なわれる。

そして、Ｃｕｅ発生回路９より出力される約２００　Ｋ
ＨｚのＣｕｅ信号は、Ｃｕｅ信号ＯＮ１０　Ｆ　Ｆ回路
１１より出力されるＣｕｅ信号記録タイミングと記録時
間の信号によりスイッチ１ｏでスイッチングされて、ス
イッチ６へ出力される。まだＣｕｅ信号ＯＮ１０　Ｆ　
Ｆ回路１１よりシステムコントロール回路１２へ入力さ
れだＣｕｅ信号記録タイピングおよび記録時間の信号は
、スイッチ６への切換信号となって出力される０Ｃｕｅ
信号および映像音声記録信号は、スイッチ６でスイッチ
ングされてヘッド１，２への切換スイッチ７．８をへて
、記録アンプ１６でアンプされ、記録再生切換スイッチ
１７を通り、ヘッド１，２へ流れ記録される。記録再生
切換スイッチ１７はシステムコントロール回路１２によ
り制御される。スイッチ１４はトラック選択スイッチで
あって１度押すごとにトラックの数がひとつずつ上がる
ものとする。トラック選択スイッチ１４からの信号はシ
ステムコントロール回路１２へ入力され、記録されるト
ラックの表示回路１５への出力や、その指定されたトラ
ックに対応するタイピングを持った記録信号切換信号を
スイッチ了。

８へ出力し、上記トラックに対応して記録電流を流す。

次に第５図を用いて、各トラックへのＣｕｅ信号の書き
込むタイミングを示す。まず、ヘッド１゜２に対する各
トラックの時間分割が図のようになっているとすると、
トラック１へＣｕｅ信号を記録したい場合は、スイッチ
７．８にトラック１のタイミングでハイレベル（５）信
号がシステムコントロール回路１２より入力されてオン
となる。したがって、ヘッド１，２へはトラック１のタ
イミングで記録電流が流れる。トラック３の場合にも図
示のように同様の動作が行なわれ、トラック３の時間帯
に相当するスイッチ７．８の切換信号により、記録電流
が印加される。

次に第６図に、各トラックに別々に記録されたＣｕｅ信
号の記録状態を示す。斜線部がＣｕｅ信号の記録されて
いるところであって、通常その時間は３〜６秒程度であ
る。各トラック（図の横方向）はＣｕｅ信号をはさんで
それぞれ独立したプログラムでもって記録がなされてい
るものである。Ｃｕｅ信号の記録に際して、各トラック
別々にテープ上を走査して記録することもでき、また、
記録用の信号処理回路を６トラツク分並列に動作させる
ことにより１回の走査で各トラックの必要な所にＣｕｅ
信号を記録することも可能である。

次に再生回路のブロック図である第７図を用いて再生系
を説明する。ヘッド１，２より得られる再生信号は記録
再生切換スイッチ１了を通り・再生へソドアンプ２４で
アンプされたのち、再生信号切換スイッチ２６をへて指
定されたトラックの再生信号のみとなり、映像音声信号
処理回路６やＣｕｅ信号の再生回路系の初段であるバン
ドパスフィルター（以下ＢＰＦと略す）１８へ送られる
ＯＢＰＦｌｇは中心周波数を約２００　ＫＨｚに設定さ
れているので２００　ＫＨｚのＣｕｅ信号のみが通過す
る。また、８ｍ／ｍ　Ｖ　Ｔ　Ｒの積重モードのテープ
スピードは１．４Ｃｍ／秒であり、ビテオヘッド１，２
の相対スピードは約３．８ｍ／秒である。よって高速早
送りモードでは相対スピードが約４．８ｍ／秒となり、
巻戻しモードでは約２．８　ｍ　７秒となる。

従って、高速モードで再生されるＣｕｅ信号の周波数は
早送りモードで約＋２６ｑ６、巻戻しモードで約−２５
係変化するので、ＢＰＦｌ８の帯域は、上記Ｃｕｅ信号
周波数の変化に対応できるよう約１６０〜２５０　ＫＨ
ｚ付近に設定する。

ＢＰＦｌ　８によＩ）　Ｃｕｅ信号のみ取出された再生
信号は、整流回路１９で整流され積分回路２０によって
、ある一定時間、一定のレベルを持った信号となる。積
分回路２０の時定数は、十分長くしておき、ＦＦ　、Ｒ
ＫＷ時におけるＣｕｅ信号のエンベロープ変動に対して
も影響されないでＣｕｅ信号を検出できるようにしてお
く。一定のレベルとなったＣｕｅ信号はラッチ回路２１
により、ひとつのディジタル信号データとして保持され
る。ラッチするタイミングはそれぞれのトラックの再生
信号を抜き出すスイッチ２５のＯＦＦするノくルス信号
で行なう。すなわち、それまでのトラック対応時間帯内
の信号の有無がすでに積分回路２０の出力でレベル差と
なって一定時間保持されているから、そのデータをラッ
チし保持する。保持回路２２では、入力信号Ｈ（Ｃｕｅ
信号有）であると、そのデータを約１秒間保持するとと
もに、その時間のデータの入力を禁止するため、ラッチ
回路２１へのラッチタイミングパルスをＯＦＦする信号
を出す。

保持回路２２で約１秒間保持する理由は、Ｃｕｅ信号は
前述のように約３秒間記録されているからＦＦ、ＲＥＶ
のサーチ時において、最低のスヒードとなるのは、約２
０倍であるとするとＣｕｅ信号帯を通帯するのに約１５
５ｏｍｓｅｃかかり、データとしては９個検出されるこ
とになり、これらのＣｕｅ信号をひとつのＣｕｅ信号と
して処理したいため、一度Ｃｕｅ信号があったというＨ
レベルの入力があると一定時間入力を禁止する必要のた
めである。

よってＦＦ　、ＲＥＶの立上がり等も考慮して約１秒間
の保持時間が設定されている。これにより数個のデータ
として検出されるＣｕｅ信号もひとつのＣｕｅ信号とな
りシステムコントロール回路１２へ送られ、ここではま
ず映像音声信号処理回路５の出力をＣｕｅ信号が有る時
間のみεニーティング回路２６でミューティングする信
号を出力する。これによりＣｕｅ信号による映像信号、
音声信号への影響は防げる。次にＣｕｅ信号をカウント
し制御するのであるが、サーチ（ＦＦ、ＲＩＣＷモード
）を開始したプログラム番地とサーチしたいプログラム
の番地とがすでに入力されている場合には、その番地差
分だけプログラムの境目に相当するＣｕｅ信号をカウン
トしカウントが終了すると同時に停止または再生信号を
出して頭出しを完了する。なおトラックの設定および表
示は記録時と同様である。

次に第８図を用いて再生されるＣｕｅ信号を説明する。

まずヘッド１，２より、トラック１〜６に分かれた再生
信号が得られる。スイッチ２６の制御信号は、Ｈレベル
のとき、ヘッド１と接続され、Ｌレベルでヘッド２と接
続されＭ（ミドル）レベルではどちらに接続しないとす
ると、トラック１の信号を抜き出したい場合にはスイッ
チ２６の制御信号は図示のようになる。そこでＣｕｅ信
号が再生された場合、スイッチ２６の出力はトラック１
の時間帯のみのＣｕｅ信号の出力となり、その信号はＢ
ＰＦｌｓ　、整流回路１９をへて整流回路出力となる。

その出力は積分回路２ｏによって一定時間あるレベルを
保ち、ランチ回路２１へ入力される。ラッチ回路２１の
ラッチタイミングは、スイッチ２５の制御信号のスイッ
チがＯＦＦになるタイミングが立上がりとなるパルス信
号であって、その立上がりにより積分回路出力がラッチ
される。

次に、保持回路２２へ入力され、入力がＨレベルになる
と直ちに上記のラッチタイミングＯＦＦ信号が保持回路
２２より出力され、そのレベルがＨになるとスイッチ２
３がＯＦＦする。よって上記ラッチタイミングＯＦＦ信
号により、ラッチタイミングパルスはＣｕｅ信号の有を
示すパルスを最後に一定時間ストップされる。（１〜２
秒間）一連のＣｕｅ信号が再生されなくなる時間以後は
、また、ラッチタイピングパルスが接続されＣｕｅ信号
の有無を常にチェックする。保持回路出力も１〜２秒保
持された後、Ｌレベルとなり次のＣｕｅ信号が入力され
るまではＨレベルとならない。

発明の効果 以上のように本発明によれば、同一テープ上の複数のト
ラックを記録再生する磁気記録再生装置において、それ
ぞれのトラックにおけるプログラム間の境目信号として
のＣｕｅ信号を高速モードでも読み出せることにより、
複数のトラックにわたる数多くプログラムの頭出しが容
易にできるというすぐれた効果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の記録回路のブロック図、第
２図は本実施例のテープとヘッドの関係を示す上面図、
第３図は同信号構成図、第４図は同テープ上に記録され
た状態を示す信号フォーマット図、第５図はＣｕｅ信号
の記録タイミング図、第６図はテープ上に記録されたＣ
ｕｅ信号の状態を示す信号フォーマント図、第７図は再
生回路のブロック図、第８図はＣｕｅ信号の検出を示す
タイミング図である。 １・・・・・・ヘッド、２・・・・・・ヘッド、３・・
・・・・シリンダ、４・・・・・・テープ、５・・・・
・・映像音声信号処理回路、６・・・・・・記録信号切
換回路、７・・・・・・記録信号オン／オフ回路、８・
・・・・・同、９・・・・・・Ｃｕｅ信号発生回路、１
０・・・・・・Ｃｕｅ信号切換回路、１１・・・・・・
Ｃｕｅ信号オン／オフ回路、１２・・・・・・システム
コントロール回路、１３・・・・・・Ｃｕｅ信号書込み
開始スイッチ、１４・・・・・・トランク選択スイッチ
、１５・・・・・・トラック表示回路、１６・・・・・
・記録アンプ、１７・・・・・・記録再生切換スイッチ
、１８・・・・・・ＢＰＦ、１９・・・・・・整流回路
、２Ｑ・・・・・・積分回路、２１・・・・・・ラッチ
回路、２２・・・・・・保持回路、２３・・・・・・ラ
ッチパルスオン／オフ回路、２４・・・・・・再生ヘッ
ドアンプ、２５・・・・・・再生信号切換スイッチ、２
６・・・・・ベニ−ティング回路。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 第３図 第４図 １１、。 へ・ソド／　　Ｎ−ソト２ 第５図 第　６　図 第７図 第８図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転ヘッドにより、同一テープ上に複数のトラッ
   クを記録再生し、上記回転ヘッドを信号の記録再生に使
   用するとともに、頭出し用信号の書き込み読み出しに使
   用することを特徴とする磁気記録再生装置。
2. （２）テープ上の各トラックの位置に対応するように頭
   出し用信号を記録再生時にスイッチングすることにより
   各トラック別々に頭出し用信号を記録しかつ高速から低
   速まで取り出すことを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の磁気記録再生装置。