JPS6212003A - 自己潤滑性絶縁電線 - Google Patents

自己潤滑性絶縁電線

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JPS6212003A
JPS6212003A JP15182985A JP15182985A JPS6212003A JP S6212003 A JPS6212003 A JP S6212003A JP 15182985 A JP15182985 A JP 15182985A JP 15182985 A JP15182985 A JP 15182985A JP S6212003 A JPS6212003 A JP S6212003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
self
insulated wire
wire
powder
lubricating
Prior art date
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Pending
Application number
JP15182985A
Other languages
English (en)
Inventor
石川 泉
茶畑 末治
花岡 和夫
山沢 照夫
強 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は電気、通信機器などの機器コイル用電線とし
て使用される自己潤滑性絶縁電線に関するものである。
「従来の技術」 機器コイル等に用いられる絶縁電線は、近年の巻線速度
の高速化に伴い、その耐加工劣化性の向上が大きな課題
となっており、この改善方法の一つとして絶縁電線の表
面に潤滑性を与えて巻線工程での摩擦を減少させる方法
がある。
従来は、上記のような表面潤滑化電線として、エナメル
線などの絶縁電線表面にスニフォイルあるいはトランス
曲等の潤a油、パラフィン類、またはワックスなどの潤
滑材料を塗布したもの、あるいは上記絶縁電線上にナイ
ロン塗料等を塗布焼付したものなどが用いられている。
「発明が解決しようとする問題点」 上記従来の表面潤滑化電線では、エナメルなどの絶縁材
料を塗布焼付ける工程と、潤滑材料を塗布する工程との
2工程が必要である。このため上記の電線の製造工程は
複雑であり、コストが高くつくという問題がある。
また、上記の電線のうち、潤滑油、ワックス、あるいは
パラフィン類を使用するものは、塗布量を均一にするこ
とが困難であり、さらにこれらの潤滑材料は塗布されて
いるだけであるから、摩擦によってとれやすく、巻線加
工時に巻線装置を汚すなどの欠点があった。
「発明の目的」 この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、製造工程
が単純でコストが安価な、かつ高い絶縁性能を有する自
己潤滑絶縁電線を堤供することを目的としたものである
「発明の構成」 この発明の自己潤滑絶縁電線は、平均粒子径lOμI以
下のフッ化カーボン粉末を添加し均一に分散させてなる
粉体塗料を導体表面に5布し、焼付してなるものである
「発明の具体的構成およびその効果」 第1図はこの発明の自己潤滑絶縁電線の一実施例を示す
図である。この図において符号1は銅、アルミニウム等
の導電性の材質からなる断面円形状の導体である。この
導体1の外周上には、均一な厚さの絶縁層2が形成され
ている。この絶縁層2はエボキン樹脂、ポリアミド樹脂
、あるいはポリエステル樹脂などのベース樹脂3と、フ
ッ化カーボン粉末でできた多数の球状のフッ化カーボン
粒子4とからなっており、これらフッ化カーボン粒子4
は上記ベース樹脂中に均一に分散し、その一部が上記絶
縁層2表面に露出している。
次に、この自己潤滑絶縁電線の製造方法について説明す
る。
上記フッ化カーボン粉末は、平均粒子径lOμ灰以下の
ものがよく、lOμ肩より大きいと潤滑性向上効果か低
下する。また、このフッ化カーボン粉末は、その粒子の
形状が球形に近い乙のほど塗料中での分散がよく、製造
される電線の表面潤滑性が高くなる。さらにこの粉末の
熱分解温度は、焼付後もその粒子形状が保たれるように
、塗料焼付温度より高いことが望ましい。
ベース樹脂3となる樹脂塗料としては、エポキシ、ポリ
アミド、ポリエステル、アクリル、ポリエーテルエーテ
ルケトン(PEEK)、ウレタン、塩化ビニル樹脂など
の樹脂が挙げられ、これらを単独もしくは2種以上適宜
組み合わせて使用する。
次いで、上記のベース塗料とフン化カーボン粉末を混合
する。ベース塗料100重量部に対してフッ化カーボン
粉末を0.1重量部〜IO重量部添加し、これらを充分
に混練してフッ化カーボン粉末をベース塗料中に均一に
分散させた後、粉砕して粉体塗料を形成する。上記フッ
化カーボン粉末の添加割合が、0.1重1部よりも少な
い場合には、焼付後充分な潤滑性が得られず、また10
重量部よりも多い場合には潤滑性には優れるものの、導
線に対する密着性が低下し、塗料が剥がれやすくなる。
次いで、このようにして調製した粉体塗料を導線に均一
に塗布焼付する。塗装方法としては通常の静電粉体塗装
法を用い皮膜を形成する。フッ化カーボン粉末は加熱さ
れても溶融することはないが、400℃以上の温度では
熱分解するので、焼付温度はこの温度以下が望ましい。
このようにして製造された自己潤滑絶縁電線は、表面の
潤滑性が非常に高く、機器コイルなどを製造する場合に
高速巻き上げを行なっても、絶縁層2にひびが入ったり
、絶縁層2が剥離したりすることがない。
また、この電線は、絶縁層2自体が潤滑性を有する一層
構造であり、−回の塗布焼付作業で製造されるから、従
来よりも製造工程が単純でコストを安くすることができ
る。
また、この電線は、電線表面が強く摩擦された場合にも
、常に電線表面にフン化カーボン粒子4が露出し潤滑性
を保つので耐加工劣化性が著しく高い。
さらに、この自己潤滑絶縁電線では、高温においてら溶
融ならびに軟化することのないフッ化カーボン粉末を使
用したから、絶縁層2を焼付する際に比較的高温で焼付
を行なうことができる。
なお、第2図において示されるように、導体lと上記絶
縁層2との間に他の絶縁塗料からなる絶縁層5を設けた
構成にすることも可能である。
また、導体1は断面円形でなくともよく、必要に応じて
、例えば平角線など種々の変形が考えられる。
「実験例」 以下、実験例を挙げて本発明の効果をより明確にする。
(実験例I ) 住友3M社製粉体エボキン樹脂XR−5256の96重
量部に対し、フッ化カーボン粉末(ダイキン工業株式会
社製 ダイキンフッ化カーボン、平均粒子径lμl1I
)を4重量部加え、低温で混練および粉砕して、平均粒
子径25μmの粉体塗料を調製した。次いてこの粉体塗
料を、1.OtM銅線上に絶縁層の厚さか40μmとな
るように塗布焼付し、自己潤滑絶縁電線を作成した。
(実験例2 ) (実験例1 )と同じ材料を用い、フッ化カーボン粉末
を2重量部とした以外は(実験例1 )と同じ操作を行
なった。
(比較例1 ) 住友3M社製粉体エポキシ樹脂Xr(−5256を1.
0■銅線上に絶縁層の厚さが40μmとなるように塗布
焼付した。次いてこの外周に潤滑剤としてスニフォイル
を塗布し、表面潤滑化絶縁電線を作成した。
(比較例2 ) 潤滑剤として125°Fパラフインを用いた他は(比較
例1 )と同じ操作を行なった。
次に、北記のようにして得られた4本の潤滑絶縁電線に
対し、それぞれ下記の試験を行ない第1表に示す結果を
得た。
可とう性試験、  JIS C3003,8,1(1)
による。
ピンホール試験、  JIS C3003,6による。
絶縁破壊電圧(BDV); JIS C3003,11
(2)による。
往復摩耗試験; 旧JIS C3003,10,1によ
る。
第1表 第1表の結果から明らかなように、この自己潤滑絶縁電
線は、絶縁性能および可とう性を損なうことなく、高い
耐摩耗性を示している。
「発明の効果」 この発明の自己潤滑絶縁電線は、絶縁性塗料中にフッ化
カーボン粉末を添加し、均一に分散させた粉体を用いて
、これを導線上に直接あるいは他の絶縁層を介して塗布
焼付してなるものなので、−回の塗布焼付工程で製造す
ることができ、コストを安くすることができる。
また、この自己潤滑絶縁電線は、その絶縁層自体に潤滑
性を有するため、摩擦などによっても潤滑性を失うこと
がなく、優れた耐加工劣化性を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の自己潤滑絶縁電線の第1実施例を
示す断面図であり、第2図はこの自己潤滑絶縁電線の第
2実施例を示す断面図である。 l・・・導線 2・・・絶縁層 4・・・フッ化カーボン粒子 5・・・他の絶縁層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  平均粒子径10μm以下のフッ化カーボン粉末を添加
    して製造した粉体塗料を導線上に直接あるいは他の絶縁
    層を介して塗布焼付してなる自己潤滑性絶縁電線。
JP15182985A 1985-07-10 1985-07-10 自己潤滑性絶縁電線 Pending JPS6212003A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0672710A1 (en) * 1993-10-05 1995-09-20 Daikin Industries, Limited Composition for providing conductivity and non-stickiness, paint using the same, and a roller
US6211568B1 (en) 1994-02-18 2001-04-03 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson(Publ) Electromigration resistant metallization structures and process for microcircuit interconnections with RF-reactively sputtered titanium tungsten and gold

Cited By (3)

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EP0672710A4 (en) * 1993-10-05 1997-05-28 Daikin Ind Ltd COMPOSITION FOR GENERATING CONDUCTIVITY AND NON-STICKNESS, COLOR USING THIS AND ROLLER.
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