JPS621194Y2 - - Google Patents

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JPS621194Y2
JPS621194Y2 JP12319882U JP12319882U JPS621194Y2 JP S621194 Y2 JPS621194 Y2 JP S621194Y2 JP 12319882 U JP12319882 U JP 12319882U JP 12319882 U JP12319882 U JP 12319882U JP S621194 Y2 JPS621194 Y2 JP S621194Y2
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JP
Japan
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base body
spring
pressure plate
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flat jack
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JP12319882U
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JPS5930091U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、橋梁などの構造物の扛上あるいは位
置調整に用いられる流体圧ジヤツキであるフラツ
トジヤツキに関する。
一般に橋梁などの構造物は第1図に示すように
橋脚Bと、該橋脚B上に支承Sを介して配された
橋桁Gより構成される。
そして、これら構造物において橋桁Gを支持す
る支承Sの設置時の位置調整あるいは保守交換、
さらには地盤の不等沈下による橋桁Gの調整など
は橋桁GをジヤツキHで扛工せしめて行なわれる
が、橋脚Bと橋桁Gとの間隔の狭い構造物におい
ては、従来より用いられているピストン型のジヤ
ツキHなどは適用し難い問題があつた。
これを解決するためたとえば第2図に示すよう
に流体の充填によりストロークを出すフラツトジ
ヤツキ10が開発されている。
すなわち該フラツトジヤツキ10は基体11と
支圧板12とよりなり、該基体11の底面に該基
体外側面13と連通する注入孔14が形成され、
該底面には揚程を制限する下端にフランジ部15
が形成された円筒状のスプール16を内包し、該
スプール16のフランジ部15が当接し、かつ円
筒部分は出入可能に形成された環縁部17を上端
部分に有する中空状のキヤツプ18がボルト19
により固着され、また支圧板12はその下面に前
記キヤツプ18が収納可能な凹部20とその周縁
に環状段部21が形成され、該環状段部21には
リツプ22を有する円環状のゴム弾性体23が配
されてなるものである。
従つて、該フラツトジヤツキ10は注入孔14
より流体を注入することによつて支圧板12が上
昇することによつてストロークを出すものであ
る。なお、揚程の制限は支圧板12が上昇するこ
とにより、スプール16が一端を基体11に固定
したガイドピン24に係合せしめて該スプール1
6内に圧縮保持した弾性体25の反発力で該支圧
板12に追従し、そしてスプール16のフランジ
部15がキヤツプの環縁部17に当接して、流体
の注入を遮断することによつて行なわれるもので
ある。
ところが、この種のフラツトジヤツキ10にお
いては扛上作業の後、支圧板12を初期位置に戻
す際、支圧板12上に構造物の荷重が作用してい
る間は速やかに戻るが、負荷が無い場合その戻り
が緩慢となるため、橋梁などの構造物の扛上ある
いは位置調整作業に支障をもたらす不具合があ
る。本考案の技術的課題は、フラツトジヤツキの
扛上後の戻り、いわゆる支圧板の復帰が円滑かつ
速やかに行なわれるようにするものである。上記
技術的課題を解決するための本考案の構成、すな
わち技術的手段は次のとおりである。
上面に鍋状凹部が形成された基体と該基体の鍋
状凹部内の収納された支圧板とから構成されたフ
ラツトジヤツキにおいて、該基体の鍋状凹部底面
には該基体外側面と連通する注入孔が形成されて
なり、該底面には注入孔と合致する流体通路孔を
有する円筒部と該円筒部の一端に設けられ、かつ
同心円上に定間隔をおいて複数の貫通孔を有する
フランジ部とからなるバネ受部材が配設されてな
り、また支圧板はその下面に前記バネ受部材が収
納可能な凹部が形成され、該凹部にはバネ受部材
のフランジ部に設けた貫通孔に嵌挿された一端に
バネ座を有するセツトボルトが該バネ座とバネ受
部材間にバネ弾性体を配して固定せしめてなるも
のである。
上記技術的手段は次のように作用する。
セツトボルトが支圧板に固定されているので注
入孔より注入される流体によつて上昇する支圧板
とともに該セツトボルトが上昇すると、該セツト
ボルトに固定されたバネ座とバネ受部材のフラン
ジ部間に配されたバネ弾性体は圧縮され、ついで
流体の排出と同時に下降する支圧板の自重とバネ
弾性体の戻りの弾性力の相乗効果により支圧板は
急速に下降し、円滑に原状に復帰せしむる機能を
有する。
また、複数のコイルバネが同心円上に所定間隔
をもつて配列されているので、支圧板には均一な
バネ力が作用し、支圧板の上昇、下降が常に水平
状態維持され、かつ該支圧板の傾きをその変形で
許容できる機能を有する。
以下本考案の前記技術的手段をより具体的に説
明するために最も好しいと思われる実施例につい
て説明する。
30は橋脚Bと橋桁G間に配されるフラツトジ
ヤツキで、該フラツトジヤツキ30は基体31と
該基体31内に流体を注入することにより上昇す
る円形状の支圧板32から構成されている。
33は基体31の上面に形成された鍋状凹部
で、該鍋状凹部33の底面にはその中央に基体外
側面34と連通する注入孔35が形成されてい
る。
36は基体31の底壁37に設けられた複数
(本考案の実施例では3ケ)のボルト孔である。
38は基体31の底面にボルト孔36に嵌挿さ
れたボルト39によつて固定されたバネ受部材
で、該バネ受部材38は円筒部40と該円筒部4
0の一端に設けられたフランジ部41から構成さ
れており、該円筒部41には基体の注入孔35と
合致し、かつ揚程制限弁42が嵌挿される流体通
路孔43が形成され、フランジ部41には複数
(本考案の実施例では6ケ)の貫通孔44が同心
円上に等間隔をもつて形成され、該貫通孔44は
後述するセツトボルト51の直径より大きく形成
されている。
45は該バネ受部材38の円筒部41の底面に
流体通路孔43を囲み、かつ基体31の底壁37
に設けられたボルト孔39と合致するように形成
されたネジ孔で、該ネジ孔45には前述したボル
ト39が螺着される。
46は支圧板32の下面中央に設けられた前記
バネ受部材38が収納可能な凹部である。
47は該支圧板32の下面周縁に設けられた環
状段部で、該環状段部47には、下面にリツプ4
8を形成した円環状のゴム弾性体49がそのリツ
プ48を鍋状凹部33の内壁に摺接するように加
硫接着の如き手段にて固着されている。
50は凹部46に設けられたセツトボルト51
が螺着するネジ孔で、該ネジ孔50は前記バネ受
部材38のフランジ部41に設けた貫通孔44と
合致するように形成されている。
52はセツトボルト51の頭部に固着されたバ
ネ座で、該バネ座52とバネ受部材38間には該
セツトボルト51を囲むようにコイルバネよりな
るバネ弾性体53が配れている。
54は揚程制限弁42を構成する下端部にフラ
ンジ部55を有するスプールで、該スプール54
は注入孔35に穿設されたガイドピン56にスプ
ール54自体を上方に付勢するバネ57を内包し
て嵌合されている。
58は鍋状凹部33の上端部に固着された支圧
板32の抜止め環状リングである。
作用について、 本考案のフラツトジヤツキ30はポンプ(図示
せず)に連結されたパイプ59が基体31の注入
孔35に螺着され、該ポンプより流体がパイプ5
9および基体31の注入孔35を通して供給され
ると、該流体は該基体31の底面に固定されたバ
ネ受部材38の流体通路孔43を通つて、該バネ
受部材38と支圧板32間に注入され、該注入に
よつて、該支圧板32に配されたゴム弾性体49
のリツプ48が鍋状凹部33の内壁に押し付けら
れることによつて密閉され、該密閉によつて内圧
が高まるため、該支圧板32が上昇する。
ついで該支圧板32が上昇すると一端が支圧板
32に螺着されたセツトボルト51が該セツトボ
ルト51に固着されたバネ座52とバネ受部材3
8のフランジ部41に配されたバネ弾性体53を
圧縮しつゝ支圧板32と共に所定の揚程量だけ上
昇せしめられる。
なお、揚程の制限は任意の揚程で入為的にある
いは揚程制限弁42の作動、すなわち、支圧板3
2と共にバネ57の付勢により上昇したスプール
54のフランジ部55がバネ受部材38の流体通
路孔43に設けられた係止部に当接することによ
り流体の注入を自動的に止めることによつて行な
われる。
次に、フラツトジヤツキ30の下降いわゆる支
圧板32の下降は流体の排出と同時に下降する支
圧板32の自重に併せて圧縮されたバネ弾性体5
3の戻り弾性力との相乗効果により支圧板32は
急速に下降し、円滑に原状に復帰せしめられるも
のである。
なお、フラツトジヤツキの揚程制限にはバネ受
部材の流体通路孔43にフランジ部55を有する
スプール54を用いた態錬を示したが、支圧板3
2の上昇に伴なつて流体通路43を遮断できる構
造であればスプール54の代りにボールを用いる
などの他の態様を適用することも勿論可能であ
り、限定されるものではない。
また、セツトボルトの固定手段として支圧板に
ネジ孔を形成して螺着したが溶接などの他の固定
手段を採ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は構造物の構成を示す説明図、第2図は
従来のフラツトジヤツキを示す一部縦断正面図、
第3図は本考案のフラツトジヤツキを示す一部縦
断正面図である。 30:フラツトジヤツキ、31:基体、32:
支圧板、33:鍋状凹部、34:外側面、35:
注入孔、38:バネ受部材、40:円筒部、4
1:フランジ部、43:流体通路孔、44:貫通
孔、46:凹部、51:セツトボルト、52:バ
ネ座、53:バネ弾性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面に鍋状凹部が形成された基体と該基体の鍋
    状凹部内に収納された支圧板とから構成されたフ
    ラツトジヤツキにおいて、該基体の鍋状凹部底面
    には該基体外側面と連通する注入孔が形成されて
    なり、該底面には注入孔と合致する流体通路孔を
    有する円筒部と該円筒部の一端に設けられ、かつ
    同心円上に定間隔をおいて複数の貫通孔を有する
    フランジ部とからなるバネ受部材が配設されてな
    り、また支圧板はその下面に前記バネ受部材が収
    納可能な凹部が形成され、該凹部にはバネ受部材
    のフランジ部に設けた貫通孔に嵌挿された一端に
    バネ座を有するセツトボルトが該バネ座とバネ受
    部材間にバネ弾性体を配して固定せしめてなるこ
    とを特徴とするフラツトジヤツキ。
JP12319882U 1982-08-16 1982-08-16 フラツトジヤツキ Granted JPS5930091U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12319882U JPS5930091U (ja) 1982-08-16 1982-08-16 フラツトジヤツキ

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JP12319882U JPS5930091U (ja) 1982-08-16 1982-08-16 フラツトジヤツキ

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Publication Number Publication Date
JPS5930091U JPS5930091U (ja) 1984-02-24
JPS621194Y2 true JPS621194Y2 (ja) 1987-01-12

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ID=30281321

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JP12319882U Granted JPS5930091U (ja) 1982-08-16 1982-08-16 フラツトジヤツキ

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