JPS6145115Y2 - - Google Patents

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JPS6145115Y2
JPS6145115Y2 JP5947682U JP5947682U JPS6145115Y2 JP S6145115 Y2 JPS6145115 Y2 JP S6145115Y2 JP 5947682 U JP5947682 U JP 5947682U JP 5947682 U JP5947682 U JP 5947682U JP S6145115 Y2 JPS6145115 Y2 JP S6145115Y2
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JP
Japan
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ring
rubber elastic
elastic body
pot
annular
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JP5947682U
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JPS58161991U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は橋梁などの構造物の扛上あるいは調整
に用いられる流体圧ジヤツキであるフラツトジヤ
ツキに関する。
一般に橋梁などの構造物は第1図に示すように
橋脚Bと、該橋脚B上に支承Sを介して配された
橋桁Gより構成されている。
そしてこれら構造物において、橋桁Gを支持す
る支承Sの保守交換あるいは地盤の不等沈下によ
る橋桁Gの調整などは橋桁GをジヤツキHで扛上
せしめて行なわれているが、橋脚Bと橋桁との間
隔の狭い構造物においては従来より用いられてい
るピストン型のジヤツキHなどを適用し難い問題
があつた。
これを解決するために粘性流体の充填によりゴ
ム弾性体を膨張させてストロークを出すフラツト
ジヤツキが知られているが、ゴム弾性体は引張ら
れて伸びるためある回数に達すると亀裂が発生し
てジヤツキとしての機能を果せなくなる。
また、流体の注入によつて膨張可能なゴム弾性
体をピストン代りに使用すると共に、該ゴム弾性
体の一端部周縁にはリツプ部が形成されたフラツ
トジヤツキが開発された。
これは第2図に示すようにポンプ(図示せず)
より粘性流体を連通孔6を通して鍋状凹部5に充
填することによつて、ゴム弾性体3を基体2の鍋
状凹部5内で上向きに該ゴム弾性体のリツプ部8
を粘性流体9で鍋状凹部5の立壁に押圧してシー
ルすることによつて、該鍋状凹部5とゴム弾性体
3間に密閉室を形成して移動させて、支圧板4を
押し上げ構造物を扛上せしむるような大きな力を
発生することができるフラツトジヤツキを実開昭
56−36713号で提案した。
しかしながら、該フラツトジヤツキは上から荷
重が作用している場合は、ゴム弾性体3のリツプ
部8が粘性流体により鍋状凹部5の立壁に押圧密
着した状態で上昇開始するが、上から荷重が作用
していない場合はゴム弾性体のリツプ部8が立壁
に密着しない状態で上昇するため、粘性流体はリ
ツプ部と立壁間に洩れるという問題がある。
このことは荷重が作用していないときはゴム弾
性体を上昇せしむる力の方がリツプ部を半径方向
に押圧する力よりも大きいため、ゴム弾性体が滑
らかに上昇し、リツプ部を押圧する力が不足する
ことに起因する。
本考案の技術的課題は繰返し耐久回数を向上す
るためにゴム弾性体をダイヤフラム型にすること
なく板状に形成することゝ荷重の有無に関係なく
断面略コ字状リングと該コ字状リング内のOリン
グとにより該断面略コ字状リングと立壁間に侵入
する粘性流体を阻止させることによりゴム弾性体
を所定水平位置まで回転せしめ、常時水平状態で
上昇せしむることである。
上記技術的課題を解決するための本考案の構成
すなわち技術的手段は次のとおりである。
上面に鍋状凹部が形成された基体と、該基体の
鍋状凹部内に収納され、上端部周縁に環状リング
を有するゴム弾性体と、該ゴム弾性体上に配され
る支圧板と、該基体の鍋状凹部底面には基体外側
面と連通する連通孔が形成されてなるフラツトジ
ヤツキにおいて、前記環状リングと背向なる下端
面周縁部に環状段部が形成され、該環状段部に断
面略コ字状リングが固着され、該断面略コ字状リ
ング内に少くとも1つ以上の環状押えリングと該
環状押えリングの下面にOリングが嵌合されてい
ることである。
上記技術的手段は次のように作用する。
ゴム弾性体は板状であるから、粘性流体の充填
により鍋状凹部内を上昇するさいの伸縮が殆んど
なく繰返し耐久回数を向上せしむることができる
と共に亀裂発生が阻止され、ジヤツキとして機能
を十分果すことができる。
また、環状リングと背向する下端面周縁の断面
略コ字状リングには環状押えリングと共にOリン
グが嵌合されているので、粘性流体が断面略コ字
状リングを越えて鍋状凹部の立壁側に洩れ、ジヤ
ツキ機能を低下せしむるのを未然に阻止でき、例
えゴム弾性体が多少傾いた場合でも所定水平位置
まで回転せしめ、ゴム弾性体を水平状態に維持し
た状態で上昇せしむることができる所謂位置補正
機能を有するものである。
以下本考案の前記技術的手段をより具体的に詳
細に説明するために、最も好ましいと思われる実
施例について説明する。
第3図は、環状リングと背向する下端面周縁部
に環状段部が形成されたゴム弾性体が鍋状凹部内
に収納されたフラツトジヤツキの1具体例を示
す。この実施例において、 10は橋脚Bと橋桁G間に配されるフラツトジ
ヤツキで、該フラツトジヤツキ10は基体11と
円形のゴム弾性体12と円形の支圧板13より構
成される。
14は基体11の上面に設けられた鍋状凹部
で、該鍋状凹部14の底面と外側面はそれぞれに
開口部を有する連通孔15で連通されている。
16は該連通孔15の外側面側の開口部に設け
られたパイプ取付用の螺子部である。
17はゴム弾性体12の上端部周縁に設けられ
た環状リング、18は該ゴム弾性体12の環状リ
ングと背向する端面周縁に形成された環状段部で
ある。
19は鋼板より打抜き成形により形成された断
面略コ字状リングで、前記ゴム弾性体12の環状
段部18に加硫接着固定される。
20,21は該断面略コ字状リング19に嵌合
する補強用環状押えリングで、橋桁G側にスチー
ルリング20を嵌め込み、続いてテトラフエロエ
チレン樹脂リング21を嵌め込み、その下側には
Oリング22を嵌合する。
本考案のフラツトジヤツキ10は基体11の鍋
状凹部14にゴム弾性体12をその断面略コ字状
リング19が配された面を該鍋状凹部14の開口
部側に、かつ該コ字状リング19内の複数の環状
押えリング20,21を鍋状凹部14の立壁23
上側に当接させると共に断面略コ字状リング19
が設けられた面を底面側に位置せしめ、さらに該
コ字状リング19を鍋状凹部14の立壁23の下
側に当接させて収納する。
ついで、該ゴム弾性体12上には支圧板13を
その下端縁が鍋状凹部14の立壁23に当接し、
かつまた他面部が該鍋状凹部14の開口端、換言
すれば基体11の上面より突出するように配する
ことによつて構成される。
そして、該フラツトジヤツキ10はポンプ(図
示せず)に連結されたパイプ(図示せず)を基体
11の側面に設けた連通孔の螺子部16に螺着し
て配し、ポンプより粘性流体を連通孔15を通し
て鍋状凹部14に充填することによつて、ゴム弾
性体12は基体11の鍋状凹部14内を上方向に
上昇すると同時に、該ゴム弾性体12の断面略コ
字状リング19内の環状押えリング20,21と
の共働により該鍋状凹部14とゴム弾性体12間
に密閉室が形成され移動し、支圧板13を押し上
げ構造物を扛上せしむるような大きな力を発生す
るように作用するものである。
要するに、荷重の大小に関係なく構造物を扛上
せしむるような時は、充填される粘性流体圧によ
つてゴム弾性体12が上昇すると同時に粘性流体
は断面略コ字状リングの下端縁を越えて鍋状凹部
14の立壁23側に洩れるが、該粘性流体はOリ
ング22と該Oリング22を圧縮する補強用環状
押えリング20,21によつて粘性流体の洩れが
阻止され、さらに充填される粘性流によつてゴム
弾性体12と支圧板13の傾きが所定位置まで回
転修正され、該ゴム弾性体と支圧板13を水平状
態に維持しつゝ上昇せしむることができる。
斯く、フラツトジヤツキ10を構成することに
より、従来のピストン型のものに比し、構造を簡
単にして小型化できるため構造物の保守調整作業
時の取扱いが容易であることは勿論のこと、基体
の鍋状凹部内に収納されるゴム弾性体を板状とし
たので、粘性流体の充填により、該鍋状凹部内を
上昇するさいの伸縮がないため亀裂発生が皆無な
らしめ、繰返し耐久回数を向上せしむることがで
きた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、構造物の構成を示す説明図、第2図
は、フラツトジヤツキの公知側を示す一部縦断正
面図、第3図は、本考案フラツトジヤツキの一部
縦断正面図、第4図は、ゴム弾性体の一部縦断面
図である。 10……フラツトジヤツキ、11……基体、1
2……ゴム弾性体、19……断面略コ字状リン
グ、20,21……押え板、22……Oリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面に鍋状凹部が形成された基体と、該基体の
    鍋状凹部内に収納され、上端部周縁に環状リング
    を有するゴム弾性体と、該ゴム弾性体上に配され
    る支圧板と、該基体の鍋状凹部底面には基体外側
    面と連通する連通孔が形成されてなるフラツトジ
    ヤツキにおいて、前記環状リングと背向なる下端
    面周縁部に環状段部が形成され、該環状段部に断
    面略コ字状リングが固着され、該断面略コ字状リ
    ング内に少くとも1つ以上の環状押えリングと該
    環状押えリングの下面にOリングが嵌合されてい
    ることを特徴とするフラツトジヤツキ。
JP5947682U 1982-04-23 1982-04-23 フラツトジヤツキ Granted JPS58161991U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5947682U JPS58161991U (ja) 1982-04-23 1982-04-23 フラツトジヤツキ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5947682U JPS58161991U (ja) 1982-04-23 1982-04-23 フラツトジヤツキ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58161991U JPS58161991U (ja) 1983-10-28
JPS6145115Y2 true JPS6145115Y2 (ja) 1986-12-18

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ID=30069779

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JP5947682U Granted JPS58161991U (ja) 1982-04-23 1982-04-23 フラツトジヤツキ

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