JPS62116160A

JPS62116160A - 電子写真装置

Info

Publication number: JPS62116160A
Application number: JP25693485A
Authority: JP
Inventors: Masataka Sakaeda; 栄田　正孝; Norihide Sato; 典秀佐藤; Hideaki Yamashita; 英明山下; Shuzo Yamaguchi; 山口　修三
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1985-11-15
Filing date: 1985-11-15
Publication date: 1987-05-27
Also published as: JPH0369312B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、文字や図形を、紙やプラスチック等の印刷媒
体に形成する機能を有するレーザープリンタ、ＬＥＤプ
リンタ等に用いられる電子写真装置に関するものである
。

従来の技術特開昭５７−４０２８２、特開昭５７−３２４６１、特
開昭５７−１３２１７７号公報に示されるように、従来
の電子写真装置は、円筒形の導電性ドラムの上に電荷発
生層、電荷輸送層等から構成される電子写真用感光体を
形成し、この感光体に帯電器により電荷を保持させた後
、光を照射することにより部分的に電荷を取り去り、電
荷潜像を形成し、これにトナーを吸着させることにより
、電荷潜像をトナー像に変換し、このトナー像を紙に転
写し、さらに熱でトナーを紙に定着させて電子写真を作
るように構成されている。

発明が解決しようとする問題点しかしながら上記従来の構成では、感光体が直径３０ｍ
ｍ〜１８０ｍｍのドラム上に形成されているが、写真の
品質の維持のために、このドラムは小型化しに＜＜、結
果として装置全体が小型化しにくいという問題点と、回
転する感光体ドラムに静電潜像を形成する構成であった
ためにドラムの回転用モータ及びその回転駆動用電源、
制御回路等が必要で、かつその回転用モータはドラムの
回転が少しでも一定回転数から外れると、文字が縮んだ
り、伸びたりするため回転ムラが１％以内の精度の高い
ものが要求され、またその回転の維持のために相当量の
電力が必要となるという問題点を有していた。

問題点を解決するための手段本発明では、感光体ドラムを廃止し、絶縁体の透明支持
体を通して光を当てることにより導電体となる光導電性
体層及び光導電性体層に重ねて形成された電極を設けた
静電ヘッドと、印刷媒体に電荷を与える帯電器を設けた
ものである。

作用帯電器により印刷媒体に電荷を与え、帯電した印刷媒体
に近接する静電ヘッドに光を当てると、光束が透明支持
体を通過し光導電性体層に到達し、光導電性体層は導電
体となる。このため印刷媒体上の電荷が部分的に取り去
られ、印刷媒体上に残った電荷により静電潜像が形成さ
れる。この静電潜像にトナーを付着させ、定着させて電
子写真が作られる。

実施例第１図は本発明の一実施例における電子写真装置の正面
図である。図において４は静電ヘッドである。第２図に
詳細に示すように１は光を透過する絶縁体の透明支持体
、２は透明支持体１に蒸着され光を透過する透明導電層
であり、透明導電層２はアース２ａへ接続されている。

３は光を当てると導電体となる光導電体である。第１図
において６は印刷用紙であり、静電ヘッド４は印刷用紙
６上に非接触の状態で配置される。９は第３図に詳細に
示すように静電ヘッド４を支持する支持台、１０は印刷
用紙６に電荷を与えるコロトロン、１１は印刷用紙６を
移動させる紙送りローラ、１２はトナー、１３はトナー
１２を帯電させて保持するトナー保持器、１４はトナー
１２を表面に付着して保持するマグネットローラ、１５
はトナー１２を熱で溶かし印刷用紙６に定着させる熱ロ
ーラである。

以上のように構成された本実施例について、以下にその
動作について説明する。コロトロン１０で高電圧に帯電
させられた印刷用紙６は、紙送りローラ１１により矢印
入方向に移動し、静電ヘッド４の下に運ばれる。そこで
、静電ヘッド４の透明支持体１に矢印Ｂに示すように光
を照射する。

光束は、透明導電層２を通過し、光導電性体３に到達す
る。すると光導電性体３は導電体となり、光導電性体３
は透明導電層２を介してアース２ａに接続されているた
めアース２ａと同じ電位となる。印刷用紙６上の電荷は
、コロナ放電により解離した気体イオンの雰囲気として
印刷用紙６上に存在しているため、その雰囲気中を光導
電性体３が通過すると、光導電性体３に接触した気体イ
オンは、電荷を取り去られる。この反応が次々と起こる
ことにより、気体イオンの密度が減少し、印刷用紙６上
の電荷が取り去られる。このようにして第４図に示すよ
うに印刷用紙６上に文字や図形の静電潜像が得られる。

そして印刷用紙６がマグネットローラ１４の下に運ばれ
ると、印刷用紙６とは逆の極に帯電させたトナー１２が
クーロン力によりマグネットロール１４から離れ、静電
潜像８に付着する。次に熱ローラ１５が印刷用紙６に熱
を加えることによりトナー１２が印刷用紙６に定着され
る。

以上のような一連の動作により、電子写真が作られる。

なお本発明は、第５図に示すように光導電性体層３を縞
状に形成し、その間を絶縁体１８で埋めた形状の静電ヘ
ッドを用いても実現可能である。

この静電ヘッドを用いた場合、静電ヘッドの長手方向の
光導電性体３上の微量の電荷の移動を妨げることができ
、正確な電子写真を得ることができる。

また本発明は、第６図に示すように長方形断面の透明支
持体１の１面に導電Ｈ１６を設け、それと接する１面に
導電層１６をもカバーするように光導電性体３を形成し
、導電層１６の形成された面に絶縁体の支持体１７を形
成した静電ヘッドを用いても実現可能である。第１図に
示す静電ヘッドでは光を透過させるために導電層を薄く
する必要があったが、この実施例の静電ヘッドでは導電
層１６を厚くできるため導電層１６の抵抗が小さくなり
、印刷媒体上の電荷をすばや（な（すことができる。

発明の効果本発明は、印刷媒体に電荷を与え、光を当てることによ
り光の当たった位置に対応して端面が部分的にアース電
位となる静電ヘッドを用いて、印刷媒体の電荷を光のパ
ターンに応じて部分的に取り去り、印刷媒体上に静電潜
像を作ることにより従来のレーザープリンターやＬＥＤ
プリンタの高速性、静粛性を失うことなく、感光体ドラ
ムを廃止することができるため、装置全体を小型化でき
、ドラムを回転させるモータや電源や制御回路が不要と
なるため構造を簡単にでき、また回転用モータがないた
め消費電力を小さくすることができる優れた電子写真装
置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における電子写真装置の正面
図、第２図は同静電ヘッドの断面図、第３図は同支持台
の斜視図、第４図は同要部斜視図、第５図は本発明の他
の実施例における電子写真装置の静電ヘッドの斜視図、
第６図は同静電ヘッドの断面図である。１・・・透明支持体、２・・・透明導電層、３・・・光
導電性体、４・・・静電ヘッド、１０・・・コロトロン
、１１・・・紙送りローラ、１３・・・トナー保持器、
１４・・・マグネットローラ、１５・・・熱ローラ、１
６・・・導電層、１７・・・支持体、１８・・・絶縁体
代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　ほか１名ヘ　　　　
　　　　　　　　　　　　　　内法　　　　　　　　　
　　　昧

Claims

【特許請求の範囲】

（１）印刷媒体に電荷を与える帯電器と、帯電した印刷
媒体に近接し光を当てることにより印刷媒体上の電荷を
取り去り印刷媒体上に静電潜像を形成する静電ヘッドと
、トナーを印刷媒体の近くに移動させ印刷媒体にトナー
を付着させるトナー移動手段と、トナーを前記印刷媒体
に定着させる定着手段を備えたことを特徴とする電子写
真装置。
（２）静電ヘッドは、光を透過する絶縁体の支持体と、
前記支持体の表面に形成され光を透過する導電層と、前
記導電層に重ねて形成された光導電性体層を備えたこと
を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の電子写真装置
。
（３）光導電性体層は、導電体層上に絶縁体とともに縞
状に形成されることを特徴とする特許請求の範囲第２項
記載の電子写真装置。
（４）静電ヘッドは、光導電性体層の形成される面の幅
が３００μｍ以下の直方体であることを特徴とする特許
請求の範囲第２項または第３項記載の電子写真装置。
（５）静電ヘッドは、光導電性体層の設けられた面に隣
り合う面に電極が設けられていることを特徴とする特許
請求の範囲第４項記載の電子写真装置。
（６）静電ヘッドは、直方体であり光を透過する絶縁体
の第１の支持体と、前記第１の支持体の１つの面に形成
された導電層と、前記導電層の形成された面と隣り合う
面の全体に前記導電層の側面をカバーするように形成さ
れた光導電性体層と、前記導電層の形成された面に形成
され前記導電層及び前記光導電性体層の側面をカバーす
る絶縁体の第２の支持体を備えたことを特徴とする特許
請求の範囲第１項記載の電子写真装置。