JPS62116029A - 光信号断検出方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 光通信の光加入者系において、光信号の有無を判断する
のに従来のパイロット検出方式では、パイロット信号に
変調を加えたとき誤検出が多くなる。これを狭帯域バン
ドパスフィルタを設けることにより出力の雑音を検出す
ることによって、信頼性の高い光信号の断検出を可能に
するものである。

〔産業上の利用分野〕

本発明は光加入者系に係り、特に呼毎の処理を含む光信
号断検出方式の改良に関するものである。

光加入者系においては、光入力に対して一定レベルの電
気出力を得るために例えばアバランシェホトダイオード
のような自動利得制御素子を自動利得制御回路の一構成
素子として持つ光／電気変換器が使用されるが、この際
入力信号の断が誤りなく検出されることが望ましい。

〔従来の技術〕

第２図は、従来の自動利得制御回路を持つ光／電気変換
器を使用する光信号断検出方式の一例を示す回路図であ
る。

一般にこの種制御回路では第３図に示すように、光入力
信号レベル（横軸）が主に光／電気変換器で発生する雑
音より小さくなると雑音出力レベル（縦軸）が大きくな
り、したがって光信号断の際も電気出力は断にならず、
正確な情報伝送維持のためには光信号断を正確に検知す
る手段が必要となる。このため利得制御用のパイロット
信号がこの検知にも使用されている。

今の場合パイロット信号の有効利用のため、パイロット
信号に変調を加えている。

第２図において、光／電気変換器例えばアバランシェホ
トダイオード６の光入力信号５には画像等のベースバン
ド信号のほかに、自動利得制御用と光信号断検出用のた
めの変調されたバイロフト信号も含まれる。

これを前記変換器６により電気信号７に変換したものの
一部を分岐し、ＦＭ、ＦＳＫ、あるいはＰＳＫ変調され
たパイロット信号を通すバンドパスフィルタ（以下ＢＰ
Ｆとする）１に加え、その出力を整流器２を介して整流
し、その出力（直流）を差動アンプ４の入力ａに加える
。

差動アンプ４の入力すには、光／電気変換器６の出力信
号７を一定にするための基準となる直流の参照信号（Ｖ
ｙｖｌとする）を加える。差動アンプ４の２つの入力ａ
、ｂは互いに符号（＋、−）を逆に設定しているため、
その出力は上記２つの人力ａ、ｂの差として表される。

この差動アンプ４の出力を光／電気変換器６にフィード
バックして加えることにより、その出力信号７は一定に
保たれる。

上記自動利得制御回路において、整流器２の出力の有無
によって入力光信号の断を検出している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、この方式はパイロット信号に変調を加え
ているためＢＰＦ　１は広帯域になり、光信号が断の場
合には、自動利得制御回路により雑音成分が増大され信
号と雑音の区別が出来なくなることがある。したがって
入力光信号断の誤検出が多くなるという問題点があった
。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点は、光／電気変換器６の出力の雑音特性を利
用し、その雑音レベルを検出する手段を設ける本発明の
光信号断検出方式によって解決される。

〔作用〕

本発明によれば、第３図に示したように光／電気変換器
６の出力の雑音（かなり広い周波数領域に分布している
）が光入力信号５が断のとき大幅に増大する特性を利用
し、その一部狭帯域に含まれる雑音レベルを、雑音レベ
ルを検出する手段、例えば第４図（横軸に周波数、縦軸
に出力）に示すようにベースバンド信号及び変調された
パイロット信号の周波数成分を通さない狭帯域バンドパ
スフィルタにより摘出することにより、光信号の断（即
ち光入力がゼロ）を検出することが出来る。

〔実施例〕

以下第１図に示す実施例により具体的に説明する。全図
を通じ同一符号は同一対象物を示す。

自動利得制御回路は第２図の場合と同じである。

第２図では、上記利得制御回路の一素子である整流器２
の出力の有無によって入力光信号断の検出を行っていた
が、本実施例ではこれの代わりに更に光／電気変換器６
の出力に雑音検出用の狭帯域バンドパスフィルタ８を接
続する。

第３図に示すように、光入力信号５　（例えば大きさＳ
ｌ　　とする）が断（即ち光入力がゼロ）のとき光／電
気変換器６の出カフの雑音が大幅に増大するため、第４
図に示すように、ベースバンド信号及び変調されたパイ
ロット信号の周波数を通さない狭帯域ＢＰＦ８により雑
音だけが検出され、後続のディテクタ（図示していない
）に送られ整流検波されることにより入力断が検出され
る。

〔発明の効果〕

以上説明のように本発明による光信号断検出方式におい
ては、狭帯域バンドパスフィルタを用いて出力雑音を検
出することにより光信号の断を確実に検出することがで
き、信頬性の高い光通信方式が得られる工業的効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の回路図、 第２図は一例の従来の回路図、 第３図は一例の第２図における光／電気変換器の光入力
信号と、雑音出力の関係を示 す特性図、 第４図は一例の第１図における雑音検出用狭帯域ＢＰＦ
の周波数と出力の関係を示す 特性図である。 図において １は変調すれたパイロット信号抽出用バンドパスフィル
タ、 ２は整流器、 ３はコンデンサ、 ４は差動アンプ、 ５は光入力信号、 ６は光／電気変換器、 ７は電気信号出力、 ８は雑音検出用狭帯域バンドパスフィルタを示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 光通信の光加入者系において、 変調されたパイロット信号を抽出して出力（７）を自動
   的に一定にする光／電気変換器（６）の出力に、ベース
   バンド信号及び変調されたパイロット信号を通さない狭
   帯域バンドパスフィルタ（８）を接続しその出力により
   光信号断を検出するようにしたことを特徴とする光信号
   断検出方式。