JPS62115476A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPS62115476A
JPS62115476A JP60256194A JP25619485A JPS62115476A JP S62115476 A JPS62115476 A JP S62115476A JP 60256194 A JP60256194 A JP 60256194A JP 25619485 A JP25619485 A JP 25619485A JP S62115476 A JPS62115476 A JP S62115476A
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image
toner
color
electrostatic latent
image forming
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JP60256194A
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Goro Oda
小田 五郎
Shigeto Yoshida
成人 吉田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は特にカラー複写機やカラープリンタ等、複数
個特に複数色の画像を重ね合わせて合成画像を形成する
画像形成装置に係り、特に像担持体上でこうした画像の
重ね合わせを行ない転写材に転写するに好適な装置構成
の具現化に関する。
〔発明の技術的背景〕
第7図に、従来用いられているこの種のカラー画像形成
装置の要部の一例を示す。
すなわちこの装置では、像担持体として図中の矢印F1
方向に回動するとする感光体ドラム1について、第1の
帯電器2によりその表面を順次一様に帯電させながら該
帯電面をレーザ光や原稿反射光等の適宜の光線からなる
第1の露光光線B1により露光して、所望形成画像(カ
ラー画像)の第1の色に対応する第1の静電潜像をまず
形成する。こうして形成された第1の静電潜像は第1の
現像器3にて順次反転現像されるなどして第1の色像を
示す第1のトナー像となる。次いで同装置では、感光体
ドラム1上の該第1のトナー像形成部分を第2の帯電器
4(通常この帯電器4としてtよ帯電制御性の良りスコ
ロトロンが用いられる)によりさらに一様に再帯電して
同第1のトナー像の画像部分と非画像部分との電位差を
小さくし、しかる後同部分を第2の露光光線B2により
再露光して、所望形成画像の第2の色に対応する第2の
静電潜像を形成する。こうして形成された第2の静電潜
像も第2の現像器5にて順次反転現像されるなどして第
2の色像を示す第2のトナー像となる。第3の帯電器6
は、これら第1および第2のトナー像の転写JX前に、
上記再帯電によって帯電量の多くなった第1のトナー像
と再帯電の施されていない第2のトナー像とで異なる帯
電量を予調整して、これらトナー像の転写性能を維持す
るいわゆる転写ブリチャージャーであり、同第1および
第2のトナー像はこの第3の帯電器6により略同等量に
帯電された後、転写チャージャーである第4の帯電器7
のコロナ放電に基づいて記録用紙等の転写材MPに上記
所望のカラー画像として一体に転写され、さらにその後
定着器10にて同転写材MPに定着、固定される。上記
転写の後、感光体ドラム1上に残ったトナーは、クリー
ニング装置8にて清掃除去される。また、感光体ドラム
1の表面は、除電ランプ9により次の画像形成に備えて
除電される。
(背慎技術の問題点) この第7図に示した装置においても、原理的には当のカ
ラー画像(この例では2色画像)の形成は可能であるが
、これを実用するとなると、次に列記するような幾多の
不都合を生じることとなっていた。すなわち、 ■ 転写ブリチャージャーを構成する上記第3の帯電器
6にて第1および第2のトナー像の帯電量を調整すると
はいえ、これらトナー像は感光体ドラム1上に数層(こ
の例では2層)に重なって付着されることから、現実に
は該帯電量の調整を精密に行なうことは難しく、結局は
転写性能も低い(アンバランスになったりする)ものと
なっていた。
■ 感光体ドラム1に対する露光光$181およびB2
の露光位置が互いに異なる位置であるため、例えばイメ
ージスキャナ等により原稿の任意の位置の画像を読み取
ってこれを電気信号に変換し、その色構成に応じて上記
第1および第2のトナー像を作成するような場合には、
少なくとも上記第2のトナー像を作成するための第2の
露光光線B2の側照時刻を、第1の露光光線B1の側照
時刻よりも、該異なる露光位置と感光体ドラム1の周速
とに応じた所定時間だけ遅延させる必要がある。
したがって、該第2の露光光線B2を対照するための信
号(いわゆる書き込み信号)をこの遅延させる所定の時
間保存せねばならず、またこのために膨大な容量の画像
メモリも必要となる。色数がさらに増える場合にはこう
した問題も深刻である。
■ 上記■とも関連して、カラー画像の形成に際してト
ナー像を重ね合わせるに、こうした装置構成では、電気
信号を介すことなしにこれを実現することはできない。
したがって、通常の電子写真複写機等への応用が効かな
いとともに、この電気信号の処理にも上述した複雑な構
成が強いられることとなっていた。
またこの第7図に示した411成以外にも、例えばカラ
ー複写機などにおいては、上記転写材MPを巻き付ける
構造を有した転写ドラムを設け、該転写材MPを巻き付
けた状態でこの転写ドラムを使用色数回回転させること
により、所要の色重ねを実現するといった方式も実用さ
れているが、これは画像形成速度といった面で問題があ
る。しかもこの場合、上記転写ドラムの例えば第1掃目
で転写材MPに転写された第1のトナー像に同第2周目
で第2のトナー像を転写する際、該第2のトナー像転写
にかかる転写チャージが上記第1のトナー像の帯電量に
影響を与えるようなことは避けなければならない。これ
には、該第2のトナー像の転写後も実質的に同量の帯電
量が保たれるよう上記第1のトナー像を予め逆帯電する
などといった複雑な制御を行なわなければならない。
〔発明の目的〕
この発明は、像担持体上での画像の重ね合わせ並びに転
写材への転写を比較的簡単な構成をもって高精度かつ高
速度に行なうことのできる画像形成装置を提供すること
を目的とする。
(発明の概要) この発明では、像担持体を少なくとも2つ具えて、これ
ら像担持体への前述した静電潜像の形成並びにこの現会
を、合成を所望する画像別に各別に行なうようにし、そ
の後にこれら像担持体のうちの任意の1つに他の像担持
体に形成されたトナー像を順次転写することで上記画像
の重ね合わせを達成するようにする。転写材への転写部
においては、これら重ね合わされたトナー像を該転写材
へ一括して転写する。これにより、トナー像に対する複
雑な電荷量の調整等は何ら必要とせずに、バランスの良
いこれらトナー像の重ね合わせを実現することができる
。また、上記複数の像担持体での各別の静電潜像の形成
を同時に行なってこの現像像すなわちトナー像を上記任
意の1つの像担持体に順次転写するようにすれば、前述
した画像メモリをはじめ電気信号による処理をも全く不
要として簡便に同トナー像の重ね合わせを実現すること
ができる。
(発明の効果) このように、この発明にかかる画像形成装置によれば、
品質の高い合成画像を安定かつ高速に形成することがで
きる。しかもこうした高い性能が得られる割にはその構
成も簡単なものであり、実用上非常に好ましい画像形成
装置を提供することができる。
〔発明の実施例〕
第1図に、この発明にかかる画像形成装置の一実M例を
示す、因みにこの実施例では、2色のカラーディジタル
複写機やカラープリンタを想定している。
はじめに、同第1図を参照してこの実施例装置の大まか
な構成を説明する。
この装置において、11は多面体技、12は走査レンズ
、13.14.15はミラー、100は第1画像形成部
、200は第2画像形成部であり、図示しないレーザ光
発光器から発せられた2本のレーザビームがこれも図示
しないデータ制御部にてそれぞれ2色の画像データによ
り所要に変調されて形成されるとする第1および第2の
2つの露光光線B10およびB20は、上記多面体技1
1に照射され、さらにその回転に伴なって所要に走査さ
れながら走査レンズ12およびミラー13゜14.15
を通じてそれぞれ図示の如く1つのカラー画像について
互いに色別の鏡像となる関係で第1および第2の画像形
成部100および200に取り込まれる。一方、21は
給紙ローラ、22は中間紙送りローラ、23はレジスト
ローラ、24は排紙ローラ、または30は転写用帯電器
(転写チャージャー)、40は定着器、50は排紙トレ
イであり、図示の如く用紙カセットに収納されている転
写材(記録用紙)MPは、上記露光光線B10およびB
20の照射に伴なう所定のタイミングで給紙ローラ21
により機内に給送され、さらに中間紙送りローラ22を
通じてレジストローラ23のところまで搬送され、ここ
でその先端が整位された後、上記第1および第2の画像
形成部100および200にてその取り込まれる露光光
11B10および820に基づき後述する態様で形成さ
れる画像と同期がとられるよう該レジストローラ23の
回転に伴なって進行しながら、転写用帯電器30による
所要量の帯電に基づいて上記形成画像の転写を受け、さ
らに定着器40における加熱ローラの抑圧等に基づいて
該転写画像の定着が施されて、排紙ローラ24により排
紙トレイ50上に排出堆積される。
第2図は、上記第1および第2の画像形成部100およ
び200について拡大し、その作用も含めてこれを模式
化したものであり、また第3図は、これら第1および第
2の画像形成部100および200における画像形成工
程を模式的に示したものであり、以下これら第2図およ
び第3図を参照して該実施例装置の主要部をなす同画像
形成部100および200の構成並′びに動作を詳述す
る。
第2図に示すように、これら第1および第2の画像形成
部100および200は、像担持体としてそれぞれ図中
の矢印F10方向みよびF20方向に同一周速で回動す
るとする近接した各別の感光体ドラム110F3よび2
10を具えており、前記鏡像となる関係で取り込まれる
第1および第2の露光光線810およびB20はそれぞ
れこれら感光体ドラム110および210の各別に露光
するようになっている。なお、これら第1および第2の
2つの感光体ドラム110および210は、いずれも正
・負両極性について略同程度の帯電能を有するOPC感
光体によって構成されているとする。
さて、こうした画像形成部100および200において
、まず第1の画像形成部100は、上記第1の感光体ド
ラム110に対し、上記第1の露光光線810による露
光がなされる以前の位置でその表面を例えばここでは「
負」電位に一様に帯電せしめる帯電器120、上記第1
の露光光lB10による露光によって同感光体ドラム1
10上に形成された静M?iI像を例えばここでは反転
現像する現像器(第1の現像器)130、該現像によっ
てトナー像の形成された感光体ドラム110に対し、そ
の表面近傍に逆極性の電荷(この例では■極性の電荷)
を誘起せしめる逆電荷誘起器14o1そして前記転写用
帯電器30(この例では「正」のコロナ放電を行なう)
による転写がなされた後に同感光体ドラム110上に残
ったトナーを除去するクリーニング装置150をそれぞ
れ具えて構成される。なお、上記現像器130には第1
の色を有する現像剤D1が供給されており、これが(正
確にはこのトナーが)感光体110に対して「負」電位
(■1)にバイアスされている現像ローラ131の図中
矢印F11方向の回転に基づいて同感光体ドラム110
上の潜懺に付着される。また、上記逆電荷誘起器140
は、感光体ドラム110に対して「負」電位(■2)に
バイアスされてe極性の電荷を誘起するための透明電極
141、該透明電極141を通して感光体ドラム110
の表面を露光するLEDランプ(赤色)列142、そし
てこのLEDランプ列142の発光光を同感光体ドラム
110側に集中させるための反射鏡143によって構成
されている。
他方、第2の画像形成部200は、上記第2の感光体ド
ラム210に対し、上記第2の露光光線820による露
光がなされる以前の位置でその表面を例えばここでは「
負」電位に一様に帯電せしめる帯電器220、上記第2
の露光光aB20による露光によって同感光体ドラム2
10上に形成された静電潜像を例えばここでは反転現像
する現像器(第2の現像器)230、該現像されたトナ
ー像が図中1部において後述する態様で第1の感光体ド
ラム110に転写された後に当該第2の感光体ドラム2
10上に残ったトナーを除去するクリーニング装置25
0、そしてこの第2の感光体ドラム210の表面電荷を
初期状態に除雪する除電ランプ(これも赤色LEDラン
プ列で構成することができる)240をそれぞれ具えて
構成される。なお上記第2の現像器230には、先の第
1の色と異なる第2の色を有する現像剤D2が供給され
ており、これが(正確にはこのトナーが)第2の感光体
ドラム210に対して「負」電位(V3)にバイアスさ
れている現像ローラ231の図中矢印F21方向の回転
に基づいて同第2の感光体ドラム210上の潜像に付@
される。また、この第2の感光体ドラム210は第1の
感光体110に対して「負」電位(V4)にバイアスさ
れ、これによって以下に説明する第2のトナー像(上記
第2の感光体ドラム210上に形成されたトナー像)の
第1の感光体ドラム110上のへの転写、並びに同第2
のトナー像と第1のトナー像(上記第1の感光体ドラム
110上に形成されたトナー像)との重ね合わせを可能
としている。因みに、この第2のトナー像が転写される
位置Tから第1の露光光mB10の照射位置Pまでの感
光体ドラム110上の円周距離L1と、同位HTから第
2の露光光線B20の照射位@Qまでの感光体ドラム2
10上の円周距離L2とは等しく設定されており、こう
した第2のトナー像の転写に際しては該第2のトナー像
の第1のトナー像への重ね合わせも正確に達成される。
次に、第3図も同時に参照してこれら第1および第2の
画像形成部100および200によるカラー画像形成動
作を詳述する。
いま、第1および第2の感光体ドラム110F3よび2
10の周速が60闇/sec、また前記帯電電圧VSが Vs=−600(V) さらに上述した各バイアス電圧■1〜V4がそれぞれ V1=−300(V) ■2=−2000〔V〕 V3=−300(V) V4=−250(V) に選ばれるとして、以下、第1および第2の感光体ドラ
ム110および210の前記矢印FIOおよびF20方
向への回動に伴なう各工程毎に順次にその動作を列記す
る。
1) 帯電器120により上記電圧■3(−600V)
に一様に帯電されているとする第1の感光体ドラム11
0の該帯電面に前記第1の露光光線810が前述の態様
で露光される。これにより該露光部には同第1の露光光
11B10の前述した画像データによる変調態様に応じ
て、第3図(a)の例えばFLIで示すような負電荷の
静電1像が形成される。
なおこれと並行して、第2の画像形成部200において
も前記第2の露光光1!JB20による露光が行なわれ
、第2の感光体ドラム210上にも第2の色による第2
の画像データに対応し、かつ上記第1の感光体ドラム1
10上に形成された静電潜像EL1と前記の鏡像関係に
ある第2の静電潜像が形成されている。
2) 第1の感光体ドラム110に対して上記負電圧V
1 (−300V)にバイアスされている現像ローラ1
31により第1の色を有する現像剤D1を用いた反転現
像が実施される。これにより、該第1の感光体ドラム1
10上の負電圧のない部分(静電潜像EL1の形成され
ていない部分)に同第3図(a)の例えばTNIで示す
ようなe慢性の第1のトナー像が形成される。
第2の画像形成部200においてもこれと並行して第2
の色による第2のトナー像(後述するTN2>が同様に
形成される。勿論この第2のトナー仏も上記第1のトナ
ー像TN1に対して前記の鏡像関係となる。
3) 第1の感光体ドラム110に対して上記負電圧V
2 (−2000V)にバイアスされている逆電荷誘起
器140の透明電極141(これら第1の感光体ドラム
110と透明電極141との間隙は例えば0.2mに設
定されている)部通過部分において、該第1の感光体ド
ラム110の表面が同逆電荷誘起器140の前記LED
ランプ列142による発光光” B142によって照射
される。
この光線B142は、第3図(b)に示すように該第1
の感光体ドラム110のキャリア輸送層111を通して
そのキャリア発生層112に達するものであり、これに
より該キャリア発生層112では■eの対電荷(ホール
と電子)を発生する。またこうして発生された■極性電
荷(ホール)は、上記負電位にある透明電極141に引
きつけられて例えば厚さ約20μmであるとする電荷輸
送層を0.2〜0.4秒かかつてゆっくりと同第1の感
光体ドラム110の表面近傍に集まる。
こうした現像は上記?R1のトナー像TNIの表面にお
いても同様に起こる。すなわち、上記光線8142は、
該トナー像TN1の形成されていない部分に比べて少示
ではあるが、同トナー像TN1を通しても上記キャリア
発生層112に達するものであり、これによって同トナ
ー像TNIの裏面にも上記同様にΦ極性電荷が誘起され
る。こうした逆電荷誘起器140の作用により、第1の
感光体ドラム110上に形成された第1のトナー像TN
Iは、上記■極性電荷を自らの電荷の鏡脅電荷として該
第1の感光体ドラム110上に確実に保持されることと
なる。
なお、この感光体ドラム110は、前述した通り両極性
帯電能を有するOPC感光体によって構成されているこ
とから、その回動に伴ない上記トナー像TNIの部位が
上記逆電荷誘起器140の透明電極141部から離れて
も、上記誘起された■極性電荷が瞬時に放電されること
はない。この■極性電荷は少なくとも0.2〜0.4秒
かかつてゆっくりと放電される。このことは、該■極性
電荷の誘起位置から十分に近い位置にあるとする次の第
2のトナー像の転写位eITまでは、該誘起された■極
性電荷は放電されずに保持されることを意味する。換言
すれば、こうした条件のもとにこれら誘起位置および転
写位置が設定されている。
4) 第1の感光体ドラム110上においてこうして■
極性電荷によって保持されたe極性電荷をもつ第1のト
ナー像TN1と、同じくe極性電荷をもって第2の感光
体ドラム210上に形成されている第2のトナー像TN
2とが上記位置T(P接近若しくは接触する位置)に達
する。第2の感光体ドラム210は第1の感光体ドラム
110に対して上記の負電位V4 (−250V)にバ
イアスされており、これにより該位置Tにおいて第3図
(C)に示すような転写が行なわれる。すなわち、第1
の感光体ドラム110に対して負電圧からなる第2の感
光体ドラム210にあってe極性の電荷からなる第2の
トナー像TN2は、この正電位にあってしかもその表面
近傍に上記の如く■極性電荷が誘起されている第1の感
光体ドラム110に容易に引きつけられ、同第3図(C
)に示すように良好にその転写が達成される。またこの
転写により、前述の如く1つのカラー画像について互い
に色別の鏡像関係にあると上記第1および第2のトナー
像TN1およびTN2同士が重ね合わされ、該所望とす
るカラー画像に正確に対応したカラートナー像(TN1
+TN2>が上記第1の感光体ドラム110上に形成さ
れる(第3図(d)参照)。
5) こうして第1の感光体ドラム110上に形成され
たカラートナー像<TN 1 +TN 2 )は、以後
転写用帯電器30のある転写材MPへの転写位置に至る
まで第3図(d)に示すような安定した状態で搬送され
る。すなわち、ここではすでに上記第1のトナー像TN
1も第2のトナー像TN2も自らの電荷と逆極性にある
■極性の誘起電荷をその鏡像電荷として確実に第1の感
光体110上に保持されており、この過程において画像
乱れ等を引きおこすこともない。また、同第1の感光体
110におけるこれらトナー像の存在しない部分の■極
性誘起電荷は、同第3図(d)に示すようにそのベース
電極に向かってゆっくり移動し、放電される。
こうした第3図(d)に示した状態において前述した転
写用帯電器30の正のコロナ放電に基づく上記カラート
ナー像の転写材MPへの転写が実行される(第2図参照
)。
以上説明したように、この実施例VtW1によれば、■
 1つのカラー画像を構成する2つの相異なる色に対応
した画像を上記2つの感光体ドラム110および210
上に鏡像となる関係で露光形成するようにしたことから
、実質的には1回の露光で同カラー画像の合成形成が可
能となる。またこれにより、原稿反射光を用いた直接露
光によるカラー画像の複写形成をも高速に行なうことが
できるようになる。なお、このためのより好適な構成に
ついては後に詳述する。
■ 上記■と関連して、上記2つの感光体ドラム110
および210上において各露光の行なわれる位置から互
いのトナー像が重ね合わされる位置までの距離を同一の
距離にとったことがら(L1=L2)、上記鏡像関係と
なる2つの画像についてこれを同時に露光して同時にそ
の静電潜像を形成することができる。したがって、前述
した画像メモリ等、電気的に画像データを一時貯蔵した
り、該貯蔵データを所定のタイミングで読み出したりす
る手段を一切用いずに簡便かつ正確に同画像の重ね合わ
せ形成を行なうことができる。
■ 上記■と関連して、上記画像の重ね合わせにかかる
トナー像の位相合わせは、比較的調整の容易な露光位置
の調整によって達成することができる。したがって設計
や保持も容易である。
■ 上記静電潜像の現像は上記2つの感光体ドラム11
0および210上で各別に行ない、その後筒2の感光体
ドラム210上の第2のトナー像(TN2)を第1の感
光体ドラム110上に転写することによって該第1の感
光体ドラム110上の第1のトナー像(TNl)にこれ
を重ね合わせるものであることから、これら現像を行な
う2つの現像器130および230間においてこれら2
種のトナーが混じり合うようなことも完全に回避するこ
とができる。因みに従来の装置では、上記2つの像の現
像を1つの感光体ドラム上で順序付けて行なうようにし
ていたことから、例えば先に現像されたトナー像のトナ
ーの一部が後段の現像器中で他種のトナーに混入し、そ
のトナー色をしだいに変化せしめるといった不都合も生
じていた。
■ 上記第2のトナー像の転写に際して、第1の感光体
ドラム110にはその逆電荷(逆極性電荷)を誘起させ
るだけで何らのチャージも行なわないようにしたことか
ら、該第1の感光体ドラム110上に形成されている第
1のトナー像の電荷量を変えることなくバランスの良い
トナー像の重ね合わせを実現することができ、ひいては
鮮明で高品質のカラー画像を得ることができる。換言す
れば、上記逆電荷誘起手段を設けたことで、電荷量調整
のためのチャージング等の複雑な電荷制御プロセスは一
切不要となり、しかもこうした電荷制御プロセスを介し
て形成されるカラー画像よりははるかに品質の高い画像
を腎ることができる。
■ 少なくとも第1の感光体ドラム110を構成する第
1の感光体として両極性帯電能を有する感光体を用いた
ことから、上記誘起せられた逆電荷はすぐには放電する
ことなく比較的長時間保持される。またこの保持される
逆電荷は重ね合わせられた第1および゛第2のトナー像
の鏡像電荷として働き、これらトナー像をその転写位置
まで有効かつ安定に保持し搬送する。
■ 同じく上記第2のトナー像の転写に際し、これを保
持する第2の感光体ドラム210に、第1の感光体ドラ
ム110に対して負電位(V4)となるバイアスを加え
ることによってこれを実現するようにしたことから、こ
れにても上記第1および第2のトナー像のトナー電荷Φ
が不要に変化することなく、バランスの良いトナー像の
重ね合わせが達成される。
■ 上記■および■に関連して、第1および第2の感光
体に対し、コロナ放電等の実チャージによる帯電は昂小
限度に留めるようにしたことから、長時間使用してもそ
の表面に低抵抗膜等が形成される可能性は極めて低く、
これら感光体の寿命も延びることとなる。
■ 特に上記■に関連して、上記逆電荷の誘起を前記L
EDランプ列142による第1の感光体への光照射に基
づいて行なうようにしたことから、当の逆電荷を発生さ
せるに、咳光の照射区間に限り、しかも他の電子写真プ
ロセスに何ら悪影響を与えることなく迅速にこれを行な
うことができる。
等々の多くの優れた効果をもって、品質の高いカラー画
像を能率良く迅速に形成することができる。
しかもこうした好ましい状態を長期間にわたって維持す
ることができる。
なお、上記実施例において示した第1および第の2感光
体ドラム110および210の周速値あるいは各バイア
ス電圧V 〜■4の値等は、一応の目安としてその一例
を示したものにすぎず、実用に際しては各々上述した所
定の条件を満足する範囲で実情に応じた任意の値を選定
することができることは勿論である。
また同実施例では、第3図(C)に示したように、第1
および第2の感光体ドラム110および210が共に、
そのベース電極近傍にキャリア発生層(112および2
12)が位置し、その上にキャリア輸送層(111およ
び211)が配された構造の感光体によって構成されて
いることを前提としたが、いずれか一方として、例えば
第2の感光体ドラム210として、第4図に210′と
して示すように、キャリア輸送層211′がベース電極
近傍に位置し、表面にキャリア発生層212′が配され
た構造の感光体を用いることもできる。すなわちこの場
合、第2の画像形成部200についてはΦ極性の電荷に
よって静電潜録EL2’を形成するとともに、この現像
に際しては正規現像によりそのトナー像TN2’を形成
するようにし、さらにそのバイアス電圧として前記同様
第1の感光体ドラム110に対し負電圧にある電圧■5
を印加するようにすることで、前述と同様の転写並びに
トナー像の重ね合わぜを実現することができる。
また、第5図に示すように、これら感光体の両方を上記
の構造すなわちキャリア輸送層(111’および211
’)・が各ベース電極近傍に位置し、表面にキャリア発
生層(112’および212’)が配された構造とする
こともできる。
すなわちこの場合、 1) 前記帯電器120により該第1の感光体ドラム1
10′の表面を「正」電圧に一様に帯電した後、露光に
よって第5図(a)に示すようなΦ極性電荷の静電潜会
EL1’を形成する。
2) 該形成した静電潜IEL1’を前述したような第
1の色を有する現像剤によって正規現像して同第5図(
a)に示すような第1のトナー像TN1’を形成する。
3) 該第1のトナー像TN1’形成部分に逆電荷誘起
器140による前述した光(B   )照射を施す。こ
れにより、第5図(b)に示すように同第1の感光体ド
ラム110′の上記キャリア発生層112′内にホール
−電子対からなるキャリアが生成され、さらに前記透明
電極141に対する負電圧V6 (例えば−2000V
)のバイアスにて発生される電界によりこのうちの電子
は同感光体のベース電極側に逃散する。したがってこの
場合も先の第3図(b)に示した状態と同様、該第1の
感光体ドラム110′の表面に■極性の電荷が誘起され
該誘起電荷はその後もゆっくりと放雷するようになる。
4) 第4図に示した例と同様に第2のトナー像TN 
2’が形成されている第2の感光体ドラム210′と上
記第1の感光体ドラム110′との間に第5図(C)に
示すバイアス電圧V7 (例えば−250V)を印加し
た状態で同第2のトナー像TN2’の第1の感光体ドラ
ム110′への転写を行なう。この転写位ITにおいて
は、前述同様上記誘起電荷も十分に保持されており、良
好にその転写並びにトナー像の重ね合わせが達成される
5) こうして形成されたカラートナー像(TN1’ 
+TN2’ )は、第5図(C)に示すように自らの電
荷と逆極性にある上記■極性の誘起電荷をその鏡像電荷
として確実に第1の感光体ドラム110′上に保持され
た状態で以後転写用帯電器30のある転写材MPへの転
写位置まで搬送される。
といった工程を経て、先の実施例と同様良好にカラー画
像の形成が実現される。因みに、この第5図に示した実
施例は、前述した原稿反射光にて直接露光してカラー画
像を複写形成するカラー複写機等に採用して好適である
また、前記逆電荷誘起器140がその誘起電荷によって
第2のトナー像(TN2あるいはTN2’ )を引きつ
けたり、さらには同誘起電荷を重ね合わされたトナー像
の鏡像電荷として作用作用させてこれを安定に保持搬送
したりする上で非常に有効であることは上述した通りで
あるが、該逆電荷誘起器140は、こうした実施例装置
以外のものに対しても単独で採用することができるもの
であり、感光体として前述した両極性帯電能を有する感
光体を用いる複写橢やプリンタであれば、これに適宜の
形で採用して上記と同様の効果を奏することができる。
またこの逆電荷誘起器140に関して、上記実施例では
、第1の感光体ドラム110の表面近傍には配されて同
感光体ドラム110に対し負電位にバイアスされるとと
もにLEDランプ列142による同感光体ドラム110
への照射光を透過する電極として透明電極142を用い
たが、該電極としては他に、上記照射光透過用の複数の
開孔を有するスリット電極を用いることもできる。この
ようなスリット電極を用いるようにすれば、同電極面が
トナーにより汚れるようなことがあっても上記照射光の
透過能率を長く維持できるようになる。
また、上述した実施例では便宜上いずれも、互いに色の
異なる2色のトナー像を重ね合わせて2色のカラー画像
を得る場合について示したが、第2の画像形成部200
として、感光体ドラムやこれに対する露光手段、さらに
は現像器等の構成要素を少なくとも2系統具えるように
すれば、任意の3色以上若しくは基本3原色を基調とし
たフルカラーの画像形成をも容易に行なうことができる
ようになる。特にこの場合、上記3原色に対応した3つ
の感光体ドラムを例えば第6図に示すようなffUlで
配列してこれら感光体ドラム110゜210および31
0の回動方向をそれぞれ同第6図中の矢印F10.F2
0およびF2Oの如く定め、またこれら感光体ドラムに
対する3種の露光光線B10.B20およびB30の露
光位置を図示のP位置、Q位置およびR位置の如く定め
たとして第1の感光体ドラム110と第2の感光体ドラ
ム210との最接近もしくは接触位置(第2のトナー像
の転写位置>TIからこれらP位置およびQ位置までの
円周距離L およびL2が等しく、また第1の感光体ド
ラム110と第3の感光体310との最接近もしくは接
触位置(該第3の感光体ドラム310に前述と同様の態
様で形成されるとする第3のトナー像の転写位1ffi
) T2からこれらP位置およびR位置までの円周距離
L3およびL4が等しいとすると、例えばある多色原稿
の任意の位置における画像色彩を3原色に分解してその
配合比をイメージスキャナで読み取り、これを再合成し
てフルカラー画像を生成するような場合に、合成すべく
3原色の配合比について演算した結果を直ちに書き込み
(上記露光光1!jlB10、B20およびB30によ
る露光)に使用でき、この場合も前述した画像メモリ等
を全く不要として簡単かつ迅速に該フルカラー画像の生
成を達成することができる。しかも上記露光光線B10
.B20およびB30は前述したように原稿反射光を直
接利用できるものであることから、これをフルカラー複
写機に適用したような場合はその複写速度を驚異的(単
純計算で従来装置の3倍)に向上せしめることができる
。なお、前記逆電荷誘起器140にて第1の感光体ドラ
ム110に誘起せしめたトナー電荷と逆極性の電荷が上
記第3のトナー像の転写以前に放電してしまう懸念があ
る場合には、同第6図に破線で示す態様で逆電荷誘起器
140bを追加配設するようにしてもよい。
また、以上はカラー画像の形成を前提としたものである
が、これら実施例装置は必ずしもカラー画像形成装置の
みにその適用が限定されるものではなく、周知の写真合
成やその他の画像台、@技術にも広く応用することがで
きる。すなわちこの場合、各現像器に供給するトナー(
現像剤)は必ずしもその色を巽ならせる必要はないし、
また前述した円周距離の関係やドラム径、さらにはその
周速等の関係も任意となる。
また、上述した実施例ではいずれも、像担持体として感
光体を用いるようにしたが、これを特にプリンタに適用
するような場合には、それ以外の担持体、例えば針電極
放電によって静電潜像が形成されるような像担持体を用
いることもできる。
また、上記感光体とて、前述した逆電荷誘起等によらな
い他の手法によってトナー像を安定に保持搬送できる場
合には、必ずしも前述したOPC感光体とする必要もな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる画像形成装置の一実施例につ
いてその概略構成を示す断面図、第2図は同実施例装置
の要部を拡大してこれをその作用も含めて模式的に示す
略図、第3図は同実施例装置による画像形成工程を模式
的に示す略図、第4図はこの発明にかかる画像形成装置
の他の実施例についてその画像形成工程の一部を模式的
に示す略図、第5図はこの発明にかかる画像形成装置の
さらに他の実施例についてその画像形成工程を模式的に
示す略図、第6図はこれら実施例装置をフルカラーの画
像形成に用いる場合の感光体ドラム構成並びに露光手法
の一例を示す略図、第7図は従来のカラー画像形成装置
の要部構成を模式的に示す略図である。 1.110,210.310・・・感光体ドラム、2.
4,6,7,30,120,220・・・帯電器、3.
5,130,230・・・現像器、8,150゜250
・・・クリーニング装置、9,240・・・除雪ランプ
、10.40・・・定着器、11・・・多面体技、12
・・・走査レンズ、13,14.15・・・ミラー、2
1.22,23.24・・・ローラ、50・・・排紙ト
レイ、131.231.・・・現像ローラ、140・・
・逆電荷誘起器、141・・・透明電極、142・・・
LEDランプ列、143・・・反射鏡、MP・・・転写
材。 1・司呂 第3図(a) 第3図′(d) 第4図 第7図 第5図(。) 第5図(d) 第6図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)円柱形状を有してその軸中心に回動する第1の像
    担持体と、 この第1の像担持体に平行してその対向円周面が互いに
    近接若しくは接触するよう配される、同じく円柱形状を
    有してその軸中心に回動する1乃至複数の第2の像担持
    体と、 これら第1および第2の像担持体に各別に、各合成所望
    画像に対応した静電潜像を形成する静電潜像形成手段と
    、 これら第1および第2の像担持体に対応して各別に配さ
    れ、それぞれ前記形成される静電潜像をトナーにて各別
    に現像する現像手段と、 前記第2の像担持体に現像されるトナー像が前記第1の
    像担持体との近接若しくは接触部において同第1の像担
    持体に転写されるようこれら第1および第2の像担持体
    間に所望のバイアス電圧を印加するバイアス手段と、 これら像担持体の近接若しくは接触部から第1の像担持
    体の回動方向について下流側に同第1の像担持体と対向
    して配され、この間を移動する転写材に、前記第1の像
    担持体に現像されたトナー像および同第1の像担持体に
    転写されたトナー像を一括転写する転写手段と、 この一括転写されたトナー像を同転写材に定着せしめる
    定着手段と を具えた画像形成装置。
  2. (2)前記第1および第2の像担持体は、それぞれ同一
    速度で互いに逆方向に回動する感光体である特許請求の
    範囲第(1)項記載の画像形成装置。
  3. (3)前記静電潜像形成手段は、前記各感光体に対し色
    分離された各画像データにより変調されたレーザビーム
    を同時照射する光学系を有して構成され、前記現像手段
    は、これら画像データに各々対応する色のトナーにて当
    該静電潜像を反転現像する特許請求の範囲第(2)項記
    載の画像形成装置。
  4. (4)前記静電潜像形成手段は、前記各感光体に対し色
    分離された原稿反射光を同時照射する光学系を有して構
    成され、前記現像手段はこれら原稿反射光に各々対応す
    る色のトナーにて当該静電潜像を正規現像する特許請求
    の範囲第(2)項記載の画像形成装置。
  5. (5)前記光学系による各像担持体への光照射位置は、
    これら光照射位置から各像担持体の前記近接若しくは接
    触部までの距離が前記第1の像担持体と第2の当該像担
    持体との間でそれぞれ等しくなる位置に設定され、同光
    学系は、1つのカラー画像について前記第1の像担持体
    に照射される光と前記第2の像担持体に照射される光と
    でそれぞれ鏡像関係となる静電潜像が形成されるよう構
    成される特許請求の範囲第(3)項または第(4)項記
    載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5081855A (en) * 1989-06-16 1992-01-21 Yoshida Kogyo K.K. Slide fastener lock assembly
US5087945A (en) * 1990-10-01 1992-02-11 Eastman Kodak Company Method and apparatus for forming multicolor toner images

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5081855A (en) * 1989-06-16 1992-01-21 Yoshida Kogyo K.K. Slide fastener lock assembly
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