JPS62114466A - 磁石付き回転板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、磁石同士の反発力を利用し、該反発力を回転
駆動力として活用できる回転板に関するものである。

〈従来技術〉 磁石の同極同士を互いに対面させて接近させると反発し
合い、お互いを離間させようとする。このとき、一方の
磁石が不動のものに固定されていると他方の可動になっ
ている磁石は相互に遠ざかる方向に移動せしめられるこ
とになる。

また、可動の磁石の移動方向が規制されているときに移
動方向の前方側の間隙が大となるように他方の磁石を同
極が対面するように接近させるとＩＩ）動磁石は該移動
方向に向かって移動することが知られている。

く目的〉 本発明は上記のような磁石の性質を利用し、これを駆動
力に活用できる回転板を提供することを目的としている
。

く構成〉 本発明は、上記の目的を達成するため に、「外周縁部に一定の間隔を置いて複数の磁石を配設
した第一の回転板と、該第一の回転板に周接又は接近し
てこれと同期して回転せしめられるとともに、第一の回
転板の各磁石と順次同極で接近するように外周縁部に複
数の磁石を配設した第二の回転板と、を有し、第一の回
転板と第二の回転板の磁石が、両者の対向端面の中央に
おいて最接近したときに磁軸の交叉角度が回転方向側に
おいて　１８０度を超える角度となるように配設されて
なる磁石付き回転板」の構成としている。

〈実施例〉 第１図には本発明の一実施例が示されている。

図において（１）は第一の回転板であり、その中心部に
は回転軸（２）が配設されている。この回転軸（２）は
ベアリングにより回転摩擦抵抗が少なく滑らかな回転が
行われるように支持されている。

回転板（１）の外周縁部の上面には一定の間隔を置いて
複数の磁石（３）・・・が円陣状に配設されている。

（４）・・・は回転板（１）の周縁に接して配設されて
いる第二の回転板である。この回転板（４）・・・はそ
の中央に配設された回転軸（５）を中心に回転する。な
お１回転軸（５）は前記同様にベアリングにより支持さ
れている。

回転板（４）・・・の外周縁部の上面には、一定の間隔
を置いて複数の磁石（６）・・・が円陣状に配設されて
いる。

回転板（１）（４）に配設されている磁石（３）・・・
（６）・・・は、この実施例では回転板（１）と回転板
（４）の直径の比を２：１とし前者に磁石（３）・・・
を６個、後者に磁石（６）・・・を３個均等間隔に配設
し、各磁石（３）・・・（６）・・・が回転に伴って順
次接近し合うように配されている。

そして、磁石（３）・・・は回転板（１）の中心からの
放射線上に各磁石の磁軸（Ｇ）が位置するように配設さ
れ、他方、磁石（６）・・・は回転板（４）の中心方向
と若干ズした向きに各磁石の磁軸（Ｇｏ）が位置するよ
うに配設されていて両方の磁石が最も接近したときに磁
軸（Ｇ）　（Ｇ’　）の交叉角度が回転方向側において
　１８０度を超える角度となるように配設されている。

磁石（３）・・・（６）・・・の極の配置は、互いが接
近するときに同極が接近するように配設する。

回転板（１）（４）が互いに接する面は、滑らかな面で
緊密に接して回転時においてズレが生じない構成として
も良く、また相互に噛合するギヤを形成しても良い。

第２図は、本発明の他の実施例である が、これは回転板（１）と回転板（４）とが周接せずに
、若干の間隙を置いて配設したものである。この実施例
では、両回転板（１）（４）が同期して回転させるため
に回転軸（２）（５）・・・にプーリ（？）（８）・・
・を配設し、このプーリ（７）（８）・・・にベルト（
９）を巻回張設している。そしてプーリ（７）（８）・
・・の直径が２：ｌの割合になるように形成し、回転板
（１）の回転に対し、回転板（４）が２回転するように
構成している。

次に、磁石（３）、・・・（６）・・・による駆動力の
原理について第３図に基き説明する。

図において（０）（０’）は回転板（Ａ）（Ｂ）の中心
であり、両回転板（Ａ）ＣＢ）の接する点を（Ｐ）　と
する。

回転板（Ａ）に配設された磁石は、その磁軸が（０）（
Ｐ）の線上に位置せしめられており、回転板（Ｂ）の磁
石は（０’）（Ｐ）の線上でなく若干ズした線（Ｑ）（
Ｐ）の線上に磁軸が位置せしめられる。

この磁石が互いに接近して反発するときその反発力は、
回転板（Ａ）側は線（０）（Ｐ）に直角の方向（Ｐ）（
Ｒ）、大きさくＦ）であり、回転板（Ｂ）側は線（Ｑ）
（Ｐ）に直角の方向（Ｐ）（Ｓ）、大きさくＦ）である
。

回転板（Ｂ）の回転方向の成分を取り出すと（Ｐ）（Ｓ
’）となりその大きさくｆ）はＦ＞ｆの関係となる。

回転板（Ａ）（Ｂ）が互いに同期して回転する場合（Ｆ
）と（ｆ）の差（δ）の力の大きさにより回転板（Ａ）
（Ｂ）がそれぞれ矢印（Ｘ）　（Ｙ）方向に回転される
。

従って、始めに回転板（Ａ）（Ｂ）に（Ｘ）　（Ｙ）方
向の回転力を付与すると、両回転板（Ａ）（Ｂ）は回転
しながら（δ）の大きさの力を磁石（３）・・・（６）
・・・が接近する度に受け、回転板に磁石を配設しない
ものに比較して相出長時間の回転が可能となる。

また、回転軸を支持するものとして摩擦抵抗が小さいベ
アリングを採用することにより、初めの回転数よりも速
く回転させること、磁石の向Ｊを変更することにより（
δ）の大きさを変化させ回転速度を、ＪＩ整することも
可能となる。

第１図、第２図において回転板（１）の周囲にコイルを
配し、該回転板（１）に配設した磁石（３）・・・の磁
束が該コイルに作用するように構成すると発電機として
利用することができる。ここで発生した電気を利用して
、上記のように磁石の向きを変更させるためのサーボモ
ータを駆動せしめることもでき、また、他に取り出して
利用することもできる。

第４図には回転板（１）をドーナツ型に形成した回転板
（］Ｏ）にその内側周縁に回転板（１１）・・・を周接
配備し、遊星運動を行わしめるように構成した例が示さ
れている。

このように構成すると回転板（１０）の周囲に前記のも
のより多くのコイルを配設するスペースができ、これを
発電機として利用することにより多数の電気を取り出せ
利用の便を図れる。

なお、発電機として利用する場合コイルにおいて磁束が
残存するのを防止し、発電効率を高めるために回転板（
１）（１０）に配設する磁石の磁極が交互となるように
配設しても良い、この場合には回転板（４）（１１）に
配設する磁石も磁極が交互になるように配設し回転板（
１）（１０）の磁石と同極同士が接近するように構成す
ること勿論である。

く効果〉 本発明は以上の構成からなり、磁石の反発力を利用し、
この力を回転駆動力とじて活用し得るので他のエネルギ
ーを使うことなく回転板の長時間の回転運動が可能とな
り、これに、はずみ車等を配設して燃料や電力等の省費
をしないで済む動力源として利用できる。

また、回転板に配設した磁石を利用してその近くにコイ
ルを配設すれば発電機として活用できる等の効果を有し
ている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による回転板の一実施例を示す平面図、
第２図は他の実施例を示す平面図、第３図は本発明の原
理を示す概要図、第４図は本発明の更に他の実施例を示
す平面図である。 （１）（４）（１０）（１１）・・・回転板、（２）（
５）・・・・・・回転軸。 （３）（１３）・・・・・・磁石、 （７）（８）　　・・・　・・・　プ　−　　リ　　、
（９）・・・・・・・・・ベルト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、外周縁部に一定の間隔を置いて複数の 磁石を配設した第一の回転板と、 該第一の回転板に周接又は接近してこれ と同期して回転せしめられるとともに、第 一の回転板の各磁石と順次同極で接近する ように外周縁部に複数の磁石を配設した第 二の回転板と、 を有し、第一の回転板と第二の回転板の 磁石が、両者の対向端面の中央において最 接近したときに磁軸の交叉角度が回転方向 側において１８０度を超える角度となるように配設され
   てなる磁石付き回転板。