JPS6211441Y2 - - Google Patents

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JPS6211441Y2
JPS6211441Y2 JP1978179224U JP17922478U JPS6211441Y2 JP S6211441 Y2 JPS6211441 Y2 JP S6211441Y2 JP 1978179224 U JP1978179224 U JP 1978179224U JP 17922478 U JP17922478 U JP 17922478U JP S6211441 Y2 JPS6211441 Y2 JP S6211441Y2
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JP
Japan
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polyvinyl chloride
chloride resin
upper material
foamed polyvinyl
layer
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JP1978179224U
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JPS5598212U (ja
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、スエード調の風合を有する発泡ポリ
塩化ビニル樹脂レザー甲被に、射出成形靴底を直
接一体化した靴に関する。
近時、テニス用、ジヨツギング用などのスポー
ツ靴においては、バツクスキンにより甲被材を形
成するようにしたものがあるが、このものにあつ
ては、非常に高価になるのは勿論のこと、本質的
に表面模様が不均一になるので裁断場所の選択、
縫製のばらつき、左右の足組み等に相当の意を払
う必要があり、製作に手間どるという欠点があ
る。また、最近は、靴底に射出成形すると同時に
該靴底と甲被材とを一体化することが多いが、こ
の靴底とバツクスキンの甲被材とを一体化するに
はあらかじめ甲被材に接着剤を塗付する必要もあ
つた。
本考案はかかる点に鑑み、バツクスキンを用い
ることなく、バツクスキンと似た風合すなわちス
エード調の風合を有する発泡ポリ塩化ビニル樹脂
レザーにて甲被材を形成することにより、前述の
ような問題点を解消せんとするものである。
以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図、第2図に示すように、本考案による靴A
は、表面にスエード調の風合を有する発泡ポリ塩
化ビニル樹脂レザーにて形成された甲被材1に、
ポリ塩化ビニルを主成分とする靴底2を射出成形
して該甲被材1と靴底2とを直接一体化すること
によりなる。
甲被材1を形成する発泡ポリ塩化ビニル樹脂レ
ザーBの具体的構成例を第3図に示してあり、こ
れは基布3と、そのほつれを防止するために基布
3の裏面に積層一体化された補強層4と、基布3
の表面に符号5a,5bで示す二層構造で積層一
体化された発泡ポリ塩化ビニル樹脂層5とからな
り、発泡時に表面に形成される第2発泡ポリ塩化
ビニル樹脂層5bのスキン層5c(第5図参照)
をパフ研摩により除去されたものとなつている。
すなわち、第5図破線部分までをこのパフ研摩で
除去することにより、第2発泡ポリ塩化ビニル樹
脂層5bの研削された截頭状の球形独立気泡5d
が直接外部へ露出し、表面がざらつきを有するス
エード調のものとなる。そして、必要に応じて、
パフ研摩後の第2発泡ポリ塩化ビニル樹脂層5b
の表面に雲状模様をプリントすることにより、な
お一層バツクスキンの風合に似たスエード調のも
のが得られる。
本例の場合、より具体的には、基布3としてレ
ーコツト変り織を用い、補強層4は、ポリ塩化ビ
ニルペーストレジンを基布3の裏面にスプレツダ
ーコーテングすることにより形成した。また、発
泡ポリ塩化ビニル樹脂層5は、先ず第1層5aを
形成すべく基布3の表面に発泡倍率130〜160%好
ましくは150%の発泡配合ポリ塩化ビニル層をト
ツピングし、この上に更に第2層を形成すべく発
泡倍率220〜280%好ましくは250%の発泡配合ポ
リ塩化ビニル層をトツピングし、しかる後発泡室
にて該両層を発泡させることにより、0.9〜1.1mm
厚好ましくは1.0mm厚の第1発泡ポリ塩化ビニル
樹脂層5a及び0.4〜0.6mm厚好ましくは0.5mm厚の
第2発泡ポリ塩化ビニル樹脂層5bを得た。そし
て、最後に、第2発泡ポリ塩化ビニル樹脂層5b
の表面をパフ研摩し、そのスキン層5cを除去し
た。この例では、第2層5bの発泡倍率を高くし
たので、研摩し易く、一方第1層5aの発泡倍率
を低くしたので、甲被としての硬さ及び基布3と
の接着性が良好となる。
第4図は他の発泡ポリ塩化ビニル樹脂レザー
B′を示し、本例の場合は発泡ポリ塩化ビニル樹脂
層5としては、一層構造のものとされている。勿
論、発泡ポリ塩化ビニル樹脂層5の表面スキン層
は、パフ研摩により除去されている。
なお、発泡ポリ塩化ビニル樹脂レザーとして
は、前述したB,B′のものに限らず、その素材の
組合せ等は適宜なものとすることができる。
靴底2を形成する素材としては、ポリ塩化ビニ
ルを主成分とする樹脂を使用し、甲被材1の一部
となる発泡ポリ塩化ビニル樹脂層5,5′に対
し、接着剤を用いることなく射出成形時に直接融
着一体化する。特に、甲被材1と靴底2とを一体
化したときには、第6図、第7図に示すように、
甲被材1の表面に露出した截頭球形独立気泡から
なる微細な凹部内に靴底2の一部が射出圧により
喰い込み、その凹部の内壁面はポリ塩化ビニル樹
脂からなる截頭状の球形面をなすから大容積で有
底であり喰い込んだ成形材料の一部との接触面積
が大となつており、この喰い込んだ材料の成形時
の熱によりその凹部の内壁面が容易に溶融し、成
形材料とレザーの樹脂とは樹脂組成を同じくする
ことと合まつて相互によりよく融着し合い、また
截頭球形独立気泡はその内部への入口が狭められ
た構造のものを含むので、より強固な投錨効果が
生じ、射出成形時の熱による融着効果と投錨効果
とを合せて、該両者1と2との結合力は極めて大
きなものとなる。
本考案は以上述べたことから明らかなように、
次のような種々の効果を奏する。
バツクスキンを利用することなく、スエード
調の風合を有する靴を極めて安価に提供し得
る。
発泡ポリ塩化ビニル樹脂レザーの表面模様は
バツクスキンのようにばらつきがないので、甲
被材を形成する際の栽断場所の選定、縫製のば
らつき、左右の足組みについても特別の意を払
う必要がない。
甲被材と靴底とを一体化するには別途接着剤
を必要とせず、相互の使用樹脂をポリ塩化ビニ
ルとして極性やその他の化学的性質を同じく構
成したので射出成形時の熱により相互に容易に
融着し合い、レザー表面は截頭球形気泡を形成
されその内壁は面積を大としているのでその壁
面の溶融を容易とし相互の融着を確実とし、か
つその気泡は入口の狭いものを含むのでいわゆ
る投錨効果を大なるものとして甲被材と靴底と
の結合が強固なものを得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による靴の側面図、第2図は第
1図の−線断面図、第3図、第4図は発泡ポ
リ塩化ビニル樹脂レザーの一例を示す断面図、第
5図は発泡ポリ塩化ビニル樹脂レザーの製作工程
の途中を示す拡大断面図、第6図は甲被材と靴底
との結合部分を示す断面図、第7図は第6図の要
部拡大断面図である。 A……靴、B,B′……発泡ポリ塩化ビニル樹脂
レザー、1……甲被材、2……靴底。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面に截頭独立気泡を露出させることにより該
    表面がスエード調とされた発泡ポリ塩化ビニル樹
    脂レザーからなる甲被材と、射出成形により前記
    甲被材に対して直接融着一体化され、その一部が
    該甲被材表面の截頭独立気泡内に食い込んだポリ
    塩化ビニル樹脂を主成分とする材料からなる靴底
    と、から構成してなる靴。
JP1978179224U 1978-12-29 1978-12-29 Expired JPS6211441Y2 (ja)

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JP1978179224U JPS6211441Y2 (ja) 1978-12-29 1978-12-29

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JP1978179224U JPS6211441Y2 (ja) 1978-12-29 1978-12-29

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Publication Number Publication Date
JPS5598212U JPS5598212U (ja) 1980-07-08
JPS6211441Y2 true JPS6211441Y2 (ja) 1987-03-18

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ID=29190444

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JP1978179224U Expired JPS6211441Y2 (ja) 1978-12-29 1978-12-29

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JPH0722083Y2 (ja) * 1990-01-22 1995-05-24 アキレス株式会社 射出成形靴
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JPS5598212U (ja) 1980-07-08

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