JPS6334721B2 - - Google Patents
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- JPS6334721B2 JPS6334721B2 JP58034654A JP3465483A JPS6334721B2 JP S6334721 B2 JPS6334721 B2 JP S6334721B2 JP 58034654 A JP58034654 A JP 58034654A JP 3465483 A JP3465483 A JP 3465483A JP S6334721 B2 JPS6334721 B2 JP S6334721B2
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Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は靴の創案に係り、防水透湿性を有する
素材片により靴の内装基体を形成し、簡易且つ迅
速に、しかも履き心地が良好で耐用性の高い靴を
得しめ、更にはその好ましい製造法を提供しよう
とするものである。
素材片により靴の内装基体を形成し、簡易且つ迅
速に、しかも履き心地が良好で耐用性の高い靴を
得しめ、更にはその好ましい製造法を提供しよう
とするものである。
今日における人類の屋外活動において靴は不可
欠の装具であり、この靴を製造することについて
は古くから研究開発が重ねられて来たが、それら
の努力は素材自体の材質や形態の改善を主とした
ものであつて、靴を得るためには底部材をベース
とし、その上面周側に複数の足甲部ないし踵部に
対する包被部材を取付ける方式によらざるを得な
いものと観念されている。即ちこのような方式に
よるときは成程前記包被部材の如何によつて所要
の形態を形成することができるとしても基本部体
の形成に複数個の単位素材を必要とすることから
その製作に多くの工程、特に縫着工程が多大であ
り、又補助素材をも含めて必要部材点数も嵩まざ
るを得ず、必然的にコストアツプとなる。しかも
その強度は主として前記したような底部材と包被
部材との縫着接合部に依存することとなるから該
部分の縫着接合に関しては特に入念たることを必
要とすることは明かで、そのようにしても充分な
強度、耐用性を得ることは容易でない。加うるに
その形態ないし構成は穿用者の足に必ずしもなじ
まず、このため穿き心地は必ずしも好ましいもの
でないなどの不利を有している。
欠の装具であり、この靴を製造することについて
は古くから研究開発が重ねられて来たが、それら
の努力は素材自体の材質や形態の改善を主とした
ものであつて、靴を得るためには底部材をベース
とし、その上面周側に複数の足甲部ないし踵部に
対する包被部材を取付ける方式によらざるを得な
いものと観念されている。即ちこのような方式に
よるときは成程前記包被部材の如何によつて所要
の形態を形成することができるとしても基本部体
の形成に複数個の単位素材を必要とすることから
その製作に多くの工程、特に縫着工程が多大であ
り、又補助素材をも含めて必要部材点数も嵩まざ
るを得ず、必然的にコストアツプとなる。しかも
その強度は主として前記したような底部材と包被
部材との縫着接合部に依存することとなるから該
部分の縫着接合に関しては特に入念たることを必
要とすることは明かで、そのようにしても充分な
強度、耐用性を得ることは容易でない。加うるに
その形態ないし構成は穿用者の足に必ずしもなじ
まず、このため穿き心地は必ずしも好ましいもの
でないなどの不利を有している。
ところで、このような靴においては放水性が重
要であることは言うまでもないが、しかも一方に
おいて歩行時における発汗などを透湿排除するこ
とが好ましく、斯うした防水透湿性布帛としては
本出願人側で延伸多孔性四弗化エチレン樹脂フイ
ルムが開発されている。然しこのような防水透湿
性布帛を上記した靴用素材として採用した場合に
おいて、該防水透湿性布帛により足部全般を被包
することが必要であると共に縫目の如きは折角の
防水性能を阻害し、しかも強度的に劣ることから
できるだけ少いことが好ましいところ、このよう
な技術は未だ開発されるに到つていない。
要であることは言うまでもないが、しかも一方に
おいて歩行時における発汗などを透湿排除するこ
とが好ましく、斯うした防水透湿性布帛としては
本出願人側で延伸多孔性四弗化エチレン樹脂フイ
ルムが開発されている。然しこのような防水透湿
性布帛を上記した靴用素材として採用した場合に
おいて、該防水透湿性布帛により足部全般を被包
することが必要であると共に縫目の如きは折角の
防水性能を阻害し、しかも強度的に劣ることから
できるだけ少いことが好ましいところ、このよう
な技術は未だ開発されるに到つていない。
本発明は上記したような実情に鑑み検討を重ね
て創案されたものであつて、必要最小限面積と共
に縫目を採用せず、また接合ラインを僅少とした
単一素材片によつて足部全般を完全に被包するこ
の種靴の内装基体を形成し、該内装基体における
接合部をテープ接着によつて連結することにより
少くとも防水性を確保すると共に透湿性も殆んど
阻害されないものとなし、このものに外被部体を
覆着することにより防水透湿性に優れ且つ穿き心
地の好ましい靴を提供することに成功した。
て創案されたものであつて、必要最小限面積と共
に縫目を採用せず、また接合ラインを僅少とした
単一素材片によつて足部全般を完全に被包するこ
の種靴の内装基体を形成し、該内装基体における
接合部をテープ接着によつて連結することにより
少くとも防水性を確保すると共に透湿性も殆んど
阻害されないものとなし、このものに外被部体を
覆着することにより防水透湿性に優れ且つ穿き心
地の好ましい靴を提供することに成功した。
即ち本発明によるものの具体的な製造過程ない
し構成を添附図面に示すものについて説明する
と、本発明においてはこの種靴の基体を形成すべ
き素材として第1図に示し、又後述するように防
水透湿層をもつた素材片1を用いることをベース
とするものであり、しかも該素材片1は前後に足
先相当部11と踵相当部12とを有し、これらの
部分11,12間における両側に足甲部ないし足
首部を一連に被包すべき側片部13,13が一体
に形成され、これら側片部13,13の端縁には
足甲上において接合すべき第1の接合縁14と穿
き口を形成するための穿き口縁15および踵部の
後面において接合すべき第2の接合縁16とが足
先相当部11から踵相当部12に向けて順次に形
成されている。なおこのような側片部13,13
はその第1接合縁14と足先相当部11との間に
は切込みによる接合段部17が適度に突出させて
形成され、該接合段部17を足先相当部11の端
縁に接合することにより足先部を収容するに足る
膨らみを形成するように成つており、又踵相当部
12と前記第2接合縁16との間にもう1つの切
込みによる接合段部18が同様に突出して形成さ
れ、該接合段部18を踵相当部12の端縁に接合
することにより第2図に示すように踵相当部12
の後方に踵ないし足首後面収容部が形成されるよ
うに成つている。
し構成を添附図面に示すものについて説明する
と、本発明においてはこの種靴の基体を形成すべ
き素材として第1図に示し、又後述するように防
水透湿層をもつた素材片1を用いることをベース
とするものであり、しかも該素材片1は前後に足
先相当部11と踵相当部12とを有し、これらの
部分11,12間における両側に足甲部ないし足
首部を一連に被包すべき側片部13,13が一体
に形成され、これら側片部13,13の端縁には
足甲上において接合すべき第1の接合縁14と穿
き口を形成するための穿き口縁15および踵部の
後面において接合すべき第2の接合縁16とが足
先相当部11から踵相当部12に向けて順次に形
成されている。なおこのような側片部13,13
はその第1接合縁14と足先相当部11との間に
は切込みによる接合段部17が適度に突出させて
形成され、該接合段部17を足先相当部11の端
縁に接合することにより足先部を収容するに足る
膨らみを形成するように成つており、又踵相当部
12と前記第2接合縁16との間にもう1つの切
込みによる接合段部18が同様に突出して形成さ
れ、該接合段部18を踵相当部12の端縁に接合
することにより第2図に示すように踵相当部12
の後方に踵ないし足首後面収容部が形成されるよ
うに成つている。
しかも一方において歩行時における発汗などを透
湿排除することが好ましく、斯うした防水透湿性
布帛としては本出願人側で延伸多孔性四弗化エチ
レン樹脂フイルムが開発されている。然しこのよ
うな防水透湿性布帛を上記した靴用素材として採
用した場合において、該防水透湿性布帛により足
部全般を被包することが必要であると共に縫目の
如きは折角の防水性能を阻害し、しかも強度的に
劣ることからできるだけ少いことが好ましいとこ
ろ、このような技術は未だ開発されるに到つてい
ない。
湿排除することが好ましく、斯うした防水透湿性
布帛としては本出願人側で延伸多孔性四弗化エチ
レン樹脂フイルムが開発されている。然しこのよ
うな防水透湿性布帛を上記した靴用素材として採
用した場合において、該防水透湿性布帛により足
部全般を被包することが必要であると共に縫目の
如きは折角の防水性能を阻害し、しかも強度的に
劣ることからできるだけ少いことが好ましいとこ
ろ、このような技術は未だ開発されるに到つてい
ない。
本発明は上記したような実情に鑑み検討を重ね
て創案されたものであつて、必要最小限面積と共
に縫目を採用せず、また接合ラインを僅少とした
単一素材片によつて足部全般を完全に被包するこ
の種靴の内装基体を形成し、該内装基体における
接合部をテープ接着によつて連結することにより
少くとも防水性を確保すると共に透湿性も殆んど
阻害されないものとなし、このものに外被部体を
覆着することにより防水透湿性に優れ且つ穿き心
地の好ましい靴を提供することに成功した。
て創案されたものであつて、必要最小限面積と共
に縫目を採用せず、また接合ラインを僅少とした
単一素材片によつて足部全般を完全に被包するこ
の種靴の内装基体を形成し、該内装基体における
接合部をテープ接着によつて連結することにより
少くとも防水性を確保すると共に透湿性も殆んど
阻害されないものとなし、このものに外被部体を
覆着することにより防水透湿性に優れ且つ穿き心
地の好ましい靴を提供することに成功した。
即ち本発明によるものの具体的な製造過程ない
し構成を添附図面に示すものについて説明する
と、本発明においてはこの種靴の基体を形成すべ
き素材として第1図に示し、又後述するように防
水透湿層をもつた素材片1を用いることをベース
とするものであり、しかも該素材片1は前後に足
先相当部11と踵相当部12とを有し、これらの
部分11,12間における両側に足甲部ないし足
首部を一連に被包すべき側片部13,13が一体
に形成され、これら側片部13,13の端縁には
足甲上において接合すべき第1の接合縁14と穿
き口を形成するための穿き口縁15および踵部の
後面において接合すべき第2の接合縁16とが足
先相当部11から踵相当部12に向けて順次に形
成されている。なおこのような側片部13,13
はその第1接合縁14と足先相当部11との間に
は切込みによる接合段部17が適度に突出させて
形成され、該接合段部17を足先相当部11の端
縁に接合することにより足先部を収容するに足る
膨らみを形成するように成つており、又踵相当部
12と前記第2接合縁16との間にもう1つの切
込みによる接合段部18が同様に突出して形成さ
れ、該接合段部18を踵相当部12の端縁に接合
することにより第2図に示すように踵相当部12
の後方に踵ないし足首後面収容部が形成されるよ
うに成つている。
し構成を添附図面に示すものについて説明する
と、本発明においてはこの種靴の基体を形成すべ
き素材として第1図に示し、又後述するように防
水透湿層をもつた素材片1を用いることをベース
とするものであり、しかも該素材片1は前後に足
先相当部11と踵相当部12とを有し、これらの
部分11,12間における両側に足甲部ないし足
首部を一連に被包すべき側片部13,13が一体
に形成され、これら側片部13,13の端縁には
足甲上において接合すべき第1の接合縁14と穿
き口を形成するための穿き口縁15および踵部の
後面において接合すべき第2の接合縁16とが足
先相当部11から踵相当部12に向けて順次に形
成されている。なおこのような側片部13,13
はその第1接合縁14と足先相当部11との間に
は切込みによる接合段部17が適度に突出させて
形成され、該接合段部17を足先相当部11の端
縁に接合することにより足先部を収容するに足る
膨らみを形成するように成つており、又踵相当部
12と前記第2接合縁16との間にもう1つの切
込みによる接合段部18が同様に突出して形成さ
れ、該接合段部18を踵相当部12の端縁に接合
することにより第2図に示すように踵相当部12
の後方に踵ないし足首後面収容部が形成されるよ
うに成つている。
上記したような各接合縁14,16を接合する
と共に接合段部17,18を足先相当部11と踵
相当部12の端縁に接合した状態は第2図に示す
通りであつて、各接合部は何れも直線状のもので
あることは明かであり、しかも比較的短小である
ことも図示から明白であつて、更には平面相互の
突き合わせ接合であり、それらの何れからしても
頗る簡易且つ迅速に接合し得るものであることは
図示を一見して容易に理解でき、このようにして
形成された接合部には接着テープ3を外側に接着
することにより安定した接合強度を得ることがで
き、即ちこのような接着テープ3としては剥離材
3aが添着された比較的薄層のものでも好ましい
接着強度が得られ、特に接合部に対して幅方向に
おける引張りに対して有効な強度を確保すること
ができる。この接着テープ3としては一般的なも
のでもよいが次に素材片1について説明するよう
な防水透湿性のものが好ましいことは明かであ
り、何れにしても前記のように平面的に突き合わ
され且つ直線状に接合された部分であるから簡易
且つ安定に接着することができる。
と共に接合段部17,18を足先相当部11と踵
相当部12の端縁に接合した状態は第2図に示す
通りであつて、各接合部は何れも直線状のもので
あることは明かであり、しかも比較的短小である
ことも図示から明白であつて、更には平面相互の
突き合わせ接合であり、それらの何れからしても
頗る簡易且つ迅速に接合し得るものであることは
図示を一見して容易に理解でき、このようにして
形成された接合部には接着テープ3を外側に接着
することにより安定した接合強度を得ることがで
き、即ちこのような接着テープ3としては剥離材
3aが添着された比較的薄層のものでも好ましい
接着強度が得られ、特に接合部に対して幅方向に
おける引張りに対して有効な強度を確保すること
ができる。この接着テープ3としては一般的なも
のでもよいが次に素材片1について説明するよう
な防水透湿性のものが好ましいことは明かであ
り、何れにしても前記のように平面的に突き合わ
され且つ直線状に接合された部分であるから簡易
且つ安定に接着することができる。
上記した素材片1としては防水透湿性をもつた
ものが用いられることは前記の如くであり、斯様
な防水透湿性布帛としては本出願人側で開発した
延伸多孔性四弗化エチレン樹脂フイルムに代表さ
れる非親水多孔質フイルムのラミネート布帛があ
る。即ちこのような非親水多孔質フイルムのラミ
ネート布帛として斯様な素材片1に好ましい1例
は第3図に示されている通りであつて、補強布片
1bに対して前記多孔質フイルム1aをラミネー
トしたものに対し、その内側にスポンジ状の如き
クツシヨン層1cおよび保護布1dの如きを接着
したものであつて、靴としての適度の柔軟性、成
形性を具備し、しかも防水透湿性の確保されたも
のを得ることができる。然し本発明によるものは
上記防水透湿性布帛として、上記以外に非親水性
多孔質層のコーテイング布帛(例えば非親水性ポ
リアクリル樹脂などのコーテイング材)、水蒸気
透過性非多孔質フイルムのラミネート布帛(例え
ば親水性ポリウレタン樹脂又は親水性弗素樹脂に
よるフイルムのラミネート材)、水蒸気透過性非
多孔質層のコーテイング布帛(例えば親水性ポリ
ウレタン又は親水性弗素樹脂による多孔質層コー
テイング材)その他の高密度繊維布帛があり、こ
れらのものを適宜に選択して採用できる。
ものが用いられることは前記の如くであり、斯様
な防水透湿性布帛としては本出願人側で開発した
延伸多孔性四弗化エチレン樹脂フイルムに代表さ
れる非親水多孔質フイルムのラミネート布帛があ
る。即ちこのような非親水多孔質フイルムのラミ
ネート布帛として斯様な素材片1に好ましい1例
は第3図に示されている通りであつて、補強布片
1bに対して前記多孔質フイルム1aをラミネー
トしたものに対し、その内側にスポンジ状の如き
クツシヨン層1cおよび保護布1dの如きを接着
したものであつて、靴としての適度の柔軟性、成
形性を具備し、しかも防水透湿性の確保されたも
のを得ることができる。然し本発明によるものは
上記防水透湿性布帛として、上記以外に非親水性
多孔質層のコーテイング布帛(例えば非親水性ポ
リアクリル樹脂などのコーテイング材)、水蒸気
透過性非多孔質フイルムのラミネート布帛(例え
ば親水性ポリウレタン樹脂又は親水性弗素樹脂に
よるフイルムのラミネート材)、水蒸気透過性非
多孔質層のコーテイング布帛(例えば親水性ポリ
ウレタン又は親水性弗素樹脂による多孔質層コー
テイング材)その他の高密度繊維布帛があり、こ
れらのものを適宜に選択して採用できる。
上記のようにして得られた基体10に対しては
靴としての外観、体裁ないし必要部分の各特性を
得るために第4図に示すような外被部体2および
第5図に示すような底部材4が取付けられる。
靴としての外観、体裁ないし必要部分の各特性を
得るために第4図に示すような外被部体2および
第5図に示すような底部材4が取付けられる。
即ちこれらの外被部体2および底部材4として
は任意のものを採用することが可能で、底部材4
としては一般的な市販品を広く利用でき、外被部
体2としても既に基体10が得られ、このものの
表面に接着して外観を得るためのものであるから
簡易なもので充分である。
は任意のものを採用することが可能で、底部材4
としては一般的な市販品を広く利用でき、外被部
体2としても既に基体10が得られ、このものの
表面に接着して外観を得るためのものであるから
簡易なもので充分である。
完成された靴の1例についての断面図は第6図
に示す通りであり、適切な外観と強度ないし耐用
性をもつたものとして得られる。前述したような
基体10の表面に外被部体2を接着した断面構造
の1例は第7図に示す通りであつて、外被部体2
は内側素材21と外側素材22のラミネート材の
如きを用いて安定した構造として形成し得る。
に示す通りであり、適切な外観と強度ないし耐用
性をもつたものとして得られる。前述したような
基体10の表面に外被部体2を接着した断面構造
の1例は第7図に示す通りであつて、外被部体2
は内側素材21と外側素材22のラミネート材の
如きを用いて安定した構造として形成し得る。
上記した実施態様のものは短靴としてのもので
あるが、第1図に示したような素材片1において
その穿き口縁15部分を更に延長して形成するこ
とにより半長靴又は長靴形式のものでも同様に得
られることは明かであり、これらの場合において
は第1接合縁14,14間および第2接合縁1
6,16間における接合長さが若干長くなるだけ
のことであつて、容易さにおいて上述したところ
と本質的に異るものは何もない。又底部材4とし
てスパイク又はそれに準じたものの配設されたも
のを用いることにより、ランニング用或いは各種
球技用の如き特殊運動靴として得られ、場合によ
つては踵部の高いハイヒールなどにも実施できる
ことは明かである。
あるが、第1図に示したような素材片1において
その穿き口縁15部分を更に延長して形成するこ
とにより半長靴又は長靴形式のものでも同様に得
られることは明かであり、これらの場合において
は第1接合縁14,14間および第2接合縁1
6,16間における接合長さが若干長くなるだけ
のことであつて、容易さにおいて上述したところ
と本質的に異るものは何もない。又底部材4とし
てスパイク又はそれに準じたものの配設されたも
のを用いることにより、ランニング用或いは各種
球技用の如き特殊運動靴として得られ、場合によ
つては踵部の高いハイヒールなどにも実施できる
ことは明かである。
以上説明したような本発明によるときは、防水
透湿性を足部全般をカバーして有効に確保し得る
内装基体を適切に形成し、特に各接合部に接着テ
ープを接着させて防水透湿性を有効に維持し、又
接合部においては平面的な端縁接合であるから簡
易的確であつてこの種靴を簡易且つ迅速に得し
め、しかも充分な強度を確保し得るものであり、
更にこのような内装基体に外被部体を覆着するこ
とによつて体裁よく仕上げられ、従来の靴におけ
る底部材と包被部材を方向を異にした状態で縫着
接合することによる困難性を完全に解消できると
共に履き心地が良好で耐用性の高い靴を得ること
が可能であり、工業的にその効果の大きい発明で
ある。
透湿性を足部全般をカバーして有効に確保し得る
内装基体を適切に形成し、特に各接合部に接着テ
ープを接着させて防水透湿性を有効に維持し、又
接合部においては平面的な端縁接合であるから簡
易的確であつてこの種靴を簡易且つ迅速に得し
め、しかも充分な強度を確保し得るものであり、
更にこのような内装基体に外被部体を覆着するこ
とによつて体裁よく仕上げられ、従来の靴におけ
る底部材と包被部材を方向を異にした状態で縫着
接合することによる困難性を完全に解消できると
共に履き心地が良好で耐用性の高い靴を得ること
が可能であり、工業的にその効果の大きい発明で
ある。
図面は本発明の実施態様を示すものであつて、
第1図は本発明における素材片の展開型取り状態
を示した平面図、第2図はその接合状態を示した
斜面図、第3図は素材片についての断面構造の1
例を示した拡大断面図、第4図は基体に対する外
被部体覆着関係を示した斜面図、第5図は更に底
部体を接着する関係を示した斜面図、第6図は本
発明によつて得られた靴の1例についての断面
図、第7図はその外被部体接着部についての拡大
断面図である。 然してこれらの図面において、1は素材片、2
は外被部体、3は接着テープ、4は底部材、10
は基体、11は足先相当部、12は踵相当部、1
3は側片部、14は第1接合縁、15は穿き口
縁、16は第2接合縁、17,18は接合段部を
夫々示すものである。
第1図は本発明における素材片の展開型取り状態
を示した平面図、第2図はその接合状態を示した
斜面図、第3図は素材片についての断面構造の1
例を示した拡大断面図、第4図は基体に対する外
被部体覆着関係を示した斜面図、第5図は更に底
部体を接着する関係を示した斜面図、第6図は本
発明によつて得られた靴の1例についての断面
図、第7図はその外被部体接着部についての拡大
断面図である。 然してこれらの図面において、1は素材片、2
は外被部体、3は接着テープ、4は底部材、10
は基体、11は足先相当部、12は踵相当部、1
3は側片部、14は第1接合縁、15は穿き口
縁、16は第2接合縁、17,18は接合段部を
夫々示すものである。
Claims (1)
- 1 足裏素材の両側に足甲部ないし足首部を一連
に被包すべき側片部を一体に形成した基体を防水
透湿層をもつた単一素材片で形成し、前記足裏素
材の前後に略円弧状として弯曲突出した足先相当
部と踵相当部を設け、上記側片部の両端に前記足
先相当部および踵相当部に接合される接合段部を
夫夫突出形成し、これらの接合段部を上記足先相
当部および踵相当部に接合させると共に前記した
各側片部において足甲上で接合すべく形成された
第1接合縁および踵部の後面において接合すべき
第2接合縁を夫々接合させた各接合部に接着テー
プを接着して形成された内装基体を用い、該内装
基体に外被部体を覆着したことを特徴とする靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58034654A JPS59160401A (ja) | 1983-03-04 | 1983-03-04 | 靴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58034654A JPS59160401A (ja) | 1983-03-04 | 1983-03-04 | 靴 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59160401A JPS59160401A (ja) | 1984-09-11 |
JPS6334721B2 true JPS6334721B2 (ja) | 1988-07-12 |
Family
ID=12420421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58034654A Granted JPS59160401A (ja) | 1983-03-04 | 1983-03-04 | 靴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59160401A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0518962Y2 (ja) * | 1987-01-20 | 1993-05-19 | ||
DE19917369A1 (de) * | 1999-04-16 | 2000-10-26 | Gore W L & Ass Gmbh | Bekleidungsteil |
JP4738927B2 (ja) * | 2005-07-28 | 2011-08-03 | 株式会社アサヒコーポレーション | 防水靴の裏材 |
JP4880569B2 (ja) * | 2007-11-28 | 2012-02-22 | Sriスポーツ株式会社 | 靴 |
JP4880576B2 (ja) * | 2007-12-21 | 2012-02-22 | Sriスポーツ株式会社 | 靴 |
JP2016086993A (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-23 | アキレス株式会社 | 通気性靴 |
-
1983
- 1983-03-04 JP JP58034654A patent/JPS59160401A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59160401A (ja) | 1984-09-11 |
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