JPS6211321B2 - - Google Patents

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JPS6211321B2
JPS6211321B2 JP54075092A JP7509279A JPS6211321B2 JP S6211321 B2 JPS6211321 B2 JP S6211321B2 JP 54075092 A JP54075092 A JP 54075092A JP 7509279 A JP7509279 A JP 7509279A JP S6211321 B2 JPS6211321 B2 JP S6211321B2
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JP
Japan
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color separation
color
filter
transparent substrate
filters
Prior art date
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Expired
Application number
JP54075092A
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English (en)
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JPS55166606A (en
Inventor
Kuniomi Tsuda
Koji Suda
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、カラーテレビ用撮像管もしくはカラ
ー固体撮像装置に用いるカラーストライプフイル
ターの製造方法に関するものである。
カラーテレビ用撮像管などに用いるカラースト
ライプフイルターはその色フイルター部が無機干
渉膜からなるものと有機物染色層を染色してなる
ものとの2種類があるが、製造上後者の方が有利
と見られている。
従来の有機物による染色型カラーストライプフ
イルターの代表的な製造法を例にとり説明する。
このような有機フイルターとして、たとえば第1
図示の如く、透明基板1の上に染色された有機物
よりなる染色ストライプ2,3,4のそれぞれを
中間樹脂膜5,6を介して設け、さらに最上部の
染色ストライプ4を含む全面に保護樹脂膜7を設
けてなるものがあり、この種の有機フイルターは
中間樹脂膜を介するので各色のストライプを混色
することなく染色することができ、第1図示の如
き三色の場合に限らず二色以上のフイルターに広
く用いられている。
上記カラーストライプフイルター用透明基板と
しては一般に、厚さ2.5mm、直径1インチ(約2.5
cm)のガラスあるいは厚さ1.6mm、直径2/3インチ
のガラスなどが使用されているが、小サイズであ
り、しかも基板の表裏両面すべてが光学的な有効
面となるため、製造工程中での取扱いが難しく、
このため有効面内での傷、ごみの発生が多く、良
品収率の低下の原因となり、量産化上の問題とな
つている。
又、上記有機フイルターを用いてたとえば、カ
ラーテレビ用撮像管を製造する際に、透明な樹脂
の保護樹脂膜を有する有機フイルターを一方に透
明導電膜を有する厚さ50μ前後の薄板ガラスと任
意の接着剤により貼り合せる工程で、フイルター
外周部の保護膜層中に含まれる僅か数μのごみ、
異物、突起及び第1図に示される如き樹脂の塗布
時に必然的に生じる保護樹脂膜及び中間樹脂膜自
体の基板周辺部の盛り上り8(この盛り上り8は
主としてスピンナー塗布が原因である。)によ
り、薄板ガラスが破損したり、貼り合せた接着剤
層中に気泡が混入したり、貼り合せ面の平滑性が
失なわれ密着不良を起こしたりする問題が生じる
ためフイルター保護膜層の表面状態は撮像管製造
工程の歩留り、安定性を大きく左右する。このよ
うなことはカラー固体撮像装置においても言える
ことである。
そのため有機フイルターの製造においては外周
部の樹脂膜のみを機械切削により最終的に除去す
る工程もしくは外周部にごみ、異物、突起、樹脂
の盛り上りなどが全くない状態にする工程が欠く
べからざるものとされている。第2図はこのよう
な工程により外周部を除去したカラーストライプ
フイルターを示す。
しかるに前者は樹脂層の機械的な切削によるた
め、それに専用の高価な特殊な機械を必要とし、
しかも機械切削のため基板としてのガラス面を傷
つけ光学特性を低下せしめ易いこと、切削時に切
削かすなどのごみが発生しフイルター上に付着し
易いことなどにより有機フイルターの品質を低下
させることが問題とされており、後者はフイルタ
ーの製造原料、装置、取扱いなどにおいてごみ、
異物などが混入しないような精密な炉過装置、無
塵設備と製造上細心の注意が必要とされ工業生産
上相当に難しい工程である。
本発明は、上述の如き欠点を是正すべく種々研
究の結果到達したものであつて、同一透明基板上
に2個以上の色分離フイルターを設けた後、透明
基板を切断することにより上記量産化上の問題と
外周部の盛り上がりの問題を同時に解決するもの
であり、透明基板として複数の色分離フイルター
の基板面積以上の面積の透明基板を用い、この透
明基板上に複数の色分離素子からなる複数個の色
分離フイルターを各色分離フイルターの外周部の
さらに外側に不要な基板部を設けるように所定の
間隔を置いて設け、さらに前記複数個の色分離フ
イルターを設けた透明基板面全面を被覆する保護
樹脂膜を設け、次いで保護樹脂膜上に切断保護膜
を設け、しかるのち、前記複数個の色分離フイル
ター、保護樹脂膜、及び切断保護膜を設けた透明
基板を各色分離フイルターを設けた基板領域を含
む所定の形状に切断して個々の色分離フイルター
に分離し、次いで、各色分離フイルターより切断
保護膜を除去することを特徴とするカラーストラ
イプフイルターの製造法を要旨とするものであ
る。
以下、本発明の一例により図面を参照しつつ詳
細に説明する。
まず、第3図に示す如く、ガラス等の透明基板
11の同一面上に複数の色分離素子からなる4個
の色分離フイルターC1,C2,C3及びC4を設け
る。第4図は第3図において色分離フイルター
C1及びC2を通る−線に沿つて取つた切断端
面図である。第4図に示す如く、透明基板11の
同一面上に、色分離素子12,13,14をそれ
ぞれ中間樹脂膜15,16を介して設け、さらに
最上部の色分離素子14を含む全面に保護樹脂膜
17を常法により設ける。
次いで、第5図に示す如く、上記保護樹脂膜1
7上に切断保護膜18を設けた後、切断線19に
沿つて透明基板11を所定の形状に切断する。第
6図は、この切断工程を示す平面図である。次い
で、切断保護膜を除去すると、第7図示の如く所
定形状の透明基板11A上に色分離フイルターC
(C1〜C4)をそれぞれ有するカラーストライプフ
イルターが得られる。
上記において透明基板は、色分離フイルターを
設ける数に応じた十分な大きさのものを使用する
ことが必要であり、色分離フイルターの配置など
は全く任意である。又、色分離フイルターの数も
2以上であればよく、製造能率、たとえば色分離
素子形成時のむら及び中間保護膜形成時の塗布む
らなどの製造工程上の問題、製造装置との関係な
どにより任意に決定することができ、それぞれの
色分離フイルターもかならずしも同一である必要
はない。上記切断保護膜は切断後、トリクレン等
の溶剤で洗浄する方法、粘着テープ等により剥離
する方法などの方法により除去する。尚、上記に
おいては色分離フイルターの製法として中間樹脂
膜を介して行なう有機染色系の例を示したが、こ
れに限られることなく、たとえば、同一平面上に
各色ストライプが連続したあるいは不連続の染色
ストライプを設ける方法など従来の方法を利用す
ることができ、さらにダイクロイツクフイルター
の如く無機系のものも適用できる。
上記において切断保護膜は、透明基板の切断工
程における色分離フイルターの保護のため設けら
れるものであつて、たとえば、アクリル樹脂、塩
化ビニル樹脂などの合成樹脂をかけ流し及びスピ
ンナーなどの方法により塗布する。塗布厚は乾燥
状態にて10〜20μ程度が望ましい。次に、切断は
ダイシングソー、ダイシングマシン、ダイヤモン
ドカツターなどにより行なうことができ、切断後
必要に応じて研磨する。たとえば、第6図に示す
例では一旦四角に切断後、ガラス研磨機にて円型
に加工する。
上記した本発明の方法によれば、色分離フイル
ターの外周部のさらに外側に不要部が設けられる
為、取扱い、自動化がし易くなり、また表面を切
断保護膜で保護した状態で切断を行なうことによ
り、傷、ごみの発生が著しく低下する。又、スト
ライプフイルター製造完了後、所定形状にて個々
の製品に切断及び仕上げを行う為外周部の中間膜
又は保護膜の盛り上りが無い為、外周部保護膜又
は中間膜を除去する工程を省く事が可能となる。
又、さらに同一基板上に少なくとも2個以上の製
品が配列されている為、生産効率が著しく高まり
より安価な製品を提供できる。
以下、実施例を示して本発明をさらに具体的に
説明する。
実施例 2.5mm厚、直径3インチのパイレツクスガラス
に第3図概略平面図に示す如く色分離フイルター
4個を配列し、下記に示す如く製造を行なつた
後、表面に切断保護膜を塗布後、直径1インチ切
断、仕上げを行ない、カラーストライプフイルタ
ーを得た。
本実施例に於いては、感光性樹脂としてカゼイ
ン−重クロム酸アンモニウムから成る水溶液を用
い、これを上記パイレツクスガラス上に塗布して
乾燥した後、4インチ平方の大きさのストライプ
状パターンを4面付けしたマスク(厚さ0.09イン
チ)を位置合せして密着露光し、現像、乾燥して
ガラス基板上に15μ幅の被染色層のストライプを
45μピツチにて形成した。次に70℃の赤色染浴カ
ヤノールミーリングレツドRS(日本化薬社製)
に2分間浸漬し、水洗して乾燥した後、中間樹脂
膜としてアクリル樹脂を0.5μ塗布し、160℃、60
分間乾燥し赤着色ストライプを得た。同様の操作
を繰り返してスミノールイエローMR(住友化学
社製)の混合液に3分間浸漬し、水洗、乾燥した
後、同様に中間樹脂膜としてアクリル樹脂を塗
布、乾燥して緑着色ストライプを得た。ついで同
様にして60℃の青色染浴カヤノールサイアニン
6B(日本化薬社製)で2分間染色後、最終保護
膜としてアクリル樹脂を塗布乾燥して4面付でス
トライプ幅15μ、ピツチ45μのカラーストライプ
フイルターを得た。更に直径1インチに切断する
為に切断保護膜として塩化ビニル系樹脂を塗布
し、四角に切断した後、ガラス研磨機にて直径1
インチになるように加工を旋した後、上記切断保
護膜を除去し最終的に直径1インチのカラースト
ライプフイルターが4個得られた。この製品は外
周部の中間、最終保護膜の盛り上りはなく外周除
去の工程は必要であり、しかも、同時処理により
同一基板から4個の製品が得られ、生産能率が大
巾に向上した。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、従来のカラーストライプ
フイルターの製造法を説明するための模式断面図
である。第3図〜第7図は、本発明のカラースト
ライプフイルターの製造法の各工程を示し、第3
図は模式平面図、第4図は第3図における−
線切断端面図、第5図は切断端面図、第6図は模
式平面図及び第7図は切断端面図である。 11,11A……透明基板、12,13,14
……色分離素子、15,16……中間樹脂膜、1
7……保護樹脂膜、18……切断保護膜、19…
…切断線、C,C1,C2,C3,C4……色分離フイ
ルター。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 透明基板として複数の色分離フイルターの基
    板面積以上の面積の透明基板を用い、この透明基
    板上に複数の色分離素子からなる複数個の色分離
    フイルターを各色分離フイルターの外周部のさら
    に外側に不要な基板部を設けるように所定の間隔
    を置いて設け、さらに前記複数個の色分離フイル
    ターを設けた透明基板面全面を被覆する保護樹脂
    膜を設け、次いで保護樹脂膜上に切断保護膜を設
    け、しかるのち、前記複数個の色分離フイルタ
    ー、保護樹脂膜、及び切断保護膜を設けた透明基
    板を各色分離フイルターを設けた基板領域を含む
    所定の形状に切断して個々の色分離フイルターに
    分離し、次いで、各色分離フイルターより切断保
    護膜を除去することを特徴とするカラーストライ
    プフイルターの製造法。
JP7509279A 1979-06-14 1979-06-14 Production of color stripe filter Granted JPS55166606A (en)

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JP7509279A JPS55166606A (en) 1979-06-14 1979-06-14 Production of color stripe filter

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JPS55166606A JPS55166606A (en) 1980-12-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62109001A (ja) * 1985-11-08 1987-05-20 Toppan Printing Co Ltd 色分解フイルタ−の製造方法
JPS6429846A (en) * 1987-07-24 1989-01-31 Toppan Printing Co Ltd Sheet cutting method for surfaced product

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JPS55166606A (en) 1980-12-25

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