JPS62111732A

JPS62111732A - 金属蒸着したプラスチツク成形物

Info

Publication number: JPS62111732A
Application number: JP25158085A
Authority: JP
Inventors: 晃山本; 康信内田
Original assignee: Kawasaki Steel Corp
Current assignee: JFE Steel Corp
Priority date: 1985-11-09
Filing date: 1985-11-09
Publication date: 1987-05-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、機械物性の優れた特殊エポキシ樹脂に金属を
蒸着することにより、眼鏡縁として利用するのみならず
、導電性、磁気特性等を付与して電子産業上の利用分野
においても利用することかできるプラスチック成形物に
関するものである。

〈従来技術とその問題点〉エポキシ樹脂は硬度、耐熱性、耐衝７性等か慢れる熱硬
化性の樹脂である。しかし、例外として熱可塑性樹脂の
様な熱変形温度を示すものがあり、曲げ強度も優れてい
るのて、特公昭４９〜２４６８７号にその組成が開示さ
れている。しかるにこうした特殊組成物に金属蒸着を施
し、製品の付加価値を高めるようにしたもの、あるいは
、また、電子部品等への応用例も見られない。

一方、耐熱性の優れる合成樹脂フィルムにエポキシ樹脂
を塗布した後、金属蒸着を行う例は、特開昭５４−１２
３５８８号に見られる。しかし、この特許では、紫外線
硬化型のエポキシ樹脂のみを対象としており、本発明が
目的とする曲げ強度も優れた、特殊エポキシ樹脂組成物
は開示されていない。

〈発明の目的〉本発明の目的は、熱可塑性があり、曲げ強度の優れる、
特殊エポキシ樹脂組成物上に、製品外観の改み、導電性
、磁気特性、電磁波遮断性、等の機能を付与する金属層
を形成したプラスチック成形物を提供しようとするにあ
る。

〈発明の構成〉すなわち、本発明は、ビスフェノールＡ・ジグリシジル
エーテル型のエポキシ化合物に対し、下記の一般式で示
される脂環状ポリアミンを硬化剤として加えて製造され
るエポキシ樹脂、またはこのエポキシ樹脂と他の合成樹
脂との積層体に対し、真空蒸着法に依り金属層を形成し
てなることを特徴とする金属蒸着したプラスチック成形
物を提供するものである。

一般式（Ｒニジクロヘキシル基、但し、ハロゲン、９〜１０の
アルキル、フェニルに依って、１箇所以上が置換された
もの、Ｒ１；９〜１０のアルキルまたはシクロアルキル
、および９〜１０のアルキルを含有するシクロアルキル
アルキル、ｘ、ｚ；Ｏまたは１〜１０の整数、ｙ：０または１但し、ｘ、ｙ、ｚは同時に、０にはならない。）以下、本発明を更に詳細に説明する。

本発明は特殊機能を有するエポキシ樹脂に対して金属蒸
着を行い、その付加価値を高めると共に、新規用途開発
を目的とするものである。

すなわち本発明に於て使用するエポキシ樹脂とは特公昭
４９−２４６８７号にも見られる様に、熱硬化性樹脂で
ありなから熱変形温度の測定が可能であり、しかも曲げ
強度が１０００　ｋｇ／　Ｃｆｆ１２または、それ以上
と大きな特殊エポキシ樹脂に対して、直接または他の耐
熱性合成樹脂との積層体に対して、金属蒸着を施した成
形物を対象としている。

本発明において金属蒸着を行う目的は、製品としての付
加価値を高める他に、特殊エポキシ樹脂組成物、又は、
このエポキシ樹脂と耐熱性合成樹脂との積層体に対して
、表面導電性、電磁波遮断性、高光学特性（透過、反射
）、熱遮断性、ガスバリヤ−性、磁気特性等を付与する
ことである。

さらに、金属の蒸着方法としては、真空蒸着法、イオン
ブレーティング法、スパッタリング法等、いわゆる１　
０−’〜１０−５Ｔｏｒｒの真空下に於て、金属を融点
以上に加熱蒸発させ、発生した金属微粒子をエポキシ樹
脂組成物の表面に堆積させて、金属薄膜を形成せしめる
方法を指すものであ蒸着用の金属材料としては、アルミ
ニウム、亜鉛、錫、金、銀、銅、クロム、ニッケル、マ
ンガン、ニッケルークロム合金等が使用される。

また、金属蒸着膜の肉厚は、金属の加熱温度および蒸着
時間等の選択に依り、任意に調整することが可能である
が、一般的には１００〜１０００人、好ましくは約３０
０〜７００λ程度の金属蒸着膜を形成させる。

本発明で用いるエポキシ樹脂は下記のものを代表例とす
る熱硬化性樹脂である。すなわち、ビスフェノールＡ（
２，２−ジー（ｐヒドロキシフェニル）−プロパン）の
ジグリシジルエーテル型のエポキシ化合物に対し、下記
の一般式で表わされる脂環状ポリアミンを硬化剤として
加えて製造されるエポキシ樹脂である。

一般式（Ｒニジクロヘキシル基、但し、ハロゲン、９〜１０の
アルキル、フェニルに依って、１箇所以上か置換された
もの、Ｒ１：９〜１０のアルキルまたはシクロアルキル
、および９〜１０のアルキルを含４１するシクロアルキ
ルアルキル、ｘ、ｚ；Ｏまたは１〜１０の整数、ｙ：０または１但し、ｘ、ｙ、ｚは同時に、０にはならない。）本発明においては、このようなエポキシ樹脂と他のプラ
スチックとの積層体を用いることもできる。そのような
プラスチックとしては、ポリエステル、ポリイミド、ポ
リアミドなどを挙げることかできる。

く実　施　例”〉次に本発明を実施例をあげて具体的に説明する。

実施例−１エポキシ化合物として、エポキシ当量が１９０のＹＤ−
１１５（東部化成■）、１００重量部に対し、硬化剤と
して！−シクロヘキシルアミンー３−アミノ−プロパン
を２８重量部加え、１２０℃、４０分加熱で、肉厚１ａ
＋ｍのプレートを成形した。

このプレートを１０−’　Ｔｏｒｒに調整した真空蒸着
装置内に於て、アルミニウム層が５００人の厚さになる
様に真空蒸着を行った。

得られた金属蒸着プレートに対し、樹脂層と金属層との
間の密着性をセロハンテープを用いて測定したが、密着
強度は２００ｇ／２４ｎ＋ｍ以上であり、金属層の剥離
は認められなかった。

実施例−２実施例−１と同一のエポキシ化合物１００重量部に対し
、硬化剤として１−シクロへキシルアミノ−３−アミノ
−プロパン３２重量部を加え、１３０℃、３０分加熱で
肉厚０．５ｍｍのシートを成形した。

このシートに対し、直流二極マグネトロスパッタリング
装置を用い、クロムを金属層が約５００人の肉厚になる
様に蒸着を行った。

得られたクロム蒸着シートに対し、実施例−１同様の手
法で密着性の測定を行ったが、密着強度は２００ｇ７２
４ｍ＋ｎ以上あり、金属層の剥離は見られなかった。

実施例−３厚さ２５μのポリエステルフィルム表面に実施例で用い
たエポキシ化合物および硬化剤の混合物を４０μの肉Ｊ
’Ｘに塗布し、１２０℃、２５分加熱で、エポキシ樹脂
薄膜を形成させた。

この積層フィルムのエポキシ樹脂表面に対して、１０　
’　Ｔｏｒｒの真空度に於て、コバルトを金属層が約１
００人の肉厚になる様に蒸着を行った。

得られた金属コバルト蒸着フィルムに対し、実施例＝１
同様に密着性の測定を行ったが密着強度は２００ｇ／２
４ｍ＋ｎ以上あり、金属層の剥離は見られなかった。

〈発明の効果〉本発明によれば、特殊硬化剤の使用に依り曲げ強度等の
機械物性の改良されたエポキシ樹脂組成物に対し、金属
蒸着を行うことに依り、更に製品すなわち、単なる眼鏡
用フレームのみならず、特殊電子部品用等として、機械
物性の優れるエポキシ樹脂組成物は、新規用途開発を可
能にした。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ビスフェノールＡ・ジグリシジルエーテル型のエ
ポキシ化合物に対し、下記の一般式で示される脂環状ポ
リアミンを硬化剤として加えて製造されるエポキシ樹脂
、またはこのエポキシ樹脂と他の合成樹脂との積層体に
対し、真空蒸着法に依り金属層を形成してなることを特
徴とする金属蒸着したプラスチック成形物。一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ （Ｒ；シクロヘキシル基、但し、ハロゲン、９〜１０の
アルキル、フェニルに依って、１箇所以上が置換された
もの、Ｒ＿１；９〜１０のアルキルまたはシクロアルキル、お
よび９〜１０のアルキルを含有するシクロアルキルアル
キル、ｘ、ｚ；０または１〜１０の整数、ｙ；０または１但し、ｘ、ｙ、ｚは同時に、０にはならない。）