JPS6211151B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、２つの金属成形部材から成る、たと
えば窓、ドア及びフアサードのための結合成形部
材であつて、前記金属成形部材が間隔を置いて互
いに保持されていてかつ金属成形部材のみぞ内に
嵌め込まれた少なくとも１つの断熱部材を介して
互いに結合されており、このばあい金属成形部材
のみぞウエブが、断熱部材の長手方向で連続して
延びる断熱部材切欠き部内に塑性変形によつて形
状係合的に確定され、さらに断熱部材が金属成形
部材より摩擦値の高い部材を有している形式のも
のに関する。

このような形式の公知の結合成形部材において
は（ドイツ連邦共和国特許出願公告第2552700号
明細書）、プラスチツクから成る断熱部材が金属
成形部材より摩擦値が高い被覆部を設けている。
このような被覆部は弾性的に気密な材料から成つ
ており、該材料は金属成形部材より摩擦値が高い
添加物を有している。該添加物は石英あるいはコ
ランダムのような微粒子状の鉱物から成つてい
る。

さらに公知の結合成形部材においては、断熱部
材に凹所が設けられており、該凹所が断熱部材の
長さにわたつて分配されて配置されておりしかも
金属成形部材のみぞウエブを確定する範囲に配置
されている。金属成形部材のみぞウエブの一部分
は、金属成形部材と断熱部材とを結合するさいに
断熱部材凹所内に形成される。

このような構成によつて結合成形部材の高いせ
ん断強さが達成される。

本発明の課題は摩擦値を高める部材のための材
料使用がわずかに維持され、かつ前記部材が断熱
部材を押出成形するさいにあるいは断熱部材を押
出機から排出した後に直接断熱部材と結合される
ような結合成形部材を形成することである。

このような課題を解決するために本発明では断
熱部材３が、金属成形部材１，２のみぞ７によつ
て収容された縁範囲の内側に、金属成形部材内に
くい込む固定突起を備えた金属線材１１，１２あ
るいは金属条片のための、金属成形部材に向かつ
て開口された収容みぞ１０を有しており、あるい
は断熱部材３の前記縁範囲に、金属成形部材内に
くい込む固定突起２３を備えた薄板２１が確定さ
れているようにした。

さらに本発明の構成では、断熱部材のみぞ内に
嵌め込まれた線材あるいはひもが、たとえばプラ
スチツクあるいはゴムのようなばね弾性的材料か
ら成つており、かつ線材あるいはひもの横断面が
みぞの横断面より大きくなつている。金属成形部
材と断熱部材を結合するばあい、かつこのために
必要な金属ウエブの変形のばあいに、金属ウエブ
が周知の線材あるいはひもと協働し、線材あるい
はひもが弾性的に変形され、従つて金属ウエブが
戻し力を、互いに結合された部分に及ぼしかつこ
の摩擦接続によつて金属成形部材と断熱部材との
間のせん断強さが高められる。

さらに本発明によれば、断熱部材の収容みぞ
が、加硫化される材料から成るひもを備えてお
り、かつ金属成形部材が金属ウエブの変形によつ
て断熱部材と結合される。さらに結合成形部材は
高温下で行なわれる表面加工が施されており、従
つて丸ひもは加硫化されかつ結合された部材の間
のせん断強さを高めるために付加的な接着が達成
される。

以下に図示の実施例につき本発明を説明する。

第１図及び第２図に示された結合成形部材は金
属成形部材１，２と棒状の断熱部材３とから成
る。断熱部材が長手方向に延びる切欠き部４を有
しており、該切欠き部内に、第２図から判るよう
に金属成形部材１，２と断熱部材３とを結合する
ために金属成形部材１，２におけるみぞウエブ６
の隆起縁５が係合される。

プラスチツクから成る断熱部材３は、形状安定
的であり、かつ隆起縁５が切欠き部４内に係合す
るさいに断熱部材の横断面形状が維持される大き
さの剛性度を有している。第１図及び第２図から
判るように断熱部材はその縁範囲で金属成形部材
のみぞ７によつて受容される。該みぞは一面では
みぞウエブ６によつて、かつ他面では金属成形部
材のみぞウエブ８，９によつて制限される。

断熱部材３の縁範囲にはみぞ１０が形成されて
おり、該みぞは断熱部材の押出成形時に断熱部材
に形成され、従つて断熱部材の全長にわたつて延
びている。みぞ１０は線材１１を収容するために
役立ち、該線材はたとえば軽金属から成つてお
り、しかしやはり軽金属から製造された金属成形
部材より大きい剛性度を有していなければならな
い。断熱部材３のみぞ１０は、金属成形部材のみ
ぞウエブ６の方へ開口している。みぞウエブ６に
向かう側及び反対側において線材１１が固定突起
を備えており、該固定突起は歯あるいは刻み目に
よつて形成されていて、かつみぞウエブ６を第３
図に示された位置から第４図に示された位置に変
形するばあいに、固定突起はみぞウエブ６の材料
内にかつみぞ１０の底内にくい込む。このことに
よつて金属成形部材と断熱部材との間にせん断強
さが高められる。線材１１は横断面が円形の線材
として形成されている。しかし横断面において円
形とは異なる金属条片も使用することができ、あ
るいは第１０図に示すように構成された線材を挿
入することができかつ第９図による横断面を有す
る線材をねじつて構成される。

第１０図に示された線材１２がら旋状に延びる
ら旋部１３を有しており、該ら旋部がみぞ１０か
ら突出する限りでは、このら旋部がみぞウエブ６
の変形時にみぞウエブに係合される。ら旋部１３
はさらに断熱部材３と係合する。

第５図から判るように、断熱部材は、それが金
属成形部材のみぞ７内に沈められる縁範囲におい
て、線材１１，１２を収容するための複数のみぞ
１０を備えている。

第６図及び第７図には、線材を断熱部材のみぞ
内へ嵌込む装置が示されている。断熱部材３は押
出成形部材１５のヘツド１４から流出して次にゲ
ージング区間１６を通過する。ロール１７から線
材１１が引出され、線材はまず案内ローラ１８と
刻み目付けローラ１９とから成つているローラ対
を通過する。

ローラ対を通過するさいに、線材１１は下側に
刻み目を付けられ、次いで断熱部材３に供給され
る。圧着ローラ２０を介して線材１１は断熱部材
のみぞ１０内に導入されるだけでなく、第２の歯
を付けられる。これは圧着ローラ２０の円周に歯
が設けられているからである。第２の歯は線材１
１の第１の歯に対向する側に位置する。

ロール１７から繰出された線材１１は刻み目付
けローラ対を通過することもでき、該刻み目付け
ローラによつて互いに向かい合う２つの側に刻み
目が付けられ、次いで線材は、圧着ローラを介し
て断熱部材の収容みぞ内に導入される。

第１１図及び第１２図による実施例において
は、断熱部材に孔付薄板２１が一緒に押出成形さ
れ、該孔付薄板の貫通孔２２が断熱部材のプラス
チツク材料を充てんされる。孔付薄板２１が縦縁
に歯２３を備えている。孔付薄板２１の剛性は金
属成形部材１，２より大きい。歯２３は、断熱部
材３の側方制限面を越えており、従つて金属成形
部材のみぞウエブ６が変形するばあいに歯は金属
成形部材内にくい込み、かつ断熱部材と金属成形
部材との間の形状接続が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は金属成形部材と断熱部材とを結合する
以前の結合成形部材の横断面図、第２図は第１図
による結合成形部材の使用状態を示す横断面図、
第３図は第１図の個所の拡大図、第４図は第２
図の個所の拡大図、第５図は結合成形部材の変
化実施例の部分横断面図、第６図は断熱部材の製
作する装置を示す概略図、第７図及び第８図は第
６図による装置の部分的横断面図、第９図は線材
の横断面図、第１０図は第９による線材の平面
図、第１１図は結合成形部材の別の実施例を示す
部分横断面図、第１２図は第１１図のXII―XII線に
沿つた断面図である。 １，２……金属成形部材、３……断面部材、４
……切欠き部、５……隆起縁、６……みぞウエ
ブ、７……みぞ、８，９……みぞウエブ、１０…
…みぞ、１１……線材、１２……線材、１３……
ら旋部、１４……ヘツド、１５……押出成形部
材、１６……ゲージング区間、１７……ロール、
１８……案内ローラ、１９……刻み目付けロー
ラ、２０……圧着ローラ、２１……孔付薄板、２
２……貫通孔、２３……歯。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ２つの金属成形部材から成る結合成形部材で
   あつて、前記金属成形部材が間隔を置いて互いに
   保持されていてかつ金属成形部材のみぞ内に嵌め
   込まれた少なくとも１つの断熱部材を介して互い
   に結合されており、このばあい金属成形部材のみ
   ぞウエブが、断熱部材の長手方向で連続して延び
   る断熱部材切欠き部内に塑性変形によつて形状係
   合的に確定されさらに断熱部材が金属成形部材よ
   り摩擦値の高い部材を有している形式のものにお
   いて、前記断熱部材３が、金属成形部材１，２の
   みぞ７によつて収容された縁範囲の内側に、金属
   成形部材内にくい込む固定突起を備えた金属線材
   １１，１２あるいは金属条片のための、金属成形
   部材に向かつて開口された収容みぞ１０を有して
   おり、あるいは断熱部材３の前記縁範囲に、金属
   成形部材内にくい込む固定突起２３を備えた薄板
   ２１が確定されていることを特徴とする結合成形
   部材。 ２ 前記固定突起を備えた線材１１が、所属の軽
   金属成形部材１，２より大きい剛性度の軽金属か
   ら成つている特許請求の範囲第１項記載の結合成
   形部材。 ３ 金属成形部材１，２によつて収容されたそれ
   ぞれの断熱部材３の縁範囲に線材１１，１２のみ
   が設けられており、該線材はみぞ１０の開口側で
   金属成形部材の変形されたみぞウエブ６に支持さ
   れている特許請求の範囲第１項記載の結合成形部
   材。 ４ 金属成形部材１，２のみぞのそれぞれの側方
   及び底に、固定突起を備えた線材１１，１２が配
   属されている特許請求の範囲第１項記載の結合成
   形部材。 ５ 前記固定突起が歯として、あるいは刻み目の
   形状で形成されている特許請求の範囲第１項記載
   の結合成形部材。 ６ 方形線材から成る線材１２が撚りによつて変
   形されており、かつら旋状のら旋部１３を有して
   いる特許請求の範囲第１項記載の結合成形部材。 ７ 断熱部材３の縁範囲に孔付薄板２１が押出成
   形されており、該孔付薄板の縦縁が歯２３を有し
   ている特許請求の範囲第１項記載の結合成形部
   材。 ８ ２つの金属成形部材から成る結合成形部材で
   あつて、前記金属成形部材が間隔を置いて互いに
   保持されていてかつ金属成形部材のみぞ内に嵌め
   込まれた少なくとも１つの断熱部材を介して互い
   に結合されており、このばあい金属成形部材のみ
   ぞウエブが、断熱部材の長手方向で連続して延び
   る断熱部材切欠き部内に塑性変形によつて形状係
   合的に確定されさらに断熱部材が金属成形部材よ
   り摩擦値の高い部材を有している形式のものにお
   いて、前記断熱部材３が、金属成形部材のみぞ７
   によつて収容された縁範囲の内側に、線材あるい
   はばね弾性的な材料から成るひものための、金属
   成形部材に向かつて開口された収容みぞ１０を有
   しており、該線材あるいはひもが、みぞ１０の横
   断面より大きい横断面を有していることを特徴と
   する結合成形部材。 ９ ２つの金属成形部材から成る結合成形部材で
   あつて、前記金属成形部材が間隔を置いて互いに
   保持されていてかつ金属成形部材のみぞ内に嵌め
   込まれた少なくとも１つの断熱部材を介して互い
   に結合されており、このばあい金属成形部材のみ
   ぞウエブが、断熱部材の長手方向で連続して延び
   る断熱部材切欠き部内に塑性変形によつて形状係
   合的に確定されさらに断熱部材が金属成形部材よ
   り摩擦値の高い部材を有している形式のものにお
   いて、前記断熱部材３が、金属成形部材のみぞ７
   によつて収容された縁範囲の内側に、加硫化され
   た材料から成る丸ひものための、金属成形部材に
   向かつて開口された収容みぞ１０を有しており、
   該丸ひもが加硫により断熱部材及び金属成形部材
   と結合されていることを特徴とする結合成形部
   材。