JPS62110725A - 密封容器内の脱酸素方法 - Google Patents
密封容器内の脱酸素方法Info
- Publication number
- JPS62110725A JPS62110725A JP60251502A JP25150285A JPS62110725A JP S62110725 A JPS62110725 A JP S62110725A JP 60251502 A JP60251502 A JP 60251502A JP 25150285 A JP25150285 A JP 25150285A JP S62110725 A JPS62110725 A JP S62110725A
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- JP
- Japan
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- oxygen
- container
- cap
- coating
- enclosed
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は缶ビールや缶ジュース或いは肉や魚の缶詰等の
密封容器内の脱酸素方法に関するものである。
密封容器内の脱酸素方法に関するものである。
[従来の技術]
缶ビールや缶ジュース或いは缶詰等の密封容器は内容物
を外気から遮断することにより、内容物の酸化による劣
化や変質腐敗等を防止して長期保存を可能にするもので
あるが酸化等は外気のみではなく、密封容器内のヘッド
スペース中の空気や内容物に溶存する酸素によっても起
る。このため容器を密封する際にヘッドスペースに窒素
ガスや炭酸ガス等の所謂不活性ガスを注入してこれら不
活性ガスをヘッドスペース内の空気と置換したり或いは
内容物がビールやザイダー等の炭酸飲料の場合には、内
容物に衝撃を与えてビール等の炭酸飲料中の炭酸ガスを
泡立たせてヘッドスペース内の空気を追い出してから密
封する方法が採られている。又その他にも容器に収容さ
れる物によっては、抗酸化剤を使う方法、酸素吸収剤を
使用する方法、真空包装等がある。
を外気から遮断することにより、内容物の酸化による劣
化や変質腐敗等を防止して長期保存を可能にするもので
あるが酸化等は外気のみではなく、密封容器内のヘッド
スペース中の空気や内容物に溶存する酸素によっても起
る。このため容器を密封する際にヘッドスペースに窒素
ガスや炭酸ガス等の所謂不活性ガスを注入してこれら不
活性ガスをヘッドスペース内の空気と置換したり或いは
内容物がビールやザイダー等の炭酸飲料の場合には、内
容物に衝撃を与えてビール等の炭酸飲料中の炭酸ガスを
泡立たせてヘッドスペース内の空気を追い出してから密
封する方法が採られている。又その他にも容器に収容さ
れる物によっては、抗酸化剤を使う方法、酸素吸収剤を
使用する方法、真空包装等がある。
[発明が解決しようとする問題点]
しかし、これらの方法だと容器のヘッドスペース内の空
気(酸素)を成る程度除去することができても内容物に
溶存している酸素までは除去することができず、密封さ
れた容器内に残留した酸素が内容物を酸化させたり、変
質させたりするという問題点があった。
気(酸素)を成る程度除去することができても内容物に
溶存している酸素までは除去することができず、密封さ
れた容器内に残留した酸素が内容物を酸化させたり、変
質させたりするという問題点があった。
[問題点を解決するための手段]
本発明は容器密封後において容器内に残留する酸素を容
器自体に酸素吸収能をもたせて酸素を除去する方法を提
供することにより従来の問題点を解決することができる
ようにし八〇のである3゜即ち、容器を、蓋体を含めて
少なくとも一部若しくは全体を鉄や111元鉛或い(」
マンガン等の酸素と反応しやすい金属で形成し、該容器
の内面を酸素。
器自体に酸素吸収能をもたせて酸素を除去する方法を提
供することにより従来の問題点を解決することができる
ようにし八〇のである3゜即ち、容器を、蓋体を含めて
少なくとも一部若しくは全体を鉄や111元鉛或い(」
マンガン等の酸素と反応しやすい金属で形成し、該容器
の内面を酸素。
水透過性被膜で被覆するしのである。
透過性被膜の素材は公知のものの中から、酸素透過係数
を参考にして、目的に合致するものを一1〜宜選択して
用いればよい。
を参考にして、目的に合致するものを一1〜宜選択して
用いればよい。
[作用]
密封容器内に残留した酸素(ヘッドスペース内の酸素、
内容物に溶イア、シている酸素)は酸素、水透過性被膜
を透過し、同じく該被膜を透過した水分の存在下で、金
属と反応し、つまり酸化反応して除去されることになる
。
内容物に溶イア、シている酸素)は酸素、水透過性被膜
を透過し、同じく該被膜を透過した水分の存在下で、金
属と反応し、つまり酸化反応して除去されることになる
。
[実施例]
常法によりブリキ原板を表面処理した後、その−側面に
酸素透過係数の高い合成樹脂を塗布し熱乾燥させて蓋体
とした。
酸素透過係数の高い合成樹脂を塗布し熱乾燥させて蓋体
とした。
これを処理水350uf2充填した内容積的374m(
2の断面積32cm’の円筒ガラス容器に被せ、ワセリ
ンで密封処理を施して実験容器とした。従ってこの容器
のヘッドスペースは約24mQとなる。
2の断面積32cm’の円筒ガラス容器に被せ、ワセリ
ンで密封処理を施して実験容器とした。従ってこの容器
のヘッドスペースは約24mQとなる。
この実験容器を使用して、その蓋体に塗布する透過膜の
素材や膜厚を変えて本発明の容器の脱酸素能力を判定し
た場合の実験値を以下に記載する。
素材や膜厚を変えて本発明の容器の脱酸素能力を判定し
た場合の実験値を以下に記載する。
酸素量の測定はガスクロマトグラフを用いて、ヘッドス
ペース中の酸素量、処理水に含まれる溶存酸素量をそれ
ぞれ測定してその和を総酸素量とし、実験開始前、即ち
密封直後の総酸素量と本発明によって消費される酸素量
を比較した。
ペース中の酸素量、処理水に含まれる溶存酸素量をそれ
ぞれ測定してその和を総酸素量とし、実験開始前、即ち
密封直後の総酸素量と本発明によって消費される酸素量
を比較した。
4一
実施例1
酸素透過係数6.Ox 10−” am3− crrr
/am2− sec −c*IIgのエポキシフェノー
ル樹脂で、酸素、水透過性被膜8ミクロンの膜厚にした
ものを蓋体して用いた。
/am2− sec −c*IIgのエポキシフェノー
ル樹脂で、酸素、水透過性被膜8ミクロンの膜厚にした
ものを蓋体して用いた。
この密封容器の総残留酸素晴を20℃で24時間経過後
に測定した。その結果を表1に示す。
に測定した。その結果を表1に示す。
又、処理水中への鉄の溶出はなかった。官能評価におい
ても味、香りにも全く変化は認められなかった。
ても味、香りにも全く変化は認められなかった。
実施例2
酸素透過係数4.3X 10−目am” −ati/a
m’−5ec −cIIllgのメラミンアルギツド樹
脂で、酸素、水透過性被膜8ミクロンの膜厚に形成した
ものを蓋体として用いた。実施例1と同様に20℃で2
4時間経過後の残留総酸素量を測定した。その結果を表
1に示す。
m’−5ec −cIIllgのメラミンアルギツド樹
脂で、酸素、水透過性被膜8ミクロンの膜厚に形成した
ものを蓋体として用いた。実施例1と同様に20℃で2
4時間経過後の残留総酸素量を測定した。その結果を表
1に示す。
又、この場合も例!同様処理水中への鉄の溶出はなかっ
た。官能評価でも異常は認められなかった。
た。官能評価でも異常は認められなかった。
実施例3
酸素透過係数2.1.x 10−’cR’ ・cm/c
m” −sec−cxHgのソリコン樹脂で膜厚20ミ
クロンの透過性被膜を形成し蓋体として用いた。消費酸
素の測定を20°Cで30時間経過後に測定した。その
結果を表1に示す。
m” −sec−cxHgのソリコン樹脂で膜厚20ミ
クロンの透過性被膜を形成し蓋体として用いた。消費酸
素の測定を20°Cで30時間経過後に測定した。その
結果を表1に示す。
処理水中に鉄の溶出はなかった。又官能評価においても
異常はなかった。
異常はなかった。
なお上記実施例1〜3において、脱酸素量に差異がでた
のは透過性被膜の酸素や水分の透過性能の差異に起因し
、酸素や水分の透過性能が良く、しかも酸化生成の透過
を確実に阻止することができるものが透過性被膜として
適当であり、上記樹脂の他にオレフィン系樹脂、アクリ
ル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ビ
ニール系樹脂、セルロース系樹脂等が用いられる。
のは透過性被膜の酸素や水分の透過性能の差異に起因し
、酸素や水分の透過性能が良く、しかも酸化生成の透過
を確実に阻止することができるものが透過性被膜として
適当であり、上記樹脂の他にオレフィン系樹脂、アクリ
ル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ビ
ニール系樹脂、セルロース系樹脂等が用いられる。
なお密封容器はガラス瓶やプラスチック容器であっても
よく、これらの場合には王冠やキャップを鉄や亜鉛或は
マンガン等の酸素と反応しやすい金属で形成し、これら
王冠やギャップの内面を酸素、水透過性被膜で被覆すれ
ばよい。
よく、これらの場合には王冠やキャップを鉄や亜鉛或は
マンガン等の酸素と反応しやすい金属で形成し、これら
王冠やギャップの内面を酸素、水透過性被膜で被覆すれ
ばよい。
表1(酸素除去率)
[発明の効果]
以上説明したように本発明は、飲食物や嗜好品等をはじ
めとする酸素の悪影響を受けやすい物品を収容する密封
容器において、蓋体を含めた容器自体を脱酸素機能をも
たせる構成としたので、容器を密封する際にヘッドスペ
ースの空気を完全に除去できず、また内容物に溶存する
酸素があるために密封した容器内に残留しているような
場合でも、残留酸素は金属の酸化のために使用(消費)
され、除去されるので残留酸素に存在が原因で起る内容
物の酸化や変質劣化等を可及的に防止することができる
。
めとする酸素の悪影響を受けやすい物品を収容する密封
容器において、蓋体を含めた容器自体を脱酸素機能をも
たせる構成としたので、容器を密封する際にヘッドスペ
ースの空気を完全に除去できず、また内容物に溶存する
酸素があるために密封した容器内に残留しているような
場合でも、残留酸素は金属の酸化のために使用(消費)
され、除去されるので残留酸素に存在が原因で起る内容
物の酸化や変質劣化等を可及的に防止することができる
。
Claims (1)
- 酸素の悪影響を受けやすい物品を収容する密封容器にお
いて、該密封容器の容器母体および蓋体の少なくとも一
部を鉄や亜鉛或いはマンガン等の酸素と反応しやすい金
属で形成し、該容器の内面を酸素、水透過性被膜で被覆
し、該透過性被膜を透過した酸素、水分で金属素材を酸
化させることにより、密封容器内の酸素を除去すること
を特徴とする密封容器内の脱酸素方法。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60251502A JPS62110725A (ja) | 1985-11-09 | 1985-11-09 | 密封容器内の脱酸素方法 |
CA 522216 CA1295195C (en) | 1985-11-08 | 1986-11-05 | Materials having a deoxidation function and a method of removing oxygen in sealed containers |
EP19860115361 EP0221549B1 (en) | 1985-11-08 | 1986-11-05 | A sealed container comprising a material having a deoxidation function |
DE19863689142 DE3689142T2 (de) | 1985-11-08 | 1986-11-05 | Aus Materialien mit sauerstoffentziehender Wirkung hergestellter Behälter. |
AU64889/86A AU580195B2 (en) | 1985-11-08 | 1986-11-06 | Materials having a deoxidation function and a method of removing oxygen in sealed containers |
US06/927,709 US4740402A (en) | 1985-11-08 | 1986-11-07 | Materials having a deoxidation function and a method of removing oxygen in sealed containers |
US07/184,613 US4877664A (en) | 1985-11-08 | 1988-04-21 | Materials having a deoxidation function and a method of removing oxygen in sealed containers |
AU34774/89A AU603297B2 (en) | 1985-11-08 | 1988-09-01 | Materials having a deoxidation function and a method of removing oxygen in sealed containers |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60251502A JPS62110725A (ja) | 1985-11-09 | 1985-11-09 | 密封容器内の脱酸素方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62110725A true JPS62110725A (ja) | 1987-05-21 |
Family
ID=17223759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60251502A Pending JPS62110725A (ja) | 1985-11-08 | 1985-11-09 | 密封容器内の脱酸素方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62110725A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02308852A (ja) * | 1989-05-23 | 1990-12-21 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 熱成形可能な酸素吸収性樹脂組成物 |
CN110225788A (zh) * | 2017-02-16 | 2019-09-10 | 托普索公司 | 一种从工业气体进料中去除氧气的方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61295396A (ja) * | 1985-06-24 | 1986-12-26 | Nippon Steel Corp | 脱酸素能を有する缶用材料 |
-
1985
- 1985-11-09 JP JP60251502A patent/JPS62110725A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61295396A (ja) * | 1985-06-24 | 1986-12-26 | Nippon Steel Corp | 脱酸素能を有する缶用材料 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02308852A (ja) * | 1989-05-23 | 1990-12-21 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 熱成形可能な酸素吸収性樹脂組成物 |
CN110225788A (zh) * | 2017-02-16 | 2019-09-10 | 托普索公司 | 一种从工业气体进料中去除氧气的方法 |
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